焼き色のついたあんぱんを割り、小豆あんと柔らかなパン生地の断面が見える
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あんぱんの作り方|粒あんを包んでふんわり焼く8個分レシピ

約13分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 9

粉類を混ぜる

手順1: 粉類を混ぜる

ボウルに強力粉225g、薄力粉大さじ3½、砂糖¼カップ、コーシャーソルト小さじ1、インスタントイースト小さじ1を入れて混ぜます。インスタントイーストは粉にそのまま入れ、溶いたり予備発酵させたりする必要はありません。

STEP 22 / 9

卵・牛乳・水を加えてまとめる

手順2: 卵・牛乳・水を加えてまとめる

生地用の卵を溶き、約30°Cに温めた牛乳50mlと水50mlと一緒に加えます。粉気がなくなり、べたつく1つの塊になるまで混ぜます。最初はべたべたしますが、慌てて粉をたくさん足さないでください。

STEP 33 / 9

こねて、バターを入れて、窓ガラスの膜になるまでこねる

手順3: こねて、バターを入れて、窓ガラスの膜になるまでこねる

約5分こねます。そのあと生地を広げ、小さく切った無塩バターを包み込んで、さらにこねます。生地がなめらかにまとまり、小さくちぎった生地が薄く透ける膜になるまで伸びれば(窓ガラステスト)こね上がりです。元のレシピは手ごねで合計約15分を目安にしていますが、時間より生地の状態を優先してください。台に打ち粉を軽くふるのはかまいませんが、たくさん足すのは避けます。

STEP 44 / 9

一次発酵

手順4: 一次発酵

約2倍になるまで

表面を張らせるように丸めてボウルに入れ、覆って暖かい場所に約1〜2時間置き、体積がおよそ2倍になるまで待ちます。粉をつけた指を生地に押し込み、跡がすぐ戻らなければ次へ進みます。元のレシピの筆者は自分の機器の発酵設定として38°Cを挙げていますが、これは一例で、生地に必須の温度ではありません。

STEP 55 / 9

8等分して15分休ませる

手順5: 8等分して15分休ませる

ガスを抜いて、生地を8等分にします。スケールで量ると、焼き上がりがそろいます。それぞれを丸め、覆って室温で15分休ませます。

STEP 66 / 9

1個につき35gのあんを包む

手順6: 1個につき35gのあんを包む

休ませた生地を手で平らにし、元のレシピのとおり三つ折りを2回して、もう一度丸めます。そのあと直径約8cmの円に広げ、中央にあんを35g置きます。縁を中心に集め、とじ目をしっかりつまんで閉じ、とじ目を下にして置きます。あんが生地の縁につくと閉じにくいので、縁には付けないでください。

STEP 77 / 9

二次発酵:約30分

手順7: 二次発酵:約30分

乾かないように覆い、約30分、およそ2倍になるまで発酵させます。この間にオーブンを200°Cに予熱します。オーブンを発酵に使っていた場合は、予熱できるように、先に別の暖かい場所へ移してください。

STEP 88 / 9

卵液を塗り、黒ごまをのせる

手順8: 卵液を塗り、黒ごまをのせる

塗り用の卵に水大さじ2を加えてよく混ぜ、刷毛で薄く塗ります。使い切る必要はありません。黒ごまは各パンの中央にのせます。元のレシピでは、卵液、ごまの順につけた小さな丸棒で押しつけるか、ふりかけるだけにするかのどちらかです。

STEP 99 / 9

200°Cで13〜15分焼き、網で冷ます

手順9: 200°Cで13〜15分焼き、網で冷ます

200°Cで13〜15分焼きます。途中で天板の焼きむらに気づいたら、一度向きを変えてください。コンベクションオーブンの場合、元のレシピは温度を15°C下げるよう案内しています。この温度と時間は元のレシピの目安で、家庭のオーブンには差があります。表面が均一なきつね色になるのを目安にしてください。焼けたら網に移して冷まします。温かいままでも室温でも食べられます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

生地、あん、卵液、黒ごまに分けて並べたあんぱんの材料
生地用の卵と塗り用の卵、生地用の水と塗り用の水は、最初から分けておく

生地の分量は、元のレシピの単位のままです。薄力粉・砂糖・バターは大さじやカップ、塩とイーストは小さじで示されています。元のレシピのメートル法の値は今回確認できていないため、グラムへの換算は足していません。この記事で量るときは、1カップを240ml、大さじ1を15ml、小さじ1を5mlとします。これは編集上の丸めた決めごとで、元のレシピから取った値ではなく、グラム換算の根拠にもなりません。

