ピーナッツとココナッツミルクで煮たモザンビーク料理マタパを白ご飯にかけた皿
🔪下準備25分
🔥調理35分
🍽️分量4
🌍料理モザンビーク料理
アフリカレシピ

マタパの作り方|モザンビークの葉野菜煮込み

25分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 葉野菜を刻んでつぶす
STEP 11 / 6

葉野菜を刻んでつぶす

所要時間12分

小松菜は根元を落として3cm幅に切り、ケールは太い軸を外して2cm幅に刻みます。フードプロセッサーに小松菜の半量、ケールの半量、水大さじ3を入れ、10秒ずつ3回回します。完全なピューレではなく、米粒から粗みじん程度の葉の粒が残る状態で止めます。残りも同じように処理し、ボウルに移します。

手順2: ピーナッツを粗いペーストにする
STEP 22 / 6

ピーナッツを粗いペーストにする

所要時間8分

無糖ピーナッツバター120gにココナッツミルク100mlを少しずつ加え、泡立て器でなめらかに溶きます。皮なしローストピーナッツを使う場合は、すり鉢で2mmほどの粒が残る粗いペーストにしてから、同じ量のココナッツミルクでのばします。底に重い塊が残ると鍋で焦げやすいので、白っぽく均一になり、スプーンからどろりと落ちる濃度にします。干しえび12gは包丁で2mmほどに刻み、別皿に置きます。

手順3: 香味野菜と葉を蒸し煮する
STEP 33 / 6

香味野菜と葉を蒸し煮する

所要時間12分

厚手の鍋に米油大さじ1と1/2、玉ねぎ160g、トマト120g、にんにく12g、しょうが10g、青唐辛子を入れ、弱めの中火で5分炒めます。玉ねぎが透き通り、トマトの角が崩れ、にんにくの香りが立ったら、刻んだ葉野菜、水200ml、塩小さじ1の半量を加えます。ふたをして弱火に落とし、7分蒸し煮にします。葉の色が濃い緑になり、鍋底に水分が2cmほど残る状態が目安です。

手順4: ピーナッツとココナッツをなじませる
STEP 44 / 6

ピーナッツとココナッツをなじませる

所要時間10分

鍋の火を弱火のまま保ち、溶いたピーナッツと残りのココナッツミルク200mlを加えます。木べらで鍋底をこすりながら8分から10分煮ます。強く沸かすとココナッツの脂が分離するので、表面に小さな泡がふつふつ出る程度にします。ソースが葉に絡み、木べらの跡が鍋底に一瞬残れば次へ進みます。

手順5: えびを入れて仕上げる
STEP 55 / 6

えびを入れて仕上げる

所要時間8分

むきえび180gと2mmほどに刻んだ干しえびを加え、弱火で5分煮ます。えびの色が透明から白と薄い桃色に変わり、中心まで火が通ったら、黒こしょう小さじ1/4、残りの塩、レモン果汁小さじ2を入れます。煮汁が重くなりすぎたら水大さじ2を加え、すくうとゆっくり落ちる濃度に戻します。

手順6: 米かシマに添える
STEP 66 / 6

米かシマに添える

所要時間5分

温かい白ご飯を器の中央に盛り、マタパを横からかけます。皿の片側にライムを置き、食べる直前に少し搾ります。ポレンタでシマ風にする場合は、熱いうちに直径8cmほどの山形にまとめ、マタパを皿の反対側に置きます。ソースを上から全部かけるより、主食と緑のマタパが半分ずつ見える盛り方の方が食べやすいです。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

この分量は、白ご飯にかける主菜として4人分です。副菜にするなら6人分ほどになります。仕上がりはスープではなく、木べらですくうとゆっくり落ちる濃い煮込みを狙います。

小松菜、ケール、ピーナッツ、ココナッツミルク、むきえび、玉ねぎ、トマトを並べたマタパの材料
マタパは葉野菜、ピーナッツ、ココナッツミルク、えびの旨みで輪郭を作る
16品目

