イラクのアローク。じゃがいもと香草を小判形にして揚げ焼きし、平たいパン、ピクルス、レモンを添えた一皿
🔪下準備30分
🔥調理25分
🍽️分量4
🌍料理イラク料理
中東レシピ

アロークの作り方|イラクのじゃがいも香草揚げ

29分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: じゃがいもを半火通りにする
STEP 11 / 6

じゃがいもを半火通りにする

所要時間は15分です。じゃがいも700gは皮をむき、3cm角に切ります。鍋にじゃがいもと水1.2Lを入れて強火にかけ、沸いたら中火に落として12分から15分ゆでます。竹串を刺すと中心に軽い抵抗が残り、外側だけが崩れ始める状態で止めます。完全なマッシュポテトにすると生地が重くなるため、ここでは芯をわずかに残します。

手順2: じゃがいもと玉ねぎの水気を絞る
STEP 22 / 6

じゃがいもと玉ねぎの水気を絞る

所要時間は8分です。ゆでたじゃがいもはざるに上げ、3分置いて湯気を逃がします。粗熱が取れたら粗いおろし金でおろすか、フォークで粒が残る程度につぶします。玉ねぎ120gはすりおろし、清潔な布に包んで水分を50ml前後絞ります。じゃがいもも水気が多い場合は布で軽く押し、ボウルの底に水がたまらない状態にします。

手順3: 香草、卵、粉、スパイスを混ぜる
STEP 33 / 6

香草、卵、粉、スパイスを混ぜる

所要時間は6分です。ボウルにじゃがいも、玉ねぎ、青ねぎ30g、パセリ40g、香菜20g、卵2個、薄力粉45g、パン粉35g、ターメリック小さじ1、クミン小さじ1、パプリカ小さじ1/2、黒こしょう小さじ1/3、塩小さじ1と1/4、ベーキングパウダー小さじ1/2を入れます。木べらで底から返すように混ぜ、粉気が消え、香草が均一に行き渡り、生地全体がまとまる状態にします。スプーンですくうと山形を保つ固さです。平たく流れる場合はパン粉を10g足してください。

手順4: 小判形に成形して休ませる
STEP 44 / 6

小判形に成形して休ませる

所要時間は10分です。手に油を小さじ1ほど薄く塗り、生地を70gずつ取ります。直径7cm、厚さ1.2cmの小判形に整え、油を薄く塗ったバットに並べます。表面にひびが入る時は手で押し固め、ふちを丸く整えてください。冷蔵庫で10分休ませると、粉と卵が水分を抱え、油へ入れた時に崩れにくくなります。

手順5: 170度Cの浅い油で揚げ焼きする
STEP 55 / 6

170度Cの浅い油で揚げ焼きする

所要時間は14分です。直径24cmのフライパンに油300mlを入れ、中火で170度Cまで温めます。菜箸の先を入れて細かい泡がすぐ上がる温度です。アロークを4枚ずつ入れ、片面3分から4分ずつ揚げ焼きします。ふちは黄金色、表面は薄い茶色、側面まで固まった状態で返します。温度が160度Cを下回ると油を吸いやすいので、泡が弱くなったら中火を少し強めます。

手順6: 網で休ませて食卓へ出す
STEP 66 / 6

網で休ませて食卓へ出す

所要時間は5分です。揚げ上がったアロークは火を止めた状態で網に取り、5分置いて余分な油を落とします。網の上で表面の泡が落ち着き、焼き色が濃い黄金色になり、持ち上げても中央が沈まなければ完成です。ヨーグルト120g、すりおろしにんにく1/2片分、塩小さじ1/6、レモン汁小さじ2を混ぜたソースを添え、トマト、きゅうり、ピクルス、平たいパンと並べます。仕上げにスマック小さじ1/2を振ると酸味が立ちます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
材料

買い出しの前に

この分量で直径7cm前後のアロークが10枚から12枚できます。主菜にするなら4人分、前菜やサンドイッチの具にするなら5人から6人で分けられます。卵と小麦を使うため、アレルギーがある場合は代替欄を必ず確認してください。

アロークの材料。じゃがいも、玉ねぎ、卵、香草、スパイス、粉を台所に並べた様子
アロークの材料は身近だが、香草とスパイスを分けて用意すると味がぼやけにくい
14品目

