焼き色のついたセネガルのディビを玉ねぎ、マスタード、レモン、パンと一緒に紙の上へ盛った炭火焼き肉
🔪下準備42分
🔥調理18分
🍽️分量4
🌍料理セネガル料理
アフリカ

ディビの作り方|セネガル屋台の炭火焼き肉

30分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 肉を切って水気を取る
STEP 11 / 6

肉を切って水気を取る

所要時間8分

火は使いません。ラム肉と牛肉を3cm角に切り、厚い脂や筋があれば少し落とします。骨付きラムを使う場合は、骨に沿って食べやすい大きさにします。キッチンペーパーで表面の水分を押さえ、肉の表面がつやつや濡れていない状態にします。ここで水気が残ると、次の工程で表面が水っぽくなり、焦げ目より先に肉汁が出ます。

手順2: マスタードで短くマリネする
STEP 22 / 6

マスタードで短くマリネする

所要時間15分

火は使いません。ボウルにディジョンマスタード大さじ2、レモン汁大さじ2、にんにく、玉ねぎすりおろし、油、パプリカ、クミン、黒こしょう、塩、カイエンを入れて混ぜます。肉を加え、1分ほど手でもみ、表面全体に黄色いマスタードとスパイスが均一に絡み、ボウルの底に水っぽい調味液が残らない状態にします。室温で15分休ませます。30分以上置く場合は冷蔵し、調理する15分前に出してください。酸味があるので、一晩漬けるより短時間の方が肉が締まりすぎません。

手順3: マスタード玉ねぎを作る
STEP 33 / 6

マスタード玉ねぎを作る

所要時間7分

火は使いません。玉ねぎを薄切りにし、レモン汁、酢、ディジョンマスタード、塩、黒こしょう、砂糖を加えて混ぜます。最初はかさが多く見えますが、2分ほど置くと塩と酸で少ししんなりします。辛味が強い玉ねぎなら、薄切り後に水へ3分さらし、しっかり水気を切ってから調味してください。盛り付けるころに、玉ねぎの端が透明になり、マスタードが全体に薄くなじんでいれば十分です。

手順4: グリルパンを強めに予熱する
STEP 44 / 6

グリルパンを強めに予熱する

所要時間5分

強めの中火でグリルパンを4分ほど予熱します。油小さじ1を薄くぬり、表面がさらっと光り、手を10cm上にかざすと熱を強く感じる状態にします。水滴を落とすとすぐに細かくはじけ、油がにじみ、薄い湯気が立つくらいが目安です。煙が濃く出るほど熱し続けるとマスタードが苦くなるので、薄い煙が出始めたら火を中火に落とせる準備をしておきます。

手順5: 肉を焼いて中心温度を見る
STEP 55 / 6

肉を焼いて中心温度を見る

所要時間12分

強めの中火のまま肉を並べます。肉同士をくっつけず、最初の2分は動かしません。表面に濃い焼き色がつき、肉汁が透明ににじみ始めたら返し、全面を2から3分ずつ焼きます。脂が多い部位は火が上がりやすいので、焦げそうなら中火へ下げます。厚い肉の中心が63度Cに届き、3分休ませる前提なら、牛・羊のかたまり肉としては一つの目安になります。子どもや高齢の方へ出す場合、または肉の鮮度やカットに不安がある場合は、中心75度Cを目安にし、赤みを残さないでください。

手順6: 休ませて、玉ねぎと合わせる
STEP 66 / 6

休ませて、玉ねぎと合わせる

所要時間5分

火は止めます。焼けた肉をバットへ移し、厚い肉に温度計を刺して中心温度を確認します。アルミホイルをふんわりかぶせ、3分休ませます。肉汁が落ち着いたら、皿や紙の上に肉を広げ、マスタード玉ねぎを上からのせます。グリルパンに残った肉汁が焦げていなければ、熱いうちに大さじ1だけ玉ねぎへ混ぜてもよいです。焦げが黒く苦い場合は使いません。

