オーブン皿に並べた肉団子に、タヒニとヨーグルトの白いソースをかけて焼き、パセリを散らしたヨルダンのコフタ・ビ・タヒニ
🔪下準備25分
🔥調理35分
🌍料理ヨルダン料理

コフタ・ビ・タヒニの作り方|ヨルダンの肉団子をタヒニとヨーグルトのソースで焼く

約11分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 5

肉だねを作る(約5分)

手順1: 肉だねを作る(約5分)

フードプロセッサーに、4つに切った玉ねぎ、にんにく、パセリ、パクチーを入れて細かくし、ひき肉を加えて回します。塩、ミックススパイス、黒こしょうを加え、さらに回して全体を混ぜ合わせます。玉ねぎの粒が見えなくなり、肉だねがねっとりとひとつにまとまれば十分です。

STEP 22 / 5

丸めて焼き色をつける(約8分)

手順2: 丸めて焼き色をつける(約8分)

手を水でぬらし、肉だねを直径4cmほどの団子に丸めます。フライパンにサラダ油大さじ2を入れて中火で熱し、団子を並べて、転がしながら全体にこんがりと焼き色をつけます。中まで火を通す必要はありません。焼き色がついたものから、オーブン皿に並べていきます。

STEP 33 / 5

玉ねぎを炒める(約8分)

手順3: 玉ねぎを炒める(約8分)

同じフライパンにサラダ油大さじ1を足し、薄切りの玉ねぎを中火で炒めます。肉団子のうまみが残ったフライパンで、玉ねぎがしんなりとして、きつね色になるまで炒めます。

STEP 44 / 5

タヒニソースを作る(約5分)

手順4: タヒニソースを作る(約5分)

深めのボウルにタヒニ、ヨーグルト、レモン果汁を入れて混ぜます。水を少しずつ加えながらよく混ぜ、塩と黒こしょうで味を調えます。一度固くもったりしても、混ぜ続けるとなめらかになります。ポタージュくらいのとろりとした濃度になったら、炒めた玉ねぎを加えて混ぜます。

STEP 55 / 5

ソースをかけて焼く(約20分)

手順5: ソースをかけて焼く(約20分)

オーブン皿に並べた肉団子の上から、タヒニソースを全体に回しかけ、肉団子のすき間までソースがなめらかに行き渡るようにします。200°Cのオーブンで約20分、ソースがふつふつと泡立ち、表面にうっすら焼き色がつくまで焼きます。肉団子を1つ割ってみて、中まで火が通り、赤い部分がなければ焼き上がりです。パセリを散らし、熱いうちに出します。

ひき肉は、中心までしっかり火を通してください。肉団子を割って、中に赤い部分が残っていたら、さらに数分焼いて確かめます。タヒニはごまから作られているので、ごまアレルギーのある人は食べないでください。ヨーグルトには乳が含まれます。

タヒニソースは、焼くと少し固くなります。かける前のソースが固すぎると、焼き上がりにぼそぼそとした食感になるので、ポタージュくらいのゆるさを目安に、水で調整してから回しかけてください。

肉団子は、フライパンで焼き色をつけるときに中まで火を通そうとすると、オーブンで焼くうちに固くなります。表面にこんがりと色がつけば十分で、残りはオーブンで仕上げます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

合いびき肉、玉ねぎ、にんにく、パセリ、パクチー、タヒニ、ヨーグルト、レモンを並べたコフタ・ビ・タヒニの材料

材料は、Jordan Newsに掲載されたコフタ・ビ・タヒニのレシピにもとづいています。元のレシピで分量の書かれていないハーブやスパイス、レモン汁は「適量」としているので、味を見ながら加減してください。人数の記載はないので、ひき肉500gを4人分としています。

8品目

肉団子

材料 分量 代替・備考
ひき肉(羊肉または牛肉) 500g 合いびき肉でも可
玉ねぎ 1個 4つに切る
にんにく 3かけ
イタリアンパセリ 適量 ひとつかみが目安
パクチー(コリアンダーの葉) 適量
ミックススパイス 適量 中東のバハラートなど。オールスパイスとシナモン、黒こしょうを合わせても
塩・黒こしょう 各適量
サラダ油 大さじ2 焼き色をつける用
8品目

タヒニソース

材料 分量 代替・備考
タヒニ(白ごまペースト) 1/2カップ(120ml)
プレーンヨーグルト 1カップ(240ml)
水 1カップ(240ml) 熱湯を使うと分離しにくい
玉ねぎ 1個 薄切り
サラダ油 大さじ1
レモン果汁 適量 1/2個分が目安
塩・黒こしょう 各適量
イタリアンパセリ 少々 仕上げに散らす

タヒニは、白ごまをすりつぶしたペーストで、中東の料理に欠かせない調味料です。瓶の中で油が分離していることが多いので、使う前に底からよく混ぜてください。日本の練りごまは焙煎が深く香りが強いので、使う場合は量を少し控えめにすると、ソースが重くなりません。

コツ

ミックススパイスがなければ、オールスパイス小さじ1/2、シナモン小さじ1/4、黒こしょう少々を合わせると、中東らしい温かい香りになります。これは家庭向けの組み合わせなので、香りの好みで加減してください。


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Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

