香味ココナッツを混ぜた白身魚をレモングラスに巻き付けて焼いたバリ料理サテ・リリット
🔪下準備45分
🔥調理15分
🍽️分量4
🌍料理バリ料理・インドネシア料理

サテ・リリットの作り方|白身魚をレモングラスに巻くバリ料理

39分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 4

香味野菜を刻み、ペーストを炒めて冷ます

手順1: 香味野菜を刻み、ペーストを炒めて冷ます

赤玉ねぎ、にんにく、しょうが、ターメリック、唐辛子、レモングラスを2〜3mmに刻み、すり鉢またはフードプロセッサーで粗いペーストにします。フライパンへココナッツオイルを入れて弱めの中火にかけ、6〜8分炒めます。水分が十分に飛び、油が縁ににじみ、香りが立ったら火を止め、10分以上冷ましてください。

STEP 22 / 4

冷たい魚と香味ココナッツを合わせる

手順2: 冷たい魚と香味ココナッツを合わせる

魚の水気を拭き、2cm角に切ってから、包丁で細かくたたくかフードプロセッサーで6〜8回ずつ短く回します。完全なペーストではなく、米粒より少し大きい粒が残る状態で止め、冷ましたペースト、ココナッツ、細切りのこぶみかんの葉、ライム果汁、塩、パームシュガーを2分練ります。手に吸い付く粘りが出たら、茶さじ1杯を中火で片面1分ずつ焼いて味を確かめ、表面と中心が白っぽく固まったら、冷蔵庫で15分休ませます。

STEP 33 / 4

レモングラスへ薄く巻き付ける

手順3: レモングラスへ薄く巻き付ける

レモングラス8本は下から7〜8cmを残して硬い外皮を一枚むき、根元を包丁の背で軽くつぶします。具を8等分して一つ約100gに分け、手を水で濡らしてから茎の周囲へ厚さ1.5〜2cmで細長く押し付けます。成形は8本で10分ほどです。具が均一にまとまり、表面がなめらかになったら、上側2〜3cmは持ち手として残します。ひびが出たら具をいったん冷やし、指先で表面をならしてから巻き直します。

STEP 44 / 4

中火で返し、中心まで火を通す

手順4: 中火で返し、中心まで火を通す

グリルパンを中火で3分予熱し、表面へ薄く油を塗ります。巻き終わりを下にして置き、最初の3分は動かさず、焼き色がついて自然に離れたら返します。反対面を3分、側面を1〜2分ずつ焼き、厚い部分を割って中心まで白く不透明になり、身がほぐれる状態を確認します。温度計があれば最も厚い中心が63℃以上になるまで焼き、焦げそうなら弱めの中火に落としてふたを1〜2分かぶせます。

焼き上がったサテは皿へ移し、2〜3分置いてから盛り付けます。

休ませている間に表面の油が落ち着き、持ち上げたときに具が茎から滑りにくくなります。

付け合わせのサンバル・マタは、紫玉ねぎ、レモングラス、唐辛子、こぶみかんの葉、塩を合わせ、温めたココナッツオイルとライム果汁を食べる直前に加えます。

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Ingredients

材料を分けて見る

準備

買い出しの前に

白身魚は、魚売り場で生の切り身を買い、帰宅後すぐに冷やして使います。 スズキやタイのような身の締まった魚が扱いやすく、日本で作りやすい生たらでも構いません。 脂の強い魚ほどまとまりやすい反面、香味の輪郭が重くなるため、最初は淡白な白身魚を選ぶとレモングラスとこぶみかんの葉を感じやすくなります。