USDAは牛・羊などのステーキ、ロースト、チョップで中心63度C、3分休ませる目安を示しています。一方、日本の厚生労働省は食中毒予防として中心部まで十分に加熱する重要性を案内し、多くの病原体は75度Cで1分以上の加熱で死滅するとしています。家庭では食べる人に合わせ、赤みを残さず焼く判断も選んでください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ディビに使う羊肉、牛肉、玉ねぎ、レモン、マスタード、スパイス、グリルパン
ディビの材料は肉、玉ねぎ、マスタード、レモンが中心。珍しいスパイスより肉の切り方と焼き方が大事になる

4人分の主菜です。羊肉だけで作ると現地寄りですが、日本のスーパーでは羊肩肉やラムチョップが高いこともあります。初回はラム肩肉350g、牛肩ロースまたはハラミ350gの混合にすると、買いやすさと香りのバランスが取れます。牛肉だけで作る場合も、赤身だけにせず少し脂のある部位を混ぜてください。

12品目

肉とマリネ

材料 分量 代替・備考
ラム肩肉またはラムチョップ 350g 骨付きなら食べやすい大きさに切る。牛肉だけで作るなら省略可
牛肩ロース、ハラミ、ランプ 350g 3cm角。焼肉用厚切りでも可
ディジョンマスタード 大さじ2 粒マスタード可。和からしは辛味が強いので小さじ1まで
レモン汁 大さじ2 ライムでも可。酸味が強い瓶入りレモンは大さじ1.5から
にんにくすりおろし 2片分 チューブなら小さじ2
玉ねぎすりおろし 50g 肉をやわらかくし、焦げ色を作る。入れすぎると水っぽい
植物油 大さじ2 ピーナッツ油、米油、サラダ油
パプリカパウダー 小さじ1 色と甘み。辛くないもの
クミンパウダー 小さじ1/2 入れすぎると別料理になるため控えめ
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
小さじ1 肉700gに対する下味
カイエンペッパー 小さじ1/4 辛味が苦手なら省略
7品目

マスタード玉ねぎ

材料 分量 代替・備考
玉ねぎ 1と1/2個(約300g) 繊維に沿って薄切り
レモン汁 大さじ1 仕上げ用。酸味が強ければ半量
小さじ2 米酢でも白ワインビネガーでも可
ディジョンマスタード 大さじ1 肉用と同じもの
小さじ1/3 玉ねぎの水分を出す
黒こしょう 小さじ1/3 粗びき
砂糖 小さじ1/2 酸味が立ちすぎる時だけ。入れすぎない
5品目

添え物

材料 分量 役割
バゲットまたは丸パン 1本 肉汁とマスタードを受ける
レモンくし切り 4切れ 仕上げの酸味
トマト 1個 油を切る
レタスまたはキャベツ 2枚 皿の端に添える
フライドポテト 好みで300g ディビテリ風にするなら合う
アレルギーと食べる人への配慮

このレシピは羊肉または牛肉、マスタードを使います。マスタードは製品により酢、ワインビネガー、香辛料が含まれます。子ども、高齢の方、妊娠中の方、体調が不安な方へ出す場合は、中心までしっかり加熱し、辛味は食卓で後足しにしてください。

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Shopping

この料理の買い出し

買い出しガイド

この料理に使う食材・道具

ディビでカード化する価値があるのは、近所のスーパーで迷いやすいものと、焼き上がりに直結する道具です。肉、玉ねぎ、レモン、パンはスーパーで十分。ここではマスタード、グリルパン、温度計だけに絞ります。

ディジョンマスタードは、玉ねぎと肉汁をまとめる軸です。甘いハニーマスタードではなく、酸味と辛味があるタイプを選ぶと、焼いた肉に負けません。

魚焼きグリルだけでも作れますが、初回は鋳鉄グリルパンがあると焼き色を管理しやすくなります。肉の表面に短時間で焦げ目を作り、火が強すぎる時はすぐ落とせるのが利点です。

