揚げたポタラとじゃがいもを濃いスパイスグレイビーで煮たアルー・ポタラ・ラサ
🌍料理インド・オディシャ料理

アルー・ポタラ・ラサの作り方|オディシャのポタラとじゃがいものカレー

約16分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 9

ポタラとじゃがいもを切る

手順1: ポタラとじゃがいもを切る

ポタラは薄い外皮を小さな包丁で軽くこそげ、斜め半分に切ります。じゃがいもは皮をむき、縦に4等分します。2つの野菜は順に揚げるので、別々にしておきます。

STEP 22 / 9

スパイスペーストを浸してすりつぶす

手順2: スパイスペーストを浸してすりつぶす

乾燥赤唐辛子、ベイリーフ1枚、グリーンカルダモン、クミンシード、コリアンダーシード、melon seeds、カシューナッツをボウルに入れ、水をかぶるまで注いで1〜2時間浸します。その後、なめらかなペーストにすりつぶします。原典には水の量の記載がありません。ミルが回りにくいときは、ごく少量の水だけ足してください(編集部の判断)。

STEP 33 / 9

玉ねぎ・にんにく・しょうがをすりつぶす

手順3: 玉ねぎ・にんにく・しょうがをすりつぶす

玉ねぎ、にんにく、しょうがを一緒に、細かいペーストにします。トマトはみじん切りにして取り分けておきます。あとで単独で鍋に入れます。

STEP 44 / 9

ポタラを金色になるまで揚げる

手順4: ポタラを金色になるまで揚げる

深めの鍋で油を熱します。ポタラを入れ、金色になるまで揚げて、穴あきお玉で取り出します。ついた焼き色が、あとでグレイビーに香りを移します。

STEP 55 / 9

同じ油でじゃがいもを揚げる

手順5: 同じ油でじゃがいもを揚げる

同じ油で、じゃがいもを表面がカリッとするまで揚げます。取り出して、ポタラと一緒にしておきます。

STEP 66 / 9

砂糖を軽く色づけ、香味ペーストを炒める

手順6: 砂糖を軽く色づけ、香味ペーストを炒める

鍋に残った油に砂糖を入れ、軽くカラメル化させます。濃く色づけてはいけません。2枚目のベイリーフと、玉ねぎ・にんにく・しょうがのペーストを加えます。弱火で、ペーストが金色になり、香りが立つまで炒めます。

STEP 77 / 9

トマトを煮て、ターメリックと塩を加える

手順7: トマトを煮て、ターメリックと塩を加える

みじん切りのトマトと、水小さじ2〜3を加えます。蓋をして3〜4分煮ます。ターメリックと塩を入れ、鍋の縁に油が分かれて浮いてくるまで炒め続けます。

STEP 88 / 9

スパイスペーストを加熱し、ガラムマサラを入れる

手順8: スパイスペーストを加熱し、ガラムマサラを入れる

スパイスペーストを加えて3〜4分加熱します。野菜を戻す前に、ガラムマサラを混ぜ入れます。原典にはガラムマサラが材料にあるものの、入れる時点の記載がありません。入れ忘れないよう、この時点にしているのは編集部の選択です。

STEP 99 / 9

野菜を戻し、熱湯で煮る

手順9: 野菜を戻し、熱湯で煮る

揚げたポタラとじゃがいもを鍋に戻し、グレイビーにやさしくからめます。蓋をして弱火で2〜3分煮ます。熱湯250 mlを注ぎ、沸騰させます。そのあと蓋をして、いちばん弱い火で10〜12分煮ます。火を止めて完成です。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

21品目

材料

アルー・ポタラ・ラサのポタラ、じゃがいも、玉ねぎ、香辛料と種実
1仕込み分の野菜、香味野菜、ホールスパイス、melon seeds、カシューナッツ

以下は書籍レシピの分量そのままで、増減していません。何人分かは原典に書かれていません。ポタラとじゃがいもの重さが、皮むきや下処理の前か後かも不明です。塩は「as per taste(好みで)」とだけあります。油は合計100 mlと示されていますが、各工程への配分は書かれていません。このレシピでは、野菜を順に揚げ、残った油でグレイビーのベースを作ります。

