台湾の甕仔雞を家庭オーブンで焼き、手で裂いて鶏油と胡椒塩を添えた食卓
🔪下準備45分
🔥調理1時間35分
🍽️分量4
🌍料理台湾料理
東アジアレシピ

甕仔雞の作り方|台湾の桶焼きチキン

29分で読めます世界ごはん編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: たれを混ぜる
STEP 11 / 8

たれを混ぜる

所要時間8分

火は使いません。濃口しょうゆ、ダークソイ、紹興酒、きび砂糖、ごま油、白こしょう、砕いた八角、しょうが汁、にんにくを小鉢で混ぜます。砂糖の粒が沈まず、八角としょうがの香りが立ち、たれがさらっと黒褐色にまとまれば準備完了です。八角は粉々にせず、あとで取り除ける大きさに砕きます。

手順2: 鶏に塩と香味を入れる
STEP 22 / 8

鶏に塩と香味を入れる

所要時間12分

火は使いません。これは加熱前の下準備で、まだオーブンには入れません。丸鶏の表面と腹の中をペーパーでしっかり拭き、塩小さじ1と1/2を内外へすり込みます。たれの半量を皮へ薄く塗り、腹の中にも大さじ1ほど入れます。長ねぎの白い部分としょうが薄切りを腹へ入れ、しょうがの香りが立つ状態にします。皮の表面が乾いたまま、たれが薄くつやを作る程度が目安です。皮の上にたれが水たまりのように残ると色むらになるので、手袋や刷毛で薄く伸ばします。

手順3: 冷蔵庫で皮を乾かす
STEP 33 / 8

冷蔵庫で皮を乾かす

所要時間10分 / 冷蔵4時間から一晩

火は使いません。鶏を天板にのせ、ラップをかけずに冷蔵庫で4時間から一晩置きます。冷蔵庫の中で表面が乾き、指で触るとべたべたではなく軽く吸いつく程度になればよい状態です。途中で一度、残りのたれを薄く塗ります。たれが底にたまった場合は捨てず、焼く時の塗り戻し用に分けます。

手順4: 網とオーブンを準備する
STEP 44 / 8

網とオーブンを準備する

所要時間15分

火加減はオーブン180度Cです。天板にオーブンシートを敷かず、油を受けられる金属トレーと網を用意します。オーブンを180度Cで15分予熱し、庫内表示が180℃に達してから鶏を入れます。鶏を縦に立てる器具が安定している場合だけ使い、不安定なら網の上で胸を上にして横向きに置きます。缶や割れやすい器を支えに使わないでください。足はたこ糸で軽くまとめ、翼の先は焦げやすければ背側へ折り込みます。

手順5: 低めの温度で中心まで火を入れる
STEP 55 / 8

低めの温度で中心まで火を入れる

所要時間55分

火加減はオーブン180度Cです。鶏を入れ、180度Cで45分焼きます。皮が薄い茶色から飴色へ変わり、天板に鶏油が落ち始めたら、天板を一度引き出します。焦げた黒い粒を避け、澄んだ油だけを小さじ2ほど皮へ塗ります。さらに10分焼き、ももの厚い部分が65度C前後まで上がっていれば次へ進みます。温度計がない場合は、ももの付け根から透明に近い肉汁が出ることを見ますが、最終確認は手順7で行います。

手順6: 高温で皮を締める
STEP 66 / 8

高温で皮を締める

所要時間12分

火加減はオーブン220度Cです。オーブンを220度Cへ上げ、残しておいたたれ小さじ2を鶏油小さじ2で薄めて皮へ塗ります。たれを濃いまま厚く塗ると糖分が先に焦げます。220度Cで8から12分焼き、皮が濃い飴色になり、皮の端がパリッとし、香ばしい香りが立ち、胸の上に小さな泡が出て、黒い焦げ粒が広がる手前で止めます。背中や手羽先が早く濃くなる場合は、そこだけアルミホイルを軽くかぶせます。

手順7: 中心温度を確認して休ませる
STEP 77 / 8

中心温度を確認して休ませる

所要時間15分

火は止めます。鶏を取り出し、ももの厚い部分に温度計を2から3cmほど刺します。骨に当てず、中心が75度C以上なら食卓へ進めます。胸の厚い部分も70度C以上を目安にします。足りない場合は180度Cへ戻し、5分ずつ追加して再確認します。焼き上がったらアルミホイルをふんわりかぶせ、10分休ませます。休ませる間に肉汁が落ち着き、裂いた時に皿へ流れすぎません。

