鶏むね肉とキャベツ、人参、ピーマンをミックス味噌だれで炒めた岐阜の鶏ちゃん
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鶏ちゃん(けいちゃん)の作り方|岐阜の味噌味・鶏肉と野菜の炒め物

約14分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 17

にんにくの皮をむく

手順1: にんにくの皮をむく

野菜用のまな板の上で、にんにく6gの皮をむきます。生の鶏肉からは離れた場所で行います。

STEP 22 / 17

にんにくをすりおろす

手順2: にんにくをすりおろす

にんにくを全量、小皿へ細かくすりおろします。

STEP 33 / 17

鶏むね肉を一口大に切る

手順3: 鶏むね肉を一口大に切る

生肉用のまな板で、鶏むね肉200gを一口大に切ります。鶏肉は洗いません。

STEP 44 / 17

調味料を合わせる

手順4: 調味料を合わせる

ボウルにミックス味噌32g、酒6g、薄口醤油8g、すりおろしたにんにくを入れて混ぜ合わせます。

STEP 55 / 17

鶏肉に調味料をもみ込む

手順5: 鶏肉に調味料をもみ込む

調味料に鶏肉を加え、手でもみ込んで全体にからめます。ボウルにふたかラップをして、野菜やそのまな板から離しておきます。生の鶏肉に触れた手と道具は、洗ってから次へ進みます。

STEP 66 / 17

キャベツをざく切りにする

手順6: キャベツをざく切りにする

清潔にした野菜用のまな板で、キャベツ200gをざく切りにします。

STEP 77 / 17

人参を薄い短冊切りにする

手順7: 人参を薄い短冊切りにする

人参40gを、薄くて平らな短冊切りにします。

STEP 88 / 17

ピーマンのへたと種を取る

手順8: ピーマンのへたと種を取る

ピーマンのへたと、種のついた芯を取り除きます。

STEP 99 / 17

ピーマンを細切りにする

手順9: ピーマンを細切りにする

ピーマン20gを細切りにします。

STEP 1010 / 17

フライパンに油を入れる

手順10: フライパンに油を入れる

空のフライパンに、植物油6gを入れます。

STEP 1111 / 17

油を熱する

手順11: 油を熱する

フライパンをコンロにのせ、油を熱します。

STEP 1212 / 17

下味をつけた鶏肉を入れる

手順12: 下味をつけた鶏肉を入れる

熱したフライパンに、下味をつけた鶏肉を入れます。野菜はまだ待たせておきます。

STEP 1313 / 17

鶏肉を中心まで炒める

手順13: 鶏肉を中心まで炒める

鶏肉を、中心まで火が通るまで炒めます。目安は、中心が75℃以上になり、その状態が1分間以上続くことです。表面が白くなっただけでは、火が通った証拠になりません。

STEP 1414 / 17

中心を確認する(任意)

手順14: 中心を確認する(任意)

料理用温度計がある場合は、清潔なプローブを、いちばん厚い鶏肉の中心に差し込みます。中心がまだ熱くなっていなければ、さらに加熱してからもう一度確認します。温度計がない場合も、鶏肉の中心まで火が通っていることを必ず確かめてください。

STEP 1515 / 17

キャベツ、人参、ピーマンを加える

手順15: キャベツ、人参、ピーマンを加える

キャベツ、人参、ピーマンを、まとめてフライパンに加えます。

STEP 1616 / 17

全体を炒め合わせる

手順16: 全体を炒め合わせる

鶏肉と野菜を炒め合わせます。野菜に鶏肉と調味料がなじむよう、混ぜながら炒めてください。

STEP 1717 / 17

盛り付ける

手順17: 盛り付ける

できあがった鶏ちゃんを、器に盛り付けます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

9品目

材料

4人分の鶏ちゃんに使う鶏むね肉、ミックス味噌、酒、薄口醤油、にんにく、キャベツ、人参、ピーマン、植物油
全部で9品。鶏肉と下味の調味料、3種類の野菜、少量の油
材料 分量 代替・備考
鶏むね肉(一口大) 200g 主役の食材。下味をつけて最初に炒める
ミックス味噌 32g 鶏肉にもみ込む調味料
酒 6g 鶏肉にもみ込む調味料
薄口醤油 8g 鶏肉にもみ込む調味料
にんにく 6g すりおろして鶏肉にもみ込む
キャベツ 200g ざく切り。鶏肉のあとに加える
人参 40g 薄い短冊切り。鶏肉のあとに加える
ピーマン 20g 細切り。鶏肉のあとに加える
植物油 6g フライパンを熱し、炒めるのに使う
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鶏ちゃん:鶏肉と野菜をたれで絡めて炒める郷土料理

