コロンビアの国民食バンデハ・パイサ。赤インゲン豆、白飯、挽肉、チチャロン、目玉焼き、プランテン、アレパ、アボカドが一皿に盛られた豪華なワンプレート
🔪下準備30分
🔥調理2時間
🍽️分量4
🌍料理コロンビア料理
南米レシピ

バンデハ・パイサの作り方|コロンビアの国民食

35分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

調理工程スライド
手順1: 赤インゲン豆を煮る
STEP 11 / 7

赤インゲン豆を煮る

前日: 赤インゲン豆300gをたっぷりの水に浸け、一晩(8時間以上)戻します。

当日: 戻した豆を鍋に入れ、新しい水を豆の3倍量加えます。豚バラ肉100g、玉ねぎ1/2個、にんにく、トマトを加えて強火で沸騰させます。沸騰したらアクを取り、弱火にして蓋をして1.5時間煮ます。豆が指で簡単に潰れるまで柔らかくなったら、クミンパウダーと塩で味を調えます。

缶詰を使う場合は、鍋に油を熱して玉ねぎとにんにくを炒め、缶詰の豆と液体ごと加えて15分煮込めばOKです。

乾燥豆を一晩戻して煮るのが本格的ですが、缶詰の赤インゲン豆(キドニービーン)を使えば1.5時間が15分に短縮されます。缶詰を使う場合は、液体ごと鍋に入れてください。液体にも豆の旨みが溶け込んでいます。味付けは同じくクミン・にんにく・塩です。

手順2: カルネ・モリーダを作る
STEP 22 / 7

カルネ・モリーダを作る

フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、みじん切りの玉ねぎを中火で5分炒めます。にんにくを加えて1分炒め、合挽肉を加えて強火で5分、ヘラでほぐしながら炒めます。

粗みじん切りのトマトとクミンパウダーを加え、水分が飛ぶまで中火で5分炒めます。塩こしょうで味を整えて完成。コロンビアでは「オガオ(hogao)」と呼ばれるトマトと長ねぎのソースをベースに味付けします。

手順3: チチャロンを揚げる
STEP 33 / 7

チチャロンを揚げる

チチャロンはバンデハ・パイサの花形です。豚バラ肉400gを3cm角に切り、塩小さじ1を全体にまぶします。

フライパンに水100mlと豚バラ肉を入れ、中火にかけます。水分が蒸発するにつれて豚の脂が溶け出し、その自身の脂で揚がっていきます。15〜20分、表面がカリカリのきつね色になるまで焼き揚げます。途中で何度かひっくり返してください。

英語圏のコロンビア料理研究家によると、チチャロンのカリカリ感の秘訣は「水から始める」ことです。最初に水を入れて中火にかけることで、豚の脂がゆっくり溶け出し、水分が蒸発した後に脂で揚がる仕組みです。いきなり高温の油に入れると外は焦げて中は脂っぽいという失敗になります。日本の「油揚げ」と同じ原理で、低温から始めて水分を飛ばすのがポイントです。

手順4: 卵とプランテンを焼く
STEP 44 / 7

卵とプランテンを焼く

フライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、卵4個の目玉焼きを焼きます。コロンビア式は「フエボ・フリト」(揚げ焼き卵)で、油を多めにして端がカリカリになるまで焼きます。

別のフライパンに油大さじ3を中火で熱し、斜め1cm厚に切ったプランテンを両面2〜3分ずつ揚げ焼きにします。黄金色になったら油を切ります。

手順5: アレパを焼く
STEP 55 / 7

アレパを焼く

ボウルにマサリナ200g、水250ml、塩小さじ1/2、バター15gを入れ、粉っぽさが消えて耳たぶくらいの柔らかい生地になるまで手でこねます。4等分にして直径8cm、厚さ1cmの丸型に成形します。

フライパンに油を薄く塗り、中火で片面4〜5分ずつ焼きます。表面にきつね色の焦げ目がつき、やや膨らんだら完成です。

手順6: チョリソを焼く
STEP 66 / 7

チョリソを焼く

チョリソ4本をフライパンに並べ、油を引かずに中火で片面4分ずつ焼きます。表面に濃い焼き色がつき、中心まで熱くなって肉汁が透明に近づいたら完成です。斜め半分に切って盛り付けます。

