エジプト式タアメイヤ。ごまをまとったそら豆ファラフェルを平たいパン、タヒーニ、野菜、レモンと盛り付けた食卓
🔪下準備8時間45分
🔥調理25分
🍽️分量4
🌍料理エジプト料理
アフリカレシピ

タアメイヤの作り方|エジプト式そら豆ファラフェル

35分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 乾燥そら豆を浸す
STEP 11 / 6

乾燥そら豆を浸す

所要時間8時間

火は使いません。乾燥そら豆250gを洗い、水1.2Lと重曹小さじ1/4に浸します。冷蔵庫で8時間置き、豆がふっくらして指で押すと割れる状態にします。皮付きのそら豆なら、この後に両手でこすり、水に浮いた皮を流します。皮が多く残るとざらつくので、8割以上を外すのが目安です。

手順2: 香草を洗って水気を切る
STEP 22 / 6

香草を洗って水気を切る

所要時間10分

火は使いません。パセリ、パクチー、ディル、長ねぎを洗い、ざるに上げてから布巾やペーパーで水気を取ります。水滴が多いままフードプロセッサーに入れると、生地がゆるくなり、油の中でひびが入りやすくなります。葉はざく切り、ねぎは2cm幅、玉ねぎは2cm角に切ります。

手順3: 豆と香草を粗く挽く
STEP 33 / 6

豆と香草を粗く挽く

所要時間7分

火は使いません。浸水した豆の水気をしっかり切り、フードプロセッサーに半量ずつ入れます。そら豆、香草、玉ねぎ、にんにく、クミン、コリアンダー、カイエンを加え、1秒ずつのパルスを20〜30回。クスクスより少し細かく、指でつまむとまとまる粗さにします。なめらかなペーストにすると、内側が詰まって重くなります。

手順4: 冷やしてから成形する
STEP 44 / 6

冷やしてから成形する

所要時間45分

火は使いません。生地をボウルに移し、塩小さじ1と1/4を混ぜ、ラップをして冷蔵庫で30分休ませます。油に入れる前にベーキングパウダー小さじ1を混ぜ、直径5cm、厚さ1.5cmほどの平たい円盤にします。表面に白ごまを押し付け、割れ目が大きいものは手のひらで軽く締めます。生地が手に付く場合は、手を水で濡らすより、冷蔵庫で10分追加で冷やす方が崩れにくくなります。

手順5: 175〜180度で揚げる
STEP 55 / 6

175〜180度で揚げる

所要時間14分

中火で油を175〜180度に温めます。生地の小片を落とし、いったん沈んですぐ浮き、細かい泡が勢いよく出る状態が目安です。直径24cmの鍋なら一度に5〜6個まで。片面2分30秒、返して2分30秒、全体が濃いきつね色になったら引き上げます。油温が170度を下回ったら次を入れず、30〜60秒待って温度を戻します。

手順6: 網で休ませ、断面を見る
STEP 66 / 6

網で休ませ、断面を見る

所要時間5分

火は使いません。揚げたタアメイヤを網に取り、3分休ませます。ペーパーだけに置くと底が湿りやすいので、できれば網を使います。1個を割り、外側は薄くカリッと、内側は緑でふんわりしていれば成功です。中心が生っぽく湿っている場合は、次のバッチを少し小さくし、油温を175度前後で長めに保ちます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

タアメイヤ用の乾燥そら豆、香草、ねぎ、にんにく、クミン、コリアンダー、ごま、レモン、タヒーニを並べた材料
タアメイヤは乾燥そら豆と香草が主役。缶詰豆ではなく、戻した豆の粗い粒感を使う

乾燥そら豆は、皮なしの割りそら豆が手に入ると楽です。皮付きしかない場合は浸水後に皮を外します。冷凍の緑のそら豆は香りが和風に寄り、缶詰は水分が多いため、初回の本線にはしません。

