アッサムペダス。赤いタマリンドのスープに魚、オクラ、トマト、なすを入れてご飯と並べた皿
🔪下準備30分
🔥調理35分
🍽️分量4
🌍料理シンガポール・マレー料理
東南アジアレシピ

アッサムペダスの作り方|酸っぱ辛い魚煮

29分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 魚と香味を下準備する
STEP 11 / 6

魚と香味を下準備する

所要時間12分

火は使いません。白身魚600gは4〜5cm角の食べやすい大きさに切り、塩小さじ1/2を振って10分置きます。出てきた水分を紙で拭きます。乾燥赤唐辛子8本は種を半分ほど抜き、熱湯200mlに10分浸します。玉ねぎは2cm角、しょうがは薄切り、なすは3cmの乱切り、オクラはへたを削って斜め半分、トマトは8等分のくし形に切ります。唐辛子、玉ねぎ、にんにく、しょうが、ターメリック、えびペーストまたは味噌、唐辛子の戻し汁大さじ2をフードプロセッサーに入れ、ざらつきが残る赤いペースト状にします。

手順2: 香味ペーストを炒める
STEP 22 / 6

香味ペーストを炒める

所要時間8分

厚手の鍋に油大さじ3を入れ、弱めの中火で1分温めます。香味ペーストと、叩いて5cmに切ったレモングラス2本を入れ、木べらで鍋底をこそげながら6〜7分炒めます。温度の目安は160〜170度Cで、強く焦げる音ではなく細かい泡が続くくらいです。玉ねぎの生っぽいにおいが消え、鍋肌に赤い油がにじみ、ペーストが少し濃い赤茶色になれば次へ進みます。

手順3: タマリンドの酸味だしを作る
STEP 33 / 6

タマリンドの酸味だしを作る

所要時間8分

タマリンドペースト30gをぬるま湯120mlで溶き、鍋に加えます。水650ml、砂糖小さじ2、塩小さじ1、ナンプラー小さじ1も加え、中火で4分ほど温めます。ふつふつと小さな泡が出たら弱火に落とし、3分煮て酸味をなじませます。ここでスープを味見し、酸味が鋭すぎる場合は砂糖小さじ1/2、水大さじ2を足します。味が薄い場合は塩を小さじ1/4ずつ足します。

手順4: 魚を静かに煮る
STEP 44 / 6

魚を静かに煮る

所要時間7分

スープが弱くふつふつしている状態で、魚を重ならないように入れます。火加減は弱火のままです。鍋を揺らしてスープを回し、木べらで魚を押さないようにします。5分たったら大きい切り身を一つだけ返し、中心まで白っぽく不透明になり、身が箸で軽くほどける状態を確認します。温度計があれば中心63度C以上を目安にします。まだ透明感が残る場合は弱火で1〜2分追加します。

手順5: 野菜を加えて短く煮る
STEP 55 / 6

野菜を加えて短く煮る

所要時間6分

3cm乱切りのなす、斜め半分のオクラ、8等分のトマトを加え、弱めの中火に上げます。スープの表面に小さな泡が連続して出るくらいを保ち、5〜6分煮ます。オクラが鮮やかな緑から少し落ち着いた色になり、なすの切り口が柔らかくなり、トマトの角が崩れ始めたら火を止めます。強く沸かすと魚が割れるので、野菜を沈める時も鍋を軽く揺らす程度にします。

手順6: 味を整えてご飯に添える
STEP 66 / 6

味を整えてご飯に添える

所要時間5分

火を止めたまま3分休ませます。余熱で魚に味が入り、赤い油が表面に落ち着きます。レモングラスを食べやすいように取り出し、酸味、塩味、甘みを見ます。酸味が足りなければタマリンド水を小さじ2、塩味が足りなければ塩を小さじ1/4、辛味が強すぎる場合は砂糖小さじ1/2を足します。器に盛り、香菜または大葉10gを散らし、温かいご飯を添えます。

乾燥唐辛子は6本に減らし、種をほぼ取り除きます。大人用には食卓で[サンバル代用](/recipes/southeast-asia/indonesia/sambal-substitute)を小さじ1ずつ足すと、鍋全体を辛くしすぎずに調整できます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

アッサムペダス用の白身魚、タマリンド、乾燥唐辛子、レモングラス、オクラ、トマト、なすを並べた台所
アッサムペダスは魚、タマリンド、乾燥唐辛子、レモングラスを先にそろえると味が決まる

