赤い香味スープにクルプック、卵、青菜を入れたインドネシアのスブラク
🔪下準備30分
🔥調理20分
🍽️分量3
🌍料理インドネシア料理
東南アジアレシピ

スブラクの作り方|西ジャワのもち辛クルプック煮

32分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: クルプックとマカロニを下ごしらえする
STEP 11 / 6

クルプックとマカロニを下ごしらえする

所要時間20分

ボウルに乾燥クルプック120gを入れ、かぶる量の水を注いで20分置きます。厚いクルプックなら30分、薄いものなら15分で様子を見ます。指で曲げると折れずにしなり、中心に白く硬い芯が少し残る状態でざるに上げます。マカロニ60gは別鍋で袋表示より1分短くゆで、ざるに上げて油小さじ1を絡めます。ここでは火を使うのはマカロニだけで、湯は中火で静かに沸く程度に保ちます。

手順2: 香味ペーストを粗くつぶす
STEP 22 / 6

香味ペーストを粗くつぶす

所要時間8分

赤玉ねぎ80g、にんにく3片、赤唐辛子3本、クンチュール12gを粗く刻みます。クンチュールがない場合は冷凍ガランガル8gを薄切りにし、しょうが5gと一緒に使います。すり鉢またはフードプロセッサーで、粒が少し残る赤いペーストにします。完全なピューレにすると次の工程で水っぽくなるので、赤玉ねぎの小さな粒が見え、木べらですくうとぽってり落ちる状態で止めます。水分が皿に広がらず、唐辛子と根の香りが立てばよい状態です。火は使いません。

手順3: 香味ペーストを油で炒める
STEP 33 / 6

香味ペーストを油で炒める

所要時間5分

深めのフライパンに油大さじ2を入れ、弱めの中火で温めます。香味ペーストを入れ、木べらで広げながら4〜5分炒めます。最初は水っぽく、2分ほどで唐辛子の青い香りが抜けます。縁に赤い油がにじみ、にんにくと赤玉ねぎの香りが甘くなったらよい状態です。焦げそうなら弱火に落とし、黒い粒が出る前に次へ進みます。

手順4: スープを作って味を決める
STEP 44 / 6

スープを作って味を決める

所要時間4分

水650mlを注ぎ、鍋底の香味ペーストをこそげるように混ぜます。中火に上げ、ふつふつ小さく沸いたら、塩小さじ3/4、砂糖小さじ1、ケチャップマニス小さじ2、サンバルオレック大さじ1、白こしょう小さじ1/4を入れます。スープが赤く均一になり、表面に小さな油の点が浮く状態が目安です。強く沸かすと辛味だけが立つので、ぼこぼこ沸騰させません。

手順5: クルプック、マカロニ、具材を短く煮る
STEP 55 / 6

クルプック、マカロニ、具材を短く煮る

所要時間6分

スープがふつふつしているところへ、戻したクルプック、マカロニ、冷凍むきえび80gを入れます。弱めの中火で3分煮て、クルプックが透けるように柔らかくなったら、4cm長さに切ったチンゲン菜120gを加えます。さらに2〜3分煮て、青菜の茎が明るい緑になり、クルプックが木べらで持ち上がるくらいのもちっとした状態で止めます。クルプックが破れて鍋底に沈み始めたら煮すぎです。

手順6: 卵を入れてとろみを整える
STEP 66 / 6

卵を入れてとろみを整える

所要時間4分

火を弱火に落とし、卵2個を軽く溶いて細く流し入れます。菜箸で大きく2回だけ混ぜ、卵がふわっと広がるのを待ちます。小さな泡が出る程度の弱火で2分煮て、卵が半熟から固まり始め、スープが少しとろっとしたら火を止めます。青ねぎ2本を散らし、30秒置いてから器へ移します。味を見て薄ければ塩小さじ1/4、辛味が弱ければサンバル小さじ1を器で足します。

---

0 / 0
Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

スブラク用のクルプック、赤唐辛子、赤玉ねぎ、青菜、卵を台所に並べた様子
クルプック、唐辛子、赤玉ねぎ、クンチュール系の香りがスブラクの材料の軸になる

3人分で作ります。クルプックは鍋で膨らむため、乾燥状態で見た量より食べ応えが出ます。辛味が苦手な人がいる場合は、赤唐辛子を半量にし、サンバルは鍋に入れず食卓で足してください。

