薄切り牛肉を串に寄せて香ばしく焼いたビハリケバブ。玉ねぎ、レモン、青いチャツネ、パラタを添えた南アジアの食卓
🔪下準備8時間35分
🔥調理18分
🍽️分量4
🌍料理パキスタン料理
南アジアレシピ

ビハリケバブの作り方|薄切り牛肉の香り焼き

32分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 肉を薄く切る
STEP 11 / 7

肉を薄く切る

所要時間10分

牛肉650gは表面の水分をキッチンペーパーで押さえ、繊維に直角になる向きで3から4mm厚、長さ8から10cmの薄切りにします。厚い部分は包丁の背で軽くたたき、同じ厚さにそろえます。ボウルに入れ、塩小さじ1と1/4、レモン汁大さじ1を絡め、冷蔵庫で10分置きます。肉の表面が少し締まり、ボウルの底に水がたまっていない状態が目安です。

手順2: 玉ねぎを色づける
STEP 22 / 7

玉ねぎを色づける

所要時間12分

玉ねぎ220gは2mm幅の薄切りにします。フライパンにマスタードオイル大さじ1を入れ、中火で1分温め、玉ねぎを加えます。最初の6分は中火で水分を飛ばし、縁が色づいたら中弱火に落として4から5分混ぜます。全体が薄いきつね色になり、甘い香りが立ったら火を止めます。黒く焦げた部分は苦くなるので取り除き、粗熱を取って包丁で細かくたたきます。

手順3: マリネを合わせる
STEP 33 / 7

マリネを合わせる

所要時間8分

小さなフライパンでクミンシード小さじ1を弱めの中火で1分乾煎りし、香りが立ったら粗く砕きます。ボウルにヨーグルト100g、青パパイヤすりおろし25g、にんにく、しょうが、炒めた玉ねぎ、残りのマスタードオイル大さじ2、クミン、コリアンダーパウダー、ガラムマサラ、ブラックカルダモンの種、赤唐辛子粉、黒こしょう、ナツメグを入れます。スプーンで2分混ぜ、油が分離せず、玉ねぎの粒が全体に散った濃いペースト状にします。

手順4: 肉を漬け込む
STEP 44 / 7

肉を漬け込む

所要時間8時間

下味をつけた牛肉へマリネを加え、薄切り肉の間までペーストが入るように手で2分もみ込みます。ペーストが肉に均一にまとわり、ボウルの底に水っぽい調味液が残らない状態にします。肉同士が大きな塊で重ならないように平らにならし、ラップを密着させて冷蔵庫で6から8時間置きます。途中で1回だけ上下を返します。青パパイヤの量が多いと肉が裂けやすくなるので、漬け終わりに指でつまんで、形を保ったまま柔らかく曲がる状態なら十分です。

手順5: 串へゆるく寄せる
STEP 55 / 7

串へゆるく寄せる

所要時間18分

調理の20分前に肉を冷蔵庫から出し、冷たさを少し抜きます。金串にサラダ油を薄く塗り、肉を1枚ずつ波打たせるように寄せます。強く巻きつけず、厚さ2cmほどのゆるい束にすると、表面から中心まで火が入りやすくなります。木串を使う場合は、水に30分浸してから使います。残ったマリネは生肉に触れているので、塗り直しには使いません。

手順6: 強めの火で焼く
STEP 66 / 7

強めの火で焼く

所要時間10分

グリルパンまたは厚手のフライパンを中強火で2分予熱し、サラダ油を薄く塗ります。串を並べ、最初の3分は動かさずに焼きます。肉の縁が濃い茶色になり、マリネの表面が乾いて焼き色がついたら返します。反対側も中火で3分焼き、さらに側面を1分ずつ当てます。温度計があれば厚い部分が63度C以上になり、赤い生肉色が残らないことを確認します。焦げが速い場合は中火へ落とし、白い煙が強く出るほどの火力にはしません。

手順7: 休ませて盛り付ける
STEP 77 / 7

休ませて盛り付ける

所要時間7分

焼き上がった串は網にのせ、3分休ませます。すぐに皿へ積むと下の面が蒸れて、香ばしい縁が柔らかくなります。休ませている間にパラタやナンを温め、赤玉ねぎ、レモン、香菜を用意します。ヨーグルト80gに5mm角のきゅうり50g、塩ひとつまみ、砕いたクミン少量を混ぜると、辛さを受け止める簡単なライタになります。肉を皿に移し、レモンを絞って食卓へ出します。

