素朴な皿にのった、表面にしわが寄った飴色の干し柿の完成品
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干し柿の作り方|渋柿をむいて吊るし、揉んで仕上げる家庭版

約12分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 13

軸を残して渋柿の皮をむく

手順1: 軸を残して渋柿の皮をむく

渋柿は、皮が残らないようにすっかりむきます。軸は残してください。軸が実を紐につなぎとめます。

STEP 22 / 13

軸を紐に掛ける

手順2: 軸を紐に掛ける

紐は60〜70cmの長さに切ります。1本の紐に6〜7個を目安に、軸を紐に掛けていきます。実どうしが触れないように間隔をあけます。

STEP 33 / 13

熱湯にさっとくぐらせる

手順3: 熱湯にさっとくぐらせる

この工程は任意です。安定した鍋に湯を沸かしてコンロに置きます。紐を持ち、耐熱の道具で実を支えながら、皮をむいた柿の表面を湯にさっとくぐらせます。やけどをしないよう注意してください。この短い浸し方で、実が殺菌されるわけではありません。

STEP 44 / 13

風通しのよい屋根のある場所に吊るす

手順4: 風通しのよい屋根のある場所に吊るす

天気が安定している時期に、紐を吊るします。場所は、風通しがよく、できるだけ日が当たり、雨がかからないところ、たとえば軒下です。実が触れ合っていないか、もう一度確かめてください。

STEP 55 / 13

雨に当てない

手順5: 雨に当てない

雨の日は、雨がかからないよう実を覆うか、紐ごと移動させて濡らさないようにします。濡れた実や乾きの遅い実を、そのまま放っておかないでください。

STEP 66 / 13

約1週間後に表面を確かめる

手順6: 約1週間後に表面を確かめる

約1週間たったら、どの実も表面をよく見ます。カビや傷みが疑われる実があれば、味見をせずに捨ててください。

STEP 77 / 13

はじめて、やさしく揉む

手順7: はじめて、やさしく揉む

清潔な指で、中の繊維をほぐすつもりで、一つずつやさしく揉みます。表面の皮を破らないように気をつけてください。

STEP 88 / 13

さらに7〜10日干す

手順8: さらに7〜10日干す

同じように風通しがよく雨のかからない場所で、さらに7〜10日干し続けます。この日数は目安で、天気しだいで乾き方は変わります。

STEP 99 / 13

数回揉みながら形を整える

手順9: 数回揉みながら形を整える

この期間のうちに、清潔な手で数回揉み、形を整えていきます。表面を傷つけないようにし、カビや傷みのように見えるものがないか、確かめ続けます。

STEP 1010 / 13

紐から外す

手順10: 紐から外す

実の中に水分を感じなくなったら、紐から外します。この感触は外す時期の目安であり、安全の証明ではありません。少しでも怪しいものは捨ててください。

STEP 1111 / 13

軸を切り落とす

手順11: 軸を切り落とす

清潔なまな板の上で、清潔なキッチンばさみを使い、軸を切り落とします。

STEP 1212 / 13

一つずつラップで包む

手順12: 一つずつラップで包む

柿は、一つずつ食品用ラップで包みます。

STEP 1313 / 13

冷蔵するか冷凍する

手順13: 冷蔵するか冷凍する

包んだ柿は冷蔵庫に入れます。好みで清潔なふたつき容器に入れても構いません。冷凍庫に入れる方法もあります。食べるときは、そのまま食べます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

