チュニジア系の春野菜煮ムソキ。そら豆、グリーンピース、アーティチョーク、肉、青菜を緑がかった煮汁でまとめた深皿料理
🔪下準備8時間30分
🔥調理1時間35分
🍽️分量4
🌍料理チュニジア系ユダヤ料理・マグレブ料理
アフリカレシピ

ムソキの作り方|チュニジア系の春野菜煮

27分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 豆を戻して下ゆでする
STEP 11 / 4

豆を戻して下ゆでする

所要時間8時間浸水+45分

乾燥ファバビーンズ150gと乾燥ひよこ豆80gを別々のボウルに入れ、それぞれ3倍量以上の水を注ぎ、冷蔵庫で8時間戻します。ざるに上げて洗い、鍋に豆と新しい水1Lを入れ、中火で沸かします。沸騰したら弱火に落とし、45分ほどふつふつ煮て、ファバビーンズの皮がふくらみ、指で押すと中心までやわらかくつぶれる状態にします。冷凍むきそら豆と水煮ひよこ豆を使う日は、この工程は5分の洗いと水切りだけで進めます。

手順2: 肉と香味を焼き付ける
STEP 22 / 4

肉と香味を焼き付ける

所要時間12分

牛肩肉またはラム肩肉350gは3cm角に切り、塩小さじ1/2と黒こしょう小さじ1/4をまぶします。厚手鍋にオリーブオイル大さじ3を入れて中強火で1分温め、肉を重ならないように並べます。片面2分ずつ動かさず焼き、表面に茶色い焼き色がついたら玉ねぎ、にんにく、セロリを加えます。中火に落として5分炒め、玉ねぎが透き通り、鍋底の茶色い旨みが油に溶け始めたら次へ進みます。

手順3: スパイスを油になじませる
STEP 33 / 4

スパイスを油になじませる

所要時間4分

火を弱めの中火にし、ターメリック小さじ1、コリアンダー小さじ2、甘口パプリカ小さじ1、シナモンひとつまみ、ハリッサ小さじ1を加えます。木べらで鍋底をこすりながら3分ほど炒め、粉っぽさが消え、油が赤みのある黄色に変わり、ハリッサの酸味が少し飛んだ香りになったら水または薄い鶏スープ900mlを注ぎます。スパイスを強火で焦がすと苦くなるので、油が泡立つ程度を保ちます。

手順4: 豆と春野菜を煮て仕上げる
STEP 44 / 4

豆と春野菜を煮て仕上げる

所要時間74分

下ゆでした豆を鍋に戻し、強火で一度沸かしてから弱火に落とします。ふたを少しずらし、表面が静かにふつふつする火加減で45分煮ます。肉を箸で押して繊維がほどけ始めたら、にんじん、かぶ、アーティチョークを入れ、弱めの中火で18分煮ます。根菜に竹串がすっと入り、煮汁が具の8割ほどの高さまで下がったら、グリーンピース、ほうれん草、パセリ、パクチーを入れて6分煮ます。青菜がしんなりしてまだ緑色を残すうちに火を止め、砕いたマツァ、ミント、レモン汁を加えて5分休ませます。煮汁はさらさら流れず、スプーンですくうと豆と青菜が一緒にのる濃度が目安です。

豆の下ゆでは高圧15分、自然放置10分が目安です。肉を焼いてスパイスをなじませた後、豆と水750mlを入れて高圧18分、自然放置10分。圧を抜いてから根菜、アーティチョーク、青菜、マツァを普通鍋と同じ順番で加えると、豆はやわらかく、青菜は色を残せます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ムソキは材料数が多く見えますが、考え方は単純です。肉でだしを作り、豆で厚みを出し、青菜とハーブで香りを戻します。初回は「そら豆、グリーンピース、アーティチョーク、青菜」の4種類を守り、ズッキーニやセロリは買える範囲で足すくらいが作りやすいです。

