柱侯の牛腩と大根、沙嗲魚蛋、蝦雲吞、菜芯をのせた香港の車仔麵
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香港の車仔麵(カートヌードル)の作り方|柱侯の牛腩と大根、沙嗲魚蛋、蝦雲吞、菜芯をのせる油麵

約16分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 10

牛腩を解凍して下茹でする

手順1: 牛腩を解凍して下茹でする

冷凍の牛腩2ポンドは、0〜4°Cの冷蔵庫で完全に解凍します。室温に置かず、生の肉を水で洗わないでください。鍋に冷たい水と牛腩、青ねぎ3本、下茹で用のしょうが4枚を入れ、沸騰させて5分ゆでます。火を止めてふたをし、5分置きます。湯を捨てて水気を切ります。生の牛肉とそれに触れた道具は、火が通った食べ物から離しておきます。

STEP 22 / 10

大根を下煮して、煮汁を取っておく

手順2: 大根を下煮して、煮汁を取っておく

大根は皮をむき、大きさをそろえて切ります。水300mlと少量の氷砂糖で、中火で5分煮ます。火を止めてふたをし、10分置きます。大根を取り出してよけておき、大根の煮汁は煮込み用に取っておきます。

STEP 33 / 10

柱侯だれの煮込みを組み立てる

手順3: 柱侯だれの煮込みを組み立てる

Instant Pot IP-DUO60V2なら、炒める(Saute)機能を使います。少量の油で炒め用のしょうが4枚を炒め、柱侯醬大さじ3を加えて炒めます。下茹でした牛腩を加えてよく混ぜます。取り置いた大根の煮汁に水を足して、合わせて700mlにしたものを注ぎます。蠔油大さじ2と氷砂糖10gを加えるのは、そのあとです。

大根の下煮に使った300mlと、この合計700mlは別のものとして考えてください。ここで使う氷砂糖10gは大根に使った少量とは別なので、二つの分量を一度に入れないでください。

STEP 44 / 10

二段階で圧力をかける

手順4: 二段階で圧力をかける

高圧で30分加圧します。IP-DUO60V2では、その後は弁を開けて圧力を抜きます。圧力が残っているうちは、絶対にふたを開けないでください。

下煮した大根を加え、さらに高圧で5分加圧します。そのあとキャンセルを押し、自然に圧力が抜けるまで20〜25分置きます。二つは別の抜き方なので、混同しないでください。

製造元の現行マニュアル一覧からリンクされているのは、Duo V5の説明書です。旧型のIP-DUO60V2との互換性は確認できていません。V5の最少液量や弁の操作を、V2に当てはめないでください。別の圧力鍋を使う場合は、その機種の説明書に従います。このレシピには、直火式の圧力鍋や別の機種への換算はありません。

STEP 55 / 10

沙嗲魚蛋を作る

手順5: 沙嗲魚蛋を作る

揚げ魚蛋1ポンドを洗い、沸騰した湯でさっと茹でて、表面の油を流します。冷凍の場合はパッケージの指示に従ってください。香港食品安全センターは、魚蛋のような小さな食品は、商品が許せば凍ったまま調理できる場合があるとしています。

油大さじ2の半量を熱し、玉ねぎを塩小さじ1/2と一緒に柔らかくなるまで炒めて、片側に寄せます。残りの油、にんにくのみじん切り小さじ1、沙嗲醬40gを加えて、弱火で炒めます。水200mlと砂糖小さじ2を加え、中火でふつふつと静かに煮立てます。魚蛋を入れ、たれが煮立つまで加熱します。魚蛋がふくらんだら火を止め、ふたをして1時間置き、味を含ませます。

この1時間は味を含ませるためだけの時間で、魚蛋を安全な温度に保つものではありません。ふくらんだことは火が通った目安にならないので、温度計で中心温度を確認してください。

STEP 66 / 10

菜芯を余熱で仕上げ、茹で汁を計る

手順6: 菜芯を余熱で仕上げ、茹で汁を計る

菜芯は花を摘み取り、茎を洗います。新しい鍋の水を沸かして、油と塩を適量加えます。菜芯を入れて火を止め、5分置きます。5分置き終えてから菜芯を取り出し、茹で汁を200ml計って取り分けます。足りない分を水で補わないでください。

