しっかり火を通した卵と鶏肉をのせた親子丼
🌍料理日本料理(東京の家庭料理)

親子丼の作り方|鶏肉も卵もしっかり火を通す2人分

約14分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 16

鶏肉を切る

手順1: 鶏肉を切る

生の鶏肉用のまな板の上で、鶏もも肉150gを一口大にそぎ切りにします。大きいと均一に火が通らないことがあるので、一口大にとどめてください。切り終えたら、手、まな板、包丁を洗います。

STEP 22 / 16

鶏肉に下味をつける

手順2: 鶏肉に下味をつける

鶏肉をボウルに入れ、しょうゆ小さじ1/2と酒小さじ1/2をからめます。生の鶏肉に触れたあとは手を洗います。

STEP 33 / 16

玉ねぎを切る

手順3: 玉ねぎを切る

玉ねぎを縦半分に切り、1/2個(100g)を清潔なまな板で薄切りにします。

STEP 44 / 16

三つ葉を洗って切る

手順4: 三つ葉を洗って切る

三つ葉4〜5本を流水でよく洗い、2cmに切ります。生の鶏肉とは別のまな板と包丁を使ってください。触れたものを使う場合は、先によく洗います。切った三つ葉は仕上げ用に取り分けておきます。

STEP 55 / 16

煮汁を合わせる

手順5: 煮汁を合わせる

鍋にだし100ml、しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ1/2、みりん大さじ1/2を入れて混ぜます。玉ねぎと鶏肉はまだ入れません。

STEP 66 / 16

煮立てる

手順6: 煮立てる

鍋を中火にかけ、煮汁を煮立たせます。

STEP 77 / 16

玉ねぎと鶏肉を一緒に入れる

手順7: 玉ねぎと鶏肉を一緒に入れる

煮汁が煮立ったら、薄切りの玉ねぎと下味をつけた鶏肉を同時に加えます。玉ねぎを先に煮ることはしません。手を洗い、生の鶏肉を入れていたボウルは洗ってから使ってください。

STEP 88 / 16

ふたをする

手順8: ふたをする

鍋にふたをします。

STEP 99 / 16

煮る

手順9: 煮る

ふたをしたまま、鶏肉と玉ねぎを2〜3分煮ます。これは目安です。この時間だけでは鶏肉に火が通ったとは言えないので、次の手順で確かめます。

STEP 1010 / 16

鶏肉の中心を確認する

手順10: 鶏肉の中心を確認する

清潔な温度計の芯を、いちばん厚い鶏肉の中心に差します。75°Cで1分以上保たれているかを見てください。足りなければふたをして加熱を続け、もう一度測ります。測り直すたびに、芯を清潔にしてください。卵に進むのは、この確認が済んでからです。

STEP 1111 / 16

卵をほぐす

手順11: 卵をほぐす

清潔なボウルに卵2個を割り入れ、軽くほぐします。生卵に触れたあとは手を洗います。

STEP 1212 / 16

卵を回し入れる

手順12: 卵を回し入れる

溶き卵を、鍋の中心から外側へ円を描くように回し入れます。

STEP 1313 / 16

卵が全体に固まるまで加熱する

手順13: 卵が全体に固まるまで加熱する

卵が全体に固まり、液状の卵が残らなくなるまで加熱を続けます。縁が固まっただけで止めないでください。固まった見た目は温度の測定ではないので、手順10の鶏肉の確認の代わりにはなりません。

STEP 1414 / 16

火を止める

手順14: 火を止める

卵が全体に固まったら、火を止めます。

STEP 1515 / 16

三つ葉を散らす

手順15: 三つ葉を散らす

洗って切った三つ葉を、火の通った鶏肉、玉ねぎ、卵の上に散らします。三つ葉は仕上げの香味野菜として、生のままのせます。

STEP 1616 / 16

ご飯にのせる

手順16: ご飯にのせる

炊いたご飯2人分を2つの丼に分けます。清潔なスプーンで、具と煮汁を2つの丼に分けてのせます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

