小さな器に入った、透明感ととろみのある出来上がりの葛湯
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葛湯の作り方|吉野本葛・砂糖・水で作る一人分の小鍋レシピ

約8分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 9

本葛粉を入れる

手順1: 本葛粉を入れる

空の小鍋に、吉野本葛の粉末10 gを入れます。火はつけません。

STEP 22 / 9

砂糖を加える

手順2: 砂糖を加える

乾いた粉に、砂糖5 gを加えます。

STEP 33 / 9

水を加える

手順3: 水を加える

加熱前の飲用水100 gを注ぎます。このレシピで使う水はこれだけです。

STEP 44 / 9

火にかける前に混ぜる

手順4: 火にかける前に混ぜる

ヘラで、液が均一になり、だまがなくなるまで混ぜます。粉が水の中に均一に散った状態です。この段階では、まだ透明にはなりません。

STEP 55 / 9

強火にかけて、絶えず混ぜる

手順5: 強火にかけて、絶えず混ぜる

小鍋を強火にかけ、ヘラで休まず混ぜ続けます。

STEP 66 / 9

透明感ととろみを確認する

手順6: 透明感ととろみを確認する

透明感ととろみの両方が出るまで混ぜ続けます。時計ではなく、見た目で判断してください。水のようにさらさらでも、切り分けられるような固まりでもない状態です。

STEP 77 / 9

火から外す

手順7: 火から外す

小鍋を火から下ろし、乾いた安定した場所に置きます。さらに煮る工程はありません。

STEP 88 / 9

器に注ぐ

手順8: 器に注ぐ

耐熱の器へ、気をつけて注ぎます。何も加えません。

STEP 99 / 9

気をつけて供する

手順9: 気をつけて供する

安定した受け皿に器をのせ、スプーンを添えます。熱い器を素手で握らず、口をつける前にも注意してください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

3品目

材料

本葛粉、砂糖、水を別々の器に入れた3つの材料
材料はこの3つだけ
材料 分量 代替・備考
吉野本葛(粉末)、市販の食品用 10 g とろみと透明感のもと
白砂糖 5 g 甘みをつける
飲用水(加熱前のもの) 100 g 使う液体はこれだけ。火にかける前に一度で加える
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葛湯 — 白く濁った液が、透き通ってとろみを帯びるまで

この小鍋で目指す仕上がり

3つの材料は、火にかける前にすべてそろえて混ぜておきます。そのあとは強火で絶えず混ぜ続け、透明感ととろみの両方が出たところが仕上がりです。

小鍋の中の液は、はじめは白っぽく濁っています。火にかけて混ぜ続けるうちに、その濁りが抜けて、とろりとした重みが出てきます。この変化こそが、葛粉でとろみをつけた温かい日本の飲み物、葛湯の見どころです。

この記事で紹介するのは、葛の専門店である天極堂(Tengyokudo)が公開している、一人分の小鍋レシピです。吉野本葛の粉末、砂糖、水で作ります。あくまでこの店の基本の作り方であり、日本の地域やメーカーすべてに共通する標準ではありません。天極堂は砂糖の種類を「砂糖」としか書いていないため、白砂糖を選んだのは編集部の判断です。

編集部ではこのレシピを台所で試作していません。天極堂は加熱時間、小鍋の大きさ、仕上がりの温度を示しておらず、この記事でも補っていません。同じ国のほかの料理は日本のページで紹介しています。


道具

  • キッチンスケール
  • 小鍋
  • ヘラ
  • 耐熱の器
  • 安定した受け皿
  • スプーン

選び方と代用

葛粉は、本葛と表示された食品用の粉末を選んでください。片栗粉やコーンスターチなどのでんぷんを同じ材料として扱わないでください。このレシピでは、それらがどう仕上がるかは扱っていません。また、買ってきた粉末から作る方法で、家庭で葛根から粉を精製する工程は含みません。