16品目

タアメイヤ本体

材料 分量 代替・備考
乾燥そら豆(皮なし割り) 250g 皮付きの場合は浸水後に皮を外す。缶詰は不可
浸水用1.2L以上 豆の4倍量以上。浸水後の水は捨てる
重曹 小さじ1/4 浸水用。入れすぎると豆の香りがぼやける
パセリ 35g 茎の硬い部分は外す
パクチー 35g 苦手なら半量をパセリへ
ディル 15g なければパセリを15g増やす
長ねぎまたはリーキ 80g 青ねぎ2本と玉ねぎ40gで代用可
玉ねぎ 80g 2cm角に切る
にんにく 3片 生を使う。チューブは水分が多い
クミンパウダー 小さじ2 ホールを炒って挽くと香りが強い
コリアンダーパウダー 小さじ1と1/2 香草の青さを丸くする
カイエンペッパー 小さじ1/4 辛さ控えめなら小さじ1/8
小さじ1と1/4 揚げる直前に混ぜる
ベーキングパウダー 小さじ1 揚げる直前。先に混ぜると力が落ちる
白ごま 大さじ4 表面用。省く場合も大さじ1は混ぜると香ばしい
揚げ油 700ml前後 鍋底から4〜5cm。米油、菜種油など
7品目

食べる時に添えるもの

材料 分量 代替・備考
ピタまたはナン 4枚 エジプトのアイーシュ・バラディの代用
タヒーニ 大さじ4 練りごま白で代用可。水とレモンでのばす
レモン汁 大さじ2 タヒーニソース用と仕上げ用
きゅうり 1本 5mm角または薄切り
トマト 1個 角切り
ピクルス 80g きゅうりピクルス、酢漬け大根など
揚げなす 1本分 余裕がある日だけ。薄切りを焼いてもよい
アレルギーと注意

本体はそら豆、香草、スパイス、ごま、揚げ油が中心です。ごまアレルギーがある場合は、白ごまとタヒーニを使わず、レモン、オリーブ油、塩のソースに替えてください。ピタやナンは小麦を含みます。そら豆を食べられない体質や、豆類で体調を崩しやすい人は無理に試さないでください。

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この料理の買い出し

買い出しガイド

この料理に使う食材と道具

乾燥そら豆は輸入食材店や通販で探す価値があります。ただし、今回は手元に純正の商品カードがないため、本文の買い出し説明に留めます。商品カードは、タアメイヤ以外の豆料理や香味ペーストにも回せる道具と、香りの土台になるスパイスへ絞ります。

クミンは粉でも作れますが、ホールを軽く炒ってから潰すと、朝の屋台らしい香りが立ちます。カレー粉で代用すると、タアメイヤではなくカレー味の豆揚げへ寄ります。

コリアンダーパウダーは、香草を増やした時の青い香りを丸くする役です。タアメイヤだけでなく、ビンディフライや豆カレーにも使えます。

濃い豆生地はブレンダーだと回りにくく、水を足しすぎる原因になります。小型フードプロセッサーがあると、タアメイヤ、アカラ、サンバル系の香味ペーストまで使い回せます。

揚げものに慣れていないなら、温度計は味の道具です。低温なら油を吸い、高温なら外だけ濃くなるので、タアメイヤの軽さを守れます。


掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
108
kcal
4.0g
タンパク質
5.8g
脂質
10.5g
炭水化物
2.8g
食物繊維
160mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

タアメイヤ用の乾燥そら豆、香草、ねぎ、にんにく、クミン、コリアンダー、ごま、レモン、タヒーニを並べた材料
タアメイヤは乾燥そら豆と香草が主役。缶詰豆ではなく、戻した豆の粗い粒感を使う

乾燥そら豆は、皮なしの割りそら豆が手に入ると楽です。皮付きしかない場合は浸水後に皮を外します。冷凍の緑のそら豆は香りが和風に寄り、缶詰は水分が多いため、初回の本線にはしません。