葉野菜と煮込みの材料

材料 分量 日本での選び方
小松菜 300g 根元を落とし、泥をよく洗う。ほうれん草より水っぽくなりにくい
ケール 120g 太い軸を外す。なければ小松菜を420gに増やす
玉ねぎ 160g、1個 みじん切り。甘みを出す土台
トマト 120g、1/2個 1cm角。酸味と水分を少し足す
にんにく 12g、2片 みじん切り
しょうが 10g みじん切り。青い香りを丸める
むきえび 180g 背わたを取り、水気を拭く
干しえび 12g 細かく刻む。桜えびでもよい
ココナッツミルク缶 300ml 無糖の料理用。缶を開けたらよく混ぜる
200ml 葉を蒸し煮にするため
無糖ピーナッツバター、または皮なしローストピーナッツ 120g 初回は無糖ピーナッツバターが安定する。粒から作る場合は粗くつぶす
米油 大さじ1と1/2 サラダ油でも作れる
小さじ1 仕上げで小さじ1/4まで追加して調整
黒こしょう 小さじ1/4 仕上げ用
レモン果汁 小さじ2 最後に重さを切る
青唐辛子 1本、約8g 種を除いてみじん切り。辛味を弱めるなら半量
3品目

添えるもの

材料 分量 役割
温かい白ご飯 600g いちばん作りやすい受け皿
ポレンタ粉 160g シマに寄せたいとき。水650ml、塩2gで練る
ライム 1/2個 卓上で少し搾る
キャッサバ葉について

キャッサバの葉は、品種や処理によって安全性が変わる食材です。日本の家庭では、生葉を買って自分で下処理する前提にしません。食用処理済みの冷凍キャッサバ葉を使う場合でも、表示を確認し、十分に加熱します。本記事の標準レシピは小松菜とケールです。

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📊 栄養情報(1人分)
130
kcal
5.8g
タンパク質
7.8g
脂質
10.5g
炭水化物
2.0g
食物繊維
195mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料 4人分

この分量は、白ご飯にかける主菜として4人分です。副菜にするなら6人分ほどになります。仕上がりはスープではなく、木べらですくうとゆっくり落ちる濃い煮込みを狙います。

小松菜、ケール、ピーナッツ、ココナッツミルク、むきえび、玉ねぎ、トマトを並べたマタパの材料
マタパは葉野菜、ピーナッツ、ココナッツミルク、えびの旨みで輪郭を作る

葉野菜と煮込みの材料

材料 分量 日本での選び方
小松菜 300 g 根元を落とし、泥をよく洗う。ほうれん草より水っぽくなりにくい
ケール 120 g 太い軸を外す。なければ小松菜を420 gに増やす
玉ねぎ 160 g、1 個 みじん切り。甘みを出す土台
トマト 120 g、1/2 個 1cm角。酸味と水分を少し足す
にんにく 12 g、2 片 みじん切り
しょうが 10 g みじん切り。青い香りを丸める
むきえび 180 g 背わたを取り、水気を拭く
干しえび 12 g 細かく刻む。桜えびでもよい
ココナッツミルク缶 300 ml 無糖の料理用。缶を開けたらよく混ぜる
200 ml 葉を蒸し煮にするため
無糖ピーナッツバター、または皮なしローストピーナッツ 120 g 初回は無糖ピーナッツバターが安定する。粒から作る場合は粗くつぶす
米油 大さじ1と1/2 サラダ油でも作れる
小さじ1 仕上げで小さじ1/4まで追加して調整
黒こしょう 小さじ1/4 仕上げ用
レモン果汁 小さじ2 最後に重さを切る
青唐辛子 1 本、約8 g 種を除いてみじん切り。辛味を弱めるなら半量

添えるもの

材料 分量 役割
温かい白ご飯 600 g いちばん作りやすい受け皿
ポレンタ粉 160 g シマに寄せたいとき。水650 ml、塩2 gで練る
ライム 1/2 個 卓上で少し搾る
キャッサバ葉について

キャッサバの葉は、品種や処理によって安全性が変わる食材です。日本の家庭では、生葉を買って自分で下処理する前提にしません。食用処理済みの冷凍キャッサバ葉を使う場合でも、表示を確認し、十分に加熱します。本記事の標準レシピは小松菜とケールです。

葉野菜の青い香りに、ピーナッツが沈む

鍋のふたを開けると、最初に立つのはココナッツの甘さではなく、刻んだ葉野菜の青い湯気です。そこへ粗くつぶしたピーナッツを溶かし、木べらでゆっくり混ぜる。白いソースが緑に染まり、鍋底に一瞬だけ筋が残るようになると、台所の空気がモザンビークの家庭料理に近づきます。

マタパ(Matapa)は、モザンビークで親しまれる葉野菜の煮込みです。現地ではキャッサバの葉を細かくつぶし、ピーナッツ、ココナッツミルク、玉ねぎ、にんにく、干しえびや小えびを合わせる作り方がよく見られます。米、シマ(とうもろこし粉の主食)、魚料理に添えると、葉の苦み、ナッツの丸み、海の旨みが一皿にまとまります。