白身魚、香味ペースト、ココナッツ、こぶみかんの葉を並べたサテ・リリットの材料
魚の水分を拭き、香味野菜と葉を先にそろえてから成形へ進む
7品目

サテ・リリットの本体

材料 分量 代替・備考
白身魚(生・皮と骨を除く) 600g 生たら、スズキ、タイなど。水分を拭いてから使います
生のすりおろしココナッツ 60g 無糖ココナッツファイン50gを湯大さじ2で戻し、冷まして代用できます
こぶみかんの葉 5枚 冷凍は解凍して水気を拭き、細切りにします。乾燥品なら3枚程度です
ライム 1個 果汁大さじ1を使います。なければレモン果汁小さじ2です
小さじ1と1/2(約9g) 添えるサンバルの塩分を考え、最初は小さじ1から調整します
パームシュガー 小さじ2(約10g) 黒糖を同量で代用できます
ココナッツオイル 大さじ1 香味ペーストを炒める油。太白ごま油でも作れます
6品目

香味ペースト

材料 分量 代替・備考
赤玉ねぎまたは紫玉ねぎ 80g 小さめ6個が目安。普通の玉ねぎなら60gです
にんにく 3片(約15g) 香りを弱めたい場合は2片にします
しょうが 15g 日本で手に入りやすいしょうがを使います。クンチュールがあれば半量を置き換えられます
ターメリックパウダー 小さじ1 生ターメリック10gでも構いません。衣類に色が残るため扱いに注意します
赤唐辛子 1〜2本(10〜20g) 辛さを抑えるなら種を除き、輪切り唐辛子なら小さじ1です
レモングラス(根元) 1本 白い柔らかな部分だけを使い、繊維を断つように薄切りにします
8品目

レモングラスと添え物

材料 分量 代替・備考
太いレモングラスの茎 8本 先端を切り、下から7〜8cmを巻き付け用にします。竹串なら8本です
紫玉ねぎ 1/2個(約60g) サンバル・マタ用。薄い輪切りにします
レモングラス 1/2本 サンバル・マタ用。芯を除いてできるだけ薄く刻みます
青唐辛子または赤唐辛子 1本 辛さは量で調整します
こぶみかんの葉 1枚 サンバル・マタ用。なくても本体は作れます
ライム果汁 大さじ1 玉ねぎの辛味を締める酸味です
ココナッツオイル 大さじ1 温めてからかけます
ひとつまみ サンバル・マタ用です

こぶみかんの葉は、レモングラスだけでは出ない青い柑橘香を魚の脂へ重ねます。 生鮮の入荷を待つより、冷凍品を小分けして使うほうがこの料理には向いています。 選ぶときは、リンク先で「冷凍」「100g」などの内容表示と、バイマックルー/カフィアライムリーフの表記が一致するかを確認してください。 乾燥品は香りが丸くなるので、細かく砕かず水で戻してから刻むと葉の香りが残ります。

香味ペーストは、包丁で細かく刻んでからすり鉢ですっても作れます。 魚をなめらかにしすぎず、粘りだけを出したいときは、冷えた魚を数回に分けてパルス運転できるフードプロセッサーが便利です。 ただし、8本分だけなら包丁で十分です。 道具を買う場合は、サテ以外にも香味野菜、肉、ナッツを何度も刻むかを先に考え、リンク先でロボ・クープ RM-5200Fの型式と3.6Lの容器容量を確認してください。 このサイズを一皿のためだけに置く必要はなく、置き場所がない家庭は買わずに包丁とすり鉢で進めるほうが合理的です。

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材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

栄養情報 1人分の目安
63kcal
エネルギー
7.3g
タンパク質
3.0g
脂質
2.5g
炭水化物
0.8g
食物繊維
225mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

レモングラスを持つと、魚の香りが先にほどける

焼き網へ置いた瞬間、刻んだレモングラスとこぶみかんの葉の香りが立ちます。 表面の魚は白く固まりながら、油を含んだココナッツの粒がところどころ色づき、細い茎の周りに巻いた具が少しずつ締まっていきます。 サテ・リリットは、肉の角切りを串へ刺す一般的なサテとは違い、味をつけたひき肉や魚を棒へ「巻き付ける」料理です。 インドネシア語・バリ語の「lilit」は、巻く、包むという動作を指します。

