ごま入りの酢飯を詰めた俵形のいなり寿司
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いなり寿司の作り方|ごま入り酢飯を詰めた俵形の甘辛い油揚げ

約15分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 27

米を洗う

手順1: 米を洗う

米2合を、炊く前にいつもするようにきれいなボウルで洗います。

STEP 22 / 27

米を炊飯器の内釜に入れる

手順2: 米を炊飯器の内釜に入れる

洗った米の水気を切り、炊飯器の内釜に入れます。

STEP 33 / 27

水を加える

手順3: 水を加える

水2合を注ぎます。

STEP 44 / 27

昆布を入れる

手順4: 昆布を入れる

5cm角の昆布1枚を、米と水の上にのせます。

STEP 55 / 27

ご飯を炊く

手順5: ご飯を炊く

蓋を閉めて炊きます。

STEP 66 / 27

寿司酢を温める

手順6: 寿司酢を温める

ご飯を炊いている間に、酢、酢飯用の砂糖大さじ3、塩を小鍋に入れます。混ぜながら砂糖が溶けるまで軽く温めるだけにします。ごまは後で使うので、別にしておきます。

STEP 77 / 27

ご飯を蒸らす

手順7: ご飯を蒸らす

炊き上がったら、蓋を閉めたまま約10分蒸らします。

STEP 88 / 27

寿司酢をご飯にかける

手順8: 寿司酢をご飯にかける

ご飯を幅の広い飯台かボウルに移し、温かい寿司酢をかけます。

STEP 99 / 27

混ぜて酢飯にする

手順9: 混ぜて酢飯にする

しゃもじで、ご飯粒をつぶさないように切るように混ぜて、酢をなじませます。

STEP 1010 / 27

ごまを混ぜる

手順10: ごまを混ぜる

炒りごま大さじ2を加え、酢飯にまんべんなく混ぜ込みます。

STEP 1111 / 27

油揚げをゆでる

手順11: 油揚げをゆでる

沸騰した湯に油揚げ5枚を入れ、約5分ゆでて油を抜きます。

STEP 1212 / 27

ざるに上げる

手順12: ざるに上げる

油揚げをトングでざるに上げます。熱いうちは素手でさわらないでください。

STEP 1313 / 27

麺棒で油を押し出す

手順13: 麺棒で油を押し出す

手で持てるくらいに冷めたら、清潔なまな板に1枚ずつ置き、麺棒をやさしく転がして油を押し出します。破れないよう軽く転がしてください。

STEP 1414 / 27

半分に切る

手順14: 半分に切る

油揚げを1枚ずつ半分に切り、10個分にします。

STEP 1515 / 27

袋に開く

手順15: 袋に開く

切り口から、指先で2枚の層をそっと離して、半分に切った油揚げを袋に開きます。破れないよう、ゆっくり進めます。

STEP 1616 / 27

鍋にだしを入れる

手順16: 鍋にだしを入れる

できあがっただし汁1と1/2カップを鍋に注ぎます。

STEP 1717 / 27

油揚げを入れる

手順17: 油揚げを入れる

開いた油揚げの袋を、だしの中に並べます。この鍋に入る固形の食材は油揚げだけです。

STEP 1818 / 27

砂糖を加える

手順18: 砂糖を加える

煮る用の砂糖大さじ3を加えます。

STEP 1919 / 27

みりんを加える

手順19: みりんを加える

みりん大さじ2を加えます。

STEP 2020 / 27

甘みを含ませる

手順20: 甘みを含ませる

醤油を入れる前に、弱めの火で温めて甘みを含ませます。

STEP 2121 / 27

薄口醤油を加える

手順21: 薄口醤油を加える

薄口醤油大さじ1/2を加えます。

STEP 2222 / 27

濃口醤油を加える

手順22: 濃口醤油を加える

濃口醤油大さじ1を加えます。

STEP 2323 / 27

味が含まれるまで煮る

手順23: 味が含まれるまで煮る

味のついた煮汁を油揚げに含ませるように、静かに煮ます。鍋から目を離さず、焦げつかないよう火は低めに保ってください。油揚げがきつね色になり、味が含まれたら火を止めます。

