鶏肉、中国ソーセージ、しいたけを載せ、青ねぎを散らして土鍋のまま供した煲仔飯
🔪下準備20分
🔥調理35分
🌍料理香港料理

香港の煲仔飯の作り方|鶏肉と中国ソーセージの土鍋ご飯

約17分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 8

米、ソーセージ、しいたけを別々に準備する

手順1: 米、ソーセージ、しいたけを別々に準備する

長粒米10オンスを、そのつど新しい水に替えながら3回洗います。沸騰した湯をかぶるまで注いで10分浸し、浸し湯は捨てて米をしっかり水切りします。この湯は炊飯には使いません。あとで、別に沸かした新しい水を11オンス量って使います。

中国ソーセージ2本をすすぎ、丸ごと熱湯に浸します。切らないでください。2本とも、加熱が終わるまで丸ごとのままです。

乾燥しいたけ1オンスを耐熱ボウルに入れ、かぶる程度に熱湯を注いで約10分戻します。この戻し汁は、米にも鶏肉のマリネにも入れません。

STEP 22 / 8

鶏肉を切り、野菜を準備する

手順2: 鶏肉を切り、野菜を準備する

骨付きのもも肉は、骨ごと約1〜2インチに切ります。ドラムスティック部分が含まれているときも、同じ大きさに切ります。むね肉は半分に切り、厚さ約1/2インチにスライスします。

戻したしいたけは軸を取り、傘を三つに切って水気を絞ります。エシャロットとしょうが大さじ1はみじん切りにします。青ねぎ2本は刻み、仕上げ用に取っておきます。生の鶏肉に触れていないまな板と包丁(またはよく洗ったもの)を使ってください。青ねぎは鶏肉には入れません。

STEP 33 / 8

鶏肉に、油なしのたれを先に絡める

手順3: 鶏肉に、油なしのたれを先に絡める

鶏肉はキッチンペーパーで水気を押さえ、むね肉ともも肉をまとめてボウルに入れます。別のボウルで、しょうゆ(大さじ1)、オイスターソース(大さじ2)、塩(小さじ1/2)、砂糖(小さじ1)、コーンスターチ(大さじ1)、水(大さじ3)、料理酒(小さじ1)、白こしょう(小さじ1/4)を混ぜます。このたれを鶏肉に均一に絡めます。

鶏肉にたれが絡んでから、みじん切りのエシャロットとしょうがを加えて混ぜ込みます。くせのない油もごま油もまだ入れません。

STEP 44 / 8

しいたけのマリネと卓上ソースを作る

手順4: しいたけのマリネと卓上ソースを作る

戻したしいたけに、オイスターソース(大さじ1/2)、砂糖(小さじ1)、コーンスターチ(小さじ1/2)を合わせて和えます。このボウルは鶏肉とは別にしておきます。

別の小さなボウルで卓上ソースを混ぜます。オイスターソース(大さじ1)、しょうゆ(小さじ1)、たまりしょうゆ(小さじ1)、砂糖(小さじ1)です。鍋に入れるのは最後に数回かけ回す程度で、残りは別添えにします。

STEP 55 / 8

米を炊き始め、そのあと鶏肉に油を加える

手順5: 米を炊き始め、そのあと鶏肉に油を加える

水を切った米を土鍋に入れ、油小さじ1を混ぜます。新しく沸かした湯11オンスを注いでふたをし、中火にかけます。土鍋は強火にしません。

米を炊いているあいだに、鶏肉のボウルにくせのない油大さじ1とごま油大さじ1を加えて混ぜます。この2つの油は鶏肉だけに入れ、米には入れません。

ガス火が推奨されています。電気コンロの場合は、土鍋とコンロの天板のあいだにすき間をあけてください。

STEP 66 / 8

具を米にのせて、パチパチという音を待つ

手順6: 具を米にのせて、パチパチという音を待つ

鍋が沸騰しそうになったら、ふたを取ります。米がさらに水を吸うまで中火のまま加熱し、必要なら米を静かに動かしてならします。

米の両側に、丸ごとのソーセージを1本ずつのせます。生の鶏肉を米の上に均一に広げ、その上にしいたけを重ならないように散らします。事前に別の鍋で加熱する具は一つもありません。

