小魚を卵と薄い小麦粉の衣でまとめ、バターで焼いたニュージーランドのホワイトベイト・フリッター
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ホワイトベイト・フリッターの作り方|小魚を卵でまとめるニュージーランドの料理

約11分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 7

魚の水気を切り、卵と小麦粉を用意する

手順1: 魚の水気を切り、卵と小麦粉を用意する

冷凍のホワイトベイトは、パッケージの表示に従って冷蔵庫か電子レンジで解凍します。室温での解凍はしません。清潔なタオルの上に魚を広げ、つぶさないようにそっと水気を取ります。卵と小麦粉も出しておきます。生の魚はほかの食品に触れさせず、扱ったあとの手、まな板、道具はよく洗ってください。

STEP 22 / 7

小麦粉、卵、調味料を混ぜる

手順2: 小麦粉、卵、調味料を混ぜる

ボウルに小麦粉、卵、塩、こしょうを入れ、フォークでなめらかになるまで混ぜます。魚はまだ入れません。

STEP 33 / 7

魚を加える

手順3: 魚を加える

ホワイトベイトを加え、スプーンで卵液にやさしくからめます。魚が全体に行き渡ったら混ぜるのをやめます。魚をつぶさないようにしてください。

STEP 44 / 7

バターを熱する

手順4: バターを熱する

フライパンを温め、バターを少量溶かします。

STEP 55 / 7

生地をフライパンに落とす

手順5: 生地をフライパンに落とす

熱いバターの上に、生地をスプーンですくって間隔をあけて落とします。卵が固まりはじめる前に外側が色づくようなら、火を弱めてください。焼き分けるときは、必要に応じてバターを足します。

STEP 66 / 7

魚が乳白色になりはじめたら返す

手順6: 魚が乳白色になりはじめたら返す

約1分焼き、魚が乳白色になりはじめて卵が固まりはじめたら、薄型のフライ返しで返します。反対側も約1分焼きます。

STEP 77 / 7

中心を確かめて盛る

手順7: 中心を確かめて盛る

卵が中心まで固まり、透明感がなくなっているか確かめます。目安は中心部で75°C、1分以上です。温度計がなければ、卵の見た目で判断してください。厚いフリッターは片面1分以上かかることがあるので、中心に火が通るまで焼きます。紙を敷いた皿に取って余分なバターを切り、すぐに出します。お好みでレモンを添えます。レモンは皮を流水で洗ってから切ったり絞ったりしてください。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

6品目

材料

ホワイトベイト、卵、小麦粉、塩、こしょう、バターが並ぶフリッターの材料
小さな魚を丸ごと、卵、少量の小麦粉、調味料、バター
材料 分量 代替・備考
ホワイトベイト 225g 主材料。丸ごと焼いて食べる
小麦粉(薄力粉) 大さじ1 卵をまとめるための少量
卵 2個 小さな魚をつなぎとめる
塩 適量 味付け
黒こしょう 適量 味付け
バター 適量 焼くときに使う
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ホワイトベイト・フリッター:春に川をのぼる小魚を、卵でまとめて

このフリッターで守りたいこと

主役は魚です。卵が全体をつなぎ、少量の小麦粉がまとまりを助けます。魚は丸ごとのまま使い、卵は中心まで火を通してください。

春になると、アオテアロア・ニュージーランドの川では、ホワイトベイトと呼ばれる小魚が上流へのぼっていきます。台所では、この小魚を丸ごと食べるのが一般的で、ニュージーランド百科事典 Te Ara(The Encyclopedia of New Zealand)によると、たいていはフリッターにします。熱いバターにスプーンで落とすと、固まりはじめた卵の中で魚が乳白色に変わっていきます。その変化が返しどきの合図です。

ここで紹介するのは、Te Araが掲載しているレシピです。Te Araはこのレシピを David Burton の著書から転載しています。材料はごく少なく、フライパンに入れている時間もわずかです。技術よりも魚そのものが仕上がりを決めます。

このレシピについて

このレシピは編集部で試作していません。9〜10個という個数は掲載されている数字で、実測の結果ではありません。ひとすくいの量によって、できる個数は変わります。Te Araは塩・こしょう・バターの分量を示していないため、こちらでも数値は足していません。


道具

  • ボウル
  • フォーク
  • スプーン
  • 魚の水気を取る清潔なタオル
  • 小さめのフライパン
  • 薄型のフライ返し
  • 紙を敷いた皿

選び方と代用

まず、ホワイトベイトが手に入るかどうかを確かめてください。冷凍でもかまいません。ラベルで魚の種類、原材料、解凍方法を見て、産地や合法性について販売者が示している情報を比べます。ブランドや価格、在庫の状況は調べていないため、ここでは特定の商品名を挙げません。

別の名前で売られている小魚が、そのままホワイトベイトと同じとは限りません。たとえば日本のしらすは、魚の種類、大きさ、加工のされ方が違うことがあります。しらすと同じとは限りません。別の魚を使えば、できるのは別の小魚フリッターになってしまうので、代用品は案内しません。ホワイトベイトが見つからないなら、ほかのもので代わりに作るより、この料理は別の機会にまわすのも一つの考え方です。