STEP 77 / 10

蝦雲吞に火を通す

手順7: 蝦雲吞に火を通す

市販の生の蝦雲吞10個は、パッケージの指示に従って茹でます。2分、浮いてくるまで茹でて取り出します。この時間は目安にとどめてください。浮いただけでは火が通った証拠にならないので、中心が75°C以上で30秒保たれているか確認します。雲吞の茹で湯は捨てます。湯底には使いません。

STEP 88 / 10

油麵をほぐして洗う

手順8: 油麵をほぐして洗う

油麵1200gに熱湯をかけて、表面の油を洗い流します。そのあと冷水に通し、しっかり水を切ります。パッケージに調理方法があれば、それも確認してください。

STEP 99 / 10

鶏湯と菜芯の茹で汁で麵を温める

手順9: 鶏湯と菜芯の茹で汁で麵を温める

鍋に菜芯の茹で汁200mlと、すでに火が通っている蒸し鶏の残りの鶏湯200mlを入れます。麵を加えて強火で沸かし、火を止めます。ほかの液体はここでは加えません。牛腩や魚蛋のたれも入れないでください。麵を4つの丼に分け、残った湯を丼に分け入れます。

深いスープではなく、少なめの湯です。1杯あたりの決まった量はありません。

STEP 1010 / 10

具を重ね、柱侯の煮汁で仕上げる

手順10: 具を重ね、柱侯の煮汁で仕上げる

丼ごとに、麵と湯の上へ次の順にのせます。牛腩と大根 → 沙嗲魚蛋 → 火を通した蝦雲吞 → 菜芯。各具を丼にどれだけ入れるかは好みで決めます。

具をすべてのせたら、牛腩の柱侯の煮汁を好みで少量、仕上げのたれとして加えます。沙嗲だれは魚蛋にからめたままにして、丼全体に追加しないでください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

26品目

材料

油麵、牛腩、大根、揚げ魚蛋、菜芯、蝦雲吞と調味料
麵・雲吞・菜芯の材料と、牛腩と魚蛋の材料。生の牛肉は別に分けておく
材料 分量 代替・備考
広東式の油麵(油麵) 1200g 主な丼:麵。洗ってから鶏湯で温める
市販の生の蝦雲吞(現成鮮蝦雲吞) 10個 主な丼:具。専用の湯で火を通す
菜芯 1ポンド 主な丼:青菜の具。茹で汁は湯底の一部になる
菜芯の湯に入れる油と塩 適量 主な丼:菜芯の鍋に加える
蒸し鶏を作ったときの残りの鶏湯(自家製蒸雞剩下雞湯) 200ml 主な丼:麵を温める、すでに火が通った澄んだ湯
菜芯の茹で汁(烚菜芯水) 200ml 主な丼:菜芯の鍋から計る。湯底のもう半分
冷凍の牛腩(急凍牛腩條) 2ポンド 牛腩の仕込み:主な肉の具
白大根(白蘿蔔) 1本(600g) 牛腩の仕込み:下煮してから牛腩と仕上げる
青ねぎ(青蔥) 3本 牛腩の仕込み:牛肉の下茹で用
しょうが(下茹で用) 4枚 牛腩の仕込み:牛肉の下茹で用
水(大根の下煮用) 300ml 牛腩の仕込み:大根の下煮。この煮汁は取っておく
氷砂糖(冰糖、大根用) 少量 牛腩の仕込み:大根の下煮
しょうが(炒め用) 4枚 牛腩の仕込み:煮込みの最初に炒める
油(しょうがを炒める用) 適量 牛腩の仕込み:煮込みの最初にしょうがを炒める
柱侯醬 大さじ3 牛腩の仕込み:煮込みの主なたれ
取り置いた大根の煮汁と水 合わせて700ml 牛腩の仕込み:煮汁。二つの内訳は好みで
蠔油(オイスターソース) 大さじ2 牛腩の仕込み:調味。煮汁を入れたあとに加える
氷砂糖(煮込み用) 10g 牛腩の仕込み:調味。煮汁を入れたあとに加える
揚げ魚蛋(炸魚蛋) 1ポンド 魚蛋の仕込み:二つ目の具
玉ねぎ 1個 魚蛋の仕込み:最初に柔らかく炒める
塩 小さじ1/2 魚蛋の仕込み:玉ねぎと一緒に火を通す
油(煮食油) 大さじ2(半量ずつに分ける) 魚蛋の仕込み:半量は玉ねぎ、残りはにんにくと沙嗲醬に使う
にんにくのみじん切り(蒜蓉) 小さじ1 魚蛋の仕込み:沙嗲醬と一緒に炒める
沙嗲醬 40g 魚蛋の仕込み:魚蛋にからめるたれ
水(清水) 200ml 魚蛋の仕込み:沙嗲だれの水分。麵の湯底には使わない
砂糖 小さじ2 魚蛋の仕込み:沙嗲だれ

