透明なシロップがつやつやと光る、黄金色の南アフリカのねじり菓子コークシスター
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コークシスターの作り方|揚げたてを冷たいシロップに浸す南アフリカのねじり菓子

約14分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

シロップを煮る

手順1: シロップを煮る

鍋に砂糖2カップ、水1 1/4カップ、シナモンスティック、ジンジャーパウダー、クリームオブタータ、レモン果汁を入れます。中火で混ぜながら沸かし、沸いたら火を弱めて10分煮ます。

STEP 22 / 8

シロップを冷まして冷凍庫へ

手順2: シロップを冷まして冷凍庫へ

シロップを室温まで冷まします。浅い容器に移し、生地を作る間は冷凍庫に入れておきます。目指すのは、凍ったシロップではなく冷たいシロップです。

STEP 33 / 8

バターを粉にすり込む

手順3: バターを粉にすり込む

大きなボウルに小麦粉、塩、ベーキングパウダー、砂糖小さじ1/2を入れて混ぜます。バターを加え、指先ですり込んで、細かいそぼろ状にします。

STEP 44 / 8

生地をまとめて休ませる

手順4: 生地をまとめて休ませる

卵、牛乳、水1/4カップを混ぜ、ボウルに加えます。全体をまとめて生地の状態を見ます。まだ乾いているようなら、水を少し足します。柔らかくなめらかになるまでこね、ふたをして15分休ませます。

STEP 55 / 8

生地をのばして帯に切る

手順5: 生地をのばして帯に切る

生地を中くらいの厚さにのばします。厚いと柔らかく、薄いとさっくりした仕上がりになります。幅の細い帯を、長さ8〜10cmに切ります。

STEP 66 / 8

2本をねじり合わせる

手順6: 2本をねじり合わせる

帯を2本取り、ゆるく、むらなくねじり合わせます。両端をしっかりつまんで閉じ、ほどけないようにします。残りの帯も同じように作ります。

STEP 77 / 8

全体がむらなく黄金色になるまで揚げる

手順7: 全体がむらなく黄金色になるまで揚げる

深鍋に油を入れ、目安160〜170°Cの中温に熱します。煙が出るほど熱くしてはいけません。ねじった生地は何回かに分けて入れ、一度に入れるのは油面の半分程度までにします。途中で軽く返し、全体がこんがり黄金色になるまで揚げます。色づきが早すぎるときは火を弱め、まだ薄いときは待ちます。

最初の1回分が黄金色になったら、1個取り出して割ってみます。中心に粉っぽい生の生地が残っていたら、残りは少し火を弱めてもう少し長く揚げ、もう一度確かめます。

STEP 88 / 8

冷たいシロップに浸して仕上げる

手順8: 冷たいシロップに浸して仕上げる

熱いうちに、油から直接冷たいシロップへ、数個ずつ移します。シロップが温まってきたら、次の分を浸す前に冷凍庫へ戻して冷やし直します。

引き上げて、バットに載せた網の上で余分なシロップを落とします。お好みでココナッツと乾燥バラの花びらを散らします。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

17品目

材料

小麦粉、バター、卵、牛乳、砂糖、シナモン、しょうが、レモンをグループごとに並べたコークシスターの材料
生地とシロップにはそれぞれ砂糖と水を使います。量が大きく違うので、分けて計量してください
材料 分量 代替・備考
小麦粉(生地用) 2カップ 生地の骨格になる粉
塩(生地用) 小さじ1/4 味を引き締める
ベーキングパウダー(生地用) 小さじ2 膨らませる材料
砂糖(生地用) 小さじ1/2 生地には少量だけ入れる
バター(生地用) 大さじ2 冷たいものを、乾いた材料に指先ですり込む
卵(生地用) 1個 生地をまとめる
牛乳(生地用) 1/3カップ 液体
水(生地用) 1/4カップ。足りなければ追加 液体。生地の手ざわりを見て加減する
油 適量 揚げ油
砂糖(シロップ用) 2カップ シロップの甘み
水(シロップ用) 1 1/4カップ シロップの液体
シナモンスティック(シロップ用) 小片 香りづけ
ジンジャーパウダー(シロップ用) 小さじ1/4 香りづけ
クリームオブタータ(シロップ用) 小さじ1/4 シロップの配合の一部
レモン果汁(シロップ用・生搾り) 大さじ1 柑橘の酸味
ココナッツ(任意) 少々 仕上げ
乾燥バラの花びら(任意) 少々 仕上げ
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