ムソキの材料。そら豆、グリーンピース、ひよこ豆、肉、青菜、アーティチョーク、根菜、ハーブ、スパイスを台に並べた様子
ムソキは豆、春野菜、青菜、肉、ハーブを先にそろえると、煮込みの順番が見えやすい
5品目

豆と肉

材料 分量 代替・備考
乾燥ファバビーンズまたは乾燥そら豆 150g 冷凍むきそら豆なら250g。冷凍の場合は浸水と下ゆで不要
乾燥ひよこ豆 80g 水煮なら正味160g。豆の厚みを出す家庭版の補助。省く場合はそら豆を50g増やす
牛肩肉またはラム肩肉 350g 3cm角。牛すね肉なら煮込みを20分延ばす
小さじ1と1/2 下味と煮汁用を合わせた量
黒こしょう 小さじ1/4 肉の下味用
8品目

春野菜と青菜

材料 分量 代替・備考
冷凍グリーンピース 160g 生のえんどう豆ならさやから出して同量
アーティチョークハート 200g 缶詰または冷凍。水気を切り、半分に切る
ほうれん草またはふだん草 220g 4cm幅。小松菜なら茎を先に入れる
にんじん 1本(約140g) 2cm角
かぶ 2個(約220g) くし形6等分。大根なら250gを2cm角
セロリ 1本(約80g) 1cm幅。葉は刻んで仕上げに回す
玉ねぎ 1個(約200g) 1cm幅の薄切り
にんにく 3片 粗みじん切り
12品目

スパイスと仕上げ

材料 分量 代替・備考
オリーブオイル 大さじ3 肉と香味を焼くため多め
ターメリック 小さじ1 色と土っぽい香り
コリアンダーパウダー 小さじ2 なければクミン小さじ1を混ぜる
甘口パプリカパウダー 小さじ1 辛口なら小さじ1/2
シナモンパウダー ひとつまみ 入れすぎると甘い香りが勝つ
ハリッサ 小さじ1 辛さは食卓で追加する方が調整しやすい
水または薄い鶏スープ 900ml 圧力鍋なら750mlから始める
パセリ 20g みじん切り
パクチー 15g 苦手ならパセリを増やす
ミント 8g 仕上げ用。乾燥ミントなら小さじ1
レモン汁 大さじ1 食べる直前に加える
マツァ 2枚(約60g) なければ薄いクラッカーまたは平たいパン。ペサハ厳格対応は専用品を使う
アレルギーと加熱の注意

マツァや代用クラッカーは小麦を含むことがあります。肉は中心まで十分に火を通し、煮込み後に大きな塊を割って赤い部分が残らないことを確認してください。米国FoodSafety.govは牛肉・羊肉の安全な最低中心温度を145°F(約63℃)と示していますが、煮込みでは温度だけでなく、繊維がほどける柔らかさまで火を入れると食べやすくなります。

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📊 栄養情報(1人分)
128
kcal
7.8g
タンパク質
5.5g
脂質
12.0g
炭水化物
3.3g
食物繊維
280mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

ムソキは材料数が多く見えますが、考え方は単純です。肉でだしを作り、豆で厚みを出し、青菜とハーブで香りを戻します。初回は「そら豆、グリーンピース、アーティチョーク、青菜」の4種類を守り、ズッキーニやセロリは買える範囲で足すくらいが作りやすいです。

ムソキの材料。そら豆、グリーンピース、ひよこ豆、肉、青菜、アーティチョーク、根菜、ハーブ、スパイスを台に並べた様子
ムソキは豆、春野菜、青菜、肉、ハーブを先にそろえると、煮込みの順番が見えやすい

豆と肉

材料 分量 代替・備考
乾燥ファバビーンズまたは乾燥そら豆 150 g 冷凍むきそら豆なら250 g。冷凍の場合は浸水と下ゆで不要
乾燥ひよこ豆 80 g 水煮なら正味160 g。豆の厚みを出す家庭版の補助。省く場合はそら豆を50 g増やす
牛肩肉またはラム肩肉 350 g 3cm角。牛すね肉なら煮込みを20分延ばす
小さじ1と1/2 下味と煮汁用を合わせた量
黒こしょう 小さじ1/4 肉の下味用