9品目

基本材料

材料 分量 代替・備考
乾燥クルプック 120g 揚げる前のえびせん、インドネシア風クルプック。厚すぎるものは30分戻す
マカロニ 60g ショートパスタ、春雨でも可。袋表示より1分短くゆでる
2個 1個は溶き卵、1個は落とし卵にしてもよい
チンゲン菜 120g 小松菜、空心菜、キャベツでも可
冷凍むきえび 80g 省略可。鶏団子や厚揚げでもよい
青ねぎ 2本 小口切り。仕上げ用
650ml 鶏ガラスープなら小さじ1を溶かす
サラダ油 大さじ2 米油、太白ごま油でも可
小さじ3/4 最後に小さじ1/4まで追加可
8品目

香味ペースト

材料 分量 代替・備考
赤玉ねぎ 80g 紫玉ねぎ、玉ねぎでも可
にんにく 3片 チューブなら小さじ1と1/2
赤唐辛子 3本 辛口なら5本。種を抜くと穏やか
クンチュール 12g なければ冷凍ガランガル8gとしょうが5g
サンバルオレック 大さじ1 辛味を分けるなら小さじ1を鍋、残りは食卓
ケチャップマニス 小さじ2 ない場合は濃口醤油小さじ1と砂糖小さじ1
砂糖 小さじ1 ケチャップマニスを増やすなら省略可
白こしょう 小さじ1/4 黒こしょうでも可
材料

アレルギーと辛さの注意

クルプックにはえび、魚、小麦、卵を含む製品があります。えびアレルギーがある場合は、原材料表示を確認し、えび入りクルプックと冷凍えびを避けてください。卵を抜く場合は、厚揚げ80gを入れるとたんぱく質と食べ応えを補えます。

辛さは唐辛子よりサンバルで後から足す方が安全です。初回は赤唐辛子3本、サンバル大さじ1までにして、食卓で足す形にしてください。


0 / 0
📊 栄養情報(1人分)
143
kcal
5.7g
タンパク質
6.0g
脂質
17.3g
炭水化物
1.3g
食物繊維
513mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
3人分

材料(3人分)|まずクルプックと香味根を決める

スブラク用のクルプック、赤唐辛子、赤玉ねぎ、青菜、卵を台所に並べた様子
クルプック、唐辛子、赤玉ねぎ、クンチュール系の香りがスブラクの材料の軸になる

3人分で作ります。クルプックは鍋で膨らむため、乾燥状態で見た量より食べ応えが出ます。辛味が苦手な人がいる場合は、赤唐辛子を半量にし、サンバルは鍋に入れず食卓で足してください。

基本材料

材料 分量 代替・備考
乾燥クルプック 120 g 揚げる前のえびせん、インドネシア風クルプック。厚すぎるものは30分戻す
マカロニ 60 g ショートパスタ、春雨でも可。袋表示より1分短くゆでる
2 個 1 個は溶き卵、1 個は落とし卵にしてもよい
チンゲン菜 120 g 小松菜、空心菜、キャベツでも可
冷凍むきえび 80 g 省略可。鶏団子や厚揚げでもよい
青ねぎ 2 本 小口切り。仕上げ用
650 ml 鶏ガラスープなら小さじ1を溶かす
サラダ油 大さじ2 米油、太白ごま油でも可
小さじ3/4 最後に小さじ1/4まで追加可

香味ペースト

材料 分量 代替・備考
赤玉ねぎ 80 g 紫玉ねぎ、玉ねぎでも可
にんにく 3 片 チューブなら小さじ1と1/2
赤唐辛子 3 本 辛口なら5 本。種を抜くと穏やか
クンチュール 12 g なければ冷凍ガランガル8 gとしょうが5 g
サンバルオレック 大さじ1 辛味を分けるなら小さじ1を鍋、残りは食卓
ケチャップマニス 小さじ2 ない場合は濃口醤油小さじ1と砂糖小さじ1
砂糖 小さじ1 ケチャップマニスを増やすなら省略可
白こしょう 小さじ1/4 黒こしょうでも可

アレルギーと辛さの注意

クルプックにはえび、魚、小麦、卵を含む製品があります。えびアレルギーがある場合は、原材料表示を確認し、えび入りクルプックと冷凍えびを避けてください。卵を抜く場合は、厚揚げ80 gを入れるとたんぱく質と食べ応えを補えます。