日本でそのまま作ろうとすると、最初に迷うのがキャッサバ葉です。未処理の生葉は安全面の確認が難しく、家庭で扱うには向きません。この記事では、冷凍キャッサバ葉を無理に探さず、小松菜とケールを標準にします。小松菜だけでは軽く、ケールだけでは苦みが強いので、二つを合わせて「濃い緑の煮込み」に寄せます。

マタパで守る輪郭

マタパらしさは、葉野菜を細かくして煮ること、無糖ピーナッツのコクを使うこと、ココナッツミルクを強く沸かしすぎないこと、えびの旨みを少し入れることです。キャッサバ葉そのものを使わなくても、この四つを守ると、ただの青菜クリーム煮ではない方向に寄ります。

マタパとは何か

モザンビークはアフリカ南東部、インド洋に面した国です。海岸線が長く、ポルトガル語圏の食文化、アフリカ内陸の主食、インド洋側のココナッツや魚介が重なります。マタパはその重なりが分かりやすい料理で、葉野菜を主役にしながら、ピーナッツとココナッツで満足感を作ります。

見るポイント 現地のマタパ 日本で作るときの考え方
現地名 Matapa ポルトガル語圏のレシピでも同じ表記で探しやすい
主材料 キャッサバ葉、ピーナッツ、ココナッツミルク 小松菜とケールで安全に再現し、無糖ピーナッツを使う
旨み えび、干しえび、かに、魚を合わせる地域もある むきえびと干しえび粉で家庭版にする
主食 米、シマ、とうもろこし粉の主食 白ご飯、ポレンタ、フフ系の主食に合う
味の位置 辛さより、葉・ナッツ・ココナッツの厚み 唐辛子は少量。辛味で押さない

同じ「葉野菜とナッツ」の方向なら、ルワンダのイソンベはキャッサバ葉とピーナッツの東アフリカ版、ガーナのグラウンドナッツスープはピーナッツをスープの中心に据えた料理です。マタパはそこにインド洋側のココナッツとえびが入り、少し海寄りの味になります。

買い出しで迷うもの

近所で買うものは、小松菜、ケール、玉ねぎ、えび、米です。通販で見る価値があるのは、砂糖の入らないピーナッツバター、料理用のココナッツミルク缶、葉とピーナッツを粗くまとめられる小型フードプロセッサーです。肉や野菜には商品カードを置かず、味の輪郭を変える材料だけに絞ります。

無糖ピーナッツバターは、マタパの濃度と甘みを決めます。加糖タイプを使うと、煮ても菓子のような甘さが残ります。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

ココナッツミルクは飲料ではなく料理用の缶を選びます。脂肪分が薄いと、ピーナッツと葉がまとまらず、水っぽい煮込みになります。

小松菜とケールは包丁で刻めますが、葉を細かくつぶす工程が少し重くなります。粗いペーストで止められる道具があると、マタパのほか、タアメイヤやサンバル系にも使い回せます。

失敗しやすいところ

マタパは材料が多く見えますが、失敗の原因はだいたい三つです。葉が粗すぎる、ピーナッツがだまになる、ココナッツを強く沸かす。この三つを避けるだけで、家庭版でもかなり安定します。

マタパの鍋でソースの濃度を見ている様子。木べらの跡が鍋底に残っている
マタパは木べらの跡が一瞬残る濃度で止めると、ご飯にのせやすい
失敗 原因 直し方
葉が口に残る 刻みが粗い、軸が多い ケールの太い軸を外し、葉は粗みじんまで細かくする
甘いピーナッツ味になる 加糖ピーナッツバターを使った 無糖に替える。すでに作った場合はレモン果汁小さじ1と塩ひとつまみで締める
水っぽい 葉から水分が出た、煮詰め不足 ふたを外し、弱めの中火で3分煮て木べらの跡を確認する
油が浮く ココナッツを強く沸かした 火を弱め、水大さじ2を加えてゆっくり混ぜる
えびが硬い 早く入れすぎた えびは最後の5分。煮込み全体の味を作ってから入れる

日本での代替と、代替しない方がよいもの

キャッサバ葉を日本で安定して買うのは簡単ではありません。アフリカ食材店や冷凍食材店で見つかる場合もありますが、表示、処理、加熱の確認が必要です。日常の台所で繰り返すなら、小松菜とケールを使う方が安全で、味も調整しやすいです。