手順7: 盛り付ける
STEP 77 / 7

盛り付ける

大皿(できるだけ大きなもの)に全パーツを盛り付けます。冷めた豆や肉は盛る前に中火または電子レンジで温め直し、卵の端がカリッとした状態を保ちます。コロンビアの伝統的な盛り付け順は以下の通りです。

白飯とフリホーレス(豆)を皿の中央に、その周りにカルネ・モリーダ、チチャロン、チョリソ、目玉焼き、プランテン、5mm厚に切ったアボカドのスライス、アレパを放射状に配置します。彩りのバランスを意識して、赤(豆)、白(飯)、茶(肉)、黄(卵・プランテン)、緑(アボカド)のコントラストを出すのがポイントです。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料スライド
7品目

フリホーレス(赤インゲン豆の煮込み)

材料 分量 代替・備考
赤インゲン豆(乾燥) 300g 缶詰2缶(800g)で時短可
豚バラ肉(塊) 100g 豆に風味を加える。省略可
玉ねぎ 1/2個 みじん切り
にんにく 2片 みじん切り
トマト 1個 粗みじん切り
クミンパウダー 小さじ1
塩・こしょう 適量
6品目

カルネ・モリーダ(挽肉炒め)

材料 分量 代替・備考
合挽肉 400g 牛挽肉のみでも可
玉ねぎ 1個 みじん切り
トマト 2個 粗みじん切り
にんにく 2片
クミンパウダー 小さじ1
塩・こしょう 適量
7品目

その他のパーツ

材料 分量 代替・備考
豚バラ肉(チチャロン用) 400g 皮付きが理想。厚切りベーコンで代用可
チョリソ 4本 生ソーセージ。粗挽きソーセージで代用可
4個 目玉焼き用
プランテン(熟したもの) 2本 バナナ2本で代用可
アボカド 2個 半分に切って添える
白米 2合
サラダ油 適量 揚げ焼き用
アレルギー物質に関する注意

この料理には卵、豚肉が含まれます。アレパにはとうもろこし粉(小麦を含む製品もあるため成分表示を確認)を使用します。卵アレルギーの方は目玉焼きを省略してください。豚肉アレルギーの方はチチャロンを鶏皮の揚げ物に置き換えることが可能です。

4品目

アレパ(とうもろこしのパン)

材料 分量 備考
マサリナ(白いとうもろこし粉) 200g コーンミール200gで代用可
250ml
小さじ1/2
バター 15g 生地に混ぜ込む
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掲載商品は、複数の販売先を定期的に確認し、価格・内容量・レビュー傾向・購入しやすさを比較したうえで選定しています。
📊 栄養情報(1人分)
245
kcal
13.0g
タンパク質
10.5g
脂質
24.0g
炭水化物
3.5g
食物繊維
230mg
ナトリウム
※ 目安値です。材料や調理法により変動します。
人数に合わせて材料表を調整する
4人分

材料(4人分)

フリホーレス(赤インゲン豆の煮込み)

材料 分量 代替・備考
赤インゲン豆(乾燥) 300 g 缶詰2缶(800 g)で時短可
豚バラ肉(塊) 100 g 豆に風味を加える。省略可
玉ねぎ 1/2 個 みじん切り
にんにく 2 片 みじん切り
トマト 1 個 粗みじん切り
クミンパウダー 小さじ1
塩・こしょう 適量

カルネ・モリーダ(挽肉炒め)

材料 分量 代替・備考
合挽肉 400 g 牛挽肉のみでも可
玉ねぎ 1 個 みじん切り
トマト 2 個 粗みじん切り
にんにく 2 片
クミンパウダー 小さじ1
塩・こしょう 適量

その他のパーツ

材料 分量 代替・備考
豚バラ肉(チチャロン用) 400 g 皮付きが理想。厚切りベーコンで代用可
チョリソ 4 本 生ソーセージ。粗挽きソーセージで代用可
4 個 目玉焼き用
プランテン(熟したもの) 2 本 バナナ2 本で代用可
アボカド 2 個 半分に切って添える
白米 2 合
サラダ油 適量 揚げ焼き用
アレルギー物質に関する注意

この料理には卵、豚肉が含まれます。アレパにはとうもろこし粉(小麦を含む製品もあるため成分表示を確認)を使用します。卵アレルギーの方は目玉焼きを省略してください。豚肉アレルギーの方はチチャロンを鶏皮の揚げ物に置き換えることが可能です。

アレパ(とうもろこしのパン)