厚切り肉は色だけで火通りを見誤りやすいです。温度計があると、焼きすぎて硬くなる前に止める判断ができます。

買い出しの優先順位

必須は肉、玉ねぎ、ディジョンマスタード、レモン、パンです。グリルパンと温度計は初回からあると安心ですが、なければ厚手のフライパンと魚焼きグリルで代用できます。クミンやパプリカは香りを足す脇役で、入れすぎるとディビの素朴さから離れます。


掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
135
kcal
9.8g
タンパク質
9.3g
脂質
3.3g
炭水化物
0.5g
食物繊維
280mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)|羊肉を軸に、牛肉でも作れる買い出し

ディビに使う羊肉、牛肉、玉ねぎ、レモン、マスタード、スパイス、グリルパン
ディビの材料は肉、玉ねぎ、マスタード、レモンが中心。珍しいスパイスより肉の切り方と焼き方が大事になる

4人分の主菜です。羊肉だけで作ると現地寄りですが、日本のスーパーでは羊肩肉やラムチョップが高いこともあります。初回はラム肩肉350 g、牛肩ロースまたはハラミ350 gの混合にすると、買いやすさと香りのバランスが取れます。牛肉だけで作る場合も、赤身だけにせず少し脂のある部位を混ぜてください。

肉とマリネ

材料 分量 代替・備考
ラム肩肉またはラムチョップ 350 g 骨付きなら食べやすい大きさに切る。牛肉だけで作るなら省略可
牛肩ロース、ハラミ、ランプ 350 g 3cm角。焼肉用厚切りでも可
ディジョンマスタード 大さじ2 粒マスタード可。和からしは辛味が強いので小さじ1まで
レモン汁 大さじ2 ライムでも可。酸味が強い瓶入りレモンは大さじ1.5から
にんにくすりおろし 2 片分 チューブなら小さじ2
玉ねぎすりおろし 50 g 肉をやわらかくし、焦げ色を作る。入れすぎると水っぽい
植物油 大さじ2 ピーナッツ油、米油、サラダ油
パプリカパウダー 小さじ1 色と甘み。辛くないもの
クミンパウダー 小さじ1/2 入れすぎると別料理になるため控えめ
黒こしょう 小さじ1/2 粗びき
小さじ1 肉700 gに対する下味
カイエンペッパー 小さじ1/4 辛味が苦手なら省略

マスタード玉ねぎ

材料 分量 代替・備考
玉ねぎ 1と1/2 個(約300 g) 繊維に沿って薄切り
レモン汁 大さじ1 仕上げ用。酸味が強ければ半量
小さじ2 米酢でも白ワインビネガーでも可
ディジョンマスタード 大さじ1 肉用と同じもの
小さじ1/3 玉ねぎの水分を出す
黒こしょう 小さじ1/3 粗びき
砂糖 小さじ1/2 酸味が立ちすぎる時だけ。入れすぎない

添え物

材料 分量 役割
バゲットまたは丸パン 1 本 肉汁とマスタードを受ける
レモンくし切り 4切れ 仕上げの酸味
トマト 1 個 油を切る
レタスまたはキャベツ 2 枚 皿の端に添える
フライドポテト 好みで300 g ディビテリ風にするなら合う
アレルギーと食べる人への配慮

このレシピは羊肉または牛肉、マスタードを使います。マスタードは製品により酢、ワインビネガー、香辛料が含まれます。子ども、高齢の方、妊娠中の方、体調が不安な方へ出す場合は、中心までしっかり加熱し、辛味は食卓で後足しにしてください。