このレシピはひき肉ではなく薄切りの牛肉を使います。米国FSISの目安では、牛ステーキやローストは63度C以上で3分休ませる、ひき肉は71度C以上です。家庭では肉の形、厚さ、衛生状態でリスクが変わるため、赤い生肉色が残る場合は追加で1分ずつ焼き、ひき肉で作る場合は71度Cを目安にしてください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ビハリケバブの材料。薄切り牛肉、青パパイヤ、ヨーグルト、マスタードオイル、玉ねぎ、クミン、コリアンダー、ブラックカルダモン、ガラムマサラ、レモン、パラタを台所に並べた様子
ビハリケバブは薄切り牛肉、青パパイヤ、マスタードオイル、焦がさない玉ねぎを分けて用意すると味が決まりやすい
10品目

肉とマリネ

材料 分量 代替・備考
牛肩ロースまたはランプの塊 650g 繊維が見える赤身寄り。ヒレなら上品、肩ロースなら脂の香りが出る
小さじ1と1/4 肉の下味用。味見できないので量を固定する
レモン汁 大さじ1 肉の下味と食後の重さを切る
玉ねぎ 220g 薄切りにして炒め、冷ましてからつぶす
マスタードオイル 大さじ3 食用表示のあるもの。大さじ1を玉ねぎ、残りをマリネへ
プレーンヨーグルト 100g 無糖。水っぽい場合はざるで15分水切り
青パパイヤすりおろし 25g 皮をむいた生の青パパイヤ。入れすぎると肉が崩れる
にんにくすりおろし 15g 約2片
しょうがすりおろし 12g 約1片
サラダ油 大さじ1 焼く前に串とグリルパンへ薄く塗る
7品目

スパイス

スパイス 分量 役割
クミンシード 小さじ1 乾煎りして粗く砕く。粉だけより香りが立つ
コリアンダーパウダー 小さじ2 肉の香りを軽くする土台
ガラムマサラ 小さじ1 仕上がりの奥行き。入れすぎると重くなる
ブラックカルダモン 1個 さやを割り、種だけを粗く砕く
赤唐辛子粉 小さじ1/2 辛さ控えめ。辛口なら小さじ1
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
ナツメグ ひとつまみ 肉の甘い香りを補う
6品目

仕上げと食べ方

材料 分量 使い方
パラタまたはナン 4枚 温めて肉を包む
赤玉ねぎ 1/2個(80g) 薄切り。水に5分さらして水気を切る
レモン 1個 くし切り
香菜またはミント 15g ざく切り。苦手なら省く
ヨーグルト 80g ライタ風ソース用
きゅうり 1/2本(50g) 5mm角に切ってヨーグルトへ混ぜる
アレルギー情報

このレシピは乳を含みます。市販のナンやパラタには小麦、乳、卵が入ることがあります。牛肉は中心まで加熱し、肉を漬けたマリネ液を生のまま食卓へ出さないでください。

5品目

日本での代替食材

迷う材料 本場寄せ 日本で現実的 仕上がりへの影響
牛肉 ヒレやアンダーカットの薄いフィレ 肩ロース、ランプ、もも塊を3から4mm厚に切る ももは締まりやすい。肩ロースは脂で香りが出る
青パパイヤ 生の青パパイヤペースト キウイすりおろし12gを使い、漬け時間を45分に短縮 一晩漬けると肉が崩れる。短時間だけ使う
マスタードオイル Sarson ka tel 食用表示のあるインド系マスタードオイル 省くとビハリケバブらしい鼻に抜ける香りが弱い
ブラックカルダモン ホールを砕く 粉なら小さじ1/4 グリーンカルダモンでは同じ燻した香りにならない
パラタ 層のある油脂入りの平焼きパン 冷凍パラタ、市販ナン、薄いピタ ご飯よりパンの方が肉汁を受け止めやすい

青パパイヤが手に入らないとき、キウイは便利ですが、同じ感覚で一晩漬けると失敗します。キウイを使う日は、肉を薄切りにして塩とレモンまで済ませ、マリネにキウイを混ぜて45分から60分だけ置きます。仕事前に仕込む長時間マリネには向きません。

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買い出しガイド

買い出しで見る価値があるもの

ビハリケバブは牛肉そのものより、香りを決める材料の入手で味が変わります。肉、ヨーグルト、玉ねぎは近所で買い、マスタードオイル、ブラックカルダモン、ホールクミン、ガラムマサラだけを輸入食材として押さえると、ほかの南アジア料理にも回せます。


掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
140
kcal
9.5g
タンパク質
9.5g
脂質
4.5g
炭水化物
0.8g
食物繊維
280mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

ビハリケバブの材料。薄切り牛肉、青パパイヤ、ヨーグルト、マスタードオイル、玉ねぎ、クミン、コリアンダー、ブラックカルダモン、ガラムマサラ、レモン、パラタを台所に並べた様子
ビハリケバブは薄切り牛肉、青パパイヤ、マスタードオイル、焦がさない玉ねぎを分けて用意すると味が決まりやすい

肉とマリネ

材料 分量 代替・備考
牛肩ロースまたはランプの塊 650 g 繊維が見える赤身寄り。ヒレなら上品、肩ロースなら脂の香りが出る
小さじ1と1/4 肉の下味用。味見できないので量を固定する
レモン汁 大さじ1 肉の下味と食後の重さを切る
玉ねぎ 220 g 薄切りにして炒め、冷ましてからつぶす
マスタードオイル 大さじ3 食用表示のあるもの。大さじ1を玉ねぎ、残りをマリネへ
プレーンヨーグルト 100 g 無糖。水っぽい場合はざるで15分水切り
青パパイヤすりおろし 25 g 皮をむいた生の青パパイヤ。入れすぎると肉が崩れる
にんにくすりおろし 15 g 約2 片
しょうがすりおろし 12 g 約1 片
サラダ油 大さじ1 焼く前に串とグリルパンへ薄く塗る

スパイス

スパイス 分量 役割
クミンシード 小さじ1 乾煎りして粗く砕く。粉だけより香りが立つ
コリアンダーパウダー 小さじ2 肉の香りを軽くする土台
ガラムマサラ 小さじ1 仕上がりの奥行き。入れすぎると重くなる
ブラックカルダモン 1 個 さやを割り、種だけを粗く砕く
赤唐辛子粉 小さじ1/2 辛さ控えめ。辛口なら小さじ1
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
ナツメグ ひとつまみ 肉の甘い香りを補う

仕上げと食べ方

材料 分量 使い方
パラタまたはナン 4 枚 温めて肉を包む
赤玉ねぎ 1/2 個(80 g) 薄切り。水に5分さらして水気を切る
レモン 1 個 くし切り
香菜またはミント 15 g ざく切り。苦手なら省く
ヨーグルト 80 g ライタ風ソース用
きゅうり 1/2 本(50 g) 5mm角に切ってヨーグルトへ混ぜる
アレルギー情報

このレシピは乳を含みます。市販のナンやパラタには小麦、乳、卵が入ることがあります。牛肉は中心まで加熱し、肉を漬けたマリネ液を生のまま食卓へ出さないでください。

日本での代替食材

迷う材料 本場寄せ 日本で現実的 仕上がりへの影響
牛肉 ヒレやアンダーカットの薄いフィレ 肩ロース、ランプ、もも塊を3から4mm厚に切る ももは締まりやすい。肩ロースは脂で香りが出る
青パパイヤ 生の青パパイヤペースト キウイすりおろし12 gを使い、漬け時間を45分に短縮 一晩漬けると肉が崩れる。短時間だけ使う
マスタードオイル Sarson ka tel 食用表示のあるインド系マスタードオイル 省くとビハリケバブらしい鼻に抜ける香りが弱い
ブラックカルダモン ホールを砕く 粉なら小さじ1/4 グリーンカルダモンでは同じ燻した香りにならない
パラタ 層のある油脂入りの平焼きパン 冷凍パラタ、市販ナン、薄いピタ ご飯よりパンの方が肉汁を受け止めやすい

青パパイヤが手に入らないとき、キウイは便利ですが、同じ感覚で一晩漬けると失敗します。キウイを使う日は、肉を薄切りにして塩とレモンまで済ませ、マリネにキウイを混ぜて45分から60分だけ置きます。仕事前に仕込む長時間マリネには向きません。

この料理の背景。夜に漬けて、翌日に焼くケバブ

台所でマスタードオイルの瓶を開けると、いつもの焼き肉とは違う、つんとした青い香りが先に立ちます。そこへヨーグルト、焦がしすぎない玉ねぎ、すりおろした青パパイヤ、砕いたスパイスを混ぜる。薄切りの牛肉をその中へ沈めると、今日の夕飯というより、明日の夕飯を仕込んでいる気分になります。ビハリケバブは、この待つ時間まで含めておいしい料理です。

