皮をぱりっと焼いたフィリピンのレチョンを白ごはん、酢だれ、カラマンシーと並べた皿
🔪下準備13時間
🔥調理3時間20分
🍽️分量6
🌍料理フィリピン料理
東南アジアレシピ

レチョンの作り方|皮を鳴らすフィリピン祝い豚

31分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 皮を乾かす
STEP 11 / 6

皮を乾かす

所要時間15分+冷蔵庫で一晩

豚肉の皮側を上にして網に置き、ペーパーで水分を拭きます。皮へ仕上げ用の塩小さじ1/2を薄くなじませ、ラップをかけずに冷蔵庫で一晩置きます。肉側には包丁で1cm間隔の浅い切り込みを入れますが、皮は切らないでください。皮に傷が入ると、最後の高温仕上げで脂が逃げ、膨らみ方が不均一になります。

手順2: 香味野菜を広げて巻く
STEP 22 / 6

香味野菜を広げて巻く

所要時間25分

肉側に塩22g、黒こしょう、にんにく、レモングラス、青ねぎ、玉ねぎ、ローリエを広げ、ココナッツビネガー60mlとカラマンシー果汁30mlを回しかけます。端から空気を抜くように筒状へ巻き、たこ糸を2cm間隔で結びます。香味野菜が厚く一か所へ寄ると中心温度が上がりにくいので、肉側へ均一に散らすのが目安です。

手順3: 低温で芯まで焼く
STEP 33 / 6

低温で芯まで焼く

所要時間2時間

オーブンを150℃に予熱し、豚肉を網にのせたまま天板へ置きます。下の天板に水100mlを入れ、脂の焦げつきと煙を抑えます。皮がまだ淡い色のまま乾き、肉の中心が75℃前後になるまで焼きます。温度計を横から中心へ刺し、冷たい部分に当たらないように2か所で測ります。

手順4: アナトー油を塗る
STEP 44 / 6

アナトー油を塗る

所要時間35分

小鍋に米油60mlとアナトーシード8gを入れ、弱火で3〜4分温めます。油がオレンジ色になり、種のまわりに細かい泡が出たら火を止め、種をこします。豚肉の皮へアナトー油を薄く塗り、180℃のオーブンで30分焼きます。皮が薄く色づき、中心温度が85℃に届くまでが目安です。

手順5: 高温で皮を鳴らす
STEP 55 / 6

高温で皮を鳴らす

所要時間12〜18分

オーブンを240℃、またはグリル強火に上げます。酢大さじ1を皮へ薄く塗り、焦げやすい端をアルミホイルで軽く守りながら焼きます。2分ごとに扉越しに確認し、皮の表面に細かい泡が膨らみ、赤茶色から黄金色へ変わったら止めます。黒い煙が出る場合はすぐ220℃へ下げ、焦げた部分だけを避けてください。

手順6: 休ませて切る
STEP 66 / 6

休ませて切る

所要時間20分

焼き上がったら網の上で15分休ませ、肉汁を落ち着かせます。たこ糸を外し、波刃包丁またはよく研いだ包丁で厚さ1.5cmに切ります。皮を先に軽く割ってから刃を入れると、身がつぶれにくくなります。皿には皮を上に向けて並べ、酢だれ、バナナケチャップ、白ごはんを横に置きます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

レチョン用の皮付き豚肉、レモングラス、にんにく、アツエテ、酢、たこ糸を並べた材料
家庭オーブン版レチョンは、皮付き豚肉、レモングラス、にんにく、アツエテ、酢の役割を分けて考えると作りやすい
アツエテ、ココナッツビネガー、バナナケチャップ、温度計を並べた買い出しの目安
アツエテ、ココナッツビネガー、温度計はレチョンの色、酸味、安全な火入れを支える

レチョンは材料の数より、肉の扱いで差が出ます。皮を乾かす時間、塩の量、中心温度、最後の高温仕上げを決めておくと、当日の台所が慌ただしくなりません。皮付き豚肉が手に入らない場合は、まず材料表の代替欄を確認してください。

