香辛料を巻き込んだツナのカレー
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カンドゥ・ククルフの作り方|香辛料を巻いたモルディブのツナカレー

約19分で読めます世界ごはん紀行編集部
Cooking flow

作り方を先に見る

STEP 11 / 28

玉ねぎを粗く刻む

手順1: 玉ねぎを粗く刻む

ペースト用の玉ねぎを粗く刻み、170g用意します。

STEP 22 / 28

しょうがをすりおろす

手順2: しょうがをすりおろす

生のしょうがをすりおろし、大さじ1用意します。

STEP 33 / 28

トマトを四つ割りにする

手順3: トマトを四つ割りにする

生の中サイズのトマト2個を四つ割りにして、鍋用によけておきます。

STEP 44 / 28

鍋用のパンダンを切る

手順4: 鍋用のパンダンを切る

パンダンの葉を3×9cmほどに切ります。鍋の香りづけ用で、魚を結ぶためには使いません。

STEP 55 / 28

ハバネロを切る

手順5: ハバネロを切る

手袋をして、別のまな板でハバネロを1/4個(または好みの量)切ります。手で目に触れないようにしてください。

STEP 66 / 28

フードプロセッサーに入れる

手順6: フードプロセッサーに入れる

乾燥ココナッツ、カレーリーフ1枝、乾燥赤唐辛子、にんにく、しょうが、玉ねぎ、フェンネル、クミン、ターメリック、ペースト用の塩小さじ1、カルダモン、シナモン、フェヌグリーク、水1/2カップをフードプロセッサーに入れます。

STEP 77 / 28

なめらかになるまで回す

手順7: なめらかになるまで回す

蓋を閉め、ペーストがなめらかになるまで回します。

STEP 88 / 28

ツナを静かに洗う

手順8: ツナを静かに洗う

生魚用のトレーにツナを置き、片づいたシンクの中で、少量の水を静かにかけて洗います。ほかの食材や、そのまま食べるものに水がはねないようにしてください。これで魚が殺菌されるわけではないので、洗ったあとは手、シンク、道具をきれいにします。