麵は4人分です。牛腩と魚蛋は一回分をまとめて作ります。牛腩2ポンドに大根600g、揚げ魚蛋1ポンドです。1杯にのせる牛腩と魚蛋の量は好みで決めます。全量を4杯で使い切る必要はなく、1杯あたりの決まった量もありません。

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車仔麵は、鍋を並べて組み立てる一杯

この一杯で守ること

具は二つの鍋で別々に仕込みます。柱侯醬で煮る牛腩と大根、そして沙嗲だれの魚蛋です。麵は最後に少なめの湯へ入れ、具は決まった順に重ねます。

黄色い油麵は、湯で表面の油を流し、冷水にくぐらせてから、少なめの鶏湯と菜芯の茹で汁で沸かします。コンロのそばには、柱侯醬で煮た牛腩と大根の鍋と、沙嗲だれで煮た魚蛋の鍋が、別々の鍋で控えています。丼に先に麵を入れ、具をひとつずつ重ねていきます。

この料理は、香港では車仔麵、英語ではcart noodlesと呼ばれます。名前は、客が麵にのせる具を選んだ移動式の木製カートに結びついています。

香港観光局(Hong Kong Tourism Board)は、車仔麵を移動式の木製カートで出される麵とし、具を食べる人が選ぶものだと説明しています。同じ選ぶ形は、今の座席のある麵店にも続いているそうです。Man Kee Cart Noodleでは、今も麵、具、野菜を選べます。

家庭の台所には、カート一台分の選択肢は置けません。家庭版では選べる範囲を絞ることが多く、このレシピも具の組み合わせを一組に固定して、ほかの具には広げません。広東式の油麵、柱侯醬で煮た牛腩と白大根、沙嗲魚蛋、蝦雲吞、菜芯です。AA mamaの4人分の家庭レシピと、同じ著者がリンクしている牛腩と魚蛋のレシピに沿っています。世界ごはん紀行では、このレシピ全体の試作は行っていません。


道具

  • Instant Pot IP-DUO60V2の電気圧力鍋、または手持ちの圧力鍋(その機種の説明書に従って使う)
  • 牛肉を下茹でする鍋と、湯を切るざる
  • 大根を下煮する小鍋と、大根の煮汁を取り置く計量カップ
  • 沙嗲魚蛋を煮る、ふた付きの鍋
  • 菜芯を湯に通す鍋と、茹で汁を計る計量カップ
  • 雲吞を茹でる鍋と穴あきお玉
  • 麵の水を切る大きめのざる
  • 麵を湯で温める鍋
  • 食品用の温度計
  • 4人分の丼
  • 生の牛肉用のまな板と道具は、ほかと分ける

選び方と代用

油麵、菜芯、炸魚蛋、現成鮮蝦雲吞、柱侯醬、沙嗲醬は、中華食材店で探します。商品名とパッケージの表示を確かめながら選んでください。麵、雲吞、魚蛋は、それぞれのパッケージにある保存方法と調理方法を読み、それに従います。

三つのたれは役割が違います。牛腩の鍋には柱侯醬と蠔油、魚蛋には沙嗲醬だけを使います。沙嗲醬は魚蛋用です。この料理には薄口・濃口の醤油は使いません。柱侯醬は醤油やオイスターソースとは別の調味料なので、互いに置き換えないでください。