10品目

豚肉と下味

材料 分量 代替・備考
皮付き豚バラブロック 1.8kg 皮付き肩肉でも可。皮なし豚バラは食感が別物になる
22g 肉の重量の約1.2%。粗塩ならすり切りで計る
黒こしょう 小さじ2 粗く砕く
にんにく 8片 みじん切り
レモングラス 2本 根元をたたいて薄切り。冷凍みじん切りなら30g
青ねぎ 4本 小口切り
玉ねぎ 120g 5mm角に切る
ローリエ 3枚 月桂樹の葉
ココナッツビネガー 60ml 米酢40ml + りんご酢20mlで代用可
カラマンシー果汁 30ml ライム、すだち、レモンを混ぜる
4品目

アナトー油と皮の仕上げ

材料 分量 代替・備考
米油 60ml クセの少ない油
アナトーシード 8g アツエテ、アチョーテ表記もある。粉なら小さじ2
大さじ1 皮へ薄く塗る。米酢でも可
小さじ1/2 皮の仕上げ用
8品目

酢だれと食卓

材料 分量 代替・備考
ココナッツビネガー 80ml 米酢60ml + レモン汁20mlでも可
しょうゆ 大さじ1 塩味を少し足す程度
にんにく 2片 粗みじん
赤玉ねぎ 40g 5mm角。普通の玉ねぎでも可
青唐辛子 1本 辛さを控えるなら種を抜く
砂糖 小さじ1 酸味が鋭いときだけ使う
温かい白ごはん 6杯分 ガーリックライスでも合う
バナナケチャップ 大さじ3 肝臓ソースを作らない日の甘い小鉢
アレルギーと食品安全

この料理には豚肉、大豆(しょうゆを使う場合)が含まれます。豚肉は見た目だけで判断せず、温度計で中心を測ります。FoodSafety.gov は豚のローストを63℃以上で加熱し休ませる基準を示していますが、このレシピではロール状の豚バラをやわらかく仕上げるため、中心85℃を目標にします。

アナトーシードとココナッツビネガーは、普通のスーパーで迷いやすい材料です。レチョンだけでなく、チキンイナサルやフィリピン風の酢だれにも使い回せるので、繰り返し作るなら先に探す価値があります。

ココナッツビネガーは酢だれの角を丸くし、レモングラスの香りともなじみます。米酢で代用できますが、フィリピン料理を続けるなら持っておくと味の輪郭が作りやすくなります。

レチョンは甘い肝臓ソースを添える地域もあります。家庭ではバナナケチャップを小皿にし、酢だれと並べると、子どもや辛いものが苦手な人にも出しやすくなります。

皮が色づいても、中心温度が足りないことがあります。肉の厚みがある料理なので、温度計は味の道具というより安全装備です。


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買い出しガイド
掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
127
kcal
6.0g
タンパク質
10.5g
脂質
1.7g
炭水化物
0.2g
食物繊維
230mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
6人分

材料(6人分)

レチョン用の皮付き豚肉、レモングラス、にんにく、アツエテ、酢、たこ糸を並べた材料
家庭オーブン版レチョンは、皮付き豚肉、レモングラス、にんにく、アツエテ、酢の役割を分けて考えると作りやすい
アツエテ、ココナッツビネガー、バナナケチャップ、温度計を並べた買い出しの目安
アツエテ、ココナッツビネガー、温度計はレチョンの色、酸味、安全な火入れを支える

レチョンは材料の数より、肉の扱いで差が出ます。皮を乾かす時間、塩の量、中心温度、最後の高温仕上げを決めておくと、当日の台所が慌ただしくなりません。皮付き豚肉が手に入らない場合は、まず材料表の代替欄を確認してください。

豚肉と下味

材料 分量 代替・備考
皮付き豚バラブロック 1.8kg 皮付き肩肉でも可。皮なし豚バラは食感が別物になる
22 g 肉の重量の約1.2%。粗塩ならすり切りで計る
黒こしょう 小さじ2 粗く砕く
にんにく 8 片 みじん切り
レモングラス 2 本 根元をたたいて薄切り。冷凍みじん切りなら30 g
青ねぎ 4 本 小口切り
玉ねぎ 120 g 5mm角に切る
ローリエ 3 枚 月桂樹の葉
ココナッツビネガー 60 ml 米酢40 ml + りんご酢20 mlで代用可
カラマンシー果汁 30 ml ライム、すだち、レモンを混ぜる

