肉とじゃがいも、なす、ズッキーニを赤いソースで焼いた北マケドニア料理トゥルリ・タヴァ
🔪下準備25分
🔥調理65分
🍽️分量4
🌍料理北マケドニア料理
東欧・コーカサスレシピ

トゥルリ・タヴァの作り方|北マケドニアの重ね焼き

28分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 肉と野菜を大きめに切る
STEP 11 / 7

肉と野菜を大きめに切る

所要時間15分

豚肩ロースは3cm角に切り、塩小さじ1、黒こしょう小さじ1/2をまぶして10分置きます。じゃがいもは皮をむいて3cm角、なすとズッキーニは1.5cm厚の半月切り、赤パプリカは3cm幅の乱切り、にんじんは1cm厚の半月切り、オクラはヘタを落として斜め半分にします。玉ねぎは1cm幅、にんにくは粗みじん切り、トマトは2cm角です。細かく刻むと焼いている間に崩れて水っぽくなるので、皿に入れる前から「煮込み野菜」ではなく「焼き野菜」の大きさにしておきます。

手順2: 肉に焼き目をつける
STEP 22 / 7

肉に焼き目をつける

所要時間8分

厚手のフライパンに油大さじ2を入れ、中強火で1分30秒予熱します。豚肉を一度に全部入れず、2回に分けて並べ、片面2分ずつ焼きます。中まで完全に火を通す必要はありません。表面に濃い茶色の焼き色がつき、フライパンの底に焦げではなく茶色い旨みが残る状態が目安です。焼けた肉は皿へ出します。火が弱いと肉汁が出て煮えたようになるので、並べたら触りすぎないでください。

手順3: 赤いソースを煮詰める
STEP 33 / 7

赤いソースを煮詰める

所要時間10分

同じフライパンの火を中火に落とし、油大さじ1、玉ねぎ、赤パプリカの半量を入れて5分炒めます。玉ねぎが透き通り、鍋底の茶色い旨みが野菜の水分でゆるんできたら、にんにく、トマトペースト、甘口パプリカ、スモークパプリカを入れて弱火で30秒炒めます。焦げると苦くなるので、粉を入れたら火を弱めます。トマト、アイバル、水150ml、ローリエ、塩小さじ1/2を加え、中火で4分から5分ふつふつ煮ます。へらで引いた跡が一瞬残り、赤い油が少し浮く程度まで煮詰めます。

手順4: 耐熱皿へ重ねる
STEP 44 / 7

耐熱皿へ重ねる

所要時間7分

オーブンを190度に予熱します。耐熱皿の底にソースを薄く敷き、じゃがいもとにんじんを下へ置きます。焼いた肉、なす、ズッキーニ、オクラ、残りの赤パプリカを上に重ね、残りのソースを全体へ回しかけます。具材は完全にソースへ沈めず、上面に野菜と肉が少し見える状態にします。この段階の目安は、皿底の汁気が3mmから5mmほど薄く見え、具材の半分以上が液体から出ていることです。皿の八分目を超えると焼いている間に汁があふれるので、入りきらない場合は小さい皿へ分けます。

手順5: ふたをして蒸し焼きにする
STEP 55 / 7

ふたをして蒸し焼きにする

所要時間35分

耐熱皿をアルミホイルでぴったり覆い、190度のオーブンで35分焼きます。陶器のふたがある場合も、すき間が大きければアルミホイルを併用します。目安は、皿の縁から赤いソースがふつふつ上がり、じゃがいもに竹串を刺すと中心で少し抵抗が残る状態です。この段階では表面に焼き色がなくても正常です。前半でふたを外すと、上だけ乾き、下のじゃがいもが固く残りやすくなります。

手順6: ふたを外して焼き締める
STEP 66 / 7

ふたを外して焼き締める

所要時間18分から22分

アルミホイルを外し、オーブンを200度に上げて18分から22分焼きます。皿の縁のソースが濃くなり、じゃがいもの角が軽く色づき、なすが少し崩れて赤い油が表面ににじむ状態が目安です。肉の中心温度が不安な場合は、厚い肉を選んで75度以上を確認します。焼き上がりで汁が皿底に多く残る場合は、220度で5分だけ追加します。焦げそうなら皿を下段へ移し、上面だけを守ります。