現地寄りの材料 日本での代替 仕上がりの違い
キャッサバ葉 小松菜300gとケール120g 青みは軽くなるが、苦みと食感を両立しやすい
生ピーナッツをつぶしたもの 無糖ピーナッツバター 粒感は弱くなる。刻みピーナッツ大さじ2を足すと近づく
生ココナッツを搾ったミルク ココナッツミルク缶 香りは少し単調。沸かしすぎないことで丸みを守る
小えびや干し魚 むきえびと干しえび 海の旨みは出る。魚の発酵香は弱い
シマ ポレンタ、白ご飯 シマの弾力は出にくいが、濃いソースを受け止める役割は果たす

代替しない方がよいのは、ピーナッツとココナッツミルクです。練りごまだけにすると別の香ばしさになり、牛乳や生クリームに替えると、モザンビークの料理としての輪郭がかなり離れます。葉野菜は置き換えても、ナッツとココナッツは残します。

現地の食べ方と献立へのつなぎ方

マタパは、単体でスプーン料理として食べるより、主食に添える方が分かりやすい料理です。米にのせるとココナッツの甘みが前に出ます。ポレンタやフフ系の主食に添えると、葉とピーナッツの濃さがより現地の食卓に近づきます。

同じアフリカの主食と合わせるなら、ガーナのフフを読むと、粉や根菜を練った主食がなぜ煮込みと合うのかが見えます。葉野菜の方向を深めるならイソンベ、ピーナッツのコクを別の形で試すならグラウンドナッツスープが近いです。

インド洋側のココナッツ料理としてつなげるなら、ケニア沿岸のククパカ、セーシェルのラドブ、ブラジルのムケッカ・バイーアナも相性のよい読み物です。甘いココナッツ、魚介のココナッツ、葉野菜のココナッツを比べると、インド洋と大西洋の料理の違いが見えます。

保存と温め直し

マタパは葉野菜、えび、ココナッツミルクを使うため、室温に長く置きません。食べきれない分は粗熱を取り、浅い容器に移して冷蔵します。

保存方法 期間 温め直し
常温 2時間以内 夏場は短くする。鍋のまま置かない
冷蔵 2日 鍋に移し、水大さじ2を加えて弱火で5分温める
冷凍 2週間 えびの食感は落ちる。1食分ずつ冷凍し、冷蔵庫で解凍する
弁当 不向き ココナッツとえびを使うため、温度管理が難しい

温め直しは、弱火でゆっくり戻します。強火で沸かすと油が浮き、葉の香りも重くなります。冷蔵後に固くなったら、水を大さじ1ずつ足し、木べらで鍋底から混ぜます。味がぼやけたときは、塩ではなくレモン果汁を小さじ1足すと軽くなります。

よくある質問

キャッサバ葉を使わないとマタパではありませんか?

現地の核はキャッサバ葉ですが、日本の家庭で安全に繰り返すなら小松菜とケールの組み合わせが現実的です。食用処理済みの冷凍キャッサバ葉を使う場合は、同量に置き換え、十分に加熱します。生葉を自己判断で下処理する前提にはしません。

えびを入れないで作れますか?

作れます。その場合は干しえびも抜き、塩を小さじ1/4増やし、仕上げに刻みピーナッツ大さじ2を足します。旨みは軽くなるので、白ご飯よりポレンタやフフ系の主食に合わせると物足りなさが出にくいです。

ピーナッツアレルギーがある場合は代替できますか?

ピーナッツが食べられない場合、この料理としては無理に作らない方がよいです。練りごまやカシューナッツで似た濃度は出せますが、マタパの味の中心が変わります。ナッツ類を避ける必要がある食卓では、ココナッツチキンのククパカの方が組み立てやすいです。

ココナッツミルクが分離したら失敗ですか?

少し油が浮く程度なら食べられます。火を弱め、水大さじ2を加え、木べらで1分ほどゆっくり混ぜます。完全には戻らなくても、ご飯にかけると気になりにくいです。次回はココナッツを入れてから弱火にし、表面がふつふつする温度で止めます。

辛くする料理ですか?

辛さで食べる料理ではありません。青唐辛子は香りを足す程度で、辛味を強くしすぎると葉とピーナッツの丸みが隠れます。辛くしたい場合は、鍋全体に足すより、卓上でピリピリソースや一味を少量加えます。

参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行マタパの作り方|モザンビークの葉野菜煮込み
URL
https://sekaigohan.com/recipes/africa/mozambique/matapa
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月27日
主な参考リンク
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