春野菜と青菜

材料 分量 代替・備考
冷凍グリーンピース 160 g 生のえんどう豆ならさやから出して同量
アーティチョークハート 200 g 缶詰または冷凍。水気を切り、半分に切る
ほうれん草またはふだん草 220 g 4cm幅。小松菜なら茎を先に入れる
にんじん 1 本(約140 g) 2cm角
かぶ 2 個(約220 g) くし形6等分。大根なら250 gを2cm角
セロリ 1 本(約80 g) 1cm幅。葉は刻んで仕上げに回す
玉ねぎ 1 個(約200 g) 1cm幅の薄切り
にんにく 3 片 粗みじん切り

スパイスと仕上げ

材料 分量 代替・備考
オリーブオイル 大さじ3 肉と香味を焼くため多め
ターメリック 小さじ1 色と土っぽい香り
コリアンダーパウダー 小さじ2 なければクミン小さじ1を混ぜる
甘口パプリカパウダー 小さじ1 辛口なら小さじ1/2
シナモンパウダー ひとつまみ 入れすぎると甘い香りが勝つ
ハリッサ 小さじ1 辛さは食卓で追加する方が調整しやすい
水または薄い鶏スープ 900 ml 圧力鍋なら750 mlから始める
パセリ 20 g みじん切り
パクチー 15 g 苦手ならパセリを増やす
ミント 8 g 仕上げ用。乾燥ミントなら小さじ1
レモン汁 大さじ1 食べる直前に加える
マツァ 2 枚(約60 g) なければ薄いクラッカーまたは平たいパン。ペサハ厳格対応は専用品を使う
アレルギーと加熱の注意

マツァや代用クラッカーは小麦を含むことがあります。肉は中心まで十分に火を通し、煮込み後に大きな塊を割って赤い部分が残らないことを確認してください。米国FoodSafety.govは牛肉・羊肉の安全な最低中心温度を145°F(約63℃)と示していますが、煮込みでは温度だけでなく、繊維がほどける柔らかさまで火を入れると食べやすくなります。

青い豆と香草で、春の鍋が立ち上がる

鍋のふたを少しずらすと、肉の甘い湯気の奥から、そら豆とミント、パセリの青い香りが上がってきます。トマト煮込みの赤さではなく、油とハーブが混ざった緑がかった煮汁。ムソキは、北アフリカの煮込みの中でも、春野菜の量で食卓を押し広げる料理です。

ムソキ(Msoki / M'soki)は、チュニジア系やアルジェリア系のユダヤ家庭で、ペサハの食卓に結びつけて語られる春野菜の煮込みです。英語圏のレシピでは、羊肉または牛肉、そら豆、グリーンピース、アーティチョーク、青菜、ハーブ、マツァを重ねる料理として紹介されます。日本語ではほとんど見かけませんが、作り方そのものは「豆と肉をやわらかく煮て、最後に青い野菜を崩さず入れる」と考えると、家庭の鍋でも再現できます。

同じチュニジア料理でも、卵とトマトのチャクチョウカや、揚げパンのフリカッセとは食べる場面が違います。ムソキは派手な屋台料理ではなく、季節の野菜を刻んで大鍋に入れ、パンやマツァで煮汁まで受け止める家庭料理です。北アフリカの煮込みとしてはハリラタジン、肉と野菜の詰め物文化としてはリビアのマフルムと並べると、豆、香草、煮汁の使い方が見えてきます。

本記事の方針

現地の核は、春の豆、アーティチョーク、青菜、ハーブ、肉、マツァです。日本では生のそら豆やアーティチョークを一年中そろえるのが難しいため、乾燥ファバビーンズ、冷凍そら豆、冷凍グリーンピース、缶詰アーティチョークを使える形に落とします。宗教上のペサハを厳密に守る場合は、マツァや調味料の認証も別途確認してください。