手順7: 休ませてから盛る
STEP 77 / 7

休ませてから盛る

所要時間10分

焼き上がったらオーブンから出し、アルミホイルを軽くかぶせて10分休ませます。休ませる間にソースが落ち着き、じゃがいもと肉の周りへ戻ります。すぐに深く混ぜると野菜が崩れるので、木べらで皿の端から大きくすくって盛ります。仕上げに5mm幅ほどに粗く刻んだパセリを散らし、パン、きゅうりとトマトのサラダ、プレーンヨーグルトを添えます。皿の中でソースがゆっくり動き、白い水分が分離していなければ成功です。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
20品目

材料

豚肩ロース、じゃがいも、なす、ズッキーニ、パプリカ、トマト、オクラ、パプリカ粉を並べた材料
野菜は細かく切らず、大きめにそろえる。焼いている間に水分が出るので、最初から汁を多くしない

この分量は、主菜として4人分です。耐熱皿は20cm角なら深め、楕円や長方形なら22cmから28cm前後が作りやすいです。浅すぎる皿だと途中で汁があふれ、深すぎる皿だと上面が焼き締まりにくくなります。

材料 分量 日本での選び方
豚肩ロースブロック 500g 3cm角。豚バラは脂が多く、薄切り肉は焼き皿で存在感が消えやすい
小さじ1と1/2、約9g 肉用小さじ1、野菜とソース用小さじ1/2に分ける
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
じゃがいも 400g メークイン寄りが崩れにくい。男爵なら大きめに切る
なす 2本、約180g 皮ごと使う
ズッキーニ 1本、約160g 太いものは縦半分にして半月切り
赤パプリカ 1個、約160g ピーマン2個を混ぜてもよい
にんじん 1本、約150g 1cm厚の半月切り
オクラ 8本、約80g 入れると粘りでソースがまとまりやすい
玉ねぎ 1個、約180g 1cm幅の薄切り
にんにく 2片、約10g 粗みじん切り
トマト 2個、約350g 季節外れはカットトマト缶200gで代用
トマトペースト 大さじ1 色と酸味の芯を作る
アイバル 大さじ2 パプリカの甘みを補う。ない場合は下の代替を使う
甘口パプリカパウダー 小さじ2 辛口ではなく甘口を使う
スモークパプリカ 小さじ1/2 香りの補助。入れすぎない
ローリエ 1枚 香りが強すぎるものは半分
オリーブ油またはひまわり油 大さじ3 肉を焼く用大さじ2、ソース用大さじ1
150ml 皿底に薄く回る量で止める
パセリ 8g 仕上げ。小口ではなく粗く刻む
アレルギーと食中毒の注意

このレシピは豚肉を使います。豚肉は中心まで火を通し、心配な場合は温度計で中心75度以上を確認してください。市販のアイバルやトマトペーストは、商品によって小麦、ナッツ、乳成分を同じ工場で扱う場合があります。アレルギーがある場合は表示を確認してください。

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📊 栄養情報(1人分)
130
kcal
7.8g
タンパク質
7.5g
脂質
9.5g
炭水化物
2.0g
食物繊維
215mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料 4人分

豚肩ロース、じゃがいも、なす、ズッキーニ、パプリカ、トマト、オクラ、パプリカ粉を並べた材料
野菜は細かく切らず、大きめにそろえる。焼いている間に水分が出るので、最初から汁を多くしない

この分量は、主菜として4人分です。耐熱皿は20cm角なら深め、楕円や長方形なら22cmから28cm前後が作りやすいです。浅すぎる皿だと途中で汁があふれ、深すぎる皿だと上面が焼き締まりにくくなります。

材料 分量 日本での選び方
豚肩ロースブロック 500 g 3cm角。豚バラは脂が多く、薄切り肉は焼き皿で存在感が消えやすい
小さじ1と1/2、約9 g 肉用小さじ1、野菜とソース用小さじ1/2に分ける
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
じゃがいも 400 g メークイン寄りが崩れにくい。男爵なら大きめに切る
なす 2 本、約180 g 皮ごと使う
ズッキーニ 1 本、約160 g 太いものは縦半分にして半月切り
赤パプリカ 1 個、約160 g ピーマン2 個を混ぜてもよい
にんじん 1 本、約150 g 1cm厚の半月切り
オクラ 8 本、約80 g 入れると粘りでソースがまとまりやすい
玉ねぎ 1 個、約180 g 1cm幅の薄切り
にんにく 2 片、約10 g 粗みじん切り
トマト 2 個、約350 g 季節外れはカットトマト缶200 gで代用
トマトペースト 大さじ1 色と酸味の芯を作る
アイバル 大さじ2 パプリカの甘みを補う。ない場合は下の代替を使う
甘口パプリカパウダー 小さじ2 辛口ではなく甘口を使う
スモークパプリカ 小さじ1/2 香りの補助。入れすぎない
ローリエ 1 枚 香りが強すぎるものは半分
オリーブ油またはひまわり油 大さじ3 肉を焼く用大さじ2、ソース用大さじ1
150 ml 皿底に薄く回る量で止める
パセリ 8 g 仕上げ。小口ではなく粗く刻む
アレルギーと食中毒の注意

