片側が開いた白い蒸しパンに、豚バラの煮込み、漬け高菜、甘い落花生粉、香菜を挟んだ刈包
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刈包(グアバオ)の作り方|台湾の折りたたみ蒸しパンと豚バラの角煮

約18分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 11

酵母をぬるま湯に溶かす

手順1: 酵母をぬるま湯に溶かす

アクティブドライイースト大さじ1/2を、ぬるま湯150mlに入れ、3〜4分おいて溶かします。

STEP 22 / 11

生地をこねる

手順2: 生地をこねる

別の大きなボウルに、ふるった小麦粉300g、砂糖大さじ1、塩ひとつまみ、植物油大さじ1を入れて混ぜます。中央にくぼみを作ってイースト水を注ぎ、全体がひとかたまりの生地になるまでこねます。刷毛塗り用の油は、あとで使うので別にとっておきます。

STEP 33 / 11

倍の大きさになるまで発酵させる

手順3: 倍の大きさになるまで発酵させる

ボウルにぬれ布巾をかけ、室温によって変わりますが約40〜60分、生地が2倍の大きさになるまでおきます。

STEP 44 / 11

8等分して楕円にする

手順4: 8等分して楕円にする

生地を8つの等しい塊に分け、それぞれ丸めます。1つずつ、厚さ7〜8mmのきれいな楕円に平らにのばします。各楕円の片半分に、軽く油を刷毛で塗ります。

STEP 55 / 11

折って、もう一度ふくらませる

手順5: 折って、もう一度ふくらませる

油を塗った面を内側にして、楕円を二つ折りにします。蒸し籠の底にワックスペーパー、または軽く油を塗ったベーキングペーパーを敷き、バンズをのせます。暖かい場所で最大30分、約50%ふくらむまでおきます。

STEP 66 / 11

バンズを蒸す

手順6: バンズを蒸す

鍋またはフライパンに水を8〜10cmの深さに張り、蒸し籠をのせて、湯気が見えるまで沸かします。バンズを12〜13分蒸します。そのあとも蒸し籠を鍋にのせたまま2〜3分おき、それから外します。

STEP 77 / 11

豚バラを下ゆでする

手順7: 豚バラを下ゆでする

厚さ1.5cm、幅8cmに切った豚バラ肉600gを、水で5分ゆでます。取り出してすすぎます。蒸したバンズや加熱済みの食材に触れる前に、生の豚肉に触れた手や道具を洗ってください。

STEP 88 / 11

豚バラをやわらかく煮る

手順8: 豚バラをやわらかく煮る

下ゆでした豚肉を鍋に入れ、しょうゆ1/3カップ、米酒大さじ2、砂糖大さじ1 1/2、水3カップ、八角または乾燥みかんの皮2個、使う場合はシナモンスティック1本を加えます。40分煮て、肉がやわらかくなるまで火を通します。40分煮ただけでは、豚肉の安全は保証されません。温度計で、肉の中心が75°Cに達して、そのまま少なくとも1分保たれていることを確かめてください。

STEP 99 / 11

にんにくと漬け高菜を炒め始める

手順9: にんにくと漬け高菜を炒め始める

油大さじ2を熱し、刻んだにんにくを炒めてから、みじん切りにした漬け高菜1本を加えます。弱火で1分炒めます。

STEP 1010 / 11

高菜に味をつけて仕上げる

手順10: 高菜に味をつけて仕上げる

しょうゆ大さじ2と砂糖大さじ1を加え、必要なときだけ水を少し足して、弱火から中火で8〜10分炒めます。

STEP 1111 / 11

バンズに挟んで出す

手順11: バンズに挟んで出す

バンズの折り目を開いて、煮た豚肉を入れます。その上に、漬け高菜、砂糖入りの落花生粉、刻んだ香菜をのせます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

