葉包みを開いた皿に、角切り牛肉とトマト・玉ねぎの蒸し汁が見える。横に蒸したさつまいもを添えた、自然光の家庭料理写真
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牛肉ルウォンボの作り方|ウガンダの牛肉をバナナの葉で包んで蒸す

約14分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 7

牛肉を乾くまで焼く

手順1: 牛肉を乾くまで焼く

牛肉500 gを塊のまま、表面がとても乾くまで焼きます。原典は方法も時間も温度も示していません。家庭の台所では、油を引かずにグリルパンか焼き網で焼くのが一例です。この段階ではソースも野菜も絡めません。

New Visionの取材では、肉を炭火で軽く焼き、葉を火で燻すと語られています。家庭のグリルパンでは、その燻した香りは再現できません。ここは炭火の煙を真似る工程ではなく、牛肉を乾くまで焼く工程と考えてください。

STEP 22 / 7

焼いた牛肉を角切りにする

手順2: 焼いた牛肉を角切りにする

焼いた牛肉を清潔なまな板に移し、角切りにします。原典は大きさを指定していません。一口大にするのは編集部の例で、包みから食べやすいようにしています。生肉に触れた道具とは分け、清潔なまな板と包丁を使ってください。

STEP 33 / 7

葉を直火でしならせる

手順3: 葉を直火でしならせる

バナナの葉から葉柄と中央の太い葉脈を切り取ります。切り取ったものは手順5で使うので取っておきます。葉身は直火の上に数秒かざして、しなやかにします。焦がすのが目的ではありません。しならせておくと、折っても割れにくくなります。この短いあぶりは葉をやわらかくするためだけの工程で、New Visionの取材で語られている葉の燻しとは別物です。

STEP 44 / 7

具を入れて、包みを結ぶ

手順4: 具を入れて、包みを結ぶ

ボウルに葉を重ねて器の形にします。そこに角切りの牛肉、次に細かく刻んだトマト、玉ねぎ、にんにくを入れ、カレー粉を加え、最後に塩を控えめに加えます。具は3つの包みに分けます。

葉の縁を具の上に寄せ集め、食品用のたこ糸でしっかり結びます。汁をこぼさない、閉じた包みにするのがねらいです。

STEP 55 / 7

鍋を蒸し器にする

手順5: 鍋を蒸し器にする

深鍋の底に水を入れます。手順3で切り取った葉柄と葉脈を底に渡して台にし、包みが水に触れないようにします。蒸し台でも同じ役目を果たします。台の上に包みを置き、どれも水に浸からないことを確かめます。新しい葉を上からかぶせ、蓋をします。

STEP 66 / 7

約1時間蒸して、中心を確かめる

手順6: 約1時間蒸して、中心を確かめる

約1時間蒸します。その間は水の量を見て、鍋が空焚きにならないよう適宜足してください。ただし、包みが水に浸かるほど入れてはいけません。

蒸し終えたら包みをひとつ開き、清潔な温度計を牛肉のひとかけらの中心に差します。家庭向けの一般的な目安として、日本の厚生労働省は、中心温度75°Cで1分以上の加熱を示しています。焼き色や汁の色、1時間たったことだけでは、これを確かめたことにはなりません。中心75°Cで1分以上という加熱条件を満たしていなければ、包みをもう一度閉じて蒸し続け、改めて確認します。硬めの部位は、柔らかくなるまでさらに時間がかかることもあります。決まった延長時間はないので、測りながら確かめてください。

加熱が確認できたら、汁を味見して、必要なら塩を調整します。

STEP 77 / 7

葉のまま盛りつける

手順7: 葉のまま盛りつける

包みをそれぞれ皿にのせ、食卓で開きます。調理済み・味つけなしの蒸しさつまいもを、別の器に添えます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

8品目

材料

牛肉、若いバナナの葉、トマト3個、玉ねぎ1個、にんにく1片、カレー粉を個別に並べた様子。落花生ペーストやほかの野菜はない
使うのは牛肉、葉、トマト、玉ねぎ、にんにく、カレー粉と、ひとつまみの塩だけ

原典のレシピは、中サイズの包み(mpombo)3個分です。何人分かは書かれていません。3包みは原典そのものの収量であり、人数ではありません。

材料 分量 代替・備考
牛肉 500 g 具になる肉。乾くまで焼いてから角切りにする。原典は部位を指定していない
若いバナナの葉 適量(3包みが作れる枚数) 包む葉。葉の大きさで必要な枚数が変わる。食品用を選ぶ
トマト 3個 細かく刻む。包みの中の汁になる
玉ねぎ 1個 細かく刻む
にんにく 1片 細かく刻む
カレー粉 2 tsp 野菜と一緒に入れる味つけ
塩 適量(編集上の設定。実測していません) 包むときに控えめに加える。加熱を確認してから必要なら調整する
調理済み・味つけなしの蒸しさつまいも 適量(別添え) 添える主食
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

