海老と鶏肉、卵焼き、もやしをのせたサラワク・ラクサの一杯
🔪下準備45分
🔥調理90分
🍽️分量4
🌍料理マレーシア・サラワク料理

サラワク・ラクサの作り方|海老だしと香味ペーストを重ねるボルネオの朝食

37分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
STEP 11 / 6

鶏肉と海老の殻でだしを取る

所要時間30分

手順1: 鶏肉と海老の殻でだしを取る

鍋に水1.5Lと鶏もも肉300gを入れ、中火にかけます。沸騰直前に弱火へ落とし、表面の泡を取りながら20分煮てください。鶏肉の最も厚い部分が74度C以上になったら取り出し、粗熱が取れてから繊維に沿って裂きます。残った煮汁へ海老の殻と頭を加え、弱火で8分煮て、香りが出たらこします。煮立て続けると殻の苦みが出るため、鍋の縁に小さな泡が並ぶ火加減を保ちます。

STEP 22 / 6

乾いたスパイスと唐辛子を整える

所要時間15分

手順2: 乾いたスパイスと唐辛子を整える

コリアンダーシード10gとクミンシード4gを油をひかないフライパンへ入れ、中火で2分ほど乾煎りします。香ばしい匂いが立ち、種の表面がわずかに濃くなったら火を止めます。乾燥赤唐辛子10gはぬるま湯に15分浸し、水気を押さえてください。スパイスの種がさらさらに乾き、戻した唐辛子が指で曲がる程度になれば、ペーストにできる状態です。熱いままのスパイスを密閉容器へ入れると湿気るので、皿へ広げて粗熱を取ります。

STEP 33 / 6

ルンパの水分を飛ばし、赤い油を出す

所要時間20分

手順3: ルンパの水分を飛ばし、赤い油を出す

深めの鍋にサラダ油30mlを入れ、弱めの中火で温めます。ペーストを加え、木べらで鍋底をこすりながら15〜20分炒めてください。最初は水分の多い音がしますが、音が細かくなり、鍋の縁に赤い油がにじみ、玉ねぎとレモングラスの生臭さが消えたら次へ進みます。焦げ茶色の粒が鍋底に張り付いた場合は、火を止めて大さじ1のだしで溶かします。黒く焦げた苦みは戻せないため、そこまで進んだらペーストを作り直します。

STEP 44 / 6

だしとココナッツミルクを合わせる

所要時間20分

手順4: だしとココナッツミルクを合わせる

炒めたルンパへ、こしただしを1.2L加えます。中火で沸く直前まで温め、弱火で10分煮てペーストの香りをだしへ移します。ココナッツミルク250ml、パームシュガー10g、塩5gを加え、鍋の縁に小さな泡が並ぶ火加減で5分温めてください。激しく沸騰させると油と水分が分かれやすくなるので、スープが湯気を上げている段階で火を止めます。味は、最初に海老のうま味、次に酸味、最後に辛みが来る状態が目安です。

STEP 55 / 6

麺と具を別々に仕上げる

所要時間15分

手順5: 麺と具を別々に仕上げる

乾燥米麺240gは袋の表示に従い、沸騰した湯で8〜10分戻してから流水で表面のぬめりを落とします。麺がほぐれて一本ずつ離れ、表面のぬめりが取れた状態で水気を切ってください。もやし160gは同じ湯で30秒だけ湯通ししてください。海老は殻をむき、温め直したスープの一部で2〜3分、身が白く不透明になるまで火を通します。卵2個は塩1gを混ぜ、薄く焼いたものを重ねて、幅3mmの細切りにします。海老を鍋で煮続けると硬くなるため、火が通ったら取り出しておきます。

STEP 66 / 6

米麺へスープを注ぎ、具を重ねる

所要時間5分

手順6: 米麺へスープを注ぎ、具を重ねる

スープは弱火で温め、鍋の縁に小さな泡が並ぶ状態を保ちます。器へ米麺を4等分して入れ、鶏肉、海老、もやし、きゅうり、卵焼き、香菜を順にのせます。湯気の立つスープを具の横から約300mlずつ注ぎ、最後にライムを添えてください。最初からライムを鍋へ絞ると、4人分の酸味をそろえにくくなります。サンバルは別皿に置き、食べる人が辛さを足します。器から湯気が立ち、スープが赤茶色で、麺の間から香味油が少し見えれば完成です。

