鶏肉、青梗菜、もやし、にんじん、椎茸をたれで絡めた中国のローメン
🔪下準備20分
🔥調理15分
🍽️分量2
🌍料理中国料理・広東系麺料理
東アジアレシピ

ローメンの作り方|中国の和え麺

31分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 鶏肉に下味を入れ、たれを合わせる
STEP 11 / 6

鶏肉に下味を入れ、たれを合わせる

所要時間8分

鶏むね肉は7mm幅のそぎ切りにし、しょうゆ、紹興酒、片栗粉、油を揉み込みます。片栗粉の粉気が消え、肉の表面に薄い艶が出たら止めます。別の小碗にしょうゆ、老抽、オイスターソース、砂糖、白こしょう、水、ごま油を合わせ、砂糖の粒が底に残らないところまで混ぜます。ここで味見すると少し濃く感じますが、麺と野菜に絡めるとちょうどよくなります。

手順2: 麺を固めにゆでて水を落とす
STEP 22 / 6

麺を固めにゆでて水を落とす

所要時間9分

鍋に1.5Lの湯を沸かし、強火で麺を入れます。生中華麺なら表示より30秒短く、乾麺なら表示より1分短くゆでます。麺の表面はやわらかく、中心まで完全に柔らかくしない程度でざるに上げ、流水でぬめりを落としてから水をよく落とします。蒸し焼きそば麺なら、熱湯を回しかけてほぐし、ざるで5分置きます。

手順3: 鶏肉と香味野菜に火を入れる
STEP 33 / 6

鶏肉と香味野菜に火を入れる

所要時間5分

中華鍋、または深型フライパンを中強火で1分温め、油大さじ1を入れます。にんにく、生姜を10秒炒め、香りが立ったら鶏肉を広げます。火加減は中強火のまま、肉の表面が白くなり、端に薄い焼き色が付くまで2分から3分炒めます。中心がまだ少し柔らかい段階で次へ進むと、最後に硬くなりにくいです。

手順4: 青梗菜、にんじん、椎茸を炒める
STEP 44 / 6

青梗菜、にんじん、椎茸を炒める

所要時間4分

青梗菜の軸、にんじん、椎茸を加え、中強火で2分炒めます。鍋底が乾きすぎたら水大さじ1を鍋肌から入れ、焦げをゆるめます。青梗菜の軸が少し透き通り、椎茸の縁がしんなりしたら、青梗菜の葉を入れてさらに30秒炒めます。野菜から水が出て鍋底にたまる前に、麺を戻します。

手順5: 麺とたれを入れて吸わせる
STEP 55 / 6

麺とたれを入れて吸わせる

所要時間5分

麺を鍋に戻し、合わせたたれを鍋肌から回し入れます。火加減は中強火のまま、木べらで下からすくい、菜箸で持ち上げるように1分半から2分絡めます。たれが鍋底にほとんど残らず、麺の白い部分が消えたらよい状態です。水分が早く飛びすぎる場合は、水大さじ1を足します。

手順6: もやしとねぎを入れて仕上げる
STEP 66 / 6

もやしとねぎを入れて仕上げる

所要時間3分

もやしとねぎを入れ、強火に上げて60秒から90秒だけ返します。水溶き片栗粉を使う場合は、最後の30秒で鍋肌から細く入れ、すぐに全体を持ち上げます。麺に艶があり、鍋底に液体が残らず、もやしがまだ白く張っているところで火を止めます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
21品目