手順8: 手で裂いて鶏油を添える
STEP 88 / 8

手で裂いて鶏油を添える

所要時間10分

火は使いません。手袋をつけ、鶏を大きく裂きます。胸肉は繊維に沿って大きめに、ももは骨に沿って外します。天板の鶏油は焦げの黒い粒を避け、澄んだ部分を小鉢へ移します。黒こしょう、塩、きび砂糖を混ぜた胡椒塩、長ねぎ、きゅうり、ごはんを添えます。鶏油を肉へ少しずつかけ、皮と身を一緒に食べると、甕仔雞らしい勢いが出ます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

甕仔雞に使う丸鶏、ダークソイ、八角、白こしょう、ねぎ、しょうが、焼き網を台所に並べた材料
丸鶏は1.2kg前後が家庭オーブンで扱いやすく、香りはダークソイ、しょうが、八角を少量でまとめる

4人分、1.1から1.3kgの中抜き丸鶏を想定します。2kg級の丸鶏は見栄えがありますが、中心まで火が通る前に皮が濃くなりやすく、初回には向きません。丸鶏が手に入らない場合は、骨付き鶏もも肉4本でも同じたれで作れます。その場合は調理時間を短くし、手順5以降の中心温度を優先します。

7品目

主材料

材料 分量 代替・備考
中抜き丸鶏 1羽(1.1から1.3kg) 冷凍品は冷蔵庫で完全解凍する
小さじ1と1/2 下味用。丸鶏の内外へすり込む
長ねぎ 2本 1本は腹の中、1本は食卓用
しょうが 40g 薄切り20g、すりおろし20g
にんにく 3片 すりおろす
きゅうり 1本 食卓で脂を切る
温かいごはん 4膳分 鶏油を少し受けると食べやすい
10品目

漬けだれ

材料 分量 代替・備考
濃口しょうゆ 大さじ2
ダークソイソース 大さじ1 なければ濃口しょうゆ大さじ1と黒砂糖小さじ1/2
紹興酒 大さじ2 日本酒大さじ2で代用可
きび砂糖 小さじ2
ごま油 小さじ2
白こしょう 小さじ1/2
八角 1個 軽く砕く。入れすぎない
五香粉 小さじ1/3 ある場合だけ。八角を使う日は控えめに
しょうが汁 大さじ1
にんにくすりおろし 3片分
5品目

仕上げ

材料 分量 代替・備考
焼き汁と鶏油 天板に出た分 焦げの黒い粒は除く
粗びき黒こしょう 小さじ1
小さじ1/2
きび砂糖 ひとつまみ 胡椒塩に丸みを出す
レモンまたはライム 1/2個 あれば最後に少量

この料理は鶏肉、大豆、小麦、ごまを含む可能性があります。しょうゆ、ダークソイ、紹興酒は製品によって小麦を含みます。鶏肉は中心まで十分に加熱し、鶏を触った手、手袋、まな板、包丁は、生野菜や食卓用のねぎに触れる前に洗ってください。

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📊 栄養情報(1人分)
153
kcal
12.0g
タンパク質
10.5g
脂質
2.3g
炭水化物
0.5g
食物繊維
345mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料|丸鶏は小さめ、香りは濃くしすぎない

甕仔雞に使う丸鶏、ダークソイ、八角、白こしょう、ねぎ、しょうが、焼き網を台所に並べた材料
丸鶏は1.2kg前後が家庭オーブンで扱いやすく、香りはダークソイ、しょうが、八角を少量でまとめる

4人分、1.1から1.3kgの中抜き丸鶏を想定します。2kg級の丸鶏は見栄えがありますが、中心まで火が通る前に皮が濃くなりやすく、初回には向きません。丸鶏が手に入らない場合は、骨付き鶏もも肉4 本でも同じたれで作れます。その場合は調理時間を短くし、手順5以降の中心温度を優先します。

