蒸籠に並んだバインバオを割り、豚肉、きのこ、卵の具を見せたベトナムの蒸し包子
🔪下準備2時間
🔥調理25分
🍽️分量8
🌍料理ベトナム料理
東南アジアレシピ

バインバオの作り方|ベトナム蒸し包子

30分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 生地をこねて一次発酵させる
STEP 11 / 7

生地をこねて一次発酵させる

所要時間15分+発酵60分

火は使いません。牛乳170mlとぬるま湯40mlを35から38度Cにし、ドライイースト6gと砂糖35gを混ぜて5分置きます。ボウルに薄力粉250g、強力粉100g、ベーキングパウダー6g、塩4gを入れ、液体と米油20mlを加えて混ぜます。粉気が消えたら台に出し、手の腹で8分こねます。表面がなめらかで、直径15cmほどの張りのある丸い生地玉になり、指で押すとゆっくり戻る状態が目安です。丸めてボウルに戻し、ラップをして25から28度Cで60分、約1.8倍まで発酵させます。

手順2: 具を混ぜて冷やす
STEP 22 / 7

具を混ぜて冷やす

所要時間15分+冷蔵20分

火は使いません。戻した干ししいたけときくらげを細かく刻み、玉ねぎ100gはみじん切りにして紙で軽く水気を押さえます。ボウルに豚ひき肉320g、玉ねぎ、しいたけ、きくらげ、ナンプラー12ml、オイスターソース18g、砂糖5g、片栗粉8g、黒こしょう1g、ごま油5mlを入れ、粘りが出るまで2分混ぜます。8等分にして、それぞれにうずら卵1個とラップチョン2枚を組み込めるよう丸め、冷蔵庫で20分冷やします。具がぬるいと生地がだれて包みにくくなります。

手順3: 生地を分けて中心を厚めに伸ばす
STEP 33 / 7

生地を分けて中心を厚めに伸ばす

所要時間12分

火は使いません。一次発酵した生地を軽く押してガスを抜き、8等分します。1個あたり約75gです。乾かないよう布巾をかけ、1個ずつ丸め直してから直径12cmほどに伸ばします。中心は5mm、縁は2から3mmにすると、包んだ時に底が破れにくく、口の部分が厚くなりすぎません。打ち粉は合計20g以内に抑え、粉を入れすぎて生地を硬くしないようにします。

手順4: 具を包んで口を閉じる
STEP 44 / 7

具を包んで口を閉じる

所要時間18分

火は使いません。伸ばした生地の中心に冷やした具を置き、うずら卵とラップチョンが見える向きに整えます。縁を少しずつつまみ上げ、親指で具を押さえながらひだを寄せ、最後は上でつまんで閉じます。閉じ口が厚すぎる場合は、余った生地を軽くひねって押さえます。1個ずつ10cm角のクッキングシートにのせ、乾かないよう布巾をかけます。

手順5: 二次発酵でふくらませる
STEP 55 / 7

二次発酵でふくらませる

所要時間25から35分

火は使いません。包んだバインバオを蒸籠または蒸し器に並べ、隣同士を3cm以上離します。25度C前後の室温で25から35分置き、生地がひと回り大きくなり、指で軽く触るとゆっくり戻る状態にします。発酵が浅いと蒸しても重く、発酵しすぎると表面がしわになりやすいです。室温が低い日は、湯を張った鍋の上に蒸籠を置き、湯気が当たらない温かさで待ちます。

手順6: 強い蒸気を作ってから中火で蒸す
STEP 66 / 7

強い蒸気を作ってから中火で蒸す

所要時間18から20分+休ませ5分

鍋に水を3cm深さまで入れ、強火で沸騰させます。湯気がしっかり上がってから蒸籠をのせ、ふたをします。最初の3分は強火で蒸気を立て、その後は中火に落とし、鍋底がふつふつ音を立てる状態を保って15から17分蒸します。金属ふたの場合は布巾で水滴を受けます。途中でふたを開けると皮がしぼみやすいので、水が足りない時以外は触りません。中心温度は75度C以上、または割った具に赤みがない状態が目安です。

手順7: 火を止めてから割って確認する
STEP 77 / 7

火を止めてから割って確認する

所要時間5分

火を止め、ふたを5mmほどずらして5分休ませます。急に冷たい空気を入れると表面がしわになりやすいので、すぐ全開にしません。1個を割り、皮がふんわり裂け、肉に赤みがなく、卵の周りまで熱が入っていれば完成です。添えだれは、ナンプラー20ml、水30ml、砂糖12g、ライム汁15ml、にんにく5g、赤唐辛子1/3本を混ぜます。食卓では熱いうちに割り、好みで少しだけたれをつけます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

