煮たドジョウの身と干し大根葉を煮込み、えごま粉末と長ねぎで仕上げたチュオタン
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チュオタンの作り方|ドジョウと干し大根葉のスープ(추어탕)

約15分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 7

ドジョウを玉ねぎと生姜で煮る

手順1: ドジョウを玉ねぎと生姜で煮る

水800mL(4컵)を沸かします。薄切りにした玉ねぎ40gと切った生姜20gを入れ、続けてドジョウ300gを入れます。魚がやわらかくなるまで煮ます。最初に煮るのは水、玉ねぎ、生姜だけです。だしも油もほかの調味料も入れません。

STEP 22 / 7

煮たドジョウをざるでこし、身を外す

手順2: 煮たドジョウをざるでこし、身を外す

やわらかくなったドジョウをボウルの上のざるに上げ、手でそっとこすります。身が外れて下に落ち、骨はざるに残ります。外した身は取っておきます。煮汁は鍋に残したままにします。この工程はだしを漉すためではなく、魚の身を外すためのものです。そのうえで玉ねぎと生姜を煮汁から取り出して捨てます。

STEP 33 / 7

干し大根葉を浸し、ゆでて、刻む

手順3: 干し大根葉を浸し、ゆでて、刻む

干し大根葉80gを水を張ったボウルに入れて浸します。浸す時間はレシピに書かれていません。

戻したら、沸騰した湯で一度ゆでてから細かく刻みます。この時点ではまだ味を付けません。

STEP 44 / 7

干し大根葉をテンジャン、コチュジャン、にんにくで和える

手順4: 干し大根葉をテンジャン、コチュジャン、にんにくで和える

ボウルで、刻んだ干し大根葉をテンジャン3 큰술、コチュジャン1 큰술、葉用に取り分けたみじん切りにんにく1 큰술と混ぜ合わせます。汁に入れる前に、別のボウルでこの味付けを済ませます。

STEP 55 / 7

干し大根葉とドジョウの身を煮汁に戻す

手順5: 干し大根葉とドジョウの身を煮汁に戻す

取っておいた魚の煮汁に、味付けした干し大根葉と外したドジョウの身を入れ、十分に煮ます。この段階で、ほかのだしや牛肉などは加えません。

STEP 66 / 7

えごま、にんにく、国醤油、塩、こしょう、長ねぎで仕上げる

手順6: えごま、にんにく、国醤油、塩、こしょう、長ねぎで仕上げる

すりつぶしたえごま2 큰술と、スープ用のみじん切りにんにく2 큰술を加えます。国醤油2 작은술と塩少々で味を調え、最後にこしょうと、ななめに切った長ねぎ20gを入れます。

STEP 77 / 7

山椒粉と刻み唐辛子の調味料を添えて出す

手順7: 山椒粉と刻み唐辛子の調味料を添えて出す

器によそい、山椒粉と刻み唐辛子の調味料2 큰술を、それぞれ別の小皿で食卓に置きます。これらは汁に混ぜ込まず、横に添えて好みで加えるものです。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

準備

買い出しの前に

チュオタンの材料。ドジョウ、干し大根葉、玉ねぎ、生姜、にんにく、テンジャン、コチュジャン、えごま粉末など
にんにくは葉用とスープ用の二つに分けて使う

分量は農事路(RDA)のレシピのまま、出典の単位で書いています。出典に人数の記載がないので、何人分とは書きません。

4品目

スープのもと

材料 分量 代替・備考
ドジョウ(미꾸라지) 300g 汁の主役の魚。本物のドジョウを使う。魚の状態、鮮度、下処理は出典に記載なし
水(물) 800mL(4 컵) 煮汁はこれだけ。だしは足さない
玉ねぎ(양파) 40g(1/4個) 薄切りにしてドジョウと煮て、あとで取り出す
生姜(생강) 20g(5 쪽) 切ってドジョウと煮て、あとで取り出す
4品目

干し大根葉とその味付け

材料 分量 代替・備考
干し大根葉(무청시래기、mucheong siraegi) 80g 水に浸し、一度ゆでて刻み、味付けする。80gが乾燥時の重さか戻したあとの重さかは出典に記載なし
テンジャン(된장) 3 큰술 干し大根葉の味付け
コチュジャン(고추장) 1 큰술 干し大根葉の味付け
みじん切りにんにく・葉用(다진 마늘) 1 큰술 干し大根葉にだけ混ぜる
6品目

スープの仕上げ

材料 分量 代替・備考
すりつぶしたえごま(들깻가루、deulkkae-garu) 2 큰술 終わり近くに汁へ加える。焙煎の有無は出典に記載なし
みじん切りにんにく・スープ用(다진 마늘) 2 큰술 葉用とは別に汁へ加える
国醤油(국간장、guk-ganjang) 2 작은술 最後の味付け
塩(소금) 약간(少々) 最後の味付け。分量の指定なし
こしょう(후춧가루) 分量の指定なし 最後に加える
長ねぎ(대파) 20g(1/2 뿌리) ななめに切り、最後に入れる
2品目

