緑豆、豚肉、青菜、チチャロンを煮たフィリピンのモンゴをご飯、パティス、カラマンシーと並べた食卓
🔪下準備25分
🔥調理50分
🍽️分量4
🌍料理フィリピン料理
東南アジアレシピ

モンゴの作り方|フィリピン緑豆スープ

30分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 緑豆を洗って選ぶ
STEP 11 / 6

緑豆を洗って選ぶ

所要時間15分

火は使いません。乾燥緑豆220gをボウルに入れ、水をたっぷり注いで手で軽く回します。水が薄く濁ったらざるに上げ、これを2回繰り返します。小石、黒く変色した豆、割れて粉っぽい豆を取り除きます。時間があれば水に10分浸し、ざるへ上げます。長く浸す必要はありませんが、表面の乾きが取れると煮始めが安定します。

手順2: 豚肉と香味野菜を炒める
STEP 22 / 6

豚肉と香味野菜を炒める

所要時間10分

鍋にサラダ油大さじ1を入れて中火で温め、豚バラ160gを広げます。肉の表面が白から薄い焼き色に変わり、脂が小さじ2ほど出るまで4分炒めます。にんにく、玉ねぎを加え、中火のまま3分炒めます。玉ねぎの角が透き通り、鍋底に薄い茶色のうま味が付いたらトマトを加えます。トマトが少し崩れ、赤い汁が鍋底へ広がるまでさらに3分炒めます。

手順3: 緑豆を弱火で柔らかく煮る
STEP 33 / 6

緑豆を弱火で柔らかく煮る

所要時間30分

洗った緑豆と水1.2Lを鍋へ加え、強火で沸かします。沸騰したら表面の泡を一度すくい、弱火へ落とします。ふたを少しずらし、小さな泡が鍋の端からふつふつ上がる火加減で25分から30分煮ます。途中で水面が豆より低くなりそうなら、水を100mlずつ足します。豆の半分ほどが割れ、木べらで押すと中心が白っぽくつぶれる状態が目安です。

手順4: 豆を少しつぶしてパティスで整える
STEP 44 / 6

豆を少しつぶしてパティスで整える

所要時間8分

中弱火にします。木べらで鍋肌に豆を10回ほど押しつけ、全体の3割だけをつぶします。全部をペーストにせず、丸い豆が残る状態で止めます。パティス大さじ1、黒こしょう小さじ1/3を加え、ふつふつした火加減で5分煮ます。味見をして薄ければ塩小さじ1/4ずつ足し、上限は小さじ1/2までにします。魚醤を入れた後に強火で煮立てると香りが重くなるため、中弱火を守ります。

手順5: 青菜を短く入れて仕上げる
STEP 55 / 6

青菜を短く入れて仕上げる

所要時間5分

弱火に落とします。マルンガイ40g、またはほうれん草120gと小松菜100gを加え、木べらで底から返します。葉が沈み、色が濃い緑に変わったら2分で火を止めます。仕上がりは、木べらで底をなぞると1秒ほど筋が残り、すぐに豆のとろみで戻る濃度です。チチャロンは鍋に全部入れず、半量だけを粗く砕いて混ぜます。残りは食卓でのせると、カリッとした食感が残ります。青菜を入れてから長く煮ると、葉の香りが豆に移りすぎ、色も沈みます。

手順6: ご飯と魚醤を別に出す
STEP 66 / 6

ご飯と魚醤を別に出す

所要時間3分

火は使いません。器にモンゴをよそい、温かいご飯、残りのチチャロン、カラマンシーまたはすだち、パティス、赤唐辛子を別に出します。器では豆のとろみがゆっくり広がり、粒が残るまま、ご飯にかけても水だけが先に流れない程度が食べやすい濃度です。鍋の時点で塩気を完成させすぎず、食卓で各自が魚醤と酸味を足す方が、豆の甘みが残ります。翌日に残す分がある場合は、チチャロンを混ぜずに別保存します。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

4人分です。ご飯と合わせる主菜として作る量にしています。緑豆は乾燥220gで、煮上がるとかなり膨らみます。初回は増やしすぎず、翌日に少し残るくらいで止める方が扱いやすいです。

緑豆、豚バラ、トマト、にんにく、玉ねぎ、マルンガイ、ほうれん草、パティス、チチャロンを並べたモンゴの材料
モンゴは乾燥緑豆、香味野菜、魚醤、青菜をそろえると家庭の鍋で作りやすい
10品目