1品目

材料

軸つきの渋柿、紐、皮むき用の道具
軸つきの渋柿と紐、皮むき用の包丁
材料 分量 代替・備考
渋柿(軸つき) 適量 干す実。軸を紐に掛けて吊るす

柿の数は、紐と干す場所に、間隔をあけて掛けられる分だけにします。1本の紐に6〜7個が目安で、できあがりの量の目安ではありません。砂糖・塩・酒・硫黄は加えません。

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干し柿は、むいた渋柿と一本の紐、そして丁寧な手でできる

このレシピがあなたに求めること

皮をすっかりむき、乾いた風通しのよい場所に置き、表面を破らないようにやさしく揉みます。少しでも怪しい実は、捨ててください。

軒下の雨のかからない場所に、皮をむいた渋柿が紐に吊るされています。実どうしは触れ合わないように間隔があけてあります。1週間ほどたつと、清潔な指でそっと揉む作業が始まります。干し柿は、渋柿を干して作る日本の食べ物です。ここで紹介する家庭版は、実と紐、風、そして手間をかけるだけで成り立っています。

作り方は、日本の生協パルシステムのレシピサイト「だいどこログ」にある1つのレシピに沿っています。分量と手順はこの1つの版にそろえてあり、産地や業者の製法にある時間や技は混ぜていません。パルシステムのレシピでは、熱湯にさっとくぐらせる工程は任意とされています。この記事ではその工程を入れました。ただし、これはレシピ上の手順であり、実が殺菌されることを保証するものではありません。

始める前に、住まいと天気を確かめてください

干し柿づくりは、天気が安定している時期にだけ行ってください。軒下のような、風通しがよく、できるだけ日が当たり、雨がかからない場所が必要です。雨の日に実を濡らさないための手立ても要ります。住まいや時期がこの条件を満たせないなら、作らないでください。その場合は、食品として売られている市販の干し柿を選びましょう。

試作はしていません

このレシピは、世界ごはん紀行では試作していません。乾燥にかかる日数や質感の目安は、家庭向けレシピにある目安です。安全に乾いた証拠でも、決まった仕上がりの合図でも、どんな気候でも成功するという約束でもありません。

これは乾燥であり、家庭での発酵ではありません。湿度や温度の目標値は示していません。また、この記事の写真から、実が十分に乾いているか、食べて安全かを判断することはできません。


道具

  • 食品を扱う作業に向く丈夫な紐(1本あたり60〜70cm)
  • 皮むき用の包丁またはピーラー
  • 手順3の熱湯にくぐらせる作業のための、湯を沸かした鍋と耐熱の道具
  • キッチンばさみと清潔なまな板
  • 食品用ラップ
  • 冷蔵庫に入れたい場合は、清潔なふたつき容器

選び方と代用

渋柿と表示された実を買い、どの実にも紐に掛けられる長さの軸がついているか確かめます。使える軸がなければ、この吊るし方には向きません。

このレシピには、渋柿の代用品はありません。向いている実が手に入らない場合や、乾かすのにふさわしい場所がない場合は、食品として売られている市販の干し柿を買ってください。

乾燥中のトラブル、条件を直し、怪しい実は救わない

カビや変敗が疑われるとき

食べないでください。確かめるための味見もしないでください。削る、切り取る、洗う、酒で拭く、加熱するといった方法で救おうとしないでください。迷ったときは捨てます。

干し柿の白い粉は糖分(果糖)のことがありますが、見た目だけでは安全とは言い切れません。この記事の写真の中には、表面が白っぽく見える実もあります。それらの写真は、糖とカビを見分ける手がかりにはなりません。

気づいたこと 対処
雨が来そう 濡れる前に実を覆うか、移動する
実が濡れた、または乾きが悪い そのままにしない。風通しがよく乾いた場所へ移し、傷んだと思われる実は捨てる。その条件を用意できないなら、作るのをやめて市販の干し柿を買う
実どうしが触れている 風が通るよう、紐の上で間隔を取り直す
揉んでいて表面が破れた 残りの実は、もっと軽い力で揉む。破れた実はよく見続け、傷みが疑われるなら捨てる
目安の日数がたっても、まだ水分を感じる 日数は目安として、暦で仕上がりを決めない。屋根の下の風通しのよい場所に置き続け、少しでも怪しければ捨てる
正体のわからない白い部分やその他の斑点が出た 安全だとわかっているのでなければ、その実は捨てる。判断のために舐めたり味見したりしない