辛さは唐辛子よりサンバルで後から足す方が安全です。初回は赤唐辛子3 本、サンバル大さじ1までにして、食卓で足す形にしてください。


クルプックが鍋でほどけると、台所が西ジャワの屋台に近づく

夕方、何か温かいものが食べたいけれど、ラーメンでも鍋でもない気分の日があります。乾いたえびせんのようなクルプックを水に浸し、赤唐辛子、赤玉ねぎ、にんにく、クンチュールをつぶした香味ペーストを油で炒める。そこへ水を注ぐと、台所に土っぽくてすっと抜ける香りが立ちます。日本の唐辛子料理とは少し違う、根の香りがある辛さです。

スブラク(seblak)は、インドネシア・西ジャワ、特にバンドン周辺で親しまれる辛いクルプック煮です。主役は、揚げる前のクルプックを水で戻し、もちっとした食感にしてから香味スープで煮るところ。卵、青菜、マカロニ、肉団子、鶏足、ソーセージ、魚介などを足す店もありますが、味の芯は「戻したクルプック」「クンチュール」「唐辛子」です。

日本で作るときの難所は、材料名よりも食感です。クルプックを長く戻しすぎると、鍋の中で破れてぬるっとします。反対に戻しが足りないと、中心だけ固く残ります。この記事では、クルプックを20分戻してから短く煮る家庭版にします。クンチュールがない場合は、冷凍ガランガルとしょうがで香りを寄せ、サンバルで辛味を調整します。

インドネシア料理を続けて作るなら、同じ甘辛い調味料を使うミーゴレン、串焼きのサテアヤム、野菜のガドガドにもつながります。スブラクはその中でも、クルプックを主食のように食べる少し変わった一皿です。


スブラクとは|クルプックを「揚げずに」もちっと食べる発想

クルプックは、インドネシアで食卓や屋台に添えられるクラッカーです。多くは油で揚げてぱりっと食べますが、スブラクでは生の乾燥クルプックを水で戻し、辛い香味スープで煮ます。この「ぱりぱりにするはずのものを、あえてもちもちにする」発想が、スブラクの面白さです。

現地の説明では、スブラクはバンドン発祥の西ジャワ料理として紹介されることが多く、近年は屋台、食堂、SNSで具材がどんどん増えました。マカロニ、卵、青菜、肉団子、魚介、鶏足まで入る一方で、古い形に近づけるなら、クルプックとクンチュールの香りをぼかさないことが大切です。

見るポイント 現地のスブラク 日本の台所で守るところ
クルプック 揚げる前の乾燥クルプックを戻す 乾燥えびせん、インドネシア風クルプックを使う
香り クンチュール(kencur / cikur)の根の香り 入手できればクンチュール、なければガランガル少量としょうが
辛味 唐辛子とサンバルで強め 唐辛子を減らし、サンバルを後入れにできる
具材 卵、青菜、肉団子、魚介、マカロニなど 卵、青菜、マカロニ、えび少量で作りやすい
食感 もちっとしたクルプックと汁気 戻し時間を固定し、煮すぎない

名前を聞くと辛さだけの料理に見えますが、食べると印象はもっと柔らかいです。クルプックは葛切りや餅ほど重くなく、スープを含むと少し弾む。そこへ卵のやわらかさと青菜の青さが入るので、辛いのに箸が進みます。


代替食材|クンチュールがないとき、何を守るか

スブラクで最も日本の買い出しを悩ませるのは、クンチュールです。タイ料理で見るガランガルより小ぶりで、しょうがより薬草っぽく、土の香りが強い根です。これがないと完全に同じ香りにはなりませんが、冷凍ガランガルとしょうがを少量ずつ使うと、ただの唐辛子スープからは離れられます。

材料 代替の現実度 使い方
クンチュール 入手できれば最優先 皮をこそげて薄切り、香味ペーストへ
ガランガル かなり近づくが同一ではない 冷凍を8g、硬いので薄く刻む
しょうが 香りは近くないが家庭向け 5gだけ。入れすぎると日本の生姜スープになる
レモングラス 方向が変わる 使うなら5cmだけ。香りがタイ寄りになる
サンバル 辛味補強として有効 鍋に入れすぎず、食卓で追加する