薄力粉、強力粉、イースト、豚ひき肉、しいたけ、きくらげ、ナンプラー、うずら卵、蒸籠を並べたバインバオの材料
バインバオは生地の粉類、豚肉ときのこ、卵、魚醤、蒸す道具を先にそろえると作業が安定する

直径8から9cmのバインバオが8個できます。1人2個なら4人分、朝食や軽食なら8人分です。包む前に具を冷やすので、作業開始から食べるまでは2時間半ほど見てください。

11品目

生地

材料 分量 代替・備考
薄力粉 250g 皮を軽くする。全量強力粉にしない
強力粉 100g 伸びを出して包みやすくする
砂糖 35g 生地のほのかな甘さと発酵の助け
ドライイースト 6g ぬるい液体に触れて動く
ベーキングパウダー 6g 蒸した時の持ち上がりを補う
4g 甘さを締める
牛乳 170ml 35から38度Cに温める。乳を避ける場合は水170ml
ぬるま湯 40ml 35から38度C。粉の吸水で調整せず使い切る
米油 20ml 太白ごま油でも可。香りの弱い油
打ち粉用の薄力粉 20g 成形用。生地に練り込まない
クッキングシート 8枚 10cm角に切る
12品目

材料 分量 代替・備考
豚ひき肉 320g 脂が少なすぎると硬くなる。赤身だけは避ける
玉ねぎ 100g みじん切り。水気が多ければ紙で押さえる
干ししいたけ 12g 戻してみじん切り。戻し汁は大さじ1だけ使う
乾燥きくらげ 6g 戻してみじん切り。食感を作る
ラップチョン 40g 薄切り16枚。なければベーコン40gを短冊切り
ゆでうずら卵 8個 鶏の固ゆで卵2個を4等分してもよい
ナンプラー 12ml ベトナムのヌクマムがあれば使う
オイスターソース 18g 具のうま味を補う
砂糖 5g ソーセージなしの場合は7g
片栗粉 8g 肉汁を受け止める
黒こしょう 1g 白こしょうでも可
ごま油 5ml 入れすぎると中華寄りになるので少量
6品目

ヌクチャム風の添えだれ

材料 分量 代替・備考
ナンプラー 20ml 濃い場合は水を10ml足す
30ml たれを軽くする
砂糖 12g しっかり溶かす
ライム汁 15ml レモン汁でも可
にんにく 5g みじん切り
赤唐辛子 1/3本 種を除いて薄切り。辛味が苦手なら省く
アレルギーと安全

小麦、豚肉、卵、魚由来調味料、牡蠣由来調味料を使います。オイスターソースやナンプラーは商品によって小麦、大豆、魚、牡蠣の表示が異なるため、食物アレルギーがある場合は包装を確認してください。豚ひき肉は生のまま包むので、蒸し上がりは中心温度75度C以上、または割った断面に赤みがなく肉汁が透明な状態を確認します。

材料

買い足す価値があるもの

肉、玉ねぎ、卵は近所のスーパーで十分です。通販で見る価値があるのは、蒸籠、ナンプラー、中心温度計です。バインバオは油で焼かず蒸気で火を入れる料理なので、道具と魚醤の差がそのまま仕上がりに出ます。

蒸籠は水滴が落ちにくく、包子の表面がべたつきにくいのが利点です。金属蒸し器でも作れますが、ふたに布巾を巻いて水滴対策をしてください。

ナンプラーは具にも添えだれにも使います。量は多くありませんが、豚肉ときのこの香りをベトナム側へ寄せる役目があるので、薄口しょうゆだけで置き換えるより魚醤を少量使う方が仕上がりがはっきりします。

豚肉を生のまま包むレシピは、火通りの判断が少し不安になります。中心温度計があれば、割らずに一つを測って75度C以上を確認できます。

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買い出しガイド
掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
42
kcal
1.6g
タンパク質
1.4g
脂質
5.6g
炭水化物
0.3g
食物繊維
65mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
8人分

材料(8 個分)

薄力粉、強力粉、イースト、豚ひき肉、しいたけ、きくらげ、ナンプラー、うずら卵、蒸籠を並べたバインバオの材料
バインバオは生地の粉類、豚肉ときのこ、卵、魚醤、蒸す道具を先にそろえると作業が安定する

直径8から9cmのバインバオが8 個できます。1人2 個なら4人分、朝食や軽食なら8人分です。包む前に具を冷やすので、作業開始から食べるまでは2時間半ほど見てください。

