炒った小麦粉をサフランとローズウォーターの糖液でまとめたハビースを、飾りのない器に盛ったところ
🌍料理湾岸地域

ハビースの作り方|サフラン、カルダモン、ローズウォーターの炒り粉菓子

約13分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 17

サフランをローズウォーターに浸す

手順1: サフランをローズウォーターに浸す

小さな器にサフランをひとつまみ入れ、ローズウォーター大さじ3を注ぎます。約1時間おきます。

STEP 22 / 17

砂糖と水を合わせる

手順2: 砂糖と水を合わせる

小鍋に砂糖4オンスと水3/4カップを入れます。

STEP 33 / 17

砂糖が溶けるまで沸かす

手順3: 砂糖が溶けるまで沸かす

砂糖と水を沸かし、砂糖を完全に溶かします。

STEP 44 / 17

火を止める

手順4: 火を止める

砂糖が溶けたら、火を止めます。

STEP 55 / 17

カルダモンを加える

手順5: カルダモンを加える

火を止めたまま、糖液に粉カルダモン小さじ1/2を加えます。

STEP 66 / 17

サフラン入りローズウォーターを注ぐ

手順6: サフラン入りローズウォーターを注ぐ

浸しておいたサフランとローズウォーターを、糖液に注ぎます。

STEP 77 / 17

糖液を混ぜる

手順7: 糖液を混ぜる

カルダモンとサフラン入りローズウォーターが全体になじむまで混ぜます。糖液は脇に置いておきます。

STEP 88 / 17

バターを溶かす

手順8: バターを溶かす

小さくて清潔な鍋で、無塩バターを溶かします。溶かしたバターで3/4カップ必要です。小麦粉を炒り終えるまで置いておきます。

STEP 99 / 17

大きな鍋を乾いたまま温める

手順9: 大きな鍋を乾いたまま温める

大きな鍋を中火にかけます。バターも油も入れず、乾いたまま温めます。

STEP 1010 / 17

小麦粉を入れる

手順10: 小麦粉を入れる

温まった鍋に、小麦粉(all-purpose flour)9オンスを入れます。

STEP 1111 / 17

黄金色で木のような香りがするまで炒る

手順11: 黄金色で木のような香りがするまで炒る

中火で、ときどき混ぜながら炒ります。黄金色になり、木のような香りがしてきたら次へ進みます。最大15分ほどかかることがありますが、時間は目安にすぎません。色と香りで判断してください。

STEP 1212 / 17

溶かしバターを注ぐ

手順12: 溶かしバターを注ぐ

温かい炒り粉に、溶かしたバターを注ぎます。

STEP 1313 / 17

バターを混ぜ込む

手順13: バターを混ぜ込む

木製スプーンでバターを粉に混ぜます。この段階では小さなだまができても普通です。

STEP 1414 / 17

糖液を少しずつ加える

手順14: 糖液を少しずつ加える

用意した糖液を、粉の生地に少しずつ注ぎ、混ぜ続けます。飛びはねに気をつけ、顔を鍋から離してください。

STEP 1515 / 17

とろみが出るまで混ぜ続ける

手順15: とろみが出るまで混ぜ続ける

残りの糖液を入れながら木製スプーンを動かし続け、生地がまとまって濃いペーストになるまで混ぜます。

STEP 1616 / 17

仕上がりまで加熱する

手順16: 仕上がりまで加熱する

混ぜながらさらに1分加熱するか、ペーストが鍋からきれいに離れるまで加熱します。

STEP 1717 / 17

器に移して出す

手順17: 器に移して出す

木のヘラで、ハビースを飾りのない器に移します。飾りはつけず、そのまま出します。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

7品目

材料

小麦粉、砂糖、水、サフラン、ローズウォーター、粉カルダモン、無塩バター
このハビースに使う7つの材料
材料 分量 役割
サフラン ひとつまみ ローズウォーターに浸して、糖液の香りづけに使う
食用ローズウォーター 大さじ3 サフランを浸し、そのまま糖液に加える
砂糖 4オンス 糖液を甘くする
水(普通の水) 3/4カップ 砂糖を溶かして糖液にする
粉カルダモン 小さじ1/2 糖液に香りをつける
小麦粉(all-purpose flour) 9オンス 乾煎りして、菓子のもとにする
溶かした無塩バター 3/4カップ 温かい炒り粉に混ぜる
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材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

ハビース:炒った小麦粉が、香り高い濃厚なペーストになるまで

この鍋で守ること

小麦粉は色と香りで見て炒り、糖液は混ぜながら少しずつ加え、最後はもう1分加熱するか、ペーストが鍋からきれいに離れたところで止めます。

大きな乾いた鍋に普通の小麦粉(all-purpose flour)を入れ、中火にかけます。混ぜるうちに粉が少しずつ黄金色になり、木のような香りが立ってきます。そこへ溶かしたバターを混ぜ、カルダモン、サフラン、ローズウォーターの香る糖液を注ぐと、鍋の中が濃い金色のペーストにまとまっていきます。

これがハビースです。ここで紹介するのは、Alo Magazineに「Arabian Crumble and Rose Water」として掲載されたChef Aloの4人分のレシピです。世界ごはん紀行では、アラブ首長国連邦の特集のなかで、湾岸地域のレシピのひとつとして扱います。エミラティの唯一の作り方としてでも、この国だけの料理としてでも紹介するものではありません。