0 / 0
Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

乾燥米麺、海老、鶏肉、タマリンド、ココナッツミルク、レモングラスを並べたサラワク・ラクサの材料
現地らしさを作る材料と、日本で代替できる材料を分けて用意する
10品目

だしと麺

材料 分量 代替・備考
鶏もも肉 300g むね肉でもよいが、煮すぎるとぱさつく
殻付きの生海老 250g 頭付きならより甘いだしになる。殻は捨てない
1.5L だし用。煮詰めて約1.2Lにする
乾燥米麺 240g ビーフン、細いライスバーミセリ。小麦麺に替えると別の食感になる
ココナッツミルク(無糖・通常タイプ) 250ml ココナッツクリームなら200ml。飲料用や加糖品は使わない
もやし 160g 30秒だけ湯通しする
2個 塩1gを混ぜ、薄焼きにする
きゅうり 1/2本(約80g) なくてもよいが、濃いスープの箸休めになる
香菜 20g ベトナムコリアンダー、または青ねぎ20gで代用
ライム 2個 カラマンシーがあれば現地寄り。レモンでも可
16品目

ルンパ(香味ペースト)

材料 分量 代替・備考
乾燥赤唐辛子 10g ぬるま湯に15分浸す。辛さを下げるなら種を外す
生の赤唐辛子 2本(約30g) 省いて乾燥唐辛子を14gにしてもよい
赤玉ねぎまたはエシャロット 80g 玉ねぎなら薄切りにして使う
にんにく 3片(約15g) 皮をむく
しょうが 20g ガランガルがない時は30gに増やすが、香りは穏やかになる
ガランガル 20g 冷凍スライスが見つかれば優先。しょうがだけでは同じ香りにならない
レモングラス 2本(白い部分約8cm) 乾燥品なら袋の表示量に合わせる
タマリンドペースト 30g 濃縮タイプは酸味を見ながら20gから始める
コリアンダーシード 10g 粉なら小さじ2と1/2
クミンシード 4g 粉なら小さじ1と1/2
ベラチャン(発酵海老ペースト) 5g 省くと海老の発酵したうま味が弱くなる。原材料表示を確認
マカダミアナッツ 30g 本場で使われるキャンドルナッツの代わり。カシューナッツでも可
パームシュガーまたは黒糖 10g 甘みを丸める。上白糖なら8gから調整
サラダ油 30ml ペーストを炒めるための油
大さじ2〜3 ルンパをつぶす時だけ加える。入れすぎると炒める時間が延びる
5g だしと海老の塩分を見て最後に調整

乾燥米麺、もやし、鶏肉は近所で揃います。探す理由があるのは、酸味をぼかしにくいタマリンドペースト、加糖されていない濃いココナッツミルク、そしてガランガルやベラチャンです。

タマリンドは梅肉で代用できますが、梅の塩気と果肉の香りが前へ出ます。1回だけ作るなら、梅肉15g、ライム果汁10ml、黒糖5gを混ぜて30gに近づけても構いません。何度か東南アジア料理を作るなら、リンク先で内容量200gと原材料を確認できるペーストを選ぶ方が、酸味を毎回そろえやすいです。

ココナッツミルクは、未開封で期限内の缶を開けた時に白い固形分が分離していても、鍋へ入れて弱火で温めればなじみます。湯せんで溶かす必要はありません。リンク先で「無糖」「通常タイプ」「400ml前後」の表示を確認し、ライトタイプを選ばないのが買う条件です。すでに条件に合う缶があるなら、新しく買う必要はありません。

ベラチャンは海老を発酵させた調味料です。甲殻類を避ける必要がある人は、製品の原材料表示を確認して使わないでください。魚醤で置き換えても塩気は補えますが、発酵海老の香りは戻らないため、甲殻類を避ける料理としてではなく、別のココナッツ麺スープとして組み立ててください。

フードプロセッサーがない場合は、石の乳鉢で香味野菜を少量ずつつぶします。繊維が残っても構いませんが、レモングラスの硬い輪が残ると口に当たるため、白い部分を細かく刻んでから入れてください。フードプロセッサーを持たず、今後もレモングラスや唐辛子をつぶす料理を作るなら買う候補です。1回だけなら包丁で代用して見送れます。リンク先では花崗岩などの石材と、すりこぎが付属するセット内容を確認してください。

0 / 0
材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

📊 栄養情報(1人分)
173
kcal
10.5g
タンパク質
6.3g
脂質
17.0g
炭水化物
1.3g
食物繊維
350mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

