トマト、きゅうり、赤玉ねぎ、フェタ、オリーブを大皿に重ねたギリシャのグリークサラダ
🔪下準備20分
🔥調理0分
🍽️分量4
🌍料理ギリシャ料理
ヨーロッパレシピ

グリークサラダの作り方|ホリアティキの夏野菜

26分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 野菜を大きく切る
STEP 11 / 5

野菜を大きく切る

所要時間7分

火は使いません。トマト500gは3cmほどのくし形に切り、きゅうり2本は皮を縞状にむいて1.5cm厚の半月切りにします。トマトの種と汁は捨てず、まな板に出た分もボウルへ移します。野菜の切り口が少し不ぞろいで、皿の底に赤い汁が大さじ2ほど出る状態が目安です。

手順2: 玉ねぎとピーマンを整える
STEP 22 / 5

玉ねぎとピーマンを整える

所要時間5分

火は使いません。赤玉ねぎ80gは1mmから2mmの薄切り、ピーマン80gは3mmほどの輪切りにします。玉ねぎの辛みが強い時は冷水に3分だけさらし、水気をしっかり切ります。水に長く置くと香りが抜けるので、指でつまんで辛みが少し残る程度で止めます。ピーマンは厚すぎると青臭さが勝つため、輪の形が残る薄さを目安にします。

手順3: 野菜を軽く合わせる
STEP 33 / 5

野菜を軽く合わせる

所要時間3分

火は使いません。大きめのボウルにトマト、きゅうり、玉ねぎ、ピーマンを入れ、塩1gと赤ワインビネガー10mlを加える場合はここで入れます。手か大きなスプーンで底から2回から3回だけ持ち上げ、トマトを潰さず表面に塩がなじむ程度で止めます。ボウルの底に透明な水ではなく、赤いトマト汁が薄くたまっている状態が目安です。

手順4: フェタとオリーブをのせる
STEP 44 / 5

フェタとオリーブをのせる

所要時間3分

火は使いません。野菜を大皿に広げ、中央を少し高くしてからフェタ160gを1枚の塊、または4つの大きなかけらでのせます。カラマタオリーブ12粒とケーパー15gを周囲へ置きます。フェタを細かく崩して混ぜ込むと白い粉が汁に溶け、塩辛さが全体へ出すぎます。皿の上に白い塊が見え、食べる時に少しずつ崩せる形が目安です。

手順5: オイルとオレガノで仕上げる
STEP 55 / 5

オイルとオレガノで仕上げる

所要時間5分

火は使いません。エキストラバージンオリーブオイル60mlをフェタと野菜に細く回しかけ、乾燥オレガノ2gを指先でもんで散らします。黒こしょう0.5gを挽き、仕上げから5分置きます。オイルがフェタの上に光り、皿の底でトマトの汁と混ざり、野菜はまだ角が崩れていない状態が目安です。食卓ではパンやピタを添え、底の汁を最後に受けて食べます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
9品目

材料

グリークサラダに使うトマト、きゅうり、ピーマン、赤玉ねぎ、フェタ、オリーブ、ケーパー、オレガノ、オリーブオイル
グリークサラダは材料が少ない。野菜は大きく、フェタは大きく、オレガノとオリーブオイルは香りを見て選ぶ

グリークサラダは、材料を増やすほど豪華になる料理ではありません。むしろ、レタス、甘いドレッシング、細かく崩したチーズを足すと、現地のホリアティキから離れます。日本の台所では、トマトの甘みとフェタの塩気がぶつかるので、切り方と順番を決めておくと失敗しにくくなります。

要素 現地らしさを作る理由 日本での現実解
完熟トマト 皿の底に出る汁がソースになる 中玉4個。甘みが弱い時はミニトマト120gを混ぜる
きゅうり 水分と歯ごたえで塩気を受ける 皮が厚い日本のきゅうりは縞状にむく
緑のピーマン 青い香りと苦みを足す 苦みが強ければ1/2個に減らす
赤玉ねぎ 辛みと香りの輪郭を作る 水に3分さらし、辛みを抜きすぎない
フェタ 塩気、酸味、白い塊の見た目が核になる 省略すると別料理。入手できない時だけ代替を考える
カラマタオリーブ 果実味と塩気を足す 黒オリーブで代用可。種ありは食卓で注意する
乾燥オレガノ ギリシャ料理らしい青い香りを決める 古い小瓶は香りが弱い。指で軽くもんで使う
オリーブオイル トマトの汁と混ざり、パンで受けるソースになる 大さじ4を怖がらず、香りが重すぎないものを選ぶ
ケーパー 島の食べ方に近い塩気と酸味を足す 15gだけ。入れすぎると全体が塩辛い
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📊 栄養情報(1人分)
280
kcal
7.8g
タンパク質
20.5g
脂質
16.0g
炭水化物
4.0g
食物繊維
700mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