ビハリケバブ(Bihari kebab / Bihari kabab、ウルドゥー語表記例: بہاری کباب)は、北インドのビハール地方に由来するとされ、パキスタン、とくにカラチ周辺のバーベキュー料理としても親しまれている薄切り牛肉のケバブです。ひき肉をこねるチャプリケバブとは違い、肉は繊維を断って薄く切り、マリネで柔らかくしてから串へ寄せます。現地の英語レシピでは、肉を pasanday と呼ぶ薄いフィレ状に切る説明もよく出てきます。

この料理の芯は、青パパイヤとマスタードオイルです。青パパイヤは肉を柔らかくする酵素を持ち、長く漬けると薄い牛肉が噛み切りやすくなります。ただし入れすぎると、焼く前から肉がぼそっと崩れます。マスタードオイルは、菜種油やサラダ油では出ない辛子菜の香りを足します。日本の台所で本場寄せをするなら、肉を高価なヒレにするより、薄く切る方向、青パパイヤの量、マスタードオイルの扱いを丁寧にした方が近づきます。

炭火があれば最高ですが、家庭ではグリルパンか魚焼きグリルで十分です。大事なのは、マリネを落としすぎず、表面を先に香ばしく焼き、最後に短く休ませること。焦げ目の奥から、玉ねぎ、ヨーグルト、スパイスの丸い香りが戻ってきます。ナンやパラタで包み、玉ねぎとレモンを一緒にかじると、肉の脂が重くなりません。

ビハリケバブとは

ビハール地方に由来するとされる、薄切り牛肉のマリネ焼き。パキスタンのバーベキュー料理としても広く紹介され、牛肉、ヨーグルト、青パパイヤ、マスタードオイル、玉ねぎ、クミン、コリアンダー、ブラックカルダモンなどを使う。串に寄せて炭火やグリルで焼き、パラタ、ナン、チャツネ、玉ねぎ、レモンと食べる。


食べ方と献立

ビハリケバブをパラタ、ライタ、玉ねぎ、レモン、きゅうりとトマトのサラダ、青いチャツネと並べた食卓
ビハリケバブはパラタで肉汁を受け、玉ねぎとレモンで脂を切ると食べやすい

ビハリケバブは、皿の上で上品に一切れずつ食べるより、パンでつかんで香りごと口へ運ぶ方が似合います。パラタをちぎり、肉を少しほぐし、玉ねぎ、レモン、香菜、ライタをのせる。マスタードオイルの香りとヨーグルトの酸味が一緒になると、肉だけを食べるよりずっと軽くなります。

献立にするなら、同じパキスタンの肉料理でも方向が違うチャプリケバブと比べると面白いです。チャプリはひき肉と粗いスパイスを平たく焼く料理、ビハリは薄切り肉をマリネで柔らかくして串に寄せる料理です。重い肉料理を並べすぎたくない日は、豆のチャナマサラ、ヨーグルトのライタ、野菜のアロゴビを添えると、食卓が南アジアらしくまとまります。

パキスタン料理の流れでゆっくり食べるなら、朝食や祝いの煮込みとして知られるニハリ、麦と豆と肉を練るハリームも候補です。どちらも時間をかける料理ですが、ビハリケバブは前夜に仕込めば当日は焼くだけ。来客の日は、肉を漬けるところまで前日に済ませ、当日は玉ねぎ、レモン、ライタ、パンを先に並べておくと台所が詰まりません。

日本の食卓へ寄せるなら、レタスで巻くより、薄いパンを使う方が香りが残ります。どうしてもご飯に合わせる場合は、肉を串から外して小さく切り、レモンを強めに絞り、きゅうりのライタを多めに添えます。ご飯だけだと脂が前に出るので、酸味と生野菜を足してください。

食べ方 合う場面 仕上げのコツ
パラタで包む 焼きたてを主菜にする日 パラタを軽く温め、肉、玉ねぎ、ライタを少量ずつ重ねる
ナンにのせる 家族で大皿を囲む日 ナンを大きく切らず、ちぎって肉汁を受けながら食べる
ロールにする 翌日の昼食 串から外した肉を細く切り、きゅうりとヨーグルトソースを多めにする
ご飯にのせる パンがない日 レモン、玉ねぎ、香菜を増やし、肉だけが重くならないようにする

食卓でいちばん避けたいのは、肉、肉、炭水化物だけで押し切る組み方です。ビハリケバブは香りが強いぶん、酸味と水分のある副菜がないと後半で重くなります。きゅうり、玉ねぎ、レモン、ヨーグルトは脇役に見えますが、最後の一口までおいしく食べるための調味料です。


