白いんげん豆にタヒニソース、ゆで卵、トマト、玉ねぎ、スマックを添えたトルコ・アンタルヤ式のピヤズ
🔪下準備20分
🔥調理10分
🍽️分量4
🌍料理トルコ料理
中東レシピ

ピヤズの作り方|トルコ・アンタルヤの豆サラダ

24分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 豆を洗って水気を整える
STEP 11 / 6

豆を洗って水気を整える

所要時間5分

白いんげん豆の水煮480gをざるにあけ、流水で30秒ほど洗います。缶の液の塩気やぬめりを落としたら、ざるを軽く振って3分置きます。豆の表面が濡れていても、ざるの下に水滴がぽたぽた落ちない状態が目安です。乾燥豆から作る場合は、柔らかく茹でた豆を温かいうちに使うとソースがなじみます。

手順2: 玉ねぎをスマックでなじませる
STEP 22 / 6

玉ねぎをスマックでなじませる

所要時間8分

玉ねぎ120gを1から2mmの薄切りにし、塩2g、スマック1g、レモン汁5mlを加えて指先で30秒だけもみます。そのまま7分置き、玉ねぎの角が少し丸くなり、赤紫の粉が薄くなじんだら軽く水気を絞ります。水にさらすより香りが残り、肉料理の横に置いたときにぼやけません。

手順3: タヒニのタラトルソースを作る
STEP 33 / 6

タヒニのタラトルソースを作る

所要時間5分

ボウルにタヒニ70g、白いんげん豆の茹で汁または水60ml、レモン汁20ml、酢15ml、すりおろしにんにく2g、塩3g、オリーブオイル15mlを入れ、泡立て器で1分混ぜます。最初は分離したように見えますが、混ぜ続けると白っぽくなります。スプーンですくって線を引くと2秒ほど跡が残り、その後ゆっくり消える濃度が目安です。固ければ水を10ml、緩ければタヒニを小さじ2足します。

手順4: 卵を固ゆで寄りにする
STEP 44 / 6

卵を固ゆで寄りにする

所要時間10分

小鍋に卵2個とかぶる量の水を入れ、中火で沸騰させます。水面に細かい泡が上がり、軽く沸いたら弱火に落として8分ゆでます。火が強すぎて卵が鍋底で跳ねると殻が割れやすいので、ふつふつする程度を保ちます。冷水に2分取り、殻をむいて4等分します。黄身は中心がしっとりしていて、切っても流れない状態がピヤズに向きます。

手順5: 豆とソースをやさしく合わせる
STEP 55 / 6

豆とソースをやさしく合わせる

所要時間4分

水気を切った白いんげん豆を大きめのボウルへ入れ、タラトルソースの3分の2を加えます。木べらで底から返すように、1分ほどやさしく混ぜます。豆の皮が少しだけ割れ、白いソースが表面に薄くまとったら止めます。混ぜすぎると豆がつぶれて重くなるため、ボウルの底にソースが少し残るくらいで十分です。

手順6: 皿に広げて仕上げる
STEP 66 / 6

皿に広げて仕上げる

所要時間3分

直径24cmほどの浅い皿に豆を広げ、残りのソースをところどころに落とします。スマックでなじませた玉ねぎ、くし形に切ったトマト、4等分したゆで卵を周囲に置きます。パセリ15g、スマック1g、黒こしょう0.5g、残りのオリーブオイル15mlをかけ、パンを添えます。食べる直前に全体を少し崩し、皿の底のソースを豆とパンで拾います。