買い出しの前に

ローメンに使う中華麺、鶏むね肉、青梗菜、もやし、にんじん、椎茸、調味料を並べた材料写真
鶏肉と野菜を先に分けておくと、麺を鍋に戻してから迷わず仕上げられる
材料 分量 メモ
中華卵麺、または細めの生中華麺 220g 乾麺なら140g。蒸し焼きそば麺なら2玉を流水でほぐす
鶏むね肉 180g そぎ切り。鶏もも肉でも可
青梗菜 2株(約180g) 軸と葉を分ける
もやし 120g 仕上げに入れて歯ざわりを残す
にんじん 50g 細切り
生椎茸 3枚 薄切り。しめじでも可
長ねぎ、または青ねぎ 1/2本 斜め薄切り
にんにく 1かけ みじん切り
生姜 1かけ みじん切り
米油、または太白ごま油 大さじ1と1/2 香りの強いごま油だけで炒めない
鶏肉の下味 分量
しょうゆ 小さじ1
紹興酒、または酒 小さじ2
片栗粉 小さじ1
小さじ1
たれ 分量
しょうゆ 大さじ1
老抽、または中国たまりしょうゆ 小さじ2
オイスターソース 大さじ1
砂糖 小さじ1
白こしょう 小さじ1/4
水、または鶏がらスープ 大さじ3
ごま油 小さじ1

片栗粉のとろみを強くしたい場合は、水小さじ2に片栗粉小さじ1/2を溶いた水溶き片栗粉を用意します。麺にたれをまとわせる程度でよく、あんかけにするほど入れません。

小麦、卵、大豆、鶏肉、オイスターソースの原材料に含まれる貝類に注意してください。貝類を避ける場合は、オイスターソースを椎茸だし小さじ2、しょうゆ小さじ1、砂糖小さじ1/2に置き換えます。

4品目

麺を選ぶ時の考え方

理想は黄色い中華卵麺です。生麺なら短くゆで、乾麺なら表示より30秒から1分早く引き上げます。蒸し焼きそば麺を使う時は、袋のまま電子レンジで温めてから流水で油と酸味を軽く落とし、ざるで5分置きます。スパゲッティは歯ざわりが別物になりますが、どうしても中華麺がない時だけ、細めの1.6mmを塩を入れずに固めにゆでます。

買い物かごの前で迷う時は、麺の名前より「鍋であと2分たれを吸えるか」を見ます。すでに柔らかい麺は、たれを入れた瞬間に切れやすい。逆に芯が残りすぎる乾麺は、具材と絡めても別々に感じます。

見つけた麺 下処理 たれの水分
生中華麺・中華卵麺 表示より30秒短くゆで、冷水でぬめりを落とす 水大さじ3でよい
乾燥中華麺 表示より1分短くゆで、ざるで5分置く 水大さじ3から4
蒸し焼きそば麺 電子レンジ600Wで30秒温め、流水で油を軽く流す 水大さじ2に減らす
細めのスパゲッティ 塩を入れず、表示より1分短くゆでる 水大さじ4、老抽は少なめ

蒸し焼きそば麺を使う日は、焦げ目をつけようとしない方がローメンらしくまとまります。焼き目を作りたいなら炒麺へ寄せる。たれを吸わせたいならローメンへ寄せる。この分岐を先に決めると、同じ麺でも仕上がりがぶれません。

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材料表の分量2人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

📊 栄養情報(1人分)
320
kcal
15.5g
タンパク質
9.5g
脂質
42.0g
炭水化物
3.5g
食物繊維
850mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。

鍋の中で麺がたれを吸う、ローメンの気軽さ

熱い中華鍋にゆでた麺を戻し、濃いしょうゆ色のたれを回しかけると、最初は鍋底に小さな水たまりができます。そこから木べらと菜箸で持ち上げるように返していくと、麺の白っぽい部分が少しずつ消え、鶏肉と青梗菜の間に艶が出ます。焼きつけて香ばしさを作る炒麺とは違い、ローメンは「麺にたれを抱かせる」料理です。

ローメン(撈麵 / 捞面 / lo mein)は、中国語の「撈」、つまりすくう、混ぜる、絡めるという動きが名前に残る麺料理です。英語圏の中華料理店では野菜や鶏肉を入れた takeout の定番として知られますが、もともとはゆでた小麦麺を具材やたれと合わせる考え方が軸です。この記事では、鶏むね肉、青梗菜、もやし、にんじん、椎茸で作る家庭版を、日本の台所で失敗しにくい配合に寄せます。