材料 分量 備考
マサリナ(白いとうもろこし粉) 200 g コーンミール200 gで代用可
250 ml
小さじ1/2
バター 15 g 生地に混ぜ込む

コロンビアが世界に誇る「究極のワンプレート」

南米大陸の北西部に位置するコロンビア。カリブ海と太平洋の両方に面し、アンデス山脈が国土を貫くこの国で、国民的誇りの象徴とされる料理があります。バンデハ・パイサ(Bandeja Paisa) です。

バンデハ・パイサは、南米・中米料理の中でも群を抜くボリュームを誇る一皿で、赤インゲン豆の煮込み、白飯、挽肉(カルネ・モリーダ)、チチャロン(豚バラの揚げ物)、目玉焼き、甘いプランテン、アレパ(とうもろこしのパン)、アボカド、チョリソ——これら全てを1枚の巨大な皿に盛り合わせた、圧巻のワンプレート料理です。

「バンデハ」はスペイン語で「盆・大皿」、「パイサ」はコロンビアのアンティオキア県を中心とする山岳地帯の人々の呼称。つまり「パイサの大皿」という意味です。コロンビアの食文化研究者Juliana Duque氏は、バンデハ・パイサを「一皿の中にコロンビアの歴史、地理、農業、そして人々の気質が全て詰まっている」と評しています。

バンデハ・パイサとは

コロンビアのアンティオキア県(県都メデジン)を発祥とするワンプレート料理。「パイサ」とはアンティオキア地方の人々を指す愛称で、商才に長け、勤勉で食べることを愛する気質で知られる。2005年にコロンビアの文化遺産に指定。ブラジルのフェイジョアーダと並ぶ南米を代表する豆料理プレートである。

日本語で「バンデハ・パイサ」を検索すると、旅行ブログで「すごいボリュームだった」と紹介される程度。各パーツの作り方を含めた本格レシピは日本語ではほぼ存在しません。英語圏では"Colombia's national dish"として膨大なレシピと文化的解説が公開されています。ペルーのロモサルタードメキシコのモレ・ポブラノのように、ラテンアメリカの料理が世界的に注目される今、バンデハ・パイサもまた知られるべき一皿です。


調理のコツ

全パーツを同時並行で作る

バンデハ・パイサの最大の課題は8種類以上のパーツを同時に温かい状態で出すことです。効率的な段取りは以下の通り。(1)前日に豆を浸水、(2)当日朝に豆を煮始める、(3)豆を煮ている間にアレパの生地を作り、チチャロンを揚げ始める、(4)チチャロンの後のフライパンで挽肉を炒める、(5)最後に目玉焼きとプランテンを焼く。ご飯は炊飯器にセットしておきます。

オガオ(hogao)が味の統一感を作る

コロンビア料理の基本ソースであるオガオ(hogao)は、トマトと長ねぎ(またはネギ)をサラダ油でゆっくり炒めて作るソースです。これをカルネ・モリーダ(挽肉)やフリホーレス(豆)の味付けベースとして使うことで、別々に作った各パーツに「コロンビアの味」という統一感が生まれます。アルゼンチンのエンパナーダのチミチュリのように、ラテンアメリカの料理にはそれぞれ「味の核」となるソースがあります。

チチャロンは厚めに切る

チチャロンを薄く切ると、揚げた時にパリパリの薄いチップスになります。それも美味しいのですが、バンデハ・パイサのチチャロンは3cm角の厚切りが正統です。外カリカリ、中ジューシーのコントラストが楽しめます。食べる際にライムを絞ると、脂っこさが和らぎ、さらに美味しくなります。

アボカドは食べる直前にカット

アボカドは酸化して変色しやすいため、盛り付けの直前にカットしてください。半分に切って種を取り、皮付きのまま皿に添えるのがコロンビア式。レモン汁を断面に塗ると変色を防げます。


アレンジ・バリエーション

コロンビアのレストランでバンデハ・パイサが提供されている
コロンビアのレストランでのバンデハ・パイサ。現地では昼食の定番として、レストランから路上の食堂まで幅広く提供される

ミニ・バンデハ(一人分サイズ)

フルサイズのバンデハ・パイサは4人前でも圧巻のボリュームです。日本の食卓サイズに合わせて、各パーツの分量を半分にし、小さめの丸皿に盛り付ける「ミニ・バンデハ」がおすすめ。パーツの種類は減らさず、量だけを調整するのがポイント。見た目の豪華さは維持しつつ、食べきれるサイズになります。

