鶏肉としいたけ、かまぼこを入れて蒸した茶碗蒸しに、三つ葉と柚子皮を添えた一椀
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茶碗蒸しの作り方|だしと卵で作る、鶏肉入りの鍋蒸しレシピ

約14分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 9

だしを取り、300mLを量る

手順1: だしを取り、300mLを量る

昆布を水5〜6カップに約30分浸します。沸騰させないように10〜12分ゆっくり温め、昆布を取り出します。火を強めて2〜3分、やはり沸騰させずに温めます。削り節を加えて火を止め、約2分待ってから、キッチンペーパーを敷いたざるでこします。

卵液に使う300mLを量ります。残りは別の用途にとっておきます。

STEP 22 / 9

鶏肉を整えて下味をつける

手順2: 鶏肉を整えて下味をつける

鶏もも肉40gから脂を取り除きます。2〜3cmの大きさに切ると、1切れ約10gです。塩少々と料理酒小さじ1をもみ込みます。生の鶏肉はほかの材料から離しておきます。

STEP 33 / 9

具をスライスし、仕上げの薬味を用意する

手順3: 具をスライスし、仕上げの薬味を用意する

しいたけは厚さ8mmに切ります。かまぼこも厚さ8mmで4枚切ります。この2つは取っておき、最初から器に入れず、蒸している途中で上にのせます。三つ葉はざく切りにします。柚子の皮を使うなら細切りにします。この2つは仕上げ用に別にしておきます。

STEP 44 / 9

卵液を静かに混ぜてこし、少し取り分ける

手順4: 卵液を静かに混ぜてこし、少し取り分ける

だし300mLを常温か人肌程度にします。本みりん小さじ1と塩小さじ1/2〜1/3を加え、塩が溶けるまで混ぜます。

卵2個は空気を含ませないよう静かに混ぜます。味をつけただしを少しずつ加え、目の細かい網でこします。こした卵液から、合わせて大さじ2〜3を小皿に取り分けておきます。8番の工程で使います。

STEP 55 / 9

器に鶏肉を入れ、卵液を注ぐ

手順5: 器に鶏肉を入れ、卵液を注ぐ

まず、空の器を鍋に並べて、入るかどうか確かめます。下味をつけた鶏肉を器に分け入れ、残りの卵液を静かに注ぎます。器にふた、ラップ、アルミホイルはかぶせません。この方法では、器を開けたまま蒸します。

STEP 66 / 9

鍋を整え、ふたをせずに温める

手順6: 鍋を整え、ふたをせずに温める

鍋底に薄手の布を敷き、器を並べます。水を3カップ(600mL)入れます。原本の鍋では、これで深さが約2cmになります。お使いの鍋では違うこともあるので、実際の水位を確かめてください。水位は器の縁より低くします。熱湯が器に入らないようにするためです。ふたはせず、やや強めの中火にかけます。

STEP 77 / 9

ふたをして蒸し、ふたをずらして弱火にする

手順7: ふたをして蒸し、ふたをずらして弱火にする

湯が沸いたら、鍋にふたをします。やや強めの中火で3〜4分蒸します。卵液の表面が全体に白っぽくなったか確かめます。

次に、箸でふたを少しずらして隙間をつくります。弱火で5〜6分蒸します。隙間から蒸気が抜けて、鍋が強く煮立ちすぎるのを防ぎます。

STEP 88 / 9

具と取り分けた卵液をのせ、短く蒸す

手順8: 具と取り分けた卵液をのせ、短く蒸す

卵液が固まって、真ん中がゆるくたわむようになったら、しいたけとかまぼこを上にのせます。取り分けておいた大さじ2〜3の卵液を器に分けてかけます。ふたをして、やや強めの中火で2〜3分蒸します。原本では、仕上がりは表面が白く、のせた具が動かなくなった状態です。

STEP 99 / 9

余熱で仕上げ、三つ葉と柚子をのせる

手順9: 余熱で仕上げ、三つ葉と柚子をのせる

器を鍋から出し、余熱で火を通し終えます。食べる直前に、三つ葉と柚子の皮をのせます。

器の縁まで水に浸かると、沸いた湯が入ってしまうことがあります。原本では水位を縁より下にして、器は開けたまま蒸し、調節するのは鍋のふたの位置です。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

