チップスにケバブ風の肉、チーズ、ガーリックソース、チリソースを重ねたオーストラリアのハラルスナックパック
🔪下準備25分
🔥調理30分
🍽️分量4
🌍料理オーストラリア料理
オセアニア

ハラルスナックパックの作り方|豪州屋台飯HSP

24分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: じゃがいもを切って水気を抜く
STEP 11 / 6

じゃがいもを切って水気を抜く

所要時間10分

火は使いません。じゃがいもを1.5cm角の棒状に切り、5分水にさらします。ざるに上げ、キッチンペーパーで表面の水気をしっかり押さえます。表面がぬれていると油が跳ね、外側が早く色づいて中が固く残ります。冷凍ポテトを使う場合は、この工程は省き、袋の霜を軽く落としておきます。

手順2: 肉にスパイスをもみ込む
STEP 22 / 6

肉にスパイスをもみ込む

所要時間8分

火は使いません。鶏もも肉、牛またはラム薄切り肉をボウルに入れ、にんにく、レモン汁、オリーブオイル、クミン、コリアンダー、パプリカ、塩、黒こしょうを加えます。手で1分ほどもみ、粉っぽさがなくなり、油とスパイスが薄いペースト状にまとわり、肉の表面が均一な赤茶色になったら室温に10分置きます。長く置く場合は冷蔵庫に入れ、フライパンに入れる15分前に出します。

手順3: チップスを低めの油で一度揚げる
STEP 33 / 6

チップスを低めの油で一度揚げる

所要時間12分

揚げ油を中火で160から170度Cに温めます。じゃがいもを入れ、泡が細かく出る温度を保ちながら5から6分揚げます。ここでは濃い色をつけず、表面が少し締まり、角が白っぽくなったら網に上げます。油温が高すぎると外だけ硬くなり、ソースを受ける前に芯が残ります。

手順4: 肉を中強火で焼き切る
STEP 44 / 6

肉を中強火で焼き切る

所要時間9分

フライパンを中強火で熱し、油小さじ1を広げます。2cm幅の鶏肉を先に入れ、重ならないよう広げたまま2分触らずに焼き、返してさらに3から4分焼きます。中心温度が75度Cに届いたら取り出します。同じフライパンに5mm幅ほどの牛またはラムを入れ、中強火のまま2から3分焼き、縁が香ばしく色づいたら取り出します。水分が出たら、肉を寄せて汁気を軽く飛ばします。

手順5: 白いソースと赤いソースを分けて用意する
STEP 55 / 6

白いソースと赤いソースを分けて用意する

所要時間5分

火は使いません。ヨーグルト、マヨネーズ、にんにく、レモン汁、塩を混ぜ、だまが消えてなめらかになり、スプーンからゆっくり垂れる濃さにします。チリソースまたはサンバル、バーベキューソースは別の器に入れます。全部を先に混ぜると味が単調になるので、白、赤、茶色のソースを幅2mmほどの線で最後に重ねる前提で置いておきます。

手順6: 二度揚げして、熱いうちに組み立てる
STEP 66 / 6

二度揚げして、熱いうちに組み立てる

所要時間6分

揚げ油を強めの中火で180度Cに上げます。チップスを戻し、2から3分、表面が金色で硬くなるまで揚げます。網に上げてすぐ塩を振り、耐熱皿や紙箱に広げます。ピザ用チーズを散らし、熱い肉をのせます。チーズが溶けにくい場合は、180度Cのトースターで1分だけ温めます。仕上げに白いソース、チリソース、バーベキューソースを細く重ねます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

じゃがいも、鶏肉、薄切り肉、チーズ、ヨーグルト、スパイス、赤いソースを並べた材料

6品目

チップスと具

材料 分量 役割
じゃがいも 700g 皮付きでもよい。メークインなら形が残り、男爵ならほくっとする
揚げ油 鍋底から3cm 二度揚げできる量。米油、菜種油など
小さじ1/2 揚げ上がりに振る
ピザ用チーズ 80g 熱いチップスで溶かす。厳格なハラール対応では原材料を確認
紫玉ねぎ 1/4個 仕上げの香味。普通の玉ねぎなら水にさらす
レタス 2枚 皿の端に添える。チップスの上にのせすぎない