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Ingredients

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材料スライド
15品目

買い出しの前に

白いんげん豆、タヒニ、スマック、レモン、酢、玉ねぎ、トマト、パセリ、ゆで卵を並べたピヤズの材料
ピヤズの材料。白いんげん豆、タヒニ、スマック、玉ねぎ、トマト、ゆで卵で組み立てる
材料 分量 代替・注意
白いんげん豆の水煮 480g 400g缶なら2缶を水切り。乾燥豆なら200gを一晩戻して柔らかく茹でる
白いんげん豆の茹で汁または水 60ml タヒニをのばす。缶詰の液は塩分が強ければ水に替える
タヒニ 70g 白練りごまでも代用可。甘くないものを使う
レモン汁 25ml 約1/2個分。酸味が弱いレモンなら30mlまで増やす
米酢または白ワインビネガー 15ml アンタルヤ式は酢の輪郭が大事。穀物酢なら10mlから
にんにく 1/2片(2g) すりおろす。強すぎると豆の甘みを消す
5g 玉ねぎ用2g、ソース用3gに分ける
オリーブオイル 30ml 仕上げにも使う
玉ねぎ 120g 薄切り。赤玉ねぎでもよい
スマック 2g 仕上げと玉ねぎ用。なければレモンの皮少量で香りを補う
トマト 180g くし形。水っぽい種は少し外す
2個 固ゆで寄りにする
パセリ 15g みじん切り。イタリアンパセリが使いやすい
黒こしょう 0.5g 仕上げ
パン 4切れ ピタ、バゲット、食パンのトーストでよい

この料理にはごまを含むタヒニを使います。パンを添える場合は小麦にも注意してください。豆は缶詰でも成立しますが、開けてすぐ和えると水っぽくなります。必ず洗って水気を切り、ソースを吸う余白を作ります。

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買い出しガイド

買い出しで迷う材料

白いんげん豆は、日本のスーパーでは売り場が安定しません。輸入食材店ではカネリニビーンズ、国産なら大手亡豆という名前で見つかることがあります。急ぐ日は水煮缶、週末に本格的に作る日は乾燥豆を一晩戻す、という使い分けが現実的です。

タヒニは白練りごまで代用できますが、和風の甘いごまペーストや加糖タイプは避けます。スマックは省いても食べられますが、レモンだけでは出ない赤紫の酸味が入り、肉料理の横に置いたときの輪郭が変わります。バリラムサッハンにも使えるので、中東料理を続けて作るなら持っておく価値があります。

豆、タヒニ、スマックは一度買うと、フムスタブーレを合わせたメゼの食卓へ広げやすい材料です。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
90
kcal
4.0g
タンパク質
5.0g
脂質
8.3g
炭水化物
2.5g
食物繊維
190mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

白いんげん豆、タヒニ、スマック、レモン、酢、玉ねぎ、トマト、パセリ、ゆで卵を並べたピヤズの材料
ピヤズの材料。白いんげん豆、タヒニ、スマック、玉ねぎ、トマト、ゆで卵で組み立てる
材料 分量 代替・注意
白いんげん豆の水煮 480 g 400 g缶なら2缶を水切り。乾燥豆なら200 gを一晩戻して柔らかく茹でる
白いんげん豆の茹で汁または水 60 ml タヒニをのばす。缶詰の液は塩分が強ければ水に替える
タヒニ 70 g 白練りごまでも代用可。甘くないものを使う
レモン汁 25 ml 約1/2 個分。酸味が弱いレモンなら30 mlまで増やす
米酢または白ワインビネガー 15 ml アンタルヤ式は酢の輪郭が大事。穀物酢なら10 mlから
にんにく 1/2 片(2 g) すりおろす。強すぎると豆の甘みを消す
5 g 玉ねぎ用2 g、ソース用3 gに分ける
オリーブオイル 30 ml 仕上げにも使う
玉ねぎ 120 g 薄切り。赤玉ねぎでもよい
スマック 2 g 仕上げと玉ねぎ用。なければレモンの皮少量で香りを補う
トマト 180 g くし形。水っぽい種は少し外す
2 個 固ゆで寄りにする
パセリ 15 g みじん切り。イタリアンパセリが使いやすい
黒こしょう 0.5 g 仕上げ
パン 4切れ ピタ、バゲット、食パンのトーストでよい

この料理にはごまを含むタヒニを使います。パンを添える場合は小麦にも注意してください。豆は缶詰でも成立しますが、開けてすぐ和えると水っぽくなります。必ず洗って水気を切り、ソースを吸う余白を作ります。