タアメイヤ本体

材料 分量 代替・備考
乾燥そら豆(皮なし割り) 250 g 皮付きの場合は浸水後に皮を外す。缶詰は不可
浸水用1.2L以上 豆の4倍量以上。浸水後の水は捨てる
重曹 小さじ1/4 浸水用。入れすぎると豆の香りがぼやける
パセリ 35 g 茎の硬い部分は外す
パクチー 35 g 苦手なら半量をパセリへ
ディル 15 g なければパセリを15 g増やす
長ねぎまたはリーキ 80 g 青ねぎ2 本と玉ねぎ40 gで代用可
玉ねぎ 80 g 2cm角に切る
にんにく 3 片 生を使う。チューブは水分が多い
クミンパウダー 小さじ2 ホールを炒って挽くと香りが強い
コリアンダーパウダー 小さじ1と1/2 香草の青さを丸くする
カイエンペッパー 小さじ1/4 辛さ控えめなら小さじ1/8
小さじ1と1/4 揚げる直前に混ぜる
ベーキングパウダー 小さじ1 揚げる直前。先に混ぜると力が落ちる
白ごま 大さじ4 表面用。省く場合も大さじ1は混ぜると香ばしい
揚げ油 700 ml前後 鍋底から4〜5cm。米油、菜種油など

食べる時に添えるもの

材料 分量 代替・備考
ピタまたはナン 4 枚 エジプトのアイーシュ・バラディの代用
タヒーニ 大さじ4 練りごま白で代用可。水とレモンでのばす
レモン汁 大さじ2 タヒーニソース用と仕上げ用
きゅうり 1 本 5mm角または薄切り
トマト 1 個 角切り
ピクルス 80 g きゅうりピクルス、酢漬け大根など
揚げなす 1 本分 余裕がある日だけ。薄切りを焼いてもよい
アレルギーと注意

本体はそら豆、香草、スパイス、ごま、揚げ油が中心です。ごまアレルギーがある場合は、白ごまとタヒーニを使わず、レモン、オリーブ油、塩のソースに替えてください。ピタやナンは小麦を含みます。そら豆を食べられない体質や、豆類で体調を崩しやすい人は無理に試さないでください。

朝のパンに挟む、エジプトの緑の揚げもの

カイロの朝食を想像すると、最初に立つのは揚げ油の音です。小さな店先で、緑の豆生地が丸く落とされ、泡の中でごま色の殻を作っていく。隣では平たいパンが温まり、タヒーニ、刻んだトマト、きゅうり、ピクルスが待っています。

平たいパンにタアメイヤ、タヒーニ、野菜、ピクルスを挟むエジプト朝食の準備
タアメイヤは単体で食べるより、パン、酸味、タヒーニ、野菜を重ねるとエジプトの朝食らしくなる

タアメイヤ(Ta'ameya / طعمية)は、エジプトで親しまれるそら豆のファラフェルです。日本でよく見る中東風ファラフェルはひよこ豆版が多いですが、エジプトでは乾燥そら豆、青い香草、クミン、コリアンダーを合わせ、平たい円盤にして揚げる形がよく見られます。

すでに当サイトにはレバノン風のファラフェルがあります。そちらは乾燥ひよこ豆で、粒感と軽さを出す作り方です。今回のタアメイヤは、豆の甘さ、香草の青い香り、ごまの香ばしさが前に出ます。同じ「揚げ豆」でも、買う豆、香草の量、食卓の組み方が変わるので、別の料理として作る価値があります。

日本で難しいのは、乾燥そら豆の入手と、生地の水分です。缶詰の豆や冷凍そら豆で近道をしたくなりますが、タアメイヤは生の乾燥豆を戻して使うことで、揚げた時に内側がふわっとまとまります。缶詰はすでに火が通って水分が多く、油の中で崩れやすい。ここを最初に押さえるだけで、失敗の半分は避けられます。

エジプト料理の棚を広げるなら、豆の朝食としてフール・ミダミス、屋台の炭水化物としてコシャリも合わせて読むと、エジプトの「安くて腹持ちする料理」の軸が見えてきます。