11品目

材料

下味用と煮汁用の調味料を分けて並べた親子丼の材料
生の鶏肉は、炊いたご飯から離して別の皿に置く
材料 分量 代替・備考
鶏もも肉(骨なし) 150g 「親」。一口大のそぎ切りにする
しょうゆ(鶏肉の下味用) 小さじ1/2 加熱前に鶏肉に味をつける
酒(鶏肉の下味用) 小さじ1/2 加熱前に鶏肉に味をつける
玉ねぎ 1/2個(100g) 縦半分に切ってから薄切り
卵 2個 「子」。軽くほぐす
三つ葉 4〜5本 仕上げに使う新鮮な香味野菜。流水でよく洗ってから2cmに切る
だし 100ml 煮汁のもと
しょうゆ(煮汁用) 大さじ1 煮汁の味つけ
砂糖 大さじ1/2 煮汁の味つけ
みりん 大さじ1/2 煮汁の味つけ
ご飯(炊いたもの) 2人分 丼のベース

しょうゆは2回に分けて量ります。鶏肉にかけるのは小さじ1/2、鍋に入れるのは大さじ1です。

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親子丼 — 鶏と卵とご飯をひとつの丼に

この丼で守ること

鶏肉には別に下味をつけ、煮汁はしっかり煮立ててから具を入れ、玉ねぎと鶏肉は同時に加えます。鶏肉は温度計で確かめ、卵は液状の部分がなくなるまで固め、仕上げに新鮮な三つ葉を散らします。

小さな鍋で、だし、しょうゆ、砂糖、みりんが煮立ちます。薄切りの玉ねぎと下味をつけた鶏もも肉を一緒に入れ、溶き卵を中心から外側へ円を描くように回し入れます。それを白いご飯の上へ。親子丼は、名前のとおり「親」の鶏肉と「子」の卵を合わせた丼で、煮汁がご飯にしみ込むところまでがひとつの料理です。

材料が少ないぶん、入れる順番が仕上がりを左右します。この記事で作るのは、農林水産省(MAFF)の「うちの郷土料理」東京都のページに、Kondo Etsuko さんの提供として載っている2人分の家庭向けレシピです。玉ねぎと三つ葉を使います。お店の配合でも全国共通の唯一の型でもなく、玉ねぎにするか長ねぎにするか、卵をどのくらい固めるかは家庭によって違うと、農林水産省自身も書いています。

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農林水産省のレシピとの違い

材料、分量、入れる順番は農林水産省のレシピのとおりです。最後の火の通し方だけは違います。意図して変えているので、公開されている作り方の再現ではありません。

段階 農林水産省のレシピ この記事
鶏肉 ふたをして2〜3分煮て、火を通す 2〜3分は目安として扱う。いちばん厚い部分の中心を測り、75°Cで1分以上。足りなければ加熱を続ける
卵 半熟で仕上げる。縁が固まり始めたら火を止める 全体が固まり、液状の卵が残らないまで加熱する
仕上げ 三つ葉を散らし、ふたをして30秒蒸らす 火を止め、三つ葉を散らしてご飯にのせる。30秒の蒸らしは行わない

「75°Cで1分以上」は、厚生労働省が示している家庭の調理向けの一般的な目安です。この料理のために定められた数字ではなく、農林水産省のレシピにも書かれていません。卵をしっかり固めると、半熟のやわらかな仕上がりよりは固くなります。その点は正直にお伝えしておきます。

この変更は試作していません

ここで紹介する変更版は、編集部で試作していません。この料理に限って時間の安全性を確かめたものでもありません。火力、鶏肉の大きさ、鍋、食材の最初の温度によって、かかる時間は変わります。時計ではなく、温度計の数字を基準にしてください。この記事の画像では、温度、時間、衛生の状態までは確かめられません。


道具

  • ふた付きの小鍋
  • 芯を差して測る食品用の温度計
  • 生の鶏肉を切るためのまな板と包丁
  • 玉ねぎと三つ葉用の別のまな板と包丁(同じものを使う場合は、先によく洗う)
  • 鶏肉に下味をつけるボウル
  • 卵を溶く清潔なボウル
  • 盛りつけ用の清潔なスプーン
  • 丼2つ