ビャンビャン麺のように麺を打つ楽しさではなく、買ってきた麺をどう扱うかが勝負です。蒸し焼きそば麺でも作れますが、粉末ソースを入れてしまうと別料理になります。老抽の色、オイスターソースの丸み、白こしょうの香り、最後のもやしの歯ざわり。この四つを残すと、日本の材料でもローメンらしい方向へ近づきます。

表記について

繁体字では撈麵、簡体字では捞面、普通話のピンインでは lāo miàn と書かれます。英語圏では lo mein として広まりました。本記事では日本語本文では「ローメン」、現地語名に触れる時だけ撈麵 / 捞面を併記します。

ローメンの背景、炒麺と分かれるやわらかい麺

ローメンを理解する時に、最初に分けたいのが炒麺との違いです。炒麺は名前の通り「炒めた麺」で、麺を鍋肌に当てて香りを作る時間が大事になります。一方でローメンは、ゆでた麺を具材やソースと絡め、たれを吸わせる方向の料理です。Wikipedia の lo mein の説明でも、広東語系の「撈」が混ぜる、すくう動きに関わること、広東式ではゆでた小麦麺をたれと合わせる料理として整理されています。北米の中華料理店では、野菜や肉を入れた濃い色の麺料理として親しまれ、注文してすぐ食べる弁当箱の料理にもなりました。

ただし、ローメンを「アメリカの中華テイクアウトだけの料理」と切ってしまうと、麺の面白さが半分くらい落ちます。Made With Lau では、撈麵が誕生日や結婚式などで長寿や縁起と結びつく麺料理の文脈で語られています。名前の由来にある「撈」という動きは、麺をすくい上げてたれや具と合わせる手つきそのものです。長い麺を切らず、箸で高く持ち上げる感覚は、中国の麺料理全体にある祝いの感覚とつながります。

一方で、家庭のローメンは肩の力を抜いた料理でもあります。大皿に盛って親族で分ける日もあれば、冷蔵庫の青菜、きのこ、肉をまとめて夕飯にする日もある。The Woks of Life は野菜をかなり自由に入れ替えられる料理として扱い、Omnivore's Cookbook は濃い色を作る老抽と、歯ざわりを残す野菜の切り方を重視しています。ここから日本の台所へ持ち帰るなら、具材名を完全に合わせるより、麺をゆですぎないこと、たれを先に合わせておくこと、最後に持ち上げながら絡めることの方が大事です。

名前の違いは、鍋の前での判断にもそのまま出ます。焼きそばの癖で麺を押しつけると、ローメンはすぐ重くなります。逆に、たれが底に残っているうちに火を止めると、上の麺は薄く、下の麺だけが塩辛い。混ぜる料理と言っても、箸でぐるぐる回すより、木べらで下からすくい、菜箸で麺をほどくように持ち上げる方が向いています。麺の表面にたれがまとわり、鍋底の液体が線のように消えていくところが、ローメンの止めどころです。

鍋の前で見る点 ローメンで優先すること 炒麺で優先すること
名前に残る動き 麺をすくい上げてたれと具を絡める 麺を鍋肌へ当てて炒める
麺の状態 少し固めにゆで、鍋でたれを吸わせる 表面の水分を飛ばして香りを作る
たれの役割 老抽とオイスターソースを麺全体へ薄くまとわせる 油と高温で具材の香りを立てる
失敗の見分け方 鍋底にたれが残る、麺が切れる、具だけ濃い 水っぽい、焼き色が付かない、麺が蒸れる

北米の中華料理店で広まったローメンは、店の段取りにも合っていました。麺を先にゆで、野菜や肉を短く炒め、注文ごとにたれで合わせる。焼きつけを主役にする炒麺より、火力の低い家庭コンロでも再現しやすいのはこのためです。弁当箱に入っても食べやすく、翌日に温め直しても破綻しにくい。そこが、宴席の縁起麺と日常のテイクアウト麺が同じ名前でつながる面白いところです。