このレシピは豚肉を使います。豚肉は中心まで火を通し、心配な場合は温度計で中心75度以上を確認してください。市販のアイバルやトマトペーストは、商品によって小麦、ナッツ、乳成分を同じ工場で扱う場合があります。アレルギーがある場合は表示を確認してください。

オーブンの奥で、肉と野菜が同じ鍋になる

日曜日の午後、じゃがいもを大きめに切り、なすとズッキーニを皮ごとごろっと置くと、まな板の上が急に市場の箱のようになります。そこへ焼き目をつけた豚肩ロースと赤いパプリカのソースを重ね、耐熱皿ごとオーブンへ入れる。しばらくして台所に戻ると、トマトの酸味が丸くなり、肉の脂が野菜の角へ染みて、鍋を開ける前から食卓の支度が始まっています。

焼き上がったトゥルリ・タヴァを皿へ取り分け、パンとサラダを添えた食卓
トゥルリ・タヴァはソースをパンで受けながら食べると、肉と野菜の甘みが残らない

トゥルリ・タヴァ(Turli Tava / Турли тава)は、北マケドニアをはじめとするバルカン周辺で食べられる、肉と季節野菜のオーブン焼きです。tava は鍋や焼き皿の意味で、料理名は「いろいろ入ったタヴァ」と覚えると入りやすいです。肉は豚、牛、子羊、鶏など家庭や店で変わり、野菜もじゃがいも、なす、ズッキーニ、パプリカ、トマト、オクラ、にんじんなど、その季節のものを大きめに入れます。

日本で作るときの難所は、味ではなく水分です。なす、ズッキーニ、トマトを同じ皿に入れるので、何も考えずに焼くと「焼き野菜の煮汁」になりやすい。この記事では、肉を先に焼く、ソースを少し煮詰める、最初はふたをして中まで火を入れ、最後はふたを外して焼き締める、という順で作ります。土鍋や現地の陶器がなくても、20cmから28cm前後の耐熱皿と家庭用オーブンで、食卓に出せる濃さまで持っていけます。

似た台所の流れを先に知りたい場合は、北マケドニアの豆料理タヴチェ・グラヴチェを見ると、タヴァで焼き締める感覚がつかみやすいです。肉の焼き目を赤いソースへ移す方向なら、セルビアのムチカリツァも近い料理です。

トゥルリ・タヴァの「正解」は一皿だけではない

現地紹介でも、肉と野菜の組み合わせはかなり幅があります。この記事では日本で材料をそろえやすく、焼き時間を読みやすい豚肩ロースを主役にします。子羊や牛肉を使う家庭の味を否定するものではなく、初回に失敗しにくい配合へ寄せた家庭版です。

どんな料理か

トゥルリ・タヴァは、トマト煮込みを作ってから皿へ移す料理というより、肉、野菜、ソースをひとつのタヴァでなじませる料理です。WikipediaやTasteAtlasの説明でも、北マケドニア、バルカン、オーブン焼き、肉と野菜の組み合わせという点が共通しています。Macedonian Cuisine の家庭レシピでは、肉と野菜を重ねてオーブンへ入れる流れが中心です。

名前の近いトルコ語の türlü は、いろいろな野菜を合わせる料理名として広く見られます。バルカン側の Turli Tava もその延長にありますが、ここで守りたいのは「肉の焼き目」「パプリカとトマトの赤いソース」「最後に焼き皿で締めること」です。ラタトゥイユのように鍋でやわらかく煮る方向へ寄せすぎると、見た目は似ても、食卓でパンを差し込みたくなる焼き皿の香りが弱くなります。

