ターメリックとガランガルの香味だれで下煮してから揚げたインドネシアのアヤムゴレン
🔪下準備35分
🔥調理45分
🍽️分量4
🌍料理インドネシア料理
東南アジアレシピ

アヤムゴレンの作り方|インドネシアの香味揚げ鶏

31分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 鶏肉を整えて下味を入れる
STEP 11 / 7

鶏肉を整えて下味を入れる

所要時間8分

鶏肉900gは表面の水分をキッチンペーパーで拭きます。骨付きもも肉なら厚い部分に深さ1cm弱の切り込みを2〜3本入れ、手羽元なら骨に沿って1本切り込みを入れます。ライム果汁大さじ1、塩小さじ1/2を全体にもみ、塩が溶けて表面が軽くぬるっとし、指で触ると水っぽい汁が大きく残らない状態にします。冷蔵庫ではなく室温で8分だけ置き、長く置くより表面を乾かしておくことを優先します。

手順2: ブンブを粗く作る
STEP 22 / 7

ブンブを粗く作る

所要時間10分

紫玉ねぎは2cm角、にんにく、ターメリック、しょうが、ガランガルは2〜3mm厚に切ります。レモングラスは根元の白い部分を5mm幅に刻みます。フードプロセッサーに玉ねぎ、にんにく、ターメリック、しょうが、ガランガル、キャンドルナッツまたはカシューナッツ、コリアンダー、白こしょう、水大さじ3を入れ、30秒ずつ止めながら回します。粒が完全に消えず、粗い味噌のようにまとまれば十分です。

手順3: 香味ペーストを炒める
STEP 33 / 7

香味ペーストを炒める

所要時間8分

厚手の鍋に油大さじ2を入れ、弱めの中火で温めます。ブンブ、レモングラス、こぶみかんの葉、ローリエ、砂糖小さじ1を加え、木べらで広げながら6〜8分炒めます。最初は水っぽく、玉ねぎの生の匂いが立ちます。煮詰まりの目安は、鍋底をなぞると2秒ほど跡が残り、ペーストが粗い味噌のようにまとまり、油が黄色くにじんで香りが甘くなる状態です。茶色く焦げ始める前に水大さじ1を足して温度を落とします。

手順4: 鶏をウンケップする
STEP 44 / 7

鶏をウンケップする

所要時間25分

鍋に鶏肉を入れ、ブンブを全体に絡めます。水350mlと塩小さじ1/2を加え、中火で7〜8分かけてふつふつさせます。沸いたら弱火に落とし、ふたを少しずらして18〜20分煮ます。泡が大きく暴れず、鍋肌で小さく揺れる火加減を保ちます。途中で一度返し、鶏肉の厚い部分が白くなり、煮汁が半分ほどに減ったら火を止めます。

手順5: 鶏を乾かし、揚げ油を準備する
STEP 55 / 7

鶏を乾かし、揚げ油を準備する

所要時間10分

鶏肉を網に取り出し、表面の大きな香味だれを軽く落として10分乾かします。濡れたまま揚げると油がはね、ブンブが黒く焦げやすくなります。フライパンか鍋に油を深さ2cm入れ、中火で170度Cまで温めます。温度計がない場合は、菜箸の先から細かい泡が静かに出る状態を目安にします。

手順6: 表面を短く揚げる
STEP 66 / 7

表面を短く揚げる

所要時間8分

油を170〜180度Cに保ち、鶏肉を皮目から入れます。片面3分、返して2〜3分揚げます。油の泡が大きく荒れず、皮の縁が黄金色になり、ブンブの粒が濃い黄色から薄い茶色へ変わったら取り出します。中心温度は74度C以上を確認します。温度計がない場合は、最も厚い部分を2cm幅ほど切って開き、肉汁が透明で、骨の近くが赤くないことを確認します。

手順7: 休ませて食卓へ出す
STEP 77 / 7

休ませて食卓へ出す

所要時間5分

揚げた鶏肉は網の上で3分休ませます。すぐ皿に重ねると蒸気で皮がしんなりします。きゅうりは3mm厚の斜め薄切り、トマトは2cm幅のくし形、ライムは4等分に切り、白ごはん、サンバルと一緒に添えます。ケチャップマニスを使う場合は、サンバル小さじ2、ケチャップマニス小さじ2、ライム果汁小さじ1を混ぜ、皿の端に少量だけ置きます。

