浅いパエリア鍋で仕上げた魚介入りのフィデウア
🔪下準備25分
🔥調理35分
🍽️分量4
🌍料理スペイン料理・バレンシア料理
ヨーロッパレシピ

フィデウアの作り方|バレンシアの麺パエリア

34分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 麺を短く折って炒める
STEP 11 / 8

麺を短く折って炒める

所要時間4分

乾麺300gを2〜3cmに折る。浅い鍋にオリーブオイル大さじ2を入れ、中火で1分温めてから麺を加える。木べらで広げながら3分ほど炒め、全体に薄いきつね色の線が入り、乾いた小麦の香りが立ったら取り出す。焦げた黒い点が増える前に止める。

手順2: 魚介を焼いて取り出す
STEP 22 / 8

魚介を焼いて取り出す

所要時間5分

えびは背わたを取り、白身魚250gは3cm角、いか200gは1cm幅に切る。鍋にオリーブオイル大さじ1を足し、中火でえび、いか、白身魚を合計5分焼く。えびの殻が赤くなり、白身魚の表面に焼き色が付いたら皿へ取り出す。中心まで完全に火を通し切らず、後で戻す余地を残す。

手順3: トマトのソフリットを詰める
STEP 33 / 8

トマトのソフリットを詰める

所要時間6分

同じ鍋にオリーブオイル大さじ1、にんにく2片のみじん切りを入れ、弱めの中火で30秒炒める。香りが立ったらすりおろしトマト180g、スモークパプリカ小さじ1を加え、中火で5分半ほど煮詰める。木べらで鍋底をなでると赤い油がにじみ、トマトの水っぽさが消える状態を目安にする。

手順4: 温かいだしを注ぐ
STEP 44 / 8

温かいだしを注ぐ

所要時間3分

別鍋または耐熱容器で魚介だし850mlを70〜80℃まで温め、サフランひとつまみを入れて2分置く。炒めた麺を鍋に戻し、塩小さじ1、黒こしょう少々を加える。中火のまま温かいだしを一気に注ぎ、麺を一度だけ平らに広げる。冷たいだしを入れると再沸騰まで時間がかかり、麺が重くなりやすい。

手順5: 強火でだしを吸わせる
STEP 55 / 8

強火でだしを吸わせる

所要時間8分

強火に上げ、表面がふつふつ沸く状態を保って8分煮る。麺は混ぜず、火の当たりが偏る場合は鍋だけを少し回す。縁の泡が大きくなり、麺の頭がところどころ見え始め、表面にだしが絡んでつやが出たら順調。水分が早く消えすぎる場合は温かいだしまたは湯を大さじ2ずつ足す。

手順6: 魚介を戻して火を通す
STEP 66 / 8

魚介を戻して火を通す

所要時間6分

火を中火に落とし、取り出しておいたえび、いか、白身魚を麺の上に戻す。重ならないように並べ、6分ほど加熱する。えびといかが不透明になり、白身魚の中心が63℃前後まで上がるか、身がほろりと割れる状態になったら火が通っている。鍋底をこすらず、具材だけを上に置く。

手順7: 底を香ばしく乾かす
STEP 77 / 8

底を香ばしく乾かす

所要時間2分

水分がほぼ見えなくなったら中強火にし、2分ほど底を焼く。鍋底からぱちぱちと乾いた音がし、麺同士がゆるくまとまり、麺の先が少し立ち、香ばしい匂いが出たら止める。焦げ臭さが出たらすぐ火を止める。へらで混ぜて確認せず、鍋の端を少し持ち上げて香りで判断する。

手順8: 休ませてアイオリと出す
STEP 88 / 8

休ませてアイオリと出す

所要時間5分

火を止め、清潔な布巾かアルミホイルをふんわりかけて5分休ませる。麺の表面が落ち着き、底の香ばしさが全体になじむ。マヨネーズ80g、にんにく1/4片のすりおろし、レモン汁小さじ1、オリーブオイル小さじ1を混ぜた簡易アイオリを添え、鍋から直接取り分ける。