STEP 2424 / 27

手で触れるまで冷ます

手順24: 手で触れるまで冷ます

鍋を火からおろし、やけどをせずに素手で扱えるくらいまで冷まします。

STEP 2525 / 27

酢飯を10等分する

手順25: 酢飯を10等分する

ごま入りの酢飯を10等分し、それぞれをゆるく俵形にまとめます。

STEP 2626 / 27

袋に詰める

手順26: 袋に詰める

清潔な手で油揚げの袋を開いて持ち、酢飯1つ分をそっと押し込みます。10個すべて同じように詰めます。

STEP 2727 / 27

口を折って盛りつける

手順27: 口を折って盛りつける

ここで作る俵形では、袋の口を酢飯の上に折りかぶせ、折り目を下にして皿に置きます。なめらかな面が上にくるようにします。

このいなり寿司は、作りたてを食べるものとして紹介しています。酢飯も煮た油揚げも、室温に長く置かないでください。このレシピでは保存できる期間は示していません。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

13品目

材料

いなり寿司10個分の材料
米、昆布、ごま、油揚げ5枚、液体の調味料、そして2種類の砂糖と塩を分けた3つの小皿
材料 分量 代替・備考
米 2合 酢飯用に炊く
水 2合 ご飯を炊く分
昆布 5cm角1枚 ご飯といっしょに炊く
酢(千鳥酢) 大さじ3 寿司酢用
砂糖(寿司酢用) 大さじ3 寿司酢用
塩 大さじ1/2 寿司酢用
炒りごま 大さじ2 味をつけた酢飯に混ぜる
寿司用油揚げ 5枚 半分に切って10個の袋にする
だし汁 1と1/2カップ 油揚げを煮る汁。できあがっただしを使う
砂糖(煮る用) 大さじ3 油揚げに甘みをつける
みりん 大さじ2 油揚げに甘みをつける
薄口醤油 大さじ1/2 油揚げの味つけ
濃口醤油 大さじ1 油揚げの味つけ

砂糖は大さじ3が2回出てきます。酢飯用と油揚げを煮る用は別々の分量なので、違う小皿に分けて量ってください。薄口醤油と濃口醤油は別の調味料で、1つずつ順番に加えます。だしは、こして仕上げた液体だけを鍋に入れます。

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いなり寿司:ごま入りの酢飯を包む、きつね色の袋

このレシピで押さえること

だし、砂糖、みりん、2種類の醤油で煮た薄い油揚げの袋に、炒りごまを混ぜた酢飯を詰めます。10個分、口を閉じた俵形に整えます。

いなり寿司は、最後の最後まで別々に進む2つの仕込みが出会う料理です。ひとつは薄い油揚げの鍋。熱湯で油を抜いてから、だしでゆっくり煮て、つやのあるきつね色に仕上げ、甘辛い味を含ませます。もうひとつは、昆布といっしょに炊いたご飯に寿司酢を合わせ、炒りごまをちらした酢飯です。油揚げの袋が手で持てる温度まで冷めたら、酢飯を詰めて、1個ずつ口を折り込んで閉じます。

ここで紹介するのは、京都の酢の製造者、村山造酢(千鳥酢)が公開している10個分のレシピです。自社の千鳥酢を名指しで使っています。家庭向けの一例であって、全国や特定の地域の標準というわけではありません。俵形も、日本各地にある形の中から、この記事のために選んだ作り方です。

世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作していません。

作り方の要点は4つです。薄い油揚げを破かずに袋に開くこと、煮汁を含みやすいよう油を抜くこと、酢を混ぜる前にご飯を蒸らすこと、そして調味料を鍋に入れる順番を守ることです。


道具

  • 炊飯器
  • 小鍋(寿司酢を温める用)
  • 熱湯を沸かす鍋(油揚げの油抜き用)
  • トング
  • ざる
  • 麺棒
  • 包丁とまな板
  • 油揚げを煮る鍋
  • 幅の広い飯台またはボウル(酢飯用)
  • しゃもじ
  • スプーンと計量スプーン

選び方と代用

油揚げ。 袋に開きやすい、寿司用の薄い油揚げを探してください。大判の普通の油揚げしか手に入らない場合は、半分に切って同じように開けますが、厚みや破れやすさが違うので、同じ材料ではなく別の材料として扱います。

酢。 このレシピは千鳥酢を使っています。ほかの米酢や穀物酢でも寿司飯はできますが、香りと酸味が変わるため、同じ分量で入れ替えられる材料としてではなく代案として考えてください。市販の合わせ酢を使うのは、別のやり方になるので、ここでは使いません。