煙とマスタードの匂いで始まるセネガルの焼き肉

台所で肉を大きめに切り、マスタード、レモン、にんにくをもみ込むと、焼く前から少しだけ屋台の気配が出ます。日本の焼き肉だれとは違い、甘さよりも酸味と辛味が前に出る。グリルパンに肉を置いた瞬間、表面のマスタードが小さく泡立ち、焦げる一歩手前の香ばしい匂いが立ちます。

ディビ(Dibi)は、セネガルで親しまれる焼き肉料理です。羊肉を中心に、牛肉や山羊肉を使うこともあり、炭火で焼いてから食べやすく切り、玉ねぎ、マスタード、パンを添えて出します。専門店は dibiterie と呼ばれ、煙の匂い、注文ごとに切る肉、紙に包むような気軽さまで含めて食べる料理です。

日本で作る時の難所は、炭火をどう置き換えるかです。ベランダや室内で炭を使えない家庭が多いので、本記事では鋳鉄グリルパンをしっかり予熱し、焼き色、休ませ方、中心温度で屋台らしい満足感へ寄せます。完全な炭火の香りは出ませんが、厚めに切った肉の表面を強めに焼き、玉ねぎとマスタードを合わせると、ただのステーキとは別の輪郭になります。

ヤッサチキンが玉ねぎとレモンの煮込みなら、ディビは同じ玉ねぎとマスタードを焼き肉の横に置く料理です。チェブジェンのような大皿米料理の日ではなく、夜に肉をつまみながらパンでソースをぬぐう気分。ナイジェリアのスヤケニアのニャマチョマが好きな人にも入りやすい一皿です。

現地名と読み方

英語表記は Dibi。日本語では「ディビ」と書きます。料理を出す店は dibiterie と表記されることがあり、フランス語圏西アフリカらしい呼び方です。本記事では料理名をディビ、店の文脈をディビテリと呼び分けます。


この料理の背景|ディビテリと、スヤとの違い

ディビは、セネガルのストリートフードとして紹介されることが多い料理です。Britannicaや英語版Wikipediaでは、羊肉を中心とした焼き肉を、玉ねぎ、マスタード、パンと一緒に食べる料理として整理されています。TasteAtlasでも、ダカールの小さな専門店で食べる焼き肉として紹介され、都市の夜の食事や友人同士の集まりと結びつけて説明されています。

スヤと混同されやすいのも面白いところです。どちらも西アフリカの焼き肉ですが、スヤは薄く切った肉にピーナッツ唐辛子のヤジをまとわせる料理です。ディビは肉を厚めに焼き、マスタードと玉ねぎを添える方向に寄ります。辛い粉を食べるスヤ、煙と肉汁を食べるディビ、と考えると違いが見えます。

比べる点 ディビ スヤ
主な地域 セネガル、マリなど西アフリカのフランス語圏 ナイジェリア北部を中心に広い西アフリカ
肉の切り方 厚めのかたまり、骨付きもある 薄切りを串に刺すことが多い
香りの軸 炭火、塩、こしょう、にんにく、マスタード ピーナッツ、唐辛子、しょうが、スパイス
添えるもの 玉ねぎ、マスタード、パン、フライドポテト 玉ねぎ、トマト、キャベツ、追いヤジ
家庭再現の山場 焼き色と中心温度 ヤジスパイスの粉衣

ディビテリの雰囲気を家庭で全部再現する必要はありません。ただ、守りたいものはあります。肉を小さく切りすぎないこと。玉ねぎをただの飾りにしないこと。マスタードを甘いソースにしないこと。パンやフライドポテトのような、肉汁とマスタードを受け止めるものを添えること。この4つがあると、日本の台所でもディビらしさが残ります。

現地らしさに近づく勘所

ディビは「焼いた肉にソースをかける料理」ではなく、肉、玉ねぎ、マスタード、パンを手元で組み合わせる料理です。最初から全部を和えず、皿の上で少しずつ混ぜる余白を残すと、ディビテリの気軽さに近づきます。