生地

材料 分量 代替・備考
薄力粉 250 g 皮を軽くする。全量強力粉にしない
強力粉 100 g 伸びを出して包みやすくする
砂糖 35 g 生地のほのかな甘さと発酵の助け
ドライイースト 6 g ぬるい液体に触れて動く
ベーキングパウダー 6 g 蒸した時の持ち上がりを補う
4 g 甘さを締める
牛乳 170 ml 35から38度Cに温める。乳を避ける場合は水170 ml
ぬるま湯 40 ml 35から38度C。粉の吸水で調整せず使い切る
米油 20 ml 太白ごま油でも可。香りの弱い油
打ち粉用の薄力粉 20 g 成形用。生地に練り込まない
クッキングシート 8 枚 10cm角に切る

材料 分量 代替・備考
豚ひき肉 320 g 脂が少なすぎると硬くなる。赤身だけは避ける
玉ねぎ 100 g みじん切り。水気が多ければ紙で押さえる
干ししいたけ 12 g 戻してみじん切り。戻し汁は大さじ1だけ使う
乾燥きくらげ 6 g 戻してみじん切り。食感を作る
ラップチョン 40 g 薄切り16 枚。なければベーコン40 gを短冊切り
ゆでうずら卵 8 個 鶏の固ゆで卵2 個を4等分してもよい
ナンプラー 12 ml ベトナムのヌクマムがあれば使う
オイスターソース 18 g 具のうま味を補う
砂糖 5 g ソーセージなしの場合は7 g
片栗粉 8 g 肉汁を受け止める
黒こしょう 1 g 白こしょうでも可
ごま油 5 ml 入れすぎると中華寄りになるので少量

ヌクチャム風の添えだれ

材料 分量 代替・備考
ナンプラー 20 ml 濃い場合は水を10 ml足す
30 ml たれを軽くする
砂糖 12 g しっかり溶かす
ライム汁 15 ml レモン汁でも可
にんにく 5 g みじん切り
赤唐辛子 1/3 本 種を除いて薄切り。辛味が苦手なら省く
アレルギーと安全

小麦、豚肉、卵、魚由来調味料、牡蠣由来調味料を使います。オイスターソースやナンプラーは商品によって小麦、大豆、魚、牡蠣の表示が異なるため、食物アレルギーがある場合は包装を確認してください。豚ひき肉は生のまま包むので、蒸し上がりは中心温度75度C以上、または割った断面に赤みがなく肉汁が透明な状態を確認します。

買い足す価値があるもの

肉、玉ねぎ、卵は近所のスーパーで十分です。通販で見る価値があるのは、蒸籠、ナンプラー、中心温度計です。バインバオは油で焼かず蒸気で火を入れる料理なので、道具と魚醤の差がそのまま仕上がりに出ます。

蒸籠は水滴が落ちにくく、包子の表面がべたつきにくいのが利点です。金属蒸し器でも作れますが、ふたに布巾を巻いて水滴対策をしてください。

ナンプラーは具にも添えだれにも使います。量は多くありませんが、豚肉ときのこの香りをベトナム側へ寄せる役目があるので、薄口しょうゆだけで置き換えるより魚醤を少量使う方が仕上がりがはっきりします。

豚肉を生のまま包むレシピは、火通りの判断が少し不安になります。中心温度計があれば、割らずに一つを測って75度C以上を確認できます。

蒸籠のふたを開ける朝のごちそう

ベトナムの店先で、金属の保温ケースや蒸籠から白い包子が取り出される場面を想像してください。手に持つと熱く、割ると湯気の中から豚肉、きのこ、卵、甘い中華ソーセージの香りが出てくる。バインバオは、朝食にも昼の軽食にもなる、かなり頼もしい蒸し料理です。

バインバオ(Bánh bao)は、中国系の包子文化とベトナムの具材感覚が重なった料理です。中身は豚ひき肉、玉ねぎ、しいたけ、きくらげ、うずら卵、ラップチョン(lạp xưởng・中華ソーセージ)などが定番。日本の肉まんに近い形ですが、甘めの白い生地、卵の存在感、魚醤の香りが入るところで印象が変わります。

日本で作るときに迷うのは、どこまで本場の材料を追うかです。ラップチョンはあると一気に現地寄りになりますが、最初から無理にそろえなくても作れます。守るべきは、ふっくらした白い生地、湿りすぎない豚肉の具、卵を中心に入れること、蒸し上がりで急にふたを開けないこと。この四つです。