失敗原因と保存

青パパイヤを入れすぎて崩れやすくなった肉と、形を保ったビハリケバブ用のマリネ肉を並べた様子
青パパイヤは肉を柔らかくする一方、入れすぎると焼く前から形が崩れる

肉がぼろぼろに崩れる

青パパイヤが多すぎるか、漬け時間が長すぎます。650gの牛肉に対して青パパイヤは25gを上限にします。初回は6時間で一度状態を見て、肉を持ち上げたときに形を保つならそこで止めても構いません。キウイで代用した場合は45分から60分だけです。

硬くて噛み切りにくい

切る向きと厚さを見直します。繊維に沿って長く切ると、どれだけ漬けても噛み切りにくくなります。肉の筋目に直角になる向きで、3から4mm厚に切ってください。もも肉で作る場合は、肩ロースより締まりやすいので、焼き時間を長くしすぎないことも大切です。

マリネが苦い

玉ねぎの焦げ、マスタードオイルの入れすぎ、ブラックカルダモンのさやごと粉砕が原因になりやすいです。玉ねぎは薄いきつね色で止め、黒い部分を外します。ブラックカルダモンはさやを割り、種だけを使います。さやは香りが強いので、細かく砕くと苦味が前に出ます。

フライパンで水っぽくなる

火力が低いか、肉を詰めすぎています。グリルパンは中強火でしっかり予熱し、串同士の間を1cm以上あけます。表面が乾く前に返すとマリネがはがれて水っぽくなります。最初の3分は触らず、縁が濃い茶色になるまで待ちます。

保存と作り置き

漬けた生肉は冷蔵で翌日中に焼き切ります。青パパイヤ入りのまま長く置くと、柔らかくなるより先に食感が崩れます。焼いた後は粗熱を取り、密閉容器で冷蔵2日が目安です。温め直しは電子レンジだけだと香りがこもるので、弱めの中火のフライパンで片面1分ずつ焼き戻し、最後にレモンを絞ります。

冷凍するなら、焼いた後の方が扱いやすいです。1串ずつラップで包み、保存袋に入れて2週間以内に食べます。解凍は冷蔵庫で半日、温めはフライパンか魚焼きグリルで短く。再加熱で乾きやすいので、ライタや玉ねぎを添えると食べやすくなります。


よくある質問

青パパイヤなしで本当に作れますか

作れますが、ビハリケバブらしい柔らかさは少し弱くなります。キウイ12gを使う場合は、漬け時間を45分から60分にしてください。市販の肉用酵素パウダーを使う場合は、商品表示の量を守り、長時間漬けにしない方が安全です。

マスタードオイルは省いてもいいですか

省くと、普通のヨーグルトスパイス焼きに近づきます。辛子菜の青い香りがこの料理の輪郭なので、初回は大さじ3のうち大さじ1だけでも入れることをすすめます。香りが強すぎる場合は、玉ねぎを炒める工程で一度加熱してから使うと丸くなります。

牛薄切り肉でも作れますか

しゃぶしゃぶ用の薄切り肉は薄すぎて、青パパイヤで崩れやすくなります。使うなら青パパイヤを抜き、ヨーグルト、スパイス、マスタードオイルだけで30分漬け、串に刺さずフライパンで短く焼きます。ビハリケバブ風にはなりますが、塊肉を3から4mmに切る方が食感は近いです。

炭火なしでも香りは出ますか

出ます。グリルパンをしっかり予熱し、最初に動かさず焼き色をつければ、家庭でもかなり近づきます。炭の香りをどうしても足したい場合は、室内で無理に炭を使わず、換気できる屋外調理のときだけにしてください。煙の演出より、肉の厚さとマリネの量の方が味に効きます。

鶏肉で作る場合はどう変えますか

鶏もも肉600gを幅2cmの長いそぎ切りにし、青パパイヤは10g、漬け時間は3から4時間に短くします。中心温度は75度Cを目安にし、赤い部分が残らないように焼きます。鶏むね肉は乾きやすいので、ヨーグルトを120gに増やすと食べやすくなります。

前日にどこまで準備できますか

牛肉を切り、マリネに漬けるところまで前日にできます。玉ねぎ、レモン、ライタ、パンは当日に用意した方が食感が残ります。来客用なら、焼く30分前に串へ寄せて冷蔵庫へ戻し、焼く20分前に取り出す流れが扱いやすいです。


参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ビハリケバブの作り方|薄切り牛肉の香り焼き
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-asia/pakistan/bihari-kebab
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月3日
主な参考リンク
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