香りが先にクチンの朝を知らせる

鍋の中で、赤い油をまとった香味ペーストがふつふつと音を立てる。

にんにくとレモングラスの青い香りに、海老の殻を煮出した甘い匂いが重なり、最後にココナッツミルクの丸みが入る。器に米麺を盛り、鶏肉、海老、細い卵焼き、もやしをのせて熱いスープを注ぐと、具の間から赤茶色の汁がゆっくり沈んでいく。

これが、マレーシア東部のサラワク州で食べられているサラワク・ラクサ(Laksa Sarawak)です。サラワク観光局は、クチンを代表する朝食の一つとして、海老を使ったスープに米麺、鶏肉、海老、卵、もやし、香菜を合わせる形を紹介しています。[1][2]

同じ「ラクサ」でも、魚とタマリンドの酸味を主役にするペナンのアッサムラクサとは、だしの入口が違います。サラワク版は海老と鶏のうま味、香味ペースト、少量のココナッツミルクを一つの鍋で重ねる料理です。[1][3]

日本で作る時に迷うのは、現地の市販ペーストを使うか、材料を一つずつそろえてルンパ(rempah、香味ペースト)を作るかでしょう。クチンで食べられる味をそのまま移すならペーストが近道ですが、家庭で作るなら、香りが立つ順番を知るために一度は手作りをすすめます。

海老の殻をだしに回し、ペーストを焦がさず、ココナッツミルクを強く沸かさない。

この三つを守れば、入手しやすい材料へ置き換えても、酸味・辛み・うま味・甘み・塩気が一杯の中で分かれて感じられます。

クチンの朝食と食文化、食材を囲む食卓から持ち帰る味

クチンの朝食を思わせる完成したサラワク・ラクサと小皿の具材を囲む食卓
完成した一杯と具材を別皿に置き、食べる人が最後の酸味と辛みを調整する食卓

サラワク・ラクサが面白いのは、料理名が一つの民族や一つの調味料だけに結びついていないところです。サラワク観光局は、サラワク版の味が中国系、マレー系、プラナカン系のどれか一つだけを代表するのではなく、ボルネオの多様な食文化が重なったものだと説明しています。[1]

この料理の由来を一人の発明者へ戻すのは難しく、ボルネオの複数の食文化がクチンの朝食に重なったものとして語られます。地域差を比べるなら、サラワク版は海老だしと香味ペースト、ペナン版は魚とタマリンドの酸味が軸になります。[1][7]

クチンでは、ラクサは観光客向けの特別料理だけではありません。朝のコーヒーショップやホーカーの席で、麺と具をスープに沈めて食べる一杯として知られています。サラワク観光局の案内でも、ラクサ・サラワクとコロ・ミーがクチンの代表的な朝食として並びます。[2]

具が別々に見えるのも、この料理の大切なところです。鶏肉はだしを取った後に裂き、海老は火を通しすぎないよう最後に加え、卵は薄く焼いて細く切る。もやしの歯ざわり、香菜の青さ、ライムの酸味は、濃いスープを軽くするために置かれています。見栄えのための飾りではありません。

海外へ移った人にとって、ペーストは味だけでなく土地を持ち運ぶ材料にもなります。マレーシア人女性留学生の食卓を調べた研究では、サラワク出身の学生が故郷のラクサ・ペーストを持ってイギリスへ移り、米麺、海老、鶏肉、ココナッツミルク、香菜、もやしで料理していた例が記録されています。[4] その研究が描くのは「本場と同じ味を再現できた」という話ではなく、見慣れない台所で、故郷の味を分け合うことで人のつながりを作る姿です。

ペナンのアッサムラクサと、どこが違うのか

比べる点 サラワク・ラクサ ペナン・アッサムラクサ
だしの軸 海老の殻・海老、鶏のだし 魚のだし
酸味 タマリンドを香味ペーストに入れ、ライムを別添え タマリンドと魚のスープが前に出る
細い米麺、ビーフン 太めの丸い米麺が使われることが多い
鶏肉、海老、卵焼き、もやし、香菜 魚、野菜、ハーブなど
食べる時 サンバルとライムを好みで足す 酸味のあるスープをそのまま味わう

ペナン州の文化情報ゲートウェイも、ペナン・ラクサには魚とタマリンドのだし、米麺、ライム、きゅうり、パイナップル、ミントなどを合わせると説明しています。[7] 具の方向まで違うため、ペーストを替えるだけで同じラクサになるわけではありません。