生地

材料 分量 代替・備考
じゃがいも 700g 男爵ならほくほく、メークインなら崩れにくい。初回は男爵400g+メークイン300g
玉ねぎ 120g 1/2個前後。すりおろして水分を絞る
青ねぎ 30g 小口切り。万能ねぎなら6本前後
パセリ 40g 葉と細い茎を刻む。香菜に一部置き換え可
香菜 20g 苦手ならパセリ20gへ置き換え
2個 Mサイズ。結着とふくらみを作る
薄力粉 45g 米粉45gでも可。食感は少し軽くなる
パン粉 35g 細かいパン粉。米粉パン粉35gでも可
ターメリックパウダー 小さじ1 色と土っぽい香り
クミンパウダー 小さじ1 油で焼いた時の香りの芯
パプリカパウダー 小さじ1/2 色づけ。辛味のないタイプ
黒こしょう 小さじ1/3 粗びき
小さじ1と1/4 生地全体に入れる
ベーキングパウダー 小さじ1/2 ふっくら感を足す
9品目

揚げ焼きと食卓

材料 分量 代替・備考
米油または菜種油 300ml 直径24cmのフライパンで深さ1cm前後
レモン 1個 8等分のくし切り
きゅうりのピクルス 120g 大根の甘酢漬け120gでも食べやすい
トマト 2個 1cm角に切る
きゅうり 1本 1cm角に切る
平たいパン 4枚 ピタ、ナン、薄いトルティーヤでも可
プレーンヨーグルト 120g ソース用。乳を避ける場合はタヒーニ80g+水40ml
すりおろしにんにく 1/2片分 ヨーグルトソース用
スマック 小さじ1/2 仕上げ用。レモン皮すりおろし小さじ1/2でも可
3品目

肉入りにする場合

材料 分量 使い方
ゆで鶏またはローストチキン 120g 細かく裂いて生地に混ぜる
牛ひき肉または鶏ひき肉 150g 先に中火で5分炒め、完全に火を通してから混ぜる
追加の塩 小さじ1/4 肉入りにした時だけ足す

生のひき肉を混ぜ込んで揚げ焼きすると、表面だけ先に色づき、中が不安定になりやすいです。家庭で作るなら、肉は先に炒めてから混ぜる方が失敗しません。この記事の工程は野菜版を基本にします。

アレルギーと代替

このレシピには卵、小麦、乳が含まれます。小麦は薄力粉45gを米粉45g、パン粉35gを米粉パン粉35gへ替えられます。乳はヨーグルトソースをタヒーニ80g+水40ml+レモン汁小さじ2へ替えると避けられます。卵を抜く場合は、片栗粉大さじ2と水大さじ3を混ぜて足しますが、割れやすくなるため直径を6cmに小さくしてください。

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📊 栄養情報(1人分)
95
kcal
2.3g
タンパク質
4.5g
脂質
11.8g
炭水化物
1.3g
食物繊維
195mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料と代替|4人分

この分量で直径7cm前後のアロークが10 枚から12 枚できます。主菜にするなら4人分、前菜やサンドイッチの具にするなら5人から6人で分けられます。卵と小麦を使うため、アレルギーがある場合は代替欄を必ず確認してください。

アロークの材料。じゃがいも、玉ねぎ、卵、香草、スパイス、粉を台所に並べた様子
アロークの材料は身近だが、香草とスパイスを分けて用意すると味がぼやけにくい

生地

材料 分量 代替・備考
じゃがいも 700 g 男爵ならほくほく、メークインなら崩れにくい。初回は男爵400 g+メークイン300 g
玉ねぎ 120 g 1/2 個前後。すりおろして水分を絞る
青ねぎ 30 g 小口切り。万能ねぎなら6 本前後
パセリ 40 g 葉と細い茎を刻む。香菜に一部置き換え可
香菜 20 g 苦手ならパセリ20 gへ置き換え
2 個 Mサイズ。結着とふくらみを作る
薄力粉 45 g 米粉45 gでも可。食感は少し軽くなる
パン粉 35 g 細かいパン粉。米粉パン粉35 gでも可
ターメリックパウダー 小さじ1 色と土っぽい香り
クミンパウダー 小さじ1 油で焼いた時の香りの芯
パプリカパウダー 小さじ1/2 色づけ。辛味のないタイプ
黒こしょう 小さじ1/3 粗びき
小さじ1と1/4 生地全体に入れる
ベーキングパウダー 小さじ1/2 ふっくら感を足す

