ガーナ北部のワサワサを赤いソース、魚、玉ねぎ、きゅうりと盛った食卓
🔪下準備25分
🔥調理40分
🍽️分量4
🌍料理ガーナ料理
アフリカレシピ

ワサワサの作り方|ガーナ北部の蒸し穀粉

23分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 粉に水を打つ
STEP 11 / 6

粉に水を打つ

所要時間8分

火は使いません。ボウルにキャッサバ粉160g、コーンフラワー80g、塩小さじ1/2を入れ、40度C前後のぬるま湯を大さじ1ずつ回しかけます。指先でこすり合わせ、粉っぽさが残らず、湿ったパン粉のような2から4mmの小粒になるまで混ぜます。一気に水を入れると粘土状になるので、最初の100mlで止め、手で握るとまとまり、軽く触ると崩れる状態にします。

手順2: ざるで粒をそろえる
STEP 22 / 6

ざるで粒をそろえる

所要時間7分

火は使いません。湿らせた粉を目の粗いざるに入れ、ボウルの上でゆすります。落ちた細かい粒を使い、大きなだまは指で2から3mmに割ってからもう一度通します。ここで粒をそろえるほど、仕上がりで大きな団子と粉っぽい部分が混ざりにくくなります。ざるの底に残る硬い塊は無理に押し込まず、手で崩し、粒が均一に見えるところで止めます。

手順3: 一回目を蒸す
STEP 33 / 6

一回目を蒸す

所要時間15分

鍋に水1Lを入れて強めの中火で沸騰させ、蒸し器に濡らして絞った布を敷きます。粒を厚さ2cm以内に広げ、ふたをして中火で15分蒸します。湯気が安定して出続け、粒の表面が半透明になり、指でつまむと粉っぽさが消えている状態が目安です。途中で水が少なくなったら熱湯を足し、蒸気を切らさないようにします。

手順4: 打ち水してほぐす
STEP 44 / 6

打ち水してほぐす

所要時間10分

蒸した粒をボウルへ移し、熱いうちにぬるま湯30ml、赤パーム油または落花生油大さじ1、塩小さじ1/4を回しかけます。木べらやフォークで底からふんわり返し、大きなだまを1cm以下にほぐします。再び蒸し器へ戻し、中火で8分蒸します。二回目の蒸し上がりは、湯気が立ち、粒がほろほろして、木べらで持ち上げると軽く落ちる状態です。

手順5: 赤いソースを作る
STEP 55 / 6

赤いソースを作る

所要時間12分

小さなフライパンに赤パーム油小さじ2を入れ、弱めの中火で玉ねぎ薄切り80gを3分炒めます。端が透き通ったら、にんにく、しょうが、唐辛子粉、干しえびを入れて1分。刻んだトマト、水80ml、塩小さじ1/3を加え、中火で6から8分煮ます。表面がふつふつし、油が赤く浮き、木べらで底をなぞると一瞬跡が残る程度で火を止めます。

手順6: 盛り付けて食卓で合わせる
STEP 66 / 6

盛り付けて食卓で合わせる

所要時間5分

火は使いません。器の中央に高さ3cmほどでワサワサを盛り、赤いソースを大さじ2から3のせます。ほぐした魚50g、5mm厚に切ったきゅうり、くし形トマト、取り分けた生玉ねぎを添えます。最初からソースを全部混ぜると粒が重くなるため、食卓で少しずつ合わせます。乾いて感じる時は、温かい湯を小さじ2だけ回しかけてからほぐしてください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

ワサワサに使う粉類、赤パーム油、魚、野菜、蒸し器を台所に並べた材料写真
日本で作る場合は、粉類、蒸し器、油、辛いソースの材料を先に分けておくと迷いにくい
5品目

ワサワサ本体

材料 分量 代替・備考
キャッサバ粉 160g ヤム粉があれば240gで置き換える。ガリは粗ければミルで細かくする
コーンフラワー 80g 細かいとうもろこし粉。粗いコーングリッツだけだと粒が硬く残る
ぬるま湯 120ml 40度C前後。粉の乾き方で10ml前後調整
小さじ1/2 蒸し上げ後にも小さじ1/4足す
赤パーム油または落花生油 大さじ1 仕上げ用。香りを軽くしたい日は米油でも可
11品目

赤いソースと添え物

材料 分量 代替・備考
玉ねぎ 1/2個(約100g) 薄切りの生玉ねぎ用に少し取り分ける
トマト 1個(約150g) 完熟トマトがなければカットトマト100g
にんにく 1片 みじん切り
しょうが 8g みじん切り
唐辛子粉 小さじ1/2 辛いものが苦手なら小さじ1/4
干しえびまたは煮干し粉 大さじ1 現地の魚介のうま味を日本で寄せる。魚なしなら省略可
80ml ソースをのばす
小さじ1/3 魚の塩分で調整
焼き魚またはツナ 200g 普通の魚なので商品カード化しない。焼きさば、焼き鮭でも可
きゅうり 1本 5mm厚の斜め切り
トマト 1個 くし形に切る
アレルギーと辛さ