冷凍フライドポテトを使う場合は、太めのストレートカットを600g用意します。細いシューストリングはソースを受ける前にしんなりしやすいので、家庭版HSPでは太めが扱いやすいです。

10品目

ケバブ風の肉

材料 分量 下準備
鶏もも肉 350g 皮を外し、2cm幅の細切り
牛またはラム薄切り肉 250g 5mm幅にざっくり切る
にんにく 1片 すりおろす
レモン汁 大さじ1 肉の重さを切る
オリーブオイル 大さじ1 スパイスをなじませる
クミンパウダー 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ1
パプリカパウダー 小さじ1
小さじ2/3
黒こしょう 小さじ1/3

現地店の回転肉そのものは家庭で再現しにくいので、薄切り肉と鶏肉を合わせて、焼き目と香りで寄せます。チキンだけで作るなら鶏もも肉を650gに増やし、牛またはラムを省いてください。宗教上のハラール対応が必要な場合は、ハラール認証の肉を使い、包丁、まな板、油、フライヤーの共用にも注意します。

7品目

ソース

材料 分量 使い方
プレーンヨーグルト 120g ガーリックソースの土台
マヨネーズ 30g 白いソースにコクを出す
にんにく 1/2片 すりおろす。強い場合は1/3片
レモン汁 小さじ2
小さじ1/4
チリソースまたはサンバル 大さじ2 辛味の赤い線
バーベキューソース 大さじ2 甘みと燻香の線

アレルギー面では、ヨーグルト、マヨネーズ、チーズに乳・卵が関わります。市販のバーベキューソースやチリソースは小麦、魚醤、アルコール由来原料が入ることもあるため、厳格な対応が必要な食卓ではラベルを確認してください。

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📊 栄養情報(1人分)
190
kcal
9.5g
タンパク質
10.5g
脂質
14.5g
炭水化物
1.3g
食物繊維
345mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料|4人分

じゃがいも、鶏肉、薄切り肉、チーズ、ヨーグルト、スパイス、赤いソースを並べた材料

チップスと具

材料 分量 役割
じゃがいも 700 g 皮付きでもよい。メークインなら形が残り、男爵ならほくっとする
揚げ油 鍋底から3cm 二度揚げできる量。米油、菜種油など
小さじ1/2 揚げ上がりに振る
ピザ用チーズ 80 g 熱いチップスで溶かす。厳格なハラール対応では原材料を確認
紫玉ねぎ 1/4 個 仕上げの香味。普通の玉ねぎなら水にさらす
レタス 2 枚 皿の端に添える。チップスの上にのせすぎない

冷凍フライドポテトを使う場合は、太めのストレートカットを600 g用意します。細いシューストリングはソースを受ける前にしんなりしやすいので、家庭版HSPでは太めが扱いやすいです。

ケバブ風の肉

材料 分量 下準備
鶏もも肉 350 g 皮を外し、2cm幅の細切り
牛またはラム薄切り肉 250 g 5mm幅にざっくり切る
にんにく 1 片 すりおろす
レモン汁 大さじ1 肉の重さを切る
オリーブオイル 大さじ1 スパイスをなじませる
クミンパウダー 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ1
パプリカパウダー 小さじ1
小さじ2/3
黒こしょう 小さじ1/3

現地店の回転肉そのものは家庭で再現しにくいので、薄切り肉と鶏肉を合わせて、焼き目と香りで寄せます。チキンだけで作るなら鶏もも肉を650 gに増やし、牛またはラムを省いてください。宗教上のハラール対応が必要な場合は、ハラール認証の肉を使い、包丁、まな板、油、フライヤーの共用にも注意します。

ソース

材料 分量 使い方
プレーンヨーグルト 120 g ガーリックソースの土台
マヨネーズ 30 g 白いソースにコクを出す
にんにく 1/2 片 すりおろす。強い場合は1/3 片
レモン汁 小さじ2
小さじ1/4
チリソースまたはサンバル 大さじ2 辛味の赤い線
バーベキューソース 大さじ2 甘みと燻香の線