バリの家庭料理として作るなら、白身魚に香味野菜、ココナッツ、唐辛子を合わせ、太いレモングラスの茎を持ち手にします。 本来の炭火やココナッツ殻の火は日本の家庭では再現しにくいため、厚手のグリルパンや魚焼きグリルの平らな面で、最初だけ動かさず焼く方法に置き換えます。 火を強くして香ばしさだけを先に出すと、外側が焦げても中心が生のままになりやすい料理です。 香りを残すことと、厚みを薄くそろえることを同時に守ると、白身魚でも崩れず、中心までしっとりした仕上がりになります。

サテ・リリットは結婚式や寺院の祭礼などの共同の食卓にも登場し、魚、鶏、豚など手に入る主材料で姿を変えます。 海辺なら魚、内陸なら鶏や豚という説明もあり、どれか一種類だけが正解という料理ではありません。 一方で、レモングラスへ巻く形、根と葉をすり合わせた香味、焼きたてを白いご飯や生のサンバルと食べる流れは、バリらしさを保つ芯になります。 日本で作る一皿では、魚を選び、香りの葉だけを通販で補い、辛さを卓上で調整するのが無理のない寄せ方です。 同じバリ料理のウラプを野菜の皿に、香味をじっくり染み込ませるアヤム・ベトゥトゥを別の日の主菜にすると、レモングラスやこぶみかんの葉を余らせずに使えます。

魚と香味野菜を刻み、レモングラスへ巻く準備をするバリの共同調理
魚を刻み、香味を合わせ、家族や近所の人と巻く準備を分け持つ

失敗しやすいところ|崩れ方で戻し方を変える

サテ・リリットは、味付けよりも具の水分と厚みで成否が分かれます。 巻き付ける前に小さな試し焼きをするだけで、途中の修正が容易になります。

焼き色がつき、中心が白く不透明になったサテ・リリットを割って確認する判断場面
表面の焼き色だけで判断せず、厚い部分の中心が白く不透明かを確認する

巻いた具がレモングラスから割れる

具がひび割れるときは、魚の水分が少ないか、冷えて粘りが出る前に成形しています。 まずボウルごと冷蔵庫へ戻して15分置き、濡らした手で表面を押し直します。 それでも粉っぽく割れる場合は、ココナッツミルクを小さじ1だけ加えて30秒練り、もう一度茶さじ1杯を焼いて確認します。 最初から多く入れると柔らかくなりすぎるため、一度に大さじ単位で足さないでください。

逆に、具が手や茎からずるりと落ちるなら、魚の水気を拭き切れていないか、香味ペーストが熱いまま混ざっています。 冷蔵庫で20分冷やし、具を薄くしてから巻き直すと形が保ちやすくなります。 片栗粉や小麦粉を増やして固めると、魚の弾力ではなく練り物のような食感へ寄るので、このレシピでは使いません。

表面だけ黒くなり、中心が生っぽい

グリルパンの予熱が強すぎる、または具の厚みが2cmを超えているのが主な原因です。 焦げた部分を削って食べるのではなく、まだ生の串は弱めの中火へ移し、ふたをして1〜2分ずつ追加加熱します。 魚は中心が透明なままなら食べず、最も厚い部分を割って白く不透明になったか、フォークで身がほぐれるかを見ます。 生の魚を扱ったまな板と箸は、盛り付け用と分けて洗ってください。

魚のにおいが強く残る

香味を増やす前に、魚そのものを見直します。 FDAは、生魚について魚臭さ、酸っぱいにおい、アンモニア臭ではなく、穏やかで新鮮なにおいのものを選ぶよう案内しています。 購入後は冷蔵し、すぐ使わない場合も室温へ置きっぱなしにしません。 生たらを使うなら、表面の水分をペーパーで押さえ、こぶみかんの葉は葉脈を除いて細く刻むと、魚臭さを隠すのではなく香りの層を足せます。