オーブンの扉を開けると、ふつふつと泡立つ白いソースの間から、こんがり焼けた肉団子が顔をのぞかせます。ごまの香ばしい香りと、ヨーグルトとレモンのさわやかな酸味。オーブン皿ごと食卓の真ん中に置いて、平たいパンをちぎり、ソースごと肉団子をすくって食べます。コフタ・ビ・タヒニ(kofta bil tahini)は、ヨルダンの家庭で作られる、肉団子をタヒニのソースで焼くオーブン料理です。

「コフタ」は、玉ねぎとスパイスのひき肉だね

ヨルダンの家庭の台所で、ひき肉に玉ねぎとパセリを混ぜて細長い肉団子に整える手元

米国の料理メディアMilk Streetのチームは、ヨルダンを訪れたとき、コフタ(ケフタ)が玉ねぎとスパイスで味をつけたひき肉だねそのものを指す言葉だと知ったと書いています。同じひき肉だねを、串に巻いて炭火で焼くこともあれば、団子にしてオーブンで焼くこともある。料理の名前というより、肉の仕込み方の名前なのです。

Milk Streetがこの料理を教わったのは、首都アンマンの家庭料理人タグリード・ムフタセブでした。彼女のコフタ・ビ・タヒニは、細長く整えた肉団子を、じゃがいも、玉ねぎ、そしてレモンをきかせたタヒニとヨーグルトのソースと一緒に焼くものだったそうです。ヨルダンの新聞Jordan Newsも、コフタは大人にも子どもにも人気のある料理だと紹介しています。家族の食卓に、オーブン皿ごとどんと出せる一品です。

豆知識

同じひき肉だねを使った料理は、中東の国々に広くあります。トルコの「キョフテ」も、名前の響きが似ている親戚のような料理です。国や家庭によって、ハーブの種類やスパイスの配合、焼き方が少しずつ違います。

タヒニとヨーグルトの白いソース

ボウルの中でタヒニにヨーグルトとレモン汁を加え、なめらかな白いソースに混ぜる

この料理の主役は、肉団子を包む白いソースです。タヒニ(白ごまのペースト)にヨーグルトとレモン汁、水を合わせ、炒めた玉ねぎを加えます。タヒニのこくにヨーグルトの酸味が加わることで、焼いても重くなりすぎず、肉のうまみを引き立てる軽やかなソースになります。

タヒニは、水分を加えると一度固くなり、混ぜ続けるとなめらかになる不思議な性質があります。Milk Streetは、タヒニの銘柄によっては液体と合わせると分離することがあるので、ソースを作るときは室温の水ではなく、沸騰した湯を使うと、なめらかに仕上がると書いています。


アンマンの家庭では、じゃがいもと一緒に

細長い肉団子と輪切りのじゃがいもを並べ、タヒニソースをかけて焼いたオーブン皿

アンマンのタグリード・ムフタセブの作り方は、細長い肉団子を、じゃがいもと玉ねぎと一緒に焼くものでした。Milk Streetは、じゃがいもと玉ねぎを先に加熱しておくことで、オーブンの中で均一にやわらかく仕上がるようにしています。じゃがいもがソースを吸って、肉団子に負けないおいしさになります。

家庭で作るなら、皮をむいて1cm厚の輪切りにしたじゃがいもを、竹串が通るくらいまで下ゆでしてから、肉団子と一緒にオーブン皿に並べてください。ソースを全体にかけて、同じように焼けば、じゃがいも入りのコフタ・ビ・タヒニになります。

平たいパンと一緒に

オーブン皿のコフタ・ビ・タヒニを食卓に置き、平たいパンとサラダを添えた夕食
オーブン皿ごと食卓に出し、平たいパンでソースをすくう

焼きたてのコフタ・ビ・タヒニは、オーブン皿ごと食卓の真ん中に置き、取り分けて食べます。平たいパンをちぎってソースをすくうと、ごまとヨーグルトのソースがパンにしみこんで、最後の一滴までおいしく食べられます。ご飯を添えても合います。刻んだきゅうりとトマトのサラダを一緒に出すと、口の中がさっぱりします。

ヨルダンの料理をもう一品作るなら、羊肉を発酵乳のソースで煮る国民食マンサフや、トマトを炒めて作る手軽な一皿ガライエット・バンドーラもおすすめです。同じひき肉だねの料理を食べ比べるなら、トルコのキョフテもあわせてどうぞ。

よくある質問

残ったコフタ・ビ・タヒニを保存容器に移し、粗熱をとっているところ

ソースが分離してしまいました。

タヒニの銘柄によっては、液体と合わせると分離することがあります。Milk Streetは、室温の水ではなく沸騰した湯を使うとなめらかに仕上がると書いています。分離しかけたら、熱湯を少しずつ加えながら、泡立て器でよく混ぜてください。

フードプロセッサーがなくても作れますか?

作れます。玉ねぎ、にんにく、パセリ、パクチーをできるだけ細かいみじん切りにして、ひき肉と一緒にボウルに入れ、粘りが出るまで手でよく練ってください。

肉団子を焼かずに作る方法はありますか?

Jordan Newsは、もう一つの作り方として、肉だねを棒状か団子にして油を塗ったオーブン皿に並べ、ざくろモラセスをかけてから、タヒニとレモン汁、水、少しの油を混ぜたソースをかけて、200°Cで約20分焼く方法も紹介しています。フライパンで焼き色をつける手間が省けます。

残ったらどうすればいいですか?

粗熱をとってから保存容器に入れて冷蔵し、早めに食べきってください。温め直すときは、オーブンや電子レンジで中まで熱くします。ソースが固くなっていたら、少量の湯を足してのばしてください。

主な参考リンク

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