アレルギー面では、ヨーグルト、マヨネーズ、チーズに乳・卵が関わります。市販のバーベキューソースやチリソースは小麦、魚醤、アルコール由来原料が入ることもあるため、厳格な対応が必要な食卓ではラベルを確認してください。

深夜の紙箱で完成する、豪州のケバブ店の一皿

チップス、ケバブ風の肉、赤白のソースを重ねたハラルスナックパックを食卓で取り分ける

オーストラリアで「HSP」と呼ばれるハラルスナックパックは、熱いチップスの上にケバブ店の肉をのせ、チーズ、ガーリックソース、チリソース、バーベキューソースを重ねる持ち帰り飯です。きれいに盛り付ける料理というより、紙箱のふたを開けた瞬間に湯気とにんにくの香りが上がり、フォークで端から崩して食べる料理です。

現地の店ではドネルケバブの回転肉を使うことが多いですが、日本の台所では薄切り肉と鶏もも肉で近づけます。守りたいのは、肉の香ばしさ、揚げたてのチップス、白いガーリックソース、赤い辛味の線。この4つがそろうと、ただのフライドポテトの肉のせではなく、オーストラリアのテイクアウェイらしい輪郭が出ます。

現地名

英語名は Halal snack pack。略して HSP と呼ばれます。日本語では「ハラルスナックパック」と書きますが、宗教上のハラール対応として作る場合は、肉、油、調理器具、ソースの原材料まで確認します。家庭で一般食材を使う場合は「ハラルスナックパック風」と考えるのが安全です。

オーストラリアでHSPが広まった理由

HSPは、オーストラリアのケバブ店文化と移民の食文化が重なって広まったファストフードです。英語圏の説明では、チップス、ハラール認証のケバブ肉、ソースを重ねる料理として紹介され、Macquarie Dictionaryでは2016年のPeople's Choice Word of the Yearに選ばれています。言葉として広まった背景には、夜食、持ち帰り、SNS、政治的な話題化まで混ざっています。

日本で作るときに面白いのは、豪州らしさが高級食材ではなく、組み立て方にあることです。じゃがいも、鶏肉、牛薄切り肉、ヨーグルト、マヨネーズは近所で買えます。ただし、肉にクミンとコリアンダーを入れ、チップスを二度揚げにし、ソースを混ぜ込みすぎず線で重ねる。この順番を守ると、現地のケバブ店で食べるような「濃いのに進む」味になります。

南アフリカのギャツビーもチップスと肉を重ねる大きな屋台飯ですが、HSPはパンで挟まず、箱や皿の上でチップスを主役にします。レバノンのシャワルマトルコのケバブを作ったことがある人なら、肉の下味はかなり近い方向で考えられます。

買い出し導線|カード化するのは香りと安全に関わるものだけ

じゃがいも、肉、ヨーグルト、チーズは近所のスーパーで足ります。ここで買い足す価値があるのは、ケバブらしい香りを作るクミン、甘いチリソースだけでは物足りないときの辛味調味料、鶏肉を安心して焼き切るための温度計です。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

クミンはHSPの肉を「ただの焼き肉」からケバブ風へ寄せる中心です。チャプリケバブアゼルバイジャンのルラケバブにも回せるので、肉料理を続けて作るなら使い切りやすいです。

HSPの赤い線は、辛さだけでなく酸味もあるほうが食べ疲れません。サンバルを使う場合は大さじ2を一気にかけず、バーベキューソースと別々に細くかけると味の逃げ場が残ります。

鶏もも肉は色だけで判断しにくいので、初回は中心温度を測ると安心です。チップスを揚げる油温も、温度計があると160度Cと180度Cの差が見え、べちゃっとした仕上がりを避けやすくなります。

日本の台所で寄せる分岐

迷う点 現地寄りにするなら 日本で作りやすくするなら
ハラール認証のチキン、ラム、ビーフを使う 鶏もも肉だけで作る
チップス 太めに切って二度揚げする 太めの冷凍ポテトを高温で焼くか揚げる
ソース ガーリック、チリ、バーベキューを別々にかける ガーリックソースとチリソースの2本でもよい
チーズ 熱いチップスで軽く溶かす 省いてもよい。塩分は少し控える
ハラール対応 認証肉、油、器具、ソース原材料まで確認する 一般食材なら「HSP風」と表記する