このレシピには魚介由来の干しえび、魚、落花生油を使う場合の落花生が関わります。干しえびを使う場合は甲殻類アレルギーに注意してください。唐辛子は食卓で足す方式にすると、子どもや辛味が苦手な人とも分けやすくなります。

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この料理の買い出し

買い出しガイド

この料理に使う食材

ワサワサで通販を見る価値があるのは、普通の魚や野菜ではなく、近所で見つかりにくい粉類と西アフリカらしい油です。ヤム粉が手に入らない時は、キャッサバ粉とコーンフラワーを混ぜると、粒の軽さを作りやすくなります。


掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
98
kcal
2.5g
タンパク質
2.8g
脂質
16.5g
炭水化物
1.5g
食物繊維
195mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)と日本での代替

ワサワサに使う粉類、赤パーム油、魚、野菜、蒸し器を台所に並べた材料写真
日本で作る場合は、粉類、蒸し器、油、辛いソースの材料を先に分けておくと迷いにくい

ワサワサ本体

材料 分量 代替・備考
キャッサバ粉 160 g ヤム粉があれば240 gで置き換える。ガリは粗ければミルで細かくする
コーンフラワー 80 g 細かいとうもろこし粉。粗いコーングリッツだけだと粒が硬く残る
ぬるま湯 120 ml 40度C前後。粉の乾き方で10 ml前後調整
小さじ1/2 蒸し上げ後にも小さじ1/4足す
赤パーム油または落花生油 大さじ1 仕上げ用。香りを軽くしたい日は米油でも可

赤いソースと添え物

材料 分量 代替・備考
玉ねぎ 1/2 個(約100 g) 薄切りの生玉ねぎ用に少し取り分ける
トマト 1 個(約150 g) 完熟トマトがなければカットトマト100 g
にんにく 1 片 みじん切り
しょうが 8 g みじん切り
唐辛子粉 小さじ1/2 辛いものが苦手なら小さじ1/4
干しえびまたは煮干し粉 大さじ1 現地の魚介のうま味を日本で寄せる。魚なしなら省略可
80 ml ソースをのばす
小さじ1/3 魚の塩分で調整
焼き魚またはツナ 200 g 普通の魚なので商品カード化しない。焼きさば、焼き鮭でも可
きゅうり 1 本 5mm厚の斜め切り
トマト 1 個 くし形に切る
アレルギーと辛さ

このレシピには魚介由来の干しえび、魚、落花生油を使う場合の落花生が関わります。干しえびを使う場合は甲殻類アレルギーに注意してください。唐辛子は食卓で足す方式にすると、子どもや辛味が苦手な人とも分けやすくなります。

ワサワサは、粉を粒に戻すガーナ北部の食事

粉ものを作る日は、台所が少し静かになります。水を一気に入れず、指先で粉をこすり、ざるで粒をそろえる。鍋で煮る料理の勢いとは違い、ワサワサは小さな粒を育てる料理です。

ワサワサ(Wasawasa / Wasa wasa)は、ガーナ北部、特にDagbonの食文化と結びつく蒸し料理です。Crop Trustのレシピでは、乾燥したヤムの皮を粉にし、蒸してクスクスのような食感にすると説明されています。Graphic Onlineも、乾燥したヤムを粉にし、小さな粒や団子状にして蒸す北部ガーナの伝統料理として紹介しています。

日本の台所で難しいのは、ヤム粉そのものの入手です。アフリカ食材店や通販でインスタントのヤム粉が見つかればそれが近道ですが、常備しやすい材料だけで寄せるなら、キャッサバ粉とコーンフラワーを混ぜる方法が現実的です。完全な伝統版ではありません。ただ、粉へ水を少しずつ打ち、粒をそろえ、蒸してほぐすという骨格を守ると、白いご飯ともフフとも違う、ほろほろした主食になります。

同じガーナ料理でも、豆と米を炊くワチェ、発酵とうもろこしをまとめるバンクー、粉を練り上げるトゥオ・ザーフィとは食感がかなり違います。ワサワサは汁を吸わせるというより、粒にソースと油をまとわせて食べる料理です。

ワサワサの粒を木べらですくい、赤いソースと並べた食感の確認
ワサワサは粥ではなく、ほろほろした粒を保つ。大きなだまは蒸す前後でほぐす
ヤム粉が手に入る場合

ヤム粉またはインスタントパウンデッドヤム粉が手に入るなら、材料表のキャッサバ粉とコーンフラワーをヤム粉240gに置き換えます。水分の入り方が製品で違うため、水は100mlから始め、粒が湿ったパン粉くらいになるまで小さじ2ずつ足してください。


