揚げたダルプリを割ると、黄色いチャナダルの詰め物が見えるインドの食卓
🔪下準備55分
🔥調理35分
🍽️分量4
🌍料理インド料理
南アジアレシピ

ダルプリの作り方|豆を包むインドの揚げパン

31分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: チャナダルを洗って浸す
STEP 11 / 7

チャナダルを洗って浸す

所要時間30分

チャナダル180gをボウルに入れ、水を替えながら3回洗います。水が透明に近づいたら、かぶる量のぬるま湯に30分浸します。火は使いません。指でつまむと角が少し丸くなり、表面だけがしっとりしている状態が目安です。長く浸しすぎると煮た時に崩れやすくなるので、一晩置く必要はありません。

手順2: 豆を煮て粗くつぶす
STEP 22 / 7

豆を煮て粗くつぶす

所要時間18分

鍋に水700ml、塩小さじ1/2、浸したチャナダルを入れ、中火で沸かします。沸騰したら弱めの中火に落とし、表面がふつふつ揺れる95℃前後を保って12から15分煮ます。指で押すと割れるが、粒の形は残るところで止めます。ざるに上げて2分置き、水気を切ったら、熱いうちにマッシャーで粗くつぶします。完全なペーストではなく、小さな粒が半分ほど残る状態にしてください。手で軽く握るとまとまり、指でほぐすとぽろぽろ崩れる質感が、包む前の合格ラインです。

手順3: 詰め物を炒めて乾かす
STEP 33 / 7

詰め物を炒めて乾かす

所要時間9分

フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、中火で温めます。油がさらっと動き、クミンシードを入れると周囲に細かい泡が出る170℃前後になったら、クミンを加えて20秒ほど香りを出します。しょうが、にんにく、青唐辛子を加え、焦げそうなら弱火に落として30秒炒めます。つぶした豆、ターメリック、コリアンダーパウダーを入れ、弱めの中火で5分炒めます。木べらで持ち上げた時に、豆が重い塊ではなく、しっとりしたそぼろ状にほぐれれば十分です。火を止め、ガラムマサラ、アムチュール、パクチーを混ぜて冷まします。

手順4: 生地をこねて休ませる
STEP 44 / 7

生地をこねて休ませる

所要時間15分

ボウルにアタ粉240g、薄力粉60g、塩小さじ1/2を入れて混ぜます。サラダ油大さじ1を指先で粉になじませ、ぬるま湯170mlを少しずつ加えます。火は使いません。粉っぽさが消えたら、手の付け根で6分こねます。表面に全粒粉のざらつきが残りつつ、押すとゆっくり戻る硬さが目安です。乾かないように濡れ布巾をかけ、室温で15分休ませます。

手順5: 豆を包んで閉じる
STEP 55 / 7

豆を包んで閉じる

所要時間12分

生地と詰め物を8等分します。生地1個を手で押して直径8cmほどに広げ、中央を少しくぼませます。冷ました詰め物をのせ、縁を持ち上げて上で集め、つまんで閉じます。火は使いません。閉じ目に粉が多いと開きやすいので、指先を軽く湿らせてから閉じ、余った生地の厚い部分は少しつまんでならします。詰め物は生地の重さとほぼ同量まで入りますが、初回は8割量にすると失敗しにくいです。

手順6: 破らずに伸ばす
STEP 66 / 7

破らずに伸ばす

所要時間10分

閉じ目を下にして台へ置き、打ち粉を薄く振ります。まず手のひらでゆっくり押して詰め物を広げ、その後めん棒で直径12から13cm、厚さ4mmほどに伸ばします。この工程では加熱せず、室温20から25℃の台で作業します。めん棒を強く押しつけず、中央から外へ短く転がすと、豆が生地を突き破りにくくなります。仕上がりは、焼き色はまだ付かず、縁だけが厚く残らず、中心から外側までほぼ同じ厚みで、表面に黄色い粒がうっすら透ける状態です。穴が開いたら、粉を少しつけて指で押さえ、早めに揚げます。