タアメイヤを日本で作る要点

乾燥そら豆を浸水だけで使う、香草の水気をしっかり切る、生地をなめらかにしすぎない、揚げる直前にベーキングパウダーを混ぜる、油温を175〜180度で保つ。この5つを守ると、外はカリッと、中は緑で軽い仕上がりに近づきます。


タアメイヤとは何か

ファラフェル全体の起源には諸説がありますが、英語圏の料理資料ではエジプト発祥説が強く、エジプトとスーダンではファラフェルをタアメイヤと呼ぶことがあると整理されています。Wikipediaの英語版では、エジプトやアラビア半島ではそら豆を使うことが多く、レバントではひよこ豆が主流と説明されています。

The Mediterranean Dishのエジプト出身ライターも、エジプトではファラフェル、つまりタアメイヤをそら豆で作ると書いています。さらに、缶詰豆ではなく乾燥豆を水で戻して使うこと、油温が低すぎると油っぽく、高すぎると外だけ焦げることを、失敗回避の要点として挙げています。

この料理の現地らしさは「肉の代用品」という説明だけでは足りません。エジプトでは、タアメイヤは朝のパンに挟むものです。フール・ミダミス、揚げなす、ピクルス、タヒーニ、サラダと一緒に並び、食べる人が自分のパンの中で組み立てます。日本で作る時も、タアメイヤだけを皿に積むより、酸味とパンを用意した方が急に食卓が近づきます。

レバノン風ファラフェルとの違いは、次の表で見ると分かりやすいです。

比較 エジプト式タアメイヤ レバノン風ファラフェル
主な豆 乾燥そら豆、割りそら豆 乾燥ひよこ豆
香草が多く、断面が濃い緑 緑から淡いベージュまで幅がある
平たい円盤、ごまを付けることが多い 丸または小さなパテ
食べ方 朝食のパン、フール、ピクルス、タヒーニ メゼ、ピタサンド、サラダボウル
日本での山場 乾燥そら豆の入手、香草の水切り ひよこ豆の浸水、水分管理

タアメイヤは、エジプトだけで完結する料理ではありません。豆をつぶして揚げる発想は、ナイジェリアのアカラやブラジルのアカラジェとも響き合います。ただし、アカラは黒目豆、アカラジェはデンデ油と具材、タアメイヤはそら豆と香草。似ているからこそ、豆と油と食べ方を分けると世界の朝食が楽しくなります。


日本の台所で寄せる分岐

タアメイヤは材料を増やすほど本場に近づく料理ではありません。むしろ、乾燥そら豆、香草、クミン、コリアンダー、油温を守り、他は現実的に置き換える方がうまくいきます。

迷う点 守りたいこと 日本での現実解
乾燥そら豆がない 缶詰ではなく乾燥豆を戻す 皮なし割りそら豆を通販で探す。見つからない日はひよこ豆版ファラフェルへ切り替える
パクチーが苦手 香草で断面を緑にする パセリを増やし、ディルを少し足す。香草をゼロにしない
リーキがない ねぎの甘さと青い香り 長ねぎ、青ねぎ、玉ねぎを組み合わせる
タヒーニがない ごまのコクと酸味 白練りごまを水とレモンでのばす。ごまアレルギーならレモン油ソースへ
ピタがない 手で挟む食べ方 ナン、薄いフォカッチャ、焼いた食パン、トルティーヤ
揚げ油が怖い 表面を一気に固める 小鍋で深さ4cm、温度計を使い少量ずつ揚げる

冷凍そら豆で作る場合は、タアメイヤそのものではなく「そら豆の香草コロッケ」と考えた方がよいです。冷凍そら豆はすでに加熱済みで水分が多いため、崩れ止めにひよこ豆粉や小麦粉を足したくなります。すると食感が重くなり、乾燥豆を戻した時の軽さから離れます。

一方、香草は完全にそろわなくても作れます。パクチーが苦手な家族がいる日は、パセリ多め、ディル少なめで十分です。大事なのは、断面に緑が見える量を入れること。香草が少なすぎると、ただのそら豆揚げになり、タアメイヤの朝らしい香りが出ません。

