白い器に盛った日本の家庭風の麻婆茄子。なすの形が残り、辛みのある豚ひき肉のあんがかかり、万能ねぎが見える
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麻婆茄子の作り方|揚げずにやわらかい、豆板醤と甜麺醤の豚ひき肉あん(2人分)

約22分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 45

なすのへたを取る

手順1: なすのへたを取る

なすのへたを切り落とします。

STEP 22 / 45

縦半分に切る

手順2: 縦半分に切る

なすを縦半分に切ります。

STEP 33 / 45

斜めに切る

手順3: 斜めに切る

半分に切ったなすを、斜めに1〜1.5cm幅に切ります。

STEP 44 / 45

水にさらす

手順4: 水にさらす

切ったなすを、水を入れたボウルに入れます。

STEP 55 / 45

水けをきる

手順5: 水けをきる

なすをざるに上げます。

STEP 66 / 45

表面の水けを拭く

手順6: 表面の水けを拭く

なすの表面の水けを、キッチンペーパーで拭き取ります。なすは生のままで、表面が乾いているだけです。

STEP 77 / 45

にんにくをみじん切りにする

手順7: にんにくをみじん切りにする

生のにんにくをこまかく刻み、小さじ2分を用意します。

STEP 88 / 45

しょうがをみじん切りにする

手順8: しょうがをみじん切りにする

生のしょうがをこまかく刻み、大さじ1分を用意します。

STEP 99 / 45

万能ねぎを洗って切る

手順9: 万能ねぎを洗って切る

万能ねぎ3本を流水でよく洗ってから、小口切りにします。仕上げ用に別のボウルに取り分けておきます。

STEP 1010 / 45

Cを作る

手順10: Cを作る

片栗粉小さじ1を水小さじ2でなめらかに溶きます。

STEP 1111 / 45

Bを作る

手順11: Bを作る

しょうゆ大さじ1、酒大さじ1、鶏がらスープの素小さじ1/2、湯1/2〜2/3カップ、塩とこしょう各少々を合わせます。

STEP 1212 / 45

Aと甜麺醤を並べる

手順12: Aと甜麺醤を並べる

にんにく、しょうが、豆板醤小さじ1をAとして小皿に一緒に入れます。甜麺醤小さじ2は別の小さなボウルに分けておきます。

STEP 1313 / 45

油を熱する

手順13: 油を熱する

フライパンにごま油大さじ2を熱します。

STEP 1414 / 45

なすを入れる

手順14: なすを入れる

熱したごま油になすを入れます。

STEP 1515 / 45

塩を振る

手順15: 塩を振る

なすに塩を少々振ります。

STEP 1616 / 45

油をからめる

手順16: 油をからめる

なすを返して、油を全体にからめます。

STEP 1717 / 45

ふたをして火を通す

手順17: ふたをして火を通す

ふたをして、弱火で約2分火を通します。

STEP 1818 / 45

ふたを開ける

手順18: ふたを開ける

フライパンのふたを外します。

STEP 1919 / 45

鍋を振る

手順19: 鍋を振る

ふたをしないままフライパンを振って、なすを返します。

STEP 2020 / 45

もう一度ふたをする

手順20: もう一度ふたをする

ふたを戻して、弱火で約1分火を通します。

STEP 2121 / 45

なすを取り出す

手順21: なすを取り出す

なすがやわらかくなったら、皿に取り出しておきます。

STEP 2222 / 45

油を足す

手順22: 油を足す

同じフライパンに、ごま油大さじ1/2を入れます。

STEP 2323 / 45

Aを入れる

手順23: Aを入れる

にんにく、しょうが、豆板醤を油の中に入れます。

STEP 2424 / 45

Aを炒める

手順24: Aを炒める

弱火でAを炒めます。

STEP 2525 / 45

豚ひき肉を入れる

手順25: 豚ひき肉を入れる

豚ひき肉150gをフライパンに加えます。ここから万能ねぎを加えるまでは、生の豚肉に触れた道具や手は、洗っていない限り、仕上げの薬味に近づけないでください。

STEP 2626 / 45

豚ひき肉を炒める

手順26: 豚ひき肉を炒める

豚ひき肉をほぐしながら、色が変わるまで炒めます。豚ひき肉は、中心部が75°Cで1分間以上、またはそれと同等の加熱を目安にしてください。温度計がなければ、よく混ぜながら、生の部分や赤い部分がなくなるまで加熱を続けます。