14品目

材料

茶碗蒸しの材料。卵、鶏もも肉、しいたけ、かまぼこ、三つ葉、柚子、昆布、削り節、調味料を並べたところ
だしの仕込み、卵液、仕上げの薬味と、それぞれ役割が分かれている
材料 分量 代替・備考
だし用の水 5〜6カップ(1,000〜1,200mL) だしの仕込み専用。鍋に入れる蒸し用の水とは別
昆布 5〜10g(約5×10cmの1枚) だしの仕込み
削り節(かつお節) 20〜30g だしの仕込み
卵 2個(合計100g) 卵液。原本にサイズの区分は書かれていない
取り分けただし(上のだしから) 1と1/2カップ(300mL) 卵液。使うのはこの量だけ
本みりん 小さじ1 卵液の味つけ
塩 小さじ1/2〜1/3 卵液の味つけ
鶏もも肉 40g 主な具。生のまま器に入れる
塩 少々 鶏肉の下味。卵液の塩とは別に使う
料理酒 小さじ1 鶏肉の下味
生しいたけ 1枚 1回目の蒸しのあとにのせる。厚さ8mmに切る
かまぼこ 4枚(厚さ8mm) 1回目の蒸しのあとにのせる
三つ葉 適量 仕上げ。ざく切り
柚子の皮 あれば。分量の指定なし 仕上げ。細切り

キッコーマンは、卵とだしの割合を体積で1:3としています。このレシピでは卵2個(合計100g)に対してだし1と1/2カップです。キッコーマンの計量では、1カップは200mL、大さじ1は15mL、小さじ1は5mLなので、卵液に使うだしは300mLになります。だしはミリリットルで量るのが確実です。

だしは、卵液に使う量より多めに別の仕込みとして取ります。卵に入れるのはそのうち300mLだけで、仕込んだだしを全部卵に注がないよう気をつけてください。

レシピには、何人分か、器がいくつか、器の大きさがどれだけかが書かれていません。鍋に並べて入る耐熱の器に、卵液を分けてください。

コツ

だしは卵液に使う量よりたっぷり取れます。余っただしは別の料理に回し、卵液には300mLだけ量って使います。

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茶碗蒸し ― だしを味わう小さな一椀

コツ

静かに混ぜた卵とだしを、やわらかくなめらかになるまで蒸します。鶏肉は卵液の中に入れ、しいたけとかまぼこは蒸している途中で上にのせます。三つ葉と柚子の皮は最後です。

小さな耐熱の器が鍋から上がってきます。表面は淡くなめらかで、鶏肉は卵液の下に隠れています。上のほうにはしいたけとかまぼこの薄切りがのり、三つ葉と細い柚子の皮が少し添えられています。茶碗蒸し(ちゃわんむし)は、卵にだしを合わせて蒸した日本の甘くない卵の蒸し料理です。ここでのだしは昆布とかつお節で取ります。キッコーマン ホームクッキングはこれを汁物の一品として紹介しています。卵がだしを抱え込んでいて、味わっているのは実はだしそのものだと考えるとわかりやすい料理です。

名前は、小さな器の「茶碗」と、蒸す意味の「蒸し」を合わせたものです。具や配合はレシピによって違います。この記事で追うのは、料理研究家の小田真規子さんによるキッコーマン ホームクッキングの家庭向けレシピ1本です。具は鶏もも肉、生しいたけ、かまぼこで、仕上げに三つ葉と、あれば柚子の皮を添えます。えびやぎんなんは入りません。蒸し器は使わず、ふたのある普通の鍋で蒸します。専用の蒸し器がなくても作れるのがこのレシピのよいところです。

世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作していません。分量、火加減、時間、見た目の目安は、公開されているキッコーマンのレシピをそのまま使っています。


道具

  • だしを取るための片手鍋
  • だしをこすための、キッチンペーパーを敷いたざる
  • 計量カップ(このレシピのカップは200mL)
  • 卵液を混ぜるボウルと、こすための目の細かい網
  • 取り分けた卵液を入れる小皿
  • 鍋の中に並べて入る耐熱の器(数も大きさも原本には指定がありません)
  • 器が入る、ふたつきの鍋。透明なふたなら、開けずに中の様子を見られる
  • 鍋底に敷く薄手の布
  • 鍋に入れる水:3カップ(600mL)
  • ふたを少しずらすための箸

選び方と代用

卵。 卵2個で合計100gと書かれていて、サイズの区分はありません。量れるなら量って、100gという数字を守ります。サイズを推測で決めないでください。

だし。 このレシピは、昆布とかつお節で自分でだしを取ります。仕込んだ量は卵液に要る300mLより多くなるので、残りは別の用途に使います。市販のだしなどほかのだしの素は、このレシピでは扱っていないため、案内しません。

具。 具は鶏もも肉、しいたけ、かまぼこの3つだけです。えびやぎんなんなどは別の茶碗蒸しのレシピに出てきますが、このレシピには入りません。足すと、入れない前提で作られた配合が変わってしまいます。