手順7: 180℃の油でふくらませる
STEP 77 / 7

180℃の油でふくらませる

所要時間14分

鍋に揚げ油を鍋底から4cm入れ、中火で180℃まで温めます。温度計がない場合は、生地の端を落とすとすぐ細かい泡が出て、2秒ほどで浮く状態です。ダルプリを1枚ずつ入れ、最初の20秒は穴あきお玉でやさしく押さえます。ふくらんできたら返し、片面40から50秒ずつ、全体が濃い黄金色になるまで揚げます。火が強すぎて30秒以内に焦げるなら弱めの中火へ、泡が弱く沈むなら中火へ戻します。油を切り、網の上で2分置いてから食卓へ出します。

ダルプリは、外の生地だけでなく中の豆の水分も蒸気になります。180℃前後だと、表面が固まりながら内部の蒸気でふくらみます。160℃台では油を吸いやすく、190℃を超えると外だけ濃く色づき、豆の香りが立つ前に揚げ終わってしまいます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ダルプリに使うアタ粉、チャナダル、スパイス、油、香味野菜を台所に並べた様子
豆はチャナダルが基本。手に入らない場合は黄えんどう豆や皮なしムングダルで近づける

8枚作る分量です。副菜と合わせれば4人分、ダルプリだけを主役にするなら2から3人分です。揚げたてを食べる料理なので、最初は小さめに作ると包みやすく、油の温度も管理しやすくなります。

13品目

豆の詰め物

材料 分量 代替・備考
チャナダル 180g ひよこ豆の挽き割り。なければ黄えんどう豆、皮なしムングダル
700ml 煮る用。途中で足す場合は熱湯
小さじ1/2 豆を煮る時に入れる
サラダ油 大さじ1 米油、太白ごま油でも可
クミンシード 小さじ1 ホールを使うと香りが立つ
しょうが 15g すりおろし。チューブなら小さじ1
にんにく 1片 すりおろし。省くと軽い味になる
青唐辛子 1本 辛さが苦手なら種を取り、半量にする
ターメリック 小さじ1/3 色と豆の香りを整える
コリアンダーパウダー 小さじ1 豆の甘みを丸くする
ガラムマサラ 小さじ1/2 仕上げの香り
アムチュール 小さじ1/2 なければレモン汁小さじ1を冷ましてから加える
パクチー 10g みじん切り。苦手なら青ねぎ少量
7品目

生地と揚げ油

材料 分量 代替・備考
アタ粉 240g 全粒粉160g+薄力粉80gでも可
薄力粉 60g 生地を伸ばしやすくする。アタ粉だけでも作れる
小さじ1/2 生地用
サラダ油 大さじ1 生地用。ギーなら香りが深くなる
ぬるま湯 170ml 40℃前後。粉の吸水で10ml前後調整
打ち粉 大さじ2 薄力粉またはアタ粉
揚げ油 20cm鍋で約700ml 鍋底から4cm。米油、菜種油、サラダ油
4品目

添えるもの

材料 分量 役割
マンゴーアチャール 小さじ4 油を切る酸味
プレーンヨーグルト 120g 辛さを丸める。乳製品を避けるなら省略
じゃがいものサブジ 1皿 アロゴビや簡単なじゃがいも炒め
甘い粥やキール 小碗4つ 朝食・祝祭寄りの組み合わせにする場合
アレルギーと食事制限

このレシピには小麦が含まれます。乳製品は基本配合では使いませんが、ギーやヨーグルトを添える場合は乳成分が入ります。豆類にアレルギーがある場合は避けてください。揚げ油は高温になるため、鍋の半分以上まで油を入れず、水気を切った材料だけを入れます。

6品目

栄養情報(1人分・2枚分の概算)

