ヴェトクック:黄金色の皮、ふんわりした中身、選べる具
揚げたてを割ったとき、小さな気泡のあるやわらかい中身で、中心に生の生地が残っていなければ成功です。時間だけで決めず、膨らみ、黄金色、断面で判断してください。
ヴェトクックは、黄金色にふくらんで油から上がってきます。割ると、やわらかい中身に小さな気泡が見えます。温かいうちに、カレーひき肉を詰めて食事にすることもできますし、バターとシロップを塗って甘いおやつにすることもできます。
この記事で使う酵母生地のレシピを紹介しているFoodleclubは、Vetkoekをアフリカーンス語で「fat cake」を意味する名前だと説明しています。学校のバザー、教会のバザー、家族の集まりで見かけるとも書いています。これは書き手ひとりが描く登場場面で、南アフリカ全体に当てはまる決まりではありません。
Foodleclubは、この分量で小〜中サイズが約10個できるとしています。このレシピは世界ごはん紀行編集部では試作していません。個数も下の時間も、実測の結果ではなく目安として受け取ってください。
道具
- 大きめのボウル
- 深くて厚手の鍋
- 揚げ物用の温度計(あれば)
- 長いトングまたは穴あきお玉
- 油を切るキッチンペーパー
- 手でこねない場合は、ドウフックをつけたスタンドミキサー
選び方と代用
小麦粉。 プレーンフラワー(オールパーパスフラワー)を使い、280gという重さを基準にします。粉の種類によって水の吸い方が違い、日本で売られているものを含め、ほかの粉との正確な換算は示せません。どの粉を使う場合も、水を少し残しておけば、生地の手触りで調整できます。
イースト。 南アフリカで売られている10gの袋を丸ごと入れず、インスタントドライイーストを7g量って使います。
油。 植物油を、量ではなく深さで決めます。その深さを安全に入れられる鍋を選んでください。
うまくいかないときは
| 起きたこと | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 中心に生の生地が残る | 楕円が厚すぎる。または油が熱すぎて外側が先に色づいた | 楕円をもっと薄く押し広げ、火を弱める。色に頼らず断面を確かめる |
| 油っぽい | 油の温度が低い、または鍋に入れすぎている可能性がある | 一度に揚げる数を減らし、バッチの間に温度が戻るのを待つ |
| 外側がすぐ濃く色づく | 油が熱すぎる | 火を弱め、油を煙が出るまで熱しない |
| 生地が硬い、粉っぽい | その粉に対して水が少ない | 次回は水を少しずつ加え、生地が吸う様子を見る |
| 生地がべたつく | 粉によって水の吸い方が違う | 粉は一度にたくさん足さず、少しずつ加える |
| 約1時間たっても2倍にならない | 部屋が寒い可能性がある | 温かい場所に置き、大きさとふんわり感で判断する |
ヴェトクックの食べ方
ここに挙げるのは盛り付けの例で、生地の一部ではありません。具の材料は、上の材料表に含まれていません。
- カレーひき肉。Foodleclubは、カレーひき肉を詰めたヴェトクックを食事として紹介しています。具は別のレシピで作ってください。
- バターとシロップ。Foodleclubは甘いおやつとしても挙げていて、EatOutはゴールデンシロップを添えて出しています。
- ジャムやはちみつ。Foodleclubは、ほかの甘い食べ方として挙げています。
- チキン、チーズ、何も添えない食べ方。Food & Homeは、温かいヴェトクックをひき肉、チキン、チーズと食べる例や、そのまま食べる例に触れています。
Foodleclubは、セルフレイジングフラワー(ベーキングパウダー入りの粉)とギリシャヨーグルトで作る手早い方法も紹介しています。イーストを使わない別の作り方なので、このレシピに入れ替えないでください。
ヴェトクックが食べられる場面
Foodleclubはヴェトクックを学校のバザー、教会のバザー、家族の集まりと結びつけ、EatOutは冬の午後の心休まる軽食として紹介しています。ひとつの場面に限らない食べ物だと分かりますが、どちらもこれを全国共通の決まった料理とは位置づけていません。
Food & Homeはレシピの題を「Vetkoek (Magwinya)」としているので、2つの名前が並んで出てくることがあります。ただし、あらゆる言語や地域でまったく同じだとは言えないため、その点は保留にしておきます。
レシピも一様ではありません。Food & Homeはこねずに作る硬めの生地で、ケーキフラワーを使い、1個約40gに成形します。EatOutはケーキフラワーにぬるま湯と牛乳を合わせ、酢を加え、生地玉から中サイズ8個を作ります。配合が違うので、Foodleclubの生地には混ぜていません。
Foodleclubはこの料理の起源についての説明も載せていますが、独立した裏付けが見つからないため、ここでは触れません。
ほかの料理も知りたいときは、カレーを別の種類のパンと合わせるバニーチャウや、別の甘い揚げ菓子コエシスターを含む南アフリカのレシピも見てください。
よくある質問
ヴェトクックとマグウィニャは同じものですか?
Food & Homeはレシピの題に2つの名前を並べていて、その文脈では同じ種類の揚げパンを指しうるようです。ただし、すべての言語や地域でどう使い分けられているかは分からないため、完全な同義語としては扱いません。
片面は本当に何分必要ですか?
Foodleclubの手順は片面4〜5分としていますが、同じページには調理時間20分とも書かれていて、両者がきれいに合いません。1回に揚げる数やヴェトクックの大きさも説明されていないので、片面の時間は目安として扱い、総調理時間は示しません。見るべきなのは、ふくらみ、黄金色、中心に生の生地がないことです。
生地の厚さはどのくらいにしますか?
Foodleclubの手順では約1/4インチで、補足では1cm前後も認めています。その範囲に収めてください。厚すぎると中心が生のまま残ることがあります。
温度計なしで揚げられますか?
はい。Foodleclubの方法は、生地の小さなかけらを落とし、静かに泡立って浮くかを見るものです。油の準備ができた合図に煙を使ってはいけません。鍋のそばを離れないでください。
イーストなしでも作れますか?
Foodleclubのセルフレイジングフラワーとギリシャヨーグルトの方法は別のレシピです。この生地からイーストを抜いたり、ほかのものに置き換えたりすることは、ここでは扱っていません。
残ったものは取っておけますか?
揚げたてをその日のうちに食べることをおすすめします。Foodleclubのページには保存のアイデアがありますが、家庭向けブログの提案で、公的な食品安全の情報とは照合できなかったため、保存期間、冷凍の方法、再加熱の温度は示しません。残ったものは、厚生労働省が示す家庭での食中毒予防の原則(付けない、増やさない、やっつける)に従ってください。
栄養成分は載せないのですか?
Foodleclubのカロリー値は同サイト独自の計算で、油の吸収量や前提のサイズがはっきりしません。確かな数値としては転載していません。













