ボツワナのボゴベ・ジャ・レロツェ。かぼちゃ色のソルガム粥にマディラ風ヨーグルトを添えた皿
🔪下準備15分
🔥調理35分
🍽️分量4
🌍料理ボツワナ料理
アフリカレシピ

ボゴベ・ジャ・レロツェの作り方|ボツワナのかぼちゃ粥

24分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: かぼちゃときゅうりを切る
STEP 11 / 7

かぼちゃときゅうりを切る

所要時間10分

かぼちゃは皮をところどころ残して2cm角に切ります。厚い皮が多いと口当たりが粗くなるので、緑の皮は半分ほど削る感覚で十分です。きゅうりは縦半分にして種が水っぽい部分をスプーンで軽く取り、5mm角に切ります。きゅうりはレロツェの青い香りを補う役で、増やすと日本の冷やしきゅうりの匂いが勝ちます。

手順2: かぼちゃを煮てつぶす
STEP 22 / 7

かぼちゃを煮てつぶす

所要時間12分

厚手の鍋にかぼちゃ、きゅうり、水600ml、塩小さじ1/2を入れ、中火にかけます。沸いたら弱めの中火にし、鍋のふちがふつふつ動く状態で10分煮ます。竹串が中心まで軽く入り、木べらで押すと角が崩れる硬さになったら、鍋の中で粗くつぶします。完全なピュレにせず、小さな粒が残るほうがレロツェ粥らしい素朴さに近づきます。

手順3: 粉を水で溶く
STEP 33 / 7

粉を水で溶く

所要時間5分

ボウルにソルガム粉180g、コーンフラワー70g、水350mlを入れ、泡立て器で底から混ぜます。最初にダマのないなめらかな粘度を作る工程です。粉が沈みやすいので、最初の1分は重くても止めずに混ぜます。目安は、泡立て器を持ち上げると細い線で落ち、指で触って大きな粉の粒を感じない状態です。ここで水を足しすぎると後で練りにくいので、固い天ぷら衣くらいで止めます。

手順4: スラリーを鍋へ入れる
STEP 44 / 7

スラリーを鍋へ入れる

所要時間5分

かぼちゃの鍋を弱めの中火に戻し、表面が静かに泡立ったら粉のスラリーを細く注ぎます。鍋の中を均一になじませ、粉っぽさのないなめらかな粘度にする工程です。注ぐ手はゆっくり、木べらは鍋底をこするように一定方向へ動かします。白い筋が見えなくなり、全体が淡いオレンジ色にそろったら次へ進みます。沸き方が強いと底だけ固まるので、泡が大きく跳ねる前に弱火寄りへ落としてください。

手順5: 低い火で練る
STEP 55 / 7

低い火で練る

所要時間8分

火加減を弱火にし、粘りが出てまとまり始めるまで木べらで鍋底から大きく返しながら練ります。3分ほどで粥が重くなり、5分を過ぎると木べらの跡が2秒ほど残ります。焦げやすいので、鍋底の同じ場所を押しつけ続けず、手前から奥へ折り返すように動かします。仕上がりは、すくうと落ちるが水っぽく流れず、皿の上でゆるく山になる硬さです。

手順6: 火を止めて休ませる
STEP 66 / 7

火を止めて休ませる

所要時間5分

塩小さじ1/2を加えて混ぜ、表面がなめらかにまとまり、丸く盛れる硬さになったら火を止めます。ふたを少しずらして5分休ませると、粉が水分を吸って表面が落ち着きます。休ませた後に固すぎる場合は、熱湯を大さじ2ずつ加えて弱火で1分練り直します。ゆるすぎる場合は、ふたを外して弱火で2分ずつ練り、木べらの跡が戻りすぎない濃度まで詰めます。

手順7: マディラ風に盛る
STEP 77 / 7

マディラ風に盛る

所要時間3分

ヨーグルト、牛乳、レモン汁、塩を混ぜ、ゆるいマディラ風のソースにします。ボゴベは水でぬらしたスプーンで皿に丸く盛り、表面がなめらかで柔らかい山になる完成状態を目安にします。横にヨーグルトソースを添えます。現地のマディラは発酵乳そのものの酸味が魅力なので、日本のヨーグルトを使う場合も甘いタイプは避けます。青菜のおかずや豆の煮込みを添えると、主食として食べやすくなります。

0 / 0
Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ボゴベ・ジャ・レロツェの材料。かぼちゃ、きゅうり、ソルガム粉、コーンフラワー、ヨーグルトを並べる
日本で作る場合は、レロツェの代わりにかぼちゃで色と厚みを作り、きゅうりをごく少量だけ香りとして使う
6品目

ボゴベ本体

材料 分量 代替・備考
かぼちゃ 正味350g 皮と種を除いた重さ。レロツェの色と厚みを補う
きゅうり 40g 皮を少しむき、種が多ければ除く。香りづけなので増やしすぎない
ホワイトソルガム粉 180g たかきび粉でも可。風味の中心になるため省略しない
コーンフラワー 70g とうもろこし粉。口当たりを軽くする
950ml 600mlを煮る用、350mlを粉のスラリー用に分ける
小さじ1 仕上げに足す場合は小さじ1/6ずつ
4品目