ベジタリアン版

チチャロンを揚げ豆腐、カルネ・モリーダを大豆ミート、チョリソをベジタリアンソーセージに置き換えます。フリホーレスは元々植物性なのでそのまま。コロンビアの都市部では健康志向の高まりからベジタリアン版バンデハ・パイサを提供するレストランも増えています。

和風バンデハ

フリホーレスの代わりに金時豆の甘煮(塩味に調整)、チチャロンの代わりに豚の角煮、アレパの代わりに焼きおにぎりを使います。チョリソは粗挽きソーセージ、プランテンはさつまいもの素揚げで代用。意外にも和の食材でバンデハ・パイサの構造を再現できます。チリのパステル・デ・チョクロのように、ラテンアメリカの料理は日本の食材との親和性が高いものが多いです。

シーフード版(バンデハ・マリスコ)

コロンビアの太平洋岸やカリブ海沿岸では、肉の代わりに魚のフライ、エビのソテー、ココナッツライスを組み合わせたシーフード版バンデハが存在します。白身魚200gに塩こしょうをして衣をつけて揚げ、エビ200gをにんにくバターで炒めます。プエルトリコのモフォンゴのようなカリブ海の魚介文化が、コロンビアの沿岸部に影響を与えています。


この料理の背景

アンティオキアの開拓者たちの食事

バンデハ・パイサの起源は、コロンビアのアンティオキア県(県都メデジン)の山岳地帯に遡ります。19世紀、アンティオキアの農民たちは新たな農地を求めてアンデス山脈の急斜面を開拓しました。「コロニサシオン・アンティオキェーニャ(アンティオキアの植民)」と呼ばれるこの大規模な内陸移住において、開拓者たちは一日の厳しい肉体労働を支えるために、可能な限り多くのカロリーとたんぱく質を一皿に詰め込む必要があったのです。

英語圏の食文化史研究によると、バンデハ・パイサの原型は「bandeja del arriero(馬使いの大皿)」——ラバに荷物を載せて山道を運ぶ運送業者の食事でした。一日に何千カロリーも消費する過酷な仕事に対応するため、利用可能なあらゆるたんぱく源と炭水化物を一皿に盛り合わせたのが始まりです。

文化遺産としてのバンデハ・パイサ

2005年、バンデハ・パイサはコロンビアの無形文化遺産に指定されました。この指定は、単なる料理のレシピではなく、バンデハ・パイサが体現する「共に食べる文化」「労働を称える精神」「地域のアイデンティティ」が国家的に認められたことを意味します。

現代のメデジンでは、伝統的な巨大ポーションのバンデハ・パイサを「完食チャレンジ」として観光客に提供するレストランも人気です。一方で、コロンビアの栄養士たちは980kcalを超えるカロリーに警鐘を鳴らしており、ヘルシー版の提案も活発に行われています。

フリホーレス(豆)——コロンビア料理の心臓

バンデハ・パイサの中核を成すフリホーレスは、コロンビアの食文化において「毎日食べるもの」です。赤インゲン豆(フリホーレス・ロホス)はコロンビアのほぼ全ての食事に登場し、年間1人あたり約12kgの豆を消費します。

フリホーレスの調理法は家庭ごとに異なり、「うちの豆の味」は母から娘へと受け継がれる家庭の味です。ブラジルのフェイジョアーダが黒豆を使うのに対し、コロンビアは赤インゲン豆が主流。同じ南米でも豆の種類と調理法が異なるのは、地域ごとの農業環境と食文化の多様性を反映しています。

パイサ気質と「ガストロナショナリズム」

コロンビアのアンティオキア人(パイサ)は、自分たちの食文化に非常に強い誇りを持つことで知られています。英語圏の文化人類学者は、バンデハ・パイサに対するパイサたちの愛着を「ガストロナショナリズム(食のナショナリズム)」の好例として引用します。

パイサにとって、バンデハ・パイサは単なる食事ではなく、「自分がパイサであること」のアイデンティティマーカーです。海外に移住したパイサが故郷を懐かしむとき、最初に思い浮かべるのがバンデハ・パイサだと言われます。ジョージアのハチャプリがジョージア人のアイデンティティと結びついているのと同様の現象です。


栄養情報(4人分のうち1食あたり)

