シナモン砂糖をまとった揚げりんごの輪を皿に盛り、バニラソースを添えたアプフェルキューヒレ
🔪下準備25分
🔥調理20分
🍽️分量4
🌍料理南ドイツ・オーストリア料理
ヨーロッパ

アプフェルキューヒレの作り方|揚げりんご菓子

24分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: りんごを輪に切る
STEP 11 / 5

りんごを輪に切る

所要時間8分

火は使いません。りんごはよく洗い、芯抜きがあれば中心を抜いてから8mmから1cm厚の輪切りにします。芯抜きがなければ、輪切りにしてから小さな包丁で中心を丸く抜きます。切ったらレモン汁大さじ1を全体に薄くからめ、表面の水気をキッチンペーパーで押さえます。水気が残ると衣がすべり、油に入れた時に跳ねます。

手順2: 衣を混ぜて短く休ませる
STEP 22 / 5

衣を混ぜて短く休ませる

所要時間10分

火は使いません。ボウルに薄力粉140g、片栗粉20g、砂糖大さじ1、塩1gを入れて混ぜます。別の器で卵1個、牛乳120ml、炭酸水60ml、溶かしバター10gを混ぜ、粉へ加えます。泡立て器で粉っぽさが消えるまで30秒ほど混ぜ、スプーンですくうと太い線で落ちる濃さにします。混ぜすぎると衣が重くなるので、少し小さな粒が残る程度で5分休ませます。

手順3: りんごに粉を薄くまとわせる
STEP 33 / 5

りんごに粉を薄くまとわせる

所要時間6分

火は使いません。りんごの両面に薄力粉大さじ1を薄くまぶし、余分な粉をはたきます。輪の中心にも粉が少しつくと衣がはがれにくくなります。りんごを衣にくぐらせ、箸やフォークで持ち上げ、2秒待って余分な衣を落とします。中心の穴が完全に埋まるほど厚い場合は、牛乳小さじ2を足してゆるめます。

手順4: 170から175度Cで揚げる
STEP 44 / 5

170から175度Cで揚げる

所要時間12分

厚手のフライパンに油を底から2cm入れ、中火で170から175度Cに温めます。衣を少し落として、底まで沈まず細かな泡を出しながら浮く状態が目安です。りんごを3枚ずつ入れ、中火を保って片面2分、返して1分半から2分揚げます。表面が薄いきつね色になり、縁の泡が細かく落ち着いたら引き上げます。180度Cを超えたら火を弱め、次を入れる前に温度を戻します。

手順5: 油を切り、熱いうちにシナモン砂糖をまぶす
STEP 55 / 5

油を切り、熱いうちにシナモン砂糖をまぶす

所要時間5分

火を止めます。揚げたりんごを網に上げ、30秒ほど油を切ります。グラニュー糖40gとシナモン小さじ1を混ぜ、まだ表面が温かいうちに両面へまぶします。熱いうちは衣が少しやわらかく、冷めると外側が落ち着きます。皿に盛る時は重ねすぎず、バニラソースやアイスは横に添え、衣を濡らしすぎないようにします。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

りんご、小麦粉、卵、牛乳、炭酸水、シナモン、砂糖、油、温度計を台所に並べた材料

11品目

りんごと衣

材料 分量 役割
りんご 4個、約650g 紅玉、ジョナゴールド、ふじなど。酸味があるものを優先
レモン汁 大さじ1 変色を抑え、甘さを締める
薄力粉 140g 衣の土台
片栗粉 20g 表面を少し軽くする。なければ薄力粉20gに替える
1個、約55g 衣をつなぎ、色をつける
牛乳 120ml 衣の水分
炭酸水 60ml 衣を軽くする。ビール60mlでも可
砂糖 大さじ1 衣の色づき
ひとつまみ、約1g 甘さを締める
無塩バター 10g 溶かして衣へ入れる。省く場合は米油小さじ2
揚げ油 フライパン底から2cm 米油、菜種油など。約500から600ml
4品目

仕上げと添えもの

材料 分量 使い方
グラニュー糖 40g 揚げたてにまぶす
シナモンパウダー 小さじ1 砂糖と混ぜる
粉糖 小さじ2 仕上げに薄く振る。省いてもよい
バニラアイスまたはバニラソース 120g 温かいりんごとの温度差を作る
アレルギーと油の注意