柚子。 原本では柚子の皮は「あれば」で、分量も書かれていません。柚子がなければ、三つ葉だけで仕上げます。

卵液の様子から何がわかるか、わからないか

このレシピの目安は、卵液の食感についてのものです。この方法の火加減、ふたの位置、時間とセットで、この鍋でのものとして見てください。資料は火加減を複数の言い方で説明しているため、なめらかに仕上がると保証する温度は、この記事では示しません。上の手順をそのまま使ってください。

見るもの・すること 原本での使いどころ わからないこと
卵液を静かに混ぜてこす 蒸す前に卵液に空気を入れない それだけでは、完璧な食感の保証にならない
ふたをして蒸したあと、表面が白っぽくなる 卵液が温まり固まり始めた合図 鶏肉がどれだけ熱くなったかは示さない
弱火でふたを少しずらす 蒸気を逃がし、強く煮立ちすぎるのを防ぐ どの鍋にも通じる温度設定ではない
真ん中がゆるくたわむ 具と取り分けた卵液をのせる時機 鶏肉に火が通った印ではない
表面が白く、具が動かない 最後に蒸したあとの仕上がりの見た目 食品衛生上の確認ではない

なめらかな卵液は、透き通っているとは限りません。鶏肉は卵液の中に隠れているものです。

注意

キッコーマンのレシピには、鶏肉の温度は書かれていません。表面が白い、真ん中がゆるくたわむ、仕上がりの見た目といった目安は食感を表すだけで、鶏肉の中心の温度を確かめるものではありません。

肉の一般的な目安として、厚生労働省は、中心部を75°Cで1分以上加熱することが大切だとしています。この数字は厚生労働省のもので、このレシピのものではありません。鶏肉に火が通ったかどうかは、卵液の確認とは別に確かめてください。

水位も大切です。縁まで水に浸かった器には、沸いた湯が入ることがあります。原本は水位を縁より下にし、器は開けたまま蒸します。調節するのは鍋のふたです。器の形や、どれくらい満たすかも、蒸し方に影響することがあります。器の大きさや数は原本にないので、ここでも示しません。

小さな器で味わう一品

三つ葉と柚子皮をのせた温かい茶碗蒸し。そばに小さなスプーンを添えた家庭の食卓
小さなスプーンで温かいうちに。汁物のような一品として食卓に並ぶ

キッコーマンは茶碗蒸しを汁物の一品として紹介しています。卵にだしの味を運ばせる料理です。このレシピでだしを丁寧に取るのも、そのためです。昆布は、加熱する前に水に浸し、沸騰させません。かつお節は、火を止めてから浸します。ひと口ごとに、卵液と、下にある鶏肉、上のしいたけとかまぼこが口に入り、三つ葉と柚子が香りを添えます。

ここで使った資料では、茶碗蒸しの起源や広まった時期は確かめられないので、この記事では歴史について何も述べません。同じ国のほかの料理は、日本のページでご覧ください。

よくある質問

このレシピは、コンロの鍋で蒸す方法です。器は開けたままにして、火加減は鍋のふたで調節します。以下の答えの多くは、そこに戻ってきます。

何人分、何個の器で作れますか?

原本には書かれていません。何人分か、器の数、器の大きさのいずれも示されていないのです。鍋に並べて入る耐熱の器に卵液を分け、水位は縁より下に保ってください。レシピの200mLのカップは計量の単位で、盛りつける器の大きさではありません。

しいたけとかまぼこを後からのせるのはなぜですか?

このレシピの段取りがそうなっているからです。最初に器へ入れるのは、下味をつけた鶏肉だけです。しいたけとかまぼこは、1回目の蒸しのあと、真ん中がゆるくたわむようになってから、取り分けた卵液を回しかけてのせます。そのあと、器をもう一度短く蒸します。

器にアルミホイルやふたをしてもいいですか?

この方法ではしません。器は鍋の布の上に開けたまま置いて蒸し、かわりに鍋のふたで調節します。最初はふたをせず、1回目の蒸しではふたをし、そのあと弱火でふたを少しずらします。

蒸し器や電子レンジでも作れますか?

このレシピは、鍋で蒸す方法だけを扱っています。ほかに公開されている茶碗蒸しのレシピには蒸し器を使うものもありますが、分量も手順もそれぞれ別です。そちらの方法で作るなら、このレシピと混ぜず、そのレシピ全体に従ってください。

取っただしは全部使えますか?

使いません。水5〜6カップから取っただしは、卵液に必要な量より多くなります。卵2個に合わせるのは300mLだけです。残りは別の用途に使ってください。

卵液が固まっていれば、鶏肉に火は通っていますか?

卵液の目安からは、そのことはわかりません。レシピには鶏肉の温度が書かれていないのです。厚生労働省は、肉の中心を75°Cで1分以上加熱するよう案内しています。卵液の食感とは別の確認として扱ってください。

主な参考リンク

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