失敗しやすいのは水分と粒の大きさ

ワサワサは材料が少ない分、水分の入れ方が味になります。日本の粉は製品ごとに吸水が違うので、レシピの水を全部入れるより、粒の状態を見る方が安定します。

失敗 原因 立て直し
粘土のように重い 水を一気に入れた、粒をふるっていない 乾いたコーンフラワー大さじ1を足し、手で2から4mmにほぐす
粉っぽい 水が少ない、蒸気が弱い ぬるま湯小さじ2を打ち、中火で5分追加蒸し
大きなだまが残る ざるを通していない 熱いうちにフォークで割り、もう一度3分蒸す
油っぽい 仕上げ油を入れすぎた ソースを控え、きゅうりやトマトを多めに添える
苦みが強い 粉の種類、焦げた油、古い粉 新しい粉に替え、油は煙が出る前に具を入れる

現地のワサワサには、ヤムの皮や乾燥工程から来る少し土っぽい香りがあります。日本の代替版ではそれを完全には出せません。無理に焦がして近づけるより、粉を細かくしすぎないこと、赤いソースと魚でうま味を足すことを優先すると、食卓の料理としてまとまります。

フフのように弾力で食べる料理ではないので、練らないでください。混ぜすぎると「蒸し粉」ではなく「だんご」になります。粒を作る、蒸す、ほぐす。この三つだけを繰り返します。


食べ方、保存、翌日の戻し方

ワサワサの残りを浅い保存容器に広げ、赤いソースと分けて冷ましている様子
ワサワサは粒とソースを分けて保存する。浅く広げると冷めやすく、翌日ほぐしやすい

ワサワサは熱いうちに、辛いソース、魚、野菜、油を少しずつ合わせて食べます。African Food NetworkやPulse Ghanaのレシピでも、魚、唐辛子、油、野菜を添える形が紹介されています。家庭で出すなら、焼き魚をほぐしてのせ、きゅうりとトマトで水分を足すと食べやすくなります。

北部ガーナの食事として見ると、ワサワサは「粉を蒸した主食」だけで終わりません。Graphic OnlineがDagbonの文化的な料理として扱うように、乾いた土地で育つヤムやその加工、魚や辛い油、食卓で分け合う添え物が重なって一皿になります。日本で作る時も、白い主食だけを器に盛るより、赤いソース、魚、薄切り玉ねぎ、きゅうりを横に置くと、料理の意味がかなり見えやすくなります。

豆を添える場合は、レッドレッドのような黒目豆の煮込みを少量横に置くと、粉と豆で満足感が出ます。ピーナッツの香りを合わせたい日は、グラウンドナッツスープを汁物にし、ワサワサは少量ずつすくって食べると重くなりません。辛い屋台の雰囲気を足したいなら、揚げバナナのケレウェレを少し添えるのも楽しい組み合わせです。

保存する時は、ワサワサ本体とソースを分けます。本体は浅い容器に広げ、粗熱が取れたらふたをして冷蔵で翌日まで。ソースは別容器で冷蔵し、2日以内に食べ切ります。魚を混ぜた状態で長く置くとにおいが出やすいので、魚は食べる直前に合わせてください。

温め直す時は、電子レンジ600Wで1分温め、ぬるま湯小さじ2を回しかけてフォークでほぐし、さらに30秒温めます。鍋で蒸し直す場合は中火で5分。水を足しすぎると粥のようになるため、足す水は小さじ単位で止めます。


よくある質問

Q1. ヤム粉がありません。キャッサバ粉だけで作れますか?

作れますが、キャッサバ粉だけだと少しもちっとしやすく、粒が重くなります。初回はキャッサバ粉160gとコーンフラワー80gで作る方が、蒸した後にほろほろしやすいです。ヤム粉が手に入ったら、粉240gをヤム粉に置き換え、水は100mlから調整してください。

Q2. ガリで代用できますか?

細かいガリなら使えます。粗いガリはそのままだと硬い粒が残りやすいので、ミルで少し細かくしてから使います。ガリは発酵由来の酸味があるため、ワサワサ風の食感にはなりますが、ヤム粉の香りとは別物です。

Q3. 赤パーム油は必須ですか?

必須ではありません。現地ではシアバター油、落花生油、植物油で食べる例もあります。赤パーム油は西アフリカ料理らしい色と香りを足せますが、強すぎると粉の香りが消えるので、大さじ1以内にします。苦手なら落花生油か米油で軽く仕上げてください。

Q4. どのくらい辛くするのが現地風ですか?

辛いソースを添える食べ方が多い料理ですが、鍋全体を辛くする必要はありません。本文の分量は穏やかな辛さです。辛味を強くしたい人は食卓で唐辛子粉やシトーを足します。家族で食べるなら、基本ソースは控えめに作る方が失敗しません。

Q5. 作り置きできますか?

本体だけなら翌日まで作り置きできます。ただし、できたてより粒は締まります。保存時は浅い容器に広げ、温め直しでぬるま湯を小さじ2ずつ足してほぐしてください。ソース、魚、野菜を混ぜた状態での保存は食感も香りも落ちやすいため避けます。


参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行ワサワサの作り方|ガーナ北部の蒸し穀粉
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/ghana/wasawasa
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月23日
主な参考リンク
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