STEP 99 / 28

ツナを帯状に切る

手順9: ツナを帯状に切る

生魚用のまな板と包丁で、530gのツナのブロックを、ロールケーキを広げるようにぐるりと切り開いていきます。約2×17cmの細長く薄い帯にします。

STEP 1010 / 28

魚に塩をする

手順10: 魚に塩をする

ツナの帯に、魚用の塩小さじ1/2をそっとすり込みます。

STEP 1111 / 28

ペーストを塗る

手順11: ペーストを塗る

帯1切れにつき、ペースト小さじ1を薄く塗ります。魚に使うスプーンは別にして、残りのペーストを清潔に保ち、鍋に使えるようにします。

STEP 1212 / 28

ツナをきつく巻く

手順12: ツナをきつく巻く

端から、帯をきつく、ぎゅっと詰まった渦巻き状に巻きます。

STEP 1313 / 28

爪楊枝で留める

手順13: 爪楊枝で留める

巻いたツナに爪楊枝を通して留めます。あとで全部抜けたか確かめられるよう、使った本数を数えておきます。

STEP 1414 / 28

残りの魚を巻く

手順14: 残りの魚を巻く

塩をした帯、ペースト、爪楊枝は、すべて同じ手順です。残りのツナも巻いて留め、できたロールは生魚用のトレーに置いておきます。

STEP 1515 / 28

残りのペーストを鍋に入れる

手順15: 残りのペーストを鍋に入れる

残りのペースト約1 1/3カップを中くらいの鍋に入れます。油は使いません。

STEP 1616 / 28

鍋用の水を加える

手順16: 鍋用の水を加える

鍋用の水2カップを注ぎ、ペーストになじませるように混ぜます。

STEP 1717 / 28

沸騰させる

手順17: 沸騰させる

ふたをせずに、ペーストと水を沸騰させます。

STEP 1818 / 28

ツナのロールを入れる

手順18: ツナのロールを入れる

清潔なトングで、沸騰したベースにロールをそっと入れます。トングは、火の通った料理に触れる前に洗ってください。

STEP 1919 / 28

香味と塩を加える

手順19: 香味と塩を加える

2枝目のカレーリーフ、パンダン、四つ割りのトマト、ハバネロ、カレー用の塩小さじ1(または好みの量)を、まとめて加えます。

STEP 2020 / 28

ふたをせずに煮る

手順20: ふたをせずに煮る

ふたをせず、中強火で約15分煮ます。

STEP 2121 / 28

ときどき混ぜる

手順21: ときどき混ぜる

その15分の間、ときどき混ぜます。ロールが崩れないよう、まわりをやさしくスプーンで動かします。

STEP 2222 / 28

ココナッツミルクパウダーを溶く

手順22: ココナッツミルクパウダーを溶く

耐熱のピッチャーで、ココナッツミルクパウダー1/4カップを熱湯1/2カップに泡立て器で溶かします。

STEP 2323 / 28

ココナッツミルクを加える

手順23: ココナッツミルクを加える

溶いたココナッツミルクをカレーに注ぎます。

STEP 2424 / 28

もう少し煮る

手順24: もう少し煮る

さらに約2分煮ます。

STEP 2525 / 28

火を止める

手順25: 火を止める

コンロの火を止め、そのまま魚の確認に移ります。

STEP 2626 / 28

ロールの中心を確かめる

手順26: ロールの中心を確かめる

清潔な食品用温度計を、いちばん太いロールの中心に差し込みます。中心が75°Cに達し、1分以上その状態が続くことを確かめてください。届いていなければ、火をつけ直して加熱を続け、もう一度測ります。煮た時間や魚の色では、確認になりません。

STEP 2727 / 28

爪楊枝をすべて抜く

手順27: 爪楊枝をすべて抜く

清潔なトングで、爪楊枝を一本ずつ別の皿に抜きます。使った本数と数を合わせてください。

STEP 2828 / 28

ご飯を添えて出す

手順28: ご飯を添えて出す

熱いカレーを、白いご飯と別に盛りつけます。

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Ingredients

材料を分けて見る

材料表の分量4人分

表内の数値を目安として再計算します。塩、辛味、油は味を見ながら調整してください。

27品目

材料

ペースト用、魚用、鍋用に分けて並べた材料
ペースト、魚、鍋の材料は別々にまとめておく

塩は3回、カレーリーフは2回出てきます。それぞれ別に量ってください。ペーストの水、鍋の水、ココナッツミルクを溶く熱湯も別々です。

材料 分量 代替・備考
無糖の乾燥ココナッツ(ペースト用) 大さじ8 コクとココナッツの風味
カレーリーフ(ペースト用) 1枝 ペーストの香り
乾燥赤唐辛子 5本 辛味と色
にんにく 6かけ 香りのもと
しょうが(すりおろし) 大さじ1 香りのもと
玉ねぎ(粗く刻む) 170g ペーストに回す
フェンネルシード 大さじ1 スパイス
クミンシード 小さじ1 スパイス
ターメリック粉 小さじ1/2 スパイスと色
塩(ペースト用) 小さじ1 ペーストの味つけ
グリーンカルダモン 6粒 スパイス
シナモン粉 小さじ1/2 スパイス
フェヌグリークシード ひとつまみ スパイス
水(ペースト用) 1/2カップ なめらかに回すため
生のツナ 530g 細長く切って巻く
塩(魚用) 小さじ1/2 ツナの味つけ
仕上げたスパイスペースト 1切れにつき小さじ1 巻くときに内側へ塗る
残りのスパイスペースト 約1 1/3カップ カレーのベース
水(鍋用) 2カップ カレーの汁
カレーリーフ(鍋用) 1枝 鍋の香り
パンダンの葉 3×9cm 1枚 鍋の香り
生のトマト(中)、四つ割り 2個 カレーに加える
ハバネロ 1/4個、好みで加減 生唐辛子の辛味
塩(カレー用) 小さじ1、または好みで カレーの味つけ
ココナッツミルクパウダー 1/4カップ ココナッツの仕上げ
熱湯 1/2カップ パウダーを溶く
白いご飯 適量 別添え
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Shop the pantry