同じベトナムの蒸しものでも、小皿で軽く食べるバインベオとは方向が違います。バインベオが米粉とヌクチャムの小皿料理なら、バインバオは一つで腹持ちする包子。夕食の主菜というより、朝、昼、小腹が空いた午後に強い料理です。

表記について

ベトナム語では Bánh bao と書きます。日本語では「バインバオ」「バンバオ」「バインバウ」など表記が揺れますが、本記事では検索しやすい「バインバオ」に統一します。bánh は粉ものやケーキ状の食品に広く使われる語で、bao は包む形と結びつきます。

現地らしさは、白い皮より中の組み立てに出る

蒸したバインバオを皿にのせ、割った断面から豚肉、きのこ、卵、ソーセージを見せている食卓
バインバオは白い生地の中に、肉、きのこ、卵、甘いソーセージを重ねるとベトナムらしい輪郭が出る

バインバオの白い皮は、薄力粉、強力粉、砂糖、油、イースト、ベーキングパウダーで作ります。完全な中華包子より少し甘く、蒸すとふんわり割れるくらいの軽さが理想です。牛乳を少し使うと家庭の台所でもしっとりしやすく、白さよりも食べやすさを優先できます。

具は、豚肉だけで終わらせると日本の肉まんに寄ります。しいたけ、きくらげ、玉ねぎを細かく入れ、魚醤とオイスターソースでうま味を足し、中心にうずら卵を入れると、切ったときの表情が変わります。ラップチョンは小さな一切れで十分です。甘い脂が入ると、肉あん全体がベトナムの屋台らしい香りに近づきます。

見る点 ベトナム寄せ 日本での現実解
生地 甘めで白く、ふんわり割れる 薄力粉と強力粉を混ぜ、牛乳と油で乾燥を防ぐ
豚肉、きくらげ、しいたけ、卵、ラップチョン ラップチョンなしならベーコン少量か、干ししいたけを増やす
うずら卵を丸ごと入れる 鶏卵を固ゆでにして4等分でもよい
香り ヌクマム、白こしょう、ラップチョン ナンプラー、オイスターソース、黒こしょうで調整
蒸し方 強い蒸気で短く、ふたを急に開けない 蒸籠または鍋蒸し台で中火を保ち、火を止めて休ませる

現地の味に近づける買い物の優先順位は、蒸す道具、魚醤、きくらげ、ラップチョンの順です。蒸し器が弱いと皮が水っぽくなり、魚醤がないと具の香りが平たくなります。ラップチョンは最後の一押しなので、見つからない場合は無理に自作せず、具の水分管理に集中してください。

日本の台所で迷う材料の置き換え

ラップチョンが見つからない場合、甘い香りと脂をどう補うかで考えます。ベーコン40gを短冊切りにし、砂糖を2g増やすと近い方向に寄せられます。ただしスモークが強いベーコンを使うと洋風になるので、塩気の穏やかなものを選びます。チャーシューや焼き豚を使う場合は、具の総量が増えないよう豚ひき肉を40g減らします。

きくらげは食感の材料です。苦手なら省いても作れますが、その場合は干ししいたけを戻した状態で20g増やし、玉ねぎを20g減らしてください。水分の多い野菜を増やすと、蒸している間に肉汁がゆるみ、底が濡れやすくなります。

乳を使わない場合は、牛乳170mlを同量のぬるま湯に替えます。生地は少しあっさりし、冷めた時の硬さが出やすくなるので、米油を5mlだけ増やします。豆乳でも作れますが、豆の香りが出るため、ベトナムの屋台の白い包子というより家庭風のやさしい味になります。

蒸籠がない場合は、深い鍋に蒸し台を置き、ふたを布巾で包みます。布巾の端が火に触れないよう上で結び、包子同士を離して並べます。小さな鍋に詰め込むと、膨らんだ生地がくっつき、はがす時に破れます。8個を一度に入れられない時は、4個ずつ二回に分けた方がきれいです。

失敗原因、保存、食卓の組み方

蒸し上がりのよいバインバオ、しわが出たもの、割れたものを並べて状態を比べている様子
バインバオは発酵、蒸気、水滴、休ませ方で表面と皮の食感が変わる
症状 原因 戻し方・次回の対策
表面がしわになる 二次発酵が長い、蒸した直後にふたを全開にした 火を止めて5分ずらしふた。二次発酵は1.3倍程度で止める
皮が硬い こね不足、打ち粉過多、蒸し時間不足 打ち粉を20g以内にし、追加蒸しは中火で5分
底が濡れる 水滴が落ちた、鍋の蒸気が弱い、具の水分が多い ふたに布巾を巻き、玉ねぎの水気を押さえる
具が赤い 蒸し不足、包子が大きすぎる 中火で5から8分追加蒸し。中心温度75度C以上を確認
閉じ口が開く 具を入れすぎた、縁に油がついた 具は1個55から60gにし、縁を清潔にしてつまむ