小麦、卵、乳を使います。揚げ油は170度C以上になるため、りんごを入れる時に水気が残っていると跳ねます。小さな子どもと作る場合は、りんごを切る工程まで一緒にし、揚げる工程は大人が担当してください。

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📊 栄養情報(1人分)
90
kcal
1.5g
タンパク質
4.3g
脂質
11.8g
炭水化物
1.0g
食物繊維
45mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料|4人分

りんご、小麦粉、卵、牛乳、炭酸水、シナモン、砂糖、油、温度計を台所に並べた材料

りんごと衣

材料 分量 役割
りんご 4 個、約650 g 紅玉、ジョナゴールド、ふじなど。酸味があるものを優先
レモン汁 大さじ1 変色を抑え、甘さを締める
薄力粉 140 g 衣の土台
片栗粉 20 g 表面を少し軽くする。なければ薄力粉20 gに替える
1 個、約55 g 衣をつなぎ、色をつける
牛乳 120 ml 衣の水分
炭酸水 60 ml 衣を軽くする。ビール60 mlでも可
砂糖 大さじ1 衣の色づき
ひとつまみ、約1 g 甘さを締める
無塩バター 10 g 溶かして衣へ入れる。省く場合は米油小さじ2
揚げ油 フライパン底から2cm 米油、菜種油など。約500から600 ml

仕上げと添えもの

材料 分量 使い方
グラニュー糖 40 g 揚げたてにまぶす
シナモンパウダー 小さじ1 砂糖と混ぜる
粉糖 小さじ2 仕上げに薄く振る。省いてもよい
バニラアイスまたはバニラソース 120 g 温かいりんごとの温度差を作る
アレルギーと油の注意

小麦、卵、乳を使います。揚げ油は170度C以上になるため、りんごを入れる時に水気が残っていると跳ねます。小さな子どもと作る場合は、りんごを切る工程まで一緒にし、揚げる工程は大人が担当してください。

りんごを輪にして揚げるだけで、食卓の空気が変わる

揚げ物をする日の台所は、少しだけ覚悟がいります。油を温め、粉を散らし、最後に鍋まわりを拭く。その手間があるからこそ、りんごの輪を衣にくぐらせて油へ落とした瞬間の香りは、ただの焼き菓子とは別のうれしさがあります。

アプフェルキューヒレ(Apfelküchle)は、南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルクやシュヴァーベン周辺で親しまれてきたりんごの揚げ菓子です。オーストリアでは似た料理が Apfelradl、Apfelradln、Apfelkiachl のような名前で出てきます。どれも芯を抜いたりんごを輪切りにし、衣をまとわせ、熱い油でふくらませ、最後にシナモン砂糖を振る料理です。

日本で作る時の難所は、材料探しよりも厚みと油温です。りんごを薄くしすぎると中身の酸味が負け、厚くしすぎると衣だけ色づいて中心が生っぽく残ります。油温が低いと衣が重く、高いと外側だけ茶色くなります。この記事では、家庭のフライパンでも失敗しにくいように、りんごは8mmから1cm、油は170から175度Cを基準にします。

同じ甘い粉ものでも、ベルギーのベルギーワッフルは発酵生地と型の香ばしさが主役です。アプフェルキューヒレは、りんごそのものを温め、酸味と果汁を衣の中に閉じ込める料理です。軽い昼食にするなら、ドイツ南部の温かい副菜バイリッシュクラウトやスープのあとに出すと、甘いものだけで終わらない食卓になります。

現地名の整理

ドイツ語の Apfel はりんご、Küchle は小さなケーキや焼き菓子を指す方言的な言い方です。オーストリア側では Apfelradl、つまり「りんごの輪」と呼ばれることもあります。この記事では、キュー上の料理名 Apfelküchle に合わせて「アプフェルキューヒレ」と表記し、オーストリアの Apfelradl の作り方も参照して家庭向けにまとめます。