栄養素 目安
カロリー 472kcal
たんぱく質 15g
脂質 19g
炭水化物 61g
食物繊維 10g
ナトリウム 760mg

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📊 栄養情報(1人分)
118
kcal
3.8g
タンパク質
4.8g
脂質
15.3g
炭水化物
2.5g
食物繊維
190mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(8 枚分・4人分)

ダルプリに使うアタ粉、チャナダル、スパイス、油、香味野菜を台所に並べた様子
豆はチャナダルが基本。手に入らない場合は黄えんどう豆や皮なしムングダルで近づける

8 枚作る分量です。副菜と合わせれば4人分、ダルプリだけを主役にするなら2から3人分です。揚げたてを食べる料理なので、最初は小さめに作ると包みやすく、油の温度も管理しやすくなります。

豆の詰め物

材料 分量 代替・備考
チャナダル 180 g ひよこ豆の挽き割り。なければ黄えんどう豆、皮なしムングダル
700 ml 煮る用。途中で足す場合は熱湯
小さじ1/2 豆を煮る時に入れる
サラダ油 大さじ1 米油、太白ごま油でも可
クミンシード 小さじ1 ホールを使うと香りが立つ
しょうが 15 g すりおろし。チューブなら小さじ1
にんにく 1 片 すりおろし。省くと軽い味になる
青唐辛子 1 本 辛さが苦手なら種を取り、半量にする
ターメリック 小さじ1/3 色と豆の香りを整える
コリアンダーパウダー 小さじ1 豆の甘みを丸くする
ガラムマサラ 小さじ1/2 仕上げの香り
アムチュール 小さじ1/2 なければレモン汁小さじ1を冷ましてから加える
パクチー 10 g みじん切り。苦手なら青ねぎ少量

生地と揚げ油

材料 分量 代替・備考
アタ粉 240 g 全粒粉160 g+薄力粉80 gでも可
薄力粉 60 g 生地を伸ばしやすくする。アタ粉だけでも作れる
小さじ1/2 生地用
サラダ油 大さじ1 生地用。ギーなら香りが深くなる
ぬるま湯 170 ml 40℃前後。粉の吸水で10 ml前後調整
打ち粉 大さじ2 薄力粉またはアタ粉
揚げ油 20cm鍋で約700 ml 鍋底から4cm。米油、菜種油、サラダ油

添えるもの

材料 分量 役割
マンゴーアチャール 小さじ4 油を切る酸味
プレーンヨーグルト 120 g 辛さを丸める。乳製品を避けるなら省略
じゃがいものサブジ 1皿 アロゴビや簡単なじゃがいも炒め
甘い粥やキール 小碗4つ 朝食・祝祭寄りの組み合わせにする場合
アレルギーと食事制限

このレシピには小麦が含まれます。乳製品は基本配合では使いませんが、ギーやヨーグルトを添える場合は乳成分が入ります。豆類にアレルギーがある場合は避けてください。揚げ油は高温になるため、鍋の半分以上まで油を入れず、水気を切った材料だけを入れます。

栄養情報(1人分・2 枚分の概算)

栄養素 目安
カロリー 472kcal
たんぱく質 15 g
脂質 19 g
炭水化物 61 g
食物繊維 10 g
ナトリウム 760mg

台所に豆と油の香りが立つ、北インドの詰め物プーリー

小さな鍋でチャナダルを煮ていると、台所に豆の甘い香りが立ちます。そこへクミン、しょうが、青唐辛子を合わせ、粗いそぼろのような詰め物にする。ダルプリ(Dalpuri / Dal Puri / दाल पूरी)は、その豆を小麦の生地に包んで揚げる、北インド系の家庭料理です。

名前はそのまま、dal が豆、puri が揚げパンを指します。地域や家庭によって、チャナダル、ムングダル、黄えんどう豆を使い、油でふくらませる小さなプーリーにも、タワで焼く大きなロティにもなります。英語圏では dal bhari puri、masala dal poori、dhalpuri roti など表記が揺れます。