クルプックの代替も悩みどころです。市販の揚げ済みえびせんは、スブラクらしいもちっと感にはなりません。どうしても乾燥クルプックがない場合は、乾燥ライスペーパーを3cm角に割って30秒だけ煮る方法もありますが、別料理に近くなります。できれば乾燥クルプックを使ってください。


買い出し導線|普通の卵や青菜ではなく、味の芯だけを見る

クルプック、サンバル、甘口醤油、香味根を台所に並べた買い出しイメージ
スブラクで買う価値があるのは、クルプック、香味根、サンバル、甘口醤油のような現地寄り素材

スブラクは卵や青菜を通販で探す料理ではありません。買う価値があるのは、近所のスーパーで見つけにくいクルプック、クンチュールに寄せる香味根、辛味の輪郭を作るサンバル、甘辛い調整に使えるケチャップマニスです。

クルプックはこの料理の主役です。揚げ済みのえびせんではなく、戻して煮られる乾燥タイプを探すと、スブラクらしいもちっとした食感に近づきます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

クンチュールが見つからないときは、冷凍ガランガルを少量使うと、唐辛子とにんにくだけの平たい辛さを避けやすくなります。しょうがだけで作る場合より、根の香りが奥に残ります。

辛味を鍋で決め切ると、家族で分けにくくなります。サンバルを用意しておくと、鍋には控えめに入れ、辛いものが好きな人だけ皿で足せます。

ケチャップマニスはスブラクの必須材料ではありませんが、小さじ2入れると辛いスープに甘い丸みが出ます。余ったらナシゴレン、ミーゴレン、サテアヤムに回しやすいので、インドネシア料理を続ける人には使い切りやすい調味料です。


食べ方|辛さを皿の端で調整する

スブラク、サンバル、クルプックを食卓に並べた様子
スブラクはサンバルを皿の端に置くと、辛さを一口ごとに調整しやすい

スブラクはできたてがいちばんです。クルプックがスープを吸い続けるため、盛り付けてから長く置くと、もちっとした食感を通り越して重くなります。器に盛ったら、最初の数口はそのまま食べ、途中からサンバルを少しずつ混ぜると味が単調になりません。

付け合わせは軽いものが合います。きゅうり、トマト、レモン、揚げ玉ねぎ、追加の揚げクルプック。ご飯を添えるより、ナシゴレンミーゴレンとは別の日の軽食として食べる方がまとまりやすいです。

辛味を抑えたい家族がいるなら、鍋のサンバルを小さじ1だけにし、残りは小皿へ。辛いものが好きな人は、サンバルとレモンを皿の端で混ぜ、クルプックを少しずつ絡めると、最後まで香りがだれません。


失敗しやすいところ|ふやける、辛すぎる、香りが薄い

失敗 原因 直し方
クルプックがどろっとする 戻しすぎ、煮すぎ 次回は戻し15〜20分、鍋では6分以内
中心が硬い 厚いクルプックを短く戻した 厚いものは30分戻し、煮る前に1枚割って確認
辛すぎる 唐辛子とサンバルを両方増やした 溶き卵1個、水100ml、ケチャップマニス小さじ1を足して弱火で2分
香りが薄い 香味ペーストを炒め足りない 赤い油が縁に出るまで弱めの中火で炒める
日本の生姜スープっぽい しょうがを入れすぎた しょうがは5gまで。ガランガルやクンチュールを少量使う
具材が多すぎる 肉団子、麺、青菜を増やしすぎた 初回はクルプック120gとマカロニ60gに抑える

スブラクは具材を増やしやすい料理ですが、最初から全部入れると何を食べているかわからなくなります。初回はクルプック、卵、青菜、少量のえびか肉団子くらいで十分です。慣れてから、魚団子、鶏団子、春雨、白菜、きのこを足してください。


保存と作り置き|残すならスープとクルプックを分ける

スブラクは作り置き向きではありません。クルプックがスープを吸い続けるため、冷蔵庫で一晩置くと、もちっとした食感ではなく、粘りのある煮物に近づきます。

作り置きしたい場合は、香味スープだけを作り、クルプックは戻さず乾燥のまま保存します。食べる直前にクルプックを20分戻し、温めたスープで5〜6分煮ると、できたてに近くなります。

余ったスブラクを保存する場合は、粗熱を取って密閉容器へ入れ、冷蔵で翌日までに食べ切ります。温め直しは鍋に移し、水80mlを足して弱めの中火で3〜4分。電子レンジなら600Wで2分温め、一度混ぜてからさらに1分です。どちらも、強く沸かすとクルプックが崩れます。