このレシピは、どの材料についても代用品や比率を定めていません。似た麵や青菜、蒸し鶏の残りの鶏湯の代わりになるものも同じです。材料が見つからない場合に、確認できている置き換えはありません。

アレルゲン

アレルゲンは商品ごとに違います。アレルギーのある人に作るときは、雲吞、魚蛋、麵、沙嗲醬、柱侯醬のラベル(同じ工場で製造している旨の表示も含む)を、調理の前に確認してください。

うまくいかないとき

状況 意味すること 対処
湯が少なく見える このレシピは、4杯に鶏湯200mlと菜芯の茹で汁200mlしか使わない この版はそういう作りです。水やだしを足して深いスープにしない
魚蛋はふくらんだが、火が通ったか不安 ふくらみは安全の判断材料にならない 温度計で中心を確認する。75°C以上で30秒、パッケージの指示にも従う
雲吞が浮いている 浮いたことは安全の判断材料にならない 出す前に温度計で中心を確認する
圧力鍋がIP-DUO60V2ではない 著者の時間と圧力の抜き方は、その機種のもの 手持ちの機種の説明書に従い、圧力が残っているうちは絶対に開けない
蒸し鶏の残りの鶏湯がない レシピは、すでに火が通った残りの鶏湯を指定している その作り方も代用品も、レシピでは確認できていない
味が重なって濃く感じる 二つのたれを両方、丼に加えたかもしれない 仕上げは柱侯の煮汁だけにして、沙嗲だれは魚蛋に残す

アレンジ

著者の主なレシピは、仕上げのたれを牛腩の煮汁か魚蛋の煮汁のどちらかから好みで選べるようにしています。この版は柱侯の牛腩の煮汁を選び、両方は加えません。沙嗲の煮汁のほうが好みなら、柱侯の煮汁の代わりに使い、足さずに入れ替えてください。

車仔麵は選ぶことが身上なので、食卓では用意した具から、それぞれが好きなだけ取り分けられます。ほかの具は別のレシピの話で、ここでは扱いません。

木製のカートから食堂へ

香港観光局によれば、車仔麵は移動式の木製カートから生まれた形です。具は注文に応じて選ばれ、麵にのせられました。その選ぶ形は今の座席のある店にも続いていて、Man Keeのようなメニューでは、麵、具、野菜を選べます。

家庭では、選択肢はコンロに収まる分に絞られます。このレシピのように具を別々の鍋で仕込めば、家庭の台所でもカートの気分を残せます。食べる人がそれぞれ、自分の丼を組み立てるからです。

よくある質問

1杯に、牛腩、魚蛋、湯はどれくらい入れますか?

著者は示していません。主なレシピは、牛腩と魚蛋の量を好みに任せています。湯は鶏湯200mlと菜芯の茹で汁200mlを4つの丼で分けるだけで、1杯あたりの量はありません。牛腩と魚蛋のレシピは一回分をまとめて作るもので、4杯で使い切る必要があるとは書かれていません。

牛腩に醤油で味をつけてもいいですか?

これらのレシピは、牛腩に柱侯醬と蠔油、魚蛋に沙嗲醬を使います。薄口・濃口の醤油は入っておらず、柱侯醬は醤油とは別の商品です。

牛腩はコンロや別の圧力鍋でも作れますか?

著者の時間と圧力の抜き方は、Instant Pot IP-DUO60V2のものです。ふつうの鍋や別の機種への換算はありません。別の圧力鍋を使う場合は、その機種の説明書に従ってください。

レシピによっては牛腩を室温で解凍するとありますが、そうしてもいいですか?

いいえ。香港食品安全センターに従い、肉は0〜4°Cの冷蔵庫で解凍し、生の牛肉は洗いません。生の肉は、火が通った食べ物から離しておきます。

麵はなぜ、熱湯で洗ってから冷水に通すのですか?

熱湯で表面の油を洗い流し、そのあと冷水に通してから水を切ります。麵は、出す直前に湯でもう一度温めます。

主な参考リンク

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