先に用意しておくのはサフランです。ローズウォーターに約1時間浸してから使います。それが済めば、あとは粉の様子を見ながら、木製スプーンを動かし続ける作業が中心です。

試作は未実施です

世界ごはん紀行では、このレシピを台所で試作していません。分量、順序、仕上がりの見分け方はChef Aloの書面のレシピに従っています。各工程にかかる時間は、お使いの鍋やコンロによって変わります。


道具

  • サフランを浸す小さな透明の器
  • 糖液を作る小鍋
  • バターを溶かす小さくて清潔な鍋
  • 小麦粉を炒り、仕上げまで使う大きめの鍋
  • 木製スプーン
  • 仕上がったペーストを器へ移す木のヘラ
  • 飾りのない盛り付け用の器
  • キッチンスケール、計量カップ、計量スプーン

選び方と代用

  • ローズウォーター: 食用のものを選びます。
  • カルダモン: さやのままではなく、粉末を使います。
  • 小麦粉: 普通の小麦粉(all-purpose flour)を使います。このレシピに全粒粉は含まれていません。
  • バター: 無塩バターを使い、溶かしてから粉に入れます。

鍋の中で困ったとき

見えている様子 対処
15分たたないうちに、粉が黄金色になり木のような香りがしてきた 次の工程へ進みます。 15分は上限の目安で、目標ではありません。
15分たっても、黄金色で木のような香りにならない 色と香りで判断します。時間は目安にすぎず、どの鍋やコンロでも通用する保証はありません。
バターと粉がだまだらけに見える この段階では普通です。そのまま混ぜ続け、糖液の工程に進みます。
糖液が飛びはねる もっと少しずつ加え、混ぜ続けます。顔は鍋から離してください。
追加の1分がたっても、ペーストが鍋からきれいに離れない 追加の1分がたったとき、またはペーストがきれいに離れたときの、どちらの時点で仕上げてもかまいません。
粉末ではなくホールのカルダモンしかない このレシピには粉カルダモンを用意してください。ホールでは、糖液全体に細かなスパイスが行き渡りません。

ハビースのバリエーション:このレシピ以外の形

Chef Aloのレシピは、ハビースの一例にすぎません。Abu Dhabi Cultureの説明には、いくつか違う点があります。文化的な背景として参考になりますが、そちらは分量が示されていないため、このレシピに組み込める選択肢ではありません。

要素 Abu Dhabi Cultureの説明 このレシピ
甘味 蜂蜜または砂糖 砂糖
油脂 ギー 溶かした無塩バター
糖液 液体の一部を取り分ける 用意した糖液をすべて少しずつ入れる
追加の風味 ココナッツ、レーズン、ピスタチオ、アーモンドが任意として挙がっている なし

背景:資料が示していること、示していないこと

Abu Dhabi Cultureは、ハビースを無形文化遺産の登録簿(heritage register)に載せています。炒った小麦粉、蜂蜜または砂糖、スパイスを使う菓子だと説明しています。その概要は、炒った小麦粉に、ギー、カルダモン、サフラン、ローズウォーターを加えた甘い液体を合わせる料理というものです。

シェイク・モハメド文化理解センター(Sheikh Mohammed Centre for Cultural Understanding)の2021年のツアーガイド研修冊子は、名前をKhabeesahと綴り、炒った小麦粉、水、砂糖、サフランとして載せています。同じ食べ物の一覧には、セモリナとサフランと説明されたAsseadaが別の項目としてあります。この区別はあくまでこの冊子のもので、今の全家庭に通じる分類として示すものではありません。

Abu Dhabi Cultureのページには「最古」という趣旨の表現がありますが、独立した検証はできていません。この記事は、ハビースの起源がどこにあるかについて立場をとりません。飾りのない器に盛るのは、この記事で選んだ盛り付けです。

よくある質問

ハビースはアラブ首長国連邦だけの料理ですか?

この記事は、そのようには述べていません。ここで紹介するのは世界ごはん紀行のUAE特集に載せた湾岸地域版のレシピです。Abu Dhabi Cultureと2021年の冊子は、エミラティの文脈でこの料理を記録しています。

バターの代わりにギーや油を使えますか?

Abu Dhabi Cultureはギーに触れており、Chef Aloのページにも油を使う代替案があります。ただしこの版で使うのは、溶かした無塩バターだけです。どちらに替える場合の手順も、ここでは扱っていません。

全粒粉を使えますか?

このレシピは普通の小麦粉(all-purpose flour)を使い、見分け方もその粉に合わせて書いてあります。全粒粉については扱っていません。

ナッツ、レーズン、追加のサフランを上に飾ってもよいですか?

Abu Dhabi Cultureは、ココナッツ、レーズン、ピスタチオ、アーモンドを任意の風味として挙げています。ただしこのレシピには飾りもトッピングもなく、その分量も示していません。

サフランを1時間浸すのは、発酵の一種ですか?

いいえ。サフランの風味をローズウォーターに引き出すための時間です。

なぜグラムやミリリットルが書いていないのですか?

分量は、Chef Aloのレシピの単位のまま載せています。換算で数字が変わらないようにするためです。

残ったハビースはどう保存しますか?

Chef Aloのレシピには保存の案内がないため、この記事も方法や日数をお伝えしません。

主な参考リンク

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