大事なのは、野菜を細かくしすぎないことです。じゃがいもは2.5cmから3cm、なすとズッキーニは厚めの半月、パプリカは大きい乱切りにします。細かく切ると早く火は通りますが、焼いている間に水分が出て、皿の中で全部が同じ赤い煮物になります。トゥルリ・タヴァのおいしさは、じゃがいもはソースを吸い、なすは少し崩れ、肉は焼き目を残し、パプリカは甘くなる、という別々の表情が同じ皿にあることです。

現地ではパン、白いチーズ、サラダ、ヨーグルト系の付け合わせと出ることが多いです。日本の食卓なら、バゲットやカンパーニュ、きゅうりとトマトのサラダ、プレーンヨーグルトに塩を少し混ぜたものが合います。ごはんにのせても食べられますが、初回はパンでソースをすくう方が、バルカンの焼き皿らしさを感じやすいです。

買い出しで迷うもの

アイバル、スモークパプリカ、耐熱皿、赤パプリカ、トマトを台所に並べた買い出しの目安
近所で買える肉と野菜はスーパーでそろえ、アイバルや甘口パプリカだけ通販候補にする

肉と野菜は近所のスーパーで十分です。通販で見る価値があるのは、アイバル、スモークパプリカ、焼き皿です。アイバルはバルカンでよく使われる赤パプリカのペーストで、トマトだけでは出にくい甘い赤さを足してくれます。必須ではありませんが、入れると「トマト味の野菜焼き」から「パプリカの焼き皿」に寄ります。

初回の優先順位は、甘口パプリカパウダー、アイバル、耐熱皿です。スモークパプリカは、直火で焼いた肉や野菜の香りが足りないと感じたときの補助です。手持ちのグラタン皿が深く、ふた代わりのアルミホイルをしっかりかぶせられるなら、新しく皿を買う必要はありません。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

スモークパプリカは小さじ1/2で十分です。炭火の香りを補う材料なので、主役にすると燻製粉の匂いが勝ちます。甘口パプリカが土台、スモークパプリカは最後に少しだけ、という使い分けにすると失敗しにくいです。

陶器のタヴァがなくても、深さ4cm以上の耐熱皿なら作れます。直火にかける皿ではなく、オーブンに入れられる皿であることを確認してください。

日本の台所で本場に寄せる分岐表

迷うところ 守ること 代替してよいこと
表面に焼き目をつける 豚肩ロースを子羊、牛肩ロース、鶏もも肉に替える
タヴァ オーブンで焼き締める 陶器のタヴァを耐熱グラタン皿に替える
赤い味 甘口パプリカとトマトの土台を作る アイバルがなければ、焼きパプリカまたはトマトペーストを増やす
野菜 大きめに切り、水分を出しすぎない オクラをいんげん、ズッキーニをかぼちゃ少量に替える
食べ方 パンかサラダを添え、ソースを受ける 白ごはんに合わせる場合は、ソースを少し濃いめにする

アイバルがない場合は、トマトペースト大さじ1、甘口パプリカ小さじ1、オリーブ油小さじ1を混ぜて使います。赤パプリカを魚焼きグリルで皮が黒くなるまで焼き、皮をむいて刻めるなら、さらに近づきます。ケチャップは甘さと酢が前に出るので、この料理では代替にしない方がまとまりやすいです。

肉を替える場合は、焼き時間も変えます。牛肩ロースは同じ大きさで作れますが、固い部位なら前半の蒸し焼きを10分延ばします。鶏もも肉は3.5cm角に切り、工程2の焼き時間を片面1分30秒に短くし、工程6で中心75度以上を確認します。子羊は香りが強いので、ローリエを半分にし、仕上げにレモンを少し添えると食べやすくなります。

失敗しやすいところ

水っぽくなった焼き皿と、ソースが煮詰まった焼き皿を比べた状態
左のように汁が広がる場合は、ソースを煮詰める時間か、ふたを外す焼き時間が足りない

一番多い失敗は、水っぽくなることです。原因は三つあります。野菜を小さく切りすぎる、ソースを煮詰めずに入れる、最後にふたを外して焼く時間が短い。この料理は水分の多い野菜をたくさん使うので、最初の水は150mlで止めます。焼く前に皿底へたぷたぷ水が見えるなら、すでに多すぎます。