日本の台所で難しいのは、材料探しより水分です。豆を柔らかくしすぎると詰め物がペーストになり、包んだ瞬間に生地が破れます。逆に硬すぎると、伸ばすときに粒が生地を突き破ります。この記事では、北インドの揚げるダルプリを主軸にしつつ、トリニダード・ガイアナ・モーリシャスで広がった薄焼きdhalpuriとの違いも整理します。

揚げたダルプリを手で割り、黄色いチャナダルの詰め物を見せている様子
ダルプリは、豆の詰め物が乾いてほろっとしているほど、揚げたときに軽くふくらむ

ダル・タドカのように豆を煮崩す料理ではなく、サモサのように詰め物を乾かして包む料理です。カレーに添えるパンとしても、朝食の一皿としても使えます。アロゴビチャナマサラの横に置くと、米なしでも満足感のある食卓になります。

表記について

本記事では、料理候補キューの表記に合わせて「ダルプリ」を主表記にします。インドの揚げる版は dal puri、dal bhari puri と呼ばれ、カリブ海の薄焼きロティは dhalpuri、dhalpuri roti、dhalpourie と綴られることがあります。


買い出しで迷う材料

ダルプリで通販を見る価値があるアタ粉、チャナダル、クミンシード、アムチュールを並べた様子
スーパーで揃う油や小麦粉ではなく、アタ粉、豆、酸味のスパイスを見ておくと味が近づく

ダルプリは、油や薄力粉よりも、豆と粉で仕上がりが変わります。チャナダルは新大久保、アメ横、インド食材店、通販で探すのが早い食材です。ただし現時点で手元にない場合は、黄えんどう豆や皮なしムングダルでも練習できます。商品カードにするのは、他のインド料理へ回しやすく、日本の棚で迷いやすいものに絞ります。

アタ粉は、チャパティやプーリーに使う全粒粉です。日本の全粒粉だけでも作れますが、アタ粉は粒子が細かく、こねた時に伸びが出やすいので、包みものの破れを減らせます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

クミンシードは、粉だけでは出ない立ち上がりがあります。油に入れて泡が出た瞬間、豆の詰め物が一気にインド料理らしい香りへ寄ります。ビンディフライダル・タドカにも使えるので、最初のホールスパイスとして無駄になりにくい一本です。

アムチュールは乾燥マンゴー粉です。レモン汁でも酸味は入りますが、粉で入れると詰め物が水っぽくなりません。ダルプリでは「酸味を足す」より「包める乾き方を守る」ために役立ちます。


揚げるダルプリと薄焼きdhalpuriの違い

揚げるダルプリと薄焼きdhalpuri rotiを並べた食卓
左は北インド寄りの揚げるダルプリ、右はカリブ海やモーリシャスで広がった薄焼きのdhalpuri roti

ダルプリを調べると、写真が大きく二つに分かれます。丸くふくらんだ揚げパンと、大きく薄いロティです。どちらも豆を生地に包む料理ですが、食べ方と火入れが違います。

方向性 主な地域・文脈 火入れ 生地 食べ方
揚げる dal puri / dal bhari puri 北インド、家庭の朝食や祝祭 170から180℃の油 アタ粉や小麦粉。小さめに包む アルーサブジ、アチャール、甘いキール
薄焼き dhalpuri roti トリニダード、ガイアナ、モーリシャスなどのインド系移民料理 タワや鋳鉄パンで中強火 小麦粉にベーキングパウダーを入れることが多い カレーを包む、ロティショップのラップ
家庭の中間型 日本の台所で油を控えたい時 フライパンで油少量 この記事の生地を薄めに伸ばす ダルや野菜カレーに添える

カリブ海のdhalpuriでは、黄えんどう豆を煮て、にんにく、唐辛子、ローストクミンと一緒に細かく挽き、タワで片面2分ほど焼く手順がよく見られます。油でふくらませるよりも、薄く大きく伸ばしてカレーを包むためのパンにする感覚です。