ふたをして弱火にし、パチパチという音が聞こえ始めるまで5〜10分加熱します。

STEP 77 / 8

ふたをしたまま、2巡でおこげを作る

手順7: ふたをしたまま、2巡でおこげを作る

パチパチという音がしたら、中火にします。熱い鍋を、乾いたタオル、オーブンミット、鍋つかみでしっかりつかみます。ふたをしたまま、鍋の片側が炎に近づくように傾けて約2分。次に反対側も約2分行います。

火を弱火に戻します。ふたを閉じたまま、ふたの縁に沿って油大さじ2を回しかけ、弱火で2分、再びジュージューと音がするまで加熱します。

そのあと、ふたをしたまま最初の1巡を繰り返します。片側を約2分、反対側を約2分です。

STEP 88 / 8

青ねぎを散らして火を止め、食卓で仕上げる

手順8: 青ねぎを散らして火を止め、食卓で仕上げる

刻んだ青ねぎを鍋に散らしてから、火を止めます。土鍋は加熱後もとても熱いままです。耐熱の台に置き、食卓の人にも熱いことを伝えてください。

ここで初めてソーセージを取り出し、食卓か調理台で切って、ご飯の上に戻します。卓上ソースを数回かけ回して鍋に加え、残りは小さな器に入れて添えます。

上の時間とパチパチという音は、各段階の加熱の目印です。これだけでは、鶏肉の中まで火が通ったことは確認できません。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

28品目

材料

長粒米、丸ごとの中国ソーセージ、乾燥しいたけ、鶏肉、香味野菜と、グループごとに分けた調味料
調味料のグループも油も、それぞれ別の器に分けておく

オイスターソース、砂糖、油のように、同じ材料が表に何度か出てきます。それぞれに役割と分量があります。別々に量って、混ぜ合わせないでください。

材料 分量 代替・備考
長粒米(タイ香り米を推奨) 10オンス 主材料。3回洗い、沸騰した湯に10分浸して水を切る
中国ソーセージ 2本 主材料。丸ごと熱湯に浸し、加熱が終わるまで丸ごとのまま
乾燥しいたけ 1オンス(乾燥時の重さ) 主材料。熱湯で約10分戻す
鶏むね肉 1枚 主材料。厚さ約1/2インチに切る
骨付き鶏もも肉 1本 主材料。骨ごと約1〜2インチに切る
エシャロット 1個 香味。みじん切りにし、鶏肉にたれを絡めてから加える
しょうが 大さじ1 香味。みじん切りにし、エシャロットと一緒に加える
青ねぎ 2本 仕上げ専用。刻んで鶏肉とは別にしておく
しょうゆ 大さじ1 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
オイスターソース 大さじ2 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
塩 小さじ1/2 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
砂糖 小さじ1 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
コーンスターチ 大さじ1 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
水 大さじ3 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
料理酒 小さじ1 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
白こしょう 小さじ1/4 鶏肉のマリネ(最初のコーティング)
くせのない油 大さじ1 米を炊き始めてから鶏肉に加える
ごま油 大さじ1 米を炊き始めてから鶏肉に加える
オイスターソース 大さじ1/2 しいたけのマリネ
砂糖 小さじ1 しいたけのマリネ
コーンスターチ 小さじ1/2 しいたけのマリネ
オイスターソース 大さじ1 卓上ソース
しょうゆ 小さじ1 卓上ソース
たまりしょうゆ 小さじ1 卓上ソース
砂糖 小さじ1 卓上ソース
油 小さじ1 水を切った鍋の中の米に混ぜる
沸騰した湯(新しいもの) 11オンス 炊飯用の水。浸し湯を捨てたあとに新しく量る
油 大さじ2 おこげ用。閉じたふたの縁に回しかける
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

煲仔飯 — ふた付きの鍋、パチパチという音、底のおこげ

この鍋で守ること

浸し湯と炊飯用の水は分けておきます。油も、入れるタイミングごとに分けます。2本のソーセージは加熱が終わるまで丸ごとのままにして、おこげを作る2巡のあいだ、ふたは閉じたままにします。