保存する場合は、蒸し上げて完全に冷ましてから包みます。冷蔵は密閉して2日、冷凍は1個ずつラップで包んで2週間が目安です。冷凍したものは解凍せず、蒸籠または蒸し器で中火12から15分温めます。電子レンジなら濡らしたキッチンペーパーで包み、600Wで1個1分20秒、足りなければ20秒ずつ追加します。ただし皮のふっくら感は蒸し直しの方が上です。

食卓では、熱いバインバオにヌクチャム風のたれ、きゅうり、香菜、ミントを添えると重さが切れます。汁ものを合わせるなら、牛肉煮込みのボーコーより軽いスープの方が朝食向きです。揚げ物を少し足すならチャーゾー、パン文化のつながりで見るならバインミーも近い入口になります。

ベトナム料理の中での位置づけ

バインバオは、米麺や米粉料理が目立つベトナム料理の中では、小麦粉の存在感が強い料理です。Epicuriousでは、ベトナムらしく展開した中国系の包子として、野菜と肉の具、固ゆで卵を包む形が紹介されています。だからこそ、フォーやブンとは違う朝食の選択肢として面白いのです。

同じ粉ものでも、コムラムはもち米を竹筒で蒸し焼きにする山地の料理、バインバオは都市部の店先や家庭で温かく持ち運びやすい料理です。蒸気で火を通すという共通点はありますが、食べる場面はかなり違います。

包んで蒸す料理を横に広げるなら、中央アジアのマンティと比べると分かりやすくなります。マンティは薄い皮と肉汁を楽しむ蒸し餃子、バインバオは発酵生地で具を抱え込む蒸しパンです。どちらも「蒸す」料理ですが、粉の厚み、発酵、食事の時間帯が違います。

よくある質問

ラップチョンなしでもバインバオになりますか?

なります。ただし甘い脂の香りが抜けるので、ベーコン40gと砂糖2gを足す、または干ししいたけを多めにしてうま味を補うと物足りなさが減ります。ラップチョンを省く場合も、うずら卵は入れた方が切った時のバインバオらしさが残ります。

生地を白くするにはどうすればよいですか?

薄力粉を多めにし、強い焼き色をつけない蒸し料理として扱うことが基本です。色の濃い砂糖や全粒粉は避けます。酢を蒸し湯に少量入れる方法もありますが、家庭では白さより、蒸気の安定としぼませない休ませ方を優先した方が食感がよくなります。

蒸籠なしで作るときの一番の注意点は?

ふたの水滴です。金属の鍋ふたをそのまま使うと水滴が皮に落ち、表面がべたつきます。ふたを布巾で包み、布巾の端が火に触れないよう上で結んでください。蒸し台の上に包子を詰めすぎないことも大切です。

具を先に炒めてもよいですか?

炒めても作れますが、肉が硬くなりやすく、包んだ時にまとまりにくくなります。生の肉だねを包む場合は、蒸し上がりの中心温度75度C以上を確認します。安全が不安な場合は中心温度計を使い、赤みが残る時は中火で追加蒸ししてください。

冷凍するなら生のままですか、蒸してからですか?

蒸してから冷凍する方が安定します。生のまま冷凍すると発酵が進みすぎたり、解凍中に水分が出たりして皮が荒れやすくなります。蒸し上げて冷まし、1個ずつ包んで冷凍し、食べる時に蒸し直してください。

まとめ

バインバオは、白い皮をきれいに作る料理に見えますが、実際の山場は具の水分、包み方、蒸気の安定です。豚肉ときのこを細かく混ぜ、卵を中心に置き、発酵した生地で余裕を持って包む。強い湯気を作ってから中火で蒸し、最後にふたをずらして休ませる。この流れを守ると、日本の台所でもベトナムの朝食らしい温かさに近づけます。

最初の一回は、ラップチョンやきくらげを完璧にそろえるより、蒸し器の水滴対策と具の火通りを確実にしてください。そこが安定すると、次はラップチョンを入れる、ヌクマムを選ぶ、添えだれを辛くする、と現地らしさを少しずつ足せます。

参考にした情報

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行バインバオの作り方|ベトナム蒸し包子
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/vietnam/banh-bao
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月30日
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