炊いたご飯に鶏肉、ごぼう、人参、干ししいたけの具を混ぜ、万能ねぎをのせた福岡のかしわめし
🌍料理日本・福岡県

福岡のかしわめしの作り方|鶏とごぼうを甘辛く煮て混ぜる郷土ごはん

約17分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 25

米をとぐ

手順1: 米をとぐ

ボウルの水で米1.7合を洗い、水気を切ります。

STEP 22 / 25

水を加える

手順2: 水を加える

米と同じ量の水を注ぎます。調味料は入れません。

STEP 33 / 25

米を浸水させる

手順3: 米を浸水させる

米を水に浸けたまま、約30分置きます。

STEP 44 / 25

ご飯を炊く

手順4: ご飯を炊く

米と水を、炊飯器のふつうの設定でいつもどおり炊きます。鶏肉、野菜、調味料は入れません。

STEP 55 / 25

干ししいたけを戻す

手順5: 干ししいたけを戻す

小さめの干ししいたけ4枚をボウルに入れ、かぶるくらいの水を注ぎます。柔らかくなるまで置きます。

STEP 66 / 25

しいたけを絞り、戻し汁をとっておく

手順6: しいたけを絞り、戻し汁をとっておく

柔らかくなったしいたけを小さなボウルの上で絞ります。戻し汁は大さじ4を取り分け、手順21で使います。

STEP 77 / 25

石づきを切る

手順7: 石づきを切る

それぞれのしいたけの、固い石づきの根元を包丁で切り落とします。

STEP 88 / 25

しいたけを切る

手順8: しいたけを切る

石づきを除いたしいたけを、細切りにします。

STEP 99 / 25

万能ねぎを洗って切る

手順9: 万能ねぎを洗って切る

切る直前に万能ねぎを流水でよく洗い、水気を切ります。生の鶏肉に触れていない清潔な包丁とまな板で小口切りにし、飾り用に12gを取り分けます。

STEP 1010 / 25

鶏肉を切る

手順10: 鶏肉を切る

鶏もも肉120gは洗わずに、生肉用のまな板で小さめのそぎ切りにします。余分な水分が出ていたら、キッチンペーパーで押さえて取ります。切ったあとは包丁とまな板を洗って消毒し、手も洗います。

STEP 1111 / 25

ごぼうをささがきにする

手順11: ごぼうをささがきにする

生の鶏肉に触れていない清潔なまな板の上で、清潔な包丁を使い、ごぼう60gを薄いささがきにします。

STEP 1212 / 25

人参の皮をむく

手順12: 人参の皮をむく

人参60gの皮をむきます。

STEP 1313 / 25

人参を切る

手順13: 人参を切る

皮をむいた人参を、細切りにします。

STEP 1414 / 25

フライパンを熱する

手順14: フライパンを熱する

空のフライパンを中火で熱します。

STEP 1515 / 25

ごま油を入れる

手順15: ごま油を入れる

熱したフライパンに、ごま油小さじ1を入れます。

STEP 1616 / 25

鶏肉を炒める

手順16: 鶏肉を炒める

鶏肉を入れて、鶏肉だけを炒めます。生の鶏肉に触れた道具は、ご飯やねぎに触れさせないでください。

STEP 1717 / 25

野菜を加える

手順17: 野菜を加える

鶏肉に火が通り始めたら、ごぼう、人参、しいたけをフライパンに加えます。

STEP 1818 / 25

全体を炒め合わせる

手順18: 全体を炒め合わせる

鶏肉と野菜を一緒に炒めます。

STEP 1919 / 25

調味料Aを合わせる

手順19: 調味料Aを合わせる

小さなボウルに、酒、砂糖、みりん、醤油を小さじ4ずつ合わせます。

STEP 2020 / 25

調味料Aを加える

手順20: 調味料Aを加える

鶏肉と野菜に、調味料Aを回しかけます。

STEP 2121 / 25

戻し汁を加える

手順21: 戻し汁を加える

しいたけの戻し汁大さじ4を注ぎます。

STEP 2222 / 25

煮詰める

手順22: 煮詰める

弱火で、汁気が具に絡み、フライパンにほとんど液体が残らなくなるまで煮詰めます。焦げそうなら火を弱めて混ぜてください。鶏肉は温度計で確かめ、中心が75°C以上で1分以上になっていることを確認します。

STEP 2323 / 25

具をご飯に加える

手順23: 具をご飯に加える

煮た具を、炊いたご飯に加えます。

STEP 2424 / 25

混ぜる

手順24: 混ぜる

清潔なしゃもじで、具をご飯にさっくりと混ぜ込みます。

STEP 2525 / 25

ねぎをのせる

手順25: ねぎをのせる

混ぜたご飯に万能ねぎ12gを散らし、できたてを食卓に出します。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