アレンジ、変えてよいことと変えないこと

選択 変わること 変わらないこと
熱湯にくぐらせない パルシステムのレシピでは任意の工程なので、省くと手順3がなくなる 皮をすっかりむくこと、雨を避けること、揉むこと、怪しい実を捨てること
冷蔵または冷凍 包んだ実を、どちらに入れてもよい 一つずつ包むこと
作らずに買う 家で乾かす作業がなくなるので、条件の合わない住まいや時期に向く 食品として売られているものを選ぶこと

ほかの地域の製法は、このレシピに混ぜるバリエーションではなく、別の方式です。その乾燥時間や小屋、加熱器具、処理を、この家庭のレシピに足さないでください。できあがった干し柿はそのまま食べます。この記事のレシピには、干し柿を使った菓子や料理は含まれていません。

背景、家庭の紐と産地の製造

干し柿は、日本でもまったく違う規模で作られています。この記事が沿うのは、パルシステムの家庭向けレシピです。必要なのは紐と、実を吊るすのにふさわしい場所で、特別な設備ではありません。日本のほかの料理は日本の国別ページでも見られます。

農林水産省は、松江の西条柿の干し柿を、これとはまったく違う形のものとして紹介しています。地域の製法と季節の食文化に結びつき、専用の柿小屋を使い、乾燥期間は約1か月です。参考になる話ですが、家庭の台所や家の軒先にはそのまま当てはまりません。

神奈川県農業技術センターの干し柿づくりの資料は、実を離して干すことや、表面が乾いてから揉むことなど、家庭向けレシピと重なる考え方を示しています。天候の安定、雨よけ、皮を残さないこと、段階を踏んで手入れすることも強調しています。そのうえで、加温器具、種抜き、わら、涼しい部屋での保管にも触れていますが、これらは別の方式の話で、このレシピには含まれません。

よくある質問

湿度と温度はどのくらい必要ですか?

この記事には数値を載せていません。家庭での乾燥に安全な基準値を、使った資料が示していないからです。代わりに実際の条件を見てください。天気が安定していること、空気が動いていること、できるだけ日が当たること、実に雨がかからないことです。これらを用意できないなら、市販の干し柿を買いましょう。

白い粉は糖ですか、カビですか?

糖のことがあります。名古屋市消費生活センターには、干し柿の白い物質を顕微鏡で調べて糖類と確認した相談が1件報告されています。ただ、この1例だけでは、あなたの実の正体不明の白い部分が安全だとは言えません。米国のコネチカット大学エクステンションの一般的な助言は、正体不明のカビがついた食品は捨てるよう勧めています。干し柿に限った検査の方法ではありません。見分けられないなら、その実は捨ててください。

カビた部分だけを切り取って、残りを食べてもよいですか?

いいえ。傷んだと疑われる実を、切り取る、洗う、酒で拭く、加熱するといった方法で扱わないでください。捨ててください。

干し柿はどのくらいもちますか?

冷蔵と冷凍のどちらについても、この記事は保存期間を示していません。パルシステムのレシピに期間の記載がないためです。パルシステムは、一つずつ包んで冷蔵庫か冷凍庫で保存するとしています。名古屋市消費生活センターも、小分けにして冷凍することに触れています。常温での保存は、このレシピには含まれていません。

熱湯にくぐらせれば安全になりますか?

いいえ。レシピ上の任意の表面処理であり、殺菌ではありません。清潔な手と道具を使うこと、雨から守ること、怪しい実を捨てる心づもりは、変わらず必要です。

ヒーターで早く乾かせますか?

このレシピでは強制的な加熱を使いません。神奈川県の助言にはヒーターの話が出てきますが、別の方式の一部なので、ここで示した日数や目安と組み合わせないでください。

何個できますか?

このレシピには決まった収量がありません。用意した数だけ作り、1本の紐に6〜7個を目安にします。

主な参考リンク

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