香港政府観光局は、テンプル・ストリートを夜遅くまで食事が楽しめる場所として紹介し、ジュージューと音を立てる煲仔飯(土鍋ご飯)をこの通りで味わうべき地元の料理に挙げています。煲仔飯はテンプル・ストリートを代表する名物だと述べ、通りにある店のひとつ Hing Kee では、炭火のコンロで炊く60種類以上の煲仔飯を出していると伝えています。観光局はこの炭火に、燻したような香りがあるとしています。

この記事でたどるのは、家庭の台所で作る一つのバージョンです。Made With Lau の Daddy Lau による「Clay Pot Rice」で、長粒米の上に鶏肉、中国ソーセージ、乾燥しいたけをのせます。このページは料理を煲仔飯(bo zai fan とも表記)と呼び、広東料理だと説明し、鍋底にできる焦げたご飯を 飯焦(faan6 ziu1)と紹介しています。煲仔飯の作り方のひとつであって、香港の唯一の標準というわけではありません。また、炭火では炊きません。

出典と所要時間について

このレシピのページは、キッコーマンが一部協賛していると明記しています。ページに載っているのは、4人分、準備20分、調理35分、合計55分です。これはそのページの掲載値です。ページには、鶏肉用の大さじ1の油の種類(くせのない油は編集部の選択です)も料理酒の種類も書かれていません。鶏肉のマリネ時間、ソーセージの浸水時間、米を浸す水の量、鶏肉の切り身やエシャロットの重量の記載もなく、ここでも補っていません。このレシピは編集部で試作しておらず、上の時間も今回の記事のために測ったものではありません。コンロや土鍋によって結果は変わることがあります。

煲仔飯と香港の食卓

煲仔飯は、炊くのも食べるのも同じ鍋です。まずご飯を炊き、途中で具をのせます。そのあと鍋底の熱でおこげができます。観光局のテンプル・ストリートの紹介は、その一面をよく伝えています。夜遅くまで食べる人でにぎわう通りで、1軒の店が炭火のコンロで何十種類ものバリエーションを出しているのです。ただしこれは飲食店の一例です。どの店も、どの家庭も炭火を使うという意味ではありません。

出版されているレシピを見ても、土鍋ご飯が作り手によって大きく変わることが分かります。Tony Tan の料理書からの抜粋を Broadsheet が再掲した版では、骨なしの鶏もも肉をマリネし、塩漬けの魚を使い、具を先に炒めて取り出してから米を入れます。Broadsheet は、香港各地にバリエーションがあるとも書いています。The Woks of Life の家庭のレシピでは、米を鍋の中で1時間浸し、その浸し水のまま炊きます。具は塩漬けの豚バラ肉と甘い中国ソーセージで、ソースも別のものです。これらは分量も順序も異なる、それぞれ独立したレシピです。同じ料理でも版がいくつもあることを示す例として挙げただけで、手順や材料は下のレシピに取り入れていません。

ここで紹介する版は、そのどちらとも違う道をたどります。米は沸騰した湯に浸し、その浸し湯は捨てます。鶏肉は、マリネしたあと生のまま米にのせます。ソーセージは、鍋を火からおろすまで丸ごとのままです。煲仔飯がいつ、どこで始まったのか、家庭でどれくらい広く作られているのか、このレシピが香港の台所でどれくらい典型的なのかは、使った資料からは分かりません。そのため、この記事ではそれらには触れません。


道具

  • ふた付きの土鍋
  • ざる
  • 米、ソーセージ、しいたけをそれぞれ浸すための耐熱ボウル
  • 鶏肉のマリネ、しいたけのマリネ、卓上ソース用の小さなボウルを数個
  • まな板と包丁。青ねぎ用には、生の鶏肉に使っていないまな板と包丁(または鶏肉のあとによく洗ったもの)を別に用意する
  • キッチンペーパー
  • 熱い土鍋をつかんで傾けられる、丈夫な乾いたタオル、オーブンミット、鍋つかみ
  • 混ぜたり、米をならしたりするスプーン