選び方と代用

だし: ふだん料理に使っているだしでかまいません。

ご飯と卵: 炊いたご飯2人分と、卵2個を用意します。

ほかの調味料や具: この作り方では、油、長ねぎ、しいたけ、のり、七味は加えません。鶏肉の代わりになるものも案内しません。

アレルギー: しょうゆやだしの製品は、表示が商品ごとに違います。買ったものの表示を確認してください。

食べ方

三つ葉をのせた親子丼を食卓に出したところ
しっかり固まった卵と鶏肉、玉ねぎをご飯にのせ、三つ葉で仕上げる

丼は熱いうちに出します。火を通した料理を室温に置いたままにしないでください。

うまくいかないときは

気づいたこと 考えられる理由 対処
2〜3分たっても鶏肉が75°Cに届かない 火力、切った大きさ、鍋の違い 加熱を続けて、もう一度測る。時間より温度計を優先する
火の通りが部分によって違う 切った大きさが大きい、またはそろっていない いちばん厚い一切れが基準に届くまで加熱する。次回は一口大のそぎ切りにする
味がおかしい 小さじ1/2と大さじ1のしょうゆを取り違えた、または合わせてしまった 次回は2つの量を分けて量る
卵に液状の部分が残っている 火を止めるのが早すぎた 火を戻して、液状の部分がなくなるまで加熱する。できれば三つ葉を散らす前に
卵が思ったより固い この作り方では卵を全体に固めるため 想定どおり。やわらかくしたくて加熱を短くしない
途中で中断することになった 調理を中断する事情があった 室温に置かず冷蔵庫に入れ、再開するときにしっかり加熱する

親子丼のバリエーション

ここで挙げるのは出会いやすい違いで、このレシピの試作版ではありません。裏づけのある分量がないので、分量は示しません。

  • 玉ねぎの代わりに長ねぎ: 農林水産省は家庭によって違うと書いていますが、このレシピでは長ねぎの分量を定めていません。
  • ほかの香味野菜: ここで使うのは三つ葉です。代わりに勧められる、根拠のある香味野菜と分量はありません。
  • 1人用の鍋で: 味の素パークには、混ぜた具の半量ずつを1人用の鍋で仕上げる別の2人分レシピがあります。鶏もも肉150g、玉ねぎ100g、水3/4カップ、みりんとしょうゆ各大さじ1 1/2、だし調味料小さじ1/3、卵2個、ご飯440gを使います。比べるのには役立ちますが、配合のバランスが違うので、上の分量とは混ぜないでください。
  • だしの違い: だしの種類を比べるには、別の調査が必要です。
  • 卵の固さ: 農林水産省は家庭によって違うとしています。この記事では卵を全体に固めるので、半熟の作り方は扱いません。

親子煮と、農林水産省が紹介する由来

農林水産省の東京都のページは、この料理のルーツを玉ひでに置いています。明治20年ごろ、玉ひででは鶏のすき焼きの締めに、鶏肉と割り下を卵でとじたものが食べられ、これが「親子煮」と呼ばれていました。明治24年、五代目の妻のとくがこれをご飯にのせ、一品料理にしました。農林水産省は、ここから親子丼が始まったとされると紹介しています。

これは農林水産省が示している説としてお伝えするもので、唯一確定した起源ではありません。お店ごとの配合の比較や、玉ひでが今どのように出しているかも調べていないため、この家庭向けレシピをお店の味として読まないでください。

よくある質問

親子丼はどこから来たのですか?

農林水産省の東京都のページには、玉ひでの親子煮を、明治24年にご飯にのせて出したのが始まりと言われている、とあります。ここでは出どころを示した説として扱い、ほかにありえない唯一の起源とは考えていません。

鶏肉は何分煮ればよいですか?

農林水産省のレシピは、鶏肉に火が通るまでの2〜3分としています。この記事ではあくまで出発点の目安です。いちばん厚い部分の中心が75°Cで1分以上保たれているかを確かめ、足りなければ加熱を続けてください。この数字は厚生労働省による家庭調理向けの一般的な目安で、この料理で試した時間ではありません。

卵を半熟にしてもよいですか?

このレシピではしません。農林水産省の作り方は卵を半熟で仕上げますが、家庭での食品衛生を考えて変更し、液状の部分がなくなるまで加熱します。半熟や生卵の食べ方は扱いません。

ほかの具は火が通っているのに、なぜ三つ葉を洗うのですか?

三つ葉は火を止めたあとに生のままのせるので、この作り方では加熱する工程がありません。流水で洗い、生の鶏肉に使った道具から離すのは、編集部が独自に加えた手順で、農林水産省や厚生労働省の指示ではありません。

どんなだしを使い、ご飯何gが2人分ですか?

農林水産省のレシピは、だしの種類もご飯の重さも示していないので、どちらも足していません。味の素パークの別レシピはご飯440gですが、それはそのレシピ自身の配合のバランスに合わせた量です。

残ったら保存できますか?

参考にした資料にこの料理の保存期間が示されていないため、期間はお伝えできません。厚生労働省の一般的な注意は、火を通した料理を室温に置かないことです。調理を途中でやめる場合は、冷蔵庫に入れ、再開するときにしっかり加熱してください。

主な参考リンク

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