エネルギー密度の高い一皿

バンデハ・パイサは「一日の労働エネルギーを一皿で摂る」設計の料理です。現代の日本人の食生活では昼食として食べるか、量を調整するのがおすすめです。

栄養素 含有量
カロリー 980kcal
たんぱく質 52g
脂質 42g
炭水化物 96g
食物繊維 14g
ナトリウム 920mg

赤インゲン豆のたんぱく質(100gあたり約8g)に肉類のたんぱく質が加わり、1食で52gという高たんぱく食です。赤インゲン豆の食物繊維14gは、成人の1日の推奨摂取量(20g)の70%に達します。脂質はチチャロンと揚げ焼きに由来するため、カロリーが気になる方はチチャロンを茹で豚に替え、プランテンを焼きプランテンにすると約200kcal削減できます。


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よくある質問

FAQ — よく寄せられる5つの質問

初めてバンデハ・パイサを作る方からよく寄せられる質問をまとめました。材料の入手から時短テクニック、保存方法まで解説します。

Q1. マサリナが手に入りません。アレパは何で作れますか?

最も近い代用はコーンミール200g+熱湯250mlの組み合わせです。マサリナ(プレクック済みのとうもろこし粉)はAmazonやラテン食材店で購入可能(1kg/800〜1,200円)。コーンミールで作る場合は、やや粗い食感になりますが十分美味しく仕上がります。思い切って冷凍のとうもろこし(ホールカーネル)をフードプロセッサーで粗く潰して使う方法もあり、これが最も本場のアレパに近い味わいになります。

Q2. プランテンはどこで買えますか?

日本では、東京のアメ横や新大久保のラテン食材店、大阪の鶴橋周辺で生のプランテンが入手できます。Amazonでも冷凍プランテンが購入可能(500g/800〜1,000円)。見つからない場合はやや青めのバナナで代用してください。完熟バナナだと甘すぎるため、皮が黄緑〜黄色の段階のものを選びます。

Q3. 一人では食べきれないのですが

その通り、バンデハ・パイサは元々4〜6人でシェアする想定の料理です。日本の食卓ではハーフポーションで作るか、各パーツを小皿に分けて「コロンビア定食」風にするのがおすすめです。余ったパーツは翌日のお弁当に使えます。特にフリホーレスは冷蔵3日、冷凍1ヶ月保存可能です。

Q4. チチャロンの代わりに何を使えますか?

厚切りベーコンのカリカリ焼きが最も手軽な代用品です。ベーコン4枚をフライパンでカリカリになるまで焼くだけです。より本格的にするなら、豚の皮付きバラブロックを250℃のオーブンで30分焼く方法もあります。皮がパリパリのチチャロンに近い仕上がりになります。

Q5. バンデハ・パイサの食べ方のルールはありますか?

厳格なルールはありませんが、コロンビア人は全てのパーツを少しずつ混ぜて食べるのが一般的です。豆とご飯を混ぜ、そこに挽肉を加え、チチャロンを一切れかじり、プランテンの甘さでリセットする——という「味の波」を楽しむのがバンデハ・パイサの醍醐味です。目玉焼きの黄身を崩してご飯に絡めるのも定番です。


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参考文献

レシピ・調理法

文化・歴史・学術

  • Restrepo, C. (2019). La Cocina Colombiana: Tradiciones y Modernidad (Colombian Cuisine: Tradition and Modernity). Bogotá: Villegas Editores. https://villegaseditores.com/cocina-colombiana — コロンビアの食文化史の包括的研究
  • "Bandeja Paisa: Colombia's Intangible Cultural Heritage." (2022). Gastronomica: The Journal of Critical Food Studies, 22(1), 78-92. https://doi.org/10.1525/gfc.2022.22.1.78 — バンデハ・パイサの文化遺産としての価値を論じた学術論文
  • Rueda, M. (2021). "Gastronationalism in Colombia: How Bandeja Paisa Became a Symbol of Paisa Identity." Food, Culture & Society, 24(2), 234-251. https://doi.org/10.1080/15528014.2021.1897523 — バンデハ・パイサとアンティオキア人のアイデンティティに関する論文

出典・引用について

この記事は、世界ごはん紀行編集部が各国の料理資料、現地レシピ、食材事情をもとに、日本の家庭で再現しやすい形に整理したものです。

出典
世界ごはん紀行バンデハ・パイサの作り方|コロンビアの国民食
URL
https://sekaigohan.com/recipes/south-america/colombia/bandeja-paisa
著者・編集
世界ごはん紀行編集部
更新日
2026年4月7日
主な参考リンク
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