日本の台所で守るところ、替えていいところ

酸味のあるりんご、炭酸水入りの衣、シナモン砂糖を並べたアプフェルキューヒレの選び分け

アプフェルキューヒレは、輸入食材をそろえる料理ではありません。大事なのは、酸味のあるりんご、ふくらみすぎない衣、熱い油、揚げたてにまぶすシナモン砂糖です。オーストリアのApfelradl系のレシピでは、牛乳と卵で作る薄い衣が多く、南ドイツ側ではビール、酵母、果実酒を使う例もあります。家庭では、炭酸水かビールで軽さを足すと扱いやすいです。

迷う点 現地寄りにするなら 日本で作りやすくするなら
りんご 酸味のある大きめのりんごを厚めの輪にする ふじならレモン汁を少し多めにし、薄くしすぎない
ビールや炭酸水を入れて軽くする 炭酸水60mlで香りを穏やかにする
油脂 Butterschmalzのような澄ましバターで揚げる 米油や菜種油で揚げ、仕上げにバターの香りを足す
仕上げ シナモン砂糖、粉糖、バニラソース シナモン砂糖だけでも十分
食べ方 温かい軽食や甘い主食として出す おやつなら2枚、昼食ならスープの後に3枚

りんごは紅玉が理想ですが、手に入りにくい時期もあります。ふじやジョナゴールドを使う場合は、甘さが強いぶんレモン汁をしっかりからめます。王林のように香りが強くやわらかい品種は、中心が崩れやすいので8mmより薄くしないほうが安全です。

衣は、ホットケーキ生地ほど甘くしません。砂糖を増やすと揚げ色は早くつきますが、りんごの酸味が隠れ、油の中で焦げやすくなります。甘さは最後のシナモン砂糖で決めると、衣の中に果汁が残りやすくなります。

買い出し導線|買い足すなら香りと油温を見る

りんご、シナモン、厚手フライパン、揚げ物用温度計、油を台所に並べた買い出し道具

りんご、卵、牛乳、砂糖はスーパーで十分です。商品カードにする価値があるのは、油温を安定させる道具、浅い油でも熱を落としにくいフライパン、シナモンの香りを補うスパイスです。特に初回は、りんごの品種より油温のぶれで失敗しやすいので、温度計があると判断が速くなります。

揚げ物用温度計は、最初の一枚を試し揚げにしなくても油の状態を見られる道具です。衣が薄いりんご菓子では、160度C台と180度C台の差がそのまま重さや焦げに出ます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

深めの鍋で揚げても作れますが、家庭では厚手のフライパンに2cmほど油を張るほうが量を抑えられます。薄いフライパンだとりんごを入れた瞬間に温度が落ち、衣が油を吸いやすくなります。

シナモンは粉末でも作れます。スティックは必須ではありませんが、バニラソースや温かいワインソースまで作るなら香りを移しやすく、余った分をギリシャのムサカや焼きりんごにも回せます。

食べ方と献立|甘い主食にも、温かいデザートにもなる

アプフェルキューヒレ、バニラソース、コーヒー、スープを食卓に並べた温かい食べ方

アプフェルキューヒレは、揚げたてを食べる料理です。外側は軽く、内側のりんごは熱で少し透き通り、フォークを入れると果汁がにじみます。砂糖をまぶしてから長く置くと表面が湿るので、食卓へ出す直前に仕上げます。

南ドイツやオーストリアの甘い粉ものは、デザートだけでなく軽い主食の位置に来ることがあります。昼食にするなら、先に野菜スープや澄んだスープを出し、そのあとにアプフェルキューヒレを2から3枚。おやつにするなら、1人2枚を目安にして、コーヒーや紅茶と合わせます。

添えるものは、バニラアイス、バニラソース、軽く泡立てたクリーム、またはプレーンヨーグルトです。甘さを抑えたい場合は、ヨーグルト100gにレモン汁小さじ1、砂糖小さじ1を混ぜると、りんごの酸味と合います。ニュージーランドのパブロバのようにクリームをたっぷり重ねるより、ここでは温かい衣を濡らしすぎない量にとどめるほうが食べやすいです。

保存はおすすめしません。どうしても残ったら、シナモン砂糖をまぶす前の状態で冷蔵し、翌日にトースター180度Cで5分温めます。電子レンジだけだと衣がやわらかく戻るので、温め直しは短いレンジ加熱よりトースター向きです。