選び方と代用

  • 米: 長粒米を使います。タイ香り米が推奨されています。以下の分量と時間は長粒米を前提にしているので、ほかの種類には替えないでください。
  • コーンスターチ: 鶏肉のマリネにもしいたけのマリネにも入ります。別のでんぷんに黙って替えて、同じ仕上がりになると考えないでください。
  • 料理酒: 鶏肉のマリネには料理酒小さじ1を使います。
  • 鶏肉に加える油: くせのない油大さじ1とごま油大さじ1を使います。
  • 中国ソーセージ、乾燥しいたけ、オイスターソース、たまりしょうゆ: 記載のとおりに使います。代用品はここでは提案していません。

うまくいかないとき — 作り方の中の確認点

このバージョンでうまくいかなくなる原因の多くは、本来分けておくものを混ぜてしまうことにあります。鍋を火にかける前と加熱中に、次の点を確認してください。

確認する点 この作り方では このバージョンで大切な理由
鍋に入っている水はどれか 浸し湯は捨て、新しい沸騰水11オンスを量って入れる 浸し湯ではなく、新しい水を前提に組み立てられている
鶏肉に油を入れた時点 米が炊き始まってから。最初のコーティングには入れない 最初のコーティングは油なしが前提
どの油か 米に小さじ1、鶏肉にくせのない油大さじ1とごま油大さじ1、ふたの縁に大さじ2 油ごとに分量とタイミングが決まっている
ソーセージ 丸ごと米にのせ、加熱後に初めて切る 加熱中はずっと丸ごとのまま
弱火でまだ音がしない 5〜10分。パチパチと音がし始めるまで 音が、おこげの工程へ進む合図
おこげの工程のふた 2巡の傾けも、ふたの縁の油も、ふたは閉じたまま おこげを作る工程はすべてふたをして行う
ソースを入れた量 数回かけ回す程度。残りは別添え 全量を鍋に入れるものではない

出会うかもしれない、ほかのバージョン

ほかの煲仔飯のレシピを見ると、塩漬けの魚、塩漬けの豚バラ肉、鶏のだし、先に炒めた具、浸し水のまま炊く米などが出てきます。上で触れた Tony Tan と The Woks of Life のレシピは、その2つの例です。これらは、それぞれの分量と順序で組み立てられた別のレシピです。試してみたいときは、その一部をこのレシピに混ぜるのではなく、そのレシピを最初から最後まで通して作ってください。

よくある質問

なぜ浸し湯を捨てるのですか?

このレシピがそう書いているからです。米は沸騰した湯に10分浸し、その湯は捨て、新しい沸騰水11オンスを量って鍋に入れます。ほかのレシピには浸し水のまま米を炊くものもありますが、このレシピは違います。

最初から油もたれに全部入れてもいいですか?

このバージョンではしません。鶏肉には、まず油の入っていないたれを絡めます。くせのない油とごま油は、米を炊き始めてから入れます。米用の油とふたの縁の油は、それぞれ別です。

ソーセージは加熱前に切る必要がありますか?

いいえ。2本とも丸ごとのまま、米の両側に1本ずつのせます。加熱後に切って、上に戻します。

なぜ鶏もも肉を洗うのですか?

このレシピの作者が、骨ごと切ったあとに骨片がないか確かめるために行っている方法です。ここでは骨片を探すための作者のやり方として紹介しているだけで、衛生のための工程ではありません。骨片がすべて取り除けるという保証もありません。

卓上ソースは鍋にどれくらい入れますか?

数回かけ回す程度を鍋に入れ、残りは別に出す、とレシピは書いています。鍋に入れる正確な量も、1人あたりの量も示されていません。

時間は自分のコンロと鍋でも通用しますか?

違いが出ることがあります。20分・35分・55分という時間と、各工程の時間は、元のページの掲載値です。編集部では試作していません。土鍋や熱源によってご飯の炊け方は変わるので、レシピが示す目印を見てください。鍋が沸騰しそうになること、米がさらに水を吸うこと、パチパチという音がすることです。

主な参考リンク

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