STEP 2727 / 45

甜麺醤を加える

手順27: 甜麺醤を加える

豚ひき肉に甜麺醤小さじ2を加えます。

STEP 2828 / 45

ひき肉にからめる

手順28: ひき肉にからめる

甜麺醤が肉にからむように炒めます。

STEP 2929 / 45

Bを加える

手順29: Bを加える

フライパンに合わせ調味料を加えます。

STEP 3030 / 45

なすを戻す

手順30: なすを戻す

取り置いたなすをフライパンに戻します。

STEP 3131 / 45

煮る

手順31: 煮る

汁気がなくなるまで、2〜3分煮ます。

STEP 3232 / 45

よく混ぜる

手順32: よく混ぜる

この2〜3分の間に、なすとあんをよく混ぜます。

STEP 3333 / 45

火を止める

手順33: 火を止める

コンロの火を止めます。

STEP 3434 / 45

Cを混ぜ直す

手順34: Cを混ぜ直す

火を止めたまま、片栗粉と水をもう一度なめらかになるまで混ぜます。

STEP 3535 / 45

混ぜながらCを加える

手順35: 混ぜながらCを加える

フライパンのあんを混ぜ続けながら、Cを注ぎ入れます。

STEP 3636 / 45

混ぜ続ける

手順36: 混ぜ続ける

水溶き片栗粉があん全体にむらなく混ざるまで、混ぜ続けます。

STEP 3737 / 45

再び火をつける

手順37: 再び火をつける

もう一度火をつけます。

STEP 3838 / 45

とろみがつくまで混ぜる

手順38: とろみがつくまで混ぜる

あんにとろみがつくまで混ぜます。

STEP 3939 / 45

少し煮る

手順39: 少し煮る

とろみのついたあんを、少し煮ます。

STEP 4040 / 45

万能ねぎを加える

手順40: 万能ねぎを加える

小口切りにした万能ねぎを加えます。

STEP 4141 / 45

酢を加える

手順41: 酢を加える

酢小さじ1を加えます。

STEP 4242 / 45

仕上げの油を加える

手順42: 仕上げの油を加える

ごま油小さじ1を加えます。

STEP 4343 / 45

混ぜる

手順43: 混ぜる

全体を混ぜ合わせます。

STEP 4444 / 45

盛り付ける

手順44: 盛り付ける

麻婆茄子を器に盛ります。ほかのトッピングや飾りは必要ありません。

STEP 4545 / 45

食卓に出す

手順45: 食卓に出す

お好みで、白いご飯を別のお椀に添えて出します。ご飯は、あくまで任意の添え物です。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

20品目

材料

2人分の材料をそれぞれ分けて並べた写真。丸ごとのなす、生の豚ひき肉、香味野菜、調味料、液体
2人分の材料。下ごしらえの前
材料 分量 代替・備考
なす 3〜4個(300g) 主材料。へたを取り、縦半分に切って斜め1〜1.5cm幅に切る
塩(なす用) 少々 フライパンの中のなすに振る
豚ひき肉 150g あんの中心になる
にんにく(みじん切り) 小さじ2 A
しょうが(みじん切り) 大さじ1 A
豆板醤 小さじ1 A。発酵させた唐辛子入りのそら豆みそ
甜麺醤 小さじ2 豚ひき肉に直接炒めからめる
しょうゆ 大さじ1 B
酒 大さじ1 B
鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2 B
湯 1/2〜2/3カップ B
塩(合わせ調味料用) 少々 B
こしょう 少々 B
片栗粉 小さじ1 C。とろみ用
水 小さじ2 C。とろみ用
ごま油(なす用) 大さじ2 蒸し焼きにする前になすにからめる
ごま油(香味・ひき肉用) 大さじ1/2 Aとひき肉を炒める
ごま油(仕上げ用) 小さじ1 最後に加える
酢 小さじ1 最後に加える
万能ねぎ 3本 小口切りにして最後に加える

A・B・Cの文字は、前もって用意しておき、調理の途中で順に加える三つのグループの目印です。

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Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

麻婆茄子:揚げなくても、つややかなあんの中でなすがやわらかくなる

この鍋で守ること

先にごま油でなすをふたをして火を通して取り出し、同じフライパンで豚ひき肉のあんを作り、最後に二つを合わせます。とろみは火を止めてからつけ、再び火をつけて、万能ねぎ、酢、ごま油ひとさじで仕上げます。