コークシスター:揚げたてを、冷やしたシロップへ

このレシピで守りたい二つの対比

ゆるく手でねじって両端をしっかり留めた形と、熱い揚げ菓子が冷凍庫で冷やしたシロップに出会う温度差。この二つを守ります。

この菓子の見せ場は、揚げ終わりの一瞬にあります。こんがり黄金色になったねじり生地を油から引き上げ、そのまま冷凍庫で冷やしておいたシロップの鉢へ。南アフリカ英語辞典(Dictionary of South African English)も、揚げた直後に冷たいシロップへ浸すねじり形または編み形の揚げ生地、という流れでコークシスター(koeksister)を説明しています。

名前には紛らわしさがあります。南アフリカにはケープマレー系のコーシスター(koesister)という菓子もあり、発音はほとんど同じなのに別のお菓子です。こちらはふっくらしたスパイス入りの発酵生地を楕円に成形し、熱いシロップとココナッツで仕上げます。この記事で扱うのは、ねじって揚げ、冷たいシロップに浸すほうのコークシスターです。二つのレシピは混ぜないでください。

コークシスターとコーシスターの違い

コーシスターを取り上げたDaily Maverickの記事は、両者を別々の伝統として描いています。そこには、二つを対立させる必要はなく、それぞれに価値があると考える料理人の見方も紹介されています。

コークシスター(この記事) ケープマレーのコーシスター
形 ねじり形または編み形。ここでは2本の帯をゆるくねじる 楕円形
生地 ここではバターとベーキングパウダーを使った柔らかい生地。スパイスなし 発酵させたふっくらしたスパイス入り生地
シロップ 冷たいシロップに、揚げた直後に浸す 熱いシロップ
仕上げ ここではココナッツと乾燥バラの花びらは任意の提案 ココナッツ

このレシピについて

このレシピは、世界ごはん紀行編集部では試作していません。 分量と作り方は、Kerrygold South Africaが掲載している、@ataleofsauceandspiceによるレシピ1本に基づいています。ほかのレシピの分量は混ぜていません。

このレシピには書かれていない点がいくつかあり、推測では埋めていません。

  • カップ: カップの大きさが書かれていないため、分量は元のままカップと大さじ・小さじで示し、グラムやミリリットルへの換算はしません。
  • 小麦粉: 粉の種類は指定されていません。
  • バター: Kerrygold Original Irish Butterが挙げられています。ここでは単に「バター」と書きます。バターは塩分が銘柄によって違うので、選ぶものによって生地の塩加減が変わることがあります。
  • 仕上がりの個数と厚み: 個数も生地の厚みも書かれていません。
  • 時間: 揚げ時間も浸す時間も書かれておらず、どちらも分や秒の目安は示しません。
  • 保存: 保存、冷凍、温め直しについての記載がないため、ここでも案内しません。

揚げ油については、レシピ自体が「中温の油で黄金色になるまで」としか書いていないので、次の3点を別の資料で補っています。

  • 油温: 160〜170°Cという目安と、全体がこんがり黄金色になるまで揚げるという基準は、よく似たコークシスターのレシピ(Food & Home)によります。
  • 一度に入れる量と返し方: 油面の半分程度までにとどめ、途中で軽く返すのは、農林水産省が示している家庭の揚げ物の一般的な注意によります。
  • 火通りの確認: 一つ割って生の粉生地が残っていないか見るのは、編集部の目安です。裏づけとなる出典も数値もありません。

選び方と代用

  • クリームオブタータは探す手間がかかりそうな材料です。製菓材料店や通販を見てみてください。あってもなくてもよい飾りではなく、シロップの配合の一部として扱います。
  • シナモンスティック、ジンジャーパウダー、レモンは一般の店で手に入ります。果汁は、生のレモンを絞るのがいちばん手軽です。
  • 小麦粉は選ぶ人の判断になり、生地の硬さにも影響します。水の量は、目の前の生地の状態を見て決めてください。
  • ココナッツと乾燥バラは省いてかまいません。ここでは仕上げの一案で、菓子に欠かせない要素ではありません。
アレルゲン

このレシピには小麦(グルテン)、卵、乳が含まれます。揚げ油のラベルで、アレルゲンや混入の可能性も確認してください。アレルゲンを除いた配合は、確かな根拠がないため紹介しません。