麺を炒める4分、魚介を焼く5分、ソフリットを詰める6分、だしを吸わせる8分、魚介を戻して6分、最後に焼く2分、休ませる5分が家庭の目安です。鍋の厚みと麺の太さで変わるので、時間だけでなく泡、香り、水分の残り方を見てください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
19品目

材料

フィデウアは魚介をたくさん入れれば豪華になりますが、初回はえび、いか、白身魚の3種類で十分です。ただし、これはガンディア公式レシピそのものではなく、日本の買い出しに寄せた家庭版です。公式寄せにしたい日は、いかを抜き、白身魚をアンコウ、たら、すずきのような身崩れしにくい魚へ寄せます。ムール貝やあさりを足すと見栄えはよくなりますが、塩分と水分が増え、麺の火入れが読みづらくなります。まずは直径28〜30cmの浅いフライパンかパエリア鍋で、麺300gから作るのが家庭向きです。

フィデウアの材料を台に並べた様子
短いフィデオ麺、魚介、魚介だし、トマト、サフラン、スモークパプリカを先にそろえておく
材料 分量 代替・備考
フィデオ麺または細い乾麺 300g ガンディア公式系はフィデオNo.4。手に入らなければカペッリーニ、細めのスパゲッティを2〜3cmに折って代用可
有頭えび 8〜10尾(約250g) 無頭えびなら200g。殻付きのほうがだしの香りが出る
いか 200g 胴は1cm幅の輪切り。冷凍いかは解凍して水気を拭く
白身魚 250g たら、鯛、すずきなど。3cm角に切る
魚介だし 850ml 市販の魚介スープ、薄めのフュメ、えび殻で取っただし。塩分が強い商品は塩を減らす
完熟トマト 1個(約180g) すりおろす。カットトマト120gでも可
にんにく 2片 みじん切り
サフラン ひとつまみ(0.1g) 色だけならターメリック耳かき1杯で代用可。香りは別物
スモークパプリカ 小さじ1 甘口のピメントンが向く。辛口なら小さじ1/2から
オリーブオイル 大さじ4 麺と魚介を焼くため多め
小さじ1 だしの塩分を見て調整
黒こしょう 少々 白こしょうでも可
パセリ 1枝 みじん切り。仕上げ用
レモン 1/2個 くし形に4等分
簡易アイオリ用マヨネーズ 80g にんにく1/4片、レモン汁小さじ1、オリーブオイル小さじ1を混ぜる
判断したいこと 公式寄せ 日本の家庭版
魚介 手長えび、えび、アンコウを軸にする 有頭えび、白身魚、少量のいかで香りを補う
フィデオNo.4を使う カペッリーニや細めのスパゲッティを折る
だし 小魚や甲殻類で取ったフュメを使う えび殻の簡易だし、市販魚介スープを薄めて使う
仕上げ 麺の食感、色、全体のバランスを重視する 汁気を残さず、焦がさず、鍋底を香ばしく乾かす
アレルギーと食品安全

このレシピは小麦、えび、いか、魚、卵を含むマヨネーズを使います。FoodSafety.govは魚の安全な中心温度を145°F(約63℃)と示し、えびやいかは身が不透明になり、しっかり火が通った状態を目安にしています。貝を足す場合は、加熱後に開かないものを食べないでください。

材料で迷いやすいのは麺です。現地公式系ではフィデオNo.4が基準になりますが、日本では常備している店が限られます。代用するなら、細めのスパゲッティやカペッリーニを2〜3cmに折ります。太いスパゲッティは中心が硬く残りやすく、うどんや焼きそば麺は水分を吸う設計が違うため向きません。専用の太いフィデオを使う場合は、だしを50mlほど増やし、工程5を1〜2分長めに見ます。

魚介だしは、濃すぎると麺がしょっぱくなり、薄すぎると最後に味がぼやけます。市販スープを使う場合は、温めた段階で一度味見し、飲んで少し薄いくらいにしてから塩を足します。麺を入れた後は塩の修正が難しいので、だしの段階で決めるのが大事です。

香りを本場寄りにするなら、サフランとスモークパプリカは見る価値があります。どちらも少量しか使いませんが、黄色い香り、燻した甘み、トマトの赤い油が合わさると、普通の魚介パスタとは違う輪郭になります。