揚げ焼きと食卓

材料 分量 代替・備考
米油または菜種油 300 ml 直径24cmのフライパンで深さ1cm前後
レモン 1 個 8等分のくし切り
きゅうりのピクルス 120 g 大根の甘酢漬け120 gでも食べやすい
トマト 2 個 1cm角に切る
きゅうり 1 本 1cm角に切る
平たいパン 4 枚 ピタ、ナン、薄いトルティーヤでも可
プレーンヨーグルト 120 g ソース用。乳を避ける場合はタヒーニ80 g+水40 ml
すりおろしにんにく 1/2 片分 ヨーグルトソース用
スマック 小さじ1/2 仕上げ用。レモン皮すりおろし小さじ1/2でも可

肉入りにする場合

材料 分量 使い方
ゆで鶏またはローストチキン 120 g 細かく裂いて生地に混ぜる
牛ひき肉または鶏ひき肉 150 g 先に中火で5分炒め、完全に火を通してから混ぜる
追加の塩 小さじ1/4 肉入りにした時だけ足す

生のひき肉を混ぜ込んで揚げ焼きすると、表面だけ先に色づき、中が不安定になりやすいです。家庭で作るなら、肉は先に炒めてから混ぜる方が失敗しません。この記事の工程は野菜版を基本にします。

アレルギーと代替

このレシピには卵、小麦、乳が含まれます。小麦は薄力粉45 gを米粉45 g、パン粉35 gを米粉パン粉35 gへ替えられます。乳はヨーグルトソースをタヒーニ80 g+水40 ml+レモン汁小さじ2へ替えると避けられます。卵を抜く場合は、片栗粉大さじ2と水大さじ3を混ぜて足しますが、割れやすくなるため直径を6cmに小さくしてください。

台所で香草とじゃがいもがまとまる瞬間

じゃがいもをすりおろすと、最初は頼りない水分が出ます。玉ねぎも同じです。ボウルの中で白っぽい汁がたまり、「これを揚げたら崩れるのでは」と少し不安になる。その水分を布でぎゅっと絞り、刻んだ香草、卵、ターメリック、クミンを混ぜると、急に台所の空気が変わります。小麦粉の香りより先に、青ねぎとパセリの青い匂い、ターメリックの土っぽい黄色、油で焼いたじゃがいもの甘い香りが立ちます。

アローク(Arook / Aruk / Aroog、アラビア語では عروق と表記されます)は、イラクで食べられるじゃがいもと香草の揚げ焼きです。形は小判形で、外側はカリッと、内側はじゃがいもの粒が残るやわらかい食感。平たいパンに挟み、ピクルス、レモン、サラダと一緒に食べると、夕食にも昼の軽い食事にもなります。

アロークを平たいパン、ピクルス、香草、ヨーグルトソースと並べた食卓
アロークは一枚ずつ食べるより、平たいパン、酸味のあるピクルス、レモンと並べるとイラクの家庭料理らしい食卓になる

日本語でアロークを探すと情報はまだ多くありません。英語圏でも表記が Arook、Aruk、Aroog と揺れ、野菜だけのもの、鶏肉を混ぜるもの、じゃがいもをゆでて潰すもの、すりおろして絞るものが並びます。この記事では、じゃがいもを半分ゆでてから粗くすり、玉ねぎの水分を絞って成形する方法に寄せます。生のじゃがいもだけで作るより扱いやすく、マッシュポテトだけで作るより現地の家庭料理らしい粒感が残ります。

イラクのマスグーフが川魚と炭火の大きな料理なら、アロークは台所のフライパンで完結する小さな料理です。同じ中東の揚げ物でも、ひよこ豆が主役のファラフェルとは違い、アロークはじゃがいも、卵、香草でふっくらまとまるところに家庭の味があります。

表記と読み方

英語圏では Arook、Aruk、Aroog と書かれます。イラク系の家庭レシピでは、野菜のアロークに加えて、鶏肉やひき肉を入れる型も見られます。本記事では検索しやすい「アローク」を主表記にし、本文中では Arook / Aruk も併記します。

アロークとは|イラクの家庭にあるじゃがいも香草パティ

アロークは、じゃがいも、玉ねぎ、香草、卵、粉を合わせて揚げ焼きする料理です。WikipediaのArook項目では、イラク料理のフリッターとして、肉、じゃがいも、香草、スパイスなどを使う料理と説明されています。ASIFのIraqi vegetable pattiesでは、野菜と香草をまとめて薄く焼く家庭料理として紹介され、My Jewish Learningのイラク系レシピでは、鶏肉、じゃがいも、香草を混ぜるバリエーションが扱われています。