現地らしさを守る線引き

ムソキは、材料を日本で全部そろえることより、春野菜の層を崩さないことが大切です。チュニジアやアルジェリア系の家庭料理として語られる時も、鍋の中には季節の野菜がたっぷり入ります。日本の台所では、輸入食材を追いすぎるより「豆、青菜、香草、マツァで煮汁を受ける」という骨格を守る方が、料理としての印象が近づきます。

守りたい要素 日本での落とし込み 代えすぎると起きること
そら豆とグリーンピース 乾燥ファバビーンズ、冷凍むきそら豆、冷凍グリーンピース 豆がひよこ豆だけになると、春の青い香りが弱くなる
アーティチョークのほろ苦さ 缶詰アーティチョーク。なければかぶ+ズッキーニ 根菜だけだと普通の肉野菜煮に近づく
青菜とハーブ ほうれん草、ふだん草、小松菜、パセリ、パクチー、ミント 青菜を早く入れると茶色くなり、香りが残らない
肉のだし 牛肩肉またはラム肩肉を焼いてから煮る ひき肉や薄切りだけだと煮汁の厚みが出にくい
マツァで受ける煮汁 厳密でない家庭版は薄いクラッカーや平たいパン 鍋に粉を入れてとろみ付けすると別の煮込みになる

カレー粉でまとめると作りやすく見えますが、ムソキの香りはカレーではありません。ターメリックの色、コリアンダーの丸み、少量のハリッサの辛味、最後に入れるミントとレモン。この順番で香りを積むと、スパイスが強すぎない北アフリカの煮込みになります。

買い出しで迷うもの

近所で買いやすいのは、肉、玉ねぎ、にんじん、かぶ、ほうれん草です。迷うのは、ファバビーンズ、北アフリカ寄りのスパイス、そして乾燥豆を短時間でやわらかくする道具です。アーティチョークは輸入食材店や通販の缶詰で十分。ハリッサは少量しか使わないため、初回は本文の代替ペーストでも作れます。

乾燥そら豆は、ムソキらしい豆の香りを出しやすい食材です。冷凍むきそら豆でも作れますが、乾燥豆を一度戻して煮ると、煮汁に豆の甘さが出ます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

スパイスは単品でそろえてもよいのですが、最初の一回はターメリックとコリアンダーを軸に、少量のクミンを足す形で十分です。強いカレー味にしないため、粉は入れすぎず、油で短く香りを出します。

乾燥豆から作る日は、圧力鍋があるとかなり楽になります。普通鍋では豆と肉をそれぞれ見ながら煮ますが、圧力鍋なら下ゆでと煮込みの時間を短くできます。

失敗しやすいところ

ムソキの失敗は、味付けよりも順番で起きます。豆が硬いまま青菜を入れる、スパイスを焦がす、マツァを入れすぎる。この3つで、せっかくの春野菜の香りが重くなります。

煮汁を木べらですくい、濃度を確認している煮込みの鍋
煮汁だけが先に流れるなら薄く、木べらに豆と肉が一緒にのるなら食べやすい濃度に近い
状態 原因 直し方
豆が硬い 浸水不足、下ゆで不足、古い豆 青菜を入れる前に水150mlを足し、弱火で20分延長する
青菜が茶色い 早く入れすぎた、強火で煮た 次回は最後6分にする。今回はミントとレモンで香りを足す
スパイスが苦い 粉を強火で焦がした 水を入れる前の炒めを弱めの中火3分にする。焦げた鍋底はこそげすぎない
水っぽい ふたを閉めすぎた、マツァが少ない ふたを外して中火で5分煮詰め、砕いたマツァ1/2枚を追加する
もったり重い マツァを入れすぎた 湯100mlとレモン汁小さじ1を足し、弱火で3分のばす

マツァはとろみ付けというより、煮汁を食べやすく受け止める役です。鍋に入れすぎると一気に重くなるため、2枚を砕いて入れ、5分休ませてから判断します。皿で食べる時にさらに割って添える方が、家族それぞれで濃度を調整できます。