豆と煮汁

材料 分量 役割
乾燥緑豆 220g 洗ってから使う。割れ豆や小石を取り除く
水、豆を煮る用 1.2L 途中で200mlまで足してよい
サラダ油 大さじ1 香味野菜と豚肉を炒める
豚バラブロック 160g 1.5cm角。薄切りなら120gを短冊切り
にんにく 4片、20g 粗みじん切り
玉ねぎ 1/2個、120g 1cm角
トマト 2個、220g ざく切り。完熟がよい
パティス 大さじ1と1/2 鍋へ大さじ1、食卓で残りを調整
小さじ1/2 最後に上限として調整
黒こしょう 小さじ1/3 仕上げの香り
7品目

青菜と食卓

材料 分量 代替・備考
マルンガイの葉 40g 手に入らなければ下の代替へ
ほうれん草 120g マルンガイの代替。ざく切り
小松菜 100g ほうれん草と半量ずつ使うと青さが安定
チチャロン 40g 食卓で砕く。なければカリカリベーコン30g
カラマンシーまたはすだち 2個分 食卓で搾る
温かいご飯 4膳分 少し硬めが合う
赤唐辛子 1本 小口切り。辛味を足す人だけ

この料理は豚肉と魚醤を使います。魚介アレルギーがある場合はパティスとナンプラーを使わず、塩小さじ1/2と薄口しょうゆ小さじ2で塩味だけを補います。香りは現地風から離れますが、豆のスープとしては成立します。豚肉は中心まで十分に加熱し、生肉を扱ったまな板や菜箸を盛り付けに使い回さないでください。

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📊 栄養情報(1人分)
108
kcal
5.8g
タンパク質
4.5g
脂質
12.0g
炭水化物
3.0g
食物繊維
245mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料|日本の台所で作る豚肉入りモンゴ

4人分です。ご飯と合わせる主菜として作る量にしています。緑豆は乾燥220 gで、煮上がるとかなり膨らみます。初回は増やしすぎず、翌日に少し残るくらいで止める方が扱いやすいです。

緑豆、豚バラ、トマト、にんにく、玉ねぎ、マルンガイ、ほうれん草、パティス、チチャロンを並べたモンゴの材料
モンゴは乾燥緑豆、香味野菜、魚醤、青菜をそろえると家庭の鍋で作りやすい

豆と煮汁

材料 分量 役割
乾燥緑豆 220 g 洗ってから使う。割れ豆や小石を取り除く
水、豆を煮る用 1.2L 途中で200 mlまで足してよい
サラダ油 大さじ1 香味野菜と豚肉を炒める
豚バラブロック 160 g 1.5cm角。薄切りなら120 gを短冊切り
にんにく 4 片、20 g 粗みじん切り
玉ねぎ 1/2 個、120 g 1cm角
トマト 2 個、220 g ざく切り。完熟がよい
パティス 大さじ1と1/2 鍋へ大さじ1、食卓で残りを調整
小さじ1/2 最後に上限として調整
黒こしょう 小さじ1/3 仕上げの香り

青菜と食卓

材料 分量 代替・備考
マルンガイの葉 40 g 手に入らなければ下の代替へ
ほうれん草 120 g マルンガイの代替。ざく切り
小松菜 100 g ほうれん草と半量ずつ使うと青さが安定
チチャロン 40 g 食卓で砕く。なければカリカリベーコン30 g
カラマンシーまたはすだち 2 個分 食卓で搾る
温かいご飯 4膳分 少し硬めが合う
赤唐辛子 1 本 小口切り。辛味を足す人だけ

この料理は豚肉と魚醤を使います。魚介アレルギーがある場合はパティスとナンプラーを使わず、塩小さじ1/2と薄口しょうゆ小さじ2で塩味だけを補います。香りは現地風から離れますが、豆のスープとしては成立します。豚肉は中心まで十分に加熱し、生肉を扱ったまな板や菜箸を盛り付けに使い回さないでください。

雨の日の夕方に、緑豆がふっと崩れる

鍋の中で緑豆の皮が少し割れ、木べらで押すと豆がさらりと崩れる。そこへパティスを小さじで落とすと、にんにくとトマトの甘い匂いの奥に、魚醤の塩気がすっと立ちます。フィリピンのモンゴは、派手なごちそうではありません。白いご飯をよそい、家族が皿を持って集まる日の、しみじみ強い豆のスープです。