つまり、アロークは「これだけが正解」というより、家庭の残り野菜や肉を香草でまとめる料理です。ただし、日本で作る時に守ると味が近づく柱があります。

アロークの柱 現地寄りの考え方 日本の台所で守るところ
じゃがいも 生または半加熱をすりおろし、粒感を残す 水分を絞り、潰しすぎない
香草 パセリ、コリアンダー、青ねぎを多めに入れる 香草を怖がらず合計70g前後入れる
スパイス ターメリック、クミン、黒こしょうで香りと色を作る カレー粉だけに寄せず、黄色と土っぽい香りを分ける
深い揚げ物ではなく、浅い油で両面を焼く家も多い 170度C前後を保ち、表面を先に固める
食べ方 パン、ピクルス、サラダ、レモンと食べる 酸味を添えて油の重さを切る

イラク料理は、日本の家庭料理と比べると香草の量が多く見えます。パセリや香菜を「飾り」ではなく、じゃがいもと同じくらい味の骨格として使うのがアロークの面白いところです。香菜が苦手なら、パセリ45gと青ねぎ30gに寄せて作ってください。香りは少し穏やかになりますが、方向は保てます。

買い出しで迷う材料と商品導線

アローク用のスパイス、じゃがいも、香草、油切り網を並べた買い出し準備
アロークで通販を見る価値があるのは、クミン、ターメリック、スマックのように料理の香りを決めるスパイス

アロークのじゃがいも、玉ねぎ、卵、香草はスーパーで揃います。通販を見る価値があるのは、味の輪郭を変えるスパイスです。クミンとターメリックは常備しやすく、トルコのキョフテ中東料理の基本にも回せます。スマックは必須ではありませんが、レモンとは違う赤い酸味があり、揚げ物とピクルスの間をうまくつなぎます。

掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。

崩れる、油っぽい、水っぽい時の直し方

水っぽい生地と、まとまったアローク生地を比べた様子
アロークの失敗は水分に出る。左のように流れる生地ではなく、右のようにスプーンで持ち上がる固さに整える

アロークの失敗は、味付けより先に水分と油温に出ます。じゃがいも料理なので、塩を増やすと味はすぐ濃くなりますが、水っぽさを塩でごまかすと冷めた時に重く感じます。崩れた時は、粉を増やす前に絞り方と油温を見直してください。

困った状態 原因 直し方
油に入れると端がほどける 玉ねぎの水分が多い、生地を休ませていない 布で再度絞り、パン粉10gを足して冷蔵10分
表面だけ焦げる 油温が180度Cを超えている 火を弱め、油面の泡が細かくなるまで30秒待つ
油っぽい 油温が160度C未満、同時に入れすぎ 4枚ずつ揚げ、泡が弱ければ中火へ戻す
中が粉っぽい 粉が多い、じゃがいもが硬すぎる 次回はじゃがいもを2分長くゆで、粉を10g減らす
香りが弱い 香草が少ない、クミンを減らした パセリ10gと青ねぎ10gを追加し、仕上げにスマックを振る
形が割れる 厚すぎる、ふちが荒い 厚さ1.2cmにし、手でふちを丸く押さえる

肉入りで作った場合は、中心温度の管理も必要です。生のひき肉を混ぜるより、先に炒めて火を通した肉を混ぜる方が安全で、揚げ焼き時間も野菜版と同じにできます。ゆで鶏を使う場合は、細かく裂きすぎると生地がパサつくため、5mm幅前後に残してください。

現地の食べ方に近づける献立

アロークは、皿に一枚ずつ置くよりも、パンと酸味のあるものを横に置いた時にぐっと料理らしくなります。平たいパンでアロークを包み、ピクルス、トマト、きゅうり、ヨーグルトソースを一緒に噛むと、油、じゃがいも、香草、酸味の順番が一口の中で動きます。

合わせるもの 分量の目安 役割
平たいパン 4枚 アロークを挟み、油を受ける
ピクルス 120g 酸味で揚げ物を軽くする
トマトときゅうり 合計350g みずみずしさを足す
ヨーグルトソース 150g前後 にんにくと酸味でまとめる
スマック 小さじ1/2 赤い酸味と中東らしい香り

パンに挟む時は、ソースを最初に塗りすぎない方が食べやすいです。平たいパンを半分に折り、中央にアロークを1枚置き、トマトときゅうりを各大さじ2、ピクルスを20gのせます。ヨーグルトソースは小さじ2を最後に落とし、スマックをひとつまみ振ります。最初にソースを広げるとパンが湿り、アロークの表面がすぐやわらかくなります。