材料 分量 代替・備考
ポタラ(pointed gourd/parwal) 200 g 主役の野菜。表面を軽くこそげ、斜め半分に切る
じゃがいも 100 g 縦に4等分。原典に品種の指定はなし。皮をむくのは編集部の選択
玉ねぎ 150 g にんにく、しょうがと一緒にすりつぶして一つのペーストにする
にんにく 25 g 玉ねぎ・しょうがのペーストに使う
しょうが 10 g 玉ねぎ・にんにくのペーストに使う
トマト 100 g みじん切り。ペーストにはせず、別に加える
ベイリーフ 2枚 1枚はスパイスペーストと一緒に浸水し、もう1枚は玉ねぎ・にんにく・しょうがのペーストと油に入れる。2枚を同時に入れない
ガラムマサラ 2 g 原典の材料表にあるが、加える時点の記載はなし。ここでは工程8の最後に加える(編集部の選択)。配合は製品によって異なる
ターメリックパウダー 2 g トマトの後に加える
砂糖 5 g 残った油の中で軽くカラメル化させる。色を濃くしない
塩 as per taste 原典に分量の記載なし
油 100 ml ポタラとじゃがいもを順に揚げ、残った油でグレイビーのベースを作る
乾燥赤唐辛子 2本 スパイスペースト用。品種や辛さは指定なし
グリーンカルダモン 2粒 スパイスペースト用
クミンシード 2 g スパイスペースト用
コリアンダーシード 4 g スパイスペースト用
melon seeds 10 g スパイスペースト用。原典ではどの種かは特定されていない
カシューナッツ(ホール) 10 g スパイスペースト用。原典では省略可。この版では使う
水(トマト用) 小さじ2〜3 工程7でトマトと一緒に加える
水(浸水用) スパイスペーストの材料がかぶる量 原典に分量の記載なし
熱湯 250 ml 最後の煮込み用

炊いた白いご飯を、好きなだけ添えて食べられます。カレー本体とは別の付け合わせです。

アレルギーについて

この版にはカシューナッツ(木の実)が入っています。原典では省略可とされています。抜くとグレイビーのとろみとコクが変わります(「アレンジ」を参照)。ガラムマサラなど市販のスパイスは、アレルゲン表示を確認してください。

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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

アルー・ポタラ・ラサ:瓜を先に揚げ、グレイビーは後から重ねる

この鍋で守りたいこと

ポタラとじゃがいもは、グレイビーに入れる前に、それぞれ金色の表面を作っておきます。グレイビーは二層です。甘く香る玉ねぎ・にんにく・しょうがのベースと、浸水した種実とホールスパイスのペースト。最後に熱湯で短く煮て、全体をまとめます。

鍋に油を入れ、縞模様の小さな瓜を揚げることから始まります。ポタラは表面を軽くこそげて斜め半分に切り、金色になるまで揚げて取り出します。同じ油にじゃがいものくし形を入れ、表面がカリッとするまで揚げます。グレイビーはそこからです。残った油に少しの砂糖とベイリーフを入れ、玉ねぎ・にんにく・しょうがのペーストを炒め、トマトとターメリックを加え、さらに浸水した唐辛子・ホールスパイス・melon seeds・カシューナッツで作った二つ目のペーストを合わせます。揚げた野菜を戻し、熱湯で仕上げます。

これが、アルー・ポタラ・ラサ(ଆଳୁ ପୋଟଳ ରସା)の形です。Aloo Potala Rasaa、Potala Rasaとも書かれ、ここではデバシシュ・パタナイク(Debasish Patanaik)の『Odia Byanjana: Classic Odia Recipes』に載っているレシピを紹介します。この記事はこの1本のレシピに沿い、ほかの配合とは混ぜていません。