献立と内部リンク|インドネシアの甘辛と辛味を広げる

スブラクで買った材料は、インドネシア料理のほかの記事へ回せます。ケチャップマニスを買ったら、甘い焦げ香を生かすミーゴレンサテアヤムが次に作りやすいです。サンバルを使い切りたいなら、サンバル代用の作り方で辛味の置き方を整理しておくと、炒め込みと皿添えを分けやすくなります。

野菜中心で食卓を整えるならガドガド、濃い煮込みへ進むならルンダン、黒いスープの香りを知るならラウォンへ。スブラクは、これらの料理よりも軽食寄りで、クルプックを主役にする点が違います。

同じ「辛いスープ」でも、タイのトムヤム系はハーブと酸味、韓国のチゲ系は発酵と唐辛子粉が前に出ます。スブラクはクンチュールの根の香りと、戻したクルプックの食感が軸です。ここを守ると、日本の台所でもただの激辛スープにならず、西ジャワらしさが残ります。


FAQ|スブラク作りで迷うところ

Q1. クンチュールなしでも作れますか?

作れます。ただし、香りはかなり変わります。クンチュールがない場合は、冷凍ガランガル8gとしょうが5gを合わせて使ってください。しょうがだけを増やすと、日本の生姜スープに寄ります。

Q2. 揚げ済みのえびせんで代用できますか?

おすすめはしません。揚げ済みのえびせんは、煮ると表面が崩れやすく、スブラクのもちっとした食感になりにくいです。どうしても使うなら、鍋で煮込まず、仕上げに器へ添えてください。

Q3. 辛くないスブラクにできますか?

赤唐辛子を1本、サンバルを小さじ1にするとかなり穏やかになります。香味ペーストにはクンチュール、赤玉ねぎ、にんにくを残し、辛味だけ減らしてください。辛さを抜きすぎた場合は、ケチャップマニス小さじ1とレモン少量で輪郭を補えます。

Q4. 具材は何を足すと現地っぽくなりますか?

肉団子、魚団子、鶏足、ソーセージ、春雨、マカロニ、青菜がよく合います。ただし日本の家庭では、初回から全部入れるとスープが薄くなります。まず卵、青菜、マカロニ、えび少量で作り、次回に具材を増やす方が失敗しにくいです。

Q5. 翌日のお弁当にできますか?

汁気と辛味があり、クルプックも時間で崩れるため、お弁当には向きません。翌日に食べるなら冷蔵保存し、鍋で水を足して温め直してください。作り置きするなら、香味スープだけを先に作る方法が現実的です。


まとめ|辛さより、もちっとしたクルプックと根の香り

スブラクは、唐辛子を増やせば完成する料理ではありません。水で戻したクルプックのもちっとした食感、クンチュールの土っぽい香り、卵で少し丸くなる赤いスープ。この三つがそろうと、ただの辛い汁ものではなく、西ジャワの屋台料理として立ち上がります。

日本で作るなら、最初にそろえるのは乾燥クルプックとサンバル。クンチュールが見つからなければ、冷凍ガランガルとしょうがで寄せます。クルプックは20分戻し、鍋では6分以内。香味ペーストは赤い油が出るまで炒め、卵は弱火でふわっと。この順番を守れば、台所でクルプックがほどける瞬間に、スブラクらしいもち辛さが出ます。

次にインドネシア料理を広げるなら、同じ調味料を使うミーゴレン、甘い醤油の串焼きサテアヤム、野菜とピーナッツだれのガドガドへ進むと、買った材料を無理なく使い切れます。


参考文献

  1. Wikipedia, Seblak. https://en.wikipedia.org/wiki/Seblak
  2. Wikibooks Cookbook, Seblak. https://en.wikibooks.org/wiki/Cookbook:Seblak
  3. Seasia.co, What’s That Spicy, Chewy Dish from Indonesia? Meet Seblak, West Java’s Bold Comfort Food. https://seasia.co/2025/04/26/whats-that-spicy-chewy-dish-from-indonesia-meet-seblak-west-javas-bold-comfort-food
  4. Wikipedia, Krupuk. https://en.wikipedia.org/wiki/Krupuk

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行スブラクの作り方|西ジャワのもち辛クルプック煮
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/indonesia/seblak
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月2日
主な参考リンク
レシピ一覧に戻る