挟む順番 置くもの 理由
1 アローク1枚 熱と油をパンで受ける
2 トマトときゅうり各大さじ2 水分を上に置き、パンを湿らせすぎない
3 ピクルス20g 酸味を一口ごとに散らす
4 ヨーグルトソース小さじ2 仕上げにのせて香りを残す
5 スマックひとつまみ 赤い酸味を最後に立たせる

皿で出す場合も同じ考え方です。アロークの下にソースを敷かず、横に置いて一口ごとにつけると、表面のカリッとした部分が長く残ります。ピクルスは大根の甘酢漬けでも近い働きをしますが、甘みが強い時はレモン汁小さじ1を足して酸味を前に出してください。

献立を中東寄りに広げるなら、豆の香ばしさがあるレバノンのフムス、肉を合わせるならキョフテが相性のよい受け皿になります。イラク料理でつなげるなら、炭火の魚料理であるマスグーフの副菜として、アロークを小さめに焼いて出すのも自然です。

保存と温め直し

アロークを保存容器に入れ、ピクルスとレモンを添えて冷ましている
アロークは紙を敷いた保存容器で冷ます。温め直しはオーブントースターかフライパンで表面を戻す

アロークは作り置きできます。冷蔵は2日、冷凍は2週間を目安にしてください。保存する時は、揚げたアロークを網で冷まし、キッチンペーパーを敷いた保存容器に重ならないよう入れます。熱いまま密閉すると蒸気で表面がやわらかくなります。

温め直しは、オーブントースターなら200度Cで6分、フライパンなら油をひかず弱めの中火で片面3分ずつです。電子レンジだけだと外側がやわらかくなるため、600Wで40秒温めてからトースターで3分焼くと戻りやすいです。冷凍したものは冷蔵庫で半日解凍し、トースター200度Cで8分温めます。

生地の状態で保存するなら、成形後にバットへ並べ、ラップを密着させて冷蔵で半日までです。翌日まで置くと玉ねぎから水分が出るため、揚げる前に表面を見て、汁がにじんでいたらパン粉10gをまぶして整えます。

よくある質問

Q1. じゃがいもはゆでずに生で作れますか?

作れます。生のじゃがいもをすりおろして水分を絞る方法は、より軽くカリッと仕上がります。ただし、水分管理が難しく、中心に火が入る前に表面が焦げやすいです。初回は半火通りにしたじゃがいもで作る方が、崩れにくく、工程の判断もしやすいです。

Q2. 香菜が苦手です。抜いてもアロークになりますか?

香菜を抜いても作れます。香菜20gをパセリ20gへ置き換え、青ねぎを10g増やしてください。イラク料理らしい青い香りは少し穏やかになりますが、じゃがいもとターメリック、クミンの方向は残ります。

Q3. オーブンやノンフライヤーで作れますか?

作れますが、揚げ焼きほど表面は締まりません。オーブンなら天板に油大さじ2を広げ、220度Cで片面12分、返して8分焼きます。ノンフライヤーなら200度Cで12分、裏返して6分です。どちらも表面に油を小さじ2ほど塗ると、乾きすぎを防げます。

Q4. 肉入りにするときは何を入れますか?

ゆで鶏120gを裂いて混ぜるのが扱いやすいです。ひき肉を使う場合は、牛ひき肉または鶏ひき肉150gをフライパンで中火5分炒め、肉汁が透明になるまで火を通してから生地へ入れます。生のまま混ぜると、野菜版と同じ揚げ時間では中心が不安定になりやすいです。

Q5. 弁当に入れられますか?

入れられます。朝に詰める場合は、前日に揚げたものをトースター200度Cで5分温め直し、完全に冷ましてから入れてください。ヨーグルトソースは別容器にし、ピクルスやトマトの水分が直接アロークへ触れないよう仕切ると表面がやわらかくなりにくいです。

参考にした情報

  1. Wikipedia. "Arook." https://en.wikipedia.org/wiki/Arook (参照 2026-05-22)
  2. ASIF. "Aruk - Iraqi Vegetable Patties." https://asif.org/en/recipes/aruk-iraqi-vegetable-patties/ (参照 2026-05-22)
  3. My Jewish Learning. "Iraqi Chicken, Potato and Herb Patties Recipe." https://www.myjewishlearning.com/the-nosher/iraqi-chicken-potato-and-herb-patties-recipe/ (参照 2026-05-22)

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行アロークの作り方|イラクのじゃがいも香草揚げ
URL
https://sekaigohan.com/recipes/middle-east/iraq/arook
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年5月22日
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