主材料

材料 分量 代替・備考
中抜き丸鶏 1羽(1.1から1.3kg) 冷凍品は冷蔵庫で完全解凍する
小さじ1と1/2 下味用。丸鶏の内外へすり込む
長ねぎ 2 本 1 本は腹の中、1 本は食卓用
しょうが 40 g 薄切り20 g、すりおろし20 g
にんにく 3 片 すりおろす
きゅうり 1 本 食卓で脂を切る
温かいごはん 4膳分 鶏油を少し受けると食べやすい

漬けだれ

材料 分量 代替・備考
濃口しょうゆ 大さじ2
ダークソイソース 大さじ1 なければ濃口しょうゆ大さじ1と黒砂糖小さじ1/2
紹興酒 大さじ2 日本酒大さじ2で代用可
きび砂糖 小さじ2
ごま油 小さじ2
白こしょう 小さじ1/2
八角 1 個 軽く砕く。入れすぎない
五香粉 小さじ1/3 ある場合だけ。八角を使う日は控えめに
しょうが汁 大さじ1
にんにくすりおろし 3 片分

仕上げ

材料 分量 代替・備考
焼き汁と鶏油 天板に出た分 焦げの黒い粒は除く
粗びき黒こしょう 小さじ1
小さじ1/2
きび砂糖 ひとつまみ 胡椒塩に丸みを出す
レモンまたはライム 1/2 個 あれば最後に少量

この料理は鶏肉、大豆、小麦、ごまを含む可能性があります。しょうゆ、ダークソイ、紹興酒は製品によって小麦を含みます。鶏肉は中心まで十分に加熱し、鶏を触った手、手袋、まな板、包丁は、生野菜や食卓用のねぎに触れる前に洗ってください。

丸鶏を焼く日は、台所の空気が少し変わります。しょうがをおろし、濃い醤油に八角を沈め、鶏の皮へたれを塗る。まだ火にかけていないのに、食卓が少し屋台寄りになります。台湾の甕仔雞(桶仔雞、甕缸雞とも呼ばれます)は、そんな香りを大きな甕や桶の熱で閉じ込めて焼く丸鶏です。

ただし、日本の家庭でいきなり専用の甕や炭火を用意すると、料理より設備の話になります。この記事では、甕仔雞の芯を「乾いた強い熱」「濃い醤油と香味」「焼けた鶏油を受けて食べること」と捉え、家庭オーブンで作れる形にします。丸鶏は1.2kg前後。皮は冷蔵庫で乾かし、最初は180度Cで中心まで火を入れ、最後だけ220度Cで皮を締めます。鶏肉は中心温度で確認し、見た目だけで安全判断しません。

近い方向の鶏料理なら、蓮の葉と塩生地で包む叫化鶏、米と一緒に食べる海南鶏飯、香味を強く焼きつける鶏イナサルがあります。甕仔雞はその中でも、鶏を丸ごと焼き、裂き、鶏油を受けて食べる楽しさが前に出る料理です。

甕仔雞とは|甕の熱で焼く台湾の丸鶏

甕仔雞は、台湾で親しまれる丸鶏の焼き料理です。店では大きな陶器の甕、金属製の桶、窯のような設備を使い、鶏を吊るしたり立てたりして、強い輻射熱で焼き上げます。皮は濃い飴色、身はしっとり、皿には鶏油がたまる。食べる時は包丁できれいに薄切りするより、手袋をして大きく裂き、鶏油、胡椒塩、ねぎ、きゅうりと一緒に食べる流れがよく合います。

焼き上がった甕仔雞を休ませ、ねぎ、きゅうり、鶏油を添えた食卓
焼き上がった甕仔雞はすぐ切らずに休ませ、鶏油を受けてから食卓で裂くと肉汁が落ち着く

家庭で守りたいのは、設備名ではなく焼き方の意味です。甕の中では、鶏の周囲に乾いた熱が回り、余分な水分が落ち、落ちた脂が香ばしい鶏油になります。家庭オーブンでは、天板に網をのせて鶏を浮かせ、途中で出た脂を少し塗り戻すことで近づけます。専用スタンドがない場合は、鶏を不安定に立てず、網の上で横向きに焼いても構いません。安全に支えられることを優先してください。