だし。 ふつうのかつおと昆布のだしで作れます。植物性にしたいときは昆布だしで代用できますが、うま味の深さは変わります。

醤油。 薄口を全部濃口に替えると、色と塩気が変わります。薄口がないときは、同量で入れ替えず、濃口を少しずつ足しながら味を見てください。

ごま。 ごまの色は決まっていません。好みの炒りごまを使います。

うまくいかないとき

困りごと 考えられる原因 対処
袋を開くときに破れる 急いで引っぱった、または油揚げが厚い 切り口から指先でゆっくり開く。寿司用の薄い油揚げのほうが開きやすい
油揚げが熱くて扱えない 鍋から出してすぐにさわった 麺棒で油を押し出す前も、詰める前も、さわれる温度になるまで置く
煮汁が少なくなり、鍋底が焦げそう 煮ている間の火が強い 火を弱めて目を離さない。油揚げを焦がさない
酢飯がべたつく 混ぜすぎ、または押しつぶした しゃもじで押さえずに、切るように混ぜる
寿司酢に砂糖のざらつきが残る 温め方が足りない 弱火で混ぜながら、溶けるまで温め続ける
ごまがむらになる 一か所にまとめて入れた ご飯の上に散らして、何度かに分けて混ぜる

各地のいなり寿司:形も中身もいろいろ

いなり寿司は、ひとつの決まった形があるわけではありません。キッコーマンは、地域によって俵形から三角形まで形が違うことや、ご飯にごまや甘酢れんこんなどを加える例があることを紹介しています。このレシピの俵形は、その幅の中から選んだひとつです。

キッコーマンは、味つけ済みの市販のいなり揚げを使えることにも触れています。この近道を使うと、油抜きと煮含めの手間が省けますが、仕上がりは製品の味つけ次第です。ここまでのレシピとは別の道筋になります。

資料の中でいちばん個性が際立つ地域型は、青森県の津軽のものです。農林水産省は、もち米を主に使い、赤い生姜を混ぜて桃色にした、とても甘い津軽のいなり寿司を記録しています。これは独立した郷土料理なので、このレシピには混ぜていません。

背景:ご飯を包む、揚げ豆腐の袋

農林水産省は、いなり寿司を、甘辛く煮た油揚げに酢飯やもち米を詰めたものと広く説明し、作り方は地域や家庭によって違うと述べています。キッコーマンは、薄い油揚げの袋に寿司飯を詰めたものと説明しています。この共通の枠の中で、形、ご飯、甘さ、混ぜる具が変わっていきます。

このページのレシピは酢の製造者のもので、自社の千鳥酢を名指しし、寿司酢の材料と並べてごまも挙げています。作り方の中では、ご飯に味をつけたあとでごまを混ぜているので、ここでは酢・砂糖・塩だけを温め、ごまはあとから混ぜ込みます。同じレシピには、分量のない任意の注記として酒も出てきますが、ここでは使いません。

名前の由来は、きつねにまつわる話でよく語られます。ただ、このレシピの土台になった資料ではその起源は確かめられていないため、ここでは触れません。同じ国のほかの料理は、世界ごはん紀行の日本のレシピでご覧ください。

よくある質問

なぜ醤油を2種類使うのですか?

薄口醤油と濃口醤油の両方を、砂糖とみりんのあとに1つずつ加えるレシピです。2つは別の調味料で、濃口だけにすると色と塩気が変わります。濃口しかないときは、2つ分の合計量を入れず、少しずつ足しながら味を見てください。

油揚げはどのくらい煮ればよいですか?

このレシピには、煮る時間も火加減も示されていません。時間の目安があるのは、ご飯を蒸らす約10分と、油揚げをゆでる約5分だけです。煮るときは、鍋の様子を見ながら火を弱めに保って焦がさず、油揚げがきつね色になって味が含まれたら止めます。

市販の合わせ酢や別の酢でも作れますか?

村山造酢のレシピは、千鳥酢に砂糖と塩を合わせています。ほかの米酢や穀物酢では香りと酸味が変わり、市販の合わせ酢は味のバランスが違う別のやり方です。どちらでもいなり寿司は作れますが、ここで紹介したレシピと同じものにはなりません。

これは関東や日本全国の標準的ないなり寿司ですか?

そうは言っていません。これは、ある製造者が公開しているごま入り酢飯の10個分のレシピで、俵形にまとめたものです。キッコーマンも農林水産省も、形やご飯、甘さが地域や家庭によって違うと述べています。

なぜ口を下にして折り込むのですか?

酢飯の上に口を折りかぶせ、その折り目を下にして置くのは、この記事で選んだ俵形のための扱い方です。日本各地には、ほかの形や口の閉じ方もあります。

作り置きはできますか?

作りたてを食べるレシピで、保存できる期間は示されていません。酢飯も煮た油揚げも、室温に長く置かないでください。

主な参考リンク

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