仕上げと食べ方|紙包み、パン、玉ねぎを忘れない

食卓でディビを玉ねぎ、パン、マスタード、トマトと一緒に取り分ける
ディビは大皿で出し、パンで肉汁とマスタードを受けながら食べると満足感が出る

ディビは、きれいに一人分ずつ盛るより、大きな皿や紙の上に肉を広げる方が似合います。玉ねぎを山のようにのせ、レモンを添え、マスタードを小皿に置く。パンをちぎり、肉汁と玉ねぎを一緒にすくうと、皿の上で味が完成します。

フライドポテトを添えると、ディビテリの軽食感が強くなります。白ご飯にのせてもおいしいですが、その場合はマスタード玉ねぎを少し多めにし、レモンを最後に搾ると重くなりません。ヤッサチキンの玉ねぎソースが好きな人なら、ディビの玉ねぎも米に合うはずです。

献立にするなら、同じセネガル料理のチェブジェンと同じ日に作るより、ディビを主役にして、トマト、レタス、パン、軽いスープで十分です。西アフリカの焼き肉食べ比べをするなら、ピーナッツ唐辛子のスヤ、塩と煙で食べるニャマチョマ、串焼き寄りのチャプリケバブへ広げると違いが見えます。


日本の台所で本場に寄せる分岐表

迷う点 現地寄りにするなら 日本で作りやすくするなら 守りたい理由
羊肩肉、骨付きラム、山羊肉 ラム肩肉と牛肩ロースを混ぜる 羊の香りがディビらしさを作る
炭火、屋外グリル 鋳鉄グリルパン、魚焼きグリル追い焼き 表面に短時間で焼き色を作る
玉ねぎ 生または軽く火を入れた玉ねぎ レモン、酢、マスタードで和える 肉の脂を切る役割が大きい
マスタード 酸味のあるフレンチ系 ディジョン、粒マスタード 甘いソースにすると輪郭がぼやける
主食 バゲット、フライドポテト バゲット、食事パン、ご飯 肉汁と玉ねぎを受けるものが必要
辛味 唐辛子を少量 カイエンを省き、食卓で足す 家族で食べる時は後足しが安全

代替してはいけないのは、玉ねぎとマスタードを消すことです。肉だけを焼いて塩で食べればおいしいのですが、それは別の焼き肉です。ディビでは、肉の焦げ目、玉ねぎの辛味、マスタードの酸味、パンの素朴さが一緒に働きます。

魚焼きグリルを併用する場合は、グリルパンで全面に焼き色をつけた後、アルミホイルを敷いたトレーに肉を並べ、強火で2分だけ追い焼きします。表面の香ばしさは増えますが、焼きすぎると硬くなります。温度計があるなら、追い焼き前に一度中心を測り、あと何度上げるかを見てください。

家庭で意外と差が出るのは、換気の準備です。ディビは煙が魅力の料理ですが、室内で煙を出しすぎると食べる前に疲れます。焼き始める前に換気扇を強にし、窓を少し開け、グリルパンの周りの油はねを拭ける布巾を用意しておきます。煙が濃くなったら水を足すのではなく、肉を一度バットへ逃がし、火を中火へ落としてから戻します。水を入れると焦げ目が流れ、ディビではなく蒸し焼きの肉になります。


失敗原因|焦げる、硬い、水っぽいを切り分ける

失敗 原因 直し方
表面が黒く苦い 予熱しすぎ、マスタードが厚すぎ、砂糖が多い 肉の表面を薄く拭き、強めの中火から中火へ落とす
焼き色がつかない 肉の水気、パンの予熱不足、肉を詰めすぎ 水分を拭き、2回に分けて焼く
肉が硬い 小さく切りすぎ、焼きすぎ、休ませていない 3cm角を守り、中心温度を見て3分休ませる
玉ねぎが辛すぎる 厚切り、水さらし不足、酸味不足 薄切り後に3分さらし、レモンと塩で先に和える
味が洋風になる マスタードを入れすぎ、ハーブを増やしすぎ マスタードは肉用大さじ2、玉ねぎ用大さじ1を基準に戻す
肉汁が皿に流れる 焼いてすぐ切った バットで3分休ませてから盛る