材料からそろえる、味の決め手

買い出しガイド

カンドゥ・ククルフ:香辛料のペーストを巻き込んだツナを煮る

この鍋で守ること

ペーストはなめらかになるまで回し、ツナはきつく巻き、溶いたココナッツミルクは終わりごろに加えます。食べる前に、爪楊枝は一本残らず抜いてください。

料理家のアイシャト・ナシダ(Nattulicious)は、Edition.mv のイフタール(ラマダンの日没後の食事)の献立で、ラマダン初日の家族の食卓を思い出として語っています。これはナシダ本人の家庭の記憶で、モルディブ全体の習わしとして紹介されているわけではありません。それでも、このカレーに温かい食卓の情景を与えてくれます。生のツナを細長く切り、ココナッツとスパイスのペーストを塗って巻き、同じペーストで作ったカレーで煮ます。

魚そのものにペーストを巻き込むところが、カンドゥ・ククルフの特徴です。魚カレー一般のマス・リハ(mas riha)とも、鶏肉のククル・リハ(kukulhu riha)とも、火を通さないツナとココナッツの和え物マスクロリ(maskurolhi)とも違います。魚の一切れずつに、内側にペーストの薄い層が入っています。

この記事のレシピについて

世界ごはん紀行編集部では、このレシピ全体を台所で試作してはいません。

分量と調理の順序は、すべてナシダの「Special Tuna Curry」という一つのレシピに基づいています。6人分で、下ごしらえ30分、調理30分とされています。ナシダの記事自身がこの献立を「modern twist(現代風のアレンジ)」と呼んでいるので、唯一の伝統的な形ではなく、現代の家庭版として読んでください。

このレシピには、いくつかの選択肢が示されています。この記事では、丸ごとのにんにく、爪楊枝、ハバネロ、別添えの白いご飯を採用しました。ほかの選択肢は「アレンジ」の節にまとめています。

魚の中心まで火を通す

このカレーは、しっかり火を通して食べる料理です。厚生労働省は、家庭で加熱するときの一般的な目安として、中心部を75°Cで1分以上としています。これはこの料理に限った指針ではなく、レシピの煮込み時間、魚の色、記事の写真だけでは、その温度に達したことの証明にはなりません。また同省は、生の魚から他の食品へ菌がうつらないようにすることも勧めています。ツナを水で流すのは下ごしらえにすぎず、殺菌にはなりません。


道具

  • フードプロセッサー
  • おろし器
  • 野菜用の包丁とまな板
  • 生魚用の別のまな板・包丁・トレー
  • 爪楊枝
  • 中くらいの鍋
  • 清潔なトング、スプーン
  • 耐熱のピッチャー、泡立て器
  • 食品用温度計
  • 抜いた爪楊枝を入れる小皿

選び方と代用

項目 選び方 変わること
ツナ 長い帯状に切り開ける、ブロック状の生のツナ 長い帯に切れる大きさを選びます
乾燥ココナッツ 無糖のもの 加糖の製菓用だとカレーが甘くなります
ココナッツミルクパウダー パウダーを別に溶いて使う 粉と水の組み合わせのまま使います
カレーリーフとパンダン できれば両方使う 省くと香りが変わります。ローリエでは同じ香りになりません
乾燥唐辛子とハバネロ どちらか、または両方を減らす 辛さは和らぎますが、分量が変わります
トマト 生の中サイズ 生の中サイズ2個を四つ割りにして使います

買い物の際の検索語は、ツナのブロック、無糖乾燥ココナッツ、ココナッツミルクパウダー、カレーリーフ、パンダンの葉、フェンネルシード、グリーンカルダモン、フェヌグリークシードです。

