シナモンの香るアトレを素朴なカップに注ぎ、湯気が立つ様子
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アトレの作り方|masa harinaとpiloncilloで作るメキシコの温かい飲み物

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 3

牛乳、水、piloncillo、シナモンを温める

手順1: 牛乳、水、piloncillo、シナモンを温める

大きな鍋に牛乳、水、刻んだpiloncillo、粉末シナモンを入れます。泡立て器で混ぜながら穏やかに煮立たせ、piloncilloが液体に溶けていくのを見ます。火加減は中火あたりから始めるのが無難ですが、これは編集上の目安で、原典は火力も温度も指定していません。

STEP 22 / 3

masa harinaを混ぜ入れ、再び沸かす

手順2: masa harinaを混ぜ入れ、再び沸かす

温めた液体に、masa harinaを少しずつ振り入れます。泡立て器で混ぜながら加え、なめらかに散らします。

再び沸いたら、そのまま約1分加熱します。masa harinaが粗めのときは、もう少し長く煮るのがよいと原典は述べていますが、どのくらいかは示していません。火加減を保ち、休まず混ぜることで、激しい沸騰や鍋底の焦げつきを避けられます。これは家庭の台所での実用的な注意で、原典の数値ではありません。

STEP 33 / 3

バニラを混ぜてから火から下ろす

手順3: バニラを混ぜてから火から下ろす

鍋を火にかけたまま、バニラエクストラクトを混ぜ入れます。それから火から下ろし、熱いうちにすぐ出します。順序が大切で、先にバニラを入れ、そのあと鍋を火から下ろします。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

6品目

材料

牛乳、水、刻んだpiloncillo、粉末シナモン、masa harina、バニラを並べた材料
基本のアトレに使う6つの材料。加熱の前は別々にしておく

分量はRick Baylessのレシピの単位のままです。原典には収量も人数も書かれていないため、ここでも示しません。

材料 分量 代替・備考
牛乳 2 cups 飲み物の厚みとなめらかな口当たりの土台
水 2 cups 液体のもう半分
刻んだメキシコの粗糖(piloncillo)、またはbrown sugar 1/2 cup 糖蜜のような深みのある甘み。固形のpiloncilloは先に刻む
粉末シナモン(できればメキシコ産のcanela) 1 tsp 温かな香り。canelaが手に入らなければ普通の粉末シナモンでよい
masa harina 1/2 cup とうもろこしの風味ととろみ
バニラエクストラクト 1/2 tsp 最後に混ぜ入れる仕上げの香り

原典のページはcupの量を定義していません。メートル法で量る場合、この記事では1 cupを240 ml、1 tspを5 mlとして考えます。すると牛乳480 ml、水480 ml、刻んだpiloncilloは容量で120 ml、masa harinaは120 ml、粉末シナモン5 ml、バニラエクストラクト2.5 mlになります。これはあくまで容量の換算です。砂糖とmasa harinaはグラムには換算しておらず、最初の液体の量が完成量でもありません。

添えるタマーレは好みです。飲み物には混ぜず、別に好きな量を用意してください。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

タマーレの皿の横で、アトレのカップが湯気を立てています。メキシコ文化省は、アトレをmasa de maíz(とうもろこしの生地)を水または牛乳で溶いた飲み物と説明し、タマーレとアトレが昔からの組み合わせであることにも触れています。Goya Foodsのレシピページも、アトレをタマーレと並べて紹介しています。

アトレは、とうもろこしでとろみをつけた温かい一杯

この鍋が守りたいもの

masa harinaのとうもろこしの風味とやわらかなとろみ、piloncilloの深い甘み、シナモンとバニラの温かな香り。材料は6つ、工程は3つで、熱いうちに出します。

アトレを「甘いコーンの飲み物」と言ってしまえば簡単ですが、それでは持ち味を取りこぼします。masaは甘みや風味をつけるだけでなく、飲み物にとろみという厚みを与えます。味つけ牛乳のようにさらりとはならず、とろりとやわらかく注がれるのが特徴です。このレシピは、シェフのRick Baylessによる基本のアトレに従っています。牛乳と水、piloncillo、シナモン、masa harina、バニラで作る、はっきりした形の一例で、全国共通の唯一のレシピではありません。

アトレとは何か、チャンプラドとの違い

アトレは、とうもろこしの生地を水または牛乳で溶いた飲み物です。メキシコ文化省の説明の核心はここにあり、同じ資料はアトレをタマーレの隣に置く伝統的な組み合わせとしても位置づけています。

同じ資料には、地域によって材料も味も作り方も異なる、たくさんのアトレが挙げられています。酸味のあるアトレであるxocoatolli、pinole(炒ったとうもろこしの粉)を使ったアトレ、果物、豆、唐辛子をベースにしたものなどです。つまりアトレはひとつの味に決まっているわけではなく、いつも甘いとも限りません。