地域差もあります。広東系ではゆでた麺に具やたれを絡める感覚が前に出ますが、北米の中華料理店では移民先の食材や店ごとの段取りに合わせ、野菜を多く入れた濃い色の一皿として広まりました。Serious Eats の中華卵麺ガイドでは、ローメン用の太めの麺は濃いソースに向き、温め直しても扱いやすい種類として整理されています。ここは日本の家庭でも助かるところで、昼にゆでた麺を夕飯に戻す、前日の残りをフライパンでほぐす、という現実に合います。

現地の作り方をそのまま移す時に困るのは麺です。中国系スーパーなら lo mein noodles や fresh egg noodles が見つかりますが、日本の普通のスーパーでは蒸し焼きそば麺、生中華麺、乾燥中華麺、時にはスパゲッティまで候補に入ります。本記事では、細めの中華卵麺を第一候補にしつつ、蒸し焼きそば麺なら洗ってほぐす、乾麺なら少し固めにゆでる、スパゲッティは最後の代替として扱う、という線引きにします。香りの核は麺そのものより、老抽とオイスターソースを少量ずつ使った濃いめのたれです。麺を本場品に寄せられない日でも、色、甘み、白こしょう、最後のもやしの張りを残せば、ローメンとして食卓に出せます。

買い出しで迷う麺、老抽、中華鍋

乾麺、老抽、オイスターソース、紹興酒、中華鍋を台所に置いた買い出し写真
近所で買える野菜より、麺と老抽と鍋の広さがローメンの仕上がりを左右する

近所のスーパーで買いやすい鶏肉、青梗菜、もやしは材料表に留めます。通販で見る価値があるのは、細い中華麺に近い乾麺、色と香りを整える老抽、そして麺を持ち上げながら返せる鍋です。ローメンは炒麺ほど麺を焼きつけませんが、鍋が狭いとたれが底に残り、麺が重なって蒸れます。

中華卵麺が見つからない時、パンシット・カントン用の乾麺は、蒸し焼きそば麺より水分を調整しやすい選択肢です。ローメン専用ではありませんが、細い乾麺を固めにゆでてたれを吸わせる練習に向きます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

老抽は、少量で濃い茶色とカラメルのような丸みを足します。普通のしょうゆだけで作ると塩気が先に立ちやすく、ローメンらしい見た目にもなりにくいです。チャー・クイティオパンシット・カントンにも回せます。

ローメンはたれを吸わせる料理なので、深型フライパンでも作れます。ただ、二人分の麺を一気に返すなら、鍋底の広さは大きな差になります。麺を持ち上げる余白がない鍋では、たれが底に残り、麺の外側だけが濃くなります。

日本で寄せる材料の線引き

ローメンを日本で作る時は、全部を本場の材料にそろえるより、味の芯を守る方がうまくいきます。守りたいのは、細めの麺、濃いしょうゆ色、軽い甘み、白こしょうの香り、最後の青菜ともやしです。反対に、肉の種類やきのこは変えても料理の方向は崩れにくいです。

買い出しで迷う順番は、麺、色、鍋の広さです。青梗菜がなければ小松菜、椎茸がなければしめじで十分ですが、麺が最初から柔らかすぎると、たれを吸わせる余地が残りません。スーパーの蒸し焼きそば麺を使う日は、袋を開けてそのまま鍋に入れるのではなく、軽く温めてほぐし、油と酸味を流してから使うと、粉末ソースの記憶から少し離れます。乾麺を選べる店なら、少し細めで、ゆでた後にざるへ広げても切れにくいものが向きます。