この記事の配合で薄焼きにする場合は、揚げる前の生地を直径18から20cmまで伸ばし、油を薄く引いたフライパンを中強火、表面温度190℃前後で熱します。片面90秒ずつ焼き、表面に小さな茶色い斑点が出たら、油を小さじ1/2だけ塗って返します。ふくらみは控えめですが、油の量はかなり減らせます。


日本で代えるなら、何を守るか

ダルプリは家庭料理なので、材料に幅があります。ただし、全部を代えると「豆入り揚げパン」にはなっても、ダルプリらしさは薄くなります。守りたいのは、豆の詰め物が乾いていること、クミンの香り、全粒粉の香ばしさ、揚げた時のふくらみです。

迷うところ 本場寄せ 日本で現実的 仕上がりへの影響
チャナダル、ムングダル 黄えんどう豆、皮なしムングダル 黄えんどう豆は軽く、ムングダルは柔らかい
アタ粉 全粒粉160g+薄力粉140g 香りは浅くなるが包みやすい
酸味 アムチュール レモン汁小さじ1 水分が増えるので冷めてから入れる
香り クミンシード、アジョワン クミンシードだけ クミンだけでも料理の軸は残る
辛さ 青唐辛子 ししとう、鷹の爪少量 香りは変わるが辛さ調整しやすい
揚げ油 菜種油、マスタードオイル少量を混ぜる家庭もある 米油、サラダ油 マスタードオイルは香りが強いので初回は不要

チャナダルが見つからない時、乾燥ひよこ豆をそのまま使うのはおすすめしません。ひよこ豆は粒が大きく、短時間では芯が残ります。使うなら一晩浸してから粗く割る必要があり、家庭では手間が増えます。黄えんどう豆なら粒が小さく、挽き割りのチャナダルに近い扱いができます。

アタ粉がない場合、全粒粉だけで作ると生地が割れやすいことがあります。薄力粉を混ぜると伸びは出ますが、香ばしさが弱くなります。初回は全粒粉160g、薄力粉140gで作り、包めるようになったらアタ粉へ寄せる順番でも構いません。


失敗しやすいところ

乾いたチャナダルの詰め物と、水分が多く生地を破る詰め物の比較
詰め物が湿っていると、生地を伸ばす前に破れやすい。乾いたそぼろ状に戻すのが最優先

詰め物がべたつく

豆を煮すぎたか、水切りが足りない状態です。フライパンを弱めの中火にかけ、油を足さずに2から3分炒め直します。木べらで鍋底をなぞった時に、水分の筋が残らなければ包めます。レモン汁で代用する場合は、必ず詰め物が冷めてから小さじ1だけ加えます。

伸ばすと破れる

詰め物の粒が硬い、生地が薄すぎる、閉じ目が厚すぎる、のどれかです。粒が硬い場合は、次回は煮時間を2分伸ばします。今すぐ直すなら、破れた部分に打ち粉をつけ、手で押さえて小さめに揚げます。油の中で穴が広がると豆が出るので、無理に薄くしない方が安全です。

ふくらまない

油温が低い、または生地が厚すぎます。180℃前後まで待ち、1枚ずつ入れて最初の20秒だけ穴あきお玉でやさしく押さえます。押さえることで表面に油が回り、蒸気が中へたまりやすくなります。揚げる前の生地が冷えすぎているとふくらみが弱いので、冷蔵庫から出したものは室温に15分置きます。

油っぽく重い

160℃台の油で長く揚げた時に起きます。油を切ってから網の上に置き、余熱で2分休ませます。次の1枚は温度を上げ、入れた直後に強い泡が出る状態で揚げます。紙の上に重ねると蒸気が戻って柔らかくなるため、網に立てかけるように置くと軽さが残ります。