23品目

材料

小麦粉、豚バラ、漬け高菜、落花生粉、香菜など刈包の全材料
生地・煮豚・高菜・仕上げで、砂糖・油・水分はそれぞれ別に使います
材料 分量 代替・備考
小麦粉(plain flour)、ふるう 300g 蒸しパン生地:バンズの本体
アクティブドライイースト 大さじ1/2 蒸しパン生地:生地をふくらませる
ぬるま湯 150ml 蒸しパン生地:イーストを溶かし、生地をまとめる
砂糖 大さじ1 蒸しパン生地:生地用のみ
塩 ひとつまみ 蒸しパン生地:生地に味をつける
植物油 大さじ1 蒸しパン生地:生地に混ぜる
刷毛塗り用の油 適量 蒸しパン生地:折る前に、各楕円の片半分に軽く塗る
豚バラ肉(厚さ1.5cm、幅8cmに切る) 600g 豚バラの煮込み:主役の具
下ゆで用の水 適量 豚バラの煮込み:最初の5分間のゆで用
しょうゆ 1/3カップ 豚バラの煮込み:煮汁
米酒(rice wine) 大さじ2 豚バラの煮込み:煮汁
砂糖 大さじ1 1/2 豚バラの煮込み:煮汁に甘みを加える
水 3カップ 豚バラの煮込み:煮汁
八角、または乾燥みかんの皮 2個 豚バラの煮込み:煮汁の香り
シナモンスティック 1本(なくてもよい) 豚バラの煮込み:温かみのある香りを足す
漬け高菜(みじん切り) 1本 漬け高菜の炒め物:酸味と旨みの層
にんにく(みじん切り) 1 漬け高菜の炒め物:高菜の香りのもと
熱した油 大さじ2 漬け高菜の炒め物:にんにくと高菜を炒める
しょうゆ 大さじ2 漬け高菜の炒め物:高菜の味付け
砂糖 大さじ1 漬け高菜の炒め物:高菜の味付け
水 適量 漬け高菜の炒め物:炒めている途中で必要なときだけ
砂糖入りの落花生粉 1/2カップ 仕上げ:甘く香ばしいトッピング
香菜(パクチー)、刻む 2本 仕上げ:さわやかな緑の仕上げ

砂糖、油、しょうゆ、水は複数のグループに出てきます。それぞれの用途ごとに別々に量ってください。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

刈包は、やわらかな折り目に豚バラ・漬け高菜・落花生粉を挟む

このバンズに欠かせないもの

片側がハマグリの殻のように開くよう折った白い蒸しパンに、しょうゆで煮た豚バラのやわらかな1切れを挟みます。その上に、酸味と旨みのある漬け高菜、甘い落花生粉、生の香菜を重ねます。

白いふっくらしたバンズの折り目を開き、つやのある豚バラの煮込みを1切れ置きます。そこへ刻んだ漬け高菜を山盛りにし、砂糖入りの落花生粉をひとさじ、香菜を少しのせる。台湾の食に関する記事は、刈包(gua bao)をまさにこう説明しています。片側が開いた折りたたみの小麦バンズに豚肉を入れ、漬け高菜、落花生粉、香菜の3つを合わせるのが台湾らしい形です。

刈包は、単なる「台湾の肉まん」ではありません。包子(baozi)は生地で具を包んで口を閉じてから蒸します。刈包の生地は折るだけで閉じず、蒸し上がってから、見えるところで具を入れます。また、海外のレストランに広まった、焼き豚、きゅうりの即席ピクルス、ねぎ、ホイシンソースを使う欧米風のポークバンとも別のものです。Taiwan Sceneの記事は、この違いをはっきり示しています。

この記事は、台湾の料理教師Ivy Chenが提供した「Recipe for Guabao (courtesy of Ivy Chen)」という1つのレシピに沿って進めます。Taiwan Sceneに掲載されたもので、記事によると初出はTaiwan Business TOPICSです。生地から8個を作るレシピで、イースト生地、豚バラの煮込み、漬け高菜の炒め物、落花生粉と香菜の仕上げを、ひと続きの手順でたどります。分量、単位、順序、記載された時間は掲載のとおりにしています。このレシピには、合計時間、何人分か、保存期間、栄養価の記載がないため、この記事にも載せていません。世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作して確かめてはいません。同じ島の料理をもっと知りたい方は、台湾のページもご覧ください。

刈包とは? 閉じた包子とは違う台湾の折りたたみバンズ

刈包は、具を隠さずに挟んで見せる、開いた折りたたみバンズです。台湾のTaiwan Panorama誌の特集、Taiwan Sceneのレシピ記事、MICHELINガイド台湾は、どれも同じ骨格を伝えています。片側を開いた蒸し小麦バンズに、豚バラの煮込み、漬け高菜、落花生粉、香菜を合わせるというものです。バンズは、生地を楕円に平らにのばし、片半分に油を塗って二つ折りにして作ります。蒸し上がると、2枚の面がきれいに離れます。

欧米で言う「bao bun」は、よく似ていても別の形です。Taiwan Sceneによると、Momofukuが広めたポークバンは、焼き豚、きゅうりの即席ピクルス、ねぎ、ホイシンソースの組み合わせです。台湾の形に着想を得たもので、台湾の具を再現したものではありません。下のレシピは台湾の組み合わせを守っており、これらは加えていません。