失敗しやすいところ

色が薄いもの、焦げたもの、ちょうどよい揚げ色のアプフェルキューヒレを並べた比較

起きたこと 原因 直し方
衣がはがれる りんごの水気が多い、粉をまぶしていない レモン汁の後に水気を押さえ、薄力粉を薄くまとわせる
べちゃっと重い 油温が低い、衣が厚い 170度Cまで戻してから入れ、牛乳小さじ2で衣を少しゆるめる
外だけ焦げる 油温が高い、砂糖が多い 175度C以下に落とし、衣の砂糖は大さじ1までにする
りんごが生っぽい 厚すぎる、揚げ時間が短い 1cm以内に切り、片面2分と返して2分を目安にする
甘すぎる りんごが甘い、粉糖を重ねすぎた レモン汁を増やし、仕上げはシナモン砂糖だけにする

一番多い失敗は、きれいな丸にしたくて衣を厚くしすぎることです。アプフェルキューヒレはドーナツではなく、りんごの輪に薄い衣をまとわせる料理です。衣の中からりんごの形が少し見えるくらいで十分です。

油温計がない場合は、木べらや菜箸の先を油に入れて細かな泡がすぐ出るかを見ます。ただし、この方法は目安にすぎません。1枚目を小さな端で試し揚げし、2分で濃い茶色になるなら温度が高すぎます。3分たっても白いなら低すぎます。

FAQと参考にした範囲

温め直すアプフェルキューヒレ、別添えのシナモン砂糖、トースター皿を並べた保存と再加熱の様子

りんごは皮をむきますか?

皮つきでも作れます。皮があると輪の形が残りやすく、赤い縁もきれいです。皮の口当たりが気になる場合や、表面にワックス感がある場合はむいてください。皮つきで作るなら、よく洗い、芯の周りの硬い部分だけきれいに抜きます。

ビールを使わずに作れますか?

作れます。この記事では炭酸水を使っています。ビールを使うと香りが少し大人向けになり、南ドイツらしい衣に寄ります。子どもと食べる場合や香りを穏やかにしたい場合は、炭酸水のほうが作りやすいです。

オーブンやエアフライヤーで作れますか?

別物になります。衣が油で一気に固まる料理なので、オーブンではりんごパンケーキ寄りになります。油を使いたくない場合は、少量のバターを敷いたフライパンで弱めの中火にし、薄い衣で焼く方法に切り替えてください。揚げた時の軽さは出にくいですが、家庭のおやつとしてはまとまります。

冷めたものをお弁当にできますか?

おすすめしません。りんごの水分で衣が戻り、シナモン砂糖も溶けます。持ち寄りにするなら、揚げたものを網で冷まし、砂糖は別袋にして食べる直前にまぶすほうが状態を保てます。

何を添えると現地らしくなりますか?

シナモン砂糖だけでも十分ですが、バニラソースや軽いワインソースを添えると南ドイツの食卓に近づきます。オーストリア風に寄せるなら、粉糖とシナモンを軽く振り、温かいうちに出します。食事として出すなら、先にスープを置くと甘い主食として食べやすくなります。

参考にした範囲

  • Schmeck den Süden: Apfelküchle - バーデン・ヴュルテンベルクでの位置づけ、りんごの厚み、ビールや酵母を使う衣、シナモン砂糖、Chaudeauソースの文脈を確認。
  • Ja! Natürlich: Apfelradl - オーストリア側のApfelradlとして、酸味のあるりんご、牛乳と卵の衣、深い油またはフライパンで焼く分岐を確認。
  • Salzburg schmeckt: Apfelradln - オーストリアの甘い主食・デザートとしての扱い、スープやサラダと合わせる食べ方を確認。
  • Wikipedia: Apfelküchle - Apfelküchle、Apfelradl、Apfelkiachl などの名称差と南ドイツ・オーストリア周辺での呼び名を確認。

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行アプフェルキューヒレの作り方|揚げりんご菓子
URL
https://sekaigohan.com/recipes/europe/austria/apfelkuchle
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月24日
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