家庭で何度か作るなら、浅い鍋は作業のしやすさに直結します。深い鍋は水分が逃げにくく、麺が柔らかくなりやすいので、パエリア鍋か広いフライパンを選ぶと成功率が上がります。

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材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

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この料理の買い出し

買い出しガイド
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サフラン ホール 0.5g
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リサーチ日時:2026年7月4日
スモークパプリカパウダー
スモークパプリカパウダー
リサーチ日時:2026年7月4日
パエリア鍋 30cm
パエリア鍋 30cm
リサーチ日時:2026年7月4日
📊 栄養情報(1人分)
540
kcal
29.0g
タンパク質
15.5g
脂質
71.0g
炭水化物
3.5g
食物繊維
1300mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。

フィデウアは、鍋底で麺が立つ魚介料理

週末の昼、フライパンに短い麺を入れて木べらで転がすと、乾いた小麦の香りがふっと立ちます。まだ魚介もだしも入っていないのに、台所はもう少し海辺に近づく。フィデウアは、その最初の炒め香から楽しい料理です。

フィデウア(Fideuà / Fideuada)は、スペイン東部のバレンシア沿岸、特にガンディア周辺と結びつきの強い短い麺の魚介料理です。見た目はパエリア・バレンシアーナに近いのですが、主役は米ではなくフィデオと呼ばれる短い乾麺。浅い鍋で魚介、トマト、サフラン、魚介だしを合わせ、最後に水分を飛ばして香ばしい底を作ります。日本の台所で作るときは、現地公式の輪郭と家庭で買いやすい魚介の折り合いを先に決めておくと、ただの魚介パスタになりません。

日本語では「麺パエリア」と呼ばれることがあります。ただし、パスタをスープで煮た料理と考えると少しずれます。麺を先に油で炒めて香りを出すこと、魚介を焼きすぎないこと、だしを入れたら麺をあまり動かさないこと。この3つが、家の台所で現地の食べ方に近づく分かれ目です。

同じスペイン料理で献立を組むなら、冷たい前菜にガスパチョ、寒い日の大鍋にコシード・マドリレーニョを合わせると、スペイン料理の温度差が見えてきます。食後を軽く締めるなら、ペネデス地方のアーモンド菓子カタニアスを少し添えると、魚介の余韻を邪魔しません。フィデウアはその中でも、魚介の香りと麺の焦げ目を食卓の真ん中で分け合う、かなり休日向きの一皿です。

本記事の方針

現地のフィデオ麺、サフラン、浅い鍋の考え方を残しつつ、日本で買いやすい魚介と乾麺に寄せます。専用麺がなければ細いスパゲッティやカペッリーニを2〜3cmに折って使えます。ガンディア公式寄りにする日は、いかを抜いてアンコウ系の白身魚とえびを主役にします。家庭版として作る日は、いかを少し入れると買い出しが楽で、だしの香りも出しやすくなります。

背景|ガンディアの漁港から生まれた麺の鍋

フィデウアを追うと、バレンシア州の中でもガンディア、特に港町のグラオへ行き着きます。ガンディアの公式サイトは、フィデウアを地中海の伝統と港の暮らしから育った料理として紹介しています。よく語られる由来は、漁船の食事で米の代わりに麺を使ったという話です。細部には諸説がありますが、船上のだし、魚介、浅い鍋という組み合わせを考えると、豪華なレストラン料理というより、海辺のまかないから育った料理と見るほうが腑に落ちます。

公式の「Fideuà de Gandia」に寄せるなら、材料の線引きはかなりはっきりしています。ガストロノミー文化協会が掲げる正式レシピでは、フィデオNo.4、手長えび、えび、アンコウ、にんにく、トマト、パプリカ、すりおろし玉ねぎ、サフラン、オリーブオイル、魚介だしが中心です。コンテスト規定では、指定外の魚やいか、こういかを加えると正式レシピから外れる扱いになります。ここは日本語で「魚介なら何でも入れてよい」と説明されがちな料理ほど、先に押さえておきたい点です。