モンゴ(monggo / munggo)は、緑豆をにんにく、玉ねぎ、トマトと炒めてから煮るフィリピンの家庭料理です。英語では ginisang munggo、mung bean soup、mung bean stew と説明されます。豚肉やえび、干し魚を入れる家もあれば、金曜日や四旬節に肉を控える流れで、魚や野菜中心に作る家もあります。共通しているのは、緑豆をただ煮るのではなく、炒めた香味野菜と魚醤で輪郭を作るところです。

日本で作るときに迷うのは、緑豆そのものより、青菜と塩気です。マルンガイ(malunggay、モリンガの葉)が手に入る日は理想ですが、近所のスーパーではほぼ見かけません。小松菜だけだと青さが強く、ほうれん草だけだと煮崩れやすい。この記事では、マルンガイを少量のモリンガ葉とほうれん草、または小松菜で置き換え、パティスの量を控えめにして、家庭の鍋で「豆の甘さが先に来る」モンゴに寄せます。

フィリピン料理の食卓で考えるなら、酸味で食欲を起こすシニガン、牛骨のだしを楽しむブラロ、しょうゆと酢でご飯を進めるアドボとは別の入口です。モンゴはもっと日常寄りで、乾燥豆を一袋持っておくと、雨の日や買い物が薄い日の夕食を支えてくれます。

表記について

フィリピンでは monggo、munggo、mongo の表記が見られます。料理名としては ginisang munggo と書かれることも多く、直訳すると「炒めた緑豆」です。本記事では日本語本文を「モンゴ」、英字表記を Monggo で統一します。

Monggoとは|緑豆、魚醤、青菜で作る家庭の一杯

緑豆は日本では春雨やもやしの材料として見られがちですが、フィリピンでは豆そのものを煮て食べる料理にも使われます。Ginisang munggo は、緑豆を柔らかく煮て、別鍋で炒めたにんにく、玉ねぎ、トマト、肉や魚介と合わせるのが基本です。Panlasang Pinoy の pork monggo でも、チチャロンとマルンガイを加える型が紹介されています。

現地で「金曜日のモンゴ」と語られることがあるのは、肉を控える日の食事と結びついているためです。ただし、家庭料理なので型は一つではありません。豚バラやチチャロンでこってり作る家もあれば、tinapa という燻製魚、干しえび、えび、青唐辛子の葉で作る家もあります。日本の台所では、まず豚バラ少量と青菜で作り、次回から魚や肉なしに寄せると失敗しにくいです。

現地でよく見る要素 日本で守る理由 家庭での現実解
乾燥緑豆 煮崩れた豆がスープのとろみになる アジア食材店、自然食品店、通販で緑豆を探す
パティス 塩だけでは出にくい魚醤の余韻を足す フィリピン魚醤が理想。なければナンプラーを少量
マルンガイ 豆の重さを青い香りで切る モリンガ葉少量、ほうれん草、小松菜を組み合わせる
チチャロン 仕上げの香ばしさと塩気を作る 豚皮菓子がなければ、カリカリベーコン少量
白ご飯 スープというよりご飯のおかずに近い やや硬めに炊き、食卓で汁を受ける

モンゴを「緑豆の煮込み」とだけ考えると、味がぼんやりしやすいです。大事なのは、豆を柔らかくする工程と、香味野菜を炒める工程を分けること。豆を最初からトマトや魚醤と煮込むより、いったん水で素直に柔らかくして、後から味を入れる方が、豆の甘みとフィリピンらしい塩気が両方残ります。

買い出し導線|緑豆は店で、魚醤と鍋は迷ったら見る

緑豆、パティス、圧力鍋、温度計、青菜、チチャロンを台所に並べたモンゴの買い出し材料
モンゴの買い出しで通販を見る価値があるのはパティス、魚醤の代替、乾燥豆を扱いやすくする鍋

乾燥緑豆は、アジア食材店、自然食品店、豆を多く扱うスーパーで見つかることがあります。商品カードにするほど特殊なブランド差は大きくないので、まずは近所で粒がそろったものを探してください。袋の底に粉が多く、割れ豆が目立つ場合は、煮たときに早く濁ります。水洗いで落ちる範囲なら問題ありませんが、初回は少量袋から始める方が安心です。