骨なしもも肉750gは大きめの6〜8切れにします。ウンケップは弱火で12〜15分、揚げは170度Cで片面2分ずつが目安です。小さく切りすぎると下煮で身が締まり、揚げたときに乾きやすくなります。

---

0 / 0
Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

4人分です。骨付きもも肉4本、または手羽元と手羽中を合わせて900gで作ると、下煮と揚げの時間が読みやすくなります。骨なしもも肉でも作れますが、2枚を大きめに切り、揚げ時間を短くしてください。

6品目

鶏肉と下煮

材料 分量 代替・補足
骨付き鶏もも肉または手羽元 900g 骨なしもも肉なら750g
ライム果汁 大さじ1 レモン果汁大さじ1
小さじ1 下味と下煮に分けて使う
350ml 鶏が半分浸かる量
サラダ油 大さじ2 ブンブを炒める用
揚げ油 500ml前後 直径24cm鍋で深さ2cmが目安
12品目

ブンブと香味

材料 分量 代替・補足
紫玉ねぎまたは玉ねぎ 140g 現地の bawang merah の代わり
にんにく 5片 約25g
生ターメリック 20g ターメリックパウダー小さじ1と1/2
しょうが 20g 皮を薄くむく
ガランガル 25g なければしょうが10gとライム皮少々
キャンドルナッツ 4粒 カシューナッツ25gで代替
コリアンダーパウダー 小さじ1と1/2 粒なら軽く砕く
白こしょう 小さじ1/2 黒こしょう少々でも可
砂糖 小さじ1 ココナッツシュガーなら小さじ1
レモングラス 2本 根元の白い部分を使う
こぶみかんの葉 4枚 ライム皮を薄く1枚で代替
ローリエ 1枚 daun salam の家庭代替
6品目

食卓に置くもの

材料 分量 補足
白ごはん 600g 1人150g目安
サンバル 大さじ4 辛さは皿ごとに分ける
きゅうり 1本 斜め薄切り
トマト 1個 くし形切り
ライム 1個 4等分
ケチャップマニス 大さじ2 サンバルケチャップにするなら少量

鶏肉、ナッツ類、大豆・小麦を含む甘口醤油や市販サンバルを使う場合があります。アレルギーがある家庭では、商品表示を確認し、キャンドルナッツやカシューナッツは省いて玉ねぎを20g増やしてください。ナッツを抜くとペーストの厚みは少し弱くなりますが、料理としては成立します。


0 / 0
📊 栄養情報(1人分)
155
kcal
10.8g
タンパク質
9.8g
脂質
5.8g
炭水化物
0.8g
食物繊維
330mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料|香味ペーストと揚げる材料を分ける

4人分です。骨付きもも肉4 本、または手羽元と手羽中を合わせて900 gで作ると、下煮と揚げの時間が読みやすくなります。骨なしもも肉でも作れますが、2 枚を大きめに切り、揚げ時間を短くしてください。

鶏肉と下煮

材料 分量 代替・補足
骨付き鶏もも肉または手羽元 900 g 骨なしもも肉なら750 g
ライム果汁 大さじ1 レモン果汁大さじ1
小さじ1 下味と下煮に分けて使う
350 ml 鶏が半分浸かる量
サラダ油 大さじ2 ブンブを炒める用
揚げ油 500 ml前後 直径24cm鍋で深さ2cmが目安

ブンブと香味

材料 分量 代替・補足
紫玉ねぎまたは玉ねぎ 140 g 現地の bawang merah の代わり
にんにく 5 片 約25 g
生ターメリック 20 g ターメリックパウダー小さじ1と1/2
しょうが 20 g 皮を薄くむく
ガランガル 25 g なければしょうが10 gとライム皮少々
キャンドルナッツ 4粒 カシューナッツ25 gで代替
コリアンダーパウダー 小さじ1と1/2 粒なら軽く砕く
白こしょう 小さじ1/2 黒こしょう少々でも可
砂糖 小さじ1 ココナッツシュガーなら小さじ1
レモングラス 2 本 根元の白い部分を使う
こぶみかんの葉 4 枚 ライム皮を薄く1 枚で代替
ローリエ 1 枚 daun salam の家庭代替

食卓に置くもの

材料 分量 補足
白ごはん 600 g 1人150 g目安
サンバル 大さじ4 辛さは皿ごとに分ける
きゅうり 1 本 斜め薄切り
トマト 1 個 くし形切り
ライム 1 個 4等分
ケチャップマニス 大さじ2 サンバルケチャップにするなら少量