現地の要素 家庭で守ること 代替の考え方
甕や桶の強い熱 オーブンを予熱し、網で鶏を浮かせる 厚手の天板と網。安定しない縦置きは避ける
吊るし焼き、立て焼き 皮の水分を飛ばす 冷蔵庫で表面を乾かし、焼き前に水気を拭く
鶏油を受ける 天板にたまった脂を仕上げに使う 焦げた脂は混ぜず、澄んだ部分だけ使う
胡椒塩と手で裂く食べ方 包丁で細かく切りすぎない 大きく裂いて肉汁と皮を一緒に食べる

買い出し|普通の鶏肉ではなく、香りと火通りを見る

ダークソイ、八角、温度計、焼き網、丸鶏、ねぎ、しょうがを台所に並べた買い出しの目安
甕仔雞で通販を見る価値があるのは、肉ではなくダークソイ、八角、火通りを見る温度計のような再現性を上げるもの

近所で買うものは、丸鶏、ねぎ、しょうが、にんにく、きゅうりです。商品カードにするのは、銘柄鶏や普通の野菜ではありません。甕仔雞らしい色を作るダークソイ、少量で台湾の香りに寄せる八角、包みや丸鶏の火通りを見られる温度計を優先します。

ダークソイは、色づけ用の濃い醤油です。塩分を増やすためではなく、皮を深い茶色へ寄せるために少量使います。余ったら炒麺海南鶏飯にも回せます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

八角は五香粉の奥にある甘い香りです。粉の五香粉だけで済ませると均一に香りすぎることがあるので、丸鶏には八角を1個だけ砕いて入れる方が、鶏油に香りが移りやすくなります。余った八角はバクテーボーコーにも使えます。

丸鶏は焼き色だけでは火通りが読みにくい料理です。温度計は毎回必須ではありませんが、初回は一本あると判断が速くなります。骨に当てず、ももの厚い部分と胸の厚い部分で確認します。

日本の台所で寄せる分岐表

甕仔雞は、設備を完全再現しようとすると止まりやすい料理です。専用の甕がない、丸鶏が大きすぎる、縦置きが不安定、皮が焦げる。家庭版では、何を守ると料理の印象が残るかを分けておく方が作りやすくなります。

迷う点 守りたい軸 家庭での現実解 避けたいこと
専用の甕がない 乾いた強い熱 予熱したオーブン、網、天板で脂を落とす 室内炭火、煙の多い無理な再現
丸鶏が手に入らない 皮と鶏油を楽しむ 骨付き鶏もも4本を網で焼く 鶏むねだけで作り、脂が出ない
ダークソイがない 皮の色と香り 濃口しょうゆと黒砂糖少量 たれを濃く塗りすぎて焦がす
縦置きできない 鶏の周囲に熱を回す 網の上で横向きに焼き、途中で返す 缶や器で不安定に立てる
五香粉が強い 甘い中華香を薄く入れる 八角1個と白こしょう 五香粉を多く入れて菓子の香りにする

骨付き鶏ももで作る場合は、塩を小さじ1、たれを同量で用意し、冷蔵2時間から一晩置きます。180度Cで25分、220度Cで8分を目安にし、厚い部分が75度C以上になったら休ませます。丸鶏の見た目はありませんが、鶏油と皮の香りは十分楽しめます。

失敗原因|皮が湿る、焦げる、中心が不安になる

焼き色の違う甕仔雞の皮を並べ、湿った皮、焦げた皮、ちょうどよい飴色を比べている様子
甕仔雞は皮の乾きとたれの濃さで仕上がりが変わる。焦げる前の飴色で止める
症状 原因 直し方
皮が湿っている 冷蔵で乾かしていない、たれを厚く塗った 焼く前に水気を拭き、たれは薄く。最後の高温時間を延ばしすぎない
表面だけ黒く焦げる ダークソイや砂糖が多い、220度Cの時間が長い 仕上げだれは鶏油で薄める。濃い部分にアルミホイルをかぶせる
身がぱさつく 180度Cで長く焼きすぎ、休ませ不足 中心温度で止め、10分休ませる。胸肉は鶏油を少量かける
香りが平たい 八角やしょうがが弱い、鶏油を使っていない 胡椒塩に八角をほんの少し削る。鶏油を小鉢で添える
中心が不安 丸鶏が大きい、縦置きで熱が偏った 1.2kg前後を選び、ももと胸の厚い部分を温度計で確認する