アナトー油と皮の仕上げ

材料 分量 代替・備考
米油 60 ml クセの少ない油
アナトーシード 8 g アツエテ、アチョーテ表記もある。粉なら小さじ2
大さじ1 皮へ薄く塗る。米酢でも可
小さじ1/2 皮の仕上げ用

酢だれと食卓

材料 分量 代替・備考
ココナッツビネガー 80 ml 米酢60 ml + レモン汁20 mlでも可
しょうゆ 大さじ1 塩味を少し足す程度
にんにく 2 片 粗みじん
赤玉ねぎ 40 g 5mm角。普通の玉ねぎでも可
青唐辛子 1 本 辛さを控えるなら種を抜く
砂糖 小さじ1 酸味が鋭いときだけ使う
温かい白ごはん 6杯分 ガーリックライスでも合う
バナナケチャップ 大さじ3 肝臓ソースを作らない日の甘い小鉢
アレルギーと食品安全

この料理には豚肉、大豆(しょうゆを使う場合)が含まれます。豚肉は見た目だけで判断せず、温度計で中心を測ります。FoodSafety.gov は豚のローストを63℃以上で加熱し休ませる基準を示していますが、このレシピではロール状の豚バラをやわらかく仕上げるため、中心85℃を目標にします。

アナトーシードとココナッツビネガーは、普通のスーパーで迷いやすい材料です。レチョンだけでなく、チキンイナサルやフィリピン風の酢だれにも使い回せるので、繰り返し作るなら先に探す価値があります。

ココナッツビネガーは酢だれの角を丸くし、レモングラスの香りともなじみます。米酢で代用できますが、フィリピン料理を続けるなら持っておくと味の輪郭が作りやすくなります。

レチョンは甘い肝臓ソースを添える地域もあります。家庭ではバナナケチャップを小皿にし、酢だれと並べると、子どもや辛いものが苦手な人にも出しやすくなります。

皮が色づいても、中心温度が足りないことがあります。肉の厚みがある料理なので、温度計は味の道具というより安全装備です。


レチョンの物語。皮が鳴る祝いの皿

オーブンの扉を開けた瞬間、脂の甘い香りより先に、皮の音が来ます。包丁を当てると、薄い飴細工のようにぱきっと割れる。中からはレモングラス、にんにく、ねぎ、月桂樹の香りが立ち上がる。レチョンは、皿に出す前から人を台所へ呼ぶ料理です。

レチョン(lechon)は、フィリピンをはじめスペイン語圏に広くある豚の丸焼き料理です。フィリピンでは誕生日、洗礼、クリスマス、町の祭り、親戚が集まる大きな日に登場します。丸ごとの豚を串に刺して炭火で回し焼きにする姿が有名ですが、日本の家庭でそれをそのまま再現するのは現実的ではありません。

この記事では、丸焼きの迫力ではなく、レチョンの芯を家庭オーブンに移します。皮付き豚バラ、または皮付き豚肩肉をロールにし、レモングラスとにんにくを中へ入れ、低温でゆっくり火を通し、最後に高温で皮を鳴らす作り方です。現地の祝い皿を小さくするのではなく、日本の台所で「皮、香り、酢だれ、ごはん」の流れを成立させます。

同じフィリピンの食卓なら、しょうゆと酢で煮るアドボ、細い春巻きのルンピアン・シャンハイ、焼き鶏のチキンイナサルと並べると、祝いの日の大皿感が出ます。脂の重さを逃がしたい日は、酸っぱいシニガンや、野菜の多いパンシット・カントンを横に置くと食べ疲れません。

名前について

Lechon はスペイン語由来の言葉で、フィリピンでは丸焼き豚を指すことが多い料理名です。セブ風レチョンはレモングラスや香味野菜を腹へ詰める説明でよく語られ、マニラ周辺では甘い肝臓ソースを添える食べ方も見られます。本記事では、検索しやすい日本語表記として「レチョン」を使います。