HSPの気分を作る一番の近道は、肉より先にチップスの食感を決めることです。肉が多少家庭寄りでも、二度揚げした太いチップスに熱い肉とソースが落ちると、食べる手が止まりにくい一皿になります。反対に、チップスがしんなりしていると、ソースと肉の脂を受け止められず、全体が重くなります。

失敗しやすいところ

失敗 原因 直し方
チップスがべちゃっとする 水気が残る、油温が低い、組み立てが遅い 水気を拭き、160度Cで一度揚げ、180度Cで短く二度揚げする
肉が蒸し焼きになる フライパンが狭い、肉を重ねた 2回に分け、中強火で汁気を飛ばす
しょっぱい チーズ、ソース、肉の塩が重なった 肉の塩を小さじ1/2まで減らし、ソースは別添えにする
にんにくが強すぎる 生にんにくを入れすぎた 1/3片から始め、足りなければ後で足す
ハラールと言い切れない 肉や油、器具、ソースに不明点がある 認証食材と専用器具を使う。一般家庭版はHSP風とする

初回に一番起きやすいのは、肉とチップスの完成時間がずれて、チップスだけ冷めることです。肉を焼き終え、ソースをそろえてから二度揚げに入ると、最後の6分で一気に組み立てられます。テーブルに出す皿や箱も先に置いておくと、熱いチップスを待たせずに済みます。

食べ方、保存、次に作る料理

できたてを、フォークで下のチップスまで刺して食べます。レタスや紫玉ねぎは上に山盛りにせず、皿の端に添えるくらいがHSPらしいです。野菜を多くしたい場合は、別皿のサラダにして、チップスの熱と食感を邪魔しないようにします。

作り置きするなら、チップス、肉、ソースを別々に保存します。組み立てた状態ではチップスが戻りません。肉は粗熱が取れたら2時間以内に冷蔵し、翌日中を目安に食べ切ります。温め直すときは、肉を電子レンジ600Wで1分30秒ほど温め、チップスはトースターで180度C、4から5分温めると戻りやすいです。

同じ買い物で横展開するなら、クミンと薄切り肉はシャワルマへ、サンバルはサンバル代用へ、チップスと肉の組み合わせはギャツビーへつなげやすいです。揚げ物を続けたくない日は、肉だけを焼いてピタパンやごはんにのせると、翌日の昼にも回せます。

FAQ

HSPは本当にハラールですか?

店でのHSPは、ハラール認証の肉を使うことが前提です。ただし家庭で再現する場合は、肉、油、調味料、チーズ、調理器具の共用まで確認しないと、宗教上のハラール対応とは言い切れません。一般的なスーパー食材で作る場合は、ハラルスナックパック風として楽しむのが誠実です。

冷凍フライドポテトでも作れますか?

作れます。太めのストレートカットを選び、袋の表示より少し長めに焼くか、180度Cの油で色よく揚げます。細いポテトはソースでしんなりしやすいので、初回は太めが安定します。

肉はチキンだけでもいいですか?

チキンだけで十分おいしく作れます。鶏もも肉を650gに増やし、中心温度75度Cを目安に焼き切ります。ラムや牛を混ぜると香りは現地寄りになりますが、買い物のしやすさではチキン版が一番です。

チーズなしでも成立しますか?

成立します。チーズを抜くと軽くなる一方、ソースの塩味が直接出やすくなります。チーズなしなら肉の塩を小さじ1/2に減らし、ガーリックソースを少し多めにするとまとまりやすいです。

ソースは混ぜてからかけてもいいですか?

混ぜないほうがHSPらしくなります。白いソース、赤い辛味、バーベキューソースを線で重ねると、フォークを入れる場所によって味が変わります。辛さに弱い人がいる食卓では、チリソースだけ別添えにしてください。

参考にした情報

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ハラルスナックパックの作り方|豪州屋台飯HSP
URL
https://sekaigohan.com/recipes/oceania/australia/halal-snack-pack
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月23日
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