4人分です。魚は厚みのある切り身を使います。たらのように崩れやすい魚でも作れますが、初回はさわら、めかじき、すずき、真鯛など、加熱しても身がほどけにくいものが扱いやすいです。冷凍魚を使う場合は冷蔵庫で解凍し、表面の水分を拭いてから塩を振ります。

13品目

主材料

材料 分量 代替・備考
白身魚の切り身 600g さわら、めかじき、すずき、真鯛、厚切りたら
魚の下味用の塩 小さじ1/2 10分置いて水分を拭く
オクラ 10本 へたを削り、斜め半分
なす 小2本、約180g 3cmの乱切り。米なすなら1本
トマト 2個、約300g くし形8等分
レモングラス 2本 根元を叩いて5cmに切る。冷凍でも可
650ml 魚のあらだしならさらに濃い
大さじ3 米油、サラダ油
砂糖 小さじ2 酸味を丸める。黒糖でも可
小さじ1 最後に小さじ1/4ずつ調整
ナンプラー 小さじ1 えびペーストを使わない場合の補助
香菜または大葉 10g 仕上げ用。苦手なら省略
温かいご飯 2合分 スープをかけて食べる
8品目

香味ペースト

材料 分量 代替・備考
乾燥赤唐辛子 8本、約14g 種を半分抜くと辛さが穏やか
熱湯 200ml 唐辛子を10分戻す
玉ねぎ 120g 紫玉ねぎ、エシャロットでも可
にんにく 3片 芯が強ければ除く
しょうが 20g ガランガルがあれば10g置き換え
ターメリックパウダー 小さじ1 生ターメリックなら10g
えびペーストまたは味噌 小さじ1/2 えびアレルギーがあれば味噌で代用
唐辛子の戻し汁 大さじ2 ミキサーが回らない時だけ加える
2品目

タマリンド水

材料 分量 代替・備考
タマリンドペースト 30g 濃縮度が強い商品は20gから
ぬるま湯 120ml よく溶いて種や繊維があればこす
アレルギー情報

魚、えび由来調味料、ナンプラーを使います。えびペーストを入れる場合は甲殻類アレルギーに注意してください。辛味が苦手な人がいる食卓では、乾燥唐辛子を6本に減らし、種を多めに取り除きます。


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📊 栄養情報(1人分)
78
kcal
7.8g
タンパク質
3.8g
脂質
3.5g
炭水化物
1.0g
食物繊維
305mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料|魚、タマリンド、香味ペーストを先に決める

アッサムペダス用の白身魚、タマリンド、乾燥唐辛子、レモングラス、オクラ、トマト、なすを並べた台所
アッサムペダスは魚、タマリンド、乾燥唐辛子、レモングラスを先にそろえると味が決まる

4人分です。魚は厚みのある切り身を使います。たらのように崩れやすい魚でも作れますが、初回はさわら、めかじき、すずき、真鯛など、加熱しても身がほどけにくいものが扱いやすいです。冷凍魚を使う場合は冷蔵庫で解凍し、表面の水分を拭いてから塩を振ります。

主材料

材料 分量 代替・備考
白身魚の切り身 600 g さわら、めかじき、すずき、真鯛、厚切りたら
魚の下味用の塩 小さじ1/2 10分置いて水分を拭く
オクラ 10 本 へたを削り、斜め半分
なす 小2 本、約180 g 3cmの乱切り。米なすなら1 本
トマト 2 個、約300 g くし形8等分
レモングラス 2 本 根元を叩いて5cmに切る。冷凍でも可
650 ml 魚のあらだしならさらに濃い
大さじ3 米油、サラダ油
砂糖 小さじ2 酸味を丸める。黒糖でも可
小さじ1 最後に小さじ1/4ずつ調整
ナンプラー 小さじ1 えびペーストを使わない場合の補助
香菜または大葉 10 g 仕上げ用。苦手なら省略
温かいご飯 2 合分 スープをかけて食べる

香味ペースト

材料 分量 代替・備考
乾燥赤唐辛子 8 本、約14 g 種を半分抜くと辛さが穏やか
熱湯 200 ml 唐辛子を10分戻す
玉ねぎ 120 g 紫玉ねぎ、エシャロットでも可
にんにく 3 片 芯が強ければ除く
しょうが 20 g ガランガルがあれば10 g置き換え
ターメリックパウダー 小さじ1 生ターメリックなら10 g
えびペーストまたは味噌 小さじ1/2 えびアレルギーがあれば味噌で代用
唐辛子の戻し汁 大さじ2 ミキサーが回らない時だけ加える