乾燥そら豆を探す時は、商品名より状態を見ます。「皮なし」「割り」「split fava beans」「peeled fava beans」と書かれたものなら、浸水後にすぐ使えます。「皮付き」「whole fava beans」「broad beans」は香りがよい一方、浸水後の皮むきが必要です。皮付きは水の中でこすり、浮いた皮を流す作業が入るため、休日向きです。

「フール・ミダミス用」と書かれた缶詰は、エジプト料理棚としては便利ですが、タアメイヤには回さない方がよいです。缶詰はフール・ミダミス、乾燥豆はタアメイヤ。こう分けておくと、買い置きの使い道で迷いません。冷凍の緑そら豆は、日本の春らしい香りが強く、タヒーニより塩とレモンが合うため、別の小鉢として楽しむ方が自然です。


失敗原因と直し方

タアメイヤの失敗比較。薄く割れたもの、焦げすぎたもの、緑の断面が残る成功例を並べた状態
失敗は生地の水分、油温、粒度に分けて見る。焦げ色だけでは中心の軽さは判断できない

タアメイヤの失敗は、見た目より原因がはっきりしています。油に入れて崩れる、外だけ濃い、中心が重い、香草が水っぽい。どれも次の一手で修正できます。

症状 原因 直し方
油の中で崩れる 缶詰豆、香草の水分、生地が温かい 乾燥豆に戻す。香草を拭く。生地を30分冷やす
ひび割れる 水分不足、粒が粗すぎる 生地を大さじ2だけ取り、水小さじ1を混ぜて様子を見る
油っぽい 油温が低い、一度に入れすぎ 175〜180度へ戻し、5〜6個ずつ揚げる
外だけ焦げる 油温が高い、成形が厚い 170〜175度へ下げ、厚さ1.5cmにする
中が重い 生地が細かすぎる、ベーキングパウダーが早すぎる パルスで粗く挽き、ベーキングパウダーは揚げる直前
青臭い にんにくやねぎが多い、揚げ不足 ねぎを減らし、中心まで5分前後揚げる
ごまが外れる 表面が乾きすぎ、押し付け不足 成形直後にごまを押し、軽く締める

初回で一番やりがちな失敗は、水を足しすぎることです。フードプロセッサーが回らないと不安になりますが、そこで水を大さじ単位で入れると、生地が落とし揚げの柔らかさになり、成形できません。半量ずつ回す、途中で止めて側面を落とす、豆を粗く挽く。この方が、結果的に水を足さずに済みます。

油温も、レシピの数字より鍋の状態を見ます。タアメイヤを入れた瞬間、泡が細かく勢いよく出て、10秒ほどで表面が固まり始めるならよい温度です。泡が大きく鈍いなら低い。すぐ濃い茶色になるなら高い。温度計があれば175〜180度、なければ生地の小片で判断してください。


食べ方、献立、保存

保存容器のタアメイヤ、平たいパン、タヒーニ、ピクルス、野菜、レモンを並べた食卓
作り置きする時は、タアメイヤと野菜、ソースを分ける。温め直しはトースターで表面を戻す

揚げたてのタアメイヤは、パンに挟むと一番楽しいです。ピタやナンを温め、タヒーニを薄く塗り、タアメイヤを2〜3個、きゅうり、トマト、ピクルス、レモンを重ねます。辛いソースを入れるなら少量。豆の香りを消さないよう、最初はタヒーニと酸味でまとめるのがおすすめです。

エジプト寄せの朝食なら、フール・ミダミスを小鉢で添えます。豆に豆を合わせるので重く見えますが、フールは柔らかい煮豆、タアメイヤは揚げた香草豆。食感が違うため、パンを中心にすれば朝食としてまとまります。昼にするなら、コシャリよりも、サラダとレモンを増やす方が軽いです。