初回に起きやすいのは、焦げを恐れて火を弱くしすぎることです。弱火で長く焼くと、マスタードの香ばしさより肉汁が先に出ます。最初だけ強めの中火で焼き色を作り、焦げそうなら中火へ落とす。火加減を一段ずつ動かすと失敗しにくくなります。

もう一つは、肉を小さく切りすぎることです。日本の一口焼肉の感覚で2cm以下にすると、焼いている間にすぐ硬くなります。ディビは焼いた後に食べやすく切ってもよい料理なので、焼く時は少し大きいくらいで構いません。


保存と温め直し|玉ねぎと肉は分ける

作り置きするなら、肉と玉ねぎを分けて保存します。焼いた肉は粗熱が取れたら清潔な容器に入れ、2時間以内に冷蔵します。翌日中を目安に食べ切ってください。玉ねぎは酸味があるので味はなじみますが、肉と一緒に入れると水分が出て焼き色が戻りにくくなります。

温め直しは、フライパンに油を少量入れ、中火で肉を1から2分転がします。電子レンジだけだと肉が硬くなりやすいので、600Wで40秒ほど温めてからフライパンで表面を戻す方が食べやすいです。パンはトースターで軽く焼き、玉ねぎは冷たいまま添えると、温かい肉との対比が出ます。

余ったディビは、翌日のサンドイッチにも回せます。パンにマスタードを薄く塗り、肉、玉ねぎ、トマトを挟むだけで十分です。ご飯にのせるなら、肉を刻み、玉ねぎとレモンを足して、どんぶりよりも焼き肉サラダ飯のように軽くまとめると重くなりません。


FAQ

羊肉が苦手でも作れますか?

作れます。牛肩ロース、ハラミ、ランプを700g使ってください。ただし牛肉だけだとセネガルの羊肉らしい香りは弱くなるので、マスタード玉ねぎとパンを省かず、焼き色を強めにつけるとディビらしさが残ります。

炭火なしでもディビと言えますか?

炭火が理想ですが、家庭ではグリルパンで十分楽しめます。大事なのは、肉を水っぽく焼かず、表面に焼き色を作ることです。魚焼きグリルの追い焼きを2分入れると、炭火に近い香ばしさを少し足せます。

マスタードは粒マスタードでもいいですか?

使えます。粒マスタードは酸味と粒の食感が出るため、玉ねぎにはよく合います。肉のマリネに使う場合は粒が焦げやすいので、焼く前に表面の余分な粒を軽く落としてください。甘いハニーマスタードは別方向の味になります。

肉はどのくらい焼けば安全ですか?

厚い肉は色だけで判断しないでください。温度計があれば、牛・羊のかたまり肉は中心63度Cに届いた後、3分休ませるのが一つの目安です。小さな子どもや高齢の方へ出す場合、または肉の状態に不安がある場合は、中心75度Cを目安にし、赤みを残さない方が安心です。

スヤと同じスパイスを使ってもいいですか?

使うとおいしいですが、スヤ寄りになります。ディビはピーナッツ唐辛子の粉衣ではなく、肉の焼き色とマスタード玉ねぎが主役です。スヤのヤジを使いたい時は、別の日にスヤとして作る方が違いを楽しめます。

付け合わせはパン以外でもいいですか?

白ご飯でも食べられます。ただ、ディビらしさを出すならパンかフライドポテトが向きます。肉汁、玉ねぎ、マスタードを一緒にすくえる主食があると、皿の上で味がまとまります。

参考にした情報

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ディビの作り方|セネガル屋台の炭火焼き肉
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/senegal/dibi
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月27日
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