タマリンド水

材料 分量 代替・備考
タマリンドペースト 30 g 濃縮度が強い商品は20 gから
ぬるま湯 120 ml よく溶いて種や繊維があればこす
アレルギー情報

魚、えび由来調味料、ナンプラーを使います。えびペーストを入れる場合は甲殻類アレルギーに注意してください。辛味が苦手な人がいる食卓では、乾燥唐辛子を6 本に減らし、種を多めに取り除きます。


タマリンドの酸味が湯気に立つ魚煮

台所で乾燥唐辛子を湯に浸し、玉ねぎとレモングラスを刻み、タマリンドを水でのばす。ここまで来ると、いつもの魚の煮付けとはまったく違う方向へ空気が変わります。しょうゆの甘辛さではなく、赤い油の香り、柑橘に似た酸味、魚から出るだし。鍋のふちで小さく泡が立ち始めると、白いご飯をよそう手が自然に早くなります。

アッサムペダス、現地の綴りではAsam pedasは、マレー語で「酸っぱい、辛い」を意味する名前の通り、タマリンドの酸味と唐辛子の辛味で魚を煮る料理です。マレー半島、スマトラ、ボルネオ、シンガポールのマレー系・プラナカン系の食卓にまたがって食べられ、地域によってAsam padeh、Gerang asamなどの呼び名や香味が変わります。シンガポール単独発祥の料理と決めつけるより、港町と海峡のあいだで育った酸っぱ辛い魚煮として見る方が、買い物も味づくりも理解しやすくなります。

この記事では、日本のスーパーで買える白身魚を軸に、タマリンドペースト、レモングラス、ターメリック、乾燥唐辛子で家庭版を作ります。現地で使われるエイや赤い魚、トーチジンジャー、ラクサリーフは手に入りにくいので、守る材料と代える材料を分けます。酸味、赤い香味ペースト、魚を煮崩さない火入れ。この3つを守れば、日本の台所でもかなり近いところまで寄せられます。

同じシンガポールの気軽な食事ならロティ・ジョン、鶏だしと米の香りを楽しむなら海南チキンライスへ。酸味の魚料理として比べるなら、フィリピンのシニガンや、タイのトムヤムクンと並べると、タマリンドの使い方の違いが見えてきます。

表記について

マレー語の一般的な綴りはAsam pedasです。日本語ではアサムペダス、アッサムペダス、英語圏ではAssam pedasと表記されることもあります。本記事では検索で見つけやすい「アッサムペダス」を見出しに使い、本文ではAsam pedasも併記します。


アッサムペダスとは|シンガポールで食べる酸っぱ辛い魚煮

Asam pedasの芯は、酸味と辛味のバランスです。ココナッツミルクで丸めるカレーではなく、赤い香味ペーストを炒め、タマリンドの水分でのばし、魚を短く煮ます。油が表面に薄く浮くほど香味ペーストを炒める一方で、スープ自体は重くしません。ご飯にかけると、酸味で口が軽く戻り、魚の脂と唐辛子の香りが後から残ります。

シンガポールの食文化では、サンバルやレムパーのような唐辛子ペーストが、マレー、プラナカン、ユーラシアンの料理で広く使われます。Asam pedasもその延長にある料理で、店や家庭によって魚、野菜、酸味の材料が変わります。National Heritage BoardのKampong Gelamの記事でも、ミナンカバウ系の店がAsam Pedasをシンガポールの好みに合わせて甘みを足してきた話が紹介されており、現地でも「一つの正解」ではなく、土地と食べ手に合わせて調整されてきた料理だと分かります。

見るポイント 現地でよくある形 日本の台所での考え方
酸味 タマリンド、asam keping、ライム 初回はタマリンドペーストを使う
辛味 乾燥唐辛子、生唐辛子、サンバル 乾燥唐辛子を戻し、辛さは本数で調整
エイ、サバ系、鯛、川魚、魚の頭 さわら、めかじき、すずき、たらの厚切り
香味 レモングラス、ターメリック、しょうが、えび発酵調味料 レモングラスとターメリックを優先。えび系はアレルギーに注意
野菜 オクラ、なす、トマト、ラクサリーフ オクラ、なす、トマトで食感と酸味を作る