「台湾の肉まん」で検索してこの記事にたどり着いた方は、見分け方がシンプルです。加熱の前に生地が具を包んで閉じるなら包子、バンズを空のまま蒸して、折り目から具を入れるなら刈包です。

年末の宴席から屋台の軽食へ — 刈包の歩み

皿に並べ、折り目を開いて具を見せた刈包
開いて出す刈包は、豚肉、高菜、落花生粉、香菜の重なりがよく見える

Taiwan Panoramaによると、中国語名のgua bao(刈包)は、台湾語の発音kuah-pauをもとにしています。同誌は、開いたバンズの口が豚肉をくわえこむ様子から付いた「虎咬豬(tiger bites pig)」という愛称も記録しています。

起源は定まっていません。Taiwan Panoramaは、刈包は福建省に由来するといわれ、福州と泉州の両方が挙げられていると伝えています。MICHELINガイド台湾も、福建にルーツがあるといわれる料理と、慎重に書いています。同じ記事は歴史家Chen Yu-jenにも触れています。古い新聞や記録を調べたところ、1927年の日記に刈包が出てくるそうです。記事によれば、その時代の刈包は日常の食べ物というより、商人が開く年末の宴席や、土地公(Tudigong)への供え物と結びついていました。

Taiwan Panoramaによると、刈包が日々の食事として広まったのは、屋台の食べ物として親しまれた1970年代以降です。今では台湾の軽食文化の一角を占めています。台湾の観光局の観光マニュアルも、夜市や伝統市場を、地元の軽食を味わえる場所として一般的に紹介しています。Taiwan PanoramaとMICHELINガイドはどちらも、店ごとの違いを指摘しています。豚の脂身と赤身の割合、バンズのやわらかさ、漬け高菜の火の通し方、落花生粉の味付けは店によって異なり、最近は別の具を加えた現代風もあります。唯一の「本物」の刈包はなく、Ivy Chenのレシピはその幅の中にある家庭向けの1つの形です。


道具

  • 小さなボウルと大きなボウル
  • ぬれ布巾
  • めん棒または手のひら、作業台
  • 刷毛
  • 蒸し籠
  • 蒸し籠をのせる鍋またはフライパン(水を8〜10cmの深さに張れるもの)
  • 蒸し籠に敷くワックスペーパーまたはベーキングペーパー
  • 豚肉の下ゆでと煮込みに使う鍋
  • トングまたは穴あきお玉
  • 高菜を炒めるフライパン
  • 食品用温度計(豚肉の中心を確かめる)

選び方と代用

漬け高菜は、すでに漬けてあるからし菜で、生の葉ではありません。台湾や中国の漬けからし菜を、アジア食材店で探してください。名前が似た他の漬物は塩気や酸味が大きく違うので、同じ代用品ではなく、別の仕上がりになると考えてください。

砂糖入りの落花生粉は、あらかじめ甘みをつけた落花生の粉(花生粉、huasheng fen)で、アジア食材店で売られています。1つの調理済み材料として使います。

plain flourは、ふつうの万能小麦粉のことです。セルフレイジングフラワー(膨張剤入りの粉)は使いません。ふくらませるのはイーストの役目です。

しょうゆと米酒は、「しょうゆ」と表示されたものと、ふつうの米の料理酒を使います。種類が変わると、煮汁の色や塩気が変わります。

八角または乾燥みかんの皮は煮汁の香りの選択肢で、シナモンスティックはなくてもかまいません。

アレルゲンと表示

バンズには小麦、トッピングには落花生が含まれます。しょうゆ、漬け高菜、米酒、市販の落花生粉は加工品です。小麦、大豆、落花生などのアレルゲンと、同じ工場で作られている旨の表示を、それぞれ確認してください。

ふっくらした折り目とやわらかい豚バラの見分け方

状況 確認すること 対処
60分たっても生地が2倍にならない 台所が涼しい 発酵は室温に左右される。時間で先へ進まず、2倍になるのを待つ
折ったバンズがまだ平らに見える 二次発酵 暖かい場所で、30分以内に約50%ふくらむまでおく
蒸したあと、バンズがくっついて開かない 手順4の油塗り 折る前に、各楕円の片半分に必ず油を塗る。折り目が開くのは、この油のおかげ
バンズが開いた形を保てない 折り方 縁をつままずに二つ折りにする。刈包は貝殻のように開き、包子のように閉じてはいけない
40分たっても豚肉がまだ固い やわらかさ 目安は時計ではなく、肉がやわらかくなること。煮続けて、もう一度確かめる
豚肉の安全に自信がない 中心の温度 煮込み時間は安全の確認にならない。中心75°Cで少なくとも1分を確かめる
高菜がフライパンにくっつき始める 水分 水を、必要なときだけ少し足し、火は弱火から中火に保つ

