半熟卵ときゅうりを添えた中国家庭風の炒饭
🔪下準備25分
🔥調理12分
🍽️分量2
🌍料理中国料理
東アジアレシピ

チャーハンの作り方|中国の炒饭

26分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 冷やご飯をほぐす
STEP 11 / 6

冷やご飯をほぐす

所要時間25分

火は使いません。炊きたてを使う場合は、硬めに炊いたご飯360gをバットへ広げ、湯気が弱まるまで5分置いてから冷蔵庫で20分冷やします。前日のご飯なら、手で触れる程度の冷たさのまま、しゃもじで2cm以下の塊にほぐします。米粒の表面が少し乾き、指で触ってもべたっとしない状態が目安です。

手順2: 香味油を作る
STEP 22 / 6

香味油を作る

所要時間3分

中華鍋または深いフライパンに油大さじ1と1/2を入れ、中火で1分温めます。長ねぎ、にんにく、湯で戻して粗く刻んだ干しえびを入れ、弱めの中火で2分炒めます。ねぎの白さが少し透き通り、干しえびの縁に小さな泡が出て、香りが立ったら止めどきです。にんにくが焦げ茶色になる前に次へ進みます。

手順3: 野菜と卵を半熟にする
STEP 33 / 6

野菜と卵を半熟にする

所要時間3分

火加減を中火に上げ、にんじん40gとグリーンピース50gを入れて1分炒めます。にんじんの角がつやっとしたら具を端に寄せ、空いたところへ溶き卵1個分を流します。20秒ほど待ち、卵の縁が固まり中心が半熟のうちに大きく混ぜます。卵を細かくしすぎると米の中で消えるので、2から3cmの塊を残します。

手順4: ご飯を入れて乾かす
STEP 44 / 6

ご飯を入れて乾かす

所要時間4分

火加減を強めの中火にし、ほぐしたご飯を一気に入れます。木べらで押すのではなく、底から返して広げる動きを3から4分続けます。米粒が油をまとい、白い塊がほぐれ、鍋肌から乾いた音が出始めたら調味料のタイミングです。鍋底に米が貼りつく場合は、油小さじ1を鍋肌から足し、火を少し弱めます。

手順5: 醤油を鍋肌から回す
STEP 55 / 6

醤油を鍋肌から回す

所要時間2分

薄口醤油小さじ2、老抽小さじ1/2、砂糖小さじ1/3を小皿で混ぜます。火は強めの中火のまま、合わせだれを米の上ではなく鍋肌へ回し入れます。じゅっと音がして香りが立ったら、30秒から1分で全体へ絡めます。米粒の色が薄い茶色にそろい、醤油の鋭さが丸くなったら味見します。塩は小さじ1/5までで調整します。

手順6: 仕上げて盛る
STEP 66 / 6

仕上げて盛る

所要時間5分

火を止め、白こしょう小さじ1/4を振ります。別の小さなフライパンに油小さじ1を熱し、中火で卵1個を2分焼きます。白身の縁がカリッとし、黄身がまだ柔らかい半熟で火を止めます。器に炒饭をふわっと盛り、目玉焼き、細切りきゅうり、薄切り紫玉ねぎを米酢で和えた小皿を添えます。米を茶碗で固く型抜きしない方が、香りが立ちます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
16品目

材料

冷やご飯、卵、にんじん、豆、ねぎ、干しえび、合わせだれを並べた炒饭の材料
炒め始める前に、米、卵、香味野菜、調味料をすべて手元に置く

ご飯は炊きたてではなく、冷やしたものを使います。当日炊く場合は水を普段より大さじ1から2少なくし、炊き上がったらバットに広げて湯気を逃がし、冷蔵庫で20分冷やしてください。

材料 分量 代替・備考
冷やご飯 360g 茶碗2杯分。硬めに炊いた日本米で可
2個 100g 1個は炒め込み、1個は目玉焼きにしてもよい
長ねぎ 1/2本 50g 小口切り。青ねぎなら3本
にんにく 1片 6g みじん切り。香りが強いので入れすぎない
にんじん 40g 5mm角に切る
グリーンピース 50g 冷凍で可。枝豆ならさやから出して40g
干しえび 8g 湯大さじ1で5分戻して刻む。叉焼40gでも可
サラダ油 大さじ2 米油、ピーナッツ油でも可
薄口醤油 小さじ2 濃口醤油なら小さじ1と1/2
老抽 小さじ1/2 色づけ用。なければ省略し、醤油を増やさない
砂糖 小さじ1/3 醤油の角を取る
白こしょう 小さじ1/4 黒こしょうでも可
小さじ1/5 最後の調整用
きゅうり 1/2本 50g 付け合わせ。細切り
紫玉ねぎ 30g 付け合わせ。薄切り
米酢 小さじ2 付け合わせ用
アレルギーと保存

このレシピは卵、えび、大豆、小麦を含む可能性があります。醤油、老抽、干しえびの原材料表示を確認してください。冷やご飯は常温に長く置かず、粗熱が取れたら冷蔵し、炒める時は全体が熱くなるまで加熱します。

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材料表の分量2人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