このレシピについて

分量と手順は、出版された書籍のレシピによるものです。世界ごはん紀行の編集部では、このレシピをまだ台所で試作していません。そのため、人数、完成量、総調理時間、栄養の数値は載せていません。原典に書かれておらず、実測もしていないためです。

主役のポタラは、英語ではpointed gourd、インドの市場ではparwalの名で知られる野菜です。日本では普段のスーパーに並ぶ野菜ではありません。ほかの瓜は別の野菜なので、後ろの買い物の節では、試していない代用品をすすめるのではなく、探すときの確認点を書きます。

家庭のポタラ・ラサと、寺院の供物は同じ配合ではない

書籍の抜粋は、ポタラ・ラサ(Potala Rasaa)をオディシャの家庭でよく知られた料理として紹介しています。形は二つあります。ひとつはポタラだけで作るsatvik版で、玉ねぎもにんにくも使いません。もうひとつは、じゃがいもを加えてマサラを濃くしたnon-satvik版です。この記事のレシピは後者で、玉ねぎ、にんにく、じゃがいもを使います。

同じ抜粋には、プリーのジャガンナート寺院のマハープラサード(Mahaprasad)にポタラ・ラサが含まれるという記述もあります。そのため寺院の料理と混同しやすいのですが、玉ねぎとにんにくの入るこのレシピを、寺院の供物と呼ぶことはできません。この記事も、マハープラサードを家庭で再現したものとしては扱いません。オディシャ州観光局は、宗教文化がオディアの食に与えた影響と、プリーのマハープラサードが土鍋を何段にも重ねて調理されることを紹介しています。これはオディシャの食に関する一般的な背景であり、この料理ひとつの歴史を語るものではありません。

家庭ごとの違いもあります。オディアの菜食の家庭料理の宴席を書いた旅行記には、じゃがいもとポタラを、ホールのガラムマサラ、しょうが、にんにく、ココナッツ、クミンのグレイビーで仕立てたalu potala rassaが出てきます。書籍レシピのすりつぶしたスパイスペーストとは違う作り方です。これはひとつの家庭の例であり、下のレシピには混ぜていません。インドのほかの料理はインドの国別ページもご覧ください。

書籍の抜粋も宴席の旅行記も、ポタラを夏の野菜として紹介しています。これはオディシャでの話で、日本でいつ手に入るかを示すものではありません。


道具

書籍のレシピには道具の指定がありません。手順に合う、ふつうの道具を挙げます。

  • 小さめの包丁とまな板
  • スパイスペーストの材料を浸す小さなボウル
  • 二つのペーストを作るためのスパイスミル、小さなミキサー、または石のすり鉢
  • 蓋つきの深めのフライパンか鍋(野菜を揚げ、そのままグレイビーを煮られる深さ)
  • 穴あきお玉
  • 揚げた野菜をのせる皿

ポタラとmelon seedsを探すとき

ポタラ。 pointed gourd、parwal、potalaのどの名前でも検索してみてください。インド・南アジア系の食材店が見つかりやすい候補ですが、置いているかどうかは店によって違います。ふつうのスーパーで売っているほかの瓜は、形も水分も食感も違います。このレシピのために比べた代用品はないので、おすすめはしません。別の野菜で作る場合は、このレシピではなく、自分なりのアレンジになります。

melon seeds。 原典には「melon seeds」としかなく、どの植物の種かは特定されていません。買うときはパッケージの表記を確認してください。かぼちゃの種など、ほかの種が同じものだとは考えないでください。カシューナッツと一緒に、ペーストにとろみをつける役目があります。

ホールスパイス。 乾燥赤唐辛子、グリーンカルダモン、クミンシード、コリアンダーシードは、ホールのスパイスとして広く売られています。唐辛子の品種が指定されていないので、辛さは手元の唐辛子次第です。