14品目

材料

4人分の米、鶏もも肉、ごぼう、人参、干ししいたけ、戻し汁用の器、ごま油、酒、砂糖、みりん、醤油、万能ねぎ
ご飯、具、仕上げのねぎに使う材料をすべて並べたところ
材料 分量 代替・備考
米 1.7合 洗って浸水し、白飯として炊く
米を炊く水 米と同量 米を浸し、そのまま炊く
鶏もも肉(骨なし) 120g 主役の具。小さめのそぎ切りにする
ごぼう 60g 土の香りと歯ごたえ。ささがきにする
人参 60g 甘みと彩り。皮をむいて細切りにする
干ししいたけ 小4枚 水で戻し、石づきを除いて細切りにする
しいたけを戻す水 適量 しいたけを柔らかくする
しいたけの戻し汁 大さじ4 具を煮る汁
ごま油 小さじ1 鶏肉を炒める
酒 小さじ4 調味料A
砂糖 小さじ4 調味料A
みりん 小さじ4 調味料A
醤油 小さじ4 調味料A
万能ねぎ 12g 生のまま、最後に飾る
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かしわめし:甘辛い鶏とごぼうを、熱いご飯に混ぜる

この版で守っていること

ご飯は白飯として単独で炊きます。鶏肉と野菜は別に甘辛く煮て、炊いたご飯に混ぜ、仕上げに生の万能ねぎをのせます。

炊飯器の白飯から湯気が上がるそばで、フライパンでは鶏肉、ごぼう、人参、干ししいたけが、酒、砂糖、みりん、醤油、そしてしいたけの戻し汁で煮詰まっていきます。汁気が具に絡んだら、ご飯に入れてさっくり混ぜ合わせる。この記事で紹介するかしわめしは、炊いたご飯に煮た具を混ぜる型です。鶏肉をお米と一緒に鍋で炊く炊き込みご飯とは違います。

レシピは、福岡市保健医療局健康増進課が提供した4人分の作り方で、農林水産省(MAFF)の郷土料理のページに掲載されているものです。同じページには、材料や作り方が地域や家庭によって違うとも書かれています。ここで紹介するのは数ある作り方のうちの代表的な一例で、これだけが本物というわけではありません。

このレシピは編集部では試作していません。分量と調理の順序は公表されているレシピのとおりで、食品衛生の注意は別の公的な案内にもとづいています。


選び方と代用

  • 米: ふつうのうるち米を使います。銘柄は問いません。
  • 鶏肉: ふつうの鶏もも肉で作れます。地元のはかた地どりでなくてもかまいません。
  • 干ししいたけ: 干ししいたけはそのまま使います。しいたけ本体と戻し汁の両方を使うため、生しいたけや顆粒だしへの置き換えは標準的な方法ではありません。
  • 醤油: 家庭で使いやすい濃口醤油をおすすめします。薄口醤油に替えて分量を換算することはしないでください。
  • 砂糖: ふつうの白砂糖を、同じ量で使います。
  • 酒: できれば飲用の日本酒を使います。料理酒は商品によって塩分などが違いますが、それを補うために塩を足すことはしません。
  • みりん: 本みりんを選んでください。みりん風調味料は別の製品です。
  • アレルギー: 醤油には大豆と小麦が含まれることがあります。醤油、酒などの表示を確認してください。

塩、だし、しょうが、こんにゃく、油揚げ、卵、のりは、この版には入れません。

道具

  • 炊飯器
  • フライパン
  • 生の鶏肉専用の包丁とまな板
  • 野菜用の、別の清潔な包丁とまな板
  • ボウル(戻し汁や調味料用の小さいものも)
  • ざる
  • ピーラー
  • 計量スプーン
  • キッチンスケール
  • ヘラ
  • 清潔なしゃもじ
  • 料理用温度計

うまくいかないとき

困りごと 対処
煮汁が焦げそう 火を弱めて、混ぜます。
フライパンに汁気がたくさん残っている 汁気が具に絡むまで、弱火で煮詰め続けます。
鶏肉は火が通ったように見えるが、自信がない 中心を温度計で確かめます。色や時間だけでは、安全とは言い切れません。
鶏肉が安全な温度に達していない 中心が75°C以上で1分以上になるまで加熱を続けます。
しいたけの戻し汁を捨ててしまった 別のだしで同じように代えることはしません。次回は手順6で戻し汁を取っておいてください。
ねぎを切った包丁やまな板が生の鶏肉に触れた ねぎには使わず、生の鶏肉に触れていない清潔な包丁とまな板に替えます。