具が乾いてぱさつく

火が強いまま長く焼いたか、魚を回しすぎて細胞から水分を出しすぎた可能性があります。 次回は魚を冷たい状態で粗く刻み、ココナッツを60gまで減らさず、焼き始めの3分だけ触らないでください。 今回の串は、温かいご飯の横に置き、ライム果汁を少量かけると食べやすくなります。 ただし、酸味を先に混ぜすぎると具がゆるくなるため、ライムは盛り付け時に足します。

地域と家庭で変わる味|バリらしさをどこに置くか

魚、鶏、豚で食感が変わる

海辺のバリで魚を使うサテ・リリットは、身の香りを細い香味で支える料理です。 今回の白身魚は、ココナッツを抱えながらも、噛むとほろりとほどけます。 魚の種類を変えるなら、脂の少ない白身魚はココナッツを減らさず、サーモンのような脂のある魚はココナッツオイルを小さじ2に減らすと重くなりません。 冷凍魚は解凍時の水分で具がゆるみやすく、魚の風味も変わるため、資料にある家庭向けの魚版に寄せるなら生魚を優先します。

鶏ももひき肉へ替えると、魚より弾力が出て香味ペーストを強く受け止めます。 豚ひき肉なら脂の甘さが前へ出るので、ココナッツを50gにして唐辛子を少し増やすと輪郭がぼやけません。 どちらも魚のレシピとは別の食感で、中心まで十分に加熱する必要があります。 鶏肉へ替えた場合は中心74℃、豚肉へ替えた場合はひき肉として71℃を目安にし、串の太さを魚版より厚くしないでください。

本場寄りのブンブと、日本向けの香味ペースト

バリ料理の土台として紹介される「Base Genep(バセ・ゲネプ)」は、玉ねぎ、にんにく、唐辛子だけでなく、ガランガル、しょうが、クンチュール、ターメリック、キャンドルナッツ、シュリンプペースト、レモングラスなどをすり合わせる香味ペーストです。 料理人のレシピでは、これを肉、魚、野菜に広く使える基礎として扱っています。

ただし、Base Genepを完全に作ると400g前後でき、サテ8本には多すぎます。 ガランガルとクンチュールは香りの奥行きを作りますが、日本では一度の買い物で余りやすいため、今回の配合ではしょうがとこぶみかんの葉を軸にしました。 キャンドルナッツのコクがほしい人は、無塩マカダミアナッツ10gを香味ペーストへ足せます。 シュリンプペーストを足す場合は小さじ1/2から始め、えびアレルギーがある人や魚だけの澄んだ香りを好む人は省いてください。

この省略は、バリ料理そのものを一つの固定配合へ決めるためではありません。 日本の台所で余らせずに作るため、何を守ればサテ・リリットと感じられるかを選んだものです。 魚の粒、ココナッツの丸み、レモングラスの持ち手、こぶみかんの葉の青い香りを残せば、追加の根菜を増やさなくても料理の輪郭は伝わります。

サンバル・マタは別添えにする

バリのサンバル・マタは、紫玉ねぎ、レモングラス、唐辛子、こぶみかんの葉へ温めた油とライムを合わせる、生の香りを楽しむ添え物です。 焼き上がったサテへ最初から混ぜず、皿の端に置くと、魚の香味と辛味の強さを一口ごとに変えられます。 料理人のレシピには「サテ自体の味が強いのでソースを要しない」という食べ方もあり、観光案内ではサンバル・マタを添える流れも紹介されています。 家庭や店、祭礼の規模で添え物が変わる部分です。

生の青唐辛子や赤唐辛子が手に入らないときは、サンバル・マタを無理に赤いペーストへ置き換えず、サンバル・オレックを小皿に少量出すほうが本体の香りを守れます。 これはサンバル・マタと同じものではなく、唐辛子の辛さを足すための近道です。 購入するなら、リンク先でKOKITAの「サンバルオレック」と商品名が一致するかを確認し、辛さを味見してから小さじ1/2ずつ添えます。 辛いものを食べない人がいる食卓、または生玉ねぎの香りが苦手な人には、カードを見送ってライムだけを添えても十分です。