丸焼きではなく、家庭版で守る芯

現地の lechon baboy は、丸ごとの豚を長時間回し焼きにします。腹にはレモングラス、にんにく、ねぎ、月桂樹などを入れ、外側の皮を乾かしながら脂を落とし、最後に薄い皮をぱりっと仕上げます。家庭版で大事なのは、肉の大きさを変えても、その順番を崩さないことです。

日本で最も難しいのは、皮付きの豚肉です。スーパーでは皮なし豚バラが多く、皮付きは精肉店、業務用スーパー、通販、または中華食材店で探すことになります。皮がない肉でもローストポークとしてはおいしく作れますが、レチョンの「鳴る皮」は出ません。初回は無理に大きな塊を買わず、1.5〜2kgの皮付き豚バラか皮付き肩肉を狙うと扱いやすいです。

見るポイント 現地の丸焼き 家庭オーブン版
子豚または豚を丸ごと 皮付き豚バラ、皮付き肩肉
香り 腹へレモングラスや香味野菜を詰める 肉側に香味野菜を広げて巻く
火入れ 炭火で回し焼き 150℃の低温焼きから240℃の高温仕上げ
乾いた皮を脂で焼き切る 冷蔵庫で一晩乾かし、最後に高温で膨らませる
食べ方 大皿、白ごはん、ソース、祝いの席 小さめの大皿、酢だれ、パンシット、春巻き

皮をぱりっとさせるために、砂糖の多い甘だれは塗りません。砂糖はすぐ焦げ、皮の水分を呼び戻します。色はアナトー油で薄くつけ、酸味は酢だれで足す。この分業にすると、家庭オーブンでも失敗が減ります。


皮をぱりっとさせる分岐表

レチョンの失敗は、ほとんどが皮の水分と温度で説明できます。肉の味はよくても、皮が硬い板のようになる、逆にゴムのように残る。そんなときは、焼き時間より前日の状態を見直してください。

状態 原因 次回の直し方
皮がゴムっぽい 乾燥不足、低温焼き後の水分残り 冷蔵庫で一晩、網の上で裸のまま乾かす
皮が焦げた 砂糖や濃いタレを塗った、高温が長い 仕上げは酢とアナトー油だけ。2分ごとに見る
肉が硬い 高温から焼き始めた 150℃で中心75℃まで入れ、最後だけ高温にする
中がぬるい ロールが太い、温度計の位置が浅い 中心を2か所測り、85℃まで延長する
皮が厚く噛みにくい 皮付き肩肉の皮が厚い 切る前に皮だけ細かく割り、薄く切る

冷蔵庫で皮を乾かすと、見た目にはほとんど変化がありません。けれど、表面を触ると少しさらっとして、ペーパーに水分がつきにくくなります。この地味な一晩が、最後の10分を変えます。

失敗したときは、まず「前日乾燥、低温焼き、高温仕上げ」の順に疑います。皮へ穴を多く開ける方法もありますが、家庭オーブンでは脂が早く出すぎて天板で焦げ、煙の原因になります。皮は切らず、肉側にだけ1cm間隔で浅い切り込みを入れる。低温焼きで中心を先に仕上げる。最後に短時間だけ高温へ振る。この順番を守る方が、初回から再現しやすいです。


食べ方とフィリピン献立

切り分けたレチョンを酢だれ、バナナケチャップ、パンシット、ごはんと並べた食卓
レチョンは酢だれ、白ごはん、麺料理、春巻きと合わせると祝いの大皿になる

切ったレチョンは、まず酢だれで食べます。ココナッツビネガー、にんにく、玉ねぎ、唐辛子の sawsawan は、脂を切るための小鉢です。甘いソースだけで食べると重くなりやすいので、最初は酢だれ、次にバナナケチャップ、最後にごはんへ脂を少し移すくらいが食べやすいです。

フィリピンの祝い食卓に寄せるなら、前菜にルンピアン・シャンハイ、主食にパンシット・カントン、汁物にシニガンを小さく置くと、酸味、麺、揚げ物、豚肉の役割が分かれます。濃厚なカレカレビコール・エクスプレスと合わせる日は、レチョンの量を少なめにして、酢だれを強めにしてください。