場面 組み合わせ 仕上がり
エジプト朝食に寄せる タアメイヤ、フール、平たいパン、ピクルス 豆の朝食として腹持ちがよい
日本の昼食にする タアメイヤサンド、サラダ、レモン 揚げものでも重くなりすぎない
中東メゼにする タアメイヤ、フムス、タブーレ、ババガヌーシュ レバノン風ファラフェルとの違いを楽しめる
西アフリカと比べる タアメイヤ、アカラ、レッドレッド少量 豆の種類と揚げ方の違いが分かる

保存は、揚げたてを冷ましてから清潔な容器に入れます。冷蔵は翌日まで、冷凍は2週間を目安にしてください。温め直しは電子レンジだけだと表面が湿ります。冷蔵ならトースター180度で6〜8分、冷凍なら冷蔵庫で半解凍してからトースターまたはオーブン180度で10分ほど温めます。

生地の保存はおすすめしません。塩とベーキングパウダーを入れた後は時間とともに水が出て、揚げた時の軽さが落ちます。作り置きしたい場合は、成形してから冷凍し、揚げる時は凍ったまま低めの170度で入り、最後に175度へ上げて表面を締める方が崩れにくいです。


よくある質問

Q1. 缶詰のそら豆やひよこ豆で作れますか?

おすすめしません。缶詰はすでに加熱され、水分を多く含んでいるため、油の中で崩れやすくなります。タアメイヤは乾燥そら豆を浸水だけで使い、豆の生のでんぷんでまとまる料理です。缶詰を使うなら、タアメイヤではなくフール・ミダミスのような煮豆料理へ回す方が向いています。

Q2. 乾燥そら豆が手に入りません。ひよこ豆でよいですか?

ひよこ豆で作るなら、レバノン風のファラフェルとして作る方が自然です。作り方は近いですが、豆の甘さと断面の緑の出方が変わります。エジプト式として寄せたい日は、皮なしの乾燥そら豆を輸入食材店や通販で探してください。

Q3. 香草はどれくらい減らせますか?

半量までは減らせますが、ゼロにするとタアメイヤの香りから離れます。パクチーが苦手なら、パセリを増やし、ディルを少し入れる形が作りやすいです。青ねぎやリーキだけでは香草の厚みが出にくいので、パセリは残してください。

Q4. 揚げずに焼けますか?

焼けますが、食感は変わります。オーブンなら200度で15分、返して10分を目安にし、表面に油を薄く塗ります。外側のカリッとした殻は弱くなりますが、平日のサンド用には十分です。初回は揚げて、タアメイヤの基準を知ってから焼き版へ移る方が調整しやすいです。

Q5. タヒーニソースはどう作りますか?

タヒーニ大さじ4、レモン汁大さじ2、水大さじ3〜4、にんにくすりおろし少量、塩小さじ1/3を混ぜます。最初は固くなりますが、水を少しずつ足して混ぜ続けると、白っぽくなめらかになります。練りごまを使う場合は香りが和風に寄るため、レモンを少し強めにします。

Q6. 余ったタアメイヤは何に使えますか?

翌日はサンドにするのが一番です。温め直してから、トマト、きゅうり、ピクルス、タヒーニと一緒に挟みます。砕いてサラダにのせてもよいですが、電子レンジだけで温めると表面が湿るので、最後にトースターで戻してください。

まとめ

タアメイヤは、材料表だけ見るとファラフェルの親戚ですが、作ってみるとエジプトの朝食として別の顔があります。乾燥そら豆、香草の水切り、粗い粒度、揚げる直前のベーキングパウダー、175〜180度の油温。この順番を守ると、パンに挟んだ時に、ひよこ豆版とは違う青い香りと軽さが出ます。

フール・ミダミスを添えればエジプトの豆朝食に、フムスタブーレを並べれば中東メゼの食卓に広がります。豆を戻す前夜だけ少し面倒ですが、朝のパンに挟んだ瞬間、その手間はちゃんと報われます。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行タアメイヤの作り方|エジプト式そら豆ファラフェル
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/egypt/taameya
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月24日
主な参考リンク
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