食べ方と献立

ペサハの文脈ではマツァと一緒に食べられますが、家庭料理として作るなら、平たいパンや軽く焼いたバゲットでも煮汁を受け止められます。ごはんにかけると一気に日本の煮込みになりますが、ムソキらしさを残したい日は、パンかマツァを別皿にして、スプーンで煮汁をすくう食べ方が向きます。

同じチュニジアの食卓に寄せるなら、前菜にチャクチョウカを少量、軽い揚げパンとしてフリカッセを小さく切って添えると、トマト、豆、パンのつながりが見えます。北アフリカ全体で献立を広げるなら、主食にクスクスを少量置くより、ムソキの日はパンで煮汁を直接受ける方が重くなりません。

辛さは鍋全体で強くしない方が食べやすいです。ハリッサを小皿に出し、最初は煮汁の青い香りを食べ、後半に辛味を足すと、豆とハーブの甘さが残ります。レモンは鍋に全量を入れず、皿で少しずつ絞っても構いません。

保存と温め直し

作った当日は、火を止めてから粗熱を取り、2時間以内に浅い保存容器へ移します。肉と豆が入る煮込みなので、冷蔵で2日を目安に食べ切ってください。マツァを多めに入れた状態で保存すると翌日かなり固くなるため、作り置き前提ならマツァは半量だけ鍋に入れ、残りは食べる時に割り入れます。

温め直しは弱火が安全です。鍋に移し、水またはスープを大さじ3加え、ふたをして弱火で6分温めます。中心まで湯気が出たら底から一度だけ混ぜ、中火で1分水分を飛ばします。電子レンジを使う場合は、1人分に水大さじ1を足し、600Wで2分温めてから全体を混ぜ、さらに1分加熱します。

冷凍はできますが、青菜とアーティチョークの食感は少し落ちます。冷凍するならマツァを入れる前の状態で分け、解凍後に温めてからマツァ、ミント、レモンを足してください。豆と肉だけのベースを冷凍しておくと、次回は青菜を足すだけでかなり早く作れます。

よくある質問

冷凍そら豆で作れますか?

作れます。冷凍むきそら豆250gを使う場合、浸水と下ゆでは省き、工程4で下ゆでした豆の代わりに入れます。冷凍そら豆は柔らかいので、45分煮続けると崩れます。肉を45分煮てから、根菜と一緒に入れると形が残ります。

ひよこ豆は必須ですか?

必須ではありません。この記事では、日本で作った時に豆の量と食べ応えを安定させるために少量入れています。春のそら豆が十分にある日は、ひよこ豆を省き、そら豆とグリーンピースを増やす方が軽く仕上がります。

アーティチョークが見つからない場合は?

缶詰や冷凍がない日は、かぶを1個増やし、ズッキーニ1本を2cm厚の半月切りにして後半18分で入れます。アーティチョークのほろ苦さは出ませんが、春野菜の量と煮汁の受け止め方は近づきます。たけのこ水煮を80g足すと食感のアクセントになります。

マツァがないとムソキになりませんか?

ペサハ料理として厳密に作るならマツァが重要です。ただ、日本の家庭で味を知る目的なら、薄い無糖クラッカーや平たいパンで煮汁を受け止めても食べられます。鍋に入れる量は控えめにし、足りなければ皿で割り入れる方が失敗しにくいです。

肉なしで作れますか?

作れますが、煮汁の厚みは弱くなります。肉を省く場合は、オリーブオイルを大さじ1足し、玉ねぎを中火で12分炒めて甘さを出し、水の代わりに野菜ブイヨン900mlを使います。豆を少し増やし、仕上げにレモンとミントを強めると物足りなさが減ります。

前日に作ってもおいしいですか?

豆と肉の部分は前日に作ると味がなじみます。ただし青菜、ミント、レモン、マツァは当日に入れる方がきれいです。前日は工程3まで進めて肉と豆を煮ておき、当日に根菜、アーティチョーク、青菜を加えると、煮込みの深さと春野菜の香りが両立します。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ムソキの作り方|チュニジア系の春野菜煮
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/tunisia/msoki
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月5日
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