この鍋で守ること

酒、薄口醤油、にんにくと味噌で下味をつけた鶏むね肉を先にフライパンへ入れ、キャベツ、人参、ピーマンを続けます。この順番を守り、野菜を加える前に鶏肉の中心までしっかり火を通してください。

岐阜県の山あい、主に郡上市、下呂市、高山市の南部では、鶏肉と野菜をたれで絡めて炒める料理が親しまれています。これが鶏ちゃん(けいちゃん)です。農林水産省は、各地の家庭料理を集めた「うちの郷土料理」の中でこの料理を紹介しています。鉄板やジンギスカン鍋で、焼きながら食べる形も伝えられています。

鶏ちゃんには、ひとつに決まった型がありません。農林水産省によると、味は味噌、醤油、塩などさまざまで、地域や家庭、店によって違います。下呂の鶏ちゃん専門店・杉の子も、味噌や醤油、にんにくなどでつくるたれが、店ごと、家庭ごとに異なると説明しています。唯一の正統な鶏ちゃんを示すのがこの記事の目的ではありません。公開されている家庭向けレシピをひとつ選び、それが幅広い味の中でどのあたりにあるのかを説明していきます。

今回の鶏ちゃん:鶏むね肉とミックス味噌の4人分

ここで作るのは、農林水産省の郷土料理ページに載っている4人分の鶏ちゃんです。レシピの提供元は岐阜県学校栄養士会です。一口大の鶏むね肉に、ミックス味噌、酒、薄口醤油、すりおろしたにんにくをもみ込み、キャベツ、人参、ピーマンとフライパンで炒めます。分量はすべてグラム表記で、掲載されているとおりにしています。

このレシピには、漬け込み時間、火力、加熱時間、味噌の銘柄や配合比の記載がありません。そのため、この記事でもそれらの数字は書きません。世界ごはん紀行では、このレシピを実際に台所で試作してはいません。分量と工程は掲載どおりに示し、動作がわかりやすいよう、にんにくの皮むき、鶏肉の切り分け、調味料の事前混合、ピーマンのへたと種の除去だけを下準備として書き添えています。

鶏肉を安全に加熱する

農林水産省は鶏肉について、中心部を75℃以上で1分間以上加熱することを目安に、十分に火を通すよう案内しています。あわせて、生の鶏肉は洗わないこと、生肉をほかの食品に触れさせないことも勧めています。これは鶏肉全般に向けた食品安全の案内で、鶏ちゃんのレシピ自体が定めた値ではありません。この記事の写真は各工程の動作を示すもので、温度、時間、火の通り具合の証明にはなりません。


選び方と代用

  • ミックス味噌:日本で買うなら、市販の合わせ味噌が実用的な選び方です。ただし、あくまで買い物のための解釈で、味が同じになるとは限りません。
  • 薄口醤油:色の薄い日本の薄口醤油を使います。普通の濃口醤油に替えると、色も塩気も変わります。
  • 鶏肉:むね肉のまま作ります。もも肉にすると食感も脂の量も変わり、別のレシピになります。
  • にんにく:生のにんにくをすりおろします。チューブ入りは水分、塩分、香りが異なります。
  • 酒:日本の料理酒が使えます。塩分など商品によって違いがあるので、重さは変えません。
  • ピーマン:日本のスーパーで売っている、普通のピーマンです。
  • 植物油:クセのない植物油ならどれでもかまいません。特定の種類は必要ありません。

にんにく6gは全量をすりおろして使います。この配合には、塩、水、砂糖、みりん、玉ねぎ、もやしは加えません。

道具

  • フライパン
  • にんにくをおろすおろし金
  • 包丁
  • まな板2枚(生の鶏肉用と野菜用)
  • 調味料、鶏肉、切った野菜を入れるボウル
  • へら
  • 料理用温度計(任意)
  • 盛り付ける器