プラナカン系のレシピではラクサリーフやトーチジンジャーが香りの要になることがあります。ただ、日本で毎回そろえるのは難しい材料です。この記事では、香りの柱をレモングラス、しょうが、ターメリックに寄せ、最後に大葉や香菜を少量添える現実解にします。完全再現ではなく、どの香りが料理の輪郭を作っているかを先に決めるのが大事です。


買い出しで迷う材料|酸味と香りを固定する

アッサムペダスは、魚やオクラを通販で買う料理ではありません。商品カードで見る価値があるのは、近所のスーパーで揃わないことがある酸味、香味、色の芯です。ここを曖昧にすると、ただ赤い魚スープになりやすいので、先に買い物の軸を決めます。

タマリンドはこの料理の主役です。レモンや酢でも酸味は出ますが、タマリンドの果実らしい丸い酸っぱさとは別物になります。初回はペーストを使うと、種をほぐしてこす手間が減り、酸味の調整もしやすいです。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

レモングラスは、赤いスープを重くしないための香りです。生のものが買えれば理想ですが、冷凍でも鍋に入れる用途なら十分働きます。余ったらブンボーフエトムヤムクンにも回せます。

ターメリックは色だけでなく、魚のにおいを丸める香りの土台になります。生ターメリックが手に入らない時は、パウダーを少量で十分です。入れすぎると粉っぽく苦くなるので、小さじ1を上限にします。


日本の台所で本場に寄せる分岐表

アッサムペダスを大皿で食卓に出し、ご飯、きゅうり、香草を添えた家庭の食卓
アッサムペダスは酸っぱいスープをご飯にかけ、香草やきゅうりで口を戻しながら食べる

アッサムペダスは、現地の材料を全部そろえないと作れない料理ではありません。ただし、何を代えるかで味の方向が大きく変わります。初回はタマリンド、レモングラス、ターメリックを守り、魚と香草は日本で無理なく買えるものへ寄せるのがおすすめです。

迷う材料 本場寄せ 日本での現実解 判断
エイ、赤い魚、魚の頭 さわら、めかじき、すずき、真鯛 身崩れしにくい厚切りを優先
酸味 タマリンドパルプ、asam keping タマリンドペースト レモン汁だけにしない
香草 ラクサリーフ、トーチジンジャー 大葉、香菜、少量のミント 香草は仕上げで軽く添える
発酵のうま味 belacan、えびペースト えびペースト小さじ1/2、または味噌とナンプラー アレルギーがあれば無理に入れない
辛味 乾燥唐辛子と生唐辛子 乾燥唐辛子を戻して本数で調整 粉唐辛子だけだと香りが平たくなりやすい

日本でいちばん悩むのは魚です。エイは現地感がありますが、家庭では入手が安定しません。さわらは脂と身の柔らかさのバランスがよく、酸味のあるスープにも合います。めかじきは崩れにくく、魚のにおいが強すぎないので初回向きです。たらを使う場合は、煮る時間を短くし、鍋の中で触りすぎないことを優先します。

酸味は酢で置き換えない方がよいです。酢は鋭く、魚の香りを別方向に持っていきます。タマリンドがない緊急時は、梅肉小さじ2とレモン汁小さじ2を水でのばす方法もありますが、これは日本の台所の救済策です。料理名を名乗るなら、タマリンドはできるだけ用意してください。

献立はご飯が中心です。重い揚げ物を横に置くより、きゅうり、ゆで卵、青菜の軽い炒め物が合います。東南アジアの食卓として広げるなら、マレーシアのナシレマのサンバル、インドネシアのアルシックの酸味、タイのトムヤムクンのハーブ感と比べると、アッサムペダスの輪郭がはっきりします。


失敗原因|酸っぱすぎる、魚が崩れる、香りが薄い

酸味が強すぎて魚が崩れた赤いスープと、魚が形を保ったアッサムペダスを並べて確認する台所
アッサムペダスの失敗は、酸味の入れすぎ、強い沸騰、香味ペーストの炒め不足で起きやすい
状態 原因 直し方
酸っぱすぎる タマリンドペーストの濃縮度が強い 水大さじ2、砂糖小さじ1/2、塩少量で丸める
魚が崩れる 強火で沸かした、木べらで触りすぎた 魚を入れたら弱火。鍋を揺らしてスープを回す
香りが薄い 香味ペーストの炒め不足 油がにじむまで弱めの中火で6〜7分炒める
粉っぽい ターメリックを入れすぎた 小さじ1まで。足りなければ色ではなく香味で補う
生臭い 魚の水分を拭いていない、火通り不足 塩を振って10分置き、水分を拭き、中心が白くなるまで煮る