この記事で扱うのは、シナモンとpiloncilloを使った甘い基本形です。チャンプラドはチョコレートを加えた近縁の飲み物で、アトレ全般の同義語としてではなく、別のものとして考えるのがよいでしょう。


masa harinaとpiloncilloの選び方

masa harinaはただのでんぷんではありません。とうもろこしの生地に使う粉で、アトレではとろみだけでなくとうもろこしの風味も担います。コーンスターチや片栗粉は別の製品なので、同じ量で置き換えないでください。「corn flour」とだけ書かれた袋はmasa harinaとは限らないため、masa harinaという名前そのものを探します。

piloncilloはメキシコの粗糖で、固形で売られているため、鍋に入れる前に刻む必要があります。このレシピでは刻んだpiloncilloを主版としています。原典はbrown sugarも代わりに挙げているので、piloncilloが手に入らなければそれで作れますが、風味はまったく同じにはなりません。ほかの未精製の糖を使う場合は、同じものではなく、それぞれの風味をもつ代用品と考えてください。

このレシピらしさは、牛乳と水を合わせることと、粉末シナモンとバニラエクストラクトにあります。果物、チョコレート、塩、シナモンスティックの飾りは入りません。


選び方と代用

  • piloncilloの代わりにbrown sugar:原典が認めています。風味は同じにはなりません。
  • canelaの代わりに普通の粉末シナモン:原典が「できれば」としているだけなので問題ありません。
  • masa harina:確認できた代用品はありません。コーンスターチや片栗粉を同量使っても同等にはなりません。
  • バニラ:レシピはバニラエクストラクトを指定しています。バニラエッセンスなどは濃さが違うため、同じ量で同じ仕上がりになるとは限りません。
  • 牛乳:ここでは無調整の普通の牛乳を編集上の選択としています。原典は乳脂肪分を指定していません。植物性ミルクで作ると、同じ仕上がりではなく別の飲み物になります。
アレルギーについて

このレシピには牛乳が入っています。タマーレを添える場合は、その原材料や表示を別に確認してください。

道具

  • 大きめの鍋。原典は大きな4-quartの鍋を指定しており、US quartで読むとおよそ3.8 L級の深鍋にあたります。最初の液体の量が少なく見えても、小さな鍋にしないでください。
  • 泡立て器
  • 加熱後に味見をするための清潔なスプーン

だま・とろみ・焦げつきについて、レシピが言っていること・言っていないこと

泡立て器からゆっくり落ちるなめらかなアトレのとろみ
シナモンの粒が見える、なめらかで注げるとろみ

レシピは短く、失敗したときの手当てはほとんど書かれていません。推測に頼るより、確かな指示がどこまでなのかを知っておくほうが役に立ちます。

状況 頼れること 決まっていないこと
masaを入れたときにだまになる レシピどおり少しずつ振り入れ、混ぜ続ける 漉す方法は資料に書かれていない
粗めのmasa harina 再沸騰後、もう少し長く煮る 具体的な追加時間は指定がない
濃すぎる・薄すぎる 最初は決められた分量どおりに作る とろみ調整のための液体の量は示されていない
焦げつきが心配 火加減を抑えて休まず混ぜる(編集上の注意) 焦がしてしまった鍋の救済法は確認できていない
置くととろみが増す レシピのとおりすぐに出す 冷めると食感が変わることがあり、温め直した食感は未確認

masaが生のうちに液体を味見するのは避けてください。味見は加熱してから、清潔なスプーンで行います。

食卓で:アトレとタマーレ

温かいアトレをタマーレと一緒に食卓へ出した様子
素朴な家庭の食卓に、アトレのカップととうもろこしの皮のタマーレ

文化省が取り上げる組み合わせは、アトレとタマーレです。温かくとろりとした飲み物を、しっかりしたとうもろこしの料理の隣に置きます。Goyaもアトレをこの形で紹介しています。この組み合わせのほかには、資料が特定の祭りや儀礼を述べていないため、ここでも加えていません。

チョコレート入りを飲んでみたければ、カップにチョコレートを加えた近縁の飲み物、チャンプラドを探してみてください。ほかのメキシコの料理はメキシコの料理にまとめています。

残ったときは

このレシピは作ってすぐに出す形で書かれており、それがいちばんおいしい食べ方です。アトレには牛乳が入っているため、残りを室温に長く置かないでください。清潔で浅い容器に小分けし、速やかに冷やして冷蔵します。厚生労働省は家庭での目安として75℃以上での再加熱を示しています。このアトレが冷蔵庫でどのくらいもつか、温め直したあとの食感がどうなるかは確認しておらず、保証もしません。

よくある質問

masa harinaの代わりに何を使えますか?

確認できた代用品はありません。piloncilloはbrown sugarに替えてよいとレシピが認めていますが、masa harinaに代わるものは示されていません。コーンスターチや片栗粉を同量使っても、masa harinaはとろみに加えてとうもろこしの風味も担うので、同じ飲み物にはなりません。

アトレとチャンプラドの違いは何ですか?

主な違いはチョコレートです。チャンプラドはチョコレートを加え、この基本のアトレはpiloncillo、シナモン、バニラで風味をつけます。

何人分できますか?

原典に書かれておらず、cupの定義もないため、人数は示していません。最初の液体の量は完成量とは違います。

作り置きや保存はできますか?

レシピはすぐに出すものとして書かれていて、保存の説明はありません。残った場合は浅い容器で素早く冷やして冷蔵し、再加熱は75℃以上を一般的な目安にしてください。このレシピの保存期間は定まっていません。

piloncilloの代わりにbrown sugarを使えますか?

使えます。原典がbrown sugarを選択肢として挙げています。風味は近くなりますが、piloncilloとまったく同じにはなりません。

主な参考リンク

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