結んだ紐をほどいてバナナの葉をめくると、湯気がふわりと立ちのぼり、角切りの牛肉のまわりにトマトと玉ねぎの汁がたまっています。ルウォンボ(Luwombo、Oluwomboとも書きます)は、具材をバナナの葉で包んで蒸す、ブガンダ地方の調理法です。鍋に材料を入れてぐつぐつ煮るのではなく、包みのひとつひとつが自分の蒸気を抱えているのが、この料理の面白さです。

このレシピは、Slow Food Ugandaが記録している牛肉のルウォンボをもとにしています。牛肉は包む前に、とても乾くまで焼いてから角切りにします。それを若いバナナの葉に、刻んだトマト、玉ねぎ、にんにく、カレー粉と一緒に入れ、紐で結んで約1時間蒸します。鶏肉と落花生ソースで作る、よりこっくりした家庭版をお探しなら、鶏肉のルウォンボをご覧ください。材料も作り方も別の料理です。ウガンダの食についてはウガンダのページもどうぞ。

この包みで押さえること

牛肉は葉に包む前に乾くまで焼き、トマト・玉ねぎ・にんにくが包みの中で蒸し汁になります。この版に落花生ソースは入りません。

呼び名と綴り

Luwombo、Oluwombo、そして牛肉版を指すLuwombo lwe Nyamaといった表記があります。葉包みひとつひとつはmpombo(ンポンボ)と呼ばれます。英語で現地のレシピを探すときは、これらの綴りを「beef luwombo」と組み合わせて検索すると見つけやすくなります。

牛肉ルウォンボとは — ブガンダの葉包みは、中身が決まっていない

Slow Food Ugandaは、ルウォンボを「葉で包んだ食べ物を蒸す、ブガンダの調理法」と説明しています。Kampala International Universityの記事では、ウガンダ中央部で広く知られた料理とされ、具は赤身肉でも白身肉でも、野菜、落花生、きのこでもよく、マトケなどの主食と一緒に供されると紹介されています。つまりルウォンボはひとつの決まった材料表ではなく、包んで蒸すという技法です。この記事では、その中の牛肉版ひとつに絞って紹介します。

ウガンダの新聞New Visionの特集は、地元の料理人への取材をもとにしています。具の選び方は人によって違うものの、燻した葉、塩、水は共通だと報じています。取材された料理人のひとりは、肉を軽く焼き、Ndiizi種のバナナの葉を燻すそうです。また、特大の包みよりも、個別のmpomboが好まれるとも伝えています。New Visionはこの料理の由来にまつわる話も載せていますが、あくまで「話」として紹介されているものです。確定した史実ではなく、伝わっている話として読むのがよいでしょう。


道具

  • 牛肉を焼くグリルパンまたは焼き網
  • 清潔なまな板と包丁
  • 葉をしならせるための直火(ガスコンロなど)
  • 具を入れるとき、葉を器の形に整えるためのボウル
  • 食品用の綿の調理用たこ糸(バナナ繊維の代わり)
  • 蓋つきの深鍋。葉柄の台ではなく蒸し台を使う場合は蒸し台も
  • 鍋底に入れる水と、足し水
  • 清潔な食品用温度計

選び方と代用

原典の塩について

Slow Food Ugandaのレシピは、塩を100 gと印刷しています。この数字は資料そのものに印刷されています。ただし、訂正された値も理由も見つかっていないため、この記事では「誤植と確定した」とは言いません。かといって、その量も使いません。ここでは塩を「適量」とします。これは編集上の設定で、量ってもいませんし、試して確かめた配合でもありません。原典を直したものではないことをご承知ください。包むときは控えめに加えてください。味の調整は、牛肉の火通りを安全に確認したあとの、食べる直前にします。

カレー粉。 材料の一覧には2 tspとあり、このレシピもその量を使います。同じ資料の作り方の文章には「reasonable amounts(ほどよい量)」としか書かれていません。この違いは頭に置いて、2 tspは一覧に載っている数字であり、厳密な決まりではないと考えてください。

牛肉。 原典は部位も、焼く時間も、角切りの大きさも指定していません。煮込み向きの部位を選ぶのは編集部の提案で、原典の指定ではありません。硬い部位は、蒸す時間が長くなることもあります。