豚肉の切り方も大切です。厚さ1.5cm、幅8cmの大きさはバンズに収まり、40分の煮込みにも合っています。ずっと厚く切ったり、別の部位を使ったりすると、別のレシピになります。

バリエーション

ここに挙げるのは、Ivy Chenのレシピの範囲内にある選択肢か、ほかの資料に記されているものです。上のレシピとは分けて読んでください。

  1. 八角のかわりに乾燥みかんの皮。レシピにはどちらも2個と書かれていて、八角の香りではなく柑橘の香りが煮汁につきます。
  2. シナモンスティックは省いてもかまいません。なくてもよい材料として書かれています。
  3. 無糖の落花生粉。Ivy Chenは、砂糖なしの落花生粉を好む人もいると述べています。そのうえで、砂糖入りのほうが本格的だという考えを示しています。これはレシピを書いた人の意見で、台湾全体の決まりではありません。
  4. 豚肉と高菜の違い。Taiwan PanoramaとMICHELINガイドは、豚の脂身の割合、漬け高菜の火の通し方、落花生粉の味付けが店によって違うと伝えています。
  5. 追加の具。Taiwan Sceneの記事は、台北のOlympiaという店が、煮卵とタロイモの薄切りを加えていると紹介しています。これは上のレシピには含まれません。

保存と温め直し

調理した豚肉、高菜、バンズを、室温に長く置かないでください。残ったものは清潔な器具で浅い容器に小分けし、早く冷めるようにしてから冷蔵します。温め直すときは、中心まで十分に、目安として約75°C以上になるよう加熱してください。

よくある質問

刈包は肉まんや包子と同じですか?

いいえ。包子は具を生地で包んで口を閉じてから蒸します。刈包の生地は、片半分に油を塗って折り、空のまま蒸してから、開いて具を入れます。Taiwan SceneとTaiwan Panoramaは、どちらも開いた折りたたみバンズとして説明しています。

刈包は、欧米のレストランで出るポークバオと同じですか?

形は似ていますが、具は違います。Taiwan Sceneは、台湾の「豚バラの煮込み、漬け高菜、落花生粉、香菜」の組み合わせと、Momofuku風の「焼き豚、きゅうりの即席ピクルス、ねぎ、ホイシンソース」のポークバンを対比しています。

レシピに「にんにく1」とあるのはなぜですか?

Ivy Chenのレシピは、にんにくを「1 garlic」と書いていて、1かけなのか1玉なのかは示していません。この記事は、単位を推測せず、書かれたままの量にしています。にんにくの量は、その点を踏まえて決めてください。

カップの大きさやしょうゆの種類は、何を使えばよいですか?

レシピは、カップと大さじで量を書いていますが、どの国の規格のカップかは示していません。また、「しょうゆ」と「米酒」とだけあって、種類は指定していません。ここでの分量は、換算せず、書かれたままにしています。ふつうのしょうゆと、プレーンな米の料理酒がもっとも簡単な選択です。ほかの種類を使うと、色と味が変わります。

砂糖なしの落花生粉でも作れますか?

はい。Ivy Chenは、砂糖なしを好む人もいると認めています。ただしレシピは砂糖入りの落花生粉1/2カップを指定しています。別に足す砂糖の分量はないので、無糖の粉を使えば、トッピングは単純に甘さが控えめになります。

40分煮れば、豚肉の安全は大丈夫ですか?

調理時間と食品安全は別のものです。レシピの40分は、やわらかさの目安です。厚生労働省は、肉は中心部が75°Cで少なくとも1分間になるまで加熱するよう勧めています。温度計で確かめてください。

なぜ、豚肉を調理する前にバンズを蒸すのですか?

Ivy Chenのレシピが、その順番だからです。生地、発酵、蒸しが先で、そのあとに豚肉と高菜が続きます。蒸したバンズを保温したり、出す前にもう一度蒸したりする手順は、レシピに書かれていません。

油の注記に「cut buns」とありますが、生地を切るのですか?

いいえ。レシピに切る手順はありません。各楕円の片半分に油を塗って折るのが方法で、この折り目が蒸したあとに開きます。

刈包はどれくらい保存できますか?

レシピには、保存期間、冷凍の方法、温め直しの手順は書かれていません。上の保存の節にある、家庭での一般的な食品安全の考え方に従ってください。残りは浅い容器で早く冷まして冷蔵し、十分に温め直します。

主な参考リンク

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