途中でつまずいたとき

気づくこと 見るところ 対処
ペーストがざらざらする 回しきれていない 魚に触れさせる前に、さらに回します
粉がピッチャーの中でだまになる 溶けきっていない カレーに加える前に、ピッチャーの中で混ぜ続けます
ココナッツミルクの前なのに、カレーが淡く見える ペーストに乾燥ココナッツが入っている 色だけでは失敗とは言えないので、そのまま進めます
ロールがほどけ始める 爪楊枝、または混ぜ方 ロールのまわりをもっとやさしく混ぜ、次はしっかり留めます
中心が目安の温度に届かない いちばん太いロール 火に戻して加熱を続け、もう一度測ります
爪楊枝の数が合わない 鍋の中と盛りつけた分 誰かが食べる前に探し出します
辛すぎる 乾燥唐辛子とハバネロ 次回はどちらかを減らします。この版とは風味が変わります

アレンジ

次の代替案は、選択を一つずつ変えるものです。特に注記がなければ、作り方は変わりません。

  • にんにく: 丸ごと6かけの代わりに、刻んだにんにく小さじ2を使います。
  • 生唐辛子: ハバネロの代わりにスコッチボネットを、1/4個または好みの量で使います。
  • 巻きの留め方: 爪楊枝の代わりに、パンダンの葉を細く裂いて巻きを結びます。結ぶためのパンダンは必要な分だけ使い、鍋に入れる分とは別にしてください。
  • 添えるもの: ご飯の代わりに、ロティやフォルヒ(folhi)を添えます。

ツナ、ココナッツ、交易:この料理の位置

同じ島々の料理は、モルディブのレシピでもご覧いただけます。

国連観光機関(UN Tourism)がモルディブ観光省と作成した料理ガイドは、モルディブ料理を、ツナ、ココナッツ、米を軸にした食文化として紹介しています。クミンは、カンドゥ・ククルフを含む料理に使われるスパイスとして挙げられ、インド洋の交易路を通じて複数の地域から影響が入ってきたことも述べられています。このガイドには、モルディブの料理家ジーハン・サリーム(Jeehan Saleem)によるカンドゥ・ククルフのレシピもあり、ツナをスパイスと一緒に巻く形が紹介されています。この記事では、料理の起源の時期や、一つの発祥地は定めていません。

ほかの料理人は、違う作り方をしています。モルディブ生まれの料理人シェフ・ソバー(Chef Sobah)が Chef's Pencil に書いている版も、ツナを巻きますが、ココナッツの葉で結び、別の配合でココナッツミルクで煮ます。これらの版は、ツナを巻くという形を裏づけるものですが、その分量や手順は、上のレシピにはまったく混ぜていません。

ナシダの記事には、ツナを焼いてほうれん草のサラダと盛る別の皿も載っています。これは別の料理なので、その油、焼き方、サラダはこのカレーに含めていません。

よくある質問

ツナを切り身やぶつ切りのままではだめですか?

この版は、薄い帯にしてペーストを巻き込むことが前提です。ぶつ切りにすると、別の料理になります。

帯の厚さはどのくらいで、何切れできますか?

レシピは約2×17cmの帯としていますが、厚さも切れ数も書かれていません。この記事でも、どちらも数値を足していません。

パンダンが見つからないときは?

パンダンなしでも作れますが、香りは変わります。この版では巻きを爪楊枝で留めるので、パンダンが必要なのは鍋の中の香りづけだけです。

缶のココナッツミルクを使えますか?

レシピは、パウダーを熱湯で溶くものです。缶のココナッツミルクに同じ量で置き換える換算は示されていないので、替える場合は自己判断の調整になります。

カップやスプーンは、どの規格のものを使いますか?

レシピには計量の規格が書かれておらず、枝やひとつまみの重さも示されていません。分量は、記載された単位のまま、換算せずに載せています。

時間が書いてあるのに、なぜ75°Cを確かめるのですか?

時間はレシピの目安です。一方、中心75°Cで1分以上というのは、厚生労働省が示す家庭での加熱の一般的な目安です。二つは別のもので、時間が経てば温度に届くことを保証するわけではありません。

どのくらい日持ちしますか?温め直しの方法は?

このレシピのもとになった資料には、保存期間も温め直しの方法も書かれていないので、この記事では示していません。

主な参考リンク

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