卵は合計2個ですが、役割が違います。1個は生地に、もう1個は塗り用の卵液に使います。液体も別です。生地には牛乳と水、仕上げの卵液には水大さじ2。あんは、元の材料表では10 ozですが、工程では1個につき35gを包みます。この記事では工程に合わせて280g(35g×8)を取り分けます。2つの数字は近いものの、まったく同じ量ではありません。差の分をあんぱんに足さないでください。

10品目

生地

材料 分量 代替・備考
強力粉 225g パンの骨格になる
打ち粉用の強力粉 適量(上の225gとは別) 台と指に使う。元のレシピに量の指定はないため、生地の分量には含めない
薄力粉 大さじ3½ 柔らかい食感のために加える
砂糖 ¼カップ 生地の甘みと焼き色になる
Diamond Crystal のコーシャーソルト 小さじ1 味つけ。元のレシピがこの銘柄を指定している。ほかの塩を使うときは下の「選び方と代用」を参照
インスタントイースト 小さじ1 予備発酵せず、粉にそのまま混ぜる
卵(生地用)(大きめ) 1個(元のレシピでは殻なしで約50g) 全卵を溶いて加える
全乳 50ml 約30°Cに温める
水(生地用) 50ml 約30°Cに温める
無塩バター 大さじ2½ 小さく切り、生地ができてから練り込む
1品目

中身

材料 分量 代替・備考
加糖の小豆あん(粒あん) 280g(35g×8) 中に包む。こしあんでもよい
3品目

仕上げ

材料 分量 代替・備考
卵(塗り用)(大きめ) 1個(元のレシピでは殻なしで約50g) 卵液用の別の卵
水(塗り用) 大さじ2 卵液をのばす。全部は使い切らなくてよい
炒り黒ごま 小さじ2 各パンの中央に押しつける。これが使う最大量で、均等に分ける必要はない

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小さな黄金色のパンを半分に割ると、ふんわりした淡い色の生地の真ん中から、濃い小豆あんがのぞきます。それがあんぱんです。名前は「あん(餡)」と、パンを意味する日本語の「pan」をつなげたもの。洋風のパンと和菓子のあいだにあるようなこの一品を、この記事では8個焼きます。

ここで作るのは、ふつうのインスタントイーストで膨らませる家庭向けの生地です。Just One Cookbookが公開している家庭向けレシピ1本に沿っています。米・麹・水から起こした種を長い時間をかけて管理する、伝統的な酒種(さかだね)あんぱんの再現ではありません。ですから仕上がりは、あんを包んだ柔らかく甘いイースト生地のパン。酒種あんぱん特有の香りまでは期待しないでください。

注意

このレシピは世界ごはん紀行の台所では試作していません。分量・温度・時間は公開されている元のレシピのものです。オーブンや室温、材料によって結果は変わるので、各工程の見た目や手触りの目安で次に進むかどうかを決めてください。


あんぱんの歴史

パン屋の木村屋總本店によれば、あんぱんは1874年(明治7年)に東京で生まれました。 木村屋の説明では、酒の種を使って蒸す「酒饅頭」にヒントを得て、米・麹・水から作る酒種でパン生地を仕込み、日本人の好みに合わせて餡を包んだといいます。Nippon.comの概説も、あんぱんは1874年に東京で考案され、饅頭の甘い餡とパンを組み合わせたものだと紹介しています。ただしこれは、会社自身の沿革と編集記事の要約であり、独立した歴史研究ではありません。そのため、この記事でも出どころを示したうえで紹介しています。

豆知識

木村屋とNippon.comは、どちらも1875年にあんぱんが明治天皇に献上されたと伝えています。木村屋のものは、塩漬けの八重桜を使った桜あんぱんです。桜の花はこの話と木村屋自身のパンのものであって、この記事の基本のレシピには入りません。

あんぱんは、2つの選択で考えるとわかりやすい料理です。ひとつは種で、伝統的な酒種にするか、多くの家庭向けレシピのように市販のイーストにするか。もうひとつは餡で、豆の粒を残した粒あん(tsubuan)にするか、なめらかに裏ごししたこしあん(koshian)にするか。元のレシピは粒あんを使い、こしあんでもよいとしています。この記事は、インスタントイーストと粒あんの、家庭向けの組み合わせです。同じ国の料理は日本のページにもまとめています。