一方で、現地の家庭や店の食べ方はもう少し広がります。2026年6月8日のCadena SERの地元記事では、ガンディアの料理人たちがコンクール前に塩加減、甲殻類の香り、だしの入り方を試している様子が紹介されています。別の地元記事では、家庭ごとにいか、こういか、えび、細い麺、太い麺の好みが分かれるという声もあります。つまり、公式の軸はあるが、家庭の鍋には家庭の調整がある料理です。

日本で作るときは、全部を現地と同じにする必要はありません。守りたいのは、短い乾麺を油で炒めること、魚介だしを温かくして注ぐこと、ソフリットを焦がさず濃く作ること、最後に底を乾かして香りを作ること。カペッリーニを折った麺でも、家庭のフライパンでも、この順番を崩さなければ、ガンディアの食卓に近い輪郭が出ます。逆に、だしを冷たいまま注ぎ、麺を何度も混ぜ、最後まで汁気を残すと、見た目だけが似た魚介パスタに寄ってしまいます。

失敗しやすいところと直し方

フィデウアの失敗は、ほとんどが水分と火加減に集まります。米のパエリアよりも麺は状態変化が早く、1〜2分の差で「汁っぽい」「硬い」「焦げた」が起きます。鍋の前で慌てないために、よくある崩れ方を先に知っておくとかなり楽です。

フィデウアの水分が多すぎる状態と乾きすぎた状態の比較
汁気が残りすぎた皿と乾きすぎた皿を見比べると、仕上げの水分調整が分かりやすい
状態 原因 その場での直し方
汁が残っている 火が弱い、鍋が深い、だしが多い 魚介を避けて中強火で1分ずつ水分を飛ばす。混ぜずに鍋だけを回す
麺が硬い だしが早く蒸発した、麺が太い 温かいだしまたは湯を大さじ2〜3足し、弱めの中火で2分煮る
底が黒く焦げた 最後の焼き時間が長い、鍋底が薄い 焦げた部分をこそげず、上だけ取り分ける。次回は最後を1分から始める
魚介が硬い 最初に焼きすぎた、戻すのが早い 次回は最初の焼きを表面だけにし、後半6分で仕上げる
味が薄い だしの塩分が弱い、麺を入れてから調整した 食卓でレモンとアイオリを添える。次回はだしの段階で少し濃いめに決める

麺を混ぜて水分を飛ばしたくなる場面がありますが、そこは我慢します。混ぜると短い麺の表面が崩れ、鍋底の香ばしい層も壊れます。水分が多いときは火を上げて蒸発させ、硬いときは温かいだしを少量足す。調整は「混ぜる」ではなく「足す、飛ばす、待つ」で考えると失敗が減ります。

現地の食べ方と献立

ガンディアやバレンシア沿岸の食卓では、フィデウアは鍋ごと出して、アイオリを少し添えながら食べることが多い料理です。レモンを強く絞るより、まずは魚介だしと麺の香ばしさを食べ、後半にアイオリで丸みを足すと、味の変化が分かりやすいです。

食卓に置いたフィデウアとアイオリ、レモン、サラダ
フィデウアは鍋ごと食卓へ出し、アイオリやレモンを添えて取り分ける

日本の献立にするなら、前菜は火を使わないガスパチョか、オリーブ、トマト、葉物のサラダで十分です。主役の鍋が濃いので、前菜は冷たく酸味のあるものが合います。肉の煮込みを足すより、野菜と酸味を足すほうが食べ疲れしません。日曜日の昼に作るなら、だしを午前中に取っておき、食べる直前に麺を炒めると、台所の慌ただしさがかなり減ります。

現地語表記のFideuàはバレンシア語の綴りで、スペイン語ではFideuáと書かれることもあります。ガンディアでは料理名そのものが町の顔になっており、国際コンクールも開かれています。審査では、麺の食感、全体の味のまとまり、色が見られます。これは家庭にもそのまま役立ちます。具を増やすより、麺がだしを吸っているか、鍋底が香ばしいか、色が濁りすぎていないかを見るほうが、フィデウアらしさに近づきます。

皿にきれいに盛り替えるより、鍋を中央へ置き、端から取り分けるほうが、麺の乾いた部分、しっとりした中心、底の香ばしい層を一緒に味わえます。取り分けた皿の上でアイオリを少し混ぜると、にんにくの丸みで魚介だしが伸びます。最初から鍋全体へ混ぜ込むと重くなりやすいので、添えるくらいがちょうどいいです。