通販で見る価値があるのは、フィリピン魚醤のパティスです。モンゴは派手なスパイス料理ではないので、魚醤の質と量が印象をかなり変えます。最初からたくさん入れるのではなく、鍋には大さじ1だけ入れ、足りない分を食卓で各自が足すと失敗しにくいです。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

パティスが見つからない場合、タイ産ナンプラーで代替できます。フィリピンらしさは少し弱くなりますが、塩としょうゆだけで作るより、豆と豚肉の間に魚醤の奥行きが残ります。すでにナンプラーを持っている人は、追加でパティスを買う前にそれで試して構いません。

緑豆は浸水なしでも煮えますが、何度も作るなら圧力鍋があると平日の夕食に回しやすくなります。圧力鍋を使う場合は、緑豆と水だけを高圧6分、自然放置10分で柔らかくし、香味野菜と合わせる工程から普通鍋に戻すと、青菜の色と豆のとろみを調整しやすいです。

日本の台所で本場に寄せる分岐表

モンゴは材料の数が少ないので、代替の判断が味に出ます。全部を現地食材にするより、どこを守り、どこを家庭向けに逃がすかを決める方が、次も作れる料理になります。

迷う点 そのまま使う場合 代替する場合 代替時の注意
マルンガイ 青い香りが軽く、豆に沈みにくい ほうれん草と小松菜を半量ずつ ほうれん草だけなら下ゆでせず最後に短く
チチャロン 豚皮の香ばしさと塩気が出る カリカリベーコン、揚げ玉は不可 揚げ玉は和風の油の香りが強く、別料理になる
豚肉 少量でもだしと脂が入る えび、干しえび、燻製魚 魚介は加熱しすぎると硬いので後半に入れる
パティス フィリピンらしい魚醤の余韻 ナンプラー、薄口しょうゆ しょうゆだけだと香りが平たい。塩を控えて調整
緑豆の濃度 とろみと粒感が両方残る 水を足してスープ寄り つぶしすぎた後に水だけ足すと味が薄い

日本の緑豆は、袋によって煮え方がかなり違います。古い豆は30分でも硬さが残ることがあります。その場合、魚醤を増やしてごまかさず、水を100ml足して弱火でさらに10分煮てください。塩気を先に強くすると、豆の硬さが余計に気になります。

水っぽいモンゴ、つぶしすぎたモンゴ、粒ととろみが残るモンゴを小鉢で比べた状態
モンゴは水っぽすぎても、つぶしすぎても食べにくい。粒が残る濃度で止める

失敗しやすいところ

豆が硬い

煮込み時間不足か、豆が古い可能性があります。塩、魚醤、酸味を強くする前に、水を足して弱火で10分延長します。豆を指で押して粉っぽく割れるなら、もう少しです。芯が透明に硬いなら、さらに時間が必要です。

水っぽい

豆をほとんどつぶしていない状態です。中弱火で5分煮ながら、木べらで鍋肌に豆を押しつけます。水分を飛ばすだけだと鍋底が焦げやすいので、つぶしてとろみを作る方が安定します。

魚醤の匂いが強い

入れる量が多いか、魚醤を入れた後に強火で煮立てています。次回は鍋へ入れる量を大さじ1までにし、残りは食卓で足してください。すでに強い場合は、水100mlとご飯を添え、カラマンシーやすだちを少量搾ると食べやすくなります。

青菜が黒っぽい

青菜を入れてから煮すぎています。モンゴは青菜を煮込む料理ではなく、最後に沈める料理だと考えると失敗が減ります。ほうれん草や小松菜は、葉がしんなりして色が濃くなったら火を止めます。

保存と作り置き

モンゴは冷蔵で2日が目安です。粗熱を取り、チチャロンを混ぜていない状態で保存容器へ移します。翌日は豆が水分を吸ってかなり固くなるので、水または薄い鶏だしを100mlから150ml足し、弱火でゆっくり戻します。電子レンジで温める場合は、深めの器に入れてラップを少しずらし、600Wで2分、混ぜてさらに1分ずつ様子を見ます。