バナナの葉。 ウガンダ国外では、冷凍のバナナの葉が現実的な選択です。食品用のものを選び、解凍や下準備は商品の説明に従ってください。原典は包みをバナナの繊維で結んでいます。食品用の綿のたこ糸は、その繊維の代わりとして編集部が選んだものです。

このレシピに入れないもの。 落花生、油、だし、きのこ、にんじんは、ほかのルウォンボのレシピや鶏肉版には出てきますが、この牛肉版には含まれません。ここでは混ぜません。

表示とアレルゲン

購入した牛肉と市販のカレー粉は、原材料とアレルゲンの表示を確認してください。カレー粉は製品によって配合が異なります。

うまくいかないときは

困りごと 考えられる原因 対処
折るときに葉が割れる あぶり足りない、または葉柄や太い葉脈が残っている もう数秒直火であぶり、太い葉脈を取り除く。破れたところには別の葉を重ねる
汁が漏れる 結び方がゆるい、または葉が裂けている 寄せた縁をより強く結ぶ。具を入れる前に、ボウルの中で葉を重ねておく
包みが水に浸かっている 水が多すぎる、または台が低い 包みを葉柄か蒸し台の上に戻し、余分な水を捨てる
鍋の水が空になりそう 1時間の間に水を足していない 台より下の高さを保ちながら、適宜水を足す
牛肉が温度に届かない、まだ硬い 厚い、または硬い部位、包みが大きい 包み直して蒸し続け、温度計でもう一度確かめる。決まった延長時間はない
味がぼんやりしている 塩をあえて控えめにしている 加熱を確認したあと、少しずつ塩を足す

アレンジと別の主食

  • 鶏肉と落花生ソース。 材料も手順も異なる別の料理です。鶏肉のルウォンボをご覧ください。
  • ほかの具。 ルウォンボは、赤身肉や白身肉、野菜、落花生、きのこでも作れます。どれも別のレシピなので、この牛肉版にそのまま混ぜないでください。
  • 別の主食。 このレシピは蒸しさつまいもを添えます。Slow Food Ugandaは、蒸した青バナナ、キャッサバ、ヤムも挙げているので、どれも料理によく合います。青バナナについてはマトケをご覧ください。

食べ方 — 葉と蒸気、そして隣の主食

葉を開いたまま皿に盛った牛肉ルウォンボと、横に添えた蒸しさつまいも
包みは葉のまま盛り、味つけなしの蒸しさつまいもは別の器に添える

Slow Food Ugandaは、添える主食として、蒸した青バナナ、さつまいも、キャッサバ、ヤムを挙げています。このレシピはその中から、調理済み・味つけなしの蒸しさつまいもを選び、別の器に添えます。さつまいもはいつもの方法で火を通してください。このレシピの手順や時間には含まれません。ごはんや落花生ソースは加えません。

New Visionの記事は、香りを重く見ています。取材された人たちは、軽く焼いた肉と、火で燻した葉について語っています。それが、あの人たちが考えるこの料理の決め手です。家庭の台所では、料理のかたちをたどればよいでしょう。乾くまで焼いた牛肉、結んだ葉の包み、中に閉じ込めた蒸気です。

よくある質問

鶏肉のルウォンボとはどう違いますか?

この記事は、Slow Food Ugandaの牛肉のレシピに沿っています。牛肉を乾くまで焼いて角切りにし、トマト、玉ねぎ、にんにく、カレー粉と蒸します。落花生ソースは入りません。鶏肉版は、鶏肉と落花生ソースを中心にした別の家庭レシピです。

原典の塩100 gを使わないのはなぜですか?

その数字は資料に印刷されています。ただ、訂正された値も理由も見つかっていないため、この記事では採用せず、誤植とも断定していません。このレシピでは塩を「適量」とします。これは編集上の設定で、包むときに控えめに加え、加熱を確認してから調整します。量ってはいませんし、試して確かめたわけでもありません。

バナナの葉の代わりになるものはありますか?

資料には代用品は書かれていません。ウガンダ国外では、冷凍の食品用バナナの葉が現実的です。ほかの包み材では、香りも、折りやすさも、汁の保ち方も変わるので、現地の標準とは呼べません。

1時間蒸せば、いつも十分ですか?

いいえ。約1時間は原典の概数で、柔らかさや安全な加熱を保証するものではありません。必ず清潔な温度計で牛肉の中心を測り、75°Cで1分以上を目安にしてください。届いていなければ蒸し続けます。

残りはどう扱えばよいですか?

資料に保存期間は書かれていません。家庭向けの一般的な指針として、日本の厚生労働省は、残りを浅い容器に小分けして速やかに冷まし、冷蔵することを勧めています。再加熱は、約75°C以上になるまでを目安に示しています。

主な参考リンク

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