鶏肉、ナッツ類、大豆・小麦を含む甘口醤油や市販サンバルを使う場合があります。アレルギーがある家庭では、商品表示を確認し、キャンドルナッツやカシューナッツは省いて玉ねぎを20 g増やしてください。ナッツを抜くとペーストの厚みは少し弱くなりますが、料理としては成立します。


アヤムゴレンの物語|黄色い香りをまとわせてから揚げる鶏

アヤムゴレン、白ごはん、サンバル、甘口醤油だれを家族で取り分ける食卓
アヤムゴレンは鶏だけでなく、ごはん、辛味、酸味を一緒に置くと食べ進めやすい

揚げ油に鶏を入れた瞬間、台所にターメリックとガランガルの香りが立ちます。日本の唐揚げのように衣を厚くするのではなく、先にブンブと呼ばれる香味ペーストで煮て、味を肉へ入れてから表面だけ短く揚げる。ここがアヤムゴレンの楽しいところです。

インドネシア語で ayam は鶏、goreng は揚げる・炒めるという意味です。現地では屋台、食堂、家庭の作り置きまで幅広く出会う料理で、白ごはん、サンバル、きゅうりやトマトの生野菜を横に置くことが多いです。Wikipediaのayam goreng項目でも、米、サンバル、きゅうり、トマトと一緒に食べる形や、ガランガル、カラサン、クレメス、ペニェットなどの地域・店ごとの派生が整理されています。

この記事では、家庭で扱いやすい骨付きもも肉または手羽元を使い、香味下煮のウンケップを挟んでから浅めの油で仕上げます。現地の味に寄せたい芯は、ターメリック、ガランガル、レモングラス、こぶみかんの葉。全部そろわない日でも、どこを守り、どこを代替できるかまで分けて作れるようにします。


料理の背景|ウンケップで味を入れてから揚げる

アヤムゴレンに使う鶏肉、ターメリック、ガランガル、レモングラス、こぶみかんの葉、香味野菜を並べた台所
香味ペーストの材料を先にそろえると、アヤムゴレンの黄色い香りが決まる

Kompasのayam goreng bumbu kuning記事では、鶏肉にすりつぶした香味をまとわせ、daun salam、daun jeruk、seraiを加えて水分がなくなるまで煮てから、熱い油で黄色く色づくまで揚げる流れが紹介されています。この「先に煮る」工程が、家庭のアヤムゴレンではかなり大事です。

鶏肉をいきなり揚げると、表面が色づく前に中まで火が入るか不安になります。逆に長く揚げすぎると、ブンブの香りが黒く苦くなります。先にウンケップしておけば、鶏肉は中まで火が入り、香味も肉へ移ります。最後の油は、火入れというより香ばしさを作る工程です。

地域・食べ方のイメージ 家庭で意識すること
Ayam goreng bumbu kuning 黄色い香味だれで下煮して揚げる ターメリックとガランガルを焦がさない
Ayam goreng lengkuas ガランガルの繊維や香りを強く出す 冷凍ガランガルを少し多めに使う
Ayam goreng Kalasan ジャワの甘めの鶏、ココナッツ水を使うこともある 砂糖を増やしすぎると焦げやすい
Ayam penyet 揚げた鶏をサンバルの上で軽く押す 辛味は食卓で分けると家族で食べやすい
Ayam goreng kremes 揚げた香味の粒を添える 家庭では焦げやすいので初回は省いてよい

アヤムベトゥトゥが葉で包んでじっくり香りを移す鶏なら、アヤムゴレンは黄色いブンブを短時間で立ち上げる鶏です。サテアヤムのような甘い醤油の照りとも違い、土っぽいターメリック、鋭いガランガル、青いレモングラスが前に出ます。


買い出し導線|普通の鶏肉ではなく香りの材料を見る

アヤムゴレンの買い出しで迷いやすいガランガル、こぶみかんの葉、甘口醤油、小型フードプロセッサーを並べた台所
通販で見る価値があるのは、鶏肉ではなく香りの芯になる材料

鶏肉、玉ねぎ、にんにく、油は近所のスーパーで十分です。通販を見る価値があるのは、ガランガル、こぶみかんの葉、そして香味ペーストを粗く作る道具です。ここをそろえると、ソトアヤムナシウドゥックサンバル代用の作り方にも回せます。