白身魚、鶏、豚を使ったサテ・リリットの違いを一皿に並べた比較
主材料を変えると、魚のほろりとした食感、鶏の弾力、豚のコクが変わる

バリの食卓で、サテは串料理から少し外れている

サテという言葉から、細い竹串に小さな肉を何個も並べる姿を思い浮かべる人は多いでしょう。 サテ・リリットは、その想像を少し外します。 小さく切った肉を串へ通すのではなく、味付けした魚や肉を手で押し広げ、棒の周囲へ巻き付けるからです。 茎が持ち手になり、具の表面積が大きくなるため、香味ペーストと焼き目を一口にまとめられます。

インドネシア政府観光局の紹介では、魚、鶏、豚などを使い、竹やレモングラスへ巻き付けて炭火で焼く料理として説明されています。 また、バリ島クルンクン県の観光局は、鶏、豚、海魚のサテ・リリットが伝統行事や宗教儀礼の場で供され、バンブーやココナッツの葉柄へ具を固めて焼くと案内しています。 地域の食材と手に入る棒で形が変わる料理だからこそ、家庭の食卓にも入りやすかったのでしょう。

祭礼の前日に、刻む作業を分け持つ

バリの料理人Wayan Sutariawanは、サテ・リリットを祭りや祝宴のたびに作り、近所の人と前日に肉を刻み、香味ペーストを用意する共同作業として紹介しています。 大量の魚や肉を一人でなめらかにするのではなく、刻む、混ぜる、棒へ巻くという手を使う工程を分ける発想です。 焼く人の前には、すでに同じ太さの具が並び、火の前で形を整える時間を短くできます。

この背景を日本の家庭へそのまま移す必要はありません。 ただ、サテを一人分ずつ完璧に飾る料理と考えるより、具を先に8個へ分け、家族で巻き、焼きたてを中央へ置くほうが料理の性格に合います。 細い串に刺すサテと違い、レモングラスの茎を持って食べられるため、皿に箸を伸ばす食卓でも扱いやすい形です。

火は味だけでなく、燃料の記憶をつくる

バリではココナッツの殻を使った火で焼く方法があり、殻の煙が香りへ加わります。 家庭向け資料では、炭火の代わりに平らなグリルやノンスティックパンを使える一方、香りは同じではないと説明されています。 日本のグリルパンでは、煙を強く出すことより、具を薄くして表面をじっくり乾かし、レモングラスの香りを焦がさず残すほうが再現しやすいです。

火を近づけすぎると、ターメリックの色と魚の脂が黒くなります。 弱めの中火へ下げ、返す回数を増やさず、ふたで中心へ熱を回してください。 炭火らしい煙を足したいからと、屋内で殻や木片を燃やすのは危険です。 魚の中心が白くなり、表面に軽い焼き色がついたところで火から外し、余熱で2〜3分落ち着かせるのが家庭での安全な落としどころです。

白いご飯、サンバル、野菜が一皿の居場所を作る

サテだけを串盛りにすると、香味の強い魚料理として終わります。 白いご飯や米菓、サンバル・マタ、青菜の和え物を横へ置くと、魚の脂を受け止める白さ、辛味、歯ざわりが加わります。 バリの食卓では、サンバルが単なる添え物ではなく、急いだときにご飯と食べるほど身近な存在だという料理人の説明もあります。 サテの味を薄めるためではなく、辛味と酸味を別の場所へ置いて、同じ串を食べる人それぞれが一口の強さを選べるようにするものです。

食べるときはレモングラスの茎を持ち、上から少しずつかじります。 茎そのものは硬く食べませんが、香りをつかむための持ち手です。 茎から外してご飯へ盛ってもよく、子どもや箸を使う人には焼き上がりを皿へ移してからほぐすほうが安全です。

白いご飯、サンバル・マタ、青菜とサテ・リリットを囲むバリの家庭の食卓
焼きたてのサテ・リリットを中心に、ご飯と辛味、野菜を別々に置く家庭の食卓

よくある質問

日本の台所で冷凍のこぶみかんの葉と白身魚、レモングラスを使い分ける準備風景
本場の香りを足す材料と、日本の台所で代用する材料を分けて準備する

サテ・リリットに向く魚は何ですか?