老抽は、塩分を足すためではなく、麺に濃い色と丸い香りを薄くまとわせるための調味料です。普通のしょうゆを増やして色を寄せようとすると、麺より先に塩気が立ちます。ない日は無理に買わなくても作れますが、その場合は「薄い色の家庭ローメン」と割り切り、白こしょうとオイスターソースをきちんと効かせる方が食べやすい。逆に一度買うなら、炒麺、チャー・クイティオ、煮込みの色付けにも回せるので、瓶を使い切る道筋が見えます。

鍋は本格感より作業面積です。中華鍋があれば気分も出ますが、二人分の麺を底で押し固めるくらいなら、広い深型フライパンの方が失敗しにくい日もあります。ローメンは麺を焼き固める料理ではないので、家庭コンロでも作れます。ただし、麺を持ち上げる空間がないと、上の麺は薄味、底の麺は塩辛いという分かれ方になります。鍋を変えられない日は、一人分ずつ仕上げる方が、味も食感も安定します。

迷う材料 近づける選択 避けたい選択
中華卵麺、生中華麺、乾燥中華麺 粉末ソース付き焼きそば麺をそのまま使う
老抽 ダークソイソース、中国たまりしょうゆ 普通のしょうゆを大量に増やす
オイスターソース 少量使う。貝類を避けるなら椎茸だしで補う 中濃ソース、焼肉のたれ
紹興酒 酒で代用可 みりんを同量入れる
野菜 青梗菜、小松菜、キャベツ、もやし 水分の多いレタスを早く入れる
中華鍋、深型フライパン 小さいフライパンで二人分を押し込む

老抽がない時は、しょうゆ大さじ1をそのままにして、砂糖を小さじ1/2だけ増やします。色は薄くなりますが、塩辛さを避けられます。焼きそば麺を使う時は、付属ソースは使わず、麺を流水で軽くほぐしてから水気を切ります。麺の酸味が気になる場合は、熱湯をかけて30秒置くと穏やかになります。

失敗しやすいところと直し方

艶よくほぐれたローメンと、鍋底にたれが残って重くなった麺を比べた失敗対策写真
ローメンの失敗は、麺の水分とたれの残り方を見ると直しやすい
状態 原因 直し方
麺が固まる ゆでた後に水気を切らず、表面がぬめったまま 流水でぬめりを落とし、油小さじ1を絡めてから鍋へ戻す
水っぽい 野菜を長く炒めすぎた、鍋が狭い 野菜を一度取り出し、麺とたれを先に絡めてから戻す
塩辛い 老抽をしょうゆ感覚で増やした 老抽は小さじ単位。足すなら色、塩気は普通のしょうゆで調整しない
色が薄い 老抽がない、たれが麺に絡む前に火を止めた 火を中強火に戻し、30秒だけ持ち上げながら絡める
鶏肉が硬い 最初に火を入れすぎた 表面が白くなった段階で野菜へ進み、最後に余熱で仕上げる
もやしがしんなりする 早く入れすぎた 最後の1分だけ入れ、余熱でも火が入る前提で止める

ローメンは、鍋底にたれが少し残るうちはまだ途中です。ただし、完全に乾くまで炒めると炒麺に寄っていきます。麺を持ち上げた時に光り、鍋底に液体が流れない程度が目安です。

食卓で合わせる料理と保存

大皿に盛った鶏肉入りローメンを取り分ける食卓写真
大皿で出す時は、きゅうりの浅漬けや酸味のある副菜を添えると重くならない

ローメンは一皿で食事になりますが、油としょうゆの味が続くので、食卓では酸味か汁物を添えると食べやすくなります。きゅうりの甘酢和え、トマトと卵のスープ、青菜のにんにく炒めが合います。精進料理寄りの副菜にしたい時は、野菜を多く使う羅漢齋の考え方が参考になります。

辛い皿と並べるなら、ローメンのたれは少し薄めにします。麻婆豆腐のように豆板醤と花椒が強い料理を横に置く日は、ローメンの老抽を小さじ1に減らし、もやしを50g増やすと食卓が重くなりません。逆に、ローメンを主役にする日は、酸味のあるきゅうり、卵スープ、冷たい豆腐くらいで十分です。