残りを翌日に回すなら、シシグ風に刻むのもいい使い方です。皮を細かく刻み、玉ねぎ、唐辛子、カラマンシー、しょうゆ少量で炒めると、祝い料理の残りがつまみになります。朝食なら、にんにくを炒めたごはんにレチョンの小片をのせ、卵を添えると、アロスカルドとは違う力強い朝の一皿になります。

甘い締めは、もち米とココナッツのサピン・サピンが合います。レチョンの脂のあとに、冷たいココナッツ系の甘さが来ると、食卓がきれいに終わります。


保存と温め直し

保存容器に入れたレチョンと、別に置いた皮、温め直し用のトースター天板
残ったレチョンは肉と皮を分けると、温め直しで食感を戻しやすい

残ったレチョンは、粗熱を取ってから浅い容器に入れ、冷蔵で2日を目安に食べ切ります。皮を肉の上に密着させると水分を吸ってしまうので、できれば皮だけ別の小さな網かペーパーの上に分けます。冷凍はできますが、皮の食感はかなり落ちます。冷凍する場合は肉だけを1か月以内に使い、皮は早めに食べてください。

温め直しは、電子レンジだけで終わらせない方がうまくいきます。肉は電子レンジ600Wで1分ほど温め、皮はトースターまたはオーブン220℃で8〜10分焼きます。皮の表面が再びぱりっとし、油が小さくにじむ状態が目安です。焦げ始めたらすぐ取り出してください。

酢だれは清潔な容器に入れ、冷蔵で2日ほど使えます。にんにくや玉ねぎが入るので、常温に置きっぱなしにしません。翌日は、レチョンを細かく刻んで炒め麺に入れる、白ごはんへ混ぜる、卵焼きに入れるなど、脂を生かす料理へ回すと無駄がありません。


よくある質問

皮付き豚肉がありません。皮なしでも作れますか?

皮なしでも香味ローストポークとして作れますが、レチョンらしい皮の食感は出ません。皮なしで作る場合は高温仕上げを220℃で8分ほどに短くし、表面を焦がしすぎないようにします。料理名としては「レチョン風ロースト」に近くなります。

豚バラと肩肉はどちらが向いていますか?

皮付き豚バラは巻きやすく、脂が多いので失敗しにくいです。肩肉は肉感が強く、皮が厚いものがあります。初回は豚バラ、脂が重いと感じたら肩肉を試す順番がおすすめです。どちらも中心85℃を目標にし、厚みがある場合は低温焼きを30分延長します。

セブ風とマニラ風は何が違いますか?

ざっくり言えば、セブ風はレモングラスや香味野菜を詰めた豚そのものの香りを強く語られ、マニラ周辺では甘い liver sauce を添える食べ方も目立ちます。店や家庭でかなり違うので、この記事ではレモングラスを中に入れ、酢だれとバナナケチャップを横に置く家庭版にしています。

オーブンから煙が出ます。続けて大丈夫ですか?

黒い煙が出る場合は温度を下げます。天板の脂が焦げているなら、いったん取り出して焦げた脂を拭き、水を少し足してから戻します。高温仕上げは240℃で短く行いますが、家庭用オーブンの癖が強い場合は220℃で長めにしても構いません。扉越しに2分ごとに見ることが大切です。

肝臓ソースを作らないと本場らしくありませんか?

肝臓ソースはよく合いますが、家庭で必須ではありません。まずは酢だれをきちんと作る方が、脂の多いレチョンを食べやすくできます。甘い小鉢が欲しい日は、バナナケチャップに酢を少し混ぜるだけでも、フィリピンの食卓らしい方向へ寄せられます。

残った肉はどの料理へ回せますか?

細かく刻んで炒めると、シシグ風のつまみになります。麺に入れるなら、パンシット・カントンの具に少量足すと、豚の香りが麺へ移ります。白ごはんに混ぜる場合は、酢だれを少しかけると脂が重くなりません。


参考文献

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行レチョンの作り方|皮を鳴らすフィリピン祝い豚
URL
https://sekaigohan.com/recipes/southeast-asia/philippines/lechon
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月25日
主な参考リンク
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