生たら、スズキ、タイなど、皮と骨を除ける白身魚が扱いやすいです。 身が柔らかすぎる場合は水分を丁寧に拭き、2cm角にして冷やしたまま刻みます。 サーモンでも作れますが、脂と香りが強くなるため、ココナッツオイルを減らし、ライムを食べる直前に添えてください。

冷凍の白身魚は使えますか?

使えますが、解凍時に出る水分で具がゆるくなりやすく、魚の種類によっては生魚版よりまとまりません。 冷蔵庫でゆっくり解凍し、表面と切り口の水分をペーパーで押さえてから使います。 室温で放置して解凍せず、解凍後はすぐ加熱してください。 初回で形を安定させたいなら、販売時点で生の切り身を選ぶほうが簡単です。

レモングラスの茎が細くて巻けません。

硬い外皮を一枚むいても細い場合は、具を厚く盛らず、茎へ薄く長く押し付けます。 それでも持ち手にならなければ、竹串へ巻いて平らなグリルパンで焼き、焼き上がりに茎を抜いてください。 棒へ巻く形を保つことが目的なので、細い茎に無理やり具を重ねて中心を厚くするより、代替の竹串で均一にするほうが失敗が少なくなります。

こぶみかんの葉がないと味は変わりますか?

変わります。 レモングラスは明るいレモン系の香り、こぶみかんの葉は葉を折ったような青い柑橘香を持ち、同じ代用品ではありません。 本体の5枚を省いても作れますが、香味の奥行きが一段浅くなります。 冷凍の葉を使うなら、解凍して水気を拭き、葉脈を除いて細切りにしてください。 ライムの皮を少量削る方法は香りを補えますが、苦味を出さないよう緑の表面だけを使います。

サンバル・オレックでサンバル・マタを作れますか?

同じものにはなりません。 サンバル・マタは生の紫玉ねぎ、レモングラス、唐辛子、ライムの歯ざわりと香りを食べる添え物です。 サンバル・オレックは赤唐辛子のペーストなので、辛味を小皿で足す代替として使い、本体や生野菜へ混ぜ込まないほうが違いを説明しやすくなります。 生の香味を作れる日はカードを見送り、辛味だけを簡単に用意したい日に選んでください。

作ったサテ・リリットは保存できますか?

魚の具は、成形前も成形後も冷蔵したまま扱い、できればその日のうちに焼きます。 焼いた後は浅い容器へ移して早く冷まし、常温に長く置きません。 FDAは魚介を購入後すぐ冷蔵または冷凍し、冷蔵する場合は40°F(約4.4℃)以下で2日以内に使うよう案内しています。 食卓へ出した焼き魚を室温に置く時間も、2時間を超えないようにしてください。気温が高い日は1時間が目安です。 翌日に食べる場合は中心まで熱くなるよう再加熱し、におい、ぬめり、酸味のある異臭があれば食べずに廃棄します。

えびアレルギーがある場合はどうしますか?

基本配合にはシュリンプペーストを入れていませんが、バリの香味ペーストやサンバルには使われることがあります。 商品表示、加工場表示を確認し、少しでも不明なら入れないでください。 魚そのものが含まれるため、魚アレルギーがある人向けのレシピではありません。 まな板、包丁、ボウルを生魚専用にし、食べる人が異なる場合は取り分ける前に器具を洗浄します。

主な参考リンク

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