📊 栄養情報(1人分)
274
kcal
9.0g
タンパク質
10.5g
脂質
35.0g
炭水化物
2.0g
食物繊維
430mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。

鍋肌で米が乾く音から始める

冷蔵庫のご飯をほぐし、卵を割り、ねぎを刻んでから中華鍋を火にかける。油がさらっと流れ、にんにくとねぎの香りが立ったところへご飯を入れると、最初は白い塊だった米が少しずつほどけます。木べらで押しつぶすのではなく、鍋底から返す。鍋肌で米粒が乾き、じりじりと軽い音が出始めた瞬間、家庭の台所でも炒饭の輪郭が見えてきます。

チャーハンは日本でもなじみ深い料理ですが、中国語では炒饭、繁体字では炒飯、ピンインでは chao fan と表記します。揚州炒飯のように名前の知られた型もあれば、家の残りご飯を卵、ねぎ、干しえび、ハム、青菜で炒めるだけの皿もあります。この記事では、店の強火を再現するより、日本の家庭火力で米粒を軽く仕上げることを優先します。

炒麺撈麺と同じく、炒饭は火にかけてからの時間が短い料理です。材料を切りながら炒めるのではなく、米、卵、香味野菜、合わせだれを全部手元に置いてから始めます。

現地名の表記

本記事では、中国語の炒饭 / 炒飯を「炒饭」と表記します。日本語のチャーハンは中国料理をもとに日本で広く定着した呼び方です。ここではラーメン店のしっとりした焼き飯ではなく、家庭用コンロで米粒の水分を飛ばす中国寄せの作り方を扱います。

炒饭の歴史と現地の食卓

炒饭は、ひとつの正解を持つ料理というより、米を主食にする地域で育った再利用の知恵です。冷めたご飯を油と卵で起こし、少しの肉やえび、ねぎで香りを足す。中国の家庭や食堂では、豪華な料理の横に置く締めの米料理にもなれば、朝や昼にさっと作る一皿にもなります。よく知られる揚州炒飯は、卵、えび、叉焼、豆、ねぎなどを細かくそろえた華やかな型として紹介されますが、すべての炒饭が揚州式というわけではありません。

地域差も大きく、広東系の家庭では叉焼や干しえびで甘い香りを足すことがあり、福建風にはあんをかけるタイプもあります。香港や東南アジアの華人家庭では、長粒米を使って軽く仕上げることも珍しくありません。中国北方の家庭なら、手元にある卵、ねぎ、青菜だけで済ませる日もあります。つまり、炒饭らしさは具材の豪華さではなく、冷えた米を短時間で乾かし、卵と油の香りを米粒へ薄くまとわせるところにあります。

日本の台所で難しいのは、火力よりも米の水分です。日本米は粘りが強く、炊きたてをそのまま入れると、強火にしても米粒同士がくっつきます。前日のご飯を冷蔵し、炒める前にほぐし、二人分までに分けて鍋へ入れる。この三つを守るだけで、家庭用コンロでもかなり軽くなります。老抽は色づけの補助で、入れすぎると重くなるため小さじ1/2から。香りの主役は、ねぎ、卵、鍋肌で立てる醤油です。

判断すること 現地寄せの考え方 日本の台所での落とし方
冷めた米や長粒米を軽く炒める 日本米は硬めに炊き、広げて冷やす
米にからめるより、粒の間に残す 半熟の大きな塊を作ってから米を入れる
家庭ごと、店ごとに変わる ねぎ、卵、にんじん、豆、干しえび少量で作る
老抽や醤油で薄く色づける 老抽は小さじ1/2だけ。濃口醤油で代用可
火入れ 強い火で短く、水分を飛ばす 二人分までにし、鍋肌を広く使う

買い出しで迷うもの

近所で買うものは、ご飯、卵、ねぎ、にんじん、きゅうりです。商品カードで見る価値があるのは、色づけに使う老抽、米を広げやすい中華鍋、硬めに仕上がる長粒米です。卵や野菜を通販で探すより、調味料と道具をそろえる方が、仕上がりの差が出ます。

老抽は中国たまり醤油に近い濃い醤油で、少量で米の色を深くします。普通の醤油を増やして代用すると塩辛くなるため、なければ省略する方が失敗しません。海南鶏飯のたれや叫化鶏の下味にも回せます。

掲載商品は、価格・在庫・レビュー傾向・入手しやすさを確認して選定しています。

フライパンでも作れますが、鍋肌を広く使える中華鍋があると、ご飯の水分を短時間で飛ばしやすくなります。中華鍋は米料理だけでなく、水煮牛肉チャークイティオにも回せます。

山田工業所 鉄打出し中華鍋 33cm
山田工業所 鉄打出し中華鍋 33cm
リサーチ日時:2026-07-09

長粒米は必須ではありません。日本米しかない日は、冷やし方を丁寧にする方が大事です。ただ、炒饭の軽さを比べたい人は、ジャスミンライスを硬めに炊くと米粒がほどけやすくなります。