別添え

材料 分量 代替・備考
山椒粉(산초가루、sancho-garu) 分量の指定なし 食卓で別に添える。鍋には混ぜない
刻み唐辛子の調味料(고추 다진 양념、gochu dajin yangnyeom) 2 큰술 食卓で別に添える。配合は出典に記載なし
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

韓国では、ドジョウ(미꾸라지、mikkuraji)は昔から7月ごろから11月ごろまでが旬とされ、チュオタンは秋の料理として食べられてきました。韓国民族文化大百科事典(Encyclopedia of Korean Culture)によると、養殖が広まった今では一年じゅう楽しめるそうです。ドジョウを煮て身を外し、干し大根葉と煮合わせる。それがこの記事で作るチュオタンです。

ドジョウと干し大根葉とえごまで仕立てる、チュオタンというスープ

コツ

この鍋で守りたいのは三つです。実際のドジョウをやわらかく煮ること。ざるでこして身を外すこと。その身を魚の煮汁に戻し、テンジャンとコチュジャンで味付けした干し大根葉と煮ること。山椒粉と刻み唐辛子の調味料は、鍋に入れず食卓に出します。

韓国民族文化大百科事典は、チュオタンをドジョウを使った味付けのスープと定義し、別名として鰍湯(추탕、chutang)も記録しています。

この記事は、韓国農村振興庁(RDA)の農業情報サイト「農事路(Nongsaro)」に載っているチュオタンの文章レシピ一つに沿って書いています。ドジョウを水、玉ねぎ、生姜でやわらかく煮て、ざるに上げて手でこし、身を外します。その身を魚の煮汁に戻し、水に浸して一度ゆでて刻んだ干し大根葉(무청시래기、mucheong siraegi)と合わせます。干し大根葉は、あらかじめテンジャン、コチュジャン、にんにくで和えておきます。仕上げはすりつぶしたえごま(들깻가루)、さらににんにく、国醤油(국간장)、塩、こしょう、長ねぎです。

味を作るのは、魚の煮汁、外した身、味付けした葉、えごまだけです。肉だしも魚介だしも、油も、ほかの野菜も加えません。レシピが指定しているのは本物のドジョウです。サバ缶やサンマ缶、ほかの魚で作ればこの料理の代用ではなく、別の料理になります。

豆知識

韓国語では추어탕と書き、ローマ字ではchueotang(chueo-tangとも)と表します。出典のレシピは、この版をどこかの地方の料理とは位置づけていません。ここでも特定の地域名は付けず、韓国のチュオタンの一版として紹介します。

この版の決め手は、身を外してからもう一度煮ること

このレシピで要になるのは、最初に煮たあとの作業です。ドジョウがやわらかくなったらざる(체)に上げ、手でこすって煮えた身を外します。骨はざるに残ります。ざるを使うのは魚のためで、だしを漉すためではありません。煮汁は鍋に残したまま、取り出すのは玉ねぎと生姜だけです。

干し大根葉は別に用意します。水に浸し、沸騰した湯で一度ゆで、細かく刻んでから、テンジャン、コチュジャン、にんにくで和えて汁に加えます。えごま粉末は、汁に入れるのが終わり近くになってからです。

韓国民族文化大百科事典は、身を外すこの作り方と、全羅道に伝わるドジョウを丸ごと使う版を区別しています。後者は後ろで別の作り方として紹介します。この版には、そちらの材料も手順も混ぜません。


道具

  • ドジョウを煮て、汁を仕上げる鍋
  • ざる(체)と、その下に置くボウル
  • 干し大根葉をゆでるための、湯を沸かす別の鍋
  • 干し大根葉を浸すボウル
  • 干し大根葉を和えるボウル
  • まな板と包丁

選び方と代用

ドジョウ(미꾸라지)。 本物のドジョウを使います。この魚が料理を決めるからです。サバ缶、サンマ缶、ほかの魚は同じ役にはならず、このレシピの材料でもありません。出典は、活魚か冷凍か、事前にどう洗うかを書いていません。そのため、ここでも洗い方や締め方の工程は足していません。買ったドジョウの扱いは商品によって違うので、販売元に確認してください。

干し大根葉(무청시래기)。 韓国国立国語院は、시래기を大根の葉と茎を干したもの、または白菜の葉を干したものと定義しています。レシピには무청시래기と書かれているので、大根の葉と茎を干したものを探します。日本の店では「干し大根葉」「乾燥大根葉」の名前で並んでいることがあります。乾燥した白菜の葉や生の大根葉で、同じ仕上がりになるとは確認できていません。

すりつぶしたえごま(들깻가루)。 えごま(들깨)はごまとは別の植物です。大百科事典には、種を炒って挽き、調味料にすると書かれています。農事路の農業用語辞典は들깨をperillaと日本語のえごまに対応させているので、日本では「えごま粉末」として売られていることがあります。ただ、レシピは炒り方も挽き方も指定していません。名前が合っていても、同じ風味とは限りません。ごま粉末やごま油は別の材料なので、代わりにはなりません。