切ったなすを熱したごま油に入れ、塩を少々。ふたをして火は弱いまま、ふたの下に蒸気がたまっていきます。途中で一度鍋を振って、3分ほどたつと、なすはやわらかくなって取り出せる状態です。麻婆茄子(麻婆なす)は、揚げ油の鍋を用意せず、ふつうの家庭のフライパン一つでここから始まります。

この記事で扱うのは、日清オイリオが公開している2人分の家庭向けレシピ(なす300g、豚ひき肉150g)の一つだけです。これを「唯一の本物の麻婆茄子」や「四川の原型」として紹介するわけではありません。日本で公開されているほかのレシピは配合が違いますし、味の素の開発担当者はインタビューで、麻婆茄子を日本で発展した中華料理と説明し、四川の魚香茄子(ユーシャンチェズ)とは味付けが違うと述べています。この点はレシピのあとで詳しく触れます。

調理の前に

世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作していません。日清オイリオのページには調理時間15分と書かれていますが、これは掲載されている数字で、この記事のために測った時間ではありません。また、同ページには湯のカップの規格、塩・こしょう「少々」の数値、酢の種類が書かれていないため、ここでも補っていません。


選び方と代用

豆板醤と甜麺醤は別のものです。 どちらも一般名で、スーパーの中華食材の売り場や通販で探せます。塩気と辛さはメーカーによって違い、同じ小さじ1でも瓶によって味が変わります。

甜麺醤は赤味噌とは別のもので、甜麺醤を含む合わせ味噌とも違います。置き換えの割合を確かめた記録がないため、このレシピでは代用の分量を示しません。

  • なす: ふつうの日本の長なすで作れます。品種によって太さが違うので、本数よりも300gという重さを目安にしてください。
  • にんにく・しょうが: 生のものをみじん切りにします。チューブ入りは香りも水分も違うため、同じ扱いにはしていません。
  • 酒: 料理用の日本酒を使います。紹興酒にすると別の料理になります。
  • 鶏がらスープの素: 市販の顆粒なら一般的なもので足りますが、メーカーによって塩分は違います。
  • 片栗粉: 片栗粉を使います。コーンスターチは同じものとしては扱いません。
  • 酢: 一般的な穀物酢で作れますが、酢によって酸味の強さは違います。

道具

  • 幅広で蓋つきのフライパン
  • 包丁とまな板
  • なすをさらすボウル
  • ざる
  • キッチンペーパー
  • 小さなボウル(下ごしらえ用)
  • 火を通したなすを取り置く皿
  • 計量スプーンと計量カップ
  • ヘラまたは調理用の菜箸
  • 盛り付ける器
  • 食品用温度計(あれば)

うまくいかないときの戻し方

火加減や見た目の目安は一般的な調理の考え方で、ここに挙げた対処はこのレシピで試作して確かめたものではありません。

困りごと 見るところ 対処
なすが焦げそう ふたをして加熱している間の火が強い 火を弱める。大さじ2より多く油を足さない
なすが油っぽく重い 決めた量より多く油を足した 次回は大さじ2を守り、ふたと弱火でやわらかくする
あんが水っぽい コンロや鍋によって違い、2〜3分では足りないことがある 時計よりも鍋の中を見て判断する。汁気がなくなるまで煮てからとろみをつける
とろみがだまになる 片栗粉が沈んだまま、または混ぜ方が足りない 次回は水溶き片栗粉を混ぜ直し、火を止めて混ぜながら加え、再び火をつけてからも混ぜ続ける
塩辛い、または辛すぎる 豆板醤と鶏がらスープの素はメーカーで違う 使ったメーカーの味を覚えておき、次回調整する。このレシピには、確かめた減らし方はない
豚肉に火が通ったかわからない 色だけでは決められない 中心部が75°Cで1分間以上、またはそれと同等の加熱を目安にする。温度計がなければ、よく混ぜて、生の部分や赤い部分がなくなるまで加熱を続ける