うまくいかないときは

状況 対処
鶏肉に火が通ったか自信がない 加熱を続けます。温度計があれば、いちばん厚い鶏肉の中心で、75℃以上が1分間以上続くことを確認してください。色や時間だけで判断しないでください
鶏肉が生のうちに野菜を入れてしまった 鶏肉の中心まで火が通るまで加熱を続けます。次回は鶏肉だけを先に炒めてから野菜を加えます
生の鶏肉を洗いたくなった 洗いません。パックから出したら、そのまま生肉用のまな板に移してください
生の鶏肉が野菜用のまな板や包丁に触れた 野菜を切る前に、まな板、包丁、手を洗います
味が思っていたものと違う ミックス味噌は商品によって違い、配合も決まっていないので、選んだ味噌で味が変わります。分量を変えた場合は、自分のアレンジとして楽しんでください

別の型とアレンジ

次のアイデアはどれも別の型で、上のレシピの分量を少し変えたものではありません。

  • 鶏もも肉:むね肉だけでなくもも肉を使う家庭のレシピもあります。もも肉の鶏ちゃんは、食感も脂の量も違う、別のレシピとして考えてください。
  • 醤油味・塩味の鶏ちゃん:この地域では、醤油味や塩味の鶏ちゃんもあります。これらは別の地域の型で、この味噌味の代用品ではありません。
  • 食卓での調理:鶏ちゃんは、鉄板、ジンギスカン鍋、ホットプレートで焼きながら食べることもあります。食べ方の違いとして楽しめます。
  • ご飯といっしょに:ご飯とともにおかずとして出してもいいでしょう。ご飯はこのレシピの材料には入っていません。

文化と歴史:共通の形、いろいろなたれ

農林水産省によると、鶏ちゃんは1950年ごろ、ジンギスカンをまねたことが始まりとされています。その後、各地の精肉店や居酒屋がそれぞれの味を育てました。名前の由来についても複数の説が紹介されており、この記事ではひとつの語源に決めつけません。

この料理をつなぐのは、鶏肉と野菜を特製のたれで絡めて炒めるという形です。その形の中で、味噌、醤油、塩といった味の系統や調理法が、地域、家庭、店によって変わります。下呂の鶏ちゃん専門店・杉の子は、下呂と郡上を中心とした郷土料理で、鶏肉とキャベツなどの野菜を、味噌、醤油、にんにくなどのたれで焼くものだと説明しています。これは一店舗の説明で、地域全体の歴史を述べたものではありません。シマヤ株式会社の家庭向けレシピは、さらに別の型の例です。鶏もも肉またはむね肉、味噌だれ、数種類の野菜、ホットプレートを使い、同社のだし製品も入ります。この記事のレシピとは別のものです。

ここで使った学校栄養士会の型は、日常的でシンプルな例です。鶏肉にもみ込む調味料はひとつ、野菜は3種類、油は少量。ほかの日本の料理も知りたい方は、世界ごはん紀行の日本料理もご覧ください。

よくある質問

鶏もも肉でも作れますか?

この型は鶏むね肉200gを使います。もも肉に替えると食感も脂の量も変わるので、別のレシピになります。シマヤのように、もも肉またはむね肉を使い、それぞれの分量で作る公開レシピもあります。

味噌は何を使えばいいですか?

レシピには「ミックス味噌」32gとあるだけで、銘柄も配合比も書かれていません。日本で買うなら合わせ味噌が実用的な選択ですが、それは買い物のための解釈で、同じ味になる保証はありません。

鶏肉はどのくらい漬け込みますか?

掲載されているレシピには、漬け込み時間の記載がありません。この記事も、ほかのレシピから時間を借りてくることはしません。

鶏肉が安全に食べられる状態か、どう確認しますか?

農林水産省の一般的な案内では、鶏肉は中心が75℃以上になって1分間以上加熱すること、生の鶏肉は洗わないこと、生肉をほかの食品に触れさせないことが勧められています。料理用温度計があると確認しやすいものの、必須ではありません。色や加熱時間、写真だけでは、火が通ったとは言えません。

これが本場の鶏ちゃんですか?

数ある公開された家庭向けレシピのひとつです。農林水産省も杉の子も、味や作り方は地域、家庭、店によって違うと説明しています。

主な参考リンク

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