酸味の調整は、最後に一気にやらない方が楽です。タマリンドを最初から全部入れてしまうと、濃縮度の強い商品では鋭くなりすぎます。初めて使うペーストなら20gから始め、工程3で味を見て足す方が安全です。酸味は時間がたつと少し丸くなるので、煮ている途中で「少しだけ強い」と感じる程度なら、ご飯に合わせるとちょうどよくなります。

魚の崩れは、味より先に見た目で分かります。身の端が割れ始め、スープが細かい魚片で濁るなら火が強い合図です。弱火に落とし、野菜を入れる時も魚の上へ落とさず、鍋の空いているところへ滑らせるように入れてください。

香りが薄い場合、あとから唐辛子粉を足しても深さは出ません。赤い香味ペーストを炒める工程で、玉ねぎの水分を飛ばし、油に唐辛子とターメリックの色を移すことが大切です。この工程だけは短縮しないでください。


食べ方・保存・献立

残ったアッサムペダスをガラス容器に分け、ご飯とは別に保存する準備をした台所
保存する時は魚を崩さないようにスープごと容器に移し、ご飯とは分ける

食べ方はシンプルです。深皿にご飯をよそい、魚と赤いスープをかけます。オクラの粘り、なすの柔らかさ、トマトの酸味があるので、副菜は軽くて十分です。きゅうりの薄切り、ゆで卵、青菜のにんにく炒め、甘くないお茶がよく合います。

保存する場合は、魚を崩さないように広い容器へ移します。粗熱を取ってから冷蔵し、保存目安は翌日までです。タマリンドの酸味があるとはいえ、魚料理なので長く置きません。温め直しは鍋に移し、弱火で5〜6分、スープがふつふつするまで。電子レンジなら600Wで1分30秒温め、魚の中心が冷たい場合は30秒ずつ追加します。

作り置きで一番避けたいのは、魚とご飯を一緒に保存することです。ご飯が酸味のあるスープを吸い、翌日には重くなります。スープはスープ、ご飯はご飯で分けておくと、温め直した時に食感が戻ります。

余ったスープは、翌日の昼にそうめんや米麺へかけても使えます。その場合は魚を取り出し、スープだけを軽く沸かしてから麺へ注ぎます。香菜、大葉、きゅうりを足すと、酸味が前に出すぎず食べやすくなります。


FAQ

タマリンドがない時は作れますか?

作れますが、料理の芯はかなり変わります。緊急時は梅肉小さじ2、レモン汁小さじ2、水大さじ3を混ぜて酸味を作れます。ただし、タマリンドの果実らしい丸さは出ません。初回からアッサムペダスとして作るなら、タマリンドペーストを用意する方が失敗しにくいです。

どの魚がいちばん向いていますか?

日本のスーパーなら、さわら、めかじき、すずき、真鯛が扱いやすいです。たらは手に入りやすい反面、崩れやすいので、厚めの切り身を選び、煮る時に触らないようにします。鮭でも作れますが、脂と香りが強く、現地の白身魚の印象からは少し離れます。

えびペーストを入れないと味が薄くなりますか?

少し軽くなりますが、作れます。えびアレルギーがある場合は無理に入れず、味噌小さじ1/2とナンプラー小さじ1で補います。ナンプラーも避けたい場合は、塩を小さじ1/4増やし、香味ペーストをしっかり炒めて深さを出します。

辛さを抑えるにはどうしますか?

乾燥唐辛子を6本に減らし、種を多めに取り除きます。生唐辛子は入れません。辛いものが好きな人だけ、食卓でサンバルや一味唐辛子を足します。鍋全体を辛くしてから薄めると、酸味と塩味のバランスも崩れやすくなります。

ココナッツミルクを入れてもいいですか?

入れると別の魚カレーに近づきます。アッサムペダスらしさは、ココナッツで丸めない酸味と辛味にあります。辛さを和らげたい時はココナッツミルクではなく、砂糖を少量足し、ご飯やきゅうりで口を戻す方が料理の輪郭を保てます。

どんな料理と合わせると食卓がまとまりますか?

ご飯、きゅうり、青菜炒めだけでも十分です。東南アジアの献立にするなら、海南チキンライスのしょうがだれ、ラクサの濃いスープ、シニガンの酸味と比べると、タマリンドを使う料理の幅が見えます。


参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行アッサムペダスの作り方|酸っぱ辛い魚煮
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/singapore/assam-pedas
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月2日
主な参考リンク
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