チーズトッポッキ — 赤いソースの上でモッツァレラが溶ける
餅を、とろみのついた赤いソースで柔らかくなるまで煮て、シュレッドモッツァレラをのせ、ふたをして溶かします。チーズはソースの上にのせるもので、餅の中に詰めるものではありません。
円柱形の餅が、コチュジャンと唐辛子のソースで煮えていきます。そこへ平たい練り物と斜め切りの長ねぎ、ゆで卵が1個加わります。ソースがとろりと濃くなったらシュレッドモッツァレラをひとつかみ散らし、ふたをすると、チーズがやわらかくなって赤いソースの上に白い層をつくります。赤いソースの上に白く溶けたチーズ。このコントラストが、トッポッキにチーズを溶かして仕上げるチーズトッポッキ(치즈 떡볶이)の主役です。
このページは、KRUA.COに載っている ณัฐณิชา ทวีมาก さんのチーズトッポッキのレシピを、分量も単位も順序も同じまま、最初から最後までたどります。ほかのレシピは混ぜていません。基本のトッポッキも、ほかのチーズ版も取り入れていないということです。原典に書かれている時間は2つだけで、餅を冷水に浸す20分と、ソースで餅を煮る約5分です。それ以降の各段階は、鍋の中の見た目で判断します。世界ごはん紀行では、このレシピ全体を台所で試作して確かめてはいません。原典の記載どおりに紹介しています。
同じ国のほかの料理は、韓国のレシピもご覧ください。
チーズ版とは — ストリートフードの定番に加わった現代の一皿
トッポッキそのものは、韓国観光公社(Korea Tourism Organization)のストリートフード紹介で、韓国を代表する辛い料理、人気のストリートフードとして取り上げられています。餅を唐辛子ペーストと野菜で煮て、薄い練り物もよく加えられます。同じページには、若い世代がチーズをたっぷり加える、という説明もあります。
ニューヨークの韓国文化院(Korean Cultural Center New York)は、現代のトッポッキの種類としてチーズをカレー、ジャジャン、ロゼと並べています。辛さを和らげるためにモッツァレラを添える現代的な作り方も紹介しています。韓国料理家のMaangchiも、基本の定番トッポッキを紹介する中で、チーズなどのアレンジを加える人がいること、モッツァレラが人気らしいことに触れています。
これらを合わせると、チーズトッポッキは現代のトッポッキの食べ方のひとつとして語られていることがわかります。ただし、誕生した年、考案者、最初の店、全国共通の配合については、どの資料にも書かれていないため、このページでも断定しません。ここで紹介するのは家庭で作るためのひとつの版で、韓国のすべての屋台や家庭を代表するものではありません。
ここで扱うのは、赤いソースの上にモッツァレラを溶かす版です。餅の中にチーズを包んだもの、チーズの餅串、ロゼ(クリーム)トッポッキ、ライスペーパーで代用したものは別の料理なので、取り上げません。
途中で見つける、味の決め手
道具
- 餅を冷水に浸すためのボウル
- 調味料を混ぜるための小さめのボウルとスプーン
- ふた付きのフライパン
選び方と代用
気をつけて選びたいのは、トッポッキ用の韓国餅、コチュジャン、韓国唐辛子粉、平たい韓国の練り物の4つです。韓国食材店やアジア食材店では、商品名と原材料表示の両方を見て、レシピが指すものを選んでください。餅はトッポッキ用の円柱形のもの、練り物は薄い板状で一口大に切れるものが目安です。
この版では、次の点を守ります。
- しょうゆ: 日本のしょうゆを使います。韓国しょうゆには替えません。
- シロップ: コーンシロップを使います。米のシロップではありません。
- チーズ: シュレッドモッツァレラだけを使います。ブレンドや別のチーズは使いません。
- ほかに足さないもの: このレシピには、油、だし、にんにく、キャベツ、ごまは入りません。
これらの材料の代用の比率は示しません。
うまくいかないときは — 鍋の中を見る
原典は後半の各段階を鍋の中の状態で判断しています。そのため、たいていの対処は、その状態になるまで待つことに行き着きます。
| 見た目 | レシピが待っている状態 | 対処 |
|---|---|---|
| 約5分たっても餅がまだ硬い | 餅が柔らかくなり、ソースに少しとろみが出始めた状態 | 柔らかくなるまで煮てから、練り物、長ねぎ、卵を加える |
| 練り物を加えてもソースがさらさらのまま | とろりと濃くなったソース | とろみがつくまで混ぜながら煮続ける。チーズはそのあとに加える |
| チーズが溶けていない | しっかり溶けたモッツァレラ | 溶けるまでふたをしたままにして、そのあとで火を止める |
| 調味料のペーストがだまになっている | 調味料が煮立った湯にすっかり溶けた状態 | 溶けるまで混ぜ、ソースが再び煮立ってから餅を加える |
チーズは、ソースが濃くなってから最後に入れます。早く入れてしまうと、このレシピが描く、仕上がった赤いソースの上にふたをして溶かしたチーズにはなりません。
アレンジ — 現代のトッポッキの中でのチーズ
ニューヨークの韓国文化院は、チーズを現代のトッポッキの方向のひとつとして紹介しています。リストには、宮廷風、コチュジャン味のトッポッキのほか、カレー、ジャジャン、ロゼの版もあります。それぞれ別の作り方になるので、このページでは扱いません。
このレシピの中で選べるのは、チーズを入れるかどうかだけです。工程6を省くと、練り物、長ねぎ、卵の入った赤いソースのトッポッキになります。入れると、このページの主題であるチーズ版になります。ほかのチーズ、辛さの調整、ほかの具材の追加については原典に指針がないため、書いていません。
よくある質問
どの段階でも、餅の柔らかさとソースのとろみを確かめます。この料理についての疑問は、たいていこの2つの見た目に戻ってきます。
チーズは餅の中に入っているのですか?
いいえ。この版では、仕上がった赤いソースの上にシュレッドモッツァレラを広げ、ふたをして溶かします。餅の中にチーズを包んだものは別の料理です。
水の「2カップ」はミリリットルでいくつですか?
原典がカップの大きさを示していないため、換算していません。水、練り物、長ねぎ、モッツァレラは、どれも原典のカップの単位のままです。
しょうゆを韓国しょうゆに替えてもよいですか?
原典は Japanese soy sauce と明記していて、このページもそれを守っています。ほかのしょうゆに替える場合の目安は書かれていません。
チーズが溶けるまでどのくらいかかりますか?
原典に時間の記載はありません。ふたをして、モッツァレラが溶けるまで待ち、そのあとで火を止めてください。
モッツァレラを入れると辛さは弱まりますか?
ニューヨークの韓国文化院は、辛さを和らげるためにモッツァレラを添える現代のトッポッキを紹介しています。ただしこれは別の作り方についての説明で、測定された効果ではありません。このレシピの原典も、仕上がりの辛さには触れていません。
残ったものは温め直せますか?
原典に保存や温め直しの記載がないため、ここでは案内しません。