豆の皿なのに、ソースをすくいたくなる

ピヤズ(Piyaz)は、トルコで白いんげん豆を使って作るサラダです。サラダといっても、葉野菜を軽く食べる皿ではありません。豆、玉ねぎ、トマト、ゆで卵を並べ、レモンや酢で締め、地域によってはタヒニを使った濃いソースをまとわせます。肉を焼いた夕方の台所で、皿の底に残った白いソースをパンでぬぐうと、豆料理なのに主菜のような満足感があります。

トルコのキョフテ屋では、焼きたてのキョフテの横にピヤズが置かれることがあります。肉の脂を豆と酸味で受け止める、かなり合理的な組み合わせです。日本の食卓なら、フライパンで焼いた肉や魚、トーストしたバゲット、冷たい麦茶の横に置いても自然。白いんげん豆の水煮を使えば、平日の夜でも30分ほどで作れます。

ピヤズとは何か

ピヤズはトルコ語で豆サラダの一種を指し、基本形は白いんげん豆、玉ねぎ、パセリ、酢、オリーブオイルです。英語圏では「Turkish white bean salad」と説明されることが多く、スマックやレモンを足した軽いタイプもあります。

この記事で作るのは、地中海沿岸のアンタルヤで知られるタヒニ入りの濃いピヤズです。トルコ文化ポータルのアンタルヤ紹介では、白い豆にタヒニ、にんにく、レモン、酢を使うピヤズが地域料理として紹介されています。Türk Patentの地理的表示資料でも「Antalya Piyazı」はアンタルヤの名物として扱われ、豆とタラトルソースの組み合わせが特徴です。

日本で作るときに守りたいのは、豆を水っぽくしないこと、タヒニソースを濃くしすぎないこと、玉ねぎの辛味を抜くことです。この3つが整うと、豆の甘み、スマックの赤い酸味、ゆで卵の黄身が一皿の中でつながります。

見るポイント ピヤズらしい状態
皮が破れすぎず、噛むと中心まで柔らかい
ソース 皿に流れ出さず、豆の表面に薄くまとわる
玉ねぎ 辛味が抜け、スマックで軽く赤く染まっている
食べ方 肉料理やパンの横で、酸味と豆の甘みを足す

失敗しやすいところ

ピヤズは火を入れる工程が少ない分、素材の水分がそのまま仕上がりに出ます。特に缶詰の豆を使うときは、洗った後の水切りを雑にするとソースが薄まり、タヒニの香りだけが重く残ります。ざるで切った後、キッチンペーパーに一度広げてもよいくらいです。

失敗 原因 直し方
ソースが水っぽい 豆の水切り不足、タヒニの量が少ない タヒニ小さじ2と塩ひとつまみを足し、5分置いて豆に吸わせる
苦い にんにくが多い、練りごまが古い レモン汁5ml、茹で汁10ml、オリーブオイル5mlを足して角を丸める
玉ねぎが辛い 厚切り、置き時間不足 追加で塩ひとつまみと酢5mlを足し、5分置いて軽く絞る
豆が粉っぽい 乾燥豆の茹で不足、古い豆 弱火で10分ほど追加加熱し、指でつぶれる柔らかさにする

乾燥豆で作る場合は、前日から水に浸け、豆の3から4倍量の水で戻します。翌日、強火で沸騰させてから弱火に落とし、45から70分ほどふつふつ煮ます。豆を指で押して中心まで抵抗なくつぶれる状態が目安です。塩は最後の10分に入れると、皮が硬くなりにくくなります。

食べ方と献立

アンタルヤ式のピヤズは、豆だけで完結するというより、肉やパンの横に置いて皿全体を調える役割があります。ケバブやキョフテのような焼き肉料理に合わせると、タヒニのコクが肉の香ばしさを受け、スマックと酢の酸味が後味を軽くします。