焦げた鶏油は、料理の香りではなく苦味になります。天板の脂を使う時は、黒い焦げ粒が混ざった部分を無理にこそげません。澄んだ上澄みだけを小鉢へ移し、塩とこしょうを別で効かせる方が食べやすいです。

保存と翌日の食べ方

甕仔雞の残りを保存容器へ入れ、鶏油、ごはん、きゅうりと一緒に翌日の準備をしている様子
残った甕仔雞は鶏油と肉を分けて冷蔵し、翌日はごはんや麺にのせると食べ切りやすい

食べ残しは、粗熱が取れたら2時間以内に冷蔵します。肉と鶏油は分けて保存し、冷蔵2日を目安に食べ切ります。温め直しは電子レンジだけだと皮がやわらかくなるので、肉を電子レンジ600Wで1分30秒ほど温め、皮の多い部分だけオーブントースターで2から3分焼くと戻りやすいです。中心まで湯気が出る熱さに戻してください。

翌日は、ごはんにのせて鶏油を小さじ1かけ、ねぎ、きゅうり、黒こしょうを足すのが簡単です。麺にするなら、ゆでた中華麺に鶏油、しょうゆ少量、黒酢小さじ1を絡め、裂いた鶏とねぎをのせます。チャークイティオのように強く炒めるより、温かい和え麺にすると鶏の香りが残ります。

食卓で合わせるなら、味の濃い炒め物を重ねるより、酸味と水分のある皿を置く方が最後まで食べやすいです。きゅうりの黒酢和え、トマトの冷菜、青菜のにんにく炒め、薄い卵スープが向きます。鶏油をごはんへ受ける日は、麻婆豆腐のような強い赤い油の料理を同じ食卓に置くより、仏跳牆風の羅漢齋のように野菜と乾物で受ける皿を足すと、丸鶏の香りが埋もれません。

FAQ

甕や炭火がないと別料理になりますか

完全に同じではありませんが、家庭版として十分楽しめます。甕の役割は、乾いた熱を鶏の周囲に回し、脂を落としながら焼くことです。家庭では、オーブンの予熱、網、天板、最後の高温焼きでその構造に近づけます。炭火の香りを無理に室内で再現する必要はありません。

丸鶏ではなく鶏もも肉で作れますか

作れます。骨付き鶏もも肉4本なら、たれは同量、塩は小さじ1にします。180度Cで25分、220度Cで8分ほど焼き、厚い部分が75度C以上になれば休ませます。丸鶏の食卓感は減りますが、皮、鶏油、胡椒塩の組み合わせは残ります。

五香粉は必須ですか

必須ではありません。八角、白こしょう、しょうがだけでも台湾の焼き鶏らしい香りになります。五香粉を使う場合は小さじ1/3までに留めます。多く入れると甘い菓子のような香りが前に出て、鶏油の香ばしさが隠れます。

皮をもっとぱりっとさせたいです

冷蔵庫で乾かす時間を増やし、焼く前に表面のたれを拭いてください。最後の220度Cは長くしすぎず、8から12分で色を見ます。ぱりぱりだけを狙って長く焼くと、胸肉が先に乾きます。台湾の甕仔雞はフライドチキンのような硬い衣ではなく、香ばしく締まった皮を目指します。

鶏油は全部かけてよいですか

全部かけると重くなります。小鉢に取り、食べる時に肉へ少しずつかけます。焦げた黒い粒や、強く焦げたたれが混ざった部分は使いません。余った鶏油は冷蔵し、翌日のごはんや和え麺に小さじ1だけ使うと、無駄なく食べ切れます。

参考にした資料

甕仔雞は、設備名だけを見ると家庭から遠く感じます。けれど、香りを入れた丸鶏を乾かし、乾いた熱で焼き、鶏油を受けて裂いて食べると考えると、台所で手が届く料理になります。初回は小さめの丸鶏、薄いたれ、温度確認。この3つを守れば、台湾の食堂で出てくるような勢いを、家庭の食卓へかなり近づけられます。

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行甕仔雞の作り方|台湾の桶焼きチキン
URL
https://sekaigohan.com/recipes/east-asia/taiwan/barrel-chicken
著者・編集
世界ごはん編集部
更新日
2026年6月2日
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