肉が固い場合は、焼き目をつける段階で火を通しすぎているか、赤身の強い部位を小さく切りすぎています。工程2では表面だけ焼き、中は半生で皿へ戻します。肉の中心まで火を通すのはオーブンの仕事です。豚こまや薄切り肉で作ると、肉の存在感より脂と繊維が先に出るので、できれば塊を切ってください。

味がぼやける場合は、塩ではなく香りの不足を疑います。パプリカ粉を焦がさない程度に弱火で炒め、トマトの酸味を4分から5分飛ばします。焼き上がりに塩だけを足すと、皿底の汁がしょっぱく、野菜の中は薄いままになりがちです。仕上げで調整するなら、塩ひとつまみとレモン数滴、刻みパセリの方が輪郭が戻ります。

保存と翌日の食べ方

トゥルリ・タヴァの残りを浅い保存容器に移し、翌日の皿とパンを添えた様子
残りは浅い容器で早く冷ます。翌日はパンとサラダを添えるとソースまで食べきりやすい

保存は、粗熱を取ってから浅い容器に移し、冷蔵で2日以内です。豚肉と野菜の水分が多い料理なので、室温に長く置かないでください。冷凍はできますが、じゃがいもとなすの食感が崩れます。冷凍するなら、じゃがいもを少なめにし、1食分ずつ平たく分けます。

温め直しは、オーブンなら180度で12分、電子レンジなら1人分を600Wで2分温め、一度混ぜてさらに40秒が目安です。冷えるとソースが固く見えますが、温まると戻ります。水を足すなら大さじ1までにし、足しすぎた場合は小鍋へ移して中火で2分煮詰めます。

翌日は、パンにのせて軽いオープンサンドにするのが楽です。ヨーグルトを小さじ2ほど添えると、赤いソースの油脂が切れて食べやすくなります。ごはんに合わせるなら、少し粗くつぶして温め、黒こしょうとパセリを足すと、弁当の主菜にも回せます。

よくある質問

アイバルなしでも作れますか?

作れます。トマトペースト大さじ1、甘口パプリカ小さじ1、オリーブ油小さじ1を混ぜ、工程3でトマトと一緒に入れます。赤パプリカを焼いて刻めるなら、より近づきます。アイバルは近道ですが、トゥルリ・タヴァそのものは季節野菜と肉を焼く家庭料理なので、ないから作れない料理ではありません。

オーブンがない場合はどうしますか?

深めのフライパンで作れます。工程4で具材をフライパンへ戻し、ふたをして弱めの中火で25分、じゃがいもに竹串が通るまで蒸し煮にします。その後ふたを外し、中火で8分から10分、底を焦がさないように水分を飛ばします。ただし上面の焼き色はつかないので、オーブン版より煮込み寄りになります。

オクラは必要ですか?

必須ではありません。現地の家庭版では季節野菜が変わるので、オクラを抜いても成立します。ただし、オクラを入れるとソースが少しまとまり、皿底の水分が浮きにくくなります。抜く場合は、ズッキーニを増やすより、じゃがいもを50g増やす方が水分バランスは安定します。

辛くできますか?

できます。工程3で一味唐辛子小さじ1/4、または種を抜いた青唐辛子1本を加えます。辛味を入れる場合も、スモークパプリカを増やして辛くしようとしないでください。燻製の香りが強くなり、野菜の甘さが隠れます。

前日に仕込めますか?

工程4まで仕込み、冷蔵で半日置くことはできます。焼く直前に室温へ20分置き、冷たいままなら工程5を5分延ばします。焼き上げまで済ませて翌日食べる場合は、温め直しでソースが固くなりやすいので、皿に移してから水大さじ1を回しかけ、180度のオーブンで温めます。

参考にした現地情報

次に作るなら

北マケドニアのタヴァ料理を続けるなら、豆を焼き締めるタヴチェ・グラヴチェが自然な次の一皿です。肉と赤いソースの方向を比べるなら、セルビアのムチカリツァへ進むと、焼いた肉を煮込みに戻す感覚がつかめます。バルカンの焼きものとしては、ひき肉を焼くチェヴァピや、オーブンで層を作るギリシャのムサカも近い食卓につながります。

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行トゥルリ・タヴァの作り方|北マケドニアの重ね焼き
URL
https://sekaigohan.com/recipes/east-europe/north-macedonia/turli-tava
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月30日
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