ジャスミンライス タイ香り米
ジャスミンライス タイ香り米
リサーチ日時:2026-07-09

食べ方と献立へのつなげ方

器に盛った炒饭へ半熟卵ときゅうりを添えたところ
炒饭には、きゅうりや玉ねぎの酸味を添えると油の香りが重くならない

炒饭は一皿で完結しますが、油と卵の香りが続く料理なので、きゅうりや玉ねぎの酸味を添えると食べやすくなります。現地の店で必ずこう出るというより、家庭で皿を重くしないための調整です。米酢小さじ2、塩ひとつまみ、砂糖ひとつまみで10分置けば十分です。

中国の家庭の炒饭は、主菜を張る日もあれば、前夜の残りものを片づける日もあります。青菜炒めの残り、叉焼の端、ゆでた豆、冷めた白飯。そうした半端な材料を、朝や昼の台所で一皿に戻す料理です。日本で作る時も、豪華にするより「水分の少ない具だけを少し入れる」と考える方が失敗しません。トマトや白菜のように水が出る野菜を多く入れたい日は、炒饭に混ぜ込まず、小皿やスープに分けると米が軽いまま残ります。

中国料理として食卓を組むなら、辛い主菜の麻婆豆腐、汁気のある水煮牛肉、野菜の多い羅漢齋と読み比べると、炒める、煮る、蒸し煮にするという火入れの違いが見えてきます。東南アジアの炒めご飯と比べるなら、魚醤で香りを作るタミンジョー、甘いケチャップマニスを使うナシゴレンも近い読み継ぎ先です。

失敗しやすいところと戻し方

炒饭の失敗は、水分、塩分、火力、量の四つに分けると戻しやすいです。店の火力がないから失敗するのではなく、家庭では一度に入れる量が多すぎることがよくあります。

状態 原因 戻し方
ご飯がべたつく 炊きたてを使った、米の量が多い バットに広げて5分冷まし、半量だけ中火で1分炒め直す
味が濃い 醤油を米の上へ直接かけた 追加の冷やご飯80g、溶き卵1個で薄める
色が黒い 老抽を入れすぎた 次回は小さじ1/2まで。濃口醤油を増やさない
卵が消える 米を入れてから長く混ぜすぎた 卵は先に大きく固め、米を入れた後は返す回数を減らす
香りが弱い 醤油を鍋肌で焼いていない 合わせだれを鍋肌へ回し、30秒だけ強めの中火で絡める
鍋に貼りつく 鍋が冷たい、油が少ない 先に中火で鍋を温め、油を薄く回してから香味野菜を入れる

冷凍グリーンピースは、凍ったまま入れて構いません。ただし霜が多い場合は軽く水で流し、ペーパーで押さえます。霜が鍋に入ると、米を乾かす前に蒸気が出て、炒めるというより蒸し焼きになります。

保存と温め直し

炒饭は作りたてが一番ですが、残った分は浅い容器に広げて冷まし、冷蔵します。米料理は常温で長く置くと傷みやすくなるため、食卓に置きっぱなしにせず、粗熱が取れたら早めに冷蔵庫へ移します。

保存方法 期間 温め直し
冷蔵 2日 フライパンで中火3分。油小さじ1を足して返す
冷凍 2週間 小分け冷凍。600Wで3分、混ぜてさらに1分
弁当 当日中 しっかり再加熱し、冷ましてから詰める。半熟卵は入れない
付け合わせ 冷蔵1日 炒饭とは別容器。水気を切って添える

電子レンジだけで温める場合は、1人分に水小さじ1を振り、ふんわりラップをして600Wで1分半温めます。一度混ぜ、さらに30秒温めます。米粒の軽さを戻したい時は、最後にフライパンで中火1分だけ炒めると香りが立ちます。

よくある質問

炊きたてご飯でも作れますか

作れますが、炊きたてをそのまま鍋へ入れるとべたつきます。炊飯時の水を大さじ1から2減らし、炊き上がったらバットに広げて粗熱を取り、冷蔵庫で20分冷やしてください。急ぐ時でも、湯気を逃がしてから炒めるだけでかなり変わります。

老抽がなくても作れますか

老抽は色づけのための調味料です。香りと塩気の主役は、ねぎ油、卵、鍋肌で立てる醤油です。老抽がない日は省略して構いません。普通の醤油を大量に増やすと、黒くなる前に塩辛くなります。

叉焼を入れるならいつですか

干しえびの代わりに、5mm角の叉焼40gを使えます。工程2の香味油の後、にんじんと豆を入れる直前に中火で1分温めます。叉焼はすでに火が通っているため、長く炒めるより脂と甘い香りを軽く出すくらいで十分です。

ジャスミンライスで作る方がよいですか

米粒を軽くしたいならジャスミンライスが向きます。ただし中国の炒饭がすべて長粒米というわけではありません。日本米でも硬めに炊いて冷やせば作れます。初回は家の米で水分管理を覚え、次に長粒米で違いを比べるのが現実的です。

一度に四人分作れますか

家庭用コンロでは二人分ずつに分けます。四人分を一度に入れると、米が鍋肌に触れる面積が足りず、炒める前に蒸れます。大きな中華鍋があっても、最初は二回に分ける方が成功しやすいです。

主な参考リンク

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