冷凍のホワイトベイトは、手順1のとおりに解凍し、混ぜる前に水気を拭き取ってください。

焼き加減のつまずき:フライパンの様子を見る

片面約1分という目安に、生地が厚いときは長めに焼くという補いを加えたのは、後述の食品安全の目安にもとづく編集部の補足です。時計と生地の様子が食い違うときは、生地の様子を優先してください。

起こること 考えられる原因 対処
生地がゆるく、広がる 魚の水気が多い 次回は混ぜる前に、そっと水気をよく取る
魚が崩れている 混ぜすぎ 魚が行き渡るまで、スプーンで折り込むだけにする
中が固まる前に外側が色づく 火が強い 火を弱め、中心に火が通るまで焼く
中心がまだ濡れている、透明感がある 生地が厚い、または加熱が足りない 焼き続けて再度確かめる。次回は小さめにすくう
固くなる 焼きすぎ 中心が固まったらすぐに出す

アレルゲン、食品衛生、残ったとき

アレルゲン

このフリッターには、魚(ホワイトベイト)、卵、小麦、乳(バター)が含まれます。購入する材料は、ラベルで原材料や、ほかの食品との交差接触の可能性を確認してください。

食品衛生

以下は厚生労働省による一般家庭向けの案内で、ホワイトベイトに限った助言ではありません。

  • 加熱:食品の中心部を75°Cで1分以上加熱するのが目安です。
  • 解凍:冷凍品は冷蔵庫内か電子レンジで解凍し、室温に置いたままにしないでください。
  • 扱い:生の魚をほかの食品に触れさせず、まな板、包丁、道具、手をよく洗います。
  • 残り:浅い容器に小分けして早く冷まし、10°C以下の冷蔵庫に入れます。食べるときは75°C以上になるよう十分に再加熱し、時間が経ちすぎたものは捨ててください。

保存期間は、根拠にできる資料がないため示しません。

アレンジの余地

以下は食べ方の案と扱いの注意です。最後の項目は、別のレシピになる境目を示しています。

  • レモンを添える:食卓で絞ります。皮を流水で洗ってから使い、生地には混ぜません。
  • バターを塗った白パンと一緒に:Eggs NZ は、フリッターをレモンとバターを塗った白パンと一緒に紹介しています。どちらも添えなくてかまいません。
  • 小さめのスプーンで落とす:分量は同じで、小さいほうが返しやすくなりますが、個数は9〜10個にならないことがあります。
  • 小麦粉を使わない:Cascade Whitebait が集めたレシピのように、卵だけでまとめるものもあります。その場合は、このレシピを調整するのではなく、別のレシピとしてそちらの配合に従ってください。

ニュージーランドのホワイトベイト:さまざまな魚をまとめた呼び名

「ホワイトベイト」は、一つの魚種の名前ではありません。Te Ara のマオリの食(kai Māori)に関する資料は、īnanga、kōaro、kōkopu など複数の小型の淡水魚を含む呼び名で、地域や成長段階によって呼び名が違うと説明しています。春にīnangaが川をのぼることも述べられています。ニュージーランド政府観光局(Tourism New Zealand)も、ホワイトベイトを春の遡上期に獲れる稚魚として紹介し、フリッターにして食べるとしています。

この魚には、一般的な漁の規則だけでは捉えきれない文化的な重みもあります。環境保全省(Department of Conservation)は、マオリの慣習的な漁業権とティカンガ(tikanga)が、地域、イウィ、ハプ、ファナウによって異なり、一般の規則と並んで存在すると説明しています。また、ファナウ(whānau)やマヌヒリ(manuhiri)にホワイトベイトを供することを、文化的遺産の一部として述べています。これは魚と、それを分かち合う慣習についての説明であり、フリッターがマオリ特有の調理法だという意味ではありません。こうした慣習は、国じゅうで一様だと一般化することもできません。

レシピにも幅があります。Te Ara の版はホワイトベイト225gに対して卵2個と小麦粉大さじ1ですが、Eggs NZ は卵3個とホワイトベイト200gに、油とバターを使います。ここでは Te Ara の版だけを使い、ほかのレシピは混ぜていません。ただ、それが唯一の正しいフリッターだということではありません。この料理がいつ、どこで始まったかは確認できていないため、発祥地は挙げません。この国のほかの料理はニュージーランドのページもご覧ください。

よくある質問

ホワイトベイトは日本のしらすと同じですか?

同じとは限りません。魚の種類、大きさ、加工のされ方が違うことがあるので、同じものとして扱わず、ラベルで確かめてください。

ホワイトベイトが見つからないときは、何で代用できますか?

代用品はおすすめしません。ほかの小魚でもおいしいフリッターはできるかもしれませんが、それは別の料理になります。

何個できますか?

Te Ara のレシピには9〜10個とあります。すくう量によって個数は変わり、試作でも確認していません。

小麦粉は必要ですか?

このレシピでは大さじ1を使います。小麦粉を使わず卵を中心にしたレシピもありますが、それらは分量も別の、独立したレシピです。

魚が白くなっていたら、焼き上がりですか?

その目印だけでは判断できません。Te Ara は、約1分焼いて魚が乳白色になったら返す合図とし、反対側もさらに約1分焼くとしています。出す前には、卵が中心まで固まって透明感がなくなっているかも確かめ、足りなければ焼き続けてください。

主な参考リンク

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