パエリアと並べて作る必要はありません。むしろ同じ週に両方作るなら、米のパエリアは肉と豆で、フィデウアは魚介と麺で分けると、違いがはっきりします。浅い鍋、混ぜない火入れ、最後の香ばしい底という共通点を覚えると、スペイン料理の「鍋を囲む楽しさ」が見えてきます。

保存と温め直し

魚介入りのフィデウアは、作った当日がいちばんおいしい料理です。どうしても余ったら、清潔な保存容器に移し、冷蔵で翌日までに食べ切ります。常温に長く置くと魚介のにおいが出やすいので、食卓で取り分けた後は早めに冷蔵してください。

フィデウアを保存容器へ移し、少量をフライパンで温め直す様子
余ったフィデウアは冷蔵し、少量のだしや水で戻してから焼き直す

温め直しは電子レンジだけだと、麺の一部が柔らかくなり、魚介が硬くなりやすいです。小さめのフライパンに薄く広げ、水または魚介だしを大さじ1〜2ふり、弱火で3分温めます。湯気が出たら中火で1分水分を飛ばし、香りが戻ったところで止めます。アイオリは温めず、食べる直前に添えます。

冷凍はあまりおすすめしません。麺が折れやすく、解凍時に魚介の水分が出て、全体がべたつきます。作り置きしたい場合は、魚介だし、切った魚介、折った乾麺を別々に準備し、食べる日に炒めるところから始めるほうが仕上がりが安定します。

よくある質問

フィデオ麺がない場合、どのパスタが近いですか?

カペッリーニか細めのスパゲッティを2〜3cmに折るのが扱いやすいです。太いスパゲッティは中心が硬く残りやすく、ショートパスタは表面積と吸水の感覚が変わります。折った麺は先に油で炒め、香ばしさを作ってからだしを吸わせます。

魚介だしは市販品で作れますか?

作れます。塩分が強い商品は水で少し薄め、温めた段階で味見してから塩を足してください。えびの殻がある場合は、水900ml、えび殻、白ワイン大さじ2を10分煮てこすだけでも十分です。だしが薄いと麺全体がぼやけるので、トマトを煮詰めて香りを補います。

いかを入れるとガンディア公式から外れますか?

公式のFideuà de Gandiaに厳密に寄せるなら外れます。コンテスト規定では指定外の魚介やいか、こういかは使わない扱いです。ただし、現地の家庭版や店の一部では、いかやこういかを使う作り方も見られます。このレシピは日本の買い出しを考えた家庭版なのでいかを入れています。公式寄せにしたい日は、いかを抜き、白身魚をアンコウや身崩れしにくい魚へ寄せてください。

パエリア鍋がないと作れませんか?

作れます。直径28〜30cmの浅いフライパンを使ってください。深い鍋は水分が逃げにくく、麺が煮込みパスタのように柔らかくなります。IHの場合は火の当たりが均一な反面、最後の香ばしさが出にくいことがあるので、中強火で1分ずつ様子を見ます。

アイオリは必ず必要ですか?

必須ではありませんが、魚介だしを吸った麺ににんにくの丸みが加わり、現地の食べ方に近づきます。生卵で本格的に作る方法もありますが、家庭ではマヨネーズを使う簡易版が扱いやすいです。にんにくは入れすぎると魚介の香りを隠すので、4人分で1/4片から始めます。

サフランはターメリックで代用できますか?

色は近づきますが、香りは別物です。ターメリックは土っぽい香りがあり、入れすぎるとカレー寄りになります。代用するなら耳かき1杯程度に抑え、色付け目的と考えてください。初回からフィデウアらしい香りを出したいなら、サフランは少量でも使う価値があります。

貝を入れてもいいですか?

あさりやムール貝を足してもおいしく作れます。ただし貝から塩分と水分が出るため、だしの塩を少し減らし、貝は後半にのせます。加熱後に開かない貝は食べません。初回はえび、いか、白身魚だけで水分量を覚えてから広げるほうが失敗しにくいです。

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