ペナン版の主役は、魚と酸味です。サラワク版に市販のアッサムラクサ・ペーストを流用すると、辛いココナッツ麺ではなく、魚の酸味が立つ別の料理になります。どちらが正しいという話ではなく、ペーストを替えると、料理の地域名まで変わると考えると買い物で迷いません。

SBS Foodのレシピ制作者も、サラワク・ラクサには一つの固定レシピがなく、現地のペーストを買って作る人が多いと説明しています。[3] ここで紹介する手作り版は、現地の家庭や店の配合を唯一の正解として断定するものではなく、海老だし、ルンパ、米麺、具の組み合わせを日本の台所で追えるように組み立てたものです。

日本の台所で、材料の代替と味の軸をどこまで残すか

サラワク・ラクサの材料を現地寄りと家庭向けに分け、ガランガル、ライム、米麺を見比べる台所
替えられる材料と、替えると香りが変わる材料を先に見分ける

サラワク観光局のレシピには、ガランガル、レモングラス、タマリンド、唐辛子、コリアンダー、クミンなどが並びます。[1] すべてを生鮮で揃える必要はありませんが、役割を消す置き換えは避けたいところです。

迷う材料 現地寄りの選択 日本で作りやすい選択 変わる味
ガランガル 冷凍または生のガランガル20g しょうが30g 土っぽく抜ける香りが弱くなり、しょうがの辛さが前に出る
ベラチャン 発酵海老ペースト5g 省く。塩を1gずつ足す 海老の発酵したうま味がなくなり、だしがすっきりする
タマリンド ペースト30g 梅肉15g+ライム10ml+黒糖5g 梅の塩気と果肉の香りが加わる
カラマンシー 生のカラマンシー ライム、なければレモン ライムは香りが短く鋭く、レモンは酸味が長く残る
細い米麺 ビーフン、ライスバーミセリ 春雨ではなく米麺を優先 春雨は透明でつるりとし、米の香りが弱くなる

「ラクサ」と書かれた市販ペーストなら何でもよいわけではありません。タイのレッドカレーペーストは唐辛子と香草の方向が似ていても、サラワク版の海老だしとタマリンドを前提にしていない商品があります。使うなら、袋にSarawak、Kuching、Laksa Sarawakの表記があるか、希釈量と原材料を確認してください。

辛さは鍋に固定しない方が食卓では扱いやすいです。乾燥唐辛子の種を外し、サンバルを別添えにすれば、辛いものが好きな人だけが足せます。逆に、唐辛子を減らしてココナッツミルクを増やしすぎると、甘く重いカレー麺へ寄ってしまいます。辛みを下げる時も、タマリンドと海老のだしは残してください。

海老をきのこへ替える場合は、鶏肉も外し、干ししいたけと昆布のだし、厚揚げ、揚げなすを使うと一杯としてまとまります。ただし、ベラチャンを使わない植物性の具にした時点で、サラワク・ラクサそのものではなく、サラワク風のココナッツ麺スープと呼ぶ方が正確です。

失敗した鍋を、材料別に味を壊さず戻す

鍋で分離したスープ、焦げたペースト、戻しすぎた米麺を並べて原因を見比べる調理中の台所
鍋で起きた焦げ、分離、麺の戻しすぎは、原因が違うため直し方も分ける

ルンパを長く炒める料理は、香りが出る直前と焦げる直後の差が小さい。鍋底の色と音を見ながら火を調整すると、途中で戻せる失敗が増えます。

状態 主な原因 戻し方
スープが苦い ルンパを強火で焦がした 黒い焦げが少なければ上澄みを別鍋へ移し、だしを100ml足す。苦みが残るなら作り直す
油と水分が分かれた ココナッツミルクを強く沸かした 火を止め、温かいだしを大さじ2ずつ加えて泡立て器で混ぜる。再加熱は弱火にする
酸っぱすぎる タマリンドが濃縮タイプ、または量が多い ココナッツミルク30ml、黒糖2g、塩1gを加えて少しずつ丸める
味がぼんやりする 海老の殻を使わず、ペーストも短く炒めた だしを100ml煮詰め、塩ではなくベラチャン少量かタマリンド5gで輪郭を戻す
米麺がやわらかい 湯に置く時間が長い、スープに入れたままにした 次回は表示時間より1分短く戻し、盛り付け直前まで別皿に置く
海老が硬い スープの鍋で長く煮た 次回は白く不透明になった時点で取り出す。硬くなった海老は細かくして春巻きや炒飯へ回す