大皿で出す時は、鍋からそのまま盛らず、先に麺を少しほぐしてから中央を高くします。底にたれが残っている場合は、大皿へ全部流し込まず、麺を先に移してから必要な分だけ回しかけます。北米の中華テイクアウトのように箱の中で混ざった麺も魅力がありますが、家庭で食べるなら、もやしの張りと青菜の色が残っているうちに取り分けた方が、二口目以降も重くなりません。

献立を中国料理だけで固める必要はありません。酸味のあるきゅうり、わかめスープ、冷やしトマトのような日本の台所にある副菜でも、ローメンのしょうゆだれは受け止められます。小麦麺の食べ比べをするなら、手打ちの力強さが出るビャンビャン麺、焼き香を作る炒麺、辛い油を主役にする水煮牛肉と並べて考えると、ローメンの柔らかさが見えやすくなります。

作り置きする場合は、熱いうちに深い容器へ詰めず、バットや皿に広げて10分ほど粗熱を取ります。冷蔵で翌日までが目安です。温め直す時は、フライパンに油小さじ1と水大さじ1を入れ、中火でほぐしてから強火で30秒返します。電子レンジだけで温めると、端は乾き、中心は重くなりやすいです。

冷凍はおすすめしません。麺の表面が割れ、もやしと青梗菜から水が出ます。どうしても残すなら、麺と具を小分けにして冷蔵し、翌日の昼に食べ切る方が味は保ちやすいです。

よくある質問

ローメンと炒麺は何が違いますか?

炒麺は麺を鍋肌で炒め、焼きつけた香りを作る料理です。ローメンは、ゆでた麺を具材とたれに絡め、麺に味を吸わせる料理です。英語圏では店や地域によって使い方が揺れますが、家庭で作る時は「焼きつけるか、絡めるか」で分けると判断しやすいです。

焼きそば麺で作れますか?

作れます。ただし付属ソースは使いません。袋のまま少し温め、流水か熱湯でほぐし、ざるで水気を切ってから使います。麺が太くてやわらかい場合は、たれの水を大さじ2に減らしてください。

老抽がないと作れませんか?

作れますが、色と丸みは弱くなります。普通のしょうゆを増やすと塩辛くなるので、しょうゆ量は変えず、砂糖を少し増やして補います。ローメン、炒麺、チャー・クイティオを何度か作るなら、老抽は一本あると使い回しやすい調味料です。

鶏肉なしの野菜ローメンにできますか?

できます。鶏肉を抜く場合は、椎茸を5枚に増やし、厚揚げ120gを短冊に切って焼きつけると食べ応えが出ます。たれはそのままでよいですが、塩気が強く感じる場合は水を大さじ1足してください。

たれだけ先に作れますか?

作れます。しょうゆ、老抽、オイスターソース、砂糖、白こしょう、水、ごま油を混ぜ、冷蔵で2日を目安に使います。使う直前に底をよく混ぜてください。砂糖とオイスターソースが沈んだままだと、最初は薄く、最後だけ濃い味になります。にんにくと生姜は香りが強く出るので、たれには入れず、鍋で炒める時に加える方がきれいです。

お弁当に入れられますか?

当日中に食べるなら入れられますが、もやしは水が出やすいので少なめにします。朝作る場合は、麺を少し固め、たれの水を大さじ2に減らし、弁当箱へ詰める前に浅い皿でしっかり冷まします。前夜の残りをそのまま詰めるより、フライパンで中火2分ほど温め直し、余分な水分を飛ばしてから冷ます方がべたつきにくいです。

麺がべたついた時はどうしますか?

鍋に油小さじ1を足し、中火で麺をほぐします。水を足すと一時的にはほぐれますが、冷めると重くなります。すでに塩辛い場合は、炒めた青梗菜やもやしを追加して、たれを分散させる方が直しやすいです。

主な参考リンク

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