テンジャン、コチュジャン、国醤油(된장、고추장、국간장)。 韓国語の名前で探してください。日本の味噌、豆板醤、日本のしょうゆに黙って置き換えることはしません。出典は銘柄も塩分も指定していません。

山椒粉(산초가루)。 日本の山椒粉は探す候補になりますが、韓国の산초가루と同じだと確認できていません。別の商品として扱ってください。食卓の薬味なので、韓国の品が見つからなければ省いてかまいません。

刻み唐辛子の調味料(고추 다진 양념)。 出典にあるのは名前と2 큰술という分量だけで、材料も作り方も辛さも書かれていません。韓国語の名前のまま、独立した別添えの薬味として扱います。コチュジャン、チョジャン、唐辛子の粉、自家製の唐辛子ソースでは代用しません。

つまずきやすいところ

このレシピでの失敗は、別の版の手順や材料を混ぜてしまうことから起きがちです。迷いやすい点を表にまとめました。出典に書かれていないことは、足さずに足りない部分として残すのが、この記事の基本です。

状況 起きていること 対処
ざるで身が外れない レシピの目印は魚がやわらかく煮えていること やわらかくなってからざるに移す
ざるの下のボウルに煮汁が入ってしまった ざるでだしを漉してしまった ざるは身を外すためのもの。煮汁は鍋に残し、取り出すのは玉ねぎと生姜だけ
にんにくを一度に全部入れた 二つの分量を合わせてしまった 1 큰술は干し大根葉に、2 큰술は手順6でスープに。次回は分けておく
山椒や唐辛子の味が強すぎる 別添えの薬味を鍋に混ぜた 別々の小皿に出し、食べる人が好みで加える
戻した干し大根葉の量に迷う 80gが乾燥時か戻したあとかは出典に書かれていない このレシピでは換算しない。どちらで量ったかを控えて次回に生かす
汁が足りない、だしが必要に思える 最初に煮たあとは、水もだしも油も足さないレシピ 足し水の指示はなく、記事でも案内しない。肉だしや魚介だしを足すと、この版から離れる

韓国の食文化の中のチュオタン

韓国民族文化大百科事典は、チュオタンを「ドジョウを使った味付けのスープ」と定義し、別名を鰍湯(추탕)としています。ドジョウは昔から7月ごろから11月ごろが旬とされ、チュオタンは秋の季節の料理として食べられてきました。養殖が広まった今は、ドジョウも汁も一年を通して手に入ります。

同じ百科事典には、この記事で作る身を外す作り方と、全羅道のドジョウを丸ごと使う作り方の両方が記録されています。料理名の起源や語源は、これらの資料では確定していないため、この記事では断定しません。

よくある質問

サバ缶やほかの魚をドジョウの代わりに使えますか?

このレシピでは使えません。出典が指定しているのは本物のドジョウで、サバ缶、サンマ缶、ほかの魚で作れば別の料理になります。ドジョウが手に入らなければ、この版のチュオタンはドジョウなしでは作れません。

ドジョウは活魚でなければいけませんか?

RDAのレシピは、活魚か冷凍か、加熱前にどう洗うかを書いていません。そのため、この記事でもそうした工程は足していません。買ったドジョウの扱いは、販売元に確認してください。

干し大根葉80gは乾燥時の重さですか、戻したあとの重さですか?

出典には書かれていません。시래기は乾燥させた葉と辞書で定義されていますが、レシピは量る基準を示していないので、この記事でも戻した重さへの換算はしません。

日本の味噌やしょうゆを、テンジャンや国醤油の代わりにできますか?

ここでは同じ材料としては扱いません。テンジャン、コチュジャン、国醤油は韓国語の名前のまま探してください。日本の味噌、豆板醤、日本のしょうゆに置き換える前提では書いていません。

えごま粉末をすりごまで代用できますか?

できません。えごまとごまは別の植物で、ごま粉末やごま油は同じ材料にならないからです。日本の店では「えごま粉末」として売られていることがあります。焙煎の有無は、レシピに指定がありません。

日本の山椒は韓国の산초가루と同じですか?

同じかどうかは確認できていません。日本の山椒は探す候補になりますが、別の商品として扱ってください。山椒粉は食卓の薬味なので、見つからなければ省いてかまいません。

刻み唐辛子の調味料はどう作りますか?

出典には名前の고추 다진 양념と分量の2 큰술しか書かれておらず、材料も作り方もありません。この記事も配合を作りません。用意できるなら既製の刻み唐辛子の調味料を別添えにし、鍋には入れないでください。

ごはんやおかずは一緒に出しますか?

出典のレシピには、ごはんもおかずも含まれていません。そのため、このレシピの一部としては扱いません。出典が指定しているのは、別添えの山椒粉と刻み唐辛子の調味料だけです。

主な参考リンク

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