スープが薄い時に片栗粉を入れると、とろみは出てもサラワク・ラクサのだしの流れが変わります。まずは蓋を外して弱火で5分煮詰め、酸味、塩気、辛みを一つずつ確認してください。具を入れた後の鍋を煮詰めると、海老と麺が硬くなります。

食卓で完成する朝の一杯と保存

完成したサラワク・ラクサをライムとサンバルとともにスプーンと箸で食べる食卓
完成した一杯にライムとサンバルを別添えにし、食べる人ごとに酸味と辛みを調整する

サラワク・ラクサは、鍋で味を完成させてから運ぶ料理というより、器の中で具とスープを出会わせる料理です。米麺を先に入れ、鶏肉と海老を見えるように置き、もやしと卵焼きを隙間へ差し込みます。最後にライムを絞ると、油を含んだスープの香りが一度明るくなります。

現地の食べ方を日本で楽しむなら、サンバル、ライム、香菜を小皿で出してください。4人分を同じ辛さにしてしまうより、最初のスープは穏やかに作り、食卓で各自が調整する方が、朝食らしい気軽さも保てます。

前日に作れるのは、鶏と海老のだし、ルンパ、具の鶏肉までです。ココナッツミルクを加えたスープは冷めると油分が分かれやすいので、食べる日に弱火で温め直し、沸騰させずに整えます。米麺、もやし、卵、海老は別々に冷やし、食べる直前に合わせてください。

保存する時は、麺と具を別々に小分けして冷蔵します。FoodSafety.govは、肉や野菜を含むスープ類を冷蔵で3〜4日、冷凍で2〜3か月保存する目安を示していますが、麺と具を分けた方が食感を保ちやすいです。[6] 鶏肉は中心温度74度C、海老は身が白く不透明になるまで加熱し、温め直したスープも十分に熱くしてください。[5]

同じマレーシアの食卓へ広げるなら、青い香りと酸味を使うナシ・ケラブ、鶏肉を竹筒で蒸し焼きにするアヤム・パンスもよく合います。一般的なマレーシアのラクサと並べれば、同じ名前の料理が魚、ココナッツ、海老だしでどれだけ姿を変えるかも見えてきます。

材料と保存について、よくある質問

完成したサラワク・ラクサと材料、別添えのサンバル、ライム、保存容器を並べた質問用の食卓
完成した一杯を見ながら、材料の代替、辛さ、保存を先に決めておくと鍋の途中で迷いにくい

サラワク・ラクサのペーストは日本で買えますか?

輸入食品店や通販でSarawak Laksa Paste、Laksa Sarawak Pasteの名前を探せます。ただし販売状況や容量は変わるので、商品名だけでなく原材料と希釈量を確認してください。タイのレッドカレーペーストやペナン・アッサムラクサ用のペーストは、同じ分量で置き換えず、別のラクサとして扱います。

ガランガルが見つからない時は、しょうがだけでも作れますか?

作れますが、香りの抜け方が変わります。しょうが30gで補うと辛みが強くなるため、タマリンドを25gから始め、最後に酸味を足してください。冷凍ガランガルを見つけられるなら、少量でもしょうがだけより現地の香りへ近づきます。

ココナッツミルクを入れたら分離しました。食べられますか?

油が浮いただけなら、火を止めて温かいだしを少量ずつ混ぜれば見た目は戻せます。焦げ臭さがなく、鶏肉と海老が十分に加熱されていれば、分離だけで食べられなくなるわけではありません。次回はココナッツミルクを入れた後に強く沸かさないでください。

海老とベラチャンを使わずに作れますか?

きのこ、昆布、焼いた厚揚げで別の植物性スープにはできますが、海老だしと発酵海老のうま味が料理の輪郭を作るため、サラワク・ラクサと同じ味にはなりません。甲殻類アレルギーがある場合は、ベラチャンを少量にするのではなく、完全に外し、調理器具や市販ペーストの表示も確認してください。

米麺はそうめんで代用できますか?

食べられますが、そうめんは小麦の香りと柔らかさが前に出ます。初回はビーフンかライスバーミセリを選び、袋の表示より少し短めに戻して、熱いスープを注いだ時にちょうどよい硬さへ調整してください。

主な参考リンク

レシピ一覧に戻る