現地らしさを決める材料の線引き

グリークサラダに使うトマト、きゅうり、ピーマン、赤玉ねぎ、フェタ、オリーブ、ケーパー、オレガノ、オリーブオイル
グリークサラダは材料が少ない。野菜は大きく、フェタは大きく、オレガノとオリーブオイルは香りを見て選ぶ

グリークサラダは、材料を増やすほど豪華になる料理ではありません。むしろ、レタス、甘いドレッシング、細かく崩したチーズを足すと、現地のホリアティキから離れます。日本の台所では、トマトの甘みとフェタの塩気がぶつかるので、切り方と順番を決めておくと失敗しにくくなります。

要素 現地らしさを作る理由 日本での現実解
完熟トマト 皿の底に出る汁がソースになる 中玉4 個。甘みが弱い時はミニトマト120 gを混ぜる
きゅうり 水分と歯ごたえで塩気を受ける 皮が厚い日本のきゅうりは縞状にむく
緑のピーマン 青い香りと苦みを足す 苦みが強ければ1/2 個に減らす
赤玉ねぎ 辛みと香りの輪郭を作る 水に3分さらし、辛みを抜きすぎない
フェタ 塩気、酸味、白い塊の見た目が核になる 省略すると別料理。入手できない時だけ代替を考える
カラマタオリーブ 果実味と塩気を足す 黒オリーブで代用可。種ありは食卓で注意する
乾燥オレガノ ギリシャ料理らしい青い香りを決める 古い小瓶は香りが弱い。指で軽くもんで使う
オリーブオイル トマトの汁と混ざり、パンで受けるソースになる 大さじ4を怖がらず、香りが重すぎないものを選ぶ
ケーパー 島の食べ方に近い塩気と酸味を足す 15 gだけ。入れすぎると全体が塩辛い

トマトの汁をパンで受ける、ギリシャの村サラダ

暑い日の台所でトマトを大きく切ると、まな板に赤い汁がこぼれます。いつものサラダなら、汁を切って皿をきれいに見せたくなるところですが、グリークサラダではその汁が主役です。オリーブオイルと混ざった赤い汁をパンでぬぐうと、ドレッシングをかけた野菜ではなく、食事としてのサラダになります。

グリークサラダは、ギリシャではホリアティキ(χωριάτικη σαλάτα / horiatiki salata)と呼ばれることが多い「村のサラダ」です。基本はトマト、きゅうり、玉ねぎ、ピーマン、フェタ、オリーブ、オレガノ、オリーブオイル。日本の外食で見るレタス入りのギリシャ風サラダとは違い、現地の定番は葉物を入れず、夏野菜の水分と塩気で組み立てます。

日本で作るときの難所は、火加減ではありません。火は使いません。むずかしいのは、フェタの塩気を野菜全体へ広げすぎないこと、トマトの汁を捨てないこと、そしてオリーブオイルを怖がりすぎないことです。フェタを細かく崩して全体に混ぜると、白い粉が汁に溶けて水っぽく見えます。大きく切った野菜の上にフェタをのせ、食べる人が皿の上で崩すくらいが、家庭でも現地の食卓に近づきます。

ギリシャ料理を並べるなら、冷たいトマトの皿としてダコス、肉を焼く日はスブラキ、豆の煮込みを添える日はファソラーダ、焼き料理まで広げるならムサカが相性のよい流れです。トマトとパンの汁を楽しむ感覚は、スペインのガスパチョにもつながります。

表記について

Greek salad は英語圏の呼び名です。ギリシャ語の χωριάτικη は「村の、田舎の」という意味合いで、日本語ではホリアティキ、ホリアティキサラダ、グリークサラダの表記が混在します。この記事では検索しやすい「グリークサラダ」を主名にし、現地名として「ホリアティキ」を併記します。

材料(4人分)

材料 分量 代替・買い方
完熟トマト 500g 中玉4個ほど。冬場はミニトマト120gを混ぜる
きゅうり 2本・約220g 皮が硬い時は縞状にむく
緑のピーマン、または緑パプリカ 1個・約80g 苦みが強ければ1/2個に減らす
赤玉ねぎ 1/2個・約80g 普通の玉ねぎなら薄切り後に水へ3分さらす
フェタチーズ 160g できれば塊。崩れやすいものは大きなかけらで使う
カラマタオリーブ 12粒・約60g 黒オリーブで代用可。種ありは食卓で伝える
ケーパー 15g 瓶詰めは汁を切る。塩漬けなら20秒すすぐ
エキストラバージンオリーブオイル 60ml 香りが青すぎず、苦みがきつくないもの
乾燥オレガノ 2g 指先でもんで香りを出す
赤ワインビネガー 10ml トマトの酸味が弱い時だけ使う。レモン果汁8mlでもよい
1g フェタとオリーブの塩気を見て最後に調整
黒こしょう 0.5g 仕上げに少量
パン、またはピタ 200g 皿の底の汁を受ける。バゲットやカンパーニュでもよい
アレルギーと塩分

フェタに乳が含まれます。パンやピタには小麦が含まれるものがあります。フェタ、オリーブ、ケーパーは塩分が強いので、減塩中の方や子ども向けにはフェタを120g、ケーパーを8gに減らし、塩は加えず最後に味を見る形にしてください。

買い出しで見る価値があるもの

トマト、きゅうり、玉ねぎ、普通のパンは近所のスーパーで十分です。商品カードで見る価値があるのは、料理の方向を決めるオレガノ、皿の底の汁をおいしくするギリシャ産オリーブオイル、少量で現地の食べ方に寄せられるケーパーです。余った材料は、ダコススブラキファソラーダにも回せます。

香りの弱いオレガノだと、トマトとチーズの上で輪郭が消えます。乾燥ホールを指先でもんでから使うと、少量でもギリシャ料理らしい青い香りが出ます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

オリーブオイルは量を使います。安い油でかさ増しすると、皿の底に残った汁をパンで受けた時に油っぽさだけが残るので、香りと苦みのバランスがよいものを選ぶ価値があります。

ケーパーは少量で十分です。瓶詰めなら汁を軽く切り、塩漬けなら20秒ほど水ですすいでから使うと、チーズとオリーブの塩気に重なりすぎません。

水っぽい、塩辛い、ただの野菜盛りにしない直し方

水っぽく混ざったサラダと、フェタを大きくのせたよいグリークサラダを並べた比較
左は混ぜすぎて水っぽい状態、右は野菜の角とフェタの塊が残る状態。失敗は混ぜ方と塩気の出し方で変わる

グリークサラダは材料が少ないので、失敗もはっきり見えます。水っぽい時に汁を捨てると、せっかくのトマトの味も捨てることになります。まずは、汁の質を見てください。赤くて少し油が浮いた汁なら、そのままパンで受ける味です。透明でしゃばしゃばしているなら、塩を早く入れすぎたか、野菜を細かく切りすぎています。

症状 原因 直し方
皿の底が透明な水で薄い 塩を早く入れすぎた、野菜を細かく切った トマト100gを大きく切って足し、オイル15mlとオレガノ0.5gを追加する
全体が塩辛い フェタ、オリーブ、ケーパーの塩気が重なった きゅうり1/2本とトマト1個を追加し、塩を足さない
フェタが白い粉のように散る 細かく崩して混ぜ込んだ 残りのフェタを大きなかけらで上にのせ、混ぜずに出す
ただの野菜盛りに見える オリーブオイルとオレガノが少ない オイルを大さじ1、オレガノを指先でひとつまみ追加する
玉ねぎが強すぎる 水さらしが短い、切り方が厚い 皿から玉ねぎだけ取り出し、冷水に2分さらして戻す
トマトの甘みが弱い 季節のトマトが水っぽい ミニトマト120gを半分に切って混ぜ、ビネガーは入れない

この料理で大事なのは、単に「混ぜすぎない」と覚えることではなく、皿の底の汁を見分けることです。透明な水は失敗寄り、赤い汁と油が混ざったものは食べる価値のあるソース。この違いを覚えると、家庭のグリークサラダは一気に作りやすくなります。

現地の食べ方と日本の台所での代替

ホリアティキは、完成した皿をきれいに保つ料理ではありません。食卓に置かれてから、フェタを崩し、オリーブをつまみ、底にたまったトマトの汁とオリーブオイルをパンで受けるところまで含めて一皿です。ギリシャの食卓では、この汁をパンですくう食べ方が自然で、サラダの最後がいちばんおいしいこともあります。

日本で悩むのは、フェタとカラマタオリーブです。フェタは料理の芯なので、最初の一回はできれば探してください。塩気が強いものは、表面だけを水でさっと流してペーパーで拭くと、野菜とのバランスが取りやすくなります。どうしても手に入らない場合は、カッテージチーズ120gに塩1g、レモン果汁5ml、オリーブオイル10mlを混ぜて代替できます。ただし、フェタ特有の締まった食感と羊乳・山羊乳系の香りまでは出ません。

カラマタオリーブがない場合は、黒オリーブで代用できます。緑オリーブは酸味と塩気が立ちやすく、サラダ全体が鋭くなるので、使うなら8粒程度に減らします。ケーパーは必須ではありませんが、少量入ると島の食べ方に近い塩気と酸味が出ます。レタスを入れたい場合は、ホリアティキというより「ギリシャ風サラダ」として別物に寄る、と考えると迷いません。

献立では、焼いた肉や魚の横に置くと使いやすいです。レモンとオレガノの香りが近いスブラキの横なら、同じ材料を使い回せます。豆の煮込みで食卓を軽くしたい日はファソラーダ、トマトとパンの軽食に寄せるならダコスへつなげると、ギリシャ料理の冷たい皿の幅が見えてきます。

保存とよくある質問

グリークサラダの野菜、フェタ、オリーブ、オレガノを別々の容器に分けた保存準備
作り置きは完成形で保存せず、野菜、フェタ、オリーブ、オイルとオレガノを分けると水っぽくなりにくい

作り置きできますか?

完成後は20分以内に食べるのがいちばんおいしいです。作り置きするなら、トマトときゅうりを切って冷蔵2時間、玉ねぎとピーマンを切って冷蔵半日、フェタとオリーブは別容器で冷蔵1日までにします。塩、オイル、オレガノは食べる直前に加えてください。

レタスを入れてもよいですか?

家庭のサラダとしては入れても構いません。ただし、現地でホリアティキと呼ばれる定番の形からは離れます。レタスは水分を抱え、フェタの塩気を全体へ薄く広げるので、この記事の作り方では使いません。入れる場合は「ギリシャ風サラダ」と考え、オイルを少し減らすと重くなりにくいです。

フェタがない場合は何で代用しますか?

カッテージチーズ120gに塩1g、レモン果汁5ml、オリーブオイル10mlを混ぜると、酸味と白い見た目は近づきます。水切りヨーグルトでも酸味は出ますが、皿の底の汁に溶けやすくなります。グリークサラダらしさを出すなら、フェタは省略しない方が安定します。

オリーブやケーパーの塩気が強い時は?

オリーブは水でさっとすすぎ、ペーパーで拭きます。ケーパーは塩漬けなら20秒、瓶詰めなら汁を切るだけで十分です。長く水にさらすと香りまで抜けます。塩気が強いフェタを使う日は、材料表の塩1gを入れず、食べる直前に味を見ます。

パンは必要ですか?

主菜の横に小さく出すだけならなくても成立します。ただし、グリークサラダらしい楽しさは皿の底の汁にあります。バゲット、カンパーニュ、ピタを少し添えると、トマトの汁、オリーブオイル、オレガノを最後まで食べられます。白米に合わせる場合は、オイルを45mlに減らすと重くなりにくいです。

トマト缶で作れますか?

おすすめしません。トマト缶は加熱料理向きの香りで、生のホリアティキに使うと青い香りが足りません。どうしても季節のトマトが弱い時は、生のトマト380gにミニトマト120gを混ぜます。缶ではなく、切った時に汁と種が出る生のトマトを使う方が皿の底のソースが明るくなります。

参考資料

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行グリークサラダの作り方|ホリアティキの夏野菜
URL
https://sekaigohan.com/recipes/europe/greece/greek-salad
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月3日
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