道具

  • ボウル
  • デジタルキッチンスケール(粉の計量、生地の8等分、あんの小分けに役立つ)
  • スケッパー(カード)
  • ラップなど、生地の乾燥を防ぐ覆い
  • 天板
  • 刷毛
  • ケーキクーラー(網)
  • オーブン
  • 小さな丸棒(元のレシピのようにごまを押しつける場合。なくてもよい)

選び方と代用

あん: 市販のあんで作れます。粒あん(豆の粒が残る)でもこしあん(なめらか)でもかまいません。甘さや硬さは商品によって違い、硬さは包みやすさに影響します。どちらを使うときも35gずつ分けるのは同じです。アレルゲンの表示も確認してください。

塩: 元のレシピはDiamond Crystalのコーシャーソルトを使っています。ほかの塩は結晶の大きさや、ひとさじあたりの塩辛さが違うので、粒の細かい食塩を同じ体積で置き換えないでください。ほかの塩での試した分量は示していません。

イースト: 粉にそのまま混ぜて使う、予備発酵のいらないインスタントイーストです。扱いが違うアクティブドライイーストと混同せず、お手持ちの商品の表示に従ってください。

牛乳: 元のレシピは全乳です。低脂肪乳にすると食感が変わります。

そのほかの強力粉、薄力粉、砂糖、無塩バター、卵、牛乳、イーストは、ふつうのスーパーや製菓材料店で探せます。特定のブランドは必要ありません。

注意

このレシピは小麦、卵、乳、ごまを含みます。市販のあんなど包装された材料は、それぞれの表示を確認してください。交差接触の可能性は排除できません。生の卵と生の粉を含む生地は、味見しないでください。


うまくいかないときの対処

困りごと 確認すること 対処
生地がとてもべたつく 粉をたくさん足していないか 粉を足さずにこね続ける。スケッパーで生地を集め、台には軽く打ち粉をふるだけにして、さわりすぎない。選んだレシピは、手や台に油を使いません
発酵が足りない、または進みすぎた 時間だけでなく、体積と指の跡 約2倍になり、跡がすぐ戻らなくなるまで待つ。室温や生地の温度で進み方は変わる
あんが漏れる あんの量と、生地の縁 35gより多く入れない。縁にあんをつけず、とじ目をしっかりつまんでから、とじ目を下にして置く
焼きむらが出る 天板の中での位置 焼いている途中で、天板の向きを一度変える

アレンジ

  • 粒あんの代わりにこしあん: 元のレシピは使ってよいとしています。粒あんの粗い豆とは口当たりが違い、なめらかになります。
  • 黒ごまなし: 包み方も焼き方も同じです。風味と見た目だけが変わります。ほかは書いたとおりです。
  • 市販のあん: このレシピに合います。甘さや硬さは商品ごとに違います。
  • 自家製のあん: 元のレシピは、別の日に別のレシピで先に作っておくことを勧めています。この記事では豆の煮方は扱いません。
  • 伝統的な酒種あんぱん: このレシピのイーストを置き換えるだけでは作れません。酒種には専用の配合と発酵の条件が必要です。

保存と食べ方

焼きたてのあんぱんは柔らかく温かく、冷めると、パンとあんがなじんできます。粒あんは豆の食感が楽しめ、こしあんは全体がなめらかです。

元のレシピの筆者は、完全に冷ましてから密閉容器に入れ、涼しい場所で2〜3日、または冷凍で1か月までを目安としています。これはレシピ筆者の目安で、公的な食品安全の基準ではなく、とくに高温多湿の季節にはどんな場合も保証できるものではありません。保管している場所の実際の温度と、傷みの兆候を最優先に判断してください。元のレシピには温め直しの方法が書かれていないため、ここでも示しません。

よくある質問

酒種がなくても作れますか?

作れます。この記事ではインスタントイーストを使っていて、これは多くの家庭向けレシピの方法です。あんを包んだ柔らかく甘いパンになりますが、米・麹・水から作る伝統的な酒種あんぱんの香りは再現できません。

粒あん以外でもよいですか?

元のレシピによれば、こしあんでも作れます。違いは食感で、粒を残した豆か、なめらかなあんかの差です。

あんは1個にどのくらい入れますか?

8個で、1個35gずつです。それより多く入れると、閉じにくくなり、漏れやすくなります。

発酵にはどのくらいかかりますか?

目安は、一次発酵が約1〜2時間、二次発酵が約30分で、分割後に15分休ませます。あくまで目安なので、体積(約2倍)と指の跡で判断してください。

黒ごまは省けますか?

省けます。包み方も焼き方も変わりません。使う場合は、卵液とごまをつけた小さな丸棒で押しつけるか、ふりかけるだけにするかのどちらかです。

主な参考リンク

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