マディラ風の添え物

材料 分量 代替・備考
無糖ヨーグルト 200g 水切りせず、そのまま使う
牛乳 80ml ヨーグルトをゆるめる。乳糖が気になる場合は水大さじ4で代用
レモン汁 小さじ1 酸味が強いヨーグルトなら半量
ひとつまみ 約0.5g。酸味の角を丸める

乳製品を使うので、乳アレルギーのある方はマディラ風の添え物を省いてください。ボゴベ本体は小麦を使いませんが、粉の製造ラインによっては小麦混入の可能性があります。グルテンを厳密に避ける場合は、商品表示を確認します。

0 / 0
📊 栄養情報(1人分)
78
kcal
2.3g
タンパク質
1.0g
脂質
15.8g
炭水化物
1.8g
食物繊維
155mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

ボゴベ・ジャ・レロツェの材料。かぼちゃ、きゅうり、ソルガム粉、コーンフラワー、ヨーグルトを並べる
日本で作る場合は、レロツェの代わりにかぼちゃで色と厚みを作り、きゅうりをごく少量だけ香りとして使う

ボゴベ本体

材料 分量 代替・備考
かぼちゃ 正味350 g 皮と種を除いた重さ。レロツェの色と厚みを補う
きゅうり 40 g 皮を少しむき、種が多ければ除く。香りづけなので増やしすぎない
ホワイトソルガム粉 180 g たかきび粉でも可。風味の中心になるため省略しない
コーンフラワー 70 g とうもろこし粉。口当たりを軽くする
950 ml 600 mlを煮る用、350 mlを粉のスラリー用に分ける
小さじ1 仕上げに足す場合は小さじ1/6ずつ

マディラ風の添え物

材料 分量 代替・備考
無糖ヨーグルト 200 g 水切りせず、そのまま使う
牛乳 80 ml ヨーグルトをゆるめる。乳糖が気になる場合は水大さじ4で代用
レモン汁 小さじ1 酸味が強いヨーグルトなら半量
ひとつまみ 約0.5 g。酸味の角を丸める

乳製品を使うので、乳アレルギーのある方はマディラ風の添え物を省いてください。ボゴベ本体は小麦を使いませんが、粉の製造ラインによっては小麦混入の可能性があります。グルテンを厳密に避ける場合は、商品表示を確認します。

ボツワナの朝に似合う、かぼちゃ色の練り粥

鍋のふちがふつふつ動き、木べらを引いたあとに黄色い道が一瞬だけ残る。ボゴベ・ジャ・レロツェ(Bogobe jwa lerotse)は、その地味な変化を見ている時間が楽しいボツワナの練り粥です。香ばしいソルガム粉に、レロツェというオレンジ色の瓜を合わせ、最後に酸味のある発酵乳マディラ(madila)を添える。甘いデザートではなく、主食として食卓を支える一皿です。

レロツェは見た目こそスイカに近いものの、甘みは強くなく、生ではきゅうりに近い青い香りがあると現地レシピで説明されています。日本のスーパーでレロツェを探すのは現実的ではありません。この記事では、かぼちゃで色と厚みを作り、きゅうりを少量だけ香りとして使い、マディラは無糖ヨーグルトで近づけます。完全な代替ではありませんが、「ソルガムの穀物感」「瓜の淡い香り」「酸味を添えて食べる」という骨格は守れます。

同じ練り主食でも、タンザニアのウガリは白いとうもろこし粉を力強く練る料理、ブルキナファソのトーはソルガムの香りをソースで受け止める料理です。ボゴベ・ジャ・レロツェは、そこにボツワナらしい瓜のやわらかさが入ります。朝食にも、青菜や煮込みを添える昼食にも向く、静かな主食です。

買い出しで迷う材料

この料理で買う価値があるのは、普通の野菜ではなく粉と鍋です。かぼちゃ、きゅうり、ヨーグルトは近所のスーパーで十分。ソルガム粉だけは、とうもろこし粉だけで置き換えると一気に別の粥になります。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

日本の台所で守るところ、置き換えるところ

ボゴベ・ジャ・レロツェは、材料名だけを見ると「かぼちゃ粥」に見えるかもしれません。しかし現地の骨格は、レロツェ、ソルガム、マディラ、練り方の組み合わせです。代替する時は、全部を日本食材へ寄せるのではなく、何を残すかを決めると失敗しません。

要素 現地の考え方 日本での着地点
レロツェ オレンジ色の瓜。甘さより淡い香りと水分が大事 かぼちゃで色と厚み、きゅうり少量で青い香りを補う
ソルガム粉 穀物の香りと粘りを作る主役 ホワイトソルガム粉を使う。全量とうもろこし粉にしない
マディラ 発酵乳の酸味で粥を軽くする 無糖ヨーグルトを牛乳でゆるめ、甘みを入れない
練り方 木べらや伝統的な泡立て具でダマを切る 先にスラリーを作り、弱火で底から返す
ボゴベの食感比較。なめらかで柔らかい状態と、固くダマが残る状態を並べる
左は水分が足りてなめらかな状態、右は練り不足で固い状態。木べらの跡と山の立ち方を見る