砂糖は、ここでは白砂糖を編集部の判断で選びました。黒糖のような茶色い砂糖は別のアレンジにあたり、この基本の一杯には含めません。

水は加熱前の飲用水を、グラムで量ります。火にかける前に小鍋へ入れてください。液体は水だけを一度だけ加えます。

熱い飲み物として扱う

出来上がった葛湯は熱く、とろみがあります。注ぐときも飲む前も気をつけてください。この記事は安全に飲める温度を示しておらず、見た目や仕上がりの目安だけでは、十分に冷めたかどうかは判断できません。

うまくいかないとき

見た目 いつ 対処
液にだまがある 加熱前 だまがなくなるまでヘラで混ぜ続け、そのあとで火をつける
まだ白く濁っている 加熱中 火にかけたまま混ぜ続ける。とろみがあるだけでは仕上がりではない
透明に見えるが、さらさらしている 加熱中 とろみがつくまで混ぜ続ける
切り分けられるほど固い 仕上がり 目指した食感を超えている。次回は分量を確かめる。水を足すのはこのレシピに含まれず、どうなるかは分からない

この一杯の外にあるアレンジ

天極堂のページには、水を牛乳、コーヒー、紅茶、豆乳に替える案や、生姜や黒糖を使ったアレンジも載っています。この記事では、葛と砂糖と水だけのプレーンな一杯にとどめるため、いずれも採用していません。試したい場合は、ここの手順を変えるのではなく、天極堂のページの手順に従ってください。

背景 — 奈良の葛と吉野本葛

奈良県が2025年3月にまとめた報告書(文化庁のウェブサイトに掲載)は、奈良における葛の歴史を扱っています。葛根が薬と食の両方に使われてきたことや、葛粉、吉野本葛についても触れています。薬としての利用は歴史上の記録にすぎません。今日、葛湯を飲んで何らかの健康効果があるとは何も示していません。

報告書は、「葛」の名と地名の国栖(くず)との関係を挙げていますが、あくまで説として書かれているため、ここでも定説としては扱いません。そのほか、吉野晒し、寒晒しと呼ばれる精製の工程、冷たい水と気候の役割、県内での葛粉の生産についても述べています。

同じ報告書には、吉野本葛という商標の地域的な定義と、葛根由来のでんぷんを原料とすることの記述もあります。現在の商標や法的な位置づけは確認していません。報告書は歴史の資料として読み、粉を買うときはパッケージの表示を頼りにしてください。

よくある質問

どのくらい時間がかかりますか?

天極堂は加熱時間を示しておらず、編集部でも計っていません。手順6の2つの見た目の目安で判断してください。

電子レンジでも作れますか?

ほかの方法もありますが、別のレシピです。前原製粉(義士ブランド)は、マグカップで粉と砂糖を少量の水で溶き、水または湯を足して電子レンジにかけ、透明になるまで混ぜる方法を紹介しています。分量も順序も天極堂のものとは違うので、2つを混ぜないでください。その方法で作るなら、そのページの手順を最初から最後まで守ります。

粉にいきなり熱湯を注いでもいいですか?

このレシピでは行いません。加熱前の水を入れ、火にかける前に混ぜます。前原製粉も、葛粉の固まりに熱い湯を直接加えないよう注意しています。

片栗粉やコーンスターチで代わりになりますか?

このレシピでは扱っておらず、同じように仕上がる、同じ飲み物になるとは言えません。

砂糖は別の種類でもいいですか?

天極堂は砂糖の種類を指定していません。白砂糖は編集部の選択です。黒糖の案はアレンジとして紹介されているもので、この基本の一杯には含まれません。

保存や温め直しはできますか?

参考にした2つのレシピページのどちらにも、保存や温め直しの案内はありません。そのため、保存期間も温め直しの方法も案内しません。このレシピは一人分です。

葛湯は体にいいですか?

この記事は、医学的・栄養的な主張をしません。奈良で葛が薬として使われてきた歴史は、今日、葛湯を飲むことに特定の効果があることを示すものではありません。

主な参考リンク

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