道具

  • 鍋(シロップ用)
  • シロップを入れる、冷凍庫に入れられる浅い容器
  • 大きめのボウルと、かぶせるふた
  • めん棒と包丁
  • 揚げ用の深い鍋
  • 穴あきスプーン
  • 砂糖用または揚げ物用の温度計。油の状態を読む助けにはなりますが、揚げ時間は教えてくれません
  • バットに載せた網

つまずいたときに見るところ

ここにまとめたのは観察のポイントで、試して確かめた対処法ではありません。とくに割って確かめる方法は編集部の目安です。この種の菓子生地には、中心温度の公的な基準がないためです。

見えること 見るところ 対応
生地がまとまらない 水分が少ない 水を少し足し、柔らかくなめらかになるまでこねる
思ったより柔らかい、またはかたい 生地の厚み 次の回は、さっくりさせたいなら薄く、柔らかくしたいなら厚くのばす
油の中でねじりがほどける つまんだ両端 両端をもっとしっかりつまみ、ねじりをそろえる
外側だけ早く色づく 油が熱すぎる 火を弱める
色が薄いまま まだ時間が足りない 待つ。時計ではなく色で判断する
色にむらがある 入れすぎ、または返していない 油面の半分程度までにして、途中で返す
中心に生の生地が残る 揚げ足りない 残りは火を少し弱めて長めに揚げ、別の1個を割って確かめる
油から煙が出る 油が熱すぎる すぐに火を弱める
シロップが冷たく感じなくなった 熱い揚げ菓子を続けて浸した 次を浸す前に冷凍庫へ戻す

アレンジと、変えると何が変わるか

以下の変更は試していないため、調整した分量は示しません。どれも、上のレシピから仕上がりが離れていきます。

変更 影響すること 進め方
2本ねじりの代わりに3本の三つ編み 見た目、場合によっては食感 別バージョンとして扱う。ここの成形手順と写真は2本の帯
シナモンやしょうがを増やす シロップの香り 好みで変える。決まった分量はない
レモンの代わりに別の柑橘 香りと酸味 レシピにはない、編集部の提案
ココナッツなし 仕上げ全体の印象 省いてかまわない。ココナッツで仕上げるコーシスターと見た目で区別しやすくなる
特定の小麦粉を使う 生地の硬さ 生地をまとめるときの水加減を見る

名前と、南アフリカの食文化の中で

南アフリカ英語辞典は、この語の綴りとして koek sister、koeksuster、koesijster など複数の形を載せています。語源についてはオランダ語の koek やマレー語の kuih など複数の説が挙げられ、確定はしていません。編集部でも、ひとつの発祥地や起源の時期は確認できなかったため、断定しません。

辞書には比喩的な用法も載っていて、コークシスターがアフリカーナーの伝統や価値を連想させる場合があるとされています。この語が担う意味の広がりは分かりますが、菓子の歴史や、どの範囲の人々に共有されているかまでは、これでは決まりません。Daily Maverickが描く、日曜の朝の近所や家庭の場面は、ケープマレーのコーシスターについてのものなので、ここには当てはめません。

よくある質問

コークシスターとコーシスターはどう違いますか?

名前の似た、別の菓子です。ここで作るコークシスターは、ねじって揚げ、冷たいシロップに浸します。ケープマレーのコーシスターは、ふっくらしたスパイス入りの発酵生地を楕円に成形し、熱いシロップとココナッツで仕上げます。

シロップはなぜ冷たくするのですか?

冷たいシロップは、この菓子の定義と作り方の一部です。辞書の定義も、このレシピも、Food & Homeのレシピも、揚げた直後に冷たいシロップへ入れる流れで一致しています。このレシピでは、シロップが温まったら冷凍庫に戻すことも求めています。温度差が物理的に何をもたらすのかは断言しませんので、作り方の一部としてそのまま従ってください。

コークシスターは三つ編みですか、ねじりですか?

辞書には、ねじり形も編み形も載っています。このレシピは、3本の三つ編みではなく、2本の帯をゆるくねじって端を留める形です。

いくつできますか?

レシピには仕上がりの個数が書かれておらず、生地の厚みも帯の幅も決まっていないため、個数や人数は示しません。

南アフリカのほかの料理

もう一つの菓子と比べたい方は、コーシスターをどうぞ。塩味の料理なら、ボボティーやガツビーがあります。南アフリカの記事一覧もご覧ください。

主な参考リンク

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