ガランガルはしょうがとは別の香りです。しょうがだけだと温かい煮物寄りになりますが、ガランガルが入ると柑橘と木の皮のような硬い香りが出ます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

こぶみかんの葉は少量で香りが強く、揚げ鶏の重さを軽く見せてくれます。レモングラスだけでは出ない柑橘の青さを補う材料です。

香味野菜を包丁だけで細かくするのは、初回ほど負担になります。粗い味噌くらいで止められる小型フードプロセッサーがあると、ガドガドのたれやソトアヤムのブンブにも使えます。


日本の台所で現地に寄せる分岐表

ガランガル、しょうが、ライム皮、こぶみかんの葉、ターメリック、カシューナッツを並べた代替食材
代替食材は、色、香り、ペーストの厚みの役割で考える

アヤムゴレンは、材料を全部現地通りにそろえるより、香りの柱を守る方が家庭で成功します。初回から daun salam やキャンドルナッツまで探し切れなくても、ターメリック、ガランガル、レモングラス、こぶみかんの葉の方向が残れば、ただの揚げ鶏にはなりません。

迷う材料・工程 現地寄せ 日本での現実解 判断
鶏肉 骨付き鶏、地鶏系 骨付きもも、手羽元 骨付きの方が下煮で香りが出る
ターメリック 生の kunyit パウダー小さじ1と1/2 カレー粉で代用しない
ガランガル lengkuas / laos 冷凍品、しょうが少量とライム皮 省略すると香りが丸くなる
キャンドルナッツ kemiri カシューナッツ25g ペーストの厚み担当
こぶみかんの葉 daun jeruk ライム皮を薄く1枚 レモン果汁を鍋に多く入れない
サラムリーフ daun salam ローリエ1枚 入れすぎると洋風になる
揚げ油 たっぷりの熱い油 深さ2cmの浅い油 下煮済みなので短時間でよい

代替不可に近いのは、ターメリックとレモングラスです。ターメリックがないと色も土っぽい香りも弱くなり、レモングラスがないと揚げたあとに青い香りが残りません。ガランガルとこぶみかんの葉は、手に入るならぜひ入れたい材料です。逆にサラムリーフはローリエ1枚で十分。日本の家庭では、入手難度より味の役割で選ぶ方が続けやすいです。

ケチャップマニスは、アヤムゴレンの下煮に必須ではありません。甘い醤油だれに寄せるとサテアヤムやayam kecapの方向に近づきます。この記事では、揚げた鶏に少量添える食卓調味料として扱います。


失敗原因|黒くなる、味が薄い、油っぽいを分けて直す

黒くなりすぎた香味だれと、黄金色で止めたアヤムゴレンを並べた比較
黒く焦げる前の黄金色で止めると、ターメリックとガランガルの香りが残る

アヤムゴレンの失敗は、だいたい揚げ工程だけの問題に見えます。でも実際は、ブンブの炒め方、ウンケップの煮詰め具合、揚げる前の乾かし方で決まります。焦げたから火を弱くする、味が薄いから塩を増やす、と単純に考えると次も同じところで迷います。

症状 原因 戻し方
表面が黒い ブンブが濡れたまま、油温が高すぎる 次回は10分乾かし、170度Cで短く揚げる
香りが弱い ブンブの炒め不足 STEP 3で油がにじむまで追加2〜3分炒める
味が薄い ウンケップの煮汁が多く残った STEP 4で煮汁を半分まで減らす
肉が硬い 小さく切りすぎた、揚げすぎた 大きめに切り、揚げは5〜6分で止める
油っぽい 揚げ上がりを皿に直置きした 網で3分休ませ、蒸気を逃がす
生焼けが不安 下煮時間不足、骨の近くが冷たい 弱火で追加5分ウンケップし、中心温度を確認

焦げそうなときは、揚げ鍋の中で粘らない方がよいです。いったん取り出して、ブンブの焦げた粒を落とし、油温を下げてから戻します。色づきが足りない場合は追加で1分揚げられますが、黒くなった香味は戻せません。

味が薄いときは、皿でサンバルや塩を足す前に、ウンケップの煮汁を見てください。煮汁がさらさら残っているなら、香りが肉に入る前に揚げへ進んでいます。次回はふたを少しずらし、煮汁を半分まで減らしてから乾かします。