アレンジで変わること

どれもこのレシピで試作したものではないので、自分なりの調整として考えてください。

  • 豆板醤を減らす: 辛みは弱まります。確かめた分量はないので、目分量と味見で調整してください。
  • 別の品種のなす: 本数よりも、300gという重さを目安にしてください。
  • 別の肉: 作ることはできますが、同じレシピではなくなります。ここに書いた豚肉の加熱の目安が、ほかの肉に当てはまるとは考えないでください。
  • 甜麺醤の代わりに味噌: 味が変わり、自分で割合を決めることになります。ここでは割合を示しません。
  • 食卓に白いご飯: 食べ方の編集部からの提案です。材料ではなく、作り方も変わりません。

麻婆茄子はどこに位置するか:名前を共有する日本の家庭料理

名前から四川の麻婆豆腐と近い関係を想像しますが、このレシピを、四川の麻婆豆腐のなす版として読むのは適切ではありません。味の素のサイトに載っている「Cook Do®」の商品開発についてのインタビューで、同社の担当者は、麻婆茄子を日本で発展した中華料理で、四川の魚香茄子(ユーシャンチェズ)をアレンジした料理だと説明しています。開発担当者は上海で魚香茄子を食べた経験を振り返り、甘く、酸っぱく、辛く、麻婆茄子とは違う味だったと語っています。これは、この料理に関わる企業の担当者の話であり、第三者による歴史ではありません。この料理がどこで始まったのか、同じ名前の料理がほかの土地にあるのかどうかも、これで決まるわけではありません。

日本の家庭向けレシピでも、作り方は一つではありません。この記事が使った日清オイリオの2人分のレシピは、甜麺醤を使い、酢、万能ねぎ、ごま油で仕上げます。エスビー食品が公開している4人分のレシピは、赤味噌、砂糖、唐辛子を使い、なすを植物油で炒めてからあんに戻します。どちらも「日本の標準」とは言えません。 ここでは二つを混ぜておらず、エスビー食品の材料や分量はこのレシピに入っていません。

陳建民(チェン・ケンミン)の名前を出したくなるかもしれません。四川飯店の公式の沿革には、陳建民が1952年に来日し、1958年の秋に東京・田村町で店を開き、料理学校や後継者、各地の店を通じて四川料理を広めたと書かれています。ただし、その沿革には麻婆茄子を誰がいつ生み出したのかは書かれていないため、この記事では結びつけません。

ほかの日本の料理は、日本のレシピ一覧ページでご覧ください。

よくある質問

甜麺醤が見つからないときは何で代えられますか?

日清オイリオのレシピには、代わりになるものの割合が書かれていないため、正確な代用品は示せません。味噌に替えると味が変わり、分量も自分で決めることになります。エスビー食品の赤味噌のレシピは割合が違うので、その数字をこのレシピに当てはめることはできません。

なすは揚げないといけませんか?

このレシピでは揚げません。なすにごま油大さじ2と塩少々をからめ、ふたをして弱火で約2分、鍋を振ってから、もう一度ふたをして約1分火を通します。

湯は何mlですか?

日清オイリオは1/2〜2/3カップとだけ書いていて、どの規格のカップかは書いていません。この記事もその範囲のままにしていて、mlには換算していません。

「少々」の塩やこしょうはどれくらいですか?

日清オイリオに数字がないので、グラムや小さじで決めたりはしていません。塩は、なすに振る分と、Bの合わせ調味料の分の二か所に出てくるため、一つの量としてまとめて量らないでください。

豚肉は色が変わっていれば大丈夫ですか?

日清オイリオのレシピは「色が変わるまで」炒めると書いていますが、それは調理の目安で、安全の基準ではありません。厚生労働省は、多くの病原体に対する加熱の目安として、中心部が75°Cで1分間以上を示し、ひき肉製品は中心まで加熱するよう案内しています。これはこの料理のために書かれたものではないので、レシピの時間だけでそこに達するとは考えないでください。温度計がなければ、よく混ぜて、生の部分や赤い部分がなくなるまで加熱を続けます。

片栗粉の代わりにコーンスターチでもいいですか?

このレシピは片栗粉を使い、コーンスターチは同じものとしては扱いません。コーンスターチにするなら、自分なりの調整です。

作り置きはできますか?

この記事は、作ってすぐに食べることを前提にしていて、保存の期間や温め直しの方法は決めていません。

ご飯と一緒に食べないといけませんか?

いいえ。ご飯は食卓の提案で、日清オイリオの材料には入っていません。

主な参考リンク

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