うまくいかないとき:鍋で見るところ

原典には失敗したときの戻し方や、足す水の量は書かれていません。このレシピは試作もしていないので、以下は測った対処法ではなく、鍋の中で見るところです。

見るところ 理由 対処
工程6で砂糖が濃く色づく 砂糖は軽くカラメル化させるだけ。焦げると苦くなる よく見て、砂糖が薄い色のうちにベイリーフと香味ペーストを入れる
熱い油にペーストを入れたときの跳ね 水分の多いペーストが熱い油に触れると跳ねる そっと入れて、手や顔を離し、必要なら蓋を盾にする
ベースが鍋底に焦げつく ペーストとトマトは濃く、焦げやすい レシピで指示のある所は弱火にして、炒めながら混ぜる
野菜が崩れる グレイビーに戻したあと、何度も混ぜると崩れる やさしく返し、混ぜる回数を減らして、煮込みの終盤に状態を確かめる
グレイビーが濃すぎる気がする 原典の熱湯は250 mlで固定され、追加の指示はない 水を足すのは、レシピへの自分の変更になる。ここでは試した分量を示せない

アレンジ

書籍のレシピからの変更で、別の本格的なバージョンではありません。

  • カシューナッツなし。 原典ではカシューナッツは省略可です。木の実を避けたい方の選択肢ですが、グレイビーのコクととろみは弱くなります。
  • 辛さの調整。 レシピは乾燥赤唐辛子2本です。増やす・減らすのは自分の調整です。品種が指定されていないので、辛さは買った唐辛子にも左右されます。
  • satvik版。 書籍の抜粋には、玉ねぎもにんにくも使わず、ポタラだけで作るsatvik版の説明がありますが、ここではそのレシピは紹介しません。このレシピから材料を抜くだけでは再現できません。

食べ方

食卓に出したアルー・ポタラ・ラサとご飯
アルー・ポタラ・ラサと、横に添えた白いご飯

書籍の抜粋は、「熱いご飯と楽しむオディアのレシピ」という見出しの下にあります。炊いた白いご飯と一緒に食べるのは、自然な選び方です。宴席の旅行記には、食卓にご飯とロティが並んでいたと書かれています。これはひとりの書き手が見た一度の食事の記録で、どの家庭にも通じる決まりではありません。

残ったとき

書籍のレシピに、保存についての記載はありません。厚生労働省の家庭向け食中毒予防の一般的な案内を参考にします。

  • 残りは清潔で浅い容器に小分けして、早く冷ます。
  • 室温に長く置かない。
  • 温め直すときは、十分に加熱する。

この料理について、保存できる期間は示していません。

よくある質問

ポタラとは何ですか?

ポタラはpointed gourd(parwalとも呼ばれます)で、縞模様のある小さな瓜です。このカレーの主役の野菜です。インド・南アジア系の食材店で、この3つの名前で探してみてください。ほかの瓜は別の野菜で、このレシピでは代用品を試していません。

プリーのジャガンナート寺院のポタラ・ラサと同じですか?

違います。書籍の抜粋は、寺院のマハープラサードにポタラ・ラサがあることに触れ、玉ねぎもにんにくも使わないsatvik版を別に説明しています。このレシピは玉ねぎ、にんにく、じゃがいもを使う、家庭風のnon-satvik版で、寺院の供物ではありません。

melon seedsはどんな種を使えばよいですか?

原典には「melon seeds」としかなく、どの植物の種かは特定されていません。買うときはパッケージの表記を確認してください。かぼちゃの種などが同じものだとは考えないでください。

カシューナッツは抜けますか?

抜けます。原典で省略可とされています。ただし、グレイビーのコクととろみは弱くなります。

どれくらい煮ますか?

熱湯を入れて沸騰させたあと、蓋をしていちばん弱い火で10〜12分煮ます。その前に、戻した野菜を蓋をして弱火で2〜3分煮ます。

ガラムマサラはいつ入れますか?

原典には2 gと書かれていますが、入れる時点の記載はありません。この記事では工程8の最後、スパイスペーストを3〜4分炒めた後、野菜を戻す前に入れます。これは編集部の選択です。

主な参考リンク

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