保存と翌日の食べ方

アヤムゴレンの残りを保存容器に分け、翌日のナシゴレン用にほぐした鶏肉を置いた台所
鶏肉、ごはん、サンバルを分けて保存すると翌日も香りを戻しやすい

揚げたアヤムゴレンは、粗熱を取ってから保存容器に入れます。冷蔵で2日、冷凍なら2週間を目安にしてください。ごはん、サンバル、生野菜は分けます。きゅうりやトマトと一緒に入れると、皮が湿って香りがぼやけます。

温め直すときは、電子レンジだけで済ませるより、先に600Wで1分30秒温め、トースターか魚焼きグリルの弱火で3〜4分乾かすと食感が戻ります。焦げやすいので、表面に残ったブンブが黒くなり始めたら止めます。

翌日は、ほぐした鶏肉80gをごはん300gと一緒に中火で3〜4分炒めると、簡単なナシゴレン風になります。香味がすでに入っているので、ケチャップマニス小さじ2、卵1個、青ねぎ少々だけで十分です。ナシゴレンの作り方を見ながら、辛味だけサンバルで調整すると無理がありません。


あわせて作りたいインドネシア料理

アヤムゴレンを主菜にする日は、米と辛味を整えると食卓が決まります。香りをもっと重ねるならナシウドゥックを合わせると、ココナッツとレモングラスの米が鶏の油を受け止めます。野菜を足したい日はガドガドを軽めに作り、ピーナッツだれを少なめにすると重くなりません。

現地の食堂らしく出すなら、鶏を大皿に山盛りにするより、白ごはん、lalapan と呼ばれる生野菜、サンバル、ライムを皿の中で少しずつ動かせる余白を残します。揚げ鶏をひと口、ごはん、きゅうり、サンバルの順で食べると、油、香り、辛味、酸味が分かれて最後まで重くなりません。日本の夕飯では、きゅうり、トマト、レタスを冷やしておくだけでも十分に役割を果たします。

スープを添えるなら、黄色い香味がつながるソトアヤムが自然です。逆に、甘い醤油の照りや屋台感を出したい日はサテアヤムへ進むと、同じ鶏肉でもまったく違う食べ方になります。

辛さを家族で分けるなら、サンバル代用の作り方を別皿に置いてください。鍋全体を辛くしない方が、子どもや辛味が苦手な人も同じ食卓に入りやすくなります。


よくある質問

骨なしもも肉でも作れますか?

作れます。750gを大きめの6〜8切れにし、ウンケップは弱火で12〜15分、揚げは170度Cで片面2分ずつに短縮します。小さく切ると下煮で身が締まるので、唐揚げサイズより大きく切る方が向いています。

ガランガルがない日はどうしますか?

しょうが10gとライム皮を薄くそいだものを少し入れます。ただし香りは変わります。しょうがだけにすると日本の煮鶏寄りになるので、可能なら冷凍ガランガルを一度買い、残りを冷凍庫で使い回す方がインドネシア料理に進みやすいです。

キャンドルナッツは必須ですか?

必須ではありません。カシューナッツ25gで代替できます。ナッツを使えない場合は省き、玉ねぎを20g増やしてください。ペーストの厚みは弱くなりますが、ターメリック、ガランガル、レモングラスが残れば味の方向は保てます。

揚げずにオーブンやエアフライヤーで仕上げられますか?

できますが、香りは少し変わります。ウンケップ後に10分乾かし、油を小さじ2ほど薄く塗って、200度Cのオーブンまたはエアフライヤーで8〜10分焼きます。表面が乾き、縁が黄金色になったら止めます。黒い焦げが出る前に取り出してください。

油は再利用できますか?

ターメリックとブンブの粒が多く落ちるので、再利用はおすすめしません。どうしても使う場合は冷めてから細かい網でこし、翌日までに野菜炒めなど香りが合う料理へ少量だけ使います。黒い焦げ粒が多い油は苦味が出るので処分します。

辛くしないと現地らしくありませんか?

辛さは食卓で調整して大丈夫です。アヤムゴレン本体は香味と塩味を中心に作り、サンバルを別皿に置く方が家庭では扱いやすいです。サンバルケチャップにするときは、ケチャップマニスを少量混ぜ、ライムで重さを切ります。


参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行アヤムゴレンの作り方|インドネシアの香味揚げ鶏
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/indonesia/ayam-goreng
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年6月1日
主な参考リンク
レシピ一覧に戻る