食べ方と保存

ダルプリをじゃがいものサブジ、アチャール、ヨーグルト、甘い粥と一緒に出した食卓
ダルプリは揚げたてがいちばん。酸味のあるアチャールと、じゃがいものサブジを添えると食べ進めやすい

揚げたてのダルプリは、手で割ると中から豆の香りが出ます。カレーをどっさりかけるより、じゃがいものサブジやアチャールを少しずつ合わせる方が、詰め物の味が残ります。ライタを添えると、油と辛さが落ち着きます。

インド料理の献立にするなら、チャナマサラアロゴビダル・タドカのどれか一つを合わせるだけで十分です。米料理と合わせたい日は、重いビリヤニより、キチュリのようなやさしい豆粥の横に少量添える方がバランスを取りやすくなります。

保存する場合、揚げたダルプリは完全に冷ましてから1枚ずつキッチンペーパーで挟み、保存袋に入れます。冷蔵で2日、冷凍で2週間が目安です。温め直しは、オーブントースターなら180℃で4から5分、フライパンなら油を引かず弱めの中火で片面1分ずつ。電子レンジだけだと皮が柔らかくなるので、レンジで20秒温めてからトースターで戻す方が食感が戻ります。

詰め物だけを前日に作る場合は、冷蔵で2日まで。使う前にフライパンで弱火2分ほど温め、水分を飛ばしてから冷まします。冷たいまま包むと伸ばしやすい一方、冷蔵庫内の湿気を吸っていることがあるので、表面を必ず確認してください。


よくある質問

Q1. チャナダルではなく赤レンズ豆で作れますか?

作れますが、食感はかなり変わります。赤レンズ豆は早く煮崩れるので、5から6分で止め、ざるに上げた後にフライパンでしっかり乾かします。詰め物は柔らかくなり、ダルプリというより豆ペースト入りの軽いプーリーに近づきます。

Q2. 揚げずに焼けますか?

焼けます。直径18cmほどに薄く伸ばし、油を薄く引いたフライパンを中強火、190℃前後で熱して片面90秒ずつ焼きます。表面に茶色い斑点が出たら返します。カリッとふくらむ揚げ版とは別物ですが、カリブ海のdhalpuri rotiに近い食べ方になります。

Q3. アムチュールは必須ですか?

必須ではありません。レモン汁小さじ1で代用できます。ただしレモン汁は水分なので、炒めたての熱い詰め物に入れるとべたつきます。冷めてから加え、必要なら弱火で1分だけ乾かしてください。

Q4. どれくらい辛くなりますか?

青唐辛子1本で、子どもには少し辛い程度です。辛さを抑えるなら種を取り、半量にします。辛くしたい場合は、チリパウダー小さじ1/4を詰め物に足します。油で揚げると辛さが丸くなるので、仕上がりは炒めた直後より穏やかです。

Q5. 生地を前日に作れますか?

できますが、冷蔵すると硬くなります。油を薄く塗って保存袋に入れ、翌日は室温に30分置いてから使います。冷たいまま伸ばすと割れやすく、詰め物が出やすくなります。時間があるなら、詰め物だけ前日にして、生地は当日にこねる方が扱いやすいです。

Q6. 余った揚げ油はどうしますか?

豆と小麦粉の細かい破片が出るので、完全に冷ましてから濾します。香りが強く残るため、天ぷらや和食には回さず、スパイス炒め、野菜のサブジ、カレーの炒め油に使うと違和感が少なくなります。濁りや焦げ臭さが強い油は再利用しません。

Q7. 何を添えると朝食らしくなりますか?

じゃがいものサブジ、マンゴーアチャール、プレーンヨーグルトが扱いやすい組み合わせです。甘いものを添えるなら、米を牛乳で煮るキールや、薄いチャイが合います。重い肉カレーより、豆と野菜の副菜を少しずつ合わせる方が、揚げた生地の軽さが残ります。


参考にした主な情報

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ダルプリの作り方|豆を包むインドの揚げパン
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-asia/india/dalpuri
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月29日
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