かぼちゃは日本の台所では便利ですが、甘みが強い品種を使うとデザート寄りに傾きます。味見して甘さが強ければ、塩を小さじ1/6足すか、ヨーグルトソースのレモン汁を小さじ1/2増やすと主食に戻しやすいです。逆にきゅうりを増やすと青臭さが前に出ます。40g以上は入れず、香りの陰影として使うくらいが安全です。

失敗しやすい状態と直し方

ボゴベは材料よりも、鍋の中で止めるタイミングが難しい料理です。日本のかぼちゃは水分量が品種で変わり、ソルガム粉も商品によって吸水が違います。分量通りでも、最後は木べらの跡、泡の出方、皿に落とした時の形で調整してください。

状態 鍋の中での見え方 直し方
ダマが残る 白い粉の粒が舌に当たり、木べらに小さな塊がつく 熱湯大さじ2を足し、弱火で2分練る。大きな塊はざるでこして戻す
固すぎる すくうとぼそっと落ち、皿で角が立つ 熱湯大さじ2ずつを加え、弱火で1分ずつ練る
ゆるすぎる 皿に盛ると広がり、山にならない ふたを外し、弱火で2分ずつ練って水分を飛ばす
甘すぎる かぼちゃの甘みが前に出て、食事らしさが薄い 塩小さじ1/6を足し、ヨーグルトソースのレモン汁を小さじ1/2増やす
青臭い きゅうりの香りが先に立ち、粥の香ばしさが弱い 次回はきゅうりを半量にする。今回はヨーグルトソースを多めに添える

鍋底が焦げ始めたら、こそげ取って混ぜ込まない方が味が濁りません。焦げの匂いが出た部分は触らず、上のきれいな粥だけを別鍋に移し、熱湯を大さじ2足して弱火で戻します。練り粥は「最後まで同じ鍋でどうにかする」より、焦げる前に救出する方が仕上がりが安定します。

食べ方と献立

ボゴベは熱いうちが一番やわらかく、冷めると粉が締まって固くなります。皿の中心に盛り、横にマディラ風ヨーグルト、もう一方に青菜や豆の煮込みを置くと、酸味、穀物、塩気の順に食べ進められます。手で食べる文化に寄せるなら、指先で一口分を取り、ソースを少しまとわせます。家ではスプーンでも構いません。

同じアフリカの主食と比べると、ガーナのフフほど弾力は強くなく、カメルーンのサンガほど葉野菜に寄りません。粉を練る料理に慣れたいなら、まずこの柔らかいボゴベを作り、次にウガリやトーへ進むと火加減の違いが分かります。甘みのある根菜粥が好きなら、ナイジェリアのアサロも近い楽しさがあります。

保存は冷蔵で2日まで。浅い容器に広げて冷まし、乾燥しないようラップを密着させます。温め直す時は一人分につき水大さじ2を加え、電子レンジ600Wで1分30秒温めてから混ぜ、足りなければ30秒ずつ追加します。鍋で戻す場合は弱火にし、熱湯を大さじ2ずつ足して木べらで練ります。冷凍もできますが、解凍後は粒感が出やすいので、主食というよりスープに落として食べる方が向きます。

よくある質問

レロツェは日本で買えますか?

一般的なスーパーや輸入食材店ではほぼ見かけません。種子や植物として扱われることはあっても、料理用の果実として安定入手するのは難しいです。この記事では、現地のレロツェそのものではなく、色、水分、淡い瓜香を日本の食材で近づける考え方にしています。

きゅうりを入れず、かぼちゃだけでも作れますか?

作れます。きゅうりは香りの補助なので、省いても粥としては成立します。ただし、かぼちゃだけだと甘く丸い味になりやすいので、塩とヨーグルトソースの酸味で主食らしさを戻してください。

ソルガム粉がなければコーンフラワーだけでよいですか?

食べられる粥にはなりますが、ボゴベ・ジャ・レロツェからは離れます。コーンフラワーだけだとウガリやポレンタに近い方向へ寄ります。初回は少量でもソルガム粉を入れ、穀物の香りを確認するのがおすすめです。

マディラの代わりにヨーグルトを入れて煮込んでもよいですか?

日本のヨーグルトは加熱すると分離しやすいので、鍋に入れず皿で添える方が失敗しにくいです。現地レシピでは煮込みの中で発酵乳を折り込む例もありますが、家庭の小鍋では酸味が飛び、見た目もざらつきやすいです。

ダマができたら直せますか?

小さなダマなら、熱湯を大さじ2足して弱火で2分練るとほどけます。大きな粉の塊が残った場合は、鍋の中でつぶそうとせず、ざるで一度こしてから戻す方が早いです。次回は粉を鍋に直接入れず、必ず水でスラリーにしてから加えてください。

参考にした資料

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ボゴベ・ジャ・レロツェの作り方|ボツワナのかぼちゃ粥
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/botswana/bogobe-jwa-lerotse
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月24日
レシピ一覧に戻る