このレシピには、具の味が濃すぎる、薄すぎる場合の決まった直し方がないため、追加の調味料の分量は示しません。

アレンジと別の形

このレシピの中でできる変更は、最初の行だけです。ほかの行は別の形のかしわめしなので、上の分量や手順に材料や工程を混ぜないでください。

形 変わる点 扱い方
ごぼうを細切りにする 公表されているレシピでは、細切りでもささがきでもよい 手軽な選択肢。この記事ではささがきにしています
炊飯器で炊くかしわめし 鶏肉と野菜を、ご飯と一緒に炊飯器で炊く 別のレシピ。この作り方の近道ではありません
折尾駅の駅弁 鶏のだしで炊いたご飯に、刻んだ鶏肉、錦糸卵、のりをのせる 比較のための、別のスタイル

福岡のかしわめし

「かしわ」は九州で鶏肉を指す言葉で、名前がそのまま料理の主役を表しています。農林水産省は、かしわめしを福岡県内に広がる料理として紹介しています。家庭や食堂で日常の食事として作られ、祭りや運動会などの特別な日にも食べられるそうです。地域の説明には、地元のはかた地どりの名前も出てきます。日本のほかの記事は日本のページからどうぞ。

同じ名前でも、料理人によって中身はかなり違います。 日本うま味調味料協会に掲載されている料理研究家・大庭英子さんのレシピは、鶏肉に下味をつけ、野菜やご飯と一緒に炊飯器で炊く方法です。同じページには、かしわめしをおにぎりにして、うどんと一緒に食べることもあると書かれています。

北九州には駅弁の形もあります。福岡県の公式観光サイト「クロスロードふくおか」は、北九州・折尾駅のホームで売られるかしわめしを、鶏のだしで炊いたご飯に、刻んだ鶏肉、錦糸卵、のりをのせたものと説明しています。ホームでの立ち売りの始まりは1921年とされていますが、この年はあくまでこの駅弁一つの歴史であり、かしわめし全体の起源ではありません。

名前から、ほかの土地の鶏飯を思い浮かべる人もいるでしょう。シンガポールの海南鶏飯や、海南島の文昌鶏飯は別の料理で、火を通した鶏肉と、そのだしや脂で炊いたご飯が組み合わさっています。福岡のこの型は、炒めて煮た具と白飯という、まったく別の道筋をたどります。

よくある質問

鶏肉はご飯と一緒に炊きますか?

この版では炊きません。具は別に煮て、炊いたご飯に混ぜます。炊飯器で炊く型もありますが、分量の違う別のレシピです。

「合」とは何ですか。換算できますか?

合は、米などに使う日本の容量の単位です。公表されているレシピは1.7合と書くだけで換算は示していないので、ここでも換算は載せていません。水は、どんな容器で量っても、米と同じ量にします。

しいたけを戻す水は、どのくらい必要ですか?

公表されているレシピの、戻し水についての書き方は、はっきりした量としては読み取れません。しいたけがかぶる程度の水、というのは編集部の実用的な提案で、レシピに書かれた分量ではありません。煮汁で大切な量ははっきりしていて、戻し汁大さじ4です。

ご飯と具の調理時間は、どのくらいですか?

公表されているレシピは、米の浸水に約30分とするだけで、炊く時間も具を煮詰める時間も示していません。そのため時間は書き足していません。炊飯は炊飯器のふつうの設定に従ってください。汁気が具に絡むという表現は、編集部が目安として添えた見た目の基準で、レシピにあるものではありません。

なぜ調味料と戻し汁を、別々に加えるのですか?

調味料Aをボウルで先に合わせ、それから調味料Aと戻し汁を順に加えるのは、作業を見やすく並べるための編集部のやり方です。公表されているレシピでは、この段階で両方を一緒に加えます。分量は変わりません。

醤油と砂糖は、どんなものを使いますか?

公表されているレシピは、醤油や砂糖の種類も、鶏肉の銘柄も指定していません。この記事の提案は、家庭で作る人のための編集部の選択です。

鶏肉は、どう加熱すれば安全ですか?

農林水産省の食品安全の案内では、鶏肉は中心温度が75°C以上で1分以上になるまで加熱します。また、鶏肉を洗わないこと、生の肉をほかの食品に触れさせないことも勧めています。この温度は別の安全上の注意で、レシピに書かれた加熱時間ではありません。

なぜねぎを洗い、別のまな板を使うのですか?

公表されているレシピは、ねぎを仕上げにのせるだけで、そのあとの加熱がありません。ねぎを洗い、生の鶏肉に触れていない包丁とまな板で切るのは、編集部が加えた安全上の補足です。道具を分ける点は農林水産省の案内、生で食べる野菜を流水で洗うことや、肉用と野菜用でまな板を分けることは厚生労働省(MHLW)の家庭向けの食中毒予防の案内にもとづいています。

残ったら保存できますか?

レシピには保存や再加熱の案内がないため、保存期間や再加熱の方法は示しません。この記事では、かしわめしを作りたてで食べる料理として紹介しています。

主な参考リンク

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