冷凍もできますが、青菜の食感は落ちます。冷凍するなら、青菜を入れる前の豆スープだけを小分けにし、解凍後に新しい青菜を入れて仕上げる方がきれいです。チチャロンは必ず別添えにします。混ぜたまま冷蔵すると、食感がなくなり、塩気だけが強く残ります。

食べ方と献立へのつなげ方

モンゴは、ご飯へかけるか、汁椀のように横へ置くかで印象が変わります。フィリピンの食卓では、白ご飯、魚醤、酸味、唐辛子を並べ、各自が皿の中で調整する食べ方が自然です。最初から鍋で完璧な味にしようとしない方が、家族の好みに合います。

豚肉入りのモンゴなら、主菜は軽めで十分です。酢としょうゆの輪郭があるアドボを少量添えると、ご飯の進む食卓になります。スープをもう一つ重ねるより、野菜の酸味が欲しい日にはシニガンではなく、トマト、きゅうり、玉ねぎの簡単なサラダを置く方が重くなりません。祝いの日の大皿へ寄せるなら、甘じょっぱいエンブティードや、ピーナッツの濃さがあるカレカレとは少量ずつ並べるとバランスが取れます。

食卓の組み方は、モンゴを「汁物」と見るか「ご飯のおかず」と見るかで変わります。フィリピンの家庭料理らしさを出すなら、鍋で塩気を決め切るより、食卓に小皿を並べる方が近づきます。

食べる場面 合わせるもの 理由
雨の日の夕食 白ご飯、パティス、すだち 豆の甘みと魚醤の塩気だけで満足感が出る
肉を控えたい日 干しえび、青菜、トマトサラダ 豚肉を抜いても魚介のうま味と酸味で細くならない
大皿料理の横 アドボ、パンシット、浅い酢漬け 甘じょっぱい皿の間に豆の穏やかさが入る
翌日の朝 水を足して温め、ご飯にかける 固くなった豆を戻すと、雑炊のように食べやすい

よくある質問

緑豆は一晩浸水が必要ですか?

必要ありません。洗って10分ほど置けば十分です。古い豆や粒が大きい豆は煮えにくいので、その場合は煮込みを10分延長します。一晩浸すと煮崩れが早く、ペースト状になりやすいです。

肉なしでも作れますか?

作れます。豚肉を抜く場合は、干しえび10gをぬるま湯100mlで戻し、戻し汁ごと工程3で加えると味が細くなりにくいです。完全に魚介も避ける場合は、にんにくを1片増やし、仕上げに油を小さじ1足します。ただしパティスも抜くなら、現地風というより豆の野菜スープに近づきます。

マルンガイがありません。ほうれん草だけでいいですか?

ほうれん草だけでも作れます。下ゆでせず、ざく切りにして最後に入れてください。小松菜を半量混ぜると、葉の沈みすぎを防ぎやすいです。春菊は香りが強く、モンゴの豆の甘さを消しやすいので初回は避けます。

チチャロンは必須ですか?

必須ではありません。香ばしさを足す材料です。なければカリカリに焼いたベーコンを少量使えます。ただしベーコンを入れすぎると燻製の香りが前に出るので、30g程度に止めます。揚げ玉やスナック菓子で代用すると、油の香りが別方向になります。

圧力鍋で全部作ってもいいですか?

豆を柔らかくするところだけなら向いています。緑豆と水を高圧6分、自然放置10分で柔らかくし、別に炒めた豚肉と香味野菜へ合わせます。青菜と魚醤を入れた後に圧をかけると、香りがこもり、葉の色も沈むのでおすすめしません。

参考にした情報

まとめ|豆を急がせず、魚醤は食卓で足す

モンゴは、乾燥緑豆、にんにく、玉ねぎ、トマト、少しの豚肉で作れる地味な料理です。ただし、緑豆を急がせず柔らかくすること、魚醤を鍋に入れすぎないこと、青菜を最後に短く入れること。この三つで、ただの豆スープからフィリピンの家庭料理へ近づきます。

パティス、青菜、チチャロンを最初から完璧に揃える必要はありません。守るのは、豆のとろみ、ご飯に合う塩気、食卓で各自が調整する余白です。次にフィリピン料理を広げるなら、同じ魚醤の使い方でブラロへ、酸味を強くするならシニガンへ進むと、台所の材料がつながります。

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行モンゴの作り方|フィリピン緑豆スープ
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/philippines/monggo
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月3日
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