魚にも合います。塩を振って焼いたサバや鮭の横に置くと、豆とタヒニが主食寄りの満足感を作り、レモンと玉ねぎが魚の脂を切ります。白米に合わせるより、薄く焼いたパン、バゲット、トーストした食パンの方が皿の底のソースまで食べやすいです。

場面 合わせるもの 日本の台所での組み立て
トルコ風の夕食 キョフテ、パン、焼きピーマン 肉を焼いている間にピヤズを冷蔵庫でなじませる
軽い昼食 ゆで卵を増やし、パンとスープ 卵を3個にして、ピヤズを主菜寄りにする
魚の日 焼き魚、レモン、温野菜 魚の脂をスマックと酢で切る副菜にする
メゼの食卓 フムス、タブーレ、バリラ 豆料理が重なるので、ピヤズは小皿で出す

同じ豆料理でも、温かいひよこ豆のバリラは朝食やメゼ向き、ギリシャのファソラーダはスープとして一皿で食べる料理です。ピヤズはその中間で、冷たくても常温でも食べやすく、焼いた主菜の横に置きやすいのが強みです。

保存と作り置き

ピヤズは作ってすぐより、10から20分置いた方が豆とソースがなじみます。ただし、トマトとゆで卵まで混ぜて長く置くと水分が出ます。作り置きするなら、豆とソース、玉ねぎ、トマト、卵を分けて保存し、食べる直前に皿へ組み立てます。

状態 保存方法 日持ち ポイント
豆とソースを和えたもの 冷蔵 2日 密閉容器へ。食べる前に常温で15分置く
玉ねぎのスマック和え 冷蔵 1日 水分が出るので軽く絞ってから使う
ゆで卵 冷蔵 2日 殻をむいたら密閉し、乾燥を防ぐ
完成後の皿 冷蔵 当日中 トマトの水分が出るため翌日向きではない

冷蔵庫から出した直後はタヒニが締まり、香りが弱くなります。食べる15分前に出し、固ければ水またはレモン汁を小さじ1ずつ足して戻します。電子レンジで温めると玉ねぎとトマトの香りが崩れるため、常温へ戻すだけで十分です。

よくある質問

白いんげん豆の代わりにひよこ豆で作れますか?

作れますが、別の料理に近づきます。ひよこ豆はナッツのような香りがあり、タヒニとはよく合います。ただし、ピヤズらしいなめらかな白い豆の食感は弱くなります。ひよこ豆を使うなら、レモンを少し増やし、クミンを小さじ1/2足すとまとまりやすいです。

タヒニなしのピヤズにできますか?

できます。トルコ各地には、タヒニを入れずに酢、オリーブオイル、玉ねぎ、パセリで軽く仕上げるピヤズもあります。その場合は、タヒニ70gと茹で汁60mlを抜き、オリーブオイルを45ml、酢を25mlに増やしてください。より軽く、焼き魚や揚げ物に合わせやすい副菜になります。

スマックがない場合はどうしますか?

レモンの皮を少量すりおろし、黒こしょうを少し増やします。スマックの赤い色と乾いた酸味は完全には代替できませんが、香りの方向は近づきます。梅干しやゆかりを入れると日本の味に寄りすぎるため、ピヤズとしてはおすすめしません。

ゆで卵は必須ですか?

アンタルヤ式では卵を添える形がよく見られますが、必須ではありません。肉料理の横に出すなら卵なしでも十分です。昼食として一皿で食べるなら、卵を入れた方が満足感が出ます。半熟にしすぎると黄身がソースに溶け、豆の味がぼやけるので、固ゆで寄りが扱いやすいです。

前日に作って弁当に入れられますか?

豆とソースだけなら前日に作れます。トマトと卵は当日に足してください。弁当に入れる場合は水分が出やすいので、トマトは別容器にし、パンと一緒に食べる形が向いています。夏場はごまと卵を含むため、保冷剤を使い、長時間の常温放置は避けます。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ピヤズの作り方|トルコ・アンタルヤの